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>>209 ヨダカ
リクエストを聞いて、に、と少しいたずらっぽく笑う。
「分かってるじゃない。今までの御礼ですからね。ちゃーんと気持ちを込めて作るわよ。
あら。アナタも作ってくれるの?じゃ、店長のおすすめメニューをお願いしようかしら」
「今までの」には、もちろん、この島に来てからのことが全て含まれている。
慣れた手つきで野菜を切り、卵をとき、持参したフライパンにオリーブオイルとそれを流し込んだ。
「……この島に来るまでは、料理はただの趣味だったんだけどね。せっかくお店を開くんなら、目玉になるような美味しいものを作ろうと思って、随分練習したの。
アタシが一番好きな食べ物をね」
そんなことを話しながら、手早く作り終わる。
ついでに持ってきたぶどうジュースで、ノンアルコールのサングリアも。
「はい、召し上がれ。まだ営業するんでしょ?ノンアルにしておいたわよ」
>>マスジョウ
「マスジョウちゃん、わたしが来ました」
いつものように扉をあけます。
恋人との逢瀬が終わり、チヌてぃーちゃーにビールを奢ってもらった後、バーにいつも通りやってきます。
チヌてぃーちゃーは健闘したわたしへ、と言ってビールを下さいました。
なのでこれをマスジョウちゃんにお裾分けするのも悪くないでしょう。彼はレリックが砕かれたあとも皆の居場所になってくれていた様ですしね。
「チヌてぃーちゃーから頂いたお酒です。わたしとマスジョウちゃんで飲みましょう」
カウンターに座り、コンビニ袋から缶ビールを取り出します。え、バーに持ち込みはおかしいだろうって?わたしなら何でもありなんですよ。
>>ミズタニ
勝敗を決した後。
黒のキングは、仲間達と共にいただろうか。
それとも、一人だったか。
敗者たる白のクイーンは、黒のキングへと謁見する
「こーんにーちわ!
おめでとうなんて言えないけど、文句を言いに来た訳でもないよぉ
もう、決まっちゃったことならさ。その為に頑張るしか無いんだろうからさぁ」
>>ミズタニ
「……けど。一つだけ、聞かせて欲しいんだぁ
もし。向こうに戻ったら、きっとそれで苦しむ人達がいて。
それを思って、今苦しんでる誰かがいたとしたらさ」
そんな苦しみも、彼女からしたら、消えるから心配ないと言えるものなのかもしれないけど
「そんな人達を。今ここにいる、消えてしまう苦しみを、戻ってしまう辛さを持った人達をさ。
……ちょっとでも。今。僕らに残った、ほんの少しの時間の間だけでもさ
元気づけようと。助けてあげようとするのも。意味なんて無いって、思うかな?」
白のクイーンの答えは決まっていて。
きっと。黒のキングの答えも決まっている。
だから。欲しかったのはきっと、ほんの少しの応援だけ。
イノマタと別れた後、律は一度寮へと戻った。
自分は要らない人格なのだと、長崎律から捨てられて、三日月猫こと魔女に拾われて。
そんな“カワモトリツ“の居場所がここだった。
帰ってきてほしいのであれば勝てばいい、そうあの男は言った。勝負に負けた僕の元に、もうあの人が帰ってくることはなかった。
がらんどうな建物に、自身の足音だけが悲しく響く。
「……っ…別れ、すら……っ言えなかった………っ」
ぐ、歯を食い縛りながら。立ち止まった。寮父の部屋の前でずるずるとしゃがみ込む。
人を足で使うようなことをしたかと思えば。
乱暴に、それでいて優しく背中を叩いてきたり。
隠れて吸っていた煙草の吸殻の始末を押し付けてきたかと思えば。
お前は冗談通じないのかよ、なんて笑ってお菓子を投げてきたり。
どうしようもなく不完全な大人で、それでいて、どうしようもない自分を一番気にかけてくれた大人だった。
ああ、だめだ。まだ。少しでも時間がある限り。会いたい人が、会わなければいけない人たちがいるんだ。
こんなところで、今更気づいた優しさに。巻き戻すことの出来ない後悔に。一人で泣いている暇なんかないのだ。
だって、別れの言葉すら交わさずに忘れてしまうなんて。
そんなの、あんまりじゃないか。
本当だったら別れの言葉なんて悲しすぎて最後の逢瀬なんて辛すぎて苦しむのが嫌で逃げていたと思うんだよな
だからこれはカワモトの成長
自室に戻れば、ポケットに入れていた香川芽衣の教科書だったものを机の上に置く。
元の人格へと戻る自分に、これはもう必要ないものだから。
きっと、今いるそっちの僕が。もし、もしも駄目だったとしても、今度こそ。伸ばせなかった腕を差し出して。
一緒に、戦うから。
もしかしたら負けちゃうかもしれないけど。
相方が、隣に立って一緒に戦ってくれる人がいれば、案外負けたって心の持ちよう次第でどうにかなるんだよ、って。
それでも辛いけど。きっとまた立ち上がることができるんだと。僕が教えるから。
手は僅かに震えていて。やっぱりまだこわいけど。
今はただ。そう、信じて。
>>210 〜 >>216 カワモト
[しまった、って思った。
そっか、リツくんは、もしかしたら知らなかったのかもしれない。気が付いてなかったのかもしれない。…それなら、真実を知らせない方が良かったよね。アタシ、年上のはずなのに何でそこまで気が回らなかったんだろう。
波の音が掻き消されたかのような静かな世界。
絞り出したような声で呟いた彼の瞳が、一瞬、揺れたように見えた。]
……うん、そう。全部忘れちゃうんだよ。
だからさ、後悔しないように……本当に会いたい人に……
[それがアタシなら、なんて。馬鹿みたいな妄想ばっかりしてた、お花畑な脳みそで考える。
本当は、アタシに構ってたら時間が勿体ないよって言いたかったのにさ。
ダメだな、アタシ。言葉にしたいのに、声が出ないんだ。行って欲しくないって勝手に思ってる。ほんと、自分で女々しいって思っちゃう。ワガママだなぁ、アタシ。]
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