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>>166,>>167 ヨダカ
目の前にいるのは普段食堂で客を温かく見守る豊穣の女神じゃなく、人間味の溢れた女の子だった。
ヨダカの表情は、言葉は、一々俺を喜ばせる。
すぐに振って忘れてしまえばいいものをなんて都合の悪いことは言わない。
ふとヨダカの言葉に覚えた違和感。
『消える』のではなく『島を出る』ということは、意図して忘れてやるということは、ヨダカは俺達とは別の存在なのだろうか。
もしそうだとしたら、なんて…
なんて、愛しいんだろう。
「うん、うん。ごめんな。
好きにしていい。忘れてもいい。
ただ…」
やっぱり俺は、好きな人を傷付ける。
「【俺のいないところで、幸せにならないでくれ】」
二度と会うことはないとわかっていても願わずにいられない。
どうしようもない男の最悪の愛を君に。
こんな形の永遠の愛なんて、ママにバレたら怒られるだけじゃ済まなそうだと思いながら、立ち上がり服に付いた砂を叩く。
>>176 ハフリベ
世界滅亡の最後の日に後悔なんかして何になる。
「今そんなこと言うのは情緒がないですよ、この綺麗な空が綺麗なのは先生が守ってくれたおかげです。」
見上げる。空気を吸って、はいて。
「私、優等生でした。ずっとずっと、根っからもそうなんだけど、いい子、って褒められたくて。知ってました?」
先生なら知ってたかもしれない。
本当は負けず嫌いで、オセロもチェスも上手かった。
ゲームが好きな自分も今ではどっかでカノピとデート中。
「でも、もっと私を端的に表すと、我儘、なんです。
あれも欲しい、これは認めない、みたいな。
だから私はずっと言い続けます。
ハフリベケイは理想のために戦った、って。
島が無くなって、私が居なくなって、何もかも忘れても、私は覚えてます。絶対覚えてます。死んだら天国で叫びます。
彼は島で1番真面目でかっこいいナイトだった、って。」
もう、二度と記憶は無くさない。
>>172>>173 イノマタ
自分の名前を呼ぶ彼女の声に、心臓のあたりが何かを訴えるようにざわつく。
返ってきた返事の抑揚のなさに、思わず尻込みしてして。俯かせ、顔を見せてくれない彼女に、先ほどとは違った胸の騒めきが喉を伝って耳まで届き不快な音を響かせる。
「え、と……その、……マリアさん、に、会い、たくて、…」
構わないで欲しいと拒絶するような彼女に、情けなくも声は辿々しくなってしまって。
もしかしたら彼女は。この世界がなくなってしまうとわかり。白のキングでありながら、どうすることもできなかった自分を憎んでいるのかもしれないと。
あの時、自分に委ねてくれたと言った彼女を、彼女の世界を守ることが出来なかった僕を………
それでも結局、臆病な自分にはそんなこと、聞ける訳がなくて。何より、そう思いたくはなくて。
「………海、冷たく、ないですか。」
視線をきらきらと光る水面へと移しながらなんでもないようなことを聞いた。
ああ、僕はやっぱり弱虫だ。
あのもうほんとチヌ先生俺のいないところで幸せにならないでくれってなんかもうほんとはあ言語化できないあれああああああすきです**
>>171 ノギ
理想の世界。
捨てた側のことなんて消し去って、ここにいる人たちが必要とされるような。
文字通り、ノギセイジロウとアリアケサラは、そんな世界を心から求めていたのだろう。
けれど、喉から手が出るほど求めた理想は、この物語の結末として承認されることはなかった。
「……先生は、あんたは、ずるいですよ。今更。全部、今更。終わってからそんなふうに、反省したような顔をしないでくれよ。
自分の理想のためなら誰が傷ついたって構わなかったって、言ってくださいよ。自分が一番大事だって言ってくださいよ。
それなら、あんたのこと、もっと責められたのに」
ただの八つ当たりだ。
ノギセイジロウがナイトだと名乗った時、あの時抱いた感情をぶつける。
マスジョウさんに言ったように、人の心の内なんて誰にも分からないのに。
……ただの八つ当たりだ。
ハフリベを引き止めた理由を、ノギセイジロウは口にする。
「──。……本当に、この島がなくなるなんて嘘みたいですね」
朝日登る坂道を思い出して。ハフリベは、笑い損ねた顔をした。
下手くそに笑った。
>>-703
いやもうそんなこと言っていただけてしまったらもうほんとやめられない止まらないあのなんかもうそのはあなんて言うんですかね言葉出てこないんですけどはあもうあれなんですよ幸せってなんかもうはあなんだもうだめだつまり言葉が出てこない
そういえばエセに白出した理由ですが、あの時はエセに黒を出すのが「理想的な人外の動き」であると思ったからです。信用取れてるなら問題ないけど信用無い時にそれやるとなんの意外性も無く死んでいくので、つまり何が言いたいかと言うと、ワンチャン狙った、というあれです。ワンチャン無かった。スン
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>>180 エセ
男を幸運だったとエセは言う。
確かにゲームに参加もせずに野次馬をして残りの時間を与えられて幸運とも言えるだろう。
しかし男はママの、生徒の、参加者の傷付く姿を見ていた。
そして男の預かり知らぬ所で、男の命の行く末を決められた。
それは果たして幸運なのだろうか、なんて疑問はエセには言わないけれども。
謝罪なんていらない。野次馬してただけなのだから。その代わりに。
「ひゃっは!そうだなぁ!とりま俺様は最後までクソ頑張ってたエセちゃんに感謝感激雨嵐だぜぇ!
おっ!俺様は銀のビールを2本でしくよろ!」
ビールを取ってもらったら、エセの分も含める意味でレジに諭吉を置いただろう。
どうせもうただの紙切れになるものだ。
「頑張った生徒にはご褒美をあげるもんだしな!
エセちんは生徒じゃねーから内緒だぜぇ?」
あのゲームのご褒美がこんな安いビールでいいのか。
とはいえ男がエセにあげれるものなんてないのでこれくらいしかないのだが。
>>184 カネコミズキ
知っていたと思う。ハフリベが知るカネコミズキは、絵に描いたような優等生だった。
分からないことは納得がいくまで真剣に取り組む、彼女のストイックさが好きだった。
「偉いね」と褒めた時に、少しだけはにかんでみせる彼女の顔が好きだった。
「……うん」
カネコさんへの相槌は、自分でも聞いたことがないくらい潤んだものだった。
守りたいものは結局、指の隙間からこぼれ落ちていったけれど。
それでも、彼女は憶えていてくれると言った。忘れても、憶えている。憶えていられる根拠なんてないのに、彼女は力強く言った。
いつかの再現みたいだった。
そんな会話をしていたら、なりふりなんて構っている場合ではない気がした。
世界の終焉は刻一刻と迫ってきている。物語の結末が決まった時点で、カネコミズキの死も確定した。
その事実をハフリベケイが知ることはない。
知らないままこの島が消える。そして、ハフリベが宮地啓に戻ったら、“カネコミズキ”を知る機会は一生なくなるだろう。
>>185 カワモト
[アタシに会いたくて、なんてくさいセリフだね。声だってたどたどしくて、アタシの変わりように驚いてる。そんなところ?
彼の性格は何となくわかってたつもりだよ。臆病で、弱虫で、自己主張が弱くて。アタシが突き放せば、きっとどこかへ行ってくれると思ってた。
…だけど、それが本心からの言葉なんだって事もわかってしまうから、それ以上、何も言えなかった。]
…………冷たいよ。
[実体があるのかないのか分からないこの身体でも、まだ海の水が冷たいことくらい分かる。寄せては返す弱々しい波に、海面に浸かったアタシの傷だらけの足は何度も攫われそうになる。
海の底に連れてかれそうで、でも、もうじき消えるならそれもいいやって、思ってた。]
ここなら、誰も来ないって思ってたのに。
なんでリツくんは見つけちゃうかなぁ……
[小さな声で呟いて、漸く顔を上げた。
いつもなら、困り眉で微笑みくらいは向けるのにさ。今はただなんの感情もない表情を向けるしか出来ないんだ。]
…………でも、期待外れでごめん。
アタシはリツくんが思うような女の子じゃないんだ。
[今までのワタシに会いにきたんだったら、その子はもうここには居ない。
今はただ、可愛くもないアタシがいるだけ。
笑顔も涙も元気も好きも忘れたアタシが、ここにいるだけだから。]
…だからさ、他の人のところに行きなよ。
全部忘れちゃう前に、会いたい人に会いに行かなきゃ……だめだよ。
[ほら、だってリツくんには"ガールフレンド"がいるでしょ?相棒もいるんでしょ?その人達のところに行ってあげなって。アタシのことはいいからさ。
これ以上、傍に居ないで欲しい。
消えたくないって、思わせないでよ。って、何故か声には出せなかった。]
なんかアレだな。
世界が終わるんだけどスッキリ死ねる訳でもなくて、臓器移植される臓器とか、修理に出されてた歯車が全体の一部にされていくような感覚になってるな今
>>177彼氏
「ふっ」
おっと。笑ってしまいました。ダメですよ。いいシーンなのですから、口元を緩めるのは後回しです。
「そうですね。貴方が本気を出してくれていたら、もっと胸キュン出来るハッピーライフが待って居たでしょうに」
わたしはここに居ることを、貴方に求めることで、依存することで理由を作り、上辺でも取り繕うことが出来たかもしれない。
もっと本気で縋りながら、島を守ろうとしていたかもしれない。
貴方がわたしを惚れさせさえしてくれれば、わたしは叶わない恋に身を預けられただろうに。
なんて。
わたしが異性を好きになれたなら、こんな所にいないんですけどね。
>>カネコミズキ
「年の差なんてこの島では意味をなさないだろう」と、アリアケさんとの仲をからかうエセさんが、いつだかハフリベに言ったことを思い出した。
これは愛だとか恋だとか、そういったものではなくて。かといって友情でも家族愛でもない。
言葉で表すにはどれも少しずつずれていて、そしてそれはすこしだけ執着に似ている。
ハフリベは、カネコミズキを抱き締めた。
誰かに目撃されたら問題になるけど、どうせこの島は消える。この行為だって、カネコさんにかかる迷惑だって、みんなの記憶からは消えるのだ。
細いからだを抱きしめたまま、ぽつぽつと話す。
「……魂の、記憶。喰代栄一っていう生命エネルギーの研究家が書いた本で…… 人間はこの地球っていう惑星に生まれて。
喜びや悲しみとともにあらゆる経験を積み重ねて、それらに学び、死んでいく。
死んでしまったら終わりだけど、その記憶を宇宙はけっして忘れることはないって言うんだ。」
「俺もカネコさんのこと、覚えてるから。この島がなくなって、すべてがあるべき場所に還されても。
ここで培った時間がなかったことになっても、魂には刻まれてるから。だから、……あはは」
涙を一粒こぼしながら、思わず笑ってしまう。せめてもう少し、ロマンチックなことが言えないのだろうか。
「俺、カネコさんのことが好きだよ。君が俺のことを覚えていてくれるってこと、俺も覚えてるから。俺の場合は死んだら地獄かも知れないけど、絶対覚えてるから。
今までありがとう。」
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