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>>108ヨダカ
「さすがヨダカくんですね。いただきます」
いつもの、といえばいつものが出てきました。流石です。フレンチトーストとハニートーストは星5くらいのレア度ですからね。
しかし、わたしはあまり食レポが上手いわけではないので、美味しくて美味しくて美味しい食事は、美味しいとしか言えないのでした。
「ヨダカくんの料理で回復します。ありがとうございます」
>>124ハフリベ氏
「後者が正解です。言葉が悪かった様で申し訳ないです…。見てもらわねば回復しないという、わたしの立ち回りが悪いことはわかっていたので…。なので、次の日に白の陣営だと言われて驚いたのでした」
「私は【イノマタちゃん】を希望するよ。
みんなが希望してる白のミオちゃんを砕いて私とハフリベくんが狙われれば明日は二対二になっちゃうからね。」
>>アマノ
『……うん。考えたんですけど、やっぱり今日はエセさん…でいいんだと思います。
【今日砕くのはエセさん】を希望します。』
「アリアケさんが本物である可能性が俺には追えそうにないので、追っている方は今回のこの盤面を作った狼像とクラタさん、タニグチさん、ミズタニさんが合う根拠を教えて欲しいです……。それと、黒のポーンがどこにいるかも。
そこに納得ができないと、信じられそうにないです。」
「俺はクラタさんが本物で、エセさんとタニグチさんが黒チームだと思います。なので【エセさん】のレリックを砕くことを希望します」
今日も門限の時間が近付く。
私は青い水晶に向かって、語りかける。
「投票、自分でセットしておくね。見る場所は安全なところを見るよ。
アマノさんから指示があって、それを聞ければ変えるけど。一応、門限だから部屋に戻るよ」
門限だ、何だと言っている状況では無いのだが。
一応、守るつもりではある。何か、急ぎの用事があれば、誰か教えてくれるだろうと信じて。
>>ALL
「【決めたわ。砕く人はエセちゃん。クラタさんは、ハフリベ先生を占ってちょうだい】
みんなのお話は平等に聞いたつもり。その中で、一番違和感のないのはミズタニちゃん-エセちゃん-タニグチちゃん。そしてアリアケちゃん。この4人が黒の陣営だということだわ」
「忘れてました。因縁ですね。完全に計算は因縁が含まれていませんでした。【今までの事象を全て撤回します。】あれは因縁を考慮しない計算の仕方でした。わたしのレリックは砕いてはダメです。わたしのを砕いてタニグチちゃんとハフリベ氏が居なくなったら良くないです。島は平和になりません。」
一旦頭を冷やそうと思います
「とはいえ、わたしの得意なことは状況から推理をすることで、時間が足りません。タニグチちゃんとアリアケサラガールを同時にまとめていましたが、これではよくない、良くないです。」
「本日イノマタ氏のレリックを砕くならば、まだタニグチちゃんもハフリベ氏も狙われない可能性があります。ありますよね?1日猶予があります。わたしに時間をください。お願いします。」
「お願いします。わたしは別にレリックを砕かれてもいいです。島に平和が戻るなら差し出します。元に戻るなら。先程受け入れたのは、わたしが居なくなってもクラタ氏が破綻し、平和が戻る可能性がまだあると思ったからです。」
「しかし、わたしが今日居なくなった時にタニグチちゃんとハフリベ氏が同時に居なくなると、クラタ氏、イノマタ氏、ミスアマノ、モリタ氏なので黒の陣営に島を取られてしまう可能性が高いのです。それでは良くないのです。」
「信じて欲しいです。お願いします。」
>>ミスアマノ
「お願いします、黒の陣営が、島の平和が明日で終わってしまう可能性があります。考え直してください。因縁を忘れていた身でおこがましいのも分かっていますが、安寧が戻らないことがわかって受け入れる訳には行きません。お願いします、時間をください……」
>>ヨダカ
[それは、話し合いが終わった夜のこと。
食堂の扉を開いて、マリアは中へと入りました。]
ヨダカさん、こんばんは。
今、少しいいですか?
[朝食を食べたあと、少し外に出ていたのです。
晩ご飯は家で済ませて、ふと思い出して。もう一度、ここへ戻ってきました。
もし、店主がそこにいなければ、扉を閉めて食堂を後にしたことでしょう。]
「…タニグチちゃんについて、黒の陣営では?と思っていましたが、クラタ氏がなぜ昨日ではなく今日わたしの事を偽物だと言ったのか、という点・なぜノギ氏が狙われたのかわからないという点でした。現在まとめていた所までをお伝えします。」
「ではまず、彼女の本質を見たいという人物1日目。ニシムラ氏とハフリベ氏。これは仲が良いからという事なのでしょう。ハフリベ氏は因縁も着いていることですし、ルークなら見れれば見たいところ。」
「ミズタニ氏を挙げることで黒の陣営同士なら、初めに出すことのメリットはあるでしょうか。確かに、彼女が挙げたことにより他のルークの方に見てもらえる可能性はあります。実際、ミズタニ氏はアリアケサラガールの所へ回りました」
「しかし、自分の希望する人が他のルークの方へ回ることを目的としているならば、決定が下った時に反対するでしょうか。退場して欲しい、と言っていた人2人が当たったからということでも反発はありますが、ここは本物らしい行動です。」
「レリックを砕きたいという人のうち、本質をみたのはニシムラ女子。静かだったという理由は“怪しくないところ”これはノギ氏と相対しての結論でしょう。」
>>151 ヨダカ
[目当ての人物がいた事にホッとします。
席へはつかず、ヨダカさんの元まで歩きました。]
お礼、言ってなかったなって思って。
ガトーショコラ、美味しかったです。ありがとございました。
[ぺこり、と軽く頭を下げました。
あの日のお礼を言いそびれていたのを思い出したのです。昨日から話し合いを沢山していましたから。]
……それだけ、なんです。
ごめんなさい、夜遅くに訪ねてしまって。
でも、お礼はちゃんとしなくちゃいけないなって、思ったから……
[困ったように眉を下げて微笑みました。
だけど、あのお菓子があったからこそ彼と会話が出来たのも事実でしたから。きちんとお礼をしたかったのです。]
>>153 侵略者
びりびりに破けた成年誌がばさりと降ってくる。
それをハフリベは、咄嗟に体で受け止めた。
「……俺のことなんだと思ってるんですか、あの人。」
ノギセイジロウの顔を思い出す。
輪郭の整った甘い顔立ち。ハフリベが知っている彼は、話したこともない人の財布を拾って走ってくれる、模範的な先生だった。
彼がナイトと名乗った時の失望は言い知れない。
一見、ただの成人向けの雑誌。でもこれは、ノギセイジロウの身分証明書なのだという。ベンナの十字架だ、と思った。
「……給料はもらえるんですよね?」
なんて、毒にも薬にもならない皮肉を返して。
ハフリベは体を起こした。
>>157 ヨダカ
[確かにこの食堂の店主は気まぐれで、気まぐれ故に、そういえばなぞなぞが解けないとオムライスしか注文できない…なんてこともありましたか。……それも、今では遠い記憶です。けれど、楽しかった記憶でもあるのです。
口の端を僅かに上げる綺麗な店主には、こちらも微笑みで返して。]
そうですね、……うん。
リツくんとも、また会えるように……
[こくりと、小さく頷きます。
そして、続く提案にはくすくすと笑いました。]
……ふふ、どちらでも。ワタシは、どちらも大好きですから。なんなら、ヨダカさんお手製の新作デザートとかでもいいですよ?
[ヨダカさんの作る料理なら、なんだって幸せな心地になれますから。いつかその願いが叶う日を信じて。]
……ありがとう、ヨダカさん。
それじゃぁ、おやすみなさい。
[もう一度だけお礼を言って、マリアは店を出ました。
静かな静かな夜の道を、ゆっくりと歩いて帰ったのでした。]
アリアケさんの時と同じだ。ハフリベはライターの火を、雑誌に寄り添わせる。
覚束ない炎が舐めるように紙の上を這う。破けた紙に燃え移っていくさまを見て、それを足元に投げた。
露出度の高い女優がでかでかと載る表紙が、炎に蝕まれて焼け落ちていく。
「………」
義務でもなんでもないのに、ハフリベはそれが塵になるまで見守っていた。
静謐さすら漂う眼差しで。まるで、この世界でただ一人生き残った墓守みたいに。
ハフリベは、昨日の深夜にアリアケさんの鉛筆に火をつけた時と同じ心境になった。
これは選択に伴う責任だ。
自分たちが考え、選びとったことへの。
いつも死体を埋め終わった時には、綺麗に均された土の上で、黙祷を捧げるのが先輩との暗黙のルールだった。
そこにある意味は知らない。けれど、先輩がそうしていたから、ハフリベもそうした。
そっと、手を合わせる。
『屠る』はハフリベの役目のはずだから、ノギセイジロウがハフリベにそれを見出したのは正しかったのかも知れない。
彼のレリックはほどなくして、残るものなく焼け落ちた。
大切な何か。わたしに今まで欠けていたモノ。
それをひとつひとつ抱えて、彩られる世界に生きてみたい。
そんな少女の無垢な願いは、残酷にも崩される。
最初は、些細なことだった。
あの人がわたしの話に呆然と相槌を打つ。何度か話が噛み合わないこともあった。
心配して声を掛けても『大丈夫よ』の一点張り。
採点ミスが増えた、板書ミスが増えた、クマが増えた、怒ることが減った。
そして、何より────笑顔が消えた。
一度噛み合わなくなった歯車は、決壊の終焉へと道を辿る。
それでも変わらない彼女の毅然とした態度に、一抹の寂しさを覚えた。初めて彼女に対して不満を覚えたのも、この時だった。
絶対大丈夫な訳ないのに。どうして、わたしを頼ってくれないのだろう。
その理由を知るには、わたしが幼すぎた。心も、体も、あの人から見たら子供でしかないのだから。
そんな当然の事に気づけていたのなら、結末は変わっていたのかな。
さて、公園に着きました。噴水のないところです。シンと静まり返っているのは、いつもと変わりません。ここが落ち着きます。
今日こそ飲みますよ、1番のやつ〜
片手で開けられたらすこしは格好がつくんでしょうけど。非力なのでそんなことは出来ず。
うむ。お酒は美味しい。休肝日を挟んでいたので、ちょっとアルコールが回るのが早いみたいで。すぐに身体が火照ります。
まあ。仕方ないです。受け入れます。
あ、どっかで聞いてるでしょうから伝えます。わたしのレリックは放ったらかしにしていて下さいね。好きにしてください。その場合、その人を変態と呼んでやりますけれど。
「さよなら、わたし」
当たり前です。乙女の心臓を好き勝手するのですから。
幼さのままに、感情の揺れ動くまま、あの人の家に押しかける。こんな稚拙な手しか思い付かないあの日のわたしを、心の底から呪いたい。
そこにあったのは、空っぽの家と窓辺に座るあの人。
玄関が空いていた。不審に思って入ったわたしは、思わず息を飲む。
初めて会った頃の面影もないあの人に、寄り添う。溢れ出す涙は止まることを知らず、壊れたロボットのように、言葉を零す。
全てを知っても尚、わたしに出来ることはなかった。
愛しい人に、自分では何も出来ない絶望感。
それと同時に、そんな彼女に心からこみ上がる激しい愛しさと、支配欲が身を支配した。
わたしだけは、そばにいなくちゃ。
わたしだけが、あの人をわかってあげられる。
わたしだけが、あの人の味方で、一番であればいい。
─────ねえ、わたしだけを見て?
飾られた家族写真は机に伏せて。あの人をわたしで満たしていく。
幸せだった。二人きりでいられれば、どこだってよかった。
「ここを二人の愛の巣にしませんか?」
頷いてくれない彼女へ、違和感を感じる隙間もない程に、満たされている位には。
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