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でもイノマタちゃんは偉いぞ!!!!死ぬ前にちゃんと好きだって気がつけたからな!!!その点に関してははなまるをあげよう、!!!!!!!恋愛的な意味じゃなかったとしても、友情的な意味だったとしても、ちゃんと人の事好きになれたじゃん。
ライターの石をこする音が小さく響く。
小さな火はすぐに鉛筆に燃え移った。正しく彼女の心臓だけを燃やし、彼女の信仰だけを焼き尽くすのだ。
その時、はじめて。このゲームが始まってからはじめて、堪えきれずにぽろっと涙が出た。
ライターの石をこする音がかすかに響く。
小さな火はすぐに鉛筆に燃え移った。正しく彼女の心臓だけを燃やし、彼女の信仰だけを焼き尽くすのだ。
その時、はじめて。このゲームが始まってからはじめて、堪えきれずにぽろっと涙が出た。
>>+7>>+9 ナガオ
「椎堂…浅葱。…椎堂先輩、だったんですね。
……でも、そうですね。僕も先輩はナガオ先輩……いや、アンダーソン。
先輩のことアンダーソンって呼ぶの、ちょっと恥ずかしかったりしたんですけど……また、呼べて、よかっ……よかった、…っ」
自分がいま、どんな状態にあるのか。
ここがどこなのか。
どうして名前を思い出したのか。
何もかも、わからなかったけれど。
「やっぱり、僕には、アンダーソンみたいには出来なくて…、…っ…」
いまは、彼との再会を、ただ噛み締めることにした。
「誰かの幸せを願えば願うほど、後ろ髪を引かれる。
……私は、幸せになんてなっちゃダメな人間なのだと。
幸せと不幸は表裏一体なんだよ。……どうして、あの人は▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒」
誰が居なくなろうとも、食堂〈イーハトーブ〉は営業をやめない。
私の存在理由はここにあるから。この手を止めてしまったら、私はいてもいなくても同じになってしまう。
全てに決着がつくその日まで、私は食事を作り続けるだろう。
それにしても、今日は何か忘れてるような……。
「……あ!ご飯送り届けるの忘れてた。
昨日のミネストローネ、ちょっと多めに届けたし大丈夫かな?」
誰もいない空間で、机を拭く手を止めた。
ついでにと言わんばかりに水晶へと手を置けば、今日いなくなった人が見える。
「カワモトくん……そうか。頑張ってたものね、ナガオくんと仲良く出来てればいいのだけど」
アリアケくんは可愛い子だった。食事も沢山作っていた事もあって、個人的には優しくしてあげたかった。だが、皆の意思に反してしまう気がして言葉には決して出てこない。表情にもそれは出ない。
それでも、明日こそはオムライスを作ろう。ミズタニくんが食べたいと言ってくれた、アリアケくんが好きだと言ってくれたオムライスを。
何だか寝付けなくて、オムライスの練習をし始める。草木も眠る丑三つ時はとうに過ぎたというのに、イーハトーブの明かりは消えることがなかった。
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は???いま突撃してもいいってか???いくぞ?????私今日眠れなさそうだから余裕だぞ??、???????
ハンカチ、ね。
ごめんね。返すつもり、最初はあったんだけど。
持っていたらまた会うチャンスを作れるかなって
ずるいことしちゃった
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やっぱり昨日、クラタさんを推してたらよかったか……いや、アリアケさんがまだ狂人の可能性はある……と思うけど、やっぱり真やと思った……んよな………
/*
昨日クラタさんを推してたら、今日の結果如何では私信じてもらえたんじゃねぇかな……って………
とりあえず、
7>5>3>1の3縄……絶対に今日黒を吊らないとダメ。
今日はクラタさん吊るのでいいはず。
で、明日……いや、いや……
5>2になるより、5>3>1の方がいいはずだから……
明日はモリタさんかエセさんを吊らないと詰む。いや、明日のアマノさんの結果で分かることがあるはず。今日は絶対にクラタさんを吊る。絶対に負けたらあかん。
ただ、タニグチさんが灰色やったらって思ってるんやけど、有り得へん……よな?それは……
とにかく、私は絶対に吊られたらあかん。こっちもギリギリやけど、向こうもギリギリ……なはず???それとも、もう村詰んでるワンチャンある……??灰の位置が……ちゃんと考えやんとあかんか……
/*
考えろ考えろ………ハフリベさんが偽物の可能性もこれはちゃんと真剣に考えやんとあかんか………こうなってきたらな……
7>5>3>1 の3縄。最大黒3人。
ハフリベさんが黒やった可能性……があれば、タニグチさんの態度にも納得行くところはある……
タニグチさんを最終日に残して、ハフリベさんが偽物のだと詰む。PPで終わる。
いや、今日吊ってまうのもありなんか……?
いや、それはない。絶対ない。
7→5→2
今日クラタさん→明日タニグチさん→(最悪詰み)
アリアケさんが真なら、この順で勝てる。
アリアケさんが狂人なら、詰む。
/*
まてよ、ワンチャン今日襲撃失敗すれば縄増え…なかったですね〜〜はい詰み詰み〜👏👏👏
7>6>4>2 失敗しても縄数変わらもんな………
6>3>1 あー、でもタニグチさん吊ってもまだあるんか。縄数ガッツリ減るわけやないんやな。
今日どこを噛んでくるか……それによって変わる。
あとは、クラタさんの結果次第か。
/*
クラタ先輩にはエセさんか、タニグチさん
タニグチさんには、クラタ先輩か、ハフリベ先生
ってカワモトくんの言葉なんやけど、
アリアケさんは、モリタさん、ワタシ、エセさんに白。
クラタさんは、ワタシ、ニシムラさん、モリタさんに白。
タニグチさんは、ニシムラさん、エセさんに白、ワタシに黒。
互いの指名が入ってる……ここがもし繋がってたらどうする?繋がってんのか……??わかわかんなくなってーきたー!!!
ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙もうアリアケちゃんを盲信したくなる……あかん……………アリアケちゃんが本物やったら全部上手く当てはまるくない??だめ????
/*
あかん、今一瞬気が狂ったんかカブトムシの歌詞を書こうとしてた……あぶねぇ……歌わないって決めてんだから歌うな……あぶねぇあぶねぇ……
中学2年生の時、仲の良かった友人・高知基(こうちはじめ)がいじめに遭う。
自分がターゲットになることをこわがった律は基を避けるようになった。
数ヶ月後、基は不登校になり噂では心身を病んで他県へと転校した。
時は流れて律、高校1年生。
地元から少し離れた公立の高校に入学して2ヶ月が過ぎた頃だった。
クラスメイトの香川芽衣がいじめに遭う。律はそれに気づくもまた見て見ぬふりをしてしまう。
香川芽衣は入学した最初の席で隣同士であり、律が教科書を忘れた時に見せてくれた心優しい女の子。
友人を、心優しい女の子を、自身の保身のために手を差し出すことの出来なかった臆病で狡い自分を呪う。
そうして律はそんな自分を捨てた。
早朝の静かな島を散歩する。
一箇所に留まるのは苦痛ではなかったけど、多くの人が減ったからか落ち着きがなかった。
「……随分と減ったなあ、本当に」
レリック並ぶ広場に来て、一言。
命を可視化したそれに、流し目を向ける。悪趣味だと思うと同時に、残酷な程に合理的だとも思った。
この島に住まう意味を、己の罪をいつでもいつでも見返せるそれが、私は。
今日はやる事が多い。
いなくなった皆への料理を作って、今いる子達が考える事に集中出来るような料理を作ってあげたいから。
食堂へと戻れば、厨房の奥へと消える。
客が来るまでは、オムライスに使う野菜の皮むきでもしていよう。
気まぐれなヨダカにしては珍しく、朝一での開店だった。
「原因はさておき、寂しいものは寂しいね。人がいなくなるのは何度経験したって慣れない。
……もし、心がなくせたら私の人生はもっと楽だったんだろうね」
[――それは、昨夜のこと。]
>>+5:56 マスジョウ
[優しい優しい彼の言葉に。胸が温かくなる反面、ちくりと痛みも走る。
冷たくされたらされたで嫌なくせに、優しくされた、それを与えられる資格が自分にあるのかな、なんて。そんなどうしようもない考えが浮かびかけて、ふるふると首を横に振った。]
ふふ、ママは、優しいねぇ。
[自業自得なのだ。そう思いながら、占いへと意識を向ける。
だがしかし。問われたものに対する答えは、持ってなくて。そうか、占うには何を占うべきかということを考えなければならないのか。]
……なんだろう?
[こてん、首を横に傾げる。うーん、うーん、と悩み続ける。]
思いつかない、なんだ、なんだ……
[そうしてきっと、時が過ぎた。連日の疲れがやはり溜まっていたのか。気が付いたら彼女は、悩みながら、うとうと。こてん、と寝落ちてしまうことだろう。]
>>+5:63 チヌ
[寝落ちる前。ハイテンションな声にびくっとして、彼を見る。
ど変態テロリストゲーム。その名称はなんだか、とっても嫌で。
むすう、と拗ねたように頬を膨らませる。]
そんなゲームに参加したんじゃないもん!
願いを叶えるゲームですう
[そのゲームが良いものだったのかと言われれば、決してそうだとは言えないけれど。
そんな言葉を自分に言う資格はないと、続けることはしなかった。]
>>+5:52 ナガオ
[白のクイーンの言葉は、いつも彼女の胸を刺す。
本当に。相反する存在なのだと、思わざるを得なかった。]
……選ぶ、か。
[ふと、テレビの方へと視線を向ける。見える島の光景に、目を細めて。]
ふふ、でも。
このゲームが始まらなきゃ。その選択肢すら、あなた達は考えることがなかったでしょう?
[にこり、笑う。選ぶ、という行為は。選択肢を認識してから行われるものだ。]
三日月猫は。その選択肢があるということすら、教えてはくれなかったでしょう?
[自分は、あの侵略者に願った。けれどもし、違う形で、この選択肢を知ることができたなら。
こんなにも心を痛めるゲームをしなければ済んだのかな。皆で一緒に帰ろうって、真っ直ぐ、伝えることができたのかな。
――考えたところで、もう遅いけれど。]
[うつらうつらと、眠気にあらがえなくなっていく中で。
仲間たちの声が、頭に響く。
大好きな、大好きな仲間の声。
皆、すごい。
あとちょっとだね。
明日は、辛い1日になるだろうけれど。
見守ってるから、ね。
そんな言葉を頭に浮かべながら、彼女は意識を手放した。]
「グッッッドモオオォォォォオオニンワーールド!!」
空元気である。徹夜明けのテンションは張り詰め、今にも弾け飛びそうなほどだった。
大量の荷物を担いだタニグチは噴水広場に来ていた。
「おっと、私としたことが。すみません、取り乱しました。【ハフリベくんは黒チームじゃない】。わかってはいたけどね。」
大荷物をおろし、広げていく。
「なんか眠れなくてね。作業に没頭していれば嫌なことを考えなくても済むんだ。まああれだ、明日提出のレポートを前に部屋の掃除をしたくなるのと一緒だよ。経験あるだろ?」
タニグチが取り出しているのは、写真。
膨大なアーカイブから選び出した島の人々の写真。このゲームが始まる前の、みんなが『ここにいた証明』。
「あの誘い受けが言ってる事が間違いなければ、この写真だって明日にはなくなってしまうかもしれない。だったらせめてみんながみんなを思い出せるうちに、心の印画紙に焼き付けておいて欲しいじゃないか。」
この一週間の写真も全て現像してあった。見る人の見たい写真が恐らくはそこにあるだろう。
「…『心の印画紙』のくだりはらしくないな。臭すぎた。」
パチリと目を覚ます。
朝起きて、自分のレリックが砕かれていたらと怯えることもなくなった。怖くない訳では無いが。
冷蔵庫には朝食と呼べるものは入ってなかった。
とりあえず、プリンでいいか。ヨダカの食堂へ行って、まともなものを食べよう。
スケッチブックと鉛筆、それにドロップの瓶を持って噴水広場へと向かう。
青い水晶には、アマノのアリアケが白であったことと、タニグチのハフリベが白であったことが録音されていた。そして、あたしは。
「おはよう。【エセさんは黒だったよ】」
>>5:+69 ナガオ
いつも元気な生徒とのやり取りのはずだった。
しかしそれは空元気のようにも見えて。
片手でぶにっとナガオの両頬を掴む。
「ああん?手ぇ抜いたのかぁ?」
男はいつも通りの口調で一つだけ質問を投げた。
今朝、砕かれていたのはカワモトのレリック。
なんというか、どこか違和感を感じる。ような。
「あ、エセさんを見た理由は、エセさん黒のキングは無いって思ってたからだよ。
アリアケさんがミズタニさんを見なかった理由って、なるべくミズタニさんが占い対象になるようにだったのかな、って。
それに、アマノさんの結果でタニグチさんが何なのかは、分かるだろうしさ。アリアケさん白なら黒、アリアケさん黒なら白。
でも、やっぱりカワモト君が襲われたのは変な気がする。例え、今日、信じてもらえなくてイノマタさんを砕くことになっても、アマノさんが生きてるし、バレるのに。
なんて言うんだろ…上手く行き過ぎてて、何か、変な気がする。とりあえず、ちょっと考えてみるね」
☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆
この島に来た時、最初に覚えたのは"笑顔"を作ることだった。
凝り固まった表情筋を動かして、口の端を上げることをまず目標にした。
それがクリアできたら、次は目を細めること。半目じゃだめで、ちゃんと弓なりに細める必要があったから、これにはちょっと苦労したっけ。
次は、言葉遣いに気をつけた。
これはあまり頑張らなくてもなんとかなった。
ここでの一人称は、"ワタシ"。"アタシ"と切り離された"ワタシ"。
それだけ覚えてれば、あとは自分の素直な感想を口にすれば良いだけだったから。
その次は、その次は、って、少しずつワタシを形成していって。
あぁ、でもね。どうしたって。
涙だけは流せなかった。ほら、今も──
☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆
[結果から言うと全然眠れなかったのでした。
ぼぉっとした頭が働かなくて、マリアは、しばらく布団の上で放心していました。
ピピピ、ピピピ、ピピピ、ピピッカチッ
目覚まし時計を止めて、漸く起き出します。
布団から出て、シャワーを浴びて、支度をしました。]
お腹すいた……なぁ。
[冷蔵庫を開けると、大量に買い込んだ食材達が並んでいました。いつぞやに買ったあれやこれや。重くて半分こして貰ったあの日。まるで今では、遠い過去のようです。
ぱたん、と冷蔵庫を閉めました。
料理を作る気になれませんでしたから。]
いってきます。
[静まり返った空間にそう言ってから、家を出たのでした。]
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