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>>157 ヨダカ
[確かにこの食堂の店主は気まぐれで、気まぐれ故に、そういえばなぞなぞが解けないとオムライスしか注文できない…なんてこともありましたか。……それも、今では遠い記憶です。けれど、楽しかった記憶でもあるのです。
口の端を僅かに上げる綺麗な店主には、こちらも微笑みで返して。]
そうですね、……うん。
リツくんとも、また会えるように……
[こくりと、小さく頷きます。
そして、続く提案にはくすくすと笑いました。]
……ふふ、どちらでも。ワタシは、どちらも大好きですから。なんなら、ヨダカさんお手製の新作デザートとかでもいいですよ?
[ヨダカさんの作る料理なら、なんだって幸せな心地になれますから。いつかその願いが叶う日を信じて。]
……ありがとう、ヨダカさん。
それじゃぁ、おやすみなさい。
[もう一度だけお礼を言って、マリアは店を出ました。
静かな静かな夜の道を、ゆっくりと歩いて帰ったのでした。]
アマノさんを守るはずですし、万一奇を衒ったとしても、守る先はクラタ先輩かぼくだと思いますから……
話せば話すほど不安になりますけど。
文房具屋 モリタは、不動産屋 エセ を投票先に選びました。
こんな時に居て欲しい友達が、もう居ないと。
今になって実感するのだった。
ミズタニに言った、別れた時に気づくというのは、何も恋愛だけの話ではなくて。
身内が死んだ直後、その死を実感できないように。
今になって、急に時間差で。
どれほど、ピョン太が自分の助けになってくれていたか、失ったものの大きさを、実感してしまった。
>>マスジョウ
自分のレリックには何もするなと侵略者に告げるマスジョウに、ふと思う。
「ね、ママさんはあのレリック、好きだった?」
それならば、自分たちがしようとしていたこともあるいは悪だったのかもしれないと。
ぬるい空虚に包まれながら思った。
>>+123 カワモト
「あ、……う…………」
見ていた、そんなことを言われたら益々居た堪れなくて、たじろぐような声が漏れる。
話しながら髪を耳へと掛けた彼女の仕草は、やっぱり綺麗で。
正直に話すのもどうかと思いながらも適当な嘘も思いつかず。彼女の女性らしく線の細い腕の動きを目で追いながら。彼女の最後の言葉に困ったように眉を下げた。
「彗、さん……っ、…僕。あんなことがあって…どうしたらいいのかわからなくて……っ……彗さんが、声をかけてくれて嬉しかった、です…っ…僕も、彗さんと話せてよかった…。本当はちゃんと、花も、渡したかったけれど……。…、ありがとう、ございました。」
なんて言えば正解なのか。そんなことはわからないけれど。今、黙るわけにはいかなくて。静かに彼女へと頭を下げた。
やめましょう!考えても無駄なので。
はやくミズタニさんをお迎えに行きたいです。
ところでミズタニさんどこに行ったんでしょうか……
アリアケさんの時と同じだ。ハフリベはライターの火を、雑誌に寄り添わせる。
覚束ない炎が舐めるように紙の上を這う。破けた紙に燃え移っていくさまを見て、それを足元に投げた。
露出度の高い女優がでかでかと載る表紙が、炎に蝕まれて焼け落ちていく。
「………」
義務でもなんでもないのに、ハフリベはそれが塵になるまで見守っていた。
静謐さすら漂う眼差しで。まるで、この世界でただ一人生き残った墓守みたいに。
ハフリベは、昨日の深夜にアリアケさんの鉛筆に火をつけた時と同じ心境になった。
これは選択に伴う責任だ。
自分たちが考え、選びとったことへの。
いつも死体を埋め終わった時には、綺麗に均された土の上で、黙祷を捧げるのが先輩との暗黙のルールだった。
そこにある意味は知らない。けれど、先輩がそうしていたから、ハフリベもそうした。
そっと、手を合わせる。
『屠る』はハフリベの役目のはずだから、ノギセイジロウがハフリベにそれを見出したのは正しかったのかも知れない。
彼のレリックはほどなくして、残るものなく焼け落ちた。
「どこに行ったんだろうねぇ。誘い受け顔男とか、ヨダカさんが話しかけてるみたいだからどこかにはいるんだろうけど。
あたしも、早くひーちゃんに会いたいなぁ」
「ハフリベさん、ごめんねぇ」
嫌な役割を負わせたものだと思った。それでも。
自分だけが見た目だけでもレリックの重責から逃れたとは思いたくなかった。
「おやすみなさい」
『あたしは』ーー
>>+128 アリアケ
声をかけられて、ハッとする。
ハンカチは人に貸してしまったのを思い出して、親指の付け根あたりで、涙をサッと拭った。
しゃがんでいたが、その場にごろん、と大の字になった。真っ直ぐに天井だけを見つめる。
「……好きだよ。とっても好き。
いつだって味方でいてくれた大事な友達だから」
いつもの女性言葉ではなく、低い声でそう答える。
素直じゃなかっただけで、香坂秀輝も絶対に、そうだったはずだから。
大切な何か。わたしに今まで欠けていたモノ。
それをひとつひとつ抱えて、彩られる世界に生きてみたい。
そんな少女の無垢な願いは、残酷にも崩される。
最初は、些細なことだった。
あの人がわたしの話に呆然と相槌を打つ。何度か話が噛み合わないこともあった。
心配して声を掛けても『大丈夫よ』の一点張り。
採点ミスが増えた、板書ミスが増えた、クマが増えた、怒ることが減った。
そして、何より────笑顔が消えた。
一度噛み合わなくなった歯車は、決壊の終焉へと道を辿る。
それでも変わらない彼女の毅然とした態度に、一抹の寂しさを覚えた。初めて彼女に対して不満を覚えたのも、この時だった。
絶対大丈夫な訳ないのに。どうして、わたしを頼ってくれないのだろう。
その理由を知るには、わたしが幼すぎた。心も、体も、あの人から見たら子供でしかないのだから。
そんな当然の事に気づけていたのなら、結末は変わっていたのかな。
さて、公園に着きました。噴水のないところです。シンと静まり返っているのは、いつもと変わりません。ここが落ち着きます。
今日こそ飲みますよ、1番のやつ〜
片手で開けられたらすこしは格好がつくんでしょうけど。非力なのでそんなことは出来ず。
うむ。お酒は美味しい。休肝日を挟んでいたので、ちょっとアルコールが回るのが早いみたいで。すぐに身体が火照ります。
まあ。仕方ないです。受け入れます。
あ、どっかで聞いてるでしょうから伝えます。わたしのレリックは放ったらかしにしていて下さいね。好きにしてください。その場合、その人を変態と呼んでやりますけれど。
「さよなら、わたし」
当たり前です。乙女の心臓を好き勝手するのですから。
私は、自分の部屋でドロップの瓶を見つめていた。
青いドロップ、涙だけを詰め込んだ瓶。
本当の私の仕事。
いつからか、辛くなって逃げ出していた。
本当の自分を強がって、隠して、嘘をついていれば、平気だと言えば、笑っていれば。
一人は気楽でいい。一人は寂しい。
一人なら傷つかない。一人なら癒されない。
「ありがとう、あたしを信じてくれて」
瓶にドロップを追加した。
もう、涙の瓶は必要ない。
そう思って、目を閉じ、明日が来るのを待つ。
幼さのままに、感情の揺れ動くまま、あの人の家に押しかける。こんな稚拙な手しか思い付かないあの日のわたしを、心の底から呪いたい。
そこにあったのは、空っぽの家と窓辺に座るあの人。
玄関が空いていた。不審に思って入ったわたしは、思わず息を飲む。
初めて会った頃の面影もないあの人に、寄り添う。溢れ出す涙は止まることを知らず、壊れたロボットのように、言葉を零す。
全てを知っても尚、わたしに出来ることはなかった。
愛しい人に、自分では何も出来ない絶望感。
それと同時に、そんな彼女に心からこみ上がる激しい愛しさと、支配欲が身を支配した。
わたしだけは、そばにいなくちゃ。
わたしだけが、あの人をわかってあげられる。
わたしだけが、あの人の味方で、一番であればいい。
─────ねえ、わたしだけを見て?
飾られた家族写真は机に伏せて。あの人をわたしで満たしていく。
幸せだった。二人きりでいられれば、どこだってよかった。
「ここを二人の愛の巣にしませんか?」
頷いてくれない彼女へ、違和感を感じる隙間もない程に、満たされている位には。
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