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>>314アシザワ
「……そうだよ。
だって。僕はそう言う風にして、ここにいるから」
ナガオを向かずに歩いていく彼女は、少し普通
それを見るナガオは、少し不安定
振り向いた彼女の、ナガオ君で良かったは。どんな意味なんだろう。
少し。不思議。
「うん。分かった。
ちゃんと、還すね」
冷たくて冷たくて。凍ってしまうかもしれないけれど
「また会おうね。
そうしないなら。僕の人助け探しを手伝って貰うから」
そんな言葉には、なんの力も無いって分かっているけれど。願いだけは、確かにそこにあった
>>イノマタ >>ヨダカ
扉を開け放った先に、その人はいた。
昨日に今日に。普段は体育に授業くらいでしか走ることのないカワモトはふらふらになりながら彼女の近くの席へと座る。
座る、というよりも座り込むという方が正しいかもしれないが。
いくら若さはあってもインドア派なのだ。
無理は堪える。
「は、……、お、おみず…くだ、さ……」
程なくしてヨダカからお水を受け取ればそれを勢い良く飲み干す。
我ながらこれじゃあまるで青春の1ページだ。
自分にはそんなもの、似合いはしないというのに。
>>316 ナガオ
>>321 カワモト
「ん、じゃあ行こっか」
と、声をかけたところで、カワモトが意見を翻して走り出す。彼の主張をはっきり目にしたのは、初めてのような気がした。
「あら、行っちゃった、ね」
だから、きっとその用事はとても大切なものなんだろう。その先で、彼はどんな顔をするのだろう。さっきあたしが引き出したような、全身に拒絶を貼った表情じゃなくて、きっと──。
「びっくりしちゃった。実はデートだったりして」
茶化すように言ったつもりで、萎れた雑草みたいにかわいた声が出る。失敗した、と思いながら、誤魔化すように殊更楽しそうに話しながら、カフェへと向かった。
>>325 アシザワ
「そんなこと、ないんです。ぼくは、そんな強いわけじゃない。
でも、アシザワ先輩にそう言ってもらえて……その言葉があるから、ぼくは、今よりもっともっと心を強く持てる気がするんです。
ありがとうございます。先輩の、おかげです。」
便箋を胸に抱く先輩を見て、モリタはそっと立ち上がる。
「字は綺麗だと思います。ノギ先生に毎回赤で修正されてきましたから」
そう言って笑う。でも、顔は彼女の方に向けることはできなかった。
「こんな綺麗な星、先輩と見れて本当に嬉しいです。今日は、ありがとうございました。
……じゃ、ぼくはこれで。」
そう言って、立ち去ろうとするだろう。
>>308 侵略者
クーデターを起こした張本人になぜか浮気の定義を語る状況に、ハフリベは静かに混乱していた。
こんな時に他人の色恋沙汰に興味を持っていることに疑問を抱いているのはハフリベの方だ。
「……いや、こんな時だから、片割れがあんただから気になってるんですよ。というか女子高生は関係ないです!」
こいつまで……ハフリベは語気を強くした。
果たして、侵略者の返答はぱっとしないものだった。
要約すると、やはり二人は恋仲というわけではないのだろう。
エセさんとこの男の言葉遊びが高じて、よく分からない設定が生まれたのか。
「これだけのことをしてれば、そりゃあ心の中であれこれ言われますよ。」
もしも本当に恋人だったらエセさんをどんな風に見ればいいか分からなくなっていたところだったので、中途半端に安堵の息を漏らす。
が、侵略者は一言爆弾発言を付け加えた。
「ひとっ…………!?」
「いつの間にかテッペン回ってるじゃない。
夜更かしはお肌の天敵だわ…とか言って。
深夜アニメリアタイ視聴勢にはそんなの関係ねぇってことで。
早く帰って、適当にツマミ作って一番のやつで優勝したいけど……そうもいかないみたいね。」
思考と共に進行方向もぐるぐる迷走していたようで、タニグチは噴水広場に辿り着いていた。
「今日何も食べてないじゃない。」
ばたばたしていて気が付かなかったが、いざ思い出すと急に腹の虫が騒ぎ出す。
「はあ。どんな時でもお腹は空くのよね。やだやだ。」
>>326 カワモト
ふらふらの彼に水を差し出せば、にっこりと美しく笑った。
「カワモトくん、私は眠いからもう寝る。戸締りをしておいてくれ。
泊まりに来るお客さんもいないみたいだし、明日はマスジョウさんのお店の整理をしなきゃいけないんだ。バーにある食べ物が腐ったら悲惨だからね。
だから、任せた。はい、これ合鍵。
イノマタくんはカワモトくんが変な真似をしないように、見張っておいてくれ。
じゃあ、二人共また明日。暇だったら食堂に来てくれたまえよ?私との約束だ」
無理矢理食堂の合鍵をカワモトに握らせれば、そそくさと二階へと上がる。
人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られる。私は馬に蹴られるなんてごめんだ。
今日はこれ以上、考えられそうにもなかった。
噴水広場へと辿り着くと、ガラスケース越しのシャベルに視線を注ぐ。
明日、これが砕かれているかもしれない。
ハフリベよりももっとその危険と不安にさらされている人はいるけれど、そんな恐怖を抱えることくらいは赦されるはずだ。
「……先輩。」
ぽつ、と呟く。
シャベルに触れようとして、その手は透明なガラスに阻まれた。
>>327ニシムラ
「行っちゃいましたねぇ」
二人を置いて走るカワモト君を、目を丸くして見送った。
ニシムラさんと顔を見合わせたら。
ちゃかし調子の萎れ草。
「もしかしたら、ガスのモトセン閉め忘れたとかかもしんないですよー!」
全然別の話題を。楽しそうに、退屈にさせないように話ながら、一緒に向かいました
>>332イノマタ>>335ヨダカ
自分の名を口にする彼女にこくこくと頷きながら。未だ荒い息を吐く。
「あ、すみま、せ、…ありがとう、ございます…」
彼女から差し出された水色のハンカチを。いつもであれば、悪いからと言いそうなカワモトは、しかしこの時はなぜかそれを受け取った。
頬に垂れる汗を拭えば、ふわりと、柔らかな香りが舞っていく。
これは、ハンカチの…?
洗って返しましすと再度礼を伝えれば、漸く彼女の手もとにあるそれに気づく。
「あの、マリアさん、プリン、今日、食べるって言っていたから……あの、その、美味しい…ですか。」
「そうだ、僕も同じものを…え?」
何故か渡されたのはこの食堂の合鍵。
え?待って。ヨダカさん、行っちゃうの?
思わず二度三度と目を瞬かせる。
「変なことってな、え、あっ………」
店主の返事を聞く前にしっかりと鍵を握り込まされ2階へと上がってしまう。
困ったようにイノマタの表情を窺った。
[深夜のこと。
カフェの扉がからんころん、と開かれる。
やってきた2人の姿を見て、ミズタニはにっこり笑った。]
いらっしゃいませ、2人とも。
こんばんは。
アサギちゃん、今日は一日お疲れ様。ありがとうね。
好きな席に座ってね〜
[2人にカウンター席、テーブル席、どちらも大丈夫だよと声をかける。
そうして2人が座れば、メニュー表を渡すことだろう。]
事実は小説より奇なり。
ハフリベの人生とは、その言葉を体現したようなものだった。
とはいえハフリベそのものは、エンターテイメント性に乏しい生活を送ってきた。
とある県の小さな町に生まれ、スーパーとドラッグストアとバス停があるだけの素朴なコミュニティで、十数年間を生きてきたのである。
顛倒はとある大学に入学したことだった。
田舎から出てきた大学生。
初めての都会生活を経て、その日は初めての登校日だった。学科の人たちと顔合わせをして、教授に挨拶をする。
ハフリベはいわゆる陽キャと呼ばれる人種ではなかったが、人並みのコミュニケーション能力は持ち合わせていた。
何人かとはそこですぐに打ち解け、夕飯を一緒にとったりした。
すべてが終わる頃にはすっかり夜も更けていて、疲れ切った体に鞭を打って帰路につく。
大学からアパートへは、林に囲まれた脇道を通る必要があった。
「【決定は聞いたわ】。ビショップ1人のわがままじゃ、さすがに動いてくれないのはわかってるの。異論なし!」
そう吹き込んで、踵を返す。冷たい月の夜。
恐ろしい夜がやってきました。と呟いた。
死はきっと間近に迫っていて、でもそれと向き合ってしまえば許してしまいそう。
そうして1人静かな家に帰り、まずはピアノの蓋を開ける。1日に1回は開けておかないと、湿気ってしまうから。心が疲れていて、弾きたい曲も思いつけない。ルーティンをこなし、久しぶりに思えるベッドに沈み込んで瞼を閉じた。
ふたりきりの食堂に。テーブルに置かれた食べかけのプリンと出てきたばかりのプリン。
手に握られた合鍵。
それだけの空間で。
落ち着きなさげに瞳を揺らしながら、目の前のプリンを一口掬った。
うん。やっぱり美味しい。
ちびちびとお酒を飲むノギ氏とは違い、わたしはぐびぐびと飲んでしまいます。一口が大きいようですが気にしません。なぜなら、どんな姿でもわたしはまだ少女なのですから。
まだ飲み足りない。そんなことを思いながらも、缶の中身はまだ半分は残っています。わたしったら、そんなに飲めない人間でしたかね?
酔っ払っいだと自覚した時、ザザッとノイズが走りました。あれ、わたし。
░▓▒▓█▓░░▓▒
思い出そうにも、思いだせない。誰かがわたしに、酔っ払っている時に
えっと。何か、大事な話をしていた気がするのに。
警笛を鳴らすかのように、頭痛は意志を持ったかのようにガンガンと脳を支配する。あれ、なんだったっけ。
思い出すことを辞めれば楽になれたかもしれません。それでも、辞めては行けない気がしました。
そんな状態で、浮かんでくる顔がありました。走馬灯にしては随分おざなりな出来栄えです。あのボーイフレンド(仮)が、何故そこにいるのでしょう。これは夢?それとも記憶?
「………………………………。」
>>343 ナガオ
はいはい紅茶、ありますよ〜
ストレートで飲む? ミルク入れる?
[元気な姿に、少しホッとしながら受け答えをする。
自分よりも年下だけれど、この子はとても強い子だ。]
>>339 カワモト
>>335 ヨダカ
[洗って返さなくても別にいいのに…とは思いますが、何となく口には出せず。こくりと頷くことしか出来ませんでした。
彼の視線がふと逸らされたことに気がつきます。そして、続いて出た言葉に、なるほど、プリンをちゃんと食べてるか確認しに来たのかな?と納得すると、大きく大きく頷きました。]
うん!美味しいよ!
ちょっと固めなんだね、これ。ふふ、ワタシこういうの好きなんだ。
[にへらと笑って、オススメされたプリンの感想を伝えました。
……けれど、プリンひとつでそこまで必死になるほどの事でしょうか?息を切らしてまで?と、マリアは頭にクエスチョンマークを浮かべます。
しかし、正しい解答は見つからないままなのです。
そして、ヨダカさんの言葉にこちらも目をぱちくりと。]
……リツくんは、変なことするような子じゃないと思うんだけどね?
[店主の意図には気が付かないまま、窺うようにこちらを見た彼には、少し困ったように笑って返しました。]
>>349 ニシムラ
はーいミルクティですね!
甘いものはですねぇ
ショートケーキとチョコレートケーキ、あと新作のブルーベリータルトがありますよ!
今でも鮮明に思い出す。
ハフリベは突如、林道で見知らぬ男に襲われた。
男は何の説明も脈絡もなくナイフを振りかぶってきて、ハフリベはパニックに陥った。
死にたくなくて必死に抵抗した。取っ組み合ってもがき、遮二無二あがいた。
そこから先のことは、よく覚えていない。
我に返ると、男の方が死んでいた。ナイフを突き立てられて死ぬのが似合わない素朴な顔の男だった。
荒い息を吐きながら、刺した時の感触を反芻した。
そうでもしないと、実感に乏しすぎて罪悪感すら抱けなかった。
>>350ミズタニ
「ミルクと砂糖たっぷりで!」
カワモト君はまだかなぁ。
なんて思いながら、ケーキを頼むニシムラさんを眺める。
わぁ。綺麗な顔だぁ
>>210 侵略者
「……濁り者の居場所があると、困る、人間………?」
そもそも、濁り者の存在自体、きっと魔女の手によって殆ど外には知られていない存在のはず。
そんな中で、そんなことを考える人がいるのだろうか。否。いるじゃないか。一人だけ、心当たりの人物は、目の前に。
「居場所を奪う、なんて、そんな……」
あまりに横暴が過ぎる。
いじめすら通り越した純粋な暴力であり殺意のようだ。
傍観者をするにもことが大き過ぎる。
眉間に皺が寄っていく。
あまりの嫌悪感に肌が栗立つ。
浅い呼吸を繰り返しながら3歩、4歩と、男との距離を離していった。
>>355 ナガオ
>>356 ニシムラ
かしこまりました! では少々お待ちくださいね
[2人分の注文を確認し、キッチンに戻って手際よく準備をする。
飲み物2つ、ブルーベリータルトを1つ。
準備が出来れば、2人のもとへと戻った。]
はい、どうぞ!
ちなみにブルーベリータルトは実は、今日からメニューに載ったんですよ?
とは言っても、慌てて書いて付け加えただけだけど……
メニューに載ってから食べてもらうのは、ニシムラさんが初めてってことになりますね!
[ふふ、とミズタニは嬉しそうに笑う。
こうしていると、先程までゲームをしていたのがまるで嘘みたいだ。
――もうすぐ、侵略者の告げていた1時になる。
その時刻が迫ることから目を背けるように、ミズタニは2人に笑いかけた。]
>>352 侵略者
「……」
ハフリベは酔うと気が大きくなるタイプなので、それについてはそれ以上触れなかった。
そして。
侵略者は気まぐれに、カネコミズキの名前を出した。
カネコミズキに伝えることはあるか。
カネコさんと親しくしていた人はそれこそ沢山いるのに、どうしてそれをハフリベに訊ねるのかは分からない。
「カネコさんに……」
ずき、とした。
覚えていないのに、心臓が何かを訴えるように痛んだ。
覚えていないのに、心臓が高鳴っている。
何を期待しているのだろう。何故だか泣きそうな気分になった。
「……待っててね、って。伝えておいてください。カネコさんに……どうにかするって、約束したから」
果たされるかも分からない約束だけれど、それはハフリベが冷静でいられる、もう1つの楔だった。
わたしは、民主主義が嫌いだ。
人民が主権を持ち、自らの手で、自らのために政治を行う立場。人民が自らの自由と平等を保障する。
そう定義されている言葉が、わたしは嫌いで仕方なかった。
孤独な弱者の事をひとつも考えられない、強者のみが甘い汁を吸う。そんな世界が嫌いだった。
昼休みのチャイムが鳴り響く。
皆が思い思いの人に駆け寄る中、私の席だけには妙な空白が生まれていた。
椅子を引いて、席から立ち上がる。たったそれだけの事で凍りつく空気。ヒヤリした感触が注ぎ込まれるのはきっと、わたしのみなのだろう。
陰湿で、残酷な群像劇。世間はそれをいじめと呼ぶ。
途端に湧き上がる不快感と憎悪の心を抱えて、ひったくるようにお弁当の包みを持って駆け出した。向かう先は、女子トイレだ。
大きな扉の音を立てて、個室へと篭る。学校では唯一のひとりきりの空間。
開いたお弁当箱の蓋を膝に置けば、中身を箸でひとつ、またひとつ口の中に押し込む。
単純で、義務的な作業。学校で食べたものは何ひとつとして、美味しいと思えた事はなかった。
あれは、いつからだっただろうか。
わたしが、茨の道を素足で歩くようになったのは。
侵略者との対話を経て。
自分のレリックの無事を確認して。
ハフリベは今度こそ、自宅へと帰った。
一昨日買い置きしておいた野菜と肉を使ってフライパンで炒めて、塩胡椒を振ってそれを頬張る。
「……しょっぱい」
簡単な夕食を終えたら、風呂にお湯を貯めた。熱いシャワーで今日の疲れを洗い落として、浴槽に浸かる。
そうして風呂から出ると、ハフリベは髪を乾かすのもそこそこに、寝巻きに着替えてベッドの上で目を閉じた。
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