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なるほどぉ。僕も聞いたことある気がするなぁ。
探してみまーす!名前が分かったら教えるね!
今日は2通読んじゃおう!
次は『サマーナイトの神様』から
『自転車が壊れました』かぁ。
うんうん!
自転車屋さんに行こうね!
一人で行くのが恥ずかしかったら、僕もついていく〜!
じゃぁ今日はここまで!
これからもOH2クラブを宜しくお願いしまーす!
お便りがある人は、ナガオのメールまで!またねー!」
ピーンポーンバーンポーン
朝の放送を終了して、今度こそ。ある筈の学校へとレッツゴー
ややあって、あれから昨日は彼女の絡みを軽く遇い家路についたのだった。寝床の枕元には、いつでもあの日の自分の虚しい思い出の品が置いてあり、ペラリとほんの数頁捲っては見るのをやめて眠るのだ。
翌朝にはそれが無くなっていた。どこかにやった記憶など勿論なくて、ただ不安な気持ちだけが頭の中を充たしていた。変わりにあったのは、手紙と言うには文字の少ない紙一枚だった。
慌てて身支度を済ませてから噴水広場に向かう。妙な賑わいを見せるそこには手紙にあった通り様々なものが並べられていたのだ。その中には、私のレリックも飾られていた。いの一番にそれを探す。
どうすればいいの、物がなくなるだなんて、ましてあの楽譜だなんて、1度もなかったじゃない。
誰かに話さなきゃ、一緒に探してもらえばきっと見つかるはずよね?
そう心の中で自分を宥めて、緩く髪を巻いてから外へ出る。探し物をするのなら、とヒールのない空色のパンプスを選んだ。
玄関先に出た途端、血の気が引く思いがした。風の音も、鳥も、人もいない。こんなことはただ1度もなくて、玄関先にはシンプルな紙が2つに畳まれて置いてあった。
「宛名……無いなぁ」
見れば封は閉じられていない。あまり褒められたことではないと分かってはいるが、そっと中身を取り出してみる。
「レリック展示会、スタート……? へ、えっ?」
この島に居る者なら知らないなど有り得ないその単語に、展示会という恐ろしげな言葉に、背筋がぞわりと粟立つ。
不意に思い立ち、肩にかけた鞄をバッと開き中を漁った。
「……先生早めてください。所謂念話というものが我々は出来るようですね。その目的はまだ不明ですが…と言うより、これはなんの騒ぎなのでしょうか」
🍋アリアケさん!!中の人!!!どうぞよろしくお願いします!!!!!ポンコツだけど私を手足のように使ってくださいね!!!!!!!
「えっ……えっ……無い、無いよ、失くすなんてそんなこと、ありえないよ、なんで、なんで……?」
自身が忘れっぽいことは自覚していても、それでも。
『あれだけは絶対に手放す訳にはいかない』と、何故か強く強く感じていた筈の物が。
筆箱の中にも、鞄の中にも、何処にも無い。
「展示会、に持ってかれちゃったのかなぁ。そんな、どうして……」
アレが無いと駄目なのだ。理由はもう思い出せないけれど、それでもそう感じる。
勢いよく立ち上がり、噴水広場へ駆け出す。
「……やめて……おこらないでよ……やだぁ……」
無意識に、口の端から泣き言を零しながら。
ぱちりと目を覚まし、一度家に戻る。
髪についた、葉を払い、服を着替える。
朝は軽くトーストとスクランブルエッグでいいやとパンを焼きながら卵を半熟程度に火を通す。
そうして、毎日の日課であるアレの確認をしようと引き出しを開ければ。
「ない」
代わりと言わんばかりにあるのは、一枚の手紙。震える手で開いてみれば、実に分かりやすい文章だ。
"レリック展示会、本日よりスタート。噴水広場にて"
湯気を立てる朝食をそのままに私は再び外へと駆け出した。
「うら若き乙女達の会話を盗み聞きするなんて、いい趣味してんじゃん」
だけど、これが出来るようにしているのはあいつ。
私達にとって、神か悪魔か、もっと得体の知れないものなのか。それは判断できないけど。
>>14ノギ
「可愛らしいだなんてそんな、あはは」
何をどうしたらそんな聞き間違いを起こすのだろう、彼はひと言もそんな浮ついた言葉を並べてはいない。もちろんわざとである。
知り合いというか、暫定彼氏のことをこの人も知らないようだった。おかしいな、島の住民ならほぼ顔見知りであるはずなのに。ほんとに今日来たばかりの人なのだろうか。
「このろくでなしはきっと、わたしなんかより貴方に興味を持ったんです。ええ、その証拠にわたしは目もくれてないでしょう。恋人なのに、悲しいかな、ああわたしは弄ばれていたのです!」
脚色もいい所である。というか別に恋仲になった覚えはない。
「まあ、貴方の言うことも一理あるような無いような。お家で待っている可愛いパートナーの為に、わたしはここでお暇しましょう。あ、これどうぞおすそ分けです」
ベンチから立ち上がり、パンパンっとおしりをはたいて汚れを軽く落とす。ついでに袋をずいっと差し出した。まだ三缶くらい入っている。
「では、さようなら」
教科書に載るような90°のお辞儀と、別れの挨拶を済ませてからは、飲みかけのチューハイと共に帰路についた。
「ふんふーふんふーふんふーふー、ふふーふふーふふー♪」
身支度を整え、店舗部分へと出てきたタニグチは驚愕した。いつもそこにあるはずの写真がないのだ。
「ファッ!え?マ?」
命と同等のそれ。タニグチのレリックが失われていた。
「ふつーに飾ってた私も悪いとは思うけど。それは流石になしよりのなしですぞ。まいったな…。」
頭を掻きながら表に出る。
いつもよりも、というか、人通りの、というか、人の気配が全くしない道を見る。
「なんじゃあ、こりゃあ……人がゴミのよう…いや、ゴミほども人がいないんだぜ。……ん?」
鉄製のテーブルの上に見覚えのない手紙。
「ははーん、レリック展示会ね。なるほどなるほど。だったら仕方ないね、ってなるかーい!アホか!」
取るものも取らず、おっとり刀で写真館を飛び出した。
島は静かだった。
人々が静まり返っているというよりは、まるで島にいる生き物がまるまる消えてしまったような。
噴水広場に行くと、その不安は解消された。
何度か見かけたことのある顔や、昨日親切にしてくれた先生の姿もある。
見れば、そこにはいくつものレリックが展示されていた。
一見統一性のない、見る人が見ればガラクタを寄せ集めたような物がガラスケースにしまわれている。
「あった……!」
その中には、ハフリベのシャベルもあった。
見つけた安心感と、展示品などという馬鹿げた文言で持ち出されている焦燥感。
シャベルを取り出そうと展示台に触れるが、ガラスケースで覆われたそれに触れる術もない。
「テレパシー…!!遂に私の秘めた力ががが。」
頭の中に響く声。タニグチを唆したそれの声。
「しかも他の女の子の声まで聞こえるとはサービスが行き届いている…これは星三つレベルまである…。
それで、貴女(>>*3 クラタ)はだあれー?なんか聞いたことあるような…私はタニグチ。写真館のサカエだよー。私のこと知ってるー?」
朝、身を起こして普段と同じ手順で身支度をする。
きっと何気なく机に目をやると、違和感があるだろう。
ガラスの一輪挿しに入れられたボールペンがないことに気付くのに、それほど時間はかからない。
「え?ぼくのボールペンはどこ?」
猫飼いの朝は早い。まず頬を踏まれ、食事の催促をされる所から一日はスタートする。
これが朝4時の日にはたまったもんじゃない。2度寝をしたところで寝坊はするし、かと言ってゆっくり朝の支度をするには時間を弄ぶ。
なのでわたしは賢いので、寝る前に少し、ほんの少しだけ小腹を満たせる量を器に盛っている。
まあこんなのは猫様の機嫌次第なので、無慈悲に4時に起こされることだってあるのだが。
嫌な記憶を蘇らせてしまい不愉快だった気分を、無理矢理ハイに持っていき、空元気のような心寂しい気持ちで家に帰りついたのが多分2時とかその辺。
もうめんどくさい、ソファで寝よう。明日朝早く起こされてもいいや。お風呂もメイク落としも、着替えも何もかも明日でいい。
あれ、こんな玄関開けて直ぐにソファなんてあったっけ。まあいいや、
「おやすみなさい、わたし」
と、ここが事務所であるのを知るのは、朝日が差し込み目を覚ます頃だった。
えーっと……いざ協力しろって言われても、顔が見えないとよくわかんないな!
ぼくは捨てられるべきじゃなかった。
ぼくがぼくに戻れるのなら、なんだってやろうって思ったんだ。
>>22 ヨダカ
オムライスを食べ終えた頃。月を小さく詰め込んだような甘くほろ苦い香りをさせるそれ、プリンを差し出される。
彼女とプリンを交互に見て、「試作」という言葉に甘えつついただきます、とデザートスプーンを手に取る。
少しばかり固めに出来ているそれは、イタリアンプリン、とでもいうのだろうか。
「美味しい、です。その、スプーンを入れた瞬間から手応えがあって、すぐに口の中へと溶けない分、プリンの優しい甘さとカラメルのほろ苦さをしっかりと味わえる……気が、します」
彼女が求めているものは、これでいいのだろうか。自分の中にこれっぽっちしかない引き出しを必死に開け放しながら、プリンの感想を伝える。
もしかしたら、ただ笑顔で美味しい、と言うだけでよかったのかもしれない。
わからないけど、ただ、彼女がこうして提供してくれたからには自分も何かを返したくて必死だったのかもしれない。
────ここまでが昨夜のお話です────
「おはよう、わたし」
身体中がバキバキである。ソファで寝るもんじゃない、誰だよこんな所で寝たやつは。もちろんわたしである。分かっていてもツッコミをせざるを得ない性格なのだ。
軽くストレッチをして、とりあえず家に帰る。道中というには短すぎる距離を歩きながら、何か不思議な感じがしたものの、正体がつかめず気にしないことにした。
「ただいま、わたし」
違和感。
いつもならここで『貴様何処ほっつき歩いてんだ、俺様を1人にした罪は重いぞ、今すぐ飯を寄越すんだ』と怒鳴り散らすパートナーが出迎えてくれるのに。
ぱっとテラスへ続くドアを見ると、少しだけ隙間が空いていた。ここで選択肢は2つ。
いち、昨日と同じく外に散歩に出かけた
に、昨日このドアを閉め忘れていた
……お風呂入ろ。
考えるのを放棄した。だってどちらも有り得るんだもんっ
/**/
なんかはあ……ってなって完結してたけど、ミズキとハフリベの会話なかったことにされてるの最高。
しかもお互いの記憶から消されてるのがいい。
「は、はは……これはまた随分と可愛い愛称を頂きましたね。結構ですよ。こうしてご一緒したのもなにかのさだめなのでしょう。よろしくお願いしますね」
「ああ、困りました………なんであんな所に」
そもそも子供たちの目に触れては行けないものだ。時代を感じさせる成人向け雑誌がこんな日の元に晒されているのを、ただガラスに手を添えて悩ましげに見つめることしか出来なかった。
「誰がしたかは存じませんが、あまりに無礼ではありませんか。」
•*¨*•.¸これは昨夜のお話、食堂にて¸☆*・゚
>>23 ヨダカ
>>29 カワモト
せいかい………正解!!わぁ!ほんとですか!
リツくん!正解だった!お醤油なんだって!
[賭けにはどうやら勝ったようでした。
簡単な問題と言われていたのに、難しい問題を出すなんて。ほんの少し意地悪された事に、それでもマリアは気が付きません。
……これでは怒りようもありませんね。
正解した事を隣に座る彼に嬉しそうに報告すれば、一緒に考えてくれたことにお礼を言いました。]
ありがとう、リツくん。
……あ、でもね、どうしてかっていう理由はわかないんだ。なんでお醤油だったんだろうね?
[最後の言葉は小声で、彼に耳打ちするようにそう言って、悪戯っぽく笑いました。理由まで聞かれたら、正解が取り消されていたかもしれませんから。
そうして、程なくして運ばれてきた理想通りのハンバーグ定食を美味しそうに食べたのでした。✩.*˚]
>>ノギ
どうにかシャベルを取り返せないか思案していると、この事態を嘆く声がした。
ノギさんだ。
「先せ……じゃなかった、ノギさん」
先日、先生と呼ばれるのはあまり好きではないと言っていたのを思い出して、ハフリベは言葉を直す。
ここにいるということは、ノギさんも大切なレリックを奪われたのだろう。
「どういうことなんでしょう。朝起きたらレリックがなくなっていて、展示会がどうの……なんていう手紙が落ちていて」
言いながら、先生の視線を辿る。
彼の存在意義でもあるレリックは一体どんなものだろうという、好奇心もわずかにあった。
写真や教科書、ボールペンなどが並ぶなかに、一つだけ異質なものを見つける。
これは……成人向け雑誌だろうか。今どきネットでなんでも事足りてしまう世の中でエロ本が。
いや、まさか。
これが先生のレリックであるわけがない。
ハフリベはぶんぶんと頭を横に振る。
「"レリック展示会、本日よりスタート。噴水広場にて"」
お風呂から上がり適当に髪を乾かしながら、玄関に挟まっていた紙を読み上げる。帰宅した時に手にしていたが、パートナーが出てこないことに気を取られて、目を通したのが遅くなった。
はて。首を傾げる。
レリックの展示会なんて馬鹿げたものもあるもんだ。命より大事なものを人様に晒すなんっっっっっっっっ、えぇー。嘘でしょー?
無い。わたしのレリック。昨日までそこに飾ってたのに。
天気がいい日にはこれでもか!というほど光を反射させ、存在感をアピールしていた写真立てwith写真が無い。
駆け出そうとドアノブに手をかけて我に返る。危ない、この格好では痴女扱いされてしまう。ちゃんと服を着る常識は持ち合わせているわたしは、早る心音を無視して、きちんと洋服に着替えることにした。
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