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>>サラ
セレナはもう一度、サラの元へ赴く。
預けた時計を返してもらわなくてはいけない。
いっそ時計だけでも持っていてもらったほうが、とも思ったが、何の解決にもならないのでやめた。
……ルクレースに啖呵を切ったが、あれは本心だ。
今さら伝えることなんてないのだ。
でもセレナは自分自身が怖かった。
彼女に相対して、私は何を話すのだろうか、と。
溢れて抑えの効かなくなった私の想いが、彼女をまた縛りつけはしないかと。
さっき声をかけられなかった後ろ姿に、思い切って声をかける。
「……サラ。ご機嫌よう。
眷属たちとの戦いには勝ったみたいね。」
>>392 ヘンリエッタ
/☼頷きながら、静かに聞いてくれる”友”を前に頬には雫が零れていく。
かつてあった左目。今は機能していない空洞に熱を覚えた。
こんなにも昂る気持ちを抱えた事はなかった。何があっても溶かされぬ心が溶けていくような錯覚に陥る。
いつまでも止まらぬそれに無骨な腕で擦れば、無理に止めて笑う。
ヘンリエッタと俺の邂逅は、こうでなくとは。
明るい笑みを浮かべて、よいしょの掛け声と共に立ち上がる。☼/
……おっし!任せろ!おじ様のたかいたかーいスペシャルをしてやろう!
/☼そう言えば、脇に手を入れれば軽々と持ち上げる。そして、ぐるぐると回れば橙の瞳を見つめた。☼/
……お嬢様は軽いな!羽根のようだ!
/☼成長してもいつまでもお嬢様はお嬢様だと言わんばかりに、目が回る程に彼女をたかいたかーいしただろう。
落ち着いた頃に片手で抱き抱えれば、少し休むように背を軽く叩く。☼/
ん、王城でなんかあったみたいだな。
……お嬢様はこれからどっか行くのか?送り届けるまでは行かずとも、背を見送らせてくれると嬉しいんだが。
「当然でしょう?
一時の委託。必ず返却される約束の貸与。
受け取りに来なければ、貴方の砂をここに詰めて、砂時計に改造してあげるわ。
だって次は。ブレイクを私は、完膚なきまでに倒すのだから。
……傷は言い訳にはしないわ?
クロノスティス家の長子たる者。決闘であれば、優雅たる完全勝利をもぎ取るものだから。
そして。足りないのであれば、またブレイクから貪欲に時間を求めるわ。
ふふ。勝った時には。どんなお願いをしてあげようかしら」
そこにあるのは、未来への輝きだ。
ブレイクの瞳に、それが宿っているのが分かる。
サラが約束したブレイクとの時間は。
埋められる事によって、更なる未来を描いたのだ
>>ジュラム
[結局一度も話さないままだった、少し怪しげな薬屋の近くにおそるおそる近づいた。]
「めがねのおにーさん。はじめまして。トッティです。
あのね、トッティ.......最初、めがねのおにーさんの真似っ子して、サラおねーさんに指差したんだぁ。」
[悪魔と契約した者たちが砂になったことを知らない少女は、単純に自分たちと同じなのだろうと考えていた。]
「だから、めがねのおにーさん、ずっと味方なのかと思ってたの。んと、トッティ、他の人の真似っ子してる時も、めがねのおにーさんとは1回もお話してなくて.......最後に、お話したかったの。」
>>サラ
リーンは新聞を小脇に挟み、いつものように城下町を駆けていく。腰にはもう、彼女の時計は付いていない。ちゃらちゃらとチャームだけが揺らして、地面を蹴って、ただただ駆けていく。
強く気高き、確かに全ての少女の憧れだった、あの人の姿を探して。
視界の端に優然とたなびく彼女の髪を認めれば、大きく深呼吸をして、その名前を呼んだ。
「サラお姉さん………!」
彼女が自分を捉えれば、駆け寄って。
彼女の瞳を真っ直ぐ見詰める。
これだけは、決して逸らしてはならないと。
何度も衝突をした、私の言葉がそうさせた。
彼女の正義を真っ向から批判した。その人物と対峙した。
>>リリアーヌ
何も言わずに腕を握る。
力が入りすぎた、少し少女には痛かったかもしれない。
「それはダメ。」
さよならも、
ごめんなさいも、
ありがとうも、
あなたの色に声に、意味がある。
それから逃げるのは私も、誰よりもスクルが許さない。
最後の日、彼女が悪夢にうなされなかったのは、私も彼女も知っている。
それがあなたの答えなんでしょ?
「行くよ。」
何も言わずに、私はリリアーヌを誘拐した。
──どうして。
どうして、みんな。リリアーヌに生きてほしいというのでしょう。サラも、レーヴも。
「分かんないよ! なんで、ダメなの。なんで……。わかんないよ……。この先にどんな幸せがあっても私はいらない!だって知らなくても幸せになれる……!夢の中はこわいもの、なんにもないのに」
のどから悲鳴のような声が漏れました。優しい残酷さが、リリアーヌを襲います。
生きるって、そんなに。
この苦しみを乗り越えるほどの、価値があるのでしょうか。
「わかんないよ……」
リリアーヌは、首を振ってレーヴから離れます。
生きたくないのに、けれど。それでもリリアーヌに生きろと、二人の人が言いました。
「……あのね、レーヴさんには、殺させないよ」
なにも、眠る方法は薬だけじゃありません。出来れば、薬がよかったのは、痛くなさそうだったからです。
「………………トッティのこと探してくるね」
そう言って、リリアーヌはレーヴにくるりと背を向けます。
そっと、眠りについた国王にキスをほどこす。
何十年、何百年。
手繰りきれないような長い年月をすれ違い続けた二人の時が、ようやく重なり合う。
──辺りの音をすべて持ち去られたように静寂が響く。
もうこれ以上自分に出来ることはないと、シルヴェールは白い顔をそっと離した。
無防備に、シルヴェールに寝顔を晒すオズワルド。
止まることのなかった針は。未だに時を刻む気配を見せることはないかと思えた。
>>406 ブレイク
「きゃーっ!!」と嬉しい気持ちを隠せない歓声を上げては抱え上げられてくるくると回る。
めまいがするほど回されても、嬉しくて幸せで、自分の知るブレイクでしかない姿に心底安心する。
「おじさまと私の友情はこれからも続くの。
おやすみなさいとごきげんようの前は必ず笑うの。
また遊びましょうおじさま。
……私ね、探したいかたがいるの。
とっても大事なかた。
お城の中は見に行きたいけど、そのかたが今どこにいらっしゃるのかは知りたくて。
また後でね。ごきげんよう、おじさま。」
スカートをつまんでお辞儀をする。
かくれんぼの友達は、笑顔で見送ってくれただろう。
>>345 セレナ
「!」
「セレナお姉さん…!」
それはいつもの日常のように。
彼女は今日も自分に声を掛けてくれる。
「うん!どうぞ!」
今日はちゃんと持ってるよ!そう言って出来上がったばかりの新聞を1部彼女に手渡すした。
>>404 トッティ
かつて、幸福な暮らしをしていた頃の娘はこれぐらいだったか。もっとも、こんな風に抱きつかれることはなかったが。
多分、私は人間としては、父親としては、優れているとはいえないだろう。それでも、トッティの言葉は嬉しかった。
「私もお嬢さんと過ごす時間は楽しかったよ。色々なことをお嬢さんは私に教えてくれた。
私もお嬢さんのような娘がいたら、楽しかっただろうね」
自分のような父親がいたら良かった、という言葉には肯定も否定も出来なかった。が、否定しなかった、この現状を受け入れるぐらいには、グレゴリオはトッティを好ましい存在であると、認めていた。
>>408 サラ
/☼受け取られた鞘に表情を緩める。
が、続く物騒な言葉に顔を青ざめさせた。☼/
……サラ、いつからそんな物騒になったんだ?
いや、逞しくていいと思うんだがな?淑女でも家を守る力は必要だからな。
おう!しっかり休めよ。
時計が無事でも、体が無事じゃないんだからな。
ふ、マーキュリー家の長子として敗北は死と同等。決闘でも、全力で御相手しよう。
勿論、何度でも、だ。
…………願いは御手柔らかに頼むぜ?
/☼はは、と眉を下げて困り顔しながらも、彼女と手を振って別れる。きっと、再度があるのだとそう信じながらそれぞれの道へと足を進めた。☼/
>>ブレイク
「暇そうだな。今生への別れの挨拶は済んだのかい」
一人でいるということは、やるべきことはやったのだろうかと思い声をかける。
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