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自分の胸の先にいるサラを抱き締めるか否か。
油の切れた機巧の様にギシギシと両腕を持ち上げる。
冷却水は滝のように機体の表面を伝い、ボイラーの過加熱を報せるベルは鳴りっぱなしだった。
蒸気が噴出する寸前のところで、サラは一度身を離し、テルミットはさっと手を引き素知らぬ顔をする。
―――『テルミット=ヴィブラート=クロノスティスとして私と未来を拓き続けると。誓ってくれる?』
くらりと眩暈がした気がした。
恐らく、その誓いとは。
「……ふはは。
…このテルミット=ヴィブラート。
残りの生涯をサラ・クロノスティスと共に未来と可能性を拓き築いて行くことを誓う。
……改めて言おう。サラ。私と共にあってくれ。」
誓い。約束。護るべきものがまた増えたな、とテルミットは片膝を付くと、サラの手を取り口付けた。
/**/
オズワルドの喉で何かいうのは意図的に避けてたんだけど、オズの灰でめっちゃシルヴィの限界オタクになりたい
>>328 オブゼビオ
「ふふ、新聞屋にお休みはないんだよ!」
そうして彼に新聞を1部手渡す。
彼の手から差し出されるのは1枚の紙幣。
全く、目の前の彼は変なところで人の話を聞かないなぁ。なんて笑ってそれを受け取る。
2人の間に暫し流れる沈黙の時。
先に口を開いたのは彼だった。
「!
そういえば…オブゼビオさんが持っててくれたんだね。」
微笑みながら受け取り見る。
掌に置かれたそれは、まるで羽根が捥げたように砕け散った、自分の命の時計だった。
「………やっぱり、改めてこう見ると、中々くるものがあるね…んーうん…ありがとう。」
なんて言えばいいのかわからなかった。
確かに誰かの命の時計が砕けた様を目の当たりにはしていた。
そうして自分の壊れたそれを見て、今ある自分の存在が仮初の姿なのだと、刻む時は止まってしまったのだと否応にも理解した。
/*
セレナあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
*/
/*
テルミットおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
*/
*/
時を、区切る。
生も死も混ざる彼らの時空を切り取って、シルヴィは自らが進むべき時を、相対するべき過去の失態と、自分だけで向き合う。
王城で晴れやかな顔で冠を頂く国王と。
暗く、惨めで、何もかもを信じられなかった城下の自分とを重ねるように。
もう一度……周りの者ども全ての時が止まっていた、あの瞬間に、立ち戻る。
王城のホールで未だ目覚めぬ眠りの王に。
時の魔女が、謁見する時である。
/*
>>342 リリアーヌ
少女の家へと向かう途中。
「………起きたか。」
リリアーヌが起きた気配を感じて、足を止める。程なくして、彼女の慌てた声が聞こえてきた。
そっと、抱き上げていた身体を下ろし、目線を彼女に合わさるようにしゃがみ込む。彼女の両手を取って優しく包み込めば、瞳を真っ直ぐに見つめて口を開いた。
「………リリアーヌ、よく聞いてくれ。
あれはな、幸せの小瓶でも何でもない。中に入ってた毒は、あの医者………エルス先生に渡して捨ててもらった。
俺が、先生にお願いしてな。」
ひどく優しい声音でそう言って。
「………先生は責めないでやってくれな。全部、俺がしたことだから。」
彼女の為に、嘘はつきたくなかった。非難を受ける覚悟は出来ていた。どの様な感情でも、全てを受け止めるつもりで。少女の反応を伺った。
>>344 ヘンリエッタ
/☼腰に手を当てて見上げる彼女に眉を下げて、笑ってみせる。以前と変わらぬ口調が心に刺さった気がした。☼/
そうだな?昔から俺はお嬢様を探すのが上手かった。その逆は見つからなくて叱られてばかりだったな。
……見つけてくれてありがとう、ヘンリエッタ。
/☼泣きそうな顔を堪えて、くしゃりと彼女の髪をひと撫でした。純粋に、ありがとうの意を込めての行動だ。☼/
…………ああ、そんな事が分からなくなるくらい、瞳を曇らせていたんだ。……手遅れかもしれないが、すまなかった。
/☼彼女の純真な抗議と心配は、完成した心には届く。ずっと、隠れんぼを共にした彼女が巻き込まれた事を悔やんでいたが……サラや皆と共に解決した彼女に、逞しく成長した友へ少しだけ、縋り付いてしまう。☼/
>>363 ブレイク
「………………しょうのないかた。」
ため息をひとつ。
大人で大きいのに、もっと広く見て欲しいなと感じた。
「屈んでくださいな。
私がちゃんと見えていて?おじさま。」
「……一つ、謝っておくことがある。
うちの眷属に一人、賢しいのがいた者でな」
*/
オズワルドを眼前に、一人打ち明ける時の魔女。
/*
「そいつはな。私にこう願ったんだ。
『この国を、時計の支配から解放したい』と。
とんだ下僕もいたものだ。主君の、過去の大業そのものを否定しにきたのだからな。
その者の願いを、負けながらに叶えることを許せよ。
皆が、望んだことなのだからな」
>>354 セレナ
[ぽん、ぽん。優しく。ゆっくり。背中を撫で続ける。
気持ちを吐き出す彼女をなだめるように。彼女が吐き出すことで、少しでも楽になれば、と思いながら。]
……はい、
ごめんなさい、でも、好きですよ。
大切ですよ……セレナさんの、こと。
私には、セレナさんが必要です。
[ゆっくり、ゆっくり。
大切の種類は、きっと星の数ほどもあって。それが一致する相手なんて、なかなか見つけられない。
でも、それでも、ルクレースがセレナを大切だと思う気持ちは真実だから。それが伝わればいいと、想いながら。
ルクレースはセレナを抱きしめ続けた。]
*/
淡く光る、時計の文字盤。
王城ホールの端から端まで広がらんとする広大な魔法陣で、シルヴィはこの国に降りかかった時の歪みを取り除かんとする。
短い髪が魔力に揺れ、全身に迸る痺れに震え、踊る首飾りを感じながら、この地を1000年以上に渡って縛り付けていた、時の呪縛を。
文字盤から浮かび上がる光の粒子が、浮かび、溢れ、王城を満たして……
*/
それでも、この男は口を開かない。
過去に起こした、この事件の根源とさえ言って差し支えない裏切りに、彼は言い逃れも言い訳も、正当化も開き直りも、何も……言ってはくれない。
時の魔女は悟った。
否、既にもう彼女だけでも分かりきっていたことなのかもしれない。それを自認するのを、先延ばしにして、真実を突きつけられるのが怖くて、答えを乞うことをしなかった失態を、また繰り返している。
こんなことをしても、この国の民全てを救っても、私に答えは永遠来ないのだ。
/*
*/
ぱつり
>>369 ブレイク
近付いてきたその顔に企み顔で手を伸ばす。
両手でその頬をむぎゅう……と引っ張ると、
「……もう忘れないでね。
女の子が大きくなるのは早いの。当分かくれんぼの鬼はしたくないけど……おじさまがいつまでも来ないなら、私あっという間にかくれんぼが恥ずかしくなるお年頃になってしまうんだから。」
強めに引っ張って頬を離すとそのまま頭を抱きしめる。
「……おじさま運が良かったのね。
私まだ、子どもよ?
だからこんな大冒険ができてしまうの。」
小さな胸に抱き寄せると、優しく頭を撫でた。
「おじさまのいたいの、飛んでいけ」
*/
時空を区切られ、別の次元にいた生者も死者も、きっとその光景は見えたことだろう。
薄ぼやけに光る王城が、突如闇に舞い戻ったのを。
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