人狼物語(瓜科国)


1946 時計の村


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観測者 オブゼビオ

>>251トッティさん

「そうですね。
私もそう思っていましたし、貴女の口からそれが出た時嬉しく思いました。
2人で色んな口を回って、様々な観測をして。
北の国だっていけたでしょう。
未踏の地を開拓するのは、冒険家と観測者の特権ですから。

けど、アイリーンさんはもう居ません。約束も果たせないまま、終焉る。
赦すも赦さないもないですよ。
昨日も言ったでしょう。私達の正義と、貴女達の正義が違うだけ。
...ただそれだけなんですよ。」

[寂しそうな顔をして、トッティと会話をする。]

( 257 ) 2020/02/08(土) 01:08:25

【墓】 貿易商 アーネスト

>>+129 ルクレース

何も考えられなかった。彼女の涙する姿を見て、彼女の震える声を聴いて、胸を裂きそうな思いに突き動かされるまま身体が勝手に動いた。

「そんなこと、……そんな顔で言わないで。俺は貴方にそんな風に、…会えて嬉しいだなんて言ってもらえるような人間じゃない。俺が貴方を殺したんだ。貴方を。何があっても傷つけたくないと思った貴方を殺した。…生きて、…生きていて欲しいと思った貴方を、!」

彼女を抱きしめる腕に力が入る。自然と声が荒ぐ。ああ、彼女は痛くないだろうか。怯えやしないだろうか。―彼女に、嫌われやしないだろうか。

( +135 ) 2020/02/08(土) 01:08:51

新聞屋見習い アイリーン

>>253 リリアーヌ
「トッティも!リリーちゃんとお友達になれてホントに嬉しい!」

[リリアーヌと手に手を取って、少女は心から幸せそうに笑う。]

「うん!ずっと一緒!夢の中で、色んなことして遊ぼうね!

トッティも、リリーちゃんがだいすき!」

( 258 ) 2020/02/08(土) 01:10:57

【墓】 貿易商 アーネスト

>>+133 グレゴリオ

「そうですね。結局ひとりぼっちにしてしまった。どうせ3人で死に向かうなら、その前にお礼を言いたい。」

自らの正体を明かした少女を見つめながら、ぽつりとつぶやく。

「…そういえば、貴方の願いは何だったんですか。」

( +136 ) 2020/02/08(土) 01:12:21

観測者 オブゼビオ

「だから私は、こういうのです。」



「良く、頑張った。と」

( 259 ) 2020/02/08(土) 01:14:59

新聞屋見習い アイリーン

>>257 オブゼビオ
「.......そうだね。おにーさんは、そうだったね。
そう、トッティが、アイリーンおねーさんの時間を止めたの。

トッティね、あんまりわかってなかったの。自分の時間を進めることしか考えてなかったの。全部終わったら、パパとママに会えるって思って。
でも、今日ね。
アイリーンおねーさんになって、アイリーンおねーさんが考えてたことを見て、サラおねーさんに聞かれて、

トッティのしてたこと、わかったの。」

[自分は悪い子だ。と実感したことも言うつもりだったけれど。この人は多分、良い悪いで結論することは無いのだろう、と、少女はそこで口を噤んだ。]

( 260 ) 2020/02/08(土) 01:16:59

【墓】 浮浪者 グレゴリオ

>>+125 ブレイク

「悪魔というのはろくでもないな」

目を抉られた時に比べれば、小さな痛みは…好きにさせておこう。

( +137 ) 2020/02/08(土) 01:17:19

貴族 サラ

>>252トッティ
「……そう。
やっぱりテルミットは、凄いわね
私も。もっと沢山、彼の発明が見たかったわ

……もしかしたら、本当に私の騎士だったのかもね?
なんて、ロマンの効き過ぎた話だけれど

ルクレース、あの本が好きだったの。そう。それも、話せておけば良かったのに」

「本当に変な話だけれど。そう。
ありがとう」

( 261 ) 2020/02/08(土) 01:21:06

新聞屋見習い アイリーン

>>259 オブゼビオ
[彼からの思わぬ言葉に、少女は目をぱちくりする。それから、困ったように笑った。]

「ふふっ、おにーさん、変な人。きっと、おにーさんは、その言葉を.......みんなに向けて、言ってるんだね。大きな流れを見る人、だから。」

( 262 ) 2020/02/08(土) 01:21:32

【墓】 物書き ルクレース

>>+106 アイリーン
…………。……………お安い御用。
(どんな話をしようか、彼女にかける言葉は。そんなことを考えていると、意外にも今までと変わりない言葉がかけられる。キョトンとしつつもなんだかそれが今の自分にはちょうど良くて、ついつい穏やかに口許を綻ばせてしまう。死んでいるし無理だけど、なんて言わないでいいだろう。たまにはこうやって空気を読むのも悪くない。)

( +138 ) 2020/02/08(土) 01:22:20

【墓】 少女 トッティ

>>+135 アーネスト

[力強く抱きしめられる。
戸惑う気持ちと同時に──感じたのは安心。]

……あなたが何者だって、良かったんです。
それでも……あなたが最後にかけてくれたあの言葉は、真実だったんでしょう?

[ぽろぽろと涙を流しながら、背中に腕を回す。きゅっと、その手に力が入る。]

……あなたを殺してしまったのは、私も一緒です。
ごめんなさい。守れなかった。……最後まで、抗えなかった。
……本当は、ずっと。あなたの笑顔を見ていたかったのに。

( +139 ) 2020/02/08(土) 01:22:20

【墓】 傭兵 ブレイク

>>+137 グレゴリオ
眷属ほどじゃない。
/☼首筋をいたぶれば反応を鈍くなってしまったそれに飽きて離す。
どうにも充たされない心は何故だろうか。☼/

……会いに行きたい奴はいないのか?最期に、目の役割を果たしてやるよ。

( +140 ) 2020/02/08(土) 01:24:50

【墓】 物書き ルクレース

>>+117 テルミット
……………はは。アンタ、やっぱり面白い。
(こんなにも人間性は違うのに、職人というのはとことん技術に対してばか真面目なのだ。そういった性根の部分が似ていて、それも面白くて笑ってしまう。)

生きてたら、さ。あんたの工房、こっそり覗きに行きたかったよ。どんなもの作ってんの?素材はどんなのを好んで使ってるの?とか……色々気になって楽しそう。

( +141 ) 2020/02/08(土) 01:25:39

【墓】 浮浪者 グレゴリオ

>>+136 アーネスト

アーネストの言葉に頷く。
「そうだね。お兄さんはお嬢さんと中が良かったようだし。なるべく、一緒にいてあげて欲しい。
私の願いは…生きること。それだけだよ」

人によっては簡単に叶うのだろう、願わずとも。
普通を何でもないように願っていた。

( +142 ) 2020/02/08(土) 01:26:57

【墓】 蒸気機関技師 テルミット

>>+126 テルミット

「あうっ」

額を手で弾かれれば、確かな痛みに思わず目を瞑る。
うぅ…いたい…なんて呟きながら、すぐに消えるであろうほんのり赤くなった額にさわさわと手を当てる。

「自分を大切に……うう……テルにー、ごめんなさい…」

眉を下げ、困ったような表情を見せるテルミットに、素直に謝る。
自分のことを本気で心配してくれているであろうことはわかるから。
テルにーははもう、頭が上がらないな…なんて、思いながら心の中でもう一度、ごめんねとありがとうを繰り返した。

( +143 ) 2020/02/08(土) 01:27:31

観測者 オブゼビオ

>>256サラさん

「これを持ち上げられるという事は、サラさんも中々筋骨りゅ...鍛錬をされていたのですね。
時計を砕くには、いい重さなんでしょう。罅どころでは済まなさそうだ。」

『約束された勝利の剣(エクスカリバー)』
星の息吹を束ね、命の奔流が輝く。
その先に約束された勝利がある。
そんな伝承を持った、剣なのだろう。

( 263 ) 2020/02/08(土) 01:30:00

【墓】 薬師 ジュラム

>>+134
「ワタシがしみじみと遺言を言うように見えまスか? 遺言を選べと言われるなら、今のでも異存はありませんヨ。身内もいないのでネ」

( +144 ) 2020/02/08(土) 01:31:30

【墓】 物書き ルクレース

>>229 トッティ
………ッチ。何が俺の目だよ………。
(自分の培ってきた技術を簡単に奪って、挙句こんなにかけ離れた姿にされて。自分の振りをして信用を取りに行った、悪人のくせに。
そんな風に言っている姿を見ると、哀れに思う気持ちや、共感の気持ちが込み上げてくる。苛立ちを隠せずその場で体育座りをして顔を膝の間に埋めながら声を絞り出した。)

……殺す気、失せる…………。

( +145 ) 2020/02/08(土) 01:33:42

新聞屋見習い アイリーン

「ふわ.......」

[少女はひとつ、欠伸した。]

「アイリーンおねーさんの体で、一晩中探し物してたからかな。もう眠くなっちゃった。

そろそろ、お返事出来なくなるけど.......」

[少女は、傍らにいてくれていたエルスと、リリアーヌを見るだろう。]

>>エルス
「エルシニアさん。トッティのことは気にしないで、好きなところに行ってね。トッティは、もう大丈夫。」

>>リリアーヌ
「リリーちゃんも.......ふふっ、ごめんね。ほんとは、リリーちゃんには......本当は一緒にいてくれると嬉しい。トッティが眠るまででいいから。」

( 264 ) 2020/02/08(土) 01:37:07

【墓】 浮浪者 グレゴリオ

>>+140 ブレイク

「さあ、それはどうだろうね」

善人では無い。が、無闇矢鱈に人を傷付けることはしない。

「別に会いたい人はいないよ」

( +146 ) 2020/02/08(土) 01:37:20

【墓】 貿易商 アーネスト

>>+139 ルクレース

ぷつりと、何かが切れたような気がした。堰を切ったようにあふれ出す涙で何も言えなかった。一番大切な彼女を殺めようとしたその口で、彼女に何よりも重い呪いを謳ったことを許されたくはなかった。でもそれと同じだけ、他でもない彼女に許されたかった。彼女に、好いていて欲しかった。

何も言えないまま、ただ彼女を抱きしめる。―この人は、心の綺麗なひとだ。

( +147 ) 2020/02/08(土) 01:37:46

【墓】 傭兵 ブレイク

>>+144
/☼彼の言葉に、片方の口の端を上げる。
少しだけ、ほんの少しだけ彼が小悪魔でよかったと思った自分は今際の際だからだろうか?☼/

……そうか。なら、いい。

( +148 ) 2020/02/08(土) 01:38:09

【墓】 貿易商 アーネスト

>>+142 グレゴリオ

「彼女が懐いてくれたんです。事の重さに耐えきれずに逃げ出そうとした俺を、励ましてくれたのは彼女の明るさだった。…生きて、願いを叶えて欲しかった。」

彼の願いは素朴だった。そんなことを命を懸けてまで願わなければならなかった、この人はどんな人生を送ってきたのだろうか。

「そうですか。…貴方の願いも、叶えばよかったのに。」

( +149 ) 2020/02/08(土) 01:38:32

【墓】 蒸気機関技師 テルミット

>>+132 ブレイブ

「ええー!わからないの!?」
自分で聞いておきながら、返ってこない答えにリーンは大袈裟に驚きながら、そうして彼のことを見る。

こんなにやつれた顔をしていただろうか?
目元にはクマがくっきりと浮かび、まるで血が通っていないかのような、正気のない表情に。顔や、服にも、赤黒い塊がべたりべたりと無気味な染みを作りあげていた。

それは、ほんの一瞬。
考えたら、否、考えなくてももう、長針がカチッと1度小さな時を刻む程の僅かな時間で。
リーンは彼の存在を理解した。
その上で、リーンは変わらず彼に話し続ける。

「むー。ひどいなぁ。忘れたなんて言わせないからね!テルにーの姿ではあるけれど…。私、リーンだよ!」

( +150 ) 2020/02/08(土) 01:40:03

捨て子 リリアーヌ、貴族 サラの元から振り返らずに立ち去った。

( A29 ) 2020/02/08(土) 01:40:38

観測者 オブゼビオ

>>260>>262トッティさん

「子供は無垢なものです。
何故乗り移ってはいけないのか、乗り移った先の人はどうなるのか、予測出来ないことです。
仕方がない、とは言いません。
お父さんやお母さんに会うためにそれをしていたのでしょう。
ならばそれで良い。
その時、貴女が下した答えなのなら、それが正解です。
後から『ああすればよかった。こうすればもっと...』と言うのは簡単です。
後悔しないように進む。自分の選択を信じる。
そうやって、大人になっていく。」

[そこまで彼女を諭すように優しく話す。
それはもう、労る様な優しい雰囲気で。]

「変な人とは心外です。
大きな流れの中では、戦って勝った。取り戻せた。それだけです。
だから、賛辞の言葉は惜しみません。」

( 265 ) 2020/02/08(土) 01:40:45

【墓】 貿易商 アーネスト

>>トッティ

何故かまだ脳内へ響く声に答える。少女に届くはどうかは、分からないが。

会えるよ、もうすぐ。よく頑張ったね。ごめん。一緒に眠ろう。

( +151 ) 2020/02/08(土) 01:42:36

【墓】 少女 トッティ

>>+147 アーネスト

[アーネストの涙に気づき、ルクレースは尚更自身の頬に涙が溢れるのを感じた。
ぎゅっと抱きしめ合いながら、仮にこれで2人とも消滅するのだとしても。これが最後なら、悪くないのかもしれないとも思う。
嗚呼だけど、どうか。もしもう一度、自分達が自分達のままで生を受けられるなら。]

(──どうかその時は、今度こそ、彼を守らせてください。
彼の笑顔をずっと、見守らせてください。)

[そう、ルクレースは願うだろう。
──トッティの姿をしたルクレースの記憶は、それが、最後だった。]

( +152 ) 2020/02/08(土) 01:44:58

【墓】 人嫌い ダズリー

>>+141 ダズリー
「はは、君も中々に面白いよ。流石職人仲間だな。

ああ、是非に。なんなら私の機巧に細工を施して貰って合作ということにしてもらってもいいな。うん、いいぞ。目の肥えた上流階級の奥方やご令嬢にも興味を持ってもらえること間違いなしだ!」

( +153 ) 2020/02/08(土) 01:50:34

【墓】 浮浪者 グレゴリオ

>>+149 アーネスト

いつだって、あのお嬢さんは前を向いていたなと思う。
一人でも、ずっと。

「私も同じ思いだよ。
私の願いは…そうだね」

叶える気が本当にあったのだろうか。今となってはもう分からない。

( +154 ) 2020/02/08(土) 01:51:07

【墓】 傭兵 ブレイク

>>+150 アイリーン
……冗談だ、あんたみたいなのを忘れる訳ないだろ。
/☼血色の悪い唇を僅かに歪ませて笑う。多少歪でもいいだろうと無理した。☼/

技師殿の姿だが、元気そうで何よりだ。…………手紙、悪気も悪意も、なかったんだ。
/☼小さく言葉を投げかけた。彼女とはいっても見目は彼だが、顔を見て話せず、目線を逸らす。☼/

( +155 ) 2020/02/08(土) 01:51:51

死病診 エルス

>>264トッティ
そうか。分かった。
おやすみ、トッティ。

>>リリアーヌ
リリアーヌ・キャンベル嬢。親愛なる隣人よ。
どうかその身に、健やかな眠りを。愛すべき安らぎを。


[少女2人に別れを告げて立ち去った。
いつも、いつもそうしていたように。自宅に帰り、ベッドで眠りに付いた]

( 266 ) 2020/02/08(土) 01:53:42

【墓】 傭兵 ブレイク

>>+146 グレゴリオ
…………寂しい奴だな。
/☼悪態をつきながらも、何となく彼のそばに居る。何かあれば離れるかもしれないが、それ以上でも以下でもなかった。☼/

( +156 ) 2020/02/08(土) 01:53:53

捨て子 リリアーヌ

>>264 アイリーン

「ん! わたしはトッティのそばにいるよ!」
ぴょんとジャンプして、リリアーヌはトッティの隣に座り込みました。シャランと首からかけた二つの時計が揺れました。

「あっ、そうだ、みて。これね、レーヴさんから貰ったんだ」
左腕につけていた、大きな腕時計をみせます。
「なんだか、こうしてると三人でいるみたい」
眠ってしまった人には、もう二度と会うことができません。だから、リリアーヌはそんな幸せな想像をするのでした。

( 267 ) 2020/02/08(土) 01:54:26

捨て子 リリアーヌ

>>266 エルス

「ありがとう、エルスさん。おやすみなさい」
リリアーヌはにっこりと笑うと手を振りました。

( 268 ) 2020/02/08(土) 02:00:02

【墓】 蒸気機関技師 テルミット

>>+138 ダズリー

「本当?わー!さすがダズリーお兄さん…!」
彼が今度はヘンリエッタに似合うかわいいくまの髪飾りを作る彼の姿を想像して、自然と笑みが溢れる。

ダズリーは作業の工程を見せることを嫌がりそうだが、リーンにとってはその道筋や込める想いも含めて一つの作品で、命の吹き込まれたたった一つのかえがえのないものなのではないかと思う。

もちろん、それだけではなく。眠れなくてと暇を持て余した上でできた髪飾りであったとしても。彼が他の誰でもなくリーンを持ち主に選んでくれたことも、等しく彼女を嬉しくするものだった。

「私のは失くしちゃって…あ、でもね、トッティちゃんが見つけてくてたの。だから、大丈夫なんだけど…」

( +157 ) 2020/02/08(土) 02:04:33

【墓】 貿易商 アーネスト

>>+151 ルクレース
さいごの時、貴方の隣で。

どれほど時間が経っただろうか。気づくと彼女は眠ってしまったようだ。彼女をその場へ寝かせ、持っていた自分の上着を掛ける。彼女は、きっとこのまま天国へ行くのだろう。それにふさわしい人だ。

俺には、その罪の重さに応じた罰が与えられるだろう。彼女と共には行けない。行ってはならない。だが、もしいつかこの罪を濯ぎまっさらな自分になれたら、また彼女に会えるだろうか。彼女は変わらず、優しい灰色に俺を映して笑ってくれるだろうか。

眠る彼女の瞼に唇を寄せる。次に会うときは、必ず―。

( +158 ) 2020/02/08(土) 02:09:21

【墓】 貿易商 アーネスト


>>+154 グレゴリオ

「…じゃあ、俺はもう行きます。行けるか分からないけど、トッティを迎えに行かないと。もし地獄で会えたら、その時はよろしくお願いします。」

諦観か、達観か。彼からはどこか寂しいものを感じる。この国を時計が支配していなければ、彼にも違った未来があったのだろうか。

( +159 ) 2020/02/08(土) 02:09:40

【墓】 浮浪者 グレゴリオ

>>+159 アーネスト

「ああ。私もお嬢さんには一目会いたいかな。
そうだね、その時は」

死後の世界はあるのだろうか。
そんなことを考えながら、離れていくアーネストの音を見送った。

( +160 ) 2020/02/08(土) 02:25:28

【墓】 蒸気機関技師 テルミット

ルーちゃん…

( +161 ) 2020/02/08(土) 02:44:25

【墓】 手紙配達人 レーヴ

目元に濃いクマを携えながら眠る自分を見ていた。
あの日から、ずっと悪夢を見続けている。
毎日、毎日、同じ夢を見続けるうちに、いつの日か深く眠ることをやめてしまった。

「………キシシ、この騒動が終わったら、今の俺はどうなるんだろうな?」

砕かれた命の時計は、木片が飛び散り、文字盤が割れ、中の歯車やバネが粉々になっている。唯一、この時計に使われていた金色の針は無残にも折れ曲がり、命を刻むことのできない形になっていた。

砕かれた時計の隙間から、裏蓋が見える。
突き立てられた剣によって、その内側に書かれた文字ごと真っ二つに割れていた。

「………ドリームキャッチャーも、遂に役目を終えたってわけか。」

『attrape-rêve』は母の願いだった。そして、レーヴの為を想って彫られたものだった。

母が死んだあの日から、命の時計を造ることをやめたあの日から。皆に名乗っていた名前の正体。

"トラスト"は、時計職人の名前だから。その夢を諦めたレーヴには、もう名乗る資格なんてなかったから。

せめて、母の願いだったこの言葉で、生きていこうと決めたのだ。

( +162 ) 2020/02/08(土) 02:47:27

【墓】 手紙配達人 レーヴ


けれど、命の時計は作れなくても、誰かの為になる仕事がしたいと思った。

誰かの夢を運ぶために。
その足で、誰かと誰かの幸せを結ぶ為に。
貧しい人でも気兼ねなく、もちろん富んだ人でも気兼ねなく。誰かと想いを繋げるために。

アトラップ配達。

それが、その夢に共感してくれた友と一緒に立ち上げた会社だった。

( +163 ) 2020/02/08(土) 02:48:00

【墓】 手紙配達人 レーヴ


──時は満ちた。


全ては選択された。


どの様な結末になったとしても。


……少しばかりの後悔は残っているけれど。


「………これで、いいんだ。」


ぽつりと、零せば。
砕けた時計の傍にしゃがみ込み、時の終焉を見守った。**

( +164 ) 2020/02/08(土) 02:49:01

【墓】 傭兵 ブレイク

/☼ーーー数年後。ハンナが、結婚した。

純白のドレスが漆黒の髪によく映えて美しかった。あの日の彼女を、俺は2度と忘れないだろう。
見知らぬ男の隣で誰よりも美しく微笑む彼女を見て、帰宅後静かに涙した。今までどんな事があっても泣かなかった、泣く事を許されなかった男は初めてともいえる涙を流したのだ。
それでも、彼女を幸せにしてくれるのなら。彼女が幸せになれるのなら。俺は笑って見送ろう。

そう、思っていたのに。
あの男はハンナを殺したのだ。
浮気をして、それがバレて。問い詰めるハンナと言い争ったと、後からどんな手段を使っても吐かせた。
男は、この手で殺めた。家名が汚れるとか、この身が汚れるとか考えずにただひたすらに、あの男の亡骸すらこの世に残さぬ勢いで抹消した。
最後に残されたのは、心に大きく残る伽藍堂のみだった。

何をしても、どれ程時が経っても、ハンナは帰ってこなかった。
当然だ、死者は蘇らないのだから。☼/

( +165 ) 2020/02/08(土) 02:54:27

【墓】 傭兵 ブレイク

/☼”愛していたんだ”。”この手で守りたかった”。
彼女の墓前で涙する日々。涙は止めどなく零れ落ちる。今までの分が、せき止められていたかのように。

そんな時、自分の背後から黒い霧のような、重厚な気配が身を覆う。男とも女ともとれない声が、脳内を震わせ、こちらに語りかけてくるのだ。
額に脂汗が浮かぶ。体温が指先から冷えていく。窒息にも似たそれに、人ならざる者がそばに居ると、初めての感触に怯えすくみ、戸惑う姿は紛れもない人であった。

『可哀想に、最愛の人を喪ったんだね。
ーーーその人と、会いたくはないか?』

それが地獄の始まりとは、あの時の俺は知りもしなかった。☼/

( +166 ) 2020/02/08(土) 03:21:21

【墓】 傭兵 ブレイク

/☼俺はその言葉に頷いた。
悪魔は魂と引き換えに、ハンナを蘇らせた。

彼女はかつて見たあの頃のまま、眠るように固く閉ざされた瞼に蹲るように眠る。頬に触れれば冷たい。
いつまでも目を覚まさない彼女に焦りを覚え、悪魔に問えばーーー『死人が蘇るわけないだろ。それは、悪魔でも神でも不可能だ。』
『でも、たった1つだけ方法があるよ。
《マザークロック》の力を借りるんだ。あれは過去へと遡れる力がある。それで過去へと行き、殺される直前の彼女の魂を引き抜いて、今の彼女に入れれば……完成だ。』
『出来るね?ブレイク。
最愛の彼女は目の前だ。健闘を祈るよ。』

ーーーそうだ、俺は、この為に。

ハンナは置いていけないから、スーツケースに詰めた。
力なく抱えられた彼女をトランクへと下ろす。
それを絶望の表情で見下ろした。正気を失い、濁った緑翠の瞳は一体どこを見つめているのか。そして、彼女の頬に手を伸ばしてその冷たさに絶望する。 ☼/

( +167 ) 2020/02/08(土) 03:50:36

【墓】 浮浪者 グレゴリオ


どこまでも続く暗闇の中。周囲の音も少なくなってきた。眠っているのだろうか。今の私には確かめるすべは無い。

結局のところ、私の人生に何の意味があったのだろう。他人との関係ですら、金で買おうと…いや、買っていたからだったのかもしれない。
所詮、買える関係性など簡単に崩れる。

誰も信じていなかった、信じているのは自分だけだった。
だから、何も持たなくなった私には誰も手を差し伸べてはくれなかったのだろう。

なのに、どうして生きたいなど思っていたのか。
ほんの少しだけ、救ってくれる何かを信じたくて。生きたい、と。

自分の存在を。
誰かに覚えていて欲しいと。
誰かの特別になりたかった。

今はただ、夜明けを待とう。

( +168 ) 2020/02/08(土) 03:54:39

【墓】 傭兵 ブレイク

……ハンナ、愛している。愛しているんだ。
どうか、また俺に微笑んでくれ。
/☼魂の形どった空の心はかつての人の証。
悪魔はらしい振る舞いをする為のサポートをした。
小悪魔とやらの存在も、道すがら聞いた。

万全の体制の、筈だった。

呪殺され、砂になり、こんな事態になるまで俺は俺の過ちから目を背けていたんだ。

俺のかつての教え子ーーーサラはあんなにも立派に責務を果たしたのに。
守りたかった人ーーーヘンリエッタは気丈にも皆を支えきったのに。
自分が殺めた人と、かつての友人達に申し訳が付かないと、その場で膝から崩れ落ちた。

時は、秒針は、残酷にも進んでゆく。☼/

( +169 ) 2020/02/08(土) 03:55:51

【墓】 蒸気機関技師 テルミット

戦いの終わりを見届けながら、
リーンは最後に、残してしまった友人のことを思い出した。

「ルーちゃん、」

リーンの命の時計を砕く決断をした彼女が、その友が既に乗っ取られていたと知り。
きっと、その裏側には、自分にははかり知れない程の、葛藤に、逡巡に、あっただろうに。

それを受け止めることが出来ない、歯痒さに。もっと早く。もっときちんと向かい合うべきだったと。後悔ばかりが積もっていく。


正しく、終わったその後に。
果たして、この国に反旗を翻した自分のこれからはどうなるのか。そんなことなどは知る術もなく。

( +170 ) 2020/02/08(土) 03:57:31

【墓】 蒸気機関技師 テルミット

>>レーヴ

リーンは、配達人の、レーヴの元へと駆け寄った。
手紙を書くことは、実態を持たない自分には叶わなかったが。正しくこの国の人間として生きてきた彼なら或いは、伝えられるのではないかと一縷の望みを胸に。
彼女に向けての、言伝を頼んだ。

____________
ルーちゃんへ

ルーちゃん、大好きだよ。もしまた会えるなら、きっと、今度こそ、私から貴方を抱き締めるから。もし、会えなかったとしても。
ルーちゃんなら、一緒に泣いて一緒に笑って、自分自身と向き合おうと、正しく時を刻もうとしたリンちゃんなら、また、新たな友人と出会えると信じているよ。
たくさんごめんね、たくさんありがとう。
願わくば、また会えることを。

アイリーン・クロッカー
____________

( +171 ) 2020/02/08(土) 03:58:15


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生存者 (7)

死病診 エルス
42回 残1865pt
新聞屋見習い アイリーン
44回 残1082pt 飴
貴族 サラ
62回 残957pt 飴
捨て子 リリアーヌ
26回 残1891pt 飴
代弁者 ルーツ
18回 残2302pt 飴
箱入り娘 ヘンリエッタ
21回 残2531pt
観測者 オブゼビオ
23回 残2125pt 飴

犠牲者 (7)

国王 オズワルド三世 (2d)
傭兵 ブレイク (2d)
少女 トッティ (3d)
物書き ルクレース (4d)
人嫌い ダズリー (5d)
薬師 ジュラム (5d)
蒸気機関技師 テルミット (6d)

処刑者 (4)

貿易商 アーネスト (3d)
浮浪者 グレゴリオ (4d)
地主の娘 セレナ (5d)
手紙配達人 レーヴ (6d)

突然死者 (0)

支配人 (1)

シルヴィ
25回 残1981pt 飴

見物人 (1)

使い魔 アベル
8回 残2608pt 飴

退去者 (3)

家庭教師 オーリ (2d)
咎人 アルヴィン (2d)
貿易商 ドアン (2d)

発言種別

通常発言
独り言
囁/鳴/念/婚/叫
死者のうめき
アクション
削除発言

一括操作




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