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新聞屋見習い アイリーンは蒸気機関技師 テルミットに投票を委任しています。
代弁者 ルーツは貴族 サラに投票を委任しています。
死病診 エルス は 観測者 オブゼビオ に投票した。
新聞屋見習い アイリーン は 貴族 サラ に投票した。
貴族 サラ は 手紙配達人 レーヴ に投票した。
手紙配達人 レーヴ は 死病診 エルス に投票した。
捨て子 リリアーヌ は 貴族 サラ に投票した。
代弁者 ルーツ は 手紙配達人 レーヴ に投票した。
蒸気機関技師 テルミット は 貴族 サラ に投票した。
箱入り娘 ヘンリエッタ は 手紙配達人 レーヴ に投票した。
観測者 オブゼビオ は 手紙配達人 レーヴ に投票した。
死病診 エルス に 1人が投票した。
貴族 サラ に 3人が投票した。
手紙配達人 レーヴ に 4人が投票した。
観測者 オブゼビオ に 1人が投票した。
手紙配達人 レーヴ は村人達の手により処刑された。
死病診 エルス は、蒸気機関技師 テルミット を占った。
箱入り娘 ヘンリエッタ は、観測者 オブゼビオ を占った。
観測者 オブゼビオ は、箱入り娘 ヘンリエッタ を守っている。
蒸気機関技師 テルミット は 新聞屋見習い アイリーン に憑依した。
次の日の朝、蒸気機関技師 テルミット が無残な姿で発見された。
《★占》 蒸気機関技師 テルミット は 【人狼】 のようだ。
《★占》 観測者 オブゼビオ は 人間 のようだ。
照坊主の下駄が、どこからともなく 貴族 サラ の頭に飛んできました。
からんころ〜ん♪…明日は… 霰 かなぁ?
現在の生存者は、死病診 エルス、新聞屋見習い アイリーン、貴族 サラ、捨て子 リリアーヌ、代弁者 ルーツ、箱入り娘 ヘンリエッタ、観測者 オブゼビオ の 7 名。
テルにー。
こっちにいるの?
ごめんね、気づかなかった。
ううん、違う、少しだけ、気づいてた。
でも。気づかないふりしちゃった。ごめんね。
/**/
寝落ちしてしまった( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)
/*
めちゃくちゃ今更な言い訳させてもらうと、実はダズリーくん偽モンちゃうかなった思ってはおったんですよ。
あの子、ごめんねって素直に謝る子なんか?って思ってて……実は。
めちゃくちゃログを読み返してたんやけど、どれだけ失礼なこと言ってても謝らんかった子が、聴き逃してたらごめんねって言ってたのがめちゃくちゃ違和感があって………でも、ダズリーくんと会話したことないし、私の気の所為かなぁって思ってて…………ごめんね、ごめん……………ごめんなさい………
/*
指摘してたら何か変わってたのかな……いや、変わってなかったかも………
わかんないけどね。とにかく、共鳴が両方生きててくれることを私は願う。
7>5>3>1の3縄で残り1wだよ!!アイリーン吊ろう!!頑張って!!お願い!!!!
🕐見つけた瞬間にテルミットいなくなったんだけど後票合わせとけば良かったとめちゃめちゃすみませんの極み。こんなサラに集まる???えっ内訳どうなってん?もっと少ないと思ってた。人外数バレたらあかんと思ってズラしてしもたらこのザマ
死病診 エルスは、観測者 オブゼビオ を能力(占う)の対象に選びました。
/**/
髪飾り振り返ってくれるかな( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)てかマジでトッティちゃんごめんて( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)
大好きだった母が死んだ。
呆気なく、死んだのだ。
自分のせいで死んだのだ。
その事実を目の当たりにした時、レーヴは大好きだった時計を造ることをやめてしまった。
レーヴ・トラスト。それが、彼の本当の名前だった。
トラスト家は代々、命の時計を造る職人として、ここまで血を繋いできた。
知る人ぞ知る、時計職人の名家。
そんな家の次男としてレーヴは生まれた。
だからこそレーヴも、父と母を見習って、将来はそうなるのだと夢を見ていた。
跡継ぎを争って兄と喧嘩をした日もあった。
産まれた生に命を吹き込む時計を作る職人に、誇り高き命の時計職人になるのだと。
……母が死んだ、あの時までは。
─────×───────×───────×───────×─────
兄と手を繋ぎ、父と共にどこかへ出掛けていく。
大きな建物。その中の一室の扉を開けば、白い部屋のベッドで横たわる母が居た。
父は、誰かと話をしに行くといってその場から立ち去っていく。
そんな様子を、ただ呆然と扉の前で見ていた。
兄の手が、不意に強く握られる。
どうしたのかと前を見れば、母の手から零れ落ちそうになっている命の時計があった。
「だめ、ママ──!!」
止めようとする兄の手を振りほどき、レーヴは駆け出した。
小さな足を懸命に動かして、地面に落ちそうになる命の時計へと手を伸ばす。
あと少し、もう少しで、手が、
────ガシャン
伸ばした手は空を切り、命の時計を受け止めることはなかった。
命を刻んでいたはずの時計が、散らばった部品が、様々な音を立ててレーヴの中に死を刻み込む。
救えなかった。助けられなかった。
ただその出来事だけを強く、強く眼に、心に、刻みつけられる。
涙を流して、悲鳴を上げて。
ぐらり、と、視界が暗転した。
……そこからのことはよく覚えていない。
ただ一つ覚えていること。それは、自分のせいで母が死んだという事実だけだった。
─────×───────×───────×───────×─────
ドンドンドン と、誰かが扉を叩く音がする。
『助けて!助けて!私はまだ死にたくない!死にたくない!』
扉の向こうから聞こえる女の声。
『嫌!嫌!嫌!嫌!時計が砕けてしまう!時計が!私の命が!』
ドンドンドンドンドン と、扉を叩く音が大きくなっていく。
『返して!返して!私の時を!返して!返して!』
闇の奥から轟くような声は、徐々にこちらへ近付いてくる。
『どうして!どうして!どうして!どうして!どうして!どうして!どうして!どうして!どうして!どうして!どうして!どうして!どうして!どうして!どうして!どうして!どうして!どうして!どうして!どうして!どうして!どうして!どうして!どうして!
ユルサナイ、』
ガチャ、と鍵が開いてしまう。ギギギ…と音を立てて扉が開いてしまう。
そこからゆっくりと、身体が半分熔けた女が出てくる。
幼いレーヴは部屋の隅に蹲り、ガタガタと震えるだけ。いつだって、そいつから逃げることは出来なかった。
『お前のせイだ!お前ノセいだ!お前ガあの時受け止めテサえいレば!お前があノ時時計を壊さなケれば!私ハ!!私は!!!!』
「やめて、お願い、ママの声で言わないで!
やめて、やめて、来ないで、こっちに来ないで!」
『いつマデ目を背けルつもりだ!私ハもっと生きたかっタのに!私を殺シたのはお前だ!お前ガ私を殺しタ!オ前ガ私ヲ殺シタ!!』
「やだ、やだやだ、違う、違う違う違う!
ボクじゃない、ボクじゃない、ボクじゃない、ボクじゃない、ボクじゃ──」
顔を上げる。上げてしまう。拒みたくても、嫌だと思っていても、必ず顔を上げてしまうのだ。
そんな幼いレーヴの目の前には、顔が半分熔けた、母の顔があった。そして、ソレは悲しそうに微笑めば。
『どうして、助けてくれなかったの?レーヴ。』
レーヴの首へ手を回して。締め上げた。
/**/
おはようもつさん
私は昨日0時過ぎに寝落ちしたためか今日は随分早く目を覚ましました( ◜ᴗ◝)
ご主人に乗っ取られてました( ◜ᴗ◝)情けねぇ狂人だ
「あ"あ"あ"あ"あああああああ!!!!!」
叫び声を上げながら、レーヴは飛び起きた。
久しぶりにあの夢を見た。やはり、死んでしまっても夢は見るものなのか。あの、恨めしくこちらを見てくる悪夢。最期にはいつも首を絞められて………
………………夢?
「…………………なんだ、これ。」
流れる汗は頬を伝い、落ちていく。それを追いかけるように身体を見れば、否。これは魂が浮かんでいるような状態だと理解する。
足元を見れば、眠ったように横たわる自分の姿。上から覗くようにそれを見れば、苦笑する。
「……なんだ、そう簡単に眠らせてはくれねぇのか。」
あの悪夢を見続けなくて良い安堵感と、また眠れない日々が続くかもしれない恐怖が混ざり合う。
しかし、これはもういつもの事。慣れた事だった。
ため息を吐けば、辺りを見る。他の者も同様にこのような形を取っているのかと、そう思って。
きょろきょろと辺りを見渡せば、サラに命を砕かれた筈のレーヴの姿がそこにあった。
「レーヴお兄さん、おはよう。」
うーん、テルにーの体で言うの、なんか、変だなぁ
/**/
髪飾りくれたのでトッティちゃんじわ( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)
/*
今日はお休み。。。って言うけど、実際午後から普通に予定があるし割と大事な用事なのでそろそろ寝ないとやばいです。頑張ります………
🕐狂信者生きてるなら出てきてくれればあとはリリアーヌ言いくるめ合戦だけど、全然小悪魔居てもおかしくないしな。そしたらルクレース狂信者か。
/*4人目か.......今日多分ネタばらしして、オブゼビオが小悪魔の可能性を提示してって感じか.......?*/
「どうして、」
時計を見つめます。
「わたしに渡したこと、きっと後悔するわ」
そう言いながら、リリアーヌは腕時計を胸に抱きました。
ずっと味方だからな、なんて。
欲しい言葉を最後にくれて、彼は去っていきます。
風が吹いて、身が縮むような心地がしました。それでも、彼の体温が、リリアーヌを温めました。
「だいすきよ、レーヴさん」
大切なお友達。少しだけ、彼といる時は時を進めることも苦しくありませんでした。────だけど、もう彼はいません。
『おはよぉ.......』
[少女の声はいつもよりも元気がなかった。]
『アイリーンおねーさんの真似っ子ができて、良かったんだけどね.......アイリーンおねーさんのね、記憶とか見ると、時計壊すのやだったって。でも、トッティずっと一人で壊してきたから、変な感じ。
あ、一人で壊してきたのは、サラおねーさんも、トッティも一緒かもしれないね』
『えっとぉ、今日はねぇ、トッティ新聞書く!トッティも機械のおにーさんと、発明品!好きだから、新聞で追悼?してあげる!』
[自分の手で時を止めたにもかかわらず、少女は本気で追悼しようと思っていた。少女にとって、時を止めることと、その人をどう思うかは別問題なのだ。リリアーヌを除いては。]
『うーんと、隠れられたらいいんだけど。難しそうだったら、トッティ、トッティだよ!って言うの。それで、片目が時計のおにーさんは、小悪魔さんの仲間だよっていう。ルクレースおねーさんはトッティたちの味方だと思うよって。
そしたら、今日時計のおにーさんがいなくなって、明日ヘンリエッタおねーさんになって.......?リリーちゃんが味方してくれたら、かてるのかなぁ?うーん。でも、因縁?があると、カラスのお医者さんいなくなっちゃう。
えっとー、さいごにリリーちゃん助けられるかなぁ。トッティ、しっかりわかってないけど。』
『あ!そうだ!猫のピン探さなくっちゃ!
猫のピン探すから、今日はお話するの遅くなっちゃうかも!でもね、アイリーンおねーさんの大事なものだから、見つけたいんだぁ。』
/*あれ、まって詰んだ?
負けてる?
少なくとも。三票と三票になる
これに狂人が生きてたら終わり。
……無理を推してもアイリーンかオブゼビオを吊るべきだった……?
二人、二人?
……ドクターかなぁ*/
/*え、ほんとにこれワンチャンいけるのでは??若しかすると、下手に隠れるより明かした方が勝てるのか?いや、しかしトッティに頑張らずに打ち明けるという選択肢はなさそうだから、いいのか.......。
あとはホントに因縁だけ.......。
共鳴のどっちかについてる可能性が高い.......。ような。
カラスのお医者さん因縁教えてーー*/
/*でもまあ、種明かしがアイリーンなのはよかったかもしれない。ダズリーとテルミットだとギャップが酷くてショックが大きそう。*/
『あ、リリーちゃんが先にいなくなっちゃうかもしれないのかな。あわ.......そうなったらわかんないや.......』
『えっとぉ、まずは、アイリーンおねーさんの真似っ子がんばる!』
「ごめんなさい。ヴェル。
今日で、敗けたかもしれない
冷静になれば。
狂人でも狼でも、レーヴが前の二人を狼だと言う必要が無かった筈。
私、ヘンリエッタ、ルーツで三人。
リリアーヌと、敵二人の三人。
ここにもう一人が狂人なら、もう」
間違えた。リリアーヌとの問答で、冷静さを欠いた?
サラの声は、心なしか震えているだろう
✑──────────
6日目経った。
18人いた加護を受けた人間も、既に7人。
マザー・クロックが、そうさせているのか。
観測者一家の足掻きだというのか。
未だに生きて、この本にこうして綴っている。
町中を歩き回っても、静けさと寂しさが後ろをついてくる。静かすぎて耳鳴りがしてきそうになるくらいだ。
生物がそのままになっている店があり、そこからの腐臭が強くなる。
この街が拍動していた時には考えられない事だ。
『記されなかった真実は、どうなるのか。
マザー・クロックの加護はなぜあるのか』
1つ目の問いには答えた。
しかし、2つ目の問いには返せなかった。
✑──────────
[金の髪色をした男が眠っている。胸は規則的に上下し、今日もただその時を進め続けている。
カーテンの存在しない窓に光が差し込み目蓋を擽った。耐えかねて薄く目を開くと、それの正体を知る]
……太陽光……。
[分厚かった雲は今や青空を映す程に薄く広がり、隙間からは多量の陽の光が射し込んでいる]
……眩しい、な。
[星と同様に太陽も。今までの人生でしっかりと見ようとしたことが無かった。本で読んだものとは比べ物にならない情報量に息を飲む。
この国がこの国であり続ける限り、二度と見ることの無い光景]
オレは……オレのやるべきことを、やるだけだ。
[誰にともなく呟き、コーヒーを淹れる為動き出した]
[投票数を数える。どうも今日の結果はおかしい]
「皆さんの投票はどうなっているのでしょう。こんなにバラけたのは初めてです。今1度確認した方が良いと思いますが。
【ヘンリエッタさんに近付いた人はいませんでした】」
/*トッティもとい私が縄計算まじで出来てないけど因縁考慮したらリリアーヌ助けられんのか.......*/
「レーヴさんは魔女の主犯格でしたか。
時計職人に2人は騙らないという奇策だったのでしょうが。
エルスさんには助けられました。」
>>全員&蓄音機
「ご機嫌よう皆。
【投票に関して。厳重注意をして欲しいわ】
変な話をするようだと。
昨日のレーヴとの事が"そう言う夢を見た"となりかねなかったりした所だった、なんてね
ヘンリエッタの結果を待ちつつ。
今日話すことは
1:何故オブゼビオではなくテルミットが砕かれたのか
2:アイリーン・オブゼビオ・エルス・ルーツの中で、誰が敵か
3:視る対象と砕く対象をそれぞれ二人ずつ
……抜けがあれば教えて?寝不足で頭が回っていないから」
耳をすませば、また人が増えたのだろうことが分かる。その声の中には、昨日のお嬢さんの姿だったものの声もあり、模倣が出来ているのだろうとグレゴリオは思った。
>>+8 レーヴ
「ふふ、」
訝しむような顔で挨拶を返してくれたレーヴにずいと近寄る。
おお、目線が、近い、すごい。
「女の子の顔をそんなにじろじろ見るのってどうかと思うんだよね。この間なんて無理やりむぎゅーてほっぺたあげてきたし。」
リーンはとても女の子だなんて言えない、テルミットの顔でぷくりと頬を膨らませ、疑問を滲ませながらも自分の名前を呼ぶレーヴに満足そうに口角を上げた。
「せいかーい!やっぱり私、テルにーになってる?」
━━━━━━━━━━━━━━━
この国に住み着いたのは、父の代からだ。
なんの変哲もないリー・スミスの名前は何処にでも溶け込めて、物怖じしなければ商売が成功する…はずだった。
誤算と言えば、この国では時計が第1で、自らの肉体を健康にしようという意識が低いことだ。国民は悪い空気に慣れきって、煙が身体を蝕んでも安定した寿命を持つ。単純な漢方薬では、国民に売れることがなかった。
そこに、悪魔がつけこんだ。
彼は悪魔の渡す調合に心底感謝し、依存した。
━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━
母はこの国の出身で、時計を憎んでいた。
彼女の肉体はひ弱で、医療や薬ではどうにもできず不安定な命を刻んでいた。
母は時計を嫌っていた。彼女の時計は度々狂い、それに気づく度に精神すらも病んでいった。
その中で、子供が産まれた。
彼女は"時計に縛られず生きてほしい"のだと、彼のために用意した懐中時計に水を閉じ込めて、封をした。その封も時計も余りにも歪だ。悪魔が指南して、父が加工したからだった。
━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━
父は彼女を狂うほど愛していて、彼女が苦しむのを許さなかった。あるときは痛みを失わせ、あるときはその意識を奪った。
そのかいもなく、母はその目をかいくぐって飛び降りた。父はその後を追った。
息子はとっくに成人を迎えていたが、その狂気に嫌気がさしていたから止めもしなかった。
葬式を終えて幾日か経った後、悪魔は息子の前に姿を現した。
「味気なく終わってしまった。いま売れている薬は、俺が融通したものだ。契約を続ける気はないか」と。
━━━━━━━━━━━━━━━
―――ワタシも、マザークロックに縛られるのは本意ではなかった。アレのせいで、両親が狂ったのだと理解していたからネ。
命が失われていく。
そこには正解も間違いもない。
あるのはただ、付随する恐怖や悲嘆。
ああ、どうか。
乗り越えろ。その感情を全て。
死ぬ覚悟を持って愛すべき生を掴み取れ。
そうでないならオレは。いや、オレがこの手で。
壊さなくてはいけないから。
・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…
「−−人の身でありながらこの地へ乗り込んできた度胸だけは褒めてやろう。
しかし、学がないというのも考えものだ。蛮勇さは皇帝の誇りやもしれんが、己の力の限界も知らねば敵のあまりにも広く響き渡った逸話さえ知らぬ。故、無謀で無策の愚者にしかならんわけだな。
改めて、この身国王にお目にかかる。
正常なる時を支配しこの世を見守る者−−シルヴェール・シュタルト・フォン・エンデだ。
世を乱す悪王−−身の程を知ることだ」
*/
ぱつ、と今日はそこで記憶が途切れる。
日に日に過去を辿る夢は、この国を荒らすものとして見させられる悪魔なのか、または《マザー・クロック》の思し召しなのか。
そして、次に来る記憶は。
/*
「……」
*/
薄く目を開け、時計台の屋根煉瓦にもたれかかったまま、シルヴィは名を呼ぶ。
/*
朝起きたらルーツはいなかった。
ベッドの隣は冷たく、嫌な予感だけがほとばしる。
飛び起きて周りを見ても誰もいない。
思わず身支度もそこそこに広場へと駆け出していく。
そこでテルミットが襲われたことを知り、レーヴが眷属だと話すエルスの姿を見た。
「……ごきげんよう。
そう……先生がおっしゃるにはレーヴは……眷属だったのね。
【テルミット、オブゼビオ、アイリーン】この中のひとりを占いました。
【そのかたは眷属ではありませんでした】
エルスが本当のことを言っていてレーヴが眷属なら、ヘンリエッタが想像した最悪の未来はないはず。
……きっと、ないはず。
「皆さんのお考えを聞いてから、どなたが眷属でなかったかお話しします。
それで、よろしいかしら?」
🕐てか一昨日ヘンリエッタしれっと言ってたけどお風呂入れてないの?マ?
下心とか一切無くお風呂入れてあげたい。だってエルス全然知らん顔で毎日シャワー浴びてんぞ?気にしろ
不衛生は感染症の一番の原因だってナイチンゲールも言ってんぞ
でも今さらヘンリエッタにルーツかアイリーンか誰でもいいから一緒に風呂入れてもらってこいって言うの、完全に「お前臭うぞ」と同義だから言える訳ない。
もう美少女は風呂とか入らなくても清潔な世界線でいてもらうしかない。
[ひとつ、ふたつと目を瞬いて。アベルは優しく微笑むと、歌うように言った]
……。
分かったよ、シルヴィ。
[そして、自分も煉瓦に後ろ手をついて空を仰いだ。時計台の上にはぽつりと二つの影がある。]
>>+21 グレゴリオ
/☼風が入り込むからと閉じられた、というよりそもそもない瞳からは何も読み取れない。
言葉に含められた愉楽に覚える苛立ちは空洞の心に備わっていなかった。
自身の過去に重ねたであろう言葉に、ああこいつもまた眷属であり、過去は人であったのだと彼の過去をみとおす。☼/
……どこの誰を指しているか、敢えて察さずにおくが。
あんたこそ、目の前で見ているルクレースがどう思うか。見ものだな。
/☼決して若いとは言えぬ見た目に、世帯者ではないかと思い当たりながらもルクレースの名を出す。この2人の仲をかつて取り持とうとした名残かもしれない。☼/
/**/
村たての気持ちとしては、自分が作った世界観で各陣営に楽しんでもらって、いい勝負をした上で勝ってほしいって願いがあるよなあ。
ろあ村、頑張るわ。
「怖いのは今日ヘンリエッタが乗り移られてないか。
それが無ければ
サラも私も大丈夫、靴が飛んでいたからリリアーヌは大丈夫、エルスも私が生きてるから乗り移られてはいない。
オブゼビオかアイリーンは狼かもしれない」
「昨日時点ではヘンリエッタも絶対に乗り移られていなかった。それを踏まえた上で今日ヘンリエッタに逃げたとすると憑依する狼はテルミットに入ってたことにある、彼は偽物に見えた…?私はもうエルス、アイリーン、オブゼビオの中に一人と考えてるのだけれど。」
>>+10 ダズリー(?)
にこにことレーヴに笑っていれば、…聞こえてきた声に肩が揺れた。
だって、それは、リーンが昨日、確かに見た、はずの眠ったひと…。
だけど、その話し方も、雰囲気も、リーンの知っている彼ではなくて。
少し、眉を下げる。
「誰だと、思う?
お兄さんは、ダズリーお兄さん、じゃないね。私なんて言わないし…。今は、ダズリーお兄さんが、テルにーなんだね。」
>>+16 アイリーン
ずずいと近づく男の顔に、少しばかり苦笑して。
「あぁ、はいはい。その節は悪かったな。
ちょっと近いから、ほれ、離れた離れた。」
そう言うと、彼の肩を掴んでグイっと押し戻す。
見方によれば可愛いのかもしれないが、やはり違和感でしかないその表情に、おかしくなってクツクツと笑う。
「そうかそうか。正解ならよかった。」
テルミットの中身はアイリーンで間違いなさそうだ。そう考えると、今までの仕草も、この笑みも、可愛いと……
……アイリーンの笑顔を思い浮かべるんだ、俺。
「あぁ。テルミットになってるよ。」
そう言って、彼女の質問に頷いた。
どこからどう見てもあの怪しい発明家。しかし、雰囲気は全然違うので、分かる人には中身が違うと分かるだろう。
/☼会話の間に、男の声でありながら少女の純真さを纏った無邪気差を感じてそちらを見る。
忘れるはずもない。見目はどうであれ、かつて手紙を渡した少女ーーーリーンである事は明白なのだから。
彼女もまた、こちらに来て見てしまった事だろう。砂となった体が、2つある事を。そしてそれが、どんな意味を持つのかを。
魂の形のみ残し、空の心はかつての記憶の残滓で懐かしむ程の余裕しか残っていない。それでも、話しかける事をしないのは僅かにある人としての罪悪感だろうか。
いつかに渡した手紙の行く末を、ブレイクはまだ知らない。☼/
**しばらくプレイアブルしない予定だけど、次回はきれいな京を目指そうと心に固く誓ってる……村の内容にもよるけど……
>>+10 ダズリー?
アイリーンとやり取りをしてる最中だろうか。今度はあの無愛想な男がやってくる。
「おぉ、無愛想な兄ちゃん………?いや、違ぇな……?」
しかし、やはりどこか雰囲気は違うようで。いつもの人を寄せ付けないオーラがなく、それどころか、丸っきり逆の人懐っこさがある表情で立っている。
ジロジロと、訝しげにその顔を見つめれば、続く言葉に納得した。
「……そうか。アンタが本物の発明家か。」
目の前にいるアイリーンがそうなら、きっとその前日に消えたダズリーの中にテルミットが入っているのだろう。
「悪かったな、アンタのこと見破れなかった。変なの作ってるやつだな〜くらいにしか認識してなくてな……。
今度…って言っても、もう作ることは出来ないかもしれないが。なんなら、昔作ったアンタの発明品の話でも聞かせてくれ。」
そうすれば、きっともう少しだけこの男について知ることができるだろうと思ったから。
レーヴは苦笑しつつも、そう言った。
一晩歩き回っても彼女は見つからなかった。
あんな時間を手放したのが徒労に終わった。
このまま暗い朝が来なければと思いながら駆け回っていたが他力本願にした罰だろうか、それは叶わない。
ふと、遠くの時計台の上にふたつの影。
魔女と龍。
彼らがいなければ、と思った時もある。
しかし、私はアベルに見せつける不変の真実を見つけたかった。待ってろよ、と小さくつぶやく。
今はみんなと顔を合わせよう。
>>+28 レーヴ
「そう!私こそが!ある時は時計職人、またある時は蒸気機関技師、しかしてその実態は……あー…実態は、先に言ったふたつだった。見切り発車で名乗るものではないな。」
ふむ、と一息つく。
「構わんよ。深く付き合わねば人の機微など目に止めるものでもないだろう。大枠が整っていれば案外気付けないものさ。
それより……私の機巧にご興味がおありかな…?
ああレーヴ配達人、君にぴったりの物がある!私の…今はリーンのだが、履いているそれはただの加速式ブーツであるが、君に紹介するべきはこっちだろう。《圧縮蒸気噴出型跳躍ブーツ 飛べるくん》だ!…今ここにはないが。
かねがね街の家々を飛び回るさまを見ていて着想を得たそれだ。最早レーヴ配達人用の機巧と言ってもいい。これがあればひと屋根もふた屋根も飛び越えることができるだろう!!」
そう言って、ダズリーのその顔で最高のしたり顔を極めた。
*/
自分の眷属を隣に侍らせて過ごす眠りは、少しばかりは安らかだっただろう。
彼女をよく知らぬ者には表情の機微はきっと読み取れることはない。
その、少しだけ無防備に、軽く開いた口元なども。
そこから何か、人命のようなものが紡がれたことも。
/*
*/
自分の眷属を隣に侍らせて過ごす眠りは、少しばかりは安らかだっただろう。
彼女をよく知らぬ者には表情の機微はきっと読み取れることはない。
その、少しだけ無防備に、軽く開いた口元なども。
そこから何か、人名のようなものが紡がれたことも。
/*
[本に手をやる。
この重さに、安心感を覚える。
時計台の近くの屋根煉瓦の上を見る。
そこには、時の魔女と無銭飲食の青年。
祭りの前、彼が自分に近付いて来たのはなんだったのか。今となってはわからないが、
『君にはこの出来事をどう記すのか』
そう言われているような気がした。]
*☼*―――――*☼*―――――
父は弱い人でした。
決して悪人ではありません。子供が出来なかったために、よそで子供を作ってきたけれど、それは貴族としての義務。たしかにリリアーヌの母を愛していました。リリアーヌのことも、きっと。
今日の夢には、優しかった頃の父が出てきました。リリアーヌをぎゅうと抱きしめてくれるその感触は、なぜだかつい最近経験したような気がします。
『悪かった』
ただ、一言。父はそう言いました。一人にして悪かった。寂しい思いをさせて悪かった。
リリアーヌの両目から涙が毀れます。それで満足でした。
*☼*―――――*☼*―――――
あー落ち着く。そうじゃん。昨日の時点でこれだけ返してもらえばよかったんだ。
(優しげな女性に似つかわしくないゴツゴツしたガスマスクを付け、留め具を短く調整する。その場にどかっと胡座をかいて、幾分か安堵の表情で佇む)
「惜しかったのね」
指差しの結果をみながら、呟きます。
「もうひとりいたら、サラ様が……」
「………………」
そうなったら、嬉しかったでしょうか。
[城内で倒れているテルミットを見つける。ヘッドギアに内蔵された懐中時計は内側から弾ける様にして砕けていた。
テルミットの服から見覚えのある紙切れが出ていることに気が付き近付く。
そこにはいつかに書いたメモ用紙があった]
……失くしたと思っていたが、拾われていたか。
[彼のことだ、きっと破茶滅茶な機能をプラスしつつ完璧に要求に応えたものを作ってくれたことだろう。
彼の時が止まりさえしていなければ]
お前に代わる技師を探すのは……さぞ骨が折れるのだろうな。
[甘い薬の花束は、いつ実現するのだろうか]
「1つ、提案をするのであれば、昨日の投票先を開示するのはどうでしょう。
あまりにも票のずれが激しすぎます。
委任していると言っていたテルミットさん、レーヴさん、サラさんの票と自分の票。
レーヴさんが魔女側だった場合は、委任ではなく投票しているとは思いますが。」
[本の頁を破り、少しずつだが、サラへの返答を綴る。]
✑──────────
T.何故犠牲が自分ではなかったか
テルミットさんが犠牲になってしまったのは、想定外でした。
が、テルミットさんが襲撃された事により、私達騎士と名乗った2人を恐れていた事がわかります。
そしてテルミットさんなのは、私をどうにか時計を砕く処理をしたいから。
今日ヘンリエッタさんが視た人は眷属では無いようですし、明日結果を残させる為にもヘンリエッタさんの護衛は外せないと思っています。
✑──────────
/☼呆然と、周囲を見ている。
憑依された人間は見ているだけでややこしいとは思いながらも、顔を決して乗っ取られる事だけはなかった自分には、どこか遠い世界のように思えた。
否、ここにいる人間は1部を除けばこれから先交わる事はないのだろうと、確信にも似た何かを感じているからかもしれない。
ーーー俺は、絶対にエリュシオンには行けない。
この場で殺めた、とまではいかなくてもそれに等しい事をした者の姿を思い出す。アーネストはどこにいるのだろうか?トッティの姿のルクレースはたまに見かけるのだが。
精神体でまさかとは思うが、どこかで死んでしまってはいないだろうか。
もしそうなら、俺はどうする?
魂の抜けた体はぼんやりとそんな事を思い耽っていた。☼/
🕐考察ぐちゃぐちゃねりねりしてるけどわーからーん!オブゼビ君がテルミット憑狼見てないっぽいから自分も合わせよっかなー!
/**/
ろあ当ての状況報告しておこう。
序盤はエルスだと思っていたけど違います。
ダズリーの可能性は高めに見ています。
トッティだったら笑うなぁ、と思っています。
リリアーヌが吊られなくて焦ってるろあだったらめちゃくちゃウケます。
/*今日リアルがバタバタしてて顔出すの遅くて申し訳.......多分最終日だし、楽しんでやります!!!*/
『あわ、トッティ間違えてたかも。賢者さんの力の方が、トッティの時計壊れるのより早いんだね。
ヘンリエッタおねーさんのとこいったほうがよかったのかも?でも、トッティ新聞書きたかったから!いいや!えへへ
じゃあ、片目が時計のおにーさんのこと言っても、関係ないんだぁ。しゅん。』
『んー。それだったら、リリーちゃんのこと先に助けてあげて欲しいなぁ。
もちろん、トッティ諦めないけど.......アーネストおにーさんとおじさん、許してくれるかなぁ。』
[少女は、アイリーンの髪に植え込みの葉をいっぱいにして、猫のピンを探しながら考えていた。昨日作った発明品も使って、一生懸命探していた。]
『猫さん探しも、落とし物探しも、トッティ得意な方なんだぁ!ふふっ』
/*気づいてしまったんだけど
ルーツの人形に対してゆっくり対応したことがないので、アイリーンの丁寧な反応が多分できない.......
えっ.......疲れてる感じにしようかな.......うっしかし.......しかし.......そんな消極的な.......まあでも.......昨日の流れで元気なのも変だし*/
貿易商の言葉が耳について離れない。まずはここがどういった場所なのか調べようと歩き回った。分かったことは、意思疎通は出来ないもののまだ"現世"と繋がっていること。ここに来るのは、今回の一連の騒ぎに関わった人だということ。―逆に言えば、それくらいしか分からないのだが。
ここも日が経つにつれ人が増えてきた。俺は休憩のため、その場に座り込む。色々と調べ回っているうちに、仲間がひとりこちらへ来たらしい。自らの不甲斐なさを一言謝ろうと、彼を探しに出た。
『あったあ!』
[少女は、静まりきった街のどこか、街路樹の植え込みの隅で、アイリーンの大切なものを見つけただろう。
アイリーンの記憶を辿るうち、街を走っている途中に何かを落とした音がしたのだ。
葉っぱだらけの発明品と髪の毛をぶんぶんと振って、少女は満足気に笑った。]
>>全体&蓄音機
「……レーヴは、委任してくれていたと思う。
意味が無いかもしれないけれど
【投票先を間違えていた人がいるなら教えて】
特段、咎める事はしないわ」
「二人のどちらかがそうなら、ね
私への三票。リリアーヌが一人として、もう一人は何?何故このタイミングで票を合わせられたのか
あるとすれば仲間が分かる協力者か敵。
テルミットは、本物に見えていた。あんな機巧を現せるのは、彼しかいない筈
……エルスが敵だったとして。ヴェルは」
どうするの、と続く言葉が出なかった
**トッティが頑張ってるのに、墓下でこんなことしてると、夫の仕事中に愛人を呼んで不貞を重ねる妻ってこんな気持ちなのかな……ってなる
「事故、なんてことはなさそう。だけど3日目にもだいぶスクルに票が集まってたね。うーーん。
わかってるよ。
エルスの時計を砕くのはちゃんと選択肢に入れてね。」
不思議と覚悟だけはずっとできたいた。
「あったあ!」
静まりきった街の中に、リーンの声が響く。
寝る間も惜しんで一晩中探していた、大切な大切な、今はもういない人からの贈り物。
少し土に汚れた猫の顔を指で拭うと、可愛らしいまるい目が光ったような気がして……誕生日の前の日に渡された時のことを思い出した。
それを、今度は無くさないよう、大切にハンカチに包んでカバンにしまう。
街路樹や植え込みの近くまで探していたものだから、髪も服も葉っぱだらけ。テルミットから借りていた、彼の発明品にも、落ち葉やつちくれが沢山ついていた。
あとで、やわらかい布できれいに拭いてから返さないと。
「よかった、本当によかった!あぁ、でも新聞……まだ書けてないや」
こんなことは初めてだった。それでも、どうしても大切なものだったから。
今日はお礼の意味も込めて、この新しい発明品を紹介しようかな、なんて考えながら、リーンはスカートの裾を叩く。探し物が見つかったことを、心配してくれた人に伝えないと。
よし!と声に出して、広場に向けて駆け出した。
/*リーンの地の文はあんまり似てない気がする.............リーンって言うのだけ気をつけてるくらい.......誰か見破ったらすごい。
そしてこれから昨日の自分との掛け合いをせねばならない*/
/*うわあああオブゼビオもあるじゃん!!!!この二人の会話の雰囲気がすごく自然だからなんか作るの無理そうだな*/
/*誰だよアイリーンやりたいって言ったの(トッティ)*/
箱入り娘 ヘンリエッタは、新聞屋見習い アイリーン を投票先に選びました。
捨て子 リリアーヌは、貴族 サラ を投票先に選びました。
『あ、朝ね、トッティ一人で時計壊したって言ったけど、アレ、嘘だった!!
トッティいつもアーネストおにーさんとおじさんにお話聞いて貰ってたから。
いつも3人だったね。
じゃあ、サラおねーさんは、二人かな。共鳴者さんと、二人。トッティたちの方が、多いね!』
*/
陽の光が真上に昇る頃、差し込む光条に頬を撫でられてシルヴィは目を覚ます。
薄く目を開けて、首を捻らずともアベルがそこにいることも感じる。
ぼや、とまだ眠気の残る頭で−−しっかりと、自分が眠りの中にいたことを自覚した。
黒い煙ももう半ばほどはなりを潜め、この国にはむしろ似つかわしくない青い空が顔を覗かせている。
この国でも、己の住む荒廃の地でも見ることはほとんどない、久方ぶりの、青空だった。
その気に当てられてか知らず、シルヴィはつと突き動かされるかのように、口を開いた。
/*
「……アベル。
寝言だ、真に受けるなよ。
我らの元あった、自然溢れ陽の光に恵まれる広大な土地の暮らしを懐かしむ気持ちが、全くなかったわけではないが。
私の本心は、最早そこにはない。
これだけの力がある宝物だ。《マザー・クロック》が歴史を動かし、一つの国の歴史を築くほどの影響力がある代物である以上、いずれはこの世の覇道を征く者の手に渡る運命が、定まっていたのやもしれん。
で、あるなら。かの母なる時計が、「正しく時を刻むもの」であったとするならば、もしかすればこの時計の国が生まれたのも、正史の一つなのだろう。それほどまでに自然に、恒常的に、この国は存在し続けた。
我らの元に《マザー・クロック》が戻るべきだと針が示すのであれば、あやつらはこのまま私に勝利をもたらしてくれるのだろう。
逆も然り……この地でこの巨国を支え続けるという意志があるのなら、《マザー・クロック》は再びこの手からすり抜けるのだろうな」
「だがな。
私は、あの時計の所在よりも。
"正しく示された時"などよりも」
「私の信じたものが正しかったのか。
それを、そちらの方こそを、知りたいのさ。
この手に《マザー・クロック》が戻るというのであれば、それは……。
過去の私が、誤っていたと、いうことなのだろうな」
*/
アベルの顔も直視せず、ずっと青い空に向かって、彼女は滔々と喋り続けた。
この独白を、永きに渡って付き従ってきた龍がどう感じるかは、彼女本人には、まだ分からない。
/*
「私も、自分でレーヴに投票したわ。
……あまりにサラがひとりで戦おうとするんですもの。
時計を壊すことの意味はちゃんと自分で持っておきたいの。」
〜髪飾りを探しに行く前のこと〜
>>5:160>>5:161 オブゼビオ
淡々と言葉を紡ぐオブゼビオの声を、そのまま身に刻むような思いで聞いていた。少しの間目を伏せたまま、絞り出すように声を出す。
「じゃあ。私たちも、魔女たちも、やっぱり同じということなの?自分が思っている正義のためなら、犠牲は仕方ないって割り切らなくちゃいけないの?
私は……どうしても、それが必要なことだった、なんて思えないよ。砕かれていい命なんて、ある訳ないのに。」
わかっていた。静かに歴史を記録してきたオブゼビオに、こんなことを言っても仕方ないということくらい。それでも、「やっぱりこんなことはおかしい!」と、叫び出したかった。
それでも、続くオブゼビオの言葉には、少し顔を上げて微笑んだ。
「…………そう、かな。じゃあ、オブゼビオさんと私が二人揃っていたら、隠された本当の真実が見えるのかもしれないね。私みたいな物書きは、きっと追いかけるものが多すぎて、大きな流れを見失うこともありそうだから、オブゼビオさんみたいな記録者が必要なんだと思う。そうだったら、素敵だな。」
オブゼビオの問いかけには、ひとつ大きく頷くだろう。
/*これ昨日の話としてオブゼビオに話すのズルいよな!!!!言ってるのトッティなのに!!やめよ!!!昨日言えなかったことにして今日話に行こ!!!*/
🕐もし謝物と仕様が違ってちゃんと委任出来てたとかだったらこれはほんま謝罪しますすみません多分そうだったと思うんだけど
🕐コテツくんめちゃくちゃ楽しかったなぁ……
俺だぜ!霊能引いたぜ!狂人と死ぬぜ!後は任せたぜ!→負け
だったもんなぁ……なーんにも考えてなくて楽しかった……エグい可哀想なエピを迎えたけど……今何周目かな………………
>>35 ルーツ
昨日の夜のことを考えていたから、背後から誰かが走ってくる気配には気が付かなかった。突然手を掴まれ、足が止まる。
驚いて反射的に振り向いた。
「ルーちゃ……!」
名前を呼びかけて、静かに目を伏せ、微笑んだ。
「……どうしたの?そんなに急いで。」
>>33
/*カラスのお医者さん.......若干視点漏れしてる.......?勘違いの範囲内だけどw*/
『びっくりしたあ!お人形のおねーさんだ!
アイリーンおねーさんね、難しいこといっぱい考えてるの。トッティ難しいなぁ。
正義と正義がぶつかって犠牲が……ってなんだろう。
えっと、それと、トッティがパパとママに会いたいのと、どういう関係があるんだろう。
難しいなぁ。』
[少女は今よりもっと幼い頃、たくさんの疑問を持った少女だった。《みんなのおうち》で、年上の子や職員、園長に色々なことを質問しては困らせていた。少女にとって世界は不思議でいっぱいで、その中でも、どうしてここにいる子達にパパとママが居ないのかがいちばん不思議だった。
7歳くらいの頃から、少女はあることを察した。
知らないことを知らないままにしていた方が、少なくとも施設の中の人には可愛がってもらえるということを。
それは、同級の子が、年下の子が、そうであったのを見て気がついたのだった。
だから……少女は、年齢の割に幼い口調で話す。知らないままでいる方が、楽だったから。怒られなかったから]
🕐多分私目線共片生きてたら詰みなんだけどこれ言っていいのかなあ。怪しいかなあ。
あー待って自分の因縁含めて考えると本当に訳分からん
[数少ない少女の楽しみが、歌であり、モノマネであった。
普段はニワトリや猫の真似をして喜び、時には施設の子や園長の真似をして遊んだ。
今回のことも、少女にとってはその延長でしかなかった。
しかし.......真似ることは、学ぶこと。
少女は、ルクレースに憑依した時から、少しずつ。止まっていた時を動かし始めていた。
自分より年上の、たくさんのことを学んでいた人々のことを真似ることで、それを自分のものにしようとしていた。
それは真に少女の知識や技術ではなかったが、その瞬間は確かに少女のもので。
身体を手放せば感覚は薄れるが、体験はその身に残っていて。
もっと、もっと、と。知りたいことがたくさん生まれる。少女は、他人の体を介して、確かに色々なことを学び、成長していた。それはまだ、小さな芽でしかないけれど。止まっていた時を動かす歯車が、動き出したようなものだろう。]
>>+25 レーヴ
「やっぱり。そっかぁ……」
胸元に垂れるおさげも、お気に入りの刺繍の入ったブラウスや大好きな色のスカートだって今は何にも身についてはなくて。
機械油などが染み付いた指先を見つめる。
結んで、開いて。
感触があるような、ないような。不思議なかんかく。私っていま、どんな状態なんだろう。
思考も意識も全部私なのに。私じゃない感じ。
へんなの。
困ったように首を傾げているところできっと、テルミットに声を掛けられただろう。
「みなさんのお話を待っています。
無駄に隠しているように思われたのなら、言ってくださいな。」
絶対に諦めるものか。
諦めたら額から魔法が消えてしまう。
ヘンリエッタがそれと自覚しているわけではないが、子どもが夢を諦め絶望した時が国の終わりなのだから。
ハッピーでなければエンドではないのだから。
>>リリアーヌ
「よかったらおしゃべりしない?
家からこっそりお菓子を持ってきたの。キャンディだから傷んだりしていないはずよ。」
🕐あれっもしかしてラストウルフもう3日くらい連続で移動し続けてるってこと????えっきもい(最上級の褒め言葉)……凄すぎて怖い……じゃあ……えっ……?わからん……ルクレース→ダズリー→テルミット→???……?怖すぎるんだけど……猛者じゃん……
>>40 アイリーン
塔で告げた別れから早すぎる再会。薄志弱行と心の中のロキが笑う。
何かを探していたのか彼女の髪や服装は乱れ、葉や土で汚れている。何かあったの?はお互い様なのできっと打ち消し合うことで省略する。
エビス「…こんにちはですね。どこへ行かれるんですか?」
オブゼビオさんの話が本当なら、アイリーンはきっとテルミットの元へ向かうと。
エビス「その格好。抜け駆けして、魔女と龍でも倒してきてくれたんですか?取り敢えず一旦帰りましょう。ゆっくりお風呂でも浸かってください。」
返事は聞かなかった。
利き手で握った手を引っ張るとズキリと痛む。心も体も。
傷つく彼女が見たくないエゴで、彼女自身を包み込む。
ショックを和らげるために事実は私から伝えよう、そう決めても口に出来ないまま自分の泊まっている宿屋までアイリーンを無理やり連れてきた。
>>36 シルヴィ
[荒れ地で見ることもなくなった青い空が、この国を見下ろしていた。一面に広がる青は、アベルの緑色の瞳と交わって不思議な光彩を放つ。
しばらく、シルヴィは使いの竜の隣で目を瞑っていた。
規則正しく胸を上下させて、実に健やかな寝顔をアベルにだけ見せる。
その横顔を見つめて。それからアベルは、彼女が目を覚ますまで、隣にいた。
どんな時も彼女の傍らに。それはアベルが彼女に拾われてから、ずっとあった光景だった。
それこそ、共に時を刻む長身と短針のように。主人を時計の針に見立てることほどおこがましいことはないが]
けれどきっと、キミが本当に隣にいて欲しかったのは──…。
[隣でシルヴィが目を覚ます気配がした。呟きかけた言葉を呑み込むように、アベルは口を閉ざす。
そして、彼女の耳にそれが届く前に、城下町に纏わりつく油と蒸気の入り混じる空気へと溶かしてしまう。
目覚めた彼女は、何かに動かされるように口を開いた。それを、使いの竜は黙って聞いていた。多くを語らない、魔女の本音。]
どこかのタイミング、小さな影は蓄音機の前に。
ロキ「オブゼビオじゃなくてテルミットが砕かれた理由?いちばん簡単なのはオブゼビオはオブゼビオの時計を砕けないから、じゃなくて?
アイリーン、オブゼビオ、エルスの中で怪しい人、ね。
ルクレースの砕かれたタイミングからずっとオブゼビオが怪しいと思ってる。エルスに関しては因縁相手が死んでいないということは乗り移られてはない、ってことね。だけど元々狼なら随分熱心にサラの治療をして、勤勉に考察をしてくれてる。感謝状でも送ろうかしら。
アイリーンに関しては……言うことはない、何も。
占いの先はヘンリエッタの結果を聞いてから決めるわ。砕くのは【オブゼビオかエルス】。
あとはリリアーヌの今後が気になるわね。」
>>43 リリアーヌ
「これは私のとっておき……ではなくてお母さまのとっておき。
だからすっごくおいしいはず。
4つ置いて、あとは全部持ってきたの!
ショーコインメツというものにお付き合いくださいな。」
ずっとこわい夢を見ているリリアーヌに何をしてあげられるだろうか。
いや、何かをしてあげるようなどとは考えなかった。
勝手に想像して慰めようとするなんて、とてもとてもリリアーヌに失礼なのだから。
「ちょっとがんばるのに疲れてきたの。
あと少しだとは思うんだけど、甘いものは元気が出るから。
私いつも家から出してもらえなかったから。
お友達がいたらずっと、こうして何のためではなくおしゃべりして時間を忘れてみたかったわ。」
🕐ほんと脳味噌が重すぎるパソコンみたいな動きしててしんどい。なんでこんな所で止まってるんだ……?っていう悩み方をしてる。うおおん
キャンディは小さな口でも食べられるような大きさで、ピンクに黄色、ブルーとよりどりみどり。
粒の大きな砂糖でコーティングされ、口の中に果物の味が広がるまでは誰もを包む優しい砂糖の味がする。
「……もう何もなくしてしまったけど。
家の外に出ても誰にも叱られないの。
叱られるのは好きじゃないけど。」
いろんな質問が浮かんでは言葉にできない。
やっと聞けたのは
「ねぇ、リリアーヌ。高いところは好き?」
>>シルヴィ
……寝言だと分かった上で返答させてもらうと。
実のところ僕には、誤りだとか、正しさだとか。そういうのはよく分かっていないんだ。
だって、ドラゴンだし。難しいことより狩りをする方が断然楽しいね!
……全てが終わって《マザー・クロック》がこの国の礎として在り続けることを選んでも、あるべき者のもとへ……キミの手中へ戻ってきたとしても。
どんな結果であれ僕は、過去のキミが間違っていたとは思わない。
要はさ、その時の自分がどれほどの思いをそれに砕いていたか。それが、大事なんだと思う。特に人間たちにとっては。
昨日、“命の時計”を砕かれた配達人が言ってたんだ。あれに意味なんてないって。自分の心臓に命を縛られているなんて思うのか、ってさ。
僕は、キミのことが大好きだからずっとそばにいる。キミが大好きだから、キミを傷つけた人は憎いと思うし。
どうしたらキミが心から笑えるようになるのか。
そんなことを、キミと出会った時からずっと考えていた。
僕はさ、……。
……いや。
[魔女の心を溶かすのは、使い魔の役目ではない。それは、《マザー・クロック》によって選ばれた者たちの。
最後に魔女の前に立ちはだかった者の役目だろう。]
……。
……あ、そうだ。そういえば、ずっとこれを渡しそびれていた。
これ、とても綺麗だろう? 旅のお土産にどうかと思って、キミにも買ってきたんだ。
[そう言って、懐から包みを取り出す。中には透き通った宝石が嵌め込まれた、ブレスレットが入っている]
ヘンリエッタは宝塚だしおジャ魔女だしプリキュアだから絶対に諦めないしハッピーエンドだよ!!
エルスの因縁誰かな……
狼1、狂1、魔1、夢1。
これが現在考え得る背信者の最大数。もしかすると狂2の魔0かもしれないが。
サラ嬢の短針が存命であればこの事態は免れていると考えて良い筈だ。狂信者か悪魔のどちらか1人は居なくなっている。順番を間違えなければ終わるだろう。
[そうでない場合は、と続けかけて黙る。そんなことは言うまでもなく分かるだろうから。
昨日の夜のリリアーヌの様子を思い出し、僅かに唸る]
そして更にヘンリエッタ嬢がサラ嬢の短針とテルミット以外を占っていた場合。この場合悪魔が居ないのは確定で、残る1人を砕けば終わりだ。
そうであれば良いのだが、そうでない場合の詰みまでの道筋も考えるべきだろう……が。
[言葉を詰まらせる。暫く悩んだ後、自身のマスクを押さえて溜め息をついた]
オレの因縁相手の正体によって詰むまでの展開が全て変わるのが非常に………………ややこしい。此処まで来て全ての可能性を追い切れないと言うのは本当に慨嘆の極みでしか無い。
……オレは、この鎖の先の人間を、眷属だと思っている。そうでなければ眷属は今朝オレの時計を砕くべきだったろう。
場に残るのは7人。悪魔がいるならば眷属よりも先に此方を砕かねばならない。機会は1回きりだが、占いと合わせて実質2回。候補はアイリーン、ルーツ、オブゼビオ。この内アイリーンとオブゼビオは占われた可能性があるからヘンリエッタ嬢から見れば二択かもしれん。
故に……オレはヘンリエッタ嬢の占った先を聞きたいと考えている。実を言うと先程からずっと、此処から先をどうすべきかで悩んでいる。オレの頭が鈍っているだけで本当は聞かずともさっさと解決出来るものであれば教えてくれ。
勿論オレの一存だけで決められることとは思っていない。サラ嬢が今日の占い先を言う必要が無いと考えているなら構わん。別の方向からも考えてみよう。
[ダズリーやセレナとあれやこれやと話し込んだことを思い出す。議論が出来るというのは思っていた以上に自身の視界を広げていたらしい。行き詰まる思考に目眩がした]
死病診 エルスは、新聞屋見習い アイリーン を能力(占う)の対象に選びました。
/*
いや、それと同時に嬉しくもあるんだけど……
この国において、レーヴの考えって正しいものだったのかな。でも、私はそう思ったし、レーヴもそう思ったからそう答えたんだけどね…………正解は、よくわかんないや。
/*
ちな!ハガレン読んでる人ならわかると思うんですが!アルが自分の意識がよく途切れてしまうようになった自分の体(鎧)についてお話してる時に、人間だっていつ死ぬかわからないし交通事故にあうこともあるんだから、ボクのこの身体もそれと同じなんだよ(なんかそんなニュアンス)〜みたいなお話してて、「なるほどな」って思った事を思い出しながら書いてたってのもある!(もう10年くらい前の話だけど)
🕐リアルの方の勝ち筋って実際何なの?てか今何が居るの?だいぶ重症感ある。狂人2人居た?今も居る?小悪魔は?( ◜▿◝ )
「占った結果はお話ししてよいはず。でもできれば皆さんがサラの>>11 >>12 の答えが出てからがいいとは思っているの。
考え直しをさせてしまうかもしれないけれど……今皆さんが何を考えているのかは知りたくて。
時間があまりない中、お手間をおかけします。」
🕐いや、ていうか因縁先隠して占いと吊り決めるの無理では?????今さら気付いた???道理でめちゃくちゃやりづらかったはずだわ????
[それはいつのことだったか。母なる時計に選ばれた者たちを眺めていた時のこと。
城下町の中心部から外れて一人歩く男を見つけて、アベルはその後ろを着いていった。
やがて辿り着いた建物は男の自宅だろうか。中までついて行こうと一歩踏み出したところで、目の前で扉が閉まる]
いだっ!?
いったぁぁ……。
[ごん、と鈍い音を立てて扉に額を打ち付ける。その痛みに悶絶しながら、アベルは建物を見上げる。
そして、彼が建物から出てくるまで家の外でのんびりと待つだろう]
>>エルス
やあ、こんにちは。
キミと話してみたくてついて行ったら、結果的に家の前で出待ちをする重度なストーカーみたいなことになったアベルだよ。
[エルスが家から出てきたなら、アベルはそう声をかける。そして、すん、と彼から香る珈琲の匂いに鼻を動かした]
コーヒーでも飲んで羽休めをしたのかい?
>>グレゴリオ
ふと、少し先に彼の姿を見つけた。何と声をかけようか。同じ方向へ向いて走っていたのに、彼とは話したことがなかった。
「…もう一人の仲間は貴方だったんですね、サー。挨拶が遅れてすみません。それと、お疲れさまでした。」
/*リリアーヌかルーツに見破って欲しい.............*/
/*後投票どうすっかな〜ブレたの自分ってことにしてもいいか。昨日のアイリーンの感じだと委任してなさそう*/
>>57ヘンリエッタ
[キッチンで頭を抱えていた所にキャンディが差し出される。受け取り、マスクを外し、口に入れ、マスクを着けた]
ああ、ヘンリエッタ嬢……助かる。
[キャンディをもごもごと転がしている内に延々と行き詰まっていた原因に思い当たる。この忌々しい因縁の鎖だ。因縁自体はともかく、因縁先を伏せた上で他人に開示出来るような詰みまでの道筋を作るのは当然不可能だ。
気付いてみれば酷く間抜けな話だったと天を仰いだ]
…………ヘンリエッタ嬢。……有難う。
これは別の方向から考えるしか無さそうだ。
[だいぶと考え直しに入ったが意味不明な無限ループから抜け出せただけマシだろう。
ヘンリエッタに目線を合わせ改めて礼を言ったのち、もう一度考える為に広場に戻っていった]
>>アベル
「佳境だ。
それはこの場にいる者たちにも、人数からしても分かりきったことだろう。
座して待つのみというのも、もどかしいものだな。私に女王は向かんかもな。
少々、出てくる。
夜まで好きにしていろ」
>>44 ルーツ
葉っぱだらけの、泥だらけの、リーンの姿を見て、ルーツは何と思っただろう。きっと、色々思うところもあっただろうに、それについては、何も聞かないでくれている。
何だか久しぶりに話す気がするエビスの小さな顔を見て、リーンはニコッと笑いかけた。
「ええとね、大切なものを探して、徹夜しちゃって。テルにーにコレ、借りたから。返してから、書けなかった記事を書いて……そう、今日のコラムはテルにーのことを書こうかなって!」
今はそれどころではないだろうと思われても構わない。自分のしたいことを、しようと思っていたことを、正直に言う。
いつこの時計が止まるかわからない。後悔のないようにしたかった。
「あ、そうだね!お風呂には入らなくっちゃ……って、わっ!」
そんな返事をすると、ルーツにグイグイと引っ張られる。先にどんどん行くものだから、ルーツの顔は見えなかった。
それでも、ルーツが話し掛けてくれたのが嬉しかったから……ルーツの宿屋に着くまで、リーンはそのまま彼女の手に自身の行先を委ねた。
/*余裕が無さすぎて細かい口調は見れてない……*/
/*あ、ルーツのお人形の顔を見るのはトッティの癖です!!!!!*/
蓄音機に向かってひとこと話しかける。
「昨日の投票のところで、眷属はふたり。
サラには3票。
リリアーヌが本人の言う通りサラに投票していたのなら……もう眷属を手伝う誰かはいないと思うの。きっと。それが甘すぎる考えなのだとしても、ふたり残っていることはないはずよ。きっと。」
/*乗り移るの「よっこいしょ」くらいの気持ちだったから、(多分トッティも)、テルミットがアイリーンの時計を壊したっていう事態の残酷さ気づいてないだろうな。だって私も今気づいたもん。
これ実際は時計壊してるんかなー。憑依は勝手にパリーン!ってなるイメージだった*/
〜昨夜のこと〜
>>3:177 テルミット
「ありがとう。テルにー、頼りにしてる!」
テルミットと二人で、一生懸命に探した。
テルミットの作業は、見方によってはお掃除のようなものだったけれど、それでも確かに一人で探した時よりも視界は良くなっただろう。
あの万年筆の話になると、企業秘密だなんて言いながら、やっぱり楽しそうに色々と話してくれた。彼の明るい顔を見て、話を振って良かったな、と思う。
「ふふっ!そんな仕掛けがあるの?すごい!でも、秘密なら記事にはできないなぁ。あ、大丈夫。暴く秘密と秘める秘密はちゃんと分けるから。」
そうして、夜がすっかり更けた頃「もう少しだけ探したら、見つからなくても寝るね。」と嘘をついて、テルミットと分かれ、一人探し続けたのだった。
/*これは自分と自分の会話捏造なのでズルくない(多分)*/
/*こういうときのアイリーンの笑い方わからなかったから、トッティの笑い方にした*/
/*自分の覚えの意味も含めてトッティ成分とか工夫?みたいなこと書いてるけど、くどかったらごめん.......*/
/*本当は投票のことだけ言った方がいいと思うんだけど、テルミットのこと知ったRPしてからじゃないと、サラからの質問に答えられんわ.......*/
>>+38 グレゴリオ
随分と親しげにしていただろう。他にあんたと親交が深かった奴も知らないしな。
…………あんた。
/☼どうしてそこまで捻ているんだ?と嫌味な返事をしかけた時だった。
先程、姿が見えないと思いを馳せていたアーネストが現れる。(>>+40)
突然の事に驚きはしたが、あの時のような強い激情は走る事はなかった。あの時は、ルクレースとの中に入った彼に、あのような事を。
そう考えてもどこか他人事で。魂を奪われるとはこういう事なのだろうかと、悪魔が勝ち筋が0になったからと完全に怠ける姿勢を見せているからだろうか?そんな他人行儀な事ばかり考え、グレゴリオとアーネストの話を少し離れた後ろから眺める。
ブレイクの緑翠の瞳は力なく揺れていた。☼/
『そういえば、一日だけだと思ってたから、今までお風呂のこと考えてなかったの!アイリーンおねーさんで良かった〜。女の子同士だもんね!』
[少女は少しほっとした。]
『なんだか、今日お話をするのは遅くなっちゃいそうだな。
アイリーンおねーさんは片目が時計のおにーさんとも仲良しさんでしょ?迷っちゃうなぁ。
多分ね、お人形さんのおねーさんのことは絶対に疑わないでしょ。
あと、リリーちゃんのこともね、うーん、アイリーンおねーさんなら言わないと思うの。時計砕くの嫌いだから。
うーん、でもアイリーンおねーさんの視点だと、片目が時計のおにーさんかカラスのお医者さんしかないって感じだよね、きっと。うーんうーん、片目が時計のおにーさんにしようかなぁ?カラスのお医者さんには残って欲しいなぁ。』
『うーんと、うーん.......リリーちゃんって言いたいな。
でも、リリーちゃんと最後まで一緒にいたいなとも思ってて〜うーんうーん、トッティ、自分の気持ち、よくわかんない』
『アーネストおにーさん、おじさん、トッティまた変な事言ってたらごめんねぇ!
なんかねぇ、だんだん色んな人の考えが混ざってきちゃったの。
昨日もねぇ、何回か、機械のおにーさんで「俺」って言いそうになっちゃって大変だったの。
今日もねぇ、時々機械のおにーさんの言い回し?をしそうになっちゃうんだぁ。むむぅ。』
きっとルーツと話し終わったころ。
>>5:160>>5:161 オブゼビオ
昨日ろくに返事も出来ないまま、外に飛び出してしまったから。広場へ行って姿を見かけたら、少し躊躇いがちに声をかけただろう。
「あの……オブゼビオさん。
私たちも、魔女たちも、やっぱり同じということなのかな。自分が思っている正義のためなら、犠牲は仕方ないって割り切らなくちゃいけないの?
私は……どうしても、それが必要なことだった、なんて思えないよ。」
わかっていた。静かに歴史を記録してきたオブゼビオに、こんなことを言っても困らせることくらい。それでも、「やっぱりこんなことはおかしい!」と、叫び出したかった。
……それでも。
「……えっと。その続きのお話だけど。オブゼビオさんと私が二人揃っていたら、隠された本当の真実が見えるのかもしれないね。私みたいな物書きは、きっと追いかけるものが多すぎて、大きな流れを見失うこともありそうだから、オブゼビオさんみたいな記録者が必要なんだと思う。そうだったら、素敵だな。」
「私は、知りたいよ。この世界には、いっぱい不思議があって、きっと、マザー・クロックも、命の時計も、その不思議の一つだから。」
>>64 アイリーン
大切なもの、きっと、大事なものでしょう?
でもあなたは私にとっても結局、大事になってしまう。
事件の前はアラカルトのように選べた記事のネタも今では探すのも一苦労だろう。
彼のコラムを書く前に訃報を書かなければならない。
どう伝えようか、と頭のの中の辞書で言葉を選んでる間にアイリーンはタオルと首にかけて出てきた。
ヘスティア「濡れた髪で街に出るのはおすすめしないわ。風邪を引いちゃうし、あまりに魅力的すぎるわ。」
直ぐにでも広場に向かおうとする彼女を引き止める。
茶色く艶やかな髪の毛を乾かしながらも彼女の焦燥を感じ取る。時間はない。
彼女のお下げを結いながら正面に座る。
あれの夜から避けていた正面だ、遮るものはもちろん何も無い視線が刺さる。
時間はなかったのだ。
理解者「今朝はテルミットさんが砕かれた、よ。」
表情は見る見る移り変わる。
夏が秋に、秋が冬になるように。
瑞々しい向日葵が首を垂れて枯れていくように。
**
絶対そうだもんね、、てかもう覚悟してるって言うか決定してる顔じゃん
サラのきゃらちが昨日よりケツイに満ちてる。
「ありがとう。」
そうなることはわかっていた。
いつかの決定をずっと先延ばしにしてただけなのだから。
「今日は、ずっと起きてるわ。ずっと、ずっと。
いつでも声掛けてね。」
>>69 ルーツ
ルーツが入れてくれたお風呂に浸かって、髪と身体の汚れを落とす。気持ちのいい温度だから、ゆっくりしたかったけれど、あまりのんびりしている訳にもいかない。気が急くまま、髪を乾かすのもそこそこにお風呂場から出る。
ルーツは……そんなリーンを引き止めて、髪を乾かしてくれた。
「ありがとう、ルーちゃん。」
丁寧にクシを通して、お下げまで結ってくれる。子供のような無垢な気持ちで、その好意に甘えた。程なく、ルーツはリーンの正面に座る。思い詰めたような面持ちに、これから話されることの重大さを知る。
彼女の口から伝えられた情報に、微笑を浮かべていたリーンの唇は小刻みに震えたことだろう。
「…………そう、なの。」
ルーツは、どんな気持ちでそれを伝えに来てくれたんだろう。
「そっ、か。そうなんだ……お礼も、報告も、出来なかった、な……。ありがとう、ルーちゃん。教えて、くれて。」
*/
さあ。
諸悪の根源たる己に親睦を深めたいと思う不届きものがいるらしい。
公女の考えはシルヴィには分からないが、意図を汲んでやろうとすると、それはそれは簡単な答えに辿りついた。
仲睦まじい者たちには、得てして思い出の地というものがあるらしい。
それならば、彼女と待ち合うに相応しい場は、ここを差し置いて他にないだろう。
この国の中心の−−全てが集い全てが広がる噴水で。
既に湧く水は枯れ、見た目通り、時の止まったこの噴水で。
因縁極まるこの場所で、シルヴィは彼女を待つ。
/*
/*アイリーンなら、もっと過去を想起したり、テルミットのこと具体的に思い浮かべたり、やりたかったこととか、すんごい落ち込むと思うんですよね。
でもトッティが悲しんでるふうにしてるからこのくらい.......かな.......?
大事な人が死んだ後のあれって、最初のルクレースくらいだもんな*/
/*トッティ死ぬってことあんまピンと来てないからな。動けなくなっちゃう、会えなくなっちゃうってことくらいだけど、どっかでいつか帰ってくるって思ってそう。アーネストおにーさんとおじさん助けるね!とか言うてるしな*/
/*もしこれがクソサイコ野郎だったら、他人の心を弄ぶためにわざとオーバーリアクションしたり喜ぶ反応探ったりして、最終的に
『お前たちが話してたのはこの俺だよ!!カンタンに騙されて間抜けなヤツらめ!!』
とか言うのかもしれないけど(ごめん)、トッティは真似っ子上手に出来たぁ!って無邪気に喜んでおり、こう言ったら喜んでくれるかな?とか、この人ならこういうふうに言うよね?って無垢にやってるつもり。。。
あと自分がしたいことはする*/
「キハハハ!あの兄ちゃん、そんな顔もできたんだなぁ。……あぁ、いや、すまねぇ。アンバランスさがおかしくってな。
……それはそれは。俺が着想になってる機巧なんて嬉しいじゃねぇか。しかも空まで飛べるときたら、あのお嬢さんが喜びそうだ。」
サラと初めて出会った時に交わした会話を思い出す。消えてしまった空白の時間。
「……そうさなぁ。でも、俺には必要ないモンだな。俺は、自由に飛べる羽が欲しいわけじゃないから。
ま、好奇心はくすぐられっから、一度だけなら履いてみたかったかな。もちろん、安全が保証されてるなら、だけどな。」
あの誓約書に何かを書かされるような危険なものは御免蒙る。驚きで心臓が跳ねるだなんて、二度とごめんだ。
……まぁ、もう二度とそんな経験ができることはないんだろうけどな。
[詰みから辿り計算することと今考えられる全ての可能性を挙げて取捨選択することがほぼ不可能なことに気が付き、思考のやり直しを余儀なくされる。
今伏せられているであろう幾つかの情報を全て開示してしまえば恐らくある程度の答えは出揃うのだが、それにはそれで問題があることも理解した。
自らの手元にある糸から辿っていくしか無いのだ]
>>+27 テルミット
ダズリーの顔のテルにーが目尻を下げて優しく微笑んで、私はそんなダズリーの顔を見るなんて思わなかったもんだから、思わず声を漏らして笑ってしまう。
そうだ、この人は、間違えなくテルにーだ。
「いいの、いいんだよ。テルにーの時計だってかっこいいもん……ん、むむ……?」
そういえば。なんだかずっと、視界の左側が狭くなっている気がしていて、彼の命の時計が左目に着けたヘッドギアに嵌め込まれていたことを思い出す。
どうなっているんだろうと触れようとして、それより先に目の前の彼の手が伸びてきた。
「テルにー、今までこんなふうに見えていたんだね。……やっぱり、テルにーはすごいや」
顔の近くでカシャンと何かが閉まる音がして、思わずきゅっと右目を瞑りながら、再び開けた視界に映るその人にリーンはやっぱり笑って、心の中でごめんねと呟いた。
>>11サラ
1について。
@オブゼビオが眷属である。
Aオブゼビオが眷属であると見せかけたい。
@とAは正直どちらだろうと十分ありうる。
Bテルミットを脅威と感じた。
テルミットの昨日の占い希望はルーツとアイリーン。砕く希望はオブゼビオとレーヴ。
B自体は有力とは思わないが……強いて言えば@の補強程度にはなるか。似たような希望の人間は多かった筈だが。
C他に襲うべき場所が無かった。
サラ嬢とヘンリエッタ嬢には護衛が付いていて、オレ含む他の人間達は砕かせる所まで自力で持っていけると踏んだ。一応言ってみたがあまりしっくりは来てないな。
@>AC>Bといった所か。
他は……オレの今の状況では答えにくい。後で状況が変われば言えるかもしれん。
4のオブゼビオの真贋としては、以上のことから偽物寄りに見ている。
✱-------------------------------------✱
【私たちは、魔女たちは、何故時計を砕くのだろう】
命の時計が砕かれた者
ブレイク、アーネスト、トッティ、グレゴリオ、ルクレース、セレナ、ジュラム、ダズリー、レーヴ、テルミット
*追悼 蒸気機関技師テルミット=ヴィブラート*
ーー
今朝、時計が砕かれたテルミット氏は、偉大なる発明家でもあった。追悼の意味を込め、彼の最近の発明品の一覧をここに記す。
時を刻むくん改/温冷ピューピューくん/機巧騎士クロノス/ドロン/歩け、その命尽きるまでくんΩ/蓄音機人形アイ/ヴェルウォーク/
時を告げるくんUNO/砂塵除去ならおまかせくんγ/スチームナイト
アイリーン・クロッカー
✱-------------------------------------✱
🕐多分共片死んでてもオブゼビオ吊って狼はヘンリエッタに移動して明日ルーツかエルス吊るかって場面でルーツが因縁発表、詰みって流れかな……大分頑張ったけどラストが憑狼は厳しい。死体がおかしすぎる……
気合いでサラに票集めるっきゃない……
死病診 エルスは、貴族 サラ を投票先に選びました。
**
これさぁ、ここに書いたら後で読まれるってわかってて書くけどさぁ。
興奮するって書いたらやばい人になるから柔らかく書くけど、胸のトキメキが抑えられない………
>>47 ヘンリエッタ
楽しげに笑って、飴を受け取ります。
「素敵なお母様ね」
口へと放り込めば、柔らかな甘味がします。
「……わたしも、あんまりお外へは出して貰えなかったわ。貴族って、大変!」
からり、と笑います。ヘンリエッタの夢は、リリアーヌの夢でもありました。でも、じゃあ、わたしとお友達に、とはもう言いません。ヘンリエッタはリリアーヌを救ってはくれないのです。
「…………」
その代わりに、しずかにヘンリエッタの話を聞いていました。いまのリリアーヌと話したい、と言ってくれた少女は、何を思っているのでしょう。
「……高いところ?
あんまり、行ったことがないわ」
リリアーヌは素直に答えました。
思い出すのは、父の肩の上、くらいでしょうか。
ーーーこれは、悪夢だ。
ーーーそして。少女の絶望だ。
家族に置いていかれる夢。
お願いすらも言えず。自分の望みすら打ち明けられず。
憎いと言う声を掛けられ続けられる夢。
サラが見る。少女の悪夢の夢。
外にでるな。迷惑を掛けるな。お前の為に見張っているんだ。
サラは夢の中で。少女の感情と繋がって。自分がその目にあっているのと、同じ哀しみを感じている。
唇を噛む痛みも。
また一つ。この少女が、望みを絶ってしまった事も。
ただ生きているだけで。もう、自分の時間を終わらせて。眠ってしまいたいと言う想いを、自然と持つようになるまでの
喪失を。無くした経験を。全て。全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て
🕐すごい自分に没頭してたから忘れてたんだけど皆目線エルス偽物あるんだ(あるんだ)。気づかなかった。そりゃサラも相方出さないわ。自分偽の時に相方出して何か問題あるのかわかんないけど。
サラへ、良く知れと言うように繰り返す。
何度もその感情を肉を削いで刻んで刻んで刻み尽くす。
この悪夢の時間をお前が誇る、素晴らしい時とやらに刻んでおけと。
絶望を。刻めと。
『もう止めて』
誰の声?
『もういいの』
誰の声?
『もう、疲れた』
駄目よ。
『もう。終わっても良いや』
駄目よ。そんなのは、駄目
『楽しみにしてて、サラ様! あなたをびっくりさせる時計を見つけてきますわ! それにサラ様の時計も楽しみ』
最後に聞こえた言葉だけは。
少女の絶望の中で。確かに、光輝く様な、未来の時を望む、希望の声だったように思う。
ーーーサラは。
サラだけの。特別な目覚まし時計の音で、目を覚ました
ルーツからテルミットが居なくなったことを聞いてすぐ、カバンに入れてあった紙に、万年筆を走らせた。
テルミットへの感謝の気持ちも込めて、彼の作った子供たちの名前をひとつひとつ書いていく。一部直接見ていないものもあるが、どこかでその特徴的な名前を聞いていたら、彼との付き合いの長いリーンには、それが彼の発明品だとわかるだろう。
昨日は全然走らなかった筆は、今日はぐんぐんと紙の上を滑った。
「……出来た。書けたぁ。」
書き上がったばかりの手書き新聞は、傍らに居たルーツに手渡す。涙をいっぱい湛えた目で見つめて。
「ルーちゃん。広場へ行こう。」
[少女が涙を浮かべていたのは、本心だった。
本当は、テルミットに直接色んなことを教えて欲しかった。彼の記憶に頼るのではなく、彼の言葉で。
レーヴがリリアーヌにしていたように。
初めて、この人から何かを教わりたいと思った。
皮肉にも、それに気づいたのは、自ら彼を手にかけた後だったのだが]
『ぐす.......うっ.......もっと、もっと、テルミットおにーさんとお話すればよかった.......。
テルミットおにーさんの発明品、トッティすっごく好きなの。一生懸命、頭の中の設計図を真似して作ったけど、テルミットおにーさんみたいな、複雑なものはできないの。
どうしてこういうことが考えられたのか、どうして発明家になったのか、どうしたらトッティもそんなふうになれるのか、テルミットおにーさんの言葉で教えて欲しかった。もっと話したらよかった。』
/*ごめん、私も今ボロボロ泣いてる.......トッティが思ったよりテルミットのこと好きだった.......*/
>>70 アイリーン
瞳に浮かぶは絶望と悲哀。重ねていた手の震え、限界まで溜め込んだ涙。
私は正面から倒れ込むように抱きついた。
彼女の顔を埋めながら、本心を吐露する。
理解者「今日はずっとこのままでいようよ。
これ以上、あなたが傷つく必要は無い。誰も怒らない、私が保証するから。」
あの時、私は彼女に信頼を要求した。
それはとても卑怯で残酷な事。
畢竟、穢れた夜空に星は煌めくことはなかった。
最後は上手く笑えたと思う。
それでもたとえ信じられなくても、どんな結末を迎えようとも、私は彼女を好きになってしまった。
長い髪、丸い眼鏡、溌剌とした瞳、明るい性格、夢に向かう姿勢。
私が知っている彼女はこんなことでは止まらない。
だけど。
あの日、さよならを告げた彼女を私はどうしても離せなかった。
🕐うーん、わからん!!٩(๑⃙⃘˙ᵕ˙๑⃙⃘)۶オブゼビでは?????これ今日オブゼビ君吊ったら終わっちゃわない?????大丈夫????アイリーン本当に中身テルミット???違うダズリー?????下手したらルクレース?????なに???
レーヴ……たちたち
アーネスト……もふにぃ
ジュラム……ちかぺ
エルス……みやこちゃん
アイリーン……みっしぇ
ルーツ……いおさん?
セレナ……ゆかりんまたはろあくん
テルミット……雲居さん
オブゼビオ……わからぬ
グレゴリオ……こはるちゃん?
トッティ……えるる
リリアーヌ……さくらめちゃん>あまぐりさん
ダズリー……もつさん
ルクレース……あまぐりさん
朝の鍛練をする。
色濃い目元のクマは、華やかだった彼女の生気を吸っているようだ。
フラつく脚。ぎこちない腕。
酩酊気味の頭で、脚がもつれる。顔から地面へと倒れこんで、鼻血が出る
サラの顔を、泥と血が汚す。
そこにいたのは。可憐を良しとし。優雅を誉れとする貴族令嬢の姿では無い。こんな無様な姿を、一体誰が貴族だと思う?
それでも。サラは。鼻血を手で拭い。血で汚れる顔で。
灰色の空へ。険しく。鋭く。瞳の光輪が広がる様にすら感じられる眼光を向ける。そこにあるのは、覚悟の発露だ。
新聞屋の彼女の。新聞記事を見た。何故、と言う。自分が魔女へと問いたのと同じ事を。
けれど。彼女のそれと。サラのそれは、疑問の源泉は違うものだろう
何処かで。魔女が語った、然るべき理由があれば同情するのかと言った言葉を思い出す。
「……本当に。有り得ない事。
例え。私達が奪った側で、魔女と変わらないとしましょう。
それで。だからと言って、相手に命を差し出すの?
相手が可哀想だからと、自分の大切な物を慎んで砕かせる?
自分達が正義で無かったとして。だから何。
それは、敗けて良いことにはならない。背負っているものを、投げ出して良いことには決してならない。
そこで迷う程。愚かしい優しさは持ち合わせていないわ」
サラが知りたいと思った理由は。
自分達が何を殺すのか。何に殺されるのか。戦争をするのなら。時を尊ぶのなら、それを知っておかなければならないから。
知ったとしても。サラがすることは、変わらない。
「……待っているのでしょう?分かるわ。少しは貴女の事も知れたもの。
親睦(闘い)を深め(続け)に行きましょうか」
身嗜みを整えれば。サラは。
彼女の時の一部が砕かれた。想い出の時の場所へと向かっただろう
サラがなーほんと誰かわからなくなっちゃった。
ここゆかりん説ありませんかね???
ブレイクはハクさんだと思うんだけど。
リーンは、まだ眠りについていない友人のことを思いながらその人物を探した。
眠ってしまったテルミットの体を離れ、リーンはふわりと空を舞う。
自分の命の時計に飾られた羽根が、まるでいま、その背に付いたのかのように。
上昇し、地上を見下ろす。
まるでジオラマのようだ。これが、昨日まで、自分のいた、自分の駆けていた世界なのだろうか。
この景色を切り取って新聞の一面にしたら、果たしてどんな記事に仕上がるのだろうか。
想像して、少しだけわくわくして、そうして小さな緑色のリボンを見つける。
「ルーちゃん…」
彼女の利き手には包帯が巻かれており、随分と疲れた様子で城下を歩くその姿は、とても、とても小さかった。
「ごめんねルーちゃん。私、ルーちゃんとは、どうしても友だちのままでいたくて。…ずるくて、わがままなせいで。傷つけてごめんね。」
たった一欠片でも、昨日、勇気を出して彼女に声を掛ければよかった。
それでも、拒絶されたらどうしようと、また傷つけたらどうしようと、不安ばかりが襲っては尻込みをして。
大事な髪飾りを探すことを言い訳に、リーンは昨日、大切な友人から逃げた。
>>74 リリアーヌ
「なら、素敵な場所があるからそこにいきましょう。
ついてきて欲しいの。」
彼女の悲しみには触れまい。
しかしだからこそ見せたかった。
手を引いて螺旋階段を上がっていく。王様だけの特別な景色。
王様ですらきっと見たことがないであろう景色。
やがて陽は暮れゆく。
『これもまた花束でありますように。』そう願いながら息を少し上げて少女たちは階段を上ってゆく。
「見て!リリアーヌ!!
こんなに素敵な空、私初めて!!」
大きな太陽が地平線に沈みかけるそのわずかな時間。
街も城もオレンジに染め上げられ、どうしようもなく懐かしい気持ちにさせられるのでした。
「ねえ、ずっとずーーっとあなたの時間をこっそり独り占めしてた私だけど今日は特別な感じがする。」
それは最後の予兆ではないことだけを信じて、私は今日も彼女と時間と声を重ねていく。
何の話をするかは決めていた。
こんなことになってから先延ばしにしてきたことは沢山ある、これから出来なくなるようなこともあるし、既に出来なくなったこともある。
でも、これだけは、唯一これだけは、楽しみにしていた先延ばし。
「憧れの殿方、の話、しましょう。」
私はヘンリエッタと話した。
彼女は魔女と話した。
それでも、あなたと話したかったの、ずっと。
「ねえ、どんな男の人が好きなの?」
当たり前の会話がやっと始まった。
「開けても何か大きく変わらないような気がする、けどどうなのかな?
いや、開けた方がみんな考えやすいなら開けるべきね。
ここまで来たら、誰が襲われても。」
「そういえば、先生を襲えば2人倒れることはわかってたのに狼はなんで襲わなかったのかな。狩人の方がさすがに先決だった?」
「出すなら情報を全部出しちゃおう。
ここからは総力戦、エンドロールはきっと近い。」
**
るーぷさんの他人に触れてもらえないRPシリーズに加えような。
見返してきたら↑→ちゃんの時も全く触れられてなかったけど、辛くなかったんだよな……今回ほど。
やっぱり、とち狂った人間で入るべきか……
**
村始まってから、理性手に入れるまで3日かかるし、勝ちたいなぁってなるまで5日かかるから、一人だけ先に村入ってたい
✑──────────
U.誰が敵か
今日のヘンリエッタさんの結果にも、もちろんよりますが、私目線であればエルスさん>ルーツさん>アイリーンさん。
時計職人が4人居るとなると真贋は付きません。
相対的に敵である、と思わざるを得ない。
時計職人としての結果はレーヴさんよりは本物っぽさを感じます。
話は逸れますが、
レーヴさんが、死にたがりではなかったと言った今、何故彼がアーネストさんグレゴリオさんを魔女の主犯格と言って出てきたか。
レーヴさん的には3人出て終わり。
死にたがりを装ってアーネストさんとグレゴリオさんが魔女の主犯格だと言えば残してもらえると思った。
しかし、実際には本物の時計職人はエルスさんだった。
そう考えるとエルスさんを本物の時計職人として置くというのは賛成寄りの消極的反対という所です。
なので、出来れば今日、ヘンリエッタさんにはアイリーンさんを見ていて欲しい...という願望があります。
──────────✑
>>67アイリーンさん
[伏せ目がちに近付いてきた彼女は、昨日した会話の続けをする。
その顔はバツの悪そうな、しかし、悲しげだった。]
「結果だけ見れば、同じでしょう。」
[躊躇いもなく言い放つ。しかし...と言葉を紡ぐ。]
「物事には過程が存在します。
それをどのように大事にして、その結果に辿り着いたかが物事の価値を決めます。人の言動、策略、思想宗教...
貴女の言う事は間違っていない。私は慣れてしまった。かつて同じ壁にぶつかりました。
何故?何故?が尽きなかった。その思考を捨てるためには感情を消すしかなかった。そうして出たのが...私です。」
「貴女と一緒に記録を残せるのなら...素敵でしょうね。私はもう帰る所はありません。この本ともこの事象が終わればおさらばです。
生き残れたら、色んな不思議を見に行って暴きにいきましょう。マザー・クロックの謎、地下迷宮の謎、マジシャンと呼ばれる大道芸師の手品だって明かしてみせましょう」
「ツン、タッター、ツン、タタター、ツン、タッター、ツン、タタター」
針が何処を刺す時間だっただろう
「私は。このメロディーで。針の音のような、楽しいメロディーで。
誰を、驚かせたいと思っていたのだっけ」
サラは。懐中時計を閉じる。
記憶の中のメロディーはもっと流暢で。もっともっと綺麗だったけれど。
それを楽しみにしていた筈の、想いだけは。リズムに乗ってときめいていた、サラの心臓の音だけは。確かに、サラの時間の中に、残っているのだ
なら後は。そこにあったであろう姿を。嵌め込むだけ
喪われた過去の時間を取り戻すには。
あったかもしれなかった。未来の時間を歩むしかないのかもしれないと思って。
サラは、あの死にたがりの。
友人だったと言う。今のサラが友人になりたい少女の姿を探しただろう
>>80 ルーツ
ルーツはリーンの手をつつみ、揺りかごのように優しい言葉をかけてくれる。
そう、あそこに行くのは辛いこと。もう動かないテルミットの亡骸を見るのはきっと辛い。聞くのと見るのは実感が違う。
それでも。
リーンは、止められない。
進むことを止められない。
「ルーちゃん、ありがとう。ふふっ、ありがとうって言うの、何度目だろうね。でも、全然足りないよ。」
それでも、リーンはルーツの手を離す。万年筆を握らないといけないから。
「でも、アイリーン・クロッカーは止まらないんだ。私は、みんなと選択するよ。」
そう言ったあと、上手く笑えただろうか。
/*オブゼビオよくない???アイリーン×オブゼビオ推すわ
トッティはそんなことは考えてないが、アイリーンおねーさんと片目が時計のおにーさんが2人でタッグ組んだらカッコイイ!くらいは思ってる*/
🕐まだ……もうちょっと……ねばる……けどそれはそうと今日の投票なんだったの?なんであんな割れまくってた?本当に狂人いる?
[ふ、……と意識が蘇る。
見れば、また人が増えていた。
自分が死んですぐの寂しさや恐怖心が和らいでいく一方で、それだけ時計を砕かれた者の人数が多いのだという事実に心を痛める。]
[自分の身体を確認すれば、小さな小さな赤い少女の姿だ。
そして地上に目を向けると、その少女は今度はまた別の人を模倣して生きている。
……あんなに小さな子どもが、どうしてそこまでして、と。
ルクレースは、それが筋違いのことではあると思いながらも、少女のことも心配だと、考えるようになっていた。]
>>アーネスト
[ふと、昨日は見かけなかった彼の姿を確認する。
ずっと借りっぱなしだった上着を持って、彼のもとへと歩み寄った。]
あの、
アーネストさん……
[控えめに、声をかける。
――彼女はもう、心のどこかで、彼の正体に気づいていたから。
敵対する立場にいる彼が、自分の声に応えてくれるのか。
それが、不安で仕方なかった。]
/*
思ったよりルクレースが私だってばれてないみたいでほっとしてる……
確かに、普段やらないキャラだしなぁ、こういう大人しい子
いつも女の子やってるときは気が付いたら元気になってる
素がちょいちょい出ちゃう
そういう意味では今回、1番ちゃんとRPしてる気がするなぁ
*/
/*
まぁ前半めちゃくちゃしんどかったからなんですけどね!!!!!!!!!!!!
くそほどしんどかったぞ!!!!!!!!!!!!
私にとってのクライマックスはそこだったわ!!!!!!!!
なんか後半はもう逆に悟り開いて、いろんなキャラに感情移入して、ああつらいね、しんどいね、やだよね、なでなでよしよし……って灰喉で憐れむだけの人になってた
*/
>>=25
「まず、情報を出す場合は、ヘンリエッタの結果より後になる。
鎖に関して打ち明けさせた場合。エルスドクターが狼では無いなら、格好の狙う場所となるでしょう。
共鳴者とだけ打ち明けた場合。エルスドクターが狼ならば、ヴェルの命はまだ大丈夫。
私とヴェル。どちらが襲われるかが、おおよそイーヴンになる。でもヴェルが襲われてドクターが人の場合、一気に四人へと減ってしまう。
思考負担はともかく、メリットは余り感じられないように思うかしら
エルスが襲われ無かった理由は。
……エルスドクターが狼だからに他ならないから。あるとすれば、これね」
「えぇ。
私と。貴女が並んでいるエンドロールを。見たいわ」
>>=24
「……えぇ。ふふ。貴女の時間を貰っていたのは、私だって同じ事よ。
私とヴェルの時間は、いつだって特別だったけれど。
今日は、その中でもきっと特別」
サラの騎士がいなくなった。
サラを刺す票が、圧倒的に多くなった。
予兆で無くて欲しいと思う、前兆。
それでも。だからこそ。サラは。ヴェルとの楽しい一時を欲する心が。その時間が、嬉しい。
「えぇ。ずっと、お預けになって。
楽しい待ち時間を、過ごしていたものね」
ヴェルとだからこそ、楽しい時間。
ヴェルとだからこそ、欲しかった時間が、やっとくる。
「私はね
私の時間に、特別な記憶を沢山詰め込んでくれるような人が好きなのよ。新しいものを見せてくれる人が
ゆったりと、当たり前の様に何事もなく過ごす時間も、きっと素敵でしょうけれど」
乙女が語る。普通の恋色話
/*
にしてもトッティさんの中の人すごいなぁ
誰にでもなれちゃうじゃん
テルミットさんのときはなんかテンション高かったけど
*/
広場に行ってから、アイに録音された声を聞く。
どこかに倒れているのであろうテルミットは、まだ見ていない。
>>11>>12 サラ
「遅くなってごめん。探し物をしていたから。あ、探し物は見つかったの、昨日心配してくれた人は、ありがとう。思ったことを言っていくね。」
「私は、ルーちゃんのことを信じてる。これは絶対。
テルにーが襲われた理由は……オブゼビオさんの方が、砕く候補になりやすいと思ったんじゃないかな。もちろん、オブゼビオさんが眷属で……っていう可能性があるのも理解は出来るよ。」
間違えていたらどうしよう。その怖さは、どうしてもついて回る。
「……レーヴお兄さんとエルスさん、どちらが本当のことを言っているのか、正直に言うとわからない。昨日は、エルスさんが言うことが本当だったら危ない状況だった。でも……エルスさんも偽物かもしれないよね。
今日砕く候補は、【エルスさんかオブゼビオさん】。私から見ると、眷属の可能性があるのは、この二人だと思うから。あとは、因縁の先のこともあるけど……」
ぎゅっと手を握り締める。
〜時は前後して〜
「まだサラの質問に答えていないかたはいるけれど……あまり引き伸ばしても何も進まないから昨日占ったかたはもうお話ししますね。
【私はオブゼビオを占いました】
私はサラの大切なかたを占うわけにはいかなかった。だから、1度は時計を砕かれそうになったオブゼビオを選びました。他にも理由はあるけれど、彼が眷属でも魔のものでもなかったことは大きいと思うの。
眷属は彼の時計を砕かせたかったでしょう。そして、トッティにもダズリーにも守る力はなかった。セレナはわからないけど……オブゼビオが何者かわかっていないから私を襲うことができなかった。
サラの大切なかたがどなたかは、何となく想像がついているの。
そして、エルス先生が襲われていないということは、先生もおっしゃる通りのことなんだと思うわ(>>53)
だから、今日は。」
これはきっと、チェックメイト。
でもその手は、すさまじく残酷で。
そこから先を言うことができなかった。
「ヘンリエッタちゃんに視てもらうのは、【まだ見られていない人】。それは、ヘンリエッタちゃんに任せたいな。」
「あ、そうだ……。投票だけど、私は自分の意志で、レーヴお兄さんを指したよ。委任はしなかったけどね。」
昨日、サラに厳しいことを言ったのを思い出して、目を伏せた。
「…………エルス先生の、因縁。
それがどなたと繋がっているかでチェックできないとも思っては、いるけれど。」
足が震えていた。指先はすごく冷たい。
/*
エルスをみんなが真やと置いてるとすれば、憑狼じゃないやつが地上におるって思とるんちゃうかな?てことは、やっぱり、ルーツかアイリーンを………うぅ………エルス吊るのは絶対にあかん。あかんよ。あかんからね。
『あわ、ごめんね、やっぱりヘンリエッタちゃんになれば良かったね……。』
[ヘンリエッタがオブゼビオを視たと聞いて、少女はとても消沈していた。それに先程心から泣いて、かなり疲れてしまっていた。]
『カラスのお医者さんをって言うしかないんだけど、トッティ疲れちゃったなぁ……。なんだかとっても疲れちゃった。
みんなトッティのことアイリーンおねーさんだと思って言ってるんなら、アイリーンおねーさんも可哀想。
もしも、決定でアイリーンおねーさんで変わらないんなら、トッティ全部言っちゃうね。だって、魔女様の眷属はトッティで、アイリーンおねーさんじゃないんだもん。』
/*
私全然わかってへんのやけど、これ、これさ、どういう意味なのか説明してもろてええです????勝てるわって確信持っていうのは………きっと共鳴者の片割れがまだ生きてる証拠なんでしょう。
……そうか……そうか。
>>サラ
もう希望を出して良いか?
[殆ど言ったようなものだと思った。それでもはっきりと、口に出す必要がある。
それが責任だと]
/*
7>5>3>1…3縄。
もし、エルスの繋がってる先が共鳴者なんやとすれば、これはもう、勝ち、ですかね。………わかんないけど。
『じゃあ、小悪魔の人はどこだろう?やっぱりブレイクおにーさんだったのかなぁ。
片目が時計のおにーさんが小悪魔さんじゃなくて良かったのかなぁ。
はぁ……。ごめんね、アーネストおにーさん、おじさん。』
[それは、今までで1番力ない声だっただろう。]
>>サラ
「貴様らの時間も残りわずかだ。
この国を支配せんとする魔女はな。その目前となって既に我が手中にある気でおるのだ。
残るは貴様らの処遇よ。
魔女は。支配者たるものは。
己の気に入らぬものはただちぎって捨てる権利がある。否、支配者たるものその力がなくてはならんのだ。
しかし支配者とて魔女とて貴様の駆るゼンマイ式歯車ではない。その種類によっては気分があろう。
気に入ったものがいれば、生かしてやらんことはない」
*/
語気を強めて、魔女は魔女として、全てを掌握した気でいる天下人として、一息で告げていく。
/*
/*
ん?
これ……エルスさんの因縁、トッティだったってこと?
であれば、エルスさん目線結構早い段階から憑狼の正体分かってたってこと?
*/
🕐トッティ相方〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜( ; ; )( ; ; )( ; ; )( ; ; )( ; ; )( ; ; )
**
思ったけど………プロローグでそんなに触られなかった時、ろくでもないことしてる気がする。
そうか……寂しいからか…。
『あ、あのねあのね、投げやりになってるわけじゃないんだよ!
トッティ、自分で考えるの苦手だけど、頑張れたと思うんだぁ。
魔女様はごめんなさい。
……パパとママも。』
[酷く引き剥がされた宝石は、もう帰っては来ないのだろう。]
『トッティ、アーネストおにーさんとおじさんが、大好きだよ。リリーちゃんも。
あと、怒られちゃうかなぁ……。
みんな好き。きっと、トッティ、ここにいた人、みんな好き。話したこと無い人もいるけど、きっと、話したら優しい人だったんだと思うの。
だって、トッティ色んな人になったけど、意地悪な人も、嫌な人も、誰もいなかったから。ね?』
>>サラ
「さあ問おう! 頼むから私を楽しませてくれよ。
今日この時まで様々砕いた命の時計の尊き刻を。
【ご公女は−−どのようにその罪を贖うつもりかな】」
*/
細められた、シルヴィの目。
何を映し、何を見定めるのだろう。
/*
/*あわや4日目で終わるところをここまで持たせたのは褒めてください………………*/
/*あと多分地上勢には憑依バレてない*/
🕐アイリーン相方のルーツ村オブゼビオ憑依なら……あるかな……うん……今日私がテルミット黒出てるから……オブゼビオに憑依してるならヘンリエッタは白出る筈だ……ワンチャン……あるのか……そっか相方疑惑あるからオブゼビオにしか憑依出来なかったんだ……そっか……
/*いや、ヘンリエッタよりリリアーヌのが良かったんだろうな。
でもそれはトッティがやだって言うてたから.......ごめん.......*/
🕐私の因縁も踏まないようにって考えたらそんなのオブゼビオしか無いよな……そっか……ダズリー……ダズリー?強……凄……勝負運やば……いやこれでルーツ共有だったらひっくり返って笑うけど……
>>91 ヘンリエッタ
ヘンリエッタの視た先を聞いた。目を閉じて、息を吐く。
「そう、オブゼビオさんは、大丈夫だったんだね。」
よかった、とは口に出せなかったけれど。
「なら、今日砕くべきは、【エルスさん】だ。レーヴお兄さんが、本物だったんだ、きっと。」
どうにか立ち上がる。
それは最後の役目を果たすため。
彼女がアイリーン・クロッカーなら
私はデュー・メルティ・チクタク・ルーツ・クロックノーツだ。
広場には、もうみんなが集まっていた。
オブゼビオを見て
リリアーヌを見て
エルスを見て
ヘンリエッタを見て
アイリーンを見て
そしてサラを、スクルを見た。
私は代弁者、代わりに語る者。
語らせるのはもうお終いだ。
人形は、もういらない。
>>all
「私はルーツ、代弁者ルーツ、またの名をヴェル。
【サラ・クロノティウス、スクルの片針にして唯一の共鳴者】」
『トッティ、こんなにいっぱいの人とお話したの初めてだった。』
『あーあ……。トッティ、大人になったら、色んなもの作る人になりたかったなぁ。』
[時が止まるということを、死を本当の意味で理解出来ていない少女も。
もう自分が大人になることは無いのだと……それだけは、理解出来ていた。]
/*はーーーーー知らないまま死んだ方が絶対みんな幸せだよなーーーーまあでもトッティリリーちゃんと話したいんでーーーーー*/
/*
自分が刺されたわけじゃないのに心臓がどっくんどっくんなっててしんどくなってるから何なんだろうって思ってる
*/
>>リリアーヌ
リーンは、リリアーヌを探していた。
けれど、すぐには見つからなかったから。
アイに伝言をお願いした。
「リリアーヌちゃん、後でお話したいことがあるから……広場に来てね。」
午前中というかすぐ言ってもよかったんだけど、コミットするしないのはなしになると墓下に悪いかなってガスパールで学んだ。
地上はぐだらせてごめんな!!!!
投票を委任します。
代弁者 ルーツは、貴族 サラ に投票を委任しました。
『なんかね、今アイリーンおねーさんのフリをして、ルーツおねーさんに声をかけるのは違うよね。
トッティが頑張ったねって言うのは違うもんね。』
『なんだか苦しいな、もう早く全部言っちゃいたい。でも、決定が出るまでは。トッティはアイリーンおねーさんなんだ。』
[終わりの空気を悟る。
長い長い、苦痛の時が終わろうとしている。]
……皆さん、
お疲れ様でした。
[ぽつり、呟くようにその言葉を吐き出した。]
/*
昨日の時点で私を吊って、漸く詰みだったんだね。
そう思うと、やっぱり吊られて良かったって思う。
お疲れ様。ありがとう。
そこにいるのいつかのマーシャル貴族ではない。
冷酷と罵られる指導者ではない。
1人の乙女だ。
百数時間、時計の針は百数回回って、私はまた新しい彼女を見つけた。
語る口調は楽しげで、どこかのベンチ、隣で聞けたらもっと幸せだったんだろうな、なんて欲張りか。
「新しいことを見せてくれる人、ね。なんか名指ししてない、気の所為?」
と、意地悪に笑ってみせる。
「確かに素敵ね、誰とは言わないけどお似合いよ。
クロノティウス家がパトロンならば彼の夢はきっと。」
叶っていた、だろう。
>>107 リリアーヌ
「こんな夕陽が出てくる夢なら、怖くないよ。きっと。」
手を強く繋いで、後は何も話さないでしばらく夕日を見つめ、風に当たり。
救いとは何なのかわからないまでも、同じ時間をまだ生きていることが伝わればいいな……と願いながら。
ふたり並んで螺旋階段を下りてきたのでした。
リーンは、決定が出るまでの間に、テルミットの寝かされている場所に行く。
近くにしゃがみ、無残に壊されたヘッドギアを見る。テルミットの命の時計。左目の代わりの命の時計。
「もっともっと、お話したかったな。」
他にもたくさん言いたいことはあったのだけれど。
今日、書いた新聞を、テルミットの体の上にぱさりと置いた。
/*
今回は、上手く纏められる気がしねぇ……この子にちゃんとこの国での、この騒動の終わりを紡がせてあげられるかな………
『あ、そうかぁ。リリーちゃんを先にしてもらったら、もう1日頑張れるのかぁ。
そっかぁ。そうなんだなぁ。
うーん、そうかぁ。』
人々は死を克服した。かの《マザー・クロック》の恩恵によって。
我々は忘れてはならない。《時》への感謝を。
我々は忘れてはならない。《時》の偉大さを。
我々は忘れてはならない。《時》を慈しむ心を。
未来へと歩む為には過去が必要だ。決して忘れ得ぬ過去を。
捨て置いてはならない。《死》への恐怖を。
捨て置いてはならない。《死》への抵抗を。
捨て置いてはならない。《死》を乗り越える喜びを!
はて。人間達よ、忘れたか!
《マザー・クロック》の美しさに魅了され!
その完全性の虜となり! 《死》というものがどういうものであったのか、忘れたか!!
オレは許さん! 決して忘却などせん!
今こそ! 《時》のもたらす甘美な微睡みから抜け出す時だ!!
もう一度、思い出せ!
お前達の隣に佇んだ《死》を!
思い出せ!
お前達へと微笑みかけた《死》を!
思い出せ!
その、恐怖を、病魔を!!
オレが!! もう一度!!
「悲劇の中に悦びを得る。
これも一種のカタルシスだろうかね。
時計の砕けた我々に生きる術は最早なかろうが、共に過ごした仲間が生きたのは僥倖だ。
…せめてリーンの時計は返してくれんかなあ。」
…………これは、何なのだろうか。
やっと終わる、1番見たくない形での終わりは避けられたが……想像だにしなかったものが目の前で繰り広げられている。
やったのことで出たひとことは。
「もう、やめて。」
何かに向かって叫び続けるエルスを見る。
「そっか。これでみんなの目から見ても決まったよね。」
もう、色々と疲れていた。
「今日砕くべきは、【エルスさん】。ヘンリエッタちゃんは、私を見てくれればいい。」
/*
いや、でもPPにしても足りなくないかな?
リリアーヌのこと考えても、オブゼビオがいるから、4票で勝てるよね?
*/
貴族 サラは、新聞屋見習い アイリーン を投票先に選びました。
『カラスのお医者さんが、頑張ってくれてる。
トッティ、もう少しだけ頑張る。』
[一度ヒビの入った心を、もう一度セロテープで貼り付けるように言う。
もう、誰かの真似をする気力が残っているか、わからないけれど。]
「サラは私たちの代わりに手を動かしただけ。
みんなで、アーネストも、セレナも、グレゴリオも、レーヴも殺したわ。
それぞれの手に何の違いがありましょう。
【アイリーンの時計を砕いて、エルス先生を占います。】」
>>all
んあ…………ね、寝てた。………今、どうなってる?俺たち、負けそう?
(ここに睡眠という概念があるかはわからないが長いこと眠りについていたような気がする)
…………………そう言えば、テルミットの顔してんのって………
(アイリーンらしき口調だ。彼女の外見を奪ったのはあいつだろう。昨日必死に猫の髪飾りを探していてくれたっけか。)
>>135 サラ
「どうして?」
僅かに微笑んで、サラに一歩近づく。
「信じてくれていないのはわかっていたけれど。どうしてなの?
もう変わらないの?」
>>135 サラ
「どうして?」
僅かに微笑んで、サラに一歩近づく。
「信じてくれていないのはわかっていたけれど。どうしてなの?理由くらい教えてくれるでしょ?」
箱入り娘 ヘンリエッタは、死病診 エルス を能力(占う)の対象に選びました。
『ほんとは、憑狼のことまで考えて、色々言えるといいの、頭ではわかってるの。
ごめんね、でも、トッティ、もう、いっぱいいっぱい』
「エルスさん…」
エルスは共に人でありながら、魔女とその眷族たちに味方をするその片割れを静かに見ていた。
貴方はそうして、味方することを選んだんだね。
私は、私はダメだったなぁ…。
せめていま、彼女に乗っ取られることなく地上にいれば、或いは私も彼女らに、彼らに賛同していたのだろうか。
「死への興味もまた、好奇心を擽るには十分すぎる。けれど、私の敗因はきっと、失いたくない大切な人たちがいたことだね…。」
『サラおねーさんとカラスのお医者さんが言ってること、トッティよくわかんない。』
[サラとエルスの言い争いを、他人事のように眺めていた。]
>>+63 セレナ
大切な人……沢山、います。
セレナさんだって、大事ですよ。
[彼女にとってそれは、父であり、母であった。
そして今では、この一連の騒動で関わった人全て、ルクレースにとっては、幸せになってほしいと願う人の対象になっていた。
勿論、嫌な想いをしたときだってある。辛い想いもした。けれど、それぞれに、それぞれの理由があったのだと、今では思う。
――でも。
皆の顔が浮かぶ中で。
一際気にかかる人物が、確かに胸の中にいた。]
……セレナさんの言う大切な人、というのは
特定の誰か、という意味ですか?
[大切の意味を、きちんと理解できているのか。
測りかねたルクレースは、そう彼女に問うた。]
リーンは人一倍、好奇心の旺盛な子どもだった。育った環境は、その好奇心を増長させるには十分過ぎた。
時には屋根から屋根へ軽やかに駆け回る郵便屋に憧れて自分もよじ登ろうとしたり、またある時は、毎日ガガガゴゴゴと賑やかな近所の蒸気機関技師のところに入り浸ったり。
そうして成長した彼女はある日、北の魔女とマザー・クロック、そしてその眷属たちの事情を立ち聞いてしまった。
彼女の心は、その溢れんばかりの探究心を抑えることはできなかった。
そうして気づいた時には、もう戻ることの出来ないところまで来てしまっていた。
リーンは悩んだ。マザークロックを、北の魔女へと返すべきかと。彼女は知りたかった、眷属たちが魔女に命を預けてまで叶えたい願いはなんなのかと。
リーンのキュリオシティは、そうして魔女たちに味方することを選んだ。確かにその筈だった。
それなのに。
リーンは拒んだ。大好きな人たちの時を止めることを。大切な友人に嘘を吐くことを。
だから。
トッティは、リーンを見限り、その体を乗っ取ったのだろうか。
/*
私も、ルクレースも
眷属たちを一概に悪いとは、言えなくなってる
だってルクレースの気にかかる人は眷属だし
彼が悪い人には見えないし
……まぁ、それも
地獄が明けて時間が経ったから、っていうのが大きいだろうけど
*/
>>145 サラ
「私は呪われた眷属じゃない!!」
大きな声で反論した。
「きっと、エルスさんで全部終わる。憑依のこととかまで、考えられていないけど。可能性なら、エルスさんが呪いの力を持っている可能性だってあるはず!」
「いえ……挑発に乗ってはいけないわ。
アイリーンとエルス先生に因縁があるのなら、たとえ先生が何であっても勝ちの目はないはずよ。
……先生。
教えてくださいな。
どうしてですか。
わたしもばかだと、お笑いになりますか。」
/*
トッティの中の人、
めちゃくちゃ頑張ったよなぁ
すごいよなぁ
尊敬している
……ルクレースの顔で色々言ってたのは許しがたいけどおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
あれで大分削られましたorz
*/
>>102シルヴィ
「当然の事。
【私の。この国の時の歯車を、前へと進め続けていくのよ】
そうでなければ。そうであるからこそ。砕いた時達へ報いる事になる。進み続け。その犠牲があったからこそ、素晴らしき時へと至ったのだと。
その時達を。間違いだったことにしない為に。
その時達が。その、過去にあった、哀しくとも尊い時間が。間違いなんかでは無かったと証明する為に。
私は。私がしたことを。してきたことを。
過去から続く私を、私達を。誤りであった等とは。哀しかっただけの事なんかには、絶対にさせはしない」
サラは。
ただただ堂々と。魔女へと言った。
歩みを止めない。過去が誤りではなく、尊いものであったと証明する為に、と
『アイリーンおねーさんは、眷属じゃないもん。』
[少女はできるだけ嘘をつきたくなかった。だから、ギリギリで本当のことを言っていた。]
/*この地獄もう一日続くの????私ゴールしたい.............でもエルス頑張ってるから.............*/
>>+64 ルクレース(?)
“テルミットの顔”そう聞こえた気がして、声の主を探す。
そうしてその先。
彼女は、あの日、涙を流していた女性。
…………?の筈だけど、なんか、違う。
瞬きを3回。その間に必要なピースを嵌め込めば。
「!
え、あ、………ダズリーお兄さん…?」
導き出された答えを呼んだ。
『明日は誰になればいいのかなぁ。』
[少女はぼーっと考える。]
『片目が時計のおにーさんが一番いいよね。ううん、リリーちゃんかな。
でも、リリーちゃん、は。』
『きっと明日アイリーンおねーさんが居なくなったら。みんなここにいるのは真似っ子だってわかるから……』
[少女は考える。]
『それで、リリーちゃんが残ってたら、きっとリリーちゃんが真似っ子されるって思うから。』
[最後の一欠片の気力を膨らませようと、必死に考える。]
『リリーちゃんも助かるかもしれない。』
>>148リリアーヌ
「リリアーヌ。
……リリアーヌ。これを」
サラは。泣きそうな顔になって、リリアーヌへと向かい合う。その手には。懐中時計と。リリアーヌがくれた、折り紙の時計が握られている。
私が。私が未来へときめいていた、無くした過去にいる幻影は。貴女の姿なの?
貴女は。貴女は、夢で見たあんな過去を持ってして。
私へと。あんな、光輝く希望を話してくれていたの?
「……ねぇ。リリアーヌ
……この懐中時計の。ネジを、回してみせて?」
リリアーヌへは。外枠こそ見せたものの。
この懐中時計から。メロディーが流れていくのをまだ知らない。
彼女は。彼女は、驚いてくれるかしら。この、楽しい楽しいメロディーが鳴り響くのを
そんな風に鳴る胸は。きっと、無くした風景へと続いている
私が。彼女と夢見た未来の風景は。今、この時に現れてくれるだろうか
>>+30 セレナ
「はいはーい、待ってね今ここから……ってない!私、新聞持ってない!……
………あ。セレナお姉さん……。」
リーンは当然のいつもの日常のように声を掛けられ、いつものように鞄を開け…ようとして身につけていないことに気づく。
あまりに自然過ぎて一瞬ボケてしまった?
ないものはない。かなしいけれど。リーンはいま、正しくない眠り方をしているのだ。
髪を撫でられた。
やはり優しい手だった。だからその手を絆創膏の貼られた手でそっと撫でた。
>>158 エルス先生
「私は、先生への花束になれない?」
>>+45 アイリーン
「そう褒めるな。知っているだろう、私はおだてに弱いのだ。
私の視界は半分だが、もう半分は何を見ていると思う?答えは簡単、『未来』だ。未だ来たらぬ行先を光を失った瞳で覗いているのだ。
リーンは毎日見ていたのだろう?人々の暮らしを。街に溢れる貧富の差を。
私はね、リーン。人は平等であるとは思わない。ただ、平等であろうという気持ちが貴いのだと思うんだ。だから私はその方法を作る。人が助かるのはその人が努力をしたからだ。私は何もしない。その人が勝手に助かるんだ。
リーン。君はここ数日、ずっともがいていたね?
私にはわかるよ。君はすごく頑張った。
偉かったね、リーン。君はとても優しい子だ。」
>>+76 セレナ
[彼女の問いは、ルクレースにとっても難しいものだった。彼女自身、人付き合いなどあまりせず、引きこもって生きてきた人間だったから。
――でも。]
……そう、ですね。
[あの夜を思い出す。
『負けるな。生きて。』
そう言ってくれたあの人のことを、とても大切だと思った。名前の知らない感情を胸に抱いた。いなくなって、辛かった。悲しかった。
――また会えた時、本当は、嬉しかった。]
……私も、どう名前を付けたら良いのかわからない感情があります。
でも……無理に名前を付けようとしなくても、説明しようとしなくても、いいのかな、って、思っています。
この気持ちが私の中に存在する……その事実を受け入れて、いられれば。
[セレナの言葉に、うまく答えられている自信はなかった。彼女はぽつりぽつりと、自分の思ったままの気持ちを吐き出した。]
『ほんとはねー、ちょっぴり終わりたかった。
でも、可能性があるなら、せっかくここまで来たんだもん。カラスのお医者さんも頑張ってくれてたもん。
アーネストおにーさんも、おじさんも、お願いごと叶えたいもん。』
「そうだったね。」
「きっと彼は声高くいうわ。
お前は片針を殺すのか、と。そうしたら、私がガツンっていってあげるから。
ね?スクル。」
/*
因みに、私はダズリーくんが好きです。ダズリーくんとお話したかった………………………女の子だったら絶対行ってたしアタックしてた…………街中でドンドンぶつかってた……………ダズリーくん…………
>>ヘンリエッタ・オブゼビオ
「【投票は完全に私に委任して。
自分でいれよう、とは思わないで欲しい】
【ヘンリエッタは、エルスドクターを見るのも駄目。
絶対に安全な誰かを見て】」
/*
ルクレースはこう思ってても、
アーネストにとってはもう、私は、どうでもいい存在かもしれないから
それがなかなかしんどいけど
でも、やっぱりルクレースはね、
一緒にお祭り回ってくれて
楽しい時間を過ごして
子どもたちに優しくて
笑顔が素敵で
お仕事も頑張ってて
最後に優しい言葉を、かけてくれた
そんなアーネストのこと、大好きなんだよ
*/
/*
私はどうしたって無愛想男が好きなんだな………陽キャでグイグイいくような兄ちゃんより、好きになるのは毎回無愛想キャラ…………………………いやもうこれは真理だな。
/*
1分半前にはアーネスト大好きって感じのこと言ってたのに次の瞬間セレナすきすきになってんの自分でちょっとびっくりしたわ
*/
「……ヴェル。
貴女がアイリーンを信じる気持ちは分かる。
けれど。彼女は、まだ貴女へ伝えていない事が、あるのではないかしら」
箱入り娘 ヘンリエッタは、代弁者 ルーツ を能力(占う)の対象に選びました。
>>162 サラ
「そうやって、あなたはまた。」
また、声は厳しくなるだろう。
「ここまで来たら、そんなのは自分で決めたらいい。あなたに票を任せるのか、誰を信じるのか、自分で決めればいい。私はただ、決定を待つ。」
>>164 ルーツ
「ありがとう。ルーツ。
あなたが共鳴者だったのには驚いたのよ?ほんとよ?
でも絶対あなたは違うって、信じてた。
りんご飴と、マーマレードにかけて。」
>>+83 セレナ
なんでみんな、すぐに気づくのかなぁ。
困ったように眉を下げながら笑う。
「もう、もしかしてからかっているの?
…あ。お姉さん、この体でも似合う香りってあるかなぁ…ちょっと纏い辛い感じになっちゃって……」
微笑む彼女に胸を撫で下ろしながら、冗談めかして聞いてみる。
『ルーツおねーさんは安心して欲しいな。アイリーンおねーさんは、本当に眷属じゃないんだもん。』
[少女はここに来て始めて、罪悪感のようなものを感じていた。]
>>171 サラ
「あなたこそ何を聞いていたの。言ったでしょう、決定を待つって。
私が言ったのは、それは、あなたに言われることじゃないってことだよ。」
>>+85 セレナ
[セレナの言葉に、ルクレースはまた、彼女の新しい一面を知る。でもそれがなんだか、嬉しくて。
こんな風に自分のことを語ったり、語ってもらったりしたのは初めてなのではないか、と思えた。
だからこそ、きちんと考えて言葉を伝える。]
はしたなくなんか、ないですよ。……きっと誰だって、持ち得る感情です。
私も……
私がそう思う気持ちが、相手にとって負担だったらって。そう考えたら、怖くて仕方なくなっちゃうから。
……私はそれでも、受け入れていたいって思ったから、そうしています。
でもセレナさんが……受け入れたくないということなら、それも、いいと思います。
……もっとも、受け入れたくないって思って消えるなら、あまり悩まずにすみそうですが。
『トッティやなこと言ってるぅ.......』
[少女はますますしぼむ。何かが削れているような感じがする。]
『うう.......なんだか体が痛いよぉ。』
[セレナと話しながら、ルクレースは自分の言葉で何かを伝えるということができているのではないか、と感じていた。
そんな自分の成長に嬉しくなる反面、もう死んでしまっているのだから意味がないのかもしれない、とも考える。
――でも、死んだからこそ、こんな風に話せるようになったのかな、とも思って。
ルクレースは、自分の身に起きていることを、じっと受け入れていた。]
/*
サラちゃんまじでいってる……?
ここでエルス砕くのだけはダメだよ……?絶対ダメだよ……?お願い、やめて……お願いだからアイリーンの時計を砕いて……
[やりとり本に記す。
きっと、これ以上は書けない。明日にはいないだろう。]
皆のやりとりを一語一句漏らさず、綴る。
褪せないうちに、ひたすら書く。
/*え.......なんでだろう。昨日アイリーンがやってることをなぞってるからかな(わかってない)*/
>>160 サラ
サラの手には、時計が握られていました。
あの、一度砕かれた時計と、リリアーヌがあの日作った時計。
ひどい悪夢に晒されながら、サラの笑みをみたくて作った時計。
「……どうして今、」
許しを乞うようにさしだされた時計は、まるで最後の希望のよう。
リリアーヌは、ばっと、奪うようにそれを取り上げて、頭上に高く高く掲げました。
「──こんなもの!!」
それは、リリアーヌが初めて見せた、激情でした。
「いまさら欲しくない! なんで! なんで今更生かそうとするの!!! わたしを殺したのはあなたなのに!!」
リリアーヌは絶叫して、時計を地面へとうち付けようとしました。
────でも。
でも、壊せなくて。どうしても手が離せなくて。
「うぅ、ぅうううー……」
その場に座り込んで、大きくしゃくりをあげました。
>>175 サラ
「あなたが一番、誰も信じてないように見えるから。
一人の命を終わらせるんだよ?
その人が生きてきた時間を止めるんだよ?
これからあるかもしれない未来を無くすんだよ?
そんなの、誰かに言われて選ぶ方が間違ってる。
みんな自分の手で選択するべきなんだよ。」
リーンの両の眼から、涙がぽろぽろと流れる。
「……本当に大事なことは、誰かの真似っ子なんかしたら、ダメなんだよ。」
『そっか。』
[少女は放心していた。
サラに反論しようとして、アイリーンの記憶を辿った。
そうしたら、分かってしまった。自分がしてきたことの罪深さを。
無邪気に、誰かの模倣をしていたことを。]
『トッティ、とってもとっても悪い子だ。』
『そうなんだ。』
/**/
てかそうかあまぐりさんがエルスか……あまぐりさんなら絶対時計の村の設定もりもりにいかしてくれるだろうなって思ってたけど、最大の推しじゃん……
/*最後だけトッティのセリフ言いました!!!!
RP優先だからみをさんは許してくれるって信じてる。
エルスすまん!!!明日生き残っても勝てる気がしないというのも!!!ある!!!なぜなら!!!勝ち筋はオブゼビオ!!!しかない!!!から!!!
私がオブゼビオRPは!!!できねえ!!!*/
オズワルドは、魔女──シルヴェールと落ち合っていた場所に向かい、彼女を呼び出します。
そして、互いがあのたたかいの中で無事であったことを喜び合いました。
手と手を重ねて、王子が子どもの頃からそうしていたように。二人は無数に煌めく星の下で、夜が明けるまで語り合いました。
しかし、オズワルドは彼女が気を許したのを確認すると、強い睡眠薬の混ざったワインを勧めます。
朝になり、シルヴェールは目を覚まします。すると、言いようのない違和感が胸を占めました。嫌な予感がして森の中心部にある塔へ駆け込めば、神様より賜った宝物が、台座からなくなっていたのです。
彼女はそこでようやく、オズワルドが裏切ったのだと気付きます。
愛する人に裏切られた悲しみと、シルヴェールが永きに渡り守り続けていた《マザー・クロック》を失くした絶望感に、彼女は打ちひしがれます。
一方、オズワルドは《マザー・クロック》を城に持ち帰り、王から次期国王の約束を取り付けるのでした。
>>+81 テルミット
「ふふふ、うん、知ってる!だってテルにー、そうしたらもっとすごいもの作り始めるんだもん。すごい!って一言そういったら、次の週にはほらもっと凄くなっただろう!って見せてくれるんだもん。
私、そんなテルにーが大好き。」
無邪気に笑うその顔は、しかし。続く、彼の言葉に、緑色のその目を伏せる。
「未来……私は、私にそんなこと許されるのかなぁ…。テルにーみたいに、見えるようになるかなぁ…。
もうずっと、痛かったの。私は裏切り者なんだなって。魔女の味方をしようとした私は、テルにーにとっても裏切り者なんだよね。でも、でもね、魔女だって、きっと悪くないの。私…私、この街を駆け回るのが大好き。毎日が新鮮で、楽しいことに溢れていて、でも、でも………私は……っ」
テルミットの服の裾をぎゅっと握ったその手は小さく震えていた。
あんなに愛し合っていたのに。その男が国王の座を得るために自分を裏切ったことに、身体中から怒りがこみ上げます。
彼女のその怒りは、空を曇らせ、森を陰らせ、明るい住人たちを恐怖で縛りました。
妖精の森は一気に枯れ果て、誰も寄り付かぬ“北の荒野”へと変貌したのです。
裏切られ傷つけられたシルヴェールは、オズワルドへの復讐を誓います。
彼女は、荒野で仲間とはぐれて死にかけていたドラゴンを魔法で助け、忠実なしもべとして行動を共にするようになりました。
そして。
いよいよオズワルドが国王になるそうだと。使い魔のドラゴンから報告を受けたシルヴェールは、彼の戴冠式の日、オズワルドの城を訪れます。
彼女は彼への復讐のため、この国に次のような呪いをかけるのでした。
新たな国王が生まれたこのめでたい日に、この国に祝福をもたらそう。
時計の国に住む全ての民たちへ。二度と目覚めることのない永遠の眠りを。
>>176リリアーヌ
「……えぇ。そうよ。
私は、私の中の貴女を、一度殺してしまった。
分からずとも、そうなのよね」
サラは。座り込んで泣くリリアーヌへと、しゃがんで目線を合わす
「でもやっぱり。
私は、貴女に生きていて欲しいのよ。私の中の貴女を。そして、これからの貴女を、生き返らせたい
私は。貴女と、一緒にお買い物に行ったり。時間を共有して、素敵な時計を見に行ったりしたいから
一緒に。聴いてくれるかしら」
サラは。そっと、リリアーヌの手を開くと。
懐中時計のネジを、回した
ーーーツン、タッターツン、ツン、タタター、ツン、タッター、ツン、タタター
時計の針に似た。少し歪んでしまっているけれど。
それでも。楽しくなって仕方がないような、音がする
リリアーヌは。どんな顔を、してくれるだろう
🕐ああああああああぁぁぁシルヴィィィィイイイイイイイイイィィすき……かわいいね……本当にかわいい……愛しい子……
医者と少女の会話を黙ったまま聞いていた。
昨日、別れの時。
レーヴに縋ってなく少女に、『生きてくれ』とはどうしても言えず。
ただ、レーヴの大切な時計の針を進めてくれと、願いを託すことしかできなかった。
彼女が苦しんでいたのは聞こえていた。
時折、どこか悲しげな瞳をしていたのを知っていた。
サラの記憶から消えたあの時。やはり、追いかけてでもその身を抱きしめてやれば良かった。
瞳の奥の哀しい色を。見て見ぬふりをしたことを。何故、今になって後悔してしまうのか。
無理にでも、例えそれが呪いの言葉になってでも。言うべきだったのか。『生きてくれ』と。
夢が、必ず幸せなモノになるとは限らないと。
例え幸せだったとしても、それは本物ではないのだと。
仮初の夢の中で、本当の意味で幸せになることなんて出来ないのだと。
あぁ、本当に。
いつも、いつも、いつも、いつも。
後悔したって、遅いのに。
「……………リリアーヌ、」
死を望む少女は、医者に永遠に眠れる薬を強請っている。
手を伸ばして、2人を引き剥がそうとも。
手を伸ばして、その身を抱きしめようとも。
彼女の願った世界へ、先にいってしまったレーヴには。どうしても出来ない。
大切な何かが壊れていく。いつも、いつも、間に合わない。
あの夢の中の、幼い自分のように。部屋の隅で蹲って。身動きひとつ取れやしなくて。
零れた雫は頬を伝い、落ちていく。
ただ、静かに。ただただ、ゆっくりと。
こんな時にアレですが……
私はロリはいただけませんが、ええ。心底苦手食材ですが、
・おっさんと幼女バディ
・おにーさんと幼女バディが10年後とかに交際ほぼゼロで結婚する
は、好きです。
後者については「ふしぎの海のナディア」を見てくれよな!!雲居さんは見てただろ!?リアタイで!!
>>全員
「【砕くのはアイリーン】
【ヘンリエッタにはヴェル、ルーツを】
……委任をするも、自分で刺すのも自由よ。バラけさせる事だけはしないで」
>>+91 セレナ
……気分のいい話じゃないだなんて、そんなことないですよ。
[ルクレースは首を横に振った。]
……皆、そうなんじゃないでしょうか。
誰だって、受け入れてもらえないことは……辛いことですよ。
[一呼吸おいて、彼女はちらりとセレナの様子を窺う。
涙は、出ていない。
もう、向いてもいいだろうか。そう思いながら、彼女はセレナの手を取った。]
辛いときは……自分に甘えていいんですよ。
伝えたければ、伝えればいい。泣きたければ、泣けばいい。誰かに縋りたければ、縋ればいい。
……そうして、ゆっくり、自分がどうしたいのかを。
考えたら、それでいいと思うし……その決断に沿って、進めばいいと、思います。
[自分なりの考えしか、伝えられない。
それに歯がゆさを感じながらも。彼女はじっとセレナを見つめた。]
『ああ、だめだった。ごめんね、アーネストおにーさん、おじさん。』
『でも』
『きっと、トッティのパパとママも、トッティが悪い子だから、悲しくなっちゃうよね。
会えなくて、よかったのかなぁ。』
新聞屋見習い アイリーンは、捨て子 リリアーヌ を投票先に選びました。
『ちょっぴりだけ、もう嘘つかなくていいのが、ホッとしてるんだぁ。
ごめんね。トッティ頑張らなきゃ行けなかったのに。疲れちゃって。』
>>リリアーヌ
……オレの手を取るならばサラ嬢に指をさせ。
サラ嬢の手を取るのであれば、彼女の元へ行け。
オレは止めやしない。
明日の朝前には、薬の小瓶を用意しておいてやろう。
使うかどうかは自分で決めろ。
[それだけ言ってマスクを被った]
『魔女様ごめんね。』
『でも、ありがとう。
魔女様に会わなかったら、きっと、トッティの時間は、ずっと止まったままだった。
小さい時からずっと、止まったままだったから。
ありがとう。』
「オブゼビオさんとヘンリエッタちゃんを待とうと思ったの。
でも、もういっか。疲れてきちゃったの。」
目を伏せて、微かに笑った。
>>184 サラ
「そっか。
だって、色んなことの積み重ねがあって、気がついたことなんだもの。仕方ないでしょう?
でも、あなたは……本当に大事なことには、きっと気づいていない。」
オズワルドは、彼女の呪いのとおりに眠りについた国民たちを前に。こうなったのはすべて自分の責任だと思いました。
父の言葉になど耳を貸さなければ。抗おうと思えばきっと、抗うことができたはずだった。
けれど、大切なものを守るだけの勇気が、彼にはなかったのです。
それが、たった一人のかけがえのない存在を裏切り傷つけた。オズワルドには、彼女を愛する資格はもうありません。
全ては自身の保身のために。それが出来てしまったことを、彼は自分自身でもって知り、絶望しました。
──この世には、真実の愛など存在しなかったのです。
そうしてオズワルドは、城前にて。円形広場に立つ金の竜とシルヴェールと相対したその時、彼女への愛に蓋をしました。
彼にとってはかけがえのない、愛おしくて尊い時間を、忘れ去る決意をしたのです。
この国を背負う者として。人の身には余る《マザー・クロック》の力を借りて、オズワルドは死の眠りについた国民たちに、新たな“命”を与えます。
それが“命の時計”。千年以上の昔の歴史。国王しか知らぬこの国の“真実”。
♪ぜんまいくるくる手まき時計
かちかちくるくる準備する
いちにち始まる準備する
マザークロック♪マザークロック♪
おかおを見せてね、マザークロック
♪ふりこがゆらゆらふりこ時計
ゆったりゆらゆら右ひだり
わたしも一緒に右ひだり
マザークロック♪マザークロック♪
みんなを見ててね、マザークロック♪
♪はとさんぽっぽーはと時計
ぱたぱたぽっぽーお知らせよ
おやつの時間をお知らせよ
マザークロック♪マザークロック♪
おうたを聞いてね、マザークロック♪
/*
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああトッティいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい
*/
>>178 サラ
それは少し歪んでいて、それでいて楽しげな音でした。まるで、希望そのもののような。
こんなもの、聞きたくありませんでした。
一度溢れ出した涙はもう止まらず、リリアーヌは震える手で耳を押えます。
「殺してよ、……サラ様、お願いよ、もう終わらせてよぅ……」
希望の声がしました。
希望の音がしました。
それは、たしかにリリアーヌがなりたかった自分。笑顔でその手を取って、サラとお友達になりたかった。忘れてしまっても、何度でも手を伸ばしたかった。
でも、そんなリリアーヌはとうに消えしまったのです。
今その音は、リリアーヌを屠るナイフとなって、彼女の心を痛いくらいに抉るのでした。
/*
セレナあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
*/
[少女は少しだけ声をふるわせ、高らかに歌う。アイリーンの声で。]
「だって.............トッティだもん。」
🕐ええええええ!!!!!!!!!!うっっそ!!!!!まじ!!!!!!!!!!すっげー!!!!!!!!!!!うおおおおおお!?!?!?
「ずっとここにいたわ。
キャンディはもうお渡ししてしまったけど。
アイリーン。
あなたのことを無闇に疑ってしまった。
そして今もまだ疑ってしまっているの。
おじさまが占ってもおかしくないなんて言ったり、残りの眷属はあなただなんて思っていたり。
許して、仲良くしてなんて言えないけれど……
お茶をよかったら、いっしょに。」
「ルーツおねーさんは、安心して。
ルーツおねーさんが信じた、アイリーンおねーさんは、きっとおねーさんたちの味方だよ。」
「カラスのお医者さんは、ごめんなさい。トッティ、疲れちゃったんだぁ。」
>>全員
「…………。きっと。最後の指示よ。
【アイリーン・クロッカー】へ
いいえ。【トッティ・サーア】へ。投票の委任か。己の意思で、刺し示して
」
「トッティ、真似っ子上手でしょ。がんばったんだよ。
アーネストおにーさんも、片っぽ眼鏡のおじさんも、いなくなっちゃって、毎日ちがう人の真似っ子してたんだぁ。」
「ルクレースおねーさん、ダズリーおにーさん、テルミットおにーさん、それから.......アイリーンおねーさん。」
「誰が何だったのか、色々考え直さないといけないかもしれないけれど……ルーツ、サラ、オブゼビオ、それに私。
因縁が付いていないのなら結果は同じ、かしら。」
[地上では、最後のその人が歌を歌っていた。
かつては、この姿で歌っていた歌を、別の人間として歌っている。]
……マザークロック、マザークロック
[彼女のように、綺麗に歌うことはできないけれど。
お祭りのときに歌っていた彼女を思い出すように、その詩を声に乗せた。]
>>197 リリアーヌ
「リリーちゃん」
[少女は、泣きそうな顔で笑って、友達の顔を見る。]
「ごめんね。あの時のダズリーおにーさんは、トッティだったの。アーネストおにーさんのアクアマリン、どうしても、どうしても、トッティの時計に付けたかったの。
でも、レーヴさんは、ずっと、レーヴさんだし、本物の時計職人さんなの。
トッティの時計を直してもらって、ほんとに嬉しかった。リリーちゃんが大好き。
ずっと近くにいたのに、助けてあげられなくって、ごめんね。
せめて、今日は.......リリーちゃんに指をさすよ。」
**
ほんとに1日何十時間も村見てても、なーーーーーんにも気づかんかった
馬鹿だ馬鹿だ馬鹿だ
ごめんね全員、見てるフリしててなんも見てなかった
オズワルドは母なる時計が秘めたる智慧と力に没頭した。
本来この世界に存在するはずのなかった科学技術を生み出し。国民たちに“命の時計”の尊さを信じ込ませるために歴史を改竄して。
そして次第に、その魔力に自分自身も呑み込まれていった。少しずつ、少しずつ、その体は《マザー・クロック》に蝕まれていく。
止まることのない針を得て、この国をたった一人でここまで大きくした国王オズワルド。
城の中で眠りにつく国王は、一体どんな夢を見ているのだろうか。
>>+93 ダズリー
彼女の、……彼の、仕草と表情に、リーンの記憶の中にいるダズリーが重なっていく。
姿形は性別はその性別さえも変わっていたが、確かに面影は残っていた。
なんだか無性に彼の傍にいたくなって、隣の隣へと足をきれいに折り座る。
あの髪飾りは、トッティが見つけてくれた。
さて、どんな話をしようか。
「あのね。ヘンリエッタちゃんはくまのぬいぐるみが好きなんだって。ダズリーお兄さん、くまの髪飾りも、作れたりする?金細工、なんだけど…」
口を開いて出たことは、なんとも当たり障りのないもので。でも、そんな、なんともない話しが出来たそのことが、なんだか凄く懐かしくて嬉しかった。
/*
トッティィィィィィィイイイイ(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)
/*
のっとられた直後はめちゃくちゃしんどくてこの世で1番の敵くらいに思っちゃってた気がするけど、今では全然そんなことないし寧ろトッティが愛おしいよ……
不思議だね……
数日前、灰喉でめっちゃ責めちゃってごめんなさい……
お疲れ様でした……
*/
死病診 エルスは、捨て子 リリアーヌ を投票先に選びました。
>>+94 アイリーン
「感想は物作りをする者にとっての一番の報酬だ。私は幸運だよ。リーンの様な純粋な観客がいちばん近くにいてくれたのだから。
ああ、私もリーンが大好きだぞ。」
目を伏せ震えるリーンを見る。
心の中でダズリーに一言謝って、テルミットの姿のアイリーンをそっと抱き寄せた。
「何を言っているんだ、リーンが新聞を書くのは今の事を皆に伝え、その先を想像させることだろう。今と未来は地続きだ。ならば誰よりも、リーンが未来を捕らえて離さない人間だよ。
私はリーンが裏切ったなどと思ってはいない。そうだろう?リーンはいつだってリーンだった。今だってそうだ。そうやって自分は間違っていなかったと思っていても、反省することが出来ている。
……魔女な。私も少し話をしてな。大したことは話さなかったが、少なくとも私にはあれが人を意味なく蹂躙する様な極悪非道には感じられなかった。
いいんだよ、リーンはリーンでいてくれるだけで、私は救われていたんだ。」
[少女は堰を切ったように話し出す。今日はずっと、苦しかった。]
「あのねー、ひどいんだよー。アーネストおにーさんがいなくなっちゃうまで、おじさん、お話してくれないから、誰が味方かわかんなかったの!
でも、次の日には来てくれて、トッティの真似っ子上手いねって褒めてくれたし、いっぱいお話聞いてくれたの。
すぐ居なくなっちゃったけど、トッティはアーネストおにーさんと同じくらいおじさんも好き。」
[少女は、その場にくずれおちるように座る。]
「足に力入らないや〜。ふふっ。」
>>198 エルス
「ううん!」
[少女は首をぶんぶんと振る]
「カラスのお医者さんが、時計職人だって出てきてくれた時嬉しかったの!ふふっ、最初はね、カラスのお医者さん怖いよーって思ってたのが、一気に頼もしくなった。
カラスのお医者さんがいたから、トッティ今日まで来れたと思う。」
「私は死後の世界は信じてない、だからこそみんなの生きた証を大事にしたかったの。」
「彼女は許せない、けどもっと私が許せない」
観測者 オブゼビオは、箱入り娘 ヘンリエッタ を能力(守る)の対象に選びました。
・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…
「こ、こは……?
何だっ、どうしたのだっ?! 草木に、生気が……!
なぜ、なぜ、っこんな−−!」
「《マザー・クロック》が……
そんな……こんな、こと」
・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…
・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…
「エリオッ!
やめろ、よせ、お前まで、エリオまで私を置いていくのか!
あの男も、お前もいなくなったら、私は……私はっ、どうすればいいのだっ?!
エリオっ、
……エリオぉっ−−」
・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…
*/
そこから先は、今見ている景色と同じ。
王城のテラスより出ずる彼を、ここで見ていた。
城門の真正面に位置する、この噴水から彼の誉れとした顔を、じっと……見ていた。
今、自分の目の前にあるのは当時と同じ光景。
あらゆる命の時が止まり、作物も死に、水も枯れ、広場には人の体が死屍累々と転がっていた。
寧ろ見慣れていたこの国のこの景色が、まさかアベルの言う通りに、祭りの初日のような賑わいを見せているなど、夢にも思いたくなかったというに。
ご公女の言う通り。
自分らの刻を背負い、この時代まで築き上げてきたのだろう。
/*
・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…
「−−オズ。
こんな、ものだったのだな。私たちの時は。
過ちだったよ。全て間違っていた。
その罪を……彼ら妖精たちに捧ぐこの私の贖罪を。
永遠に、その身体に……刻んでもらうとしよう!」
・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…
*/
答えも聞かず、塗り潰した。
全て真っ黒に染め上げたつもりだったが。
こうして、一人の少女が私の前に立ちはだかる。
そして、これからも積み上がる屍を超えてゆく覚悟で、私に抗う。
/*
「オズ。
お前の国なのだな、ここは。
ご公女よ。並ならぬ口上と不屈の矜恃、確かに受け取った。
【されば、見せてみるがいい。
貴様の……その覚悟とやら】を」
*/
形は問わない。
彼女の……いや、この国民たちの全霊を受けよう。
/*
「聞きたいことがあったら、何でも言うよ!」
[うーん、と伸びをする。]
「あ.......でも、トッティがモノマネしたみんなの、ホントの気持ちは知らないよ。見えることと見えないことがあったから。」
「...私に出来た事は、ほんの少しだけ肩入れをするくらいです。
サラさんが導き、ルーツさんが支え、ヘンリエッタさんが仕事をした。
ただ、それだけです。
私は褒められるような働きなど微塵もしてません。」
投票を委任します。
観測者 オブゼビオは、貴族 サラ に投票を委任しました。
>>220
[少女は、エルスに助けられながら、ソファにすとんと腰をおろす。]
「ありがとー!カラスの.......ううん!エルスさん!」
*/
こつん、と靴を高鳴りさせて噴水の柱から飛び降りる。
サラからの回答は、別に今からでなくともよい。そも、サラだけに聞くつもりも毛頭ない。
彼女からの回答を待たずして、シルヴィは一人歩き出す。
/*
>>
「トッティ」
*/
一人の、シルヴィに加担した小さな背を呼び止めて、
名前以上は何も言わずに、その頭をくしゃりと撫でた。
/*
>>211 リリアーヌ
「リリーちゃん.......やっぱり、リリーちゃんは優しいね。トッティ、怒られると思ってた.......」
[お互いに相手が怒っていると心配していたことを知り、少女はほっとため息をついた。それから、時計を受け取って、近くでよく見た。
裏側だけは、ダズリーの目で見たけれど。
表側を近くで見るのは初めてだった。
あんなに無惨に砕けていたのに。本物の時計職人の手による修繕は、壊れているとはいえ、かなり原型に近くなっていた。
少女は、ぽろりと涙を流し、大切に大切に、その時計を両手で包む。]
「リリーちゃん.......この時計の穴ぼこね、誰かが、元々あった何かを、剥がして持ってっちゃったみたいなの。蓋も。最初はあったみたいなの。
ダズリーおにーさんの目で見たら、それがわかったの。ごめんね、こんなこと.......言っても.......」
[ぽろぽろと涙を流した後、それを手の甲で拭って、少女は、自分の命の時計をそっとリリアーヌに渡す]
「.......リリーちゃん、やっぱりトッティの時計、持っててくれないかなぁ。だめ?トッティ.......この時計好きだから。リリーちゃんに持ってて欲しいの。」
「ァァ」
声にもならないようなため息を吐いて、生者の声を聞く。
「因縁の悪魔は、求めるような結果を得られズに終わりましタ。本質であル因縁でさえモ、なにも影響をもたらすことなク終わるでしょウ」
>>226 魔女様
[少女の元に、シルヴィが近づいてくる。ああ、怒られてしまう.......シルヴィが名を呼び手を挙げた時、思わず目をつぶったら。感じたのは、打擲の衝撃ではなく、優しく頭を撫でられる感覚。]
「魔女様.......」
[怒らないの?と、聞かなくてもいいくらい。少女の心もまた成長していた。安堵の笑みを浮かべ、シルヴィを見上げる。]
「トッティ、魔女様に会えて良かった。」
「…恨み言を言うつもりは無いがね。
この私が【勘違いの騎士】で、オブゼビオ観測者が【真の騎士】とは!《マザー・クロック》様!あなたは私をよくご存知だ!ああよくご存知だ!!
ぐぬぬ…カッコ良く騎士の名乗りを上げる夢想までしたというのに何たる無念…寧ろ名乗る前にこちらへ来れてよかったとすら思いかねんこの恥ずかしい感じ…!
くう…オブゼビオ観測者…もしもこの後相見えること叶うなら一言言ってやらねば気が済まん…!
『よくやった、真の騎士よ』とな!!」
>>223 エルス
「エルシニア・カフネ」
[少女は、心の支えになってくれた人の名前を繰り返す。刻み込むように。]
「トッティちゃんと覚えたよ。最後でも、ちゃんと覚えられて、よかった。こうして、お話出来たのも、よかった!」
/*リリーちゃんに救いが与えられたなら.......トッティは幸せだし.......リリーちゃんが望むことなら.......死ぬことはとめない.......*/
*/
最後まで自分がずっと目で追いかけていた少女の独白を聞き届け、気持ちが一致したのか、思うところに声をかけていく。
それらを終えて、最後。
何度となく、一番呼び慣れた名前を。
/*
「アベル」
「こうなったよ。
……そんな顔をするな。青い空と豊潤な果物なら、貴様ならどこへ飛んでいってでも手に入れられるだろう?
なあアベル。
お前は、これから私が何をしても……肯定してくれるな?」
>>トッティ
「……これは、言っておきましょうか。トッティ。
最後に。貴方の。いえ、貴女が奪い取った。
アイリーンの時計を壊す者の希望があるのなら、言って。双方の同意があれば、成立するでしょう」
その権利が、トッティにあるのかはわからないけれど。
まだ彼女が起きているのなら、聞こえただろうし。
そうでないなら、然るべく処断は行われた筈だ
>>+108 テルミット
リーンは、テルミットとなったその手を、肩を小さく震わせて、
ダズリーの体をした、それでいて変わることのないテルミットの優しい言葉に、心に触れながら、彼の胸を静かに濡らした。
できることなら、もう一度。未来を一緒に見たいと、わがままにもそう願いながら。
** ** **
「あの、あのね、テルにー。私…もう一つ、謝らなければならないことがあって……」
暫くして、落ち着いたリーンはおそるおそると言うように、目の前にある藍色の瞳を見る。
「アイちゃんで確認したの。昨日テルにーが作った目覚まし時計……。テルにーらしくないなって思ってはいたんだけど……」
そこまで言って、言葉を切る。
彼が自分と同じように、地上の世界を見ることが出来るのであれば、リーンがそのことについて触れていなかったことも当然知っているのだろう。
「……ごめんね、言えなくて…」
恐る恐る。彼の表情を窺うように見るだろう。
>>+41 グレゴリオ
「いえ、こうして顔が見れたので。それに、確かに頭の中をいつも覗かれるのは気分のいいことじゃないですし。…初めまして。そう、ですね。あの子なら最後まで生き残れるって、俺は信じていたんですが。…でも、これでよかったのかもしれません。」
ぽろぽろと涙を流す少女をみて、胸が詰まる。できることなら、今そばにいて抱きしめてやりたかった。
そう思いながら何となく彼の肩越しに向こうへ視線をやると、揺れる緑翠と目が合った(>>+42)。先日のこともあり、すこし身体に力が入るが、今日は本当に敵意がないようだ。どう声をかけてよいか分からず、小さく会釈するにとどめた。
>>238 リリアーヌ
「ふふっ!じゃあ、トッティとリリーちゃんは、おそろい!だね!」
[少女もまた、出会った頃のように無邪気に笑うだろう。]
「ありがとー!トッティもね、そう思うの。ダズリーおにーさんと、レーヴさんは、怒ってるかもしれないけど.......それでも、これは、トッティの宝物。リリーちゃんが直してくれた、宝物。」
[リリアーヌが自分の命の時計を受け取ってくれたのを見て、少女はほっとする。]
「もちろんだよ!えっと、トッティの時間が続くんなら.......リリーちゃんと一緒に居たいなって思って、リリーちゃんにはならなかったんだけどね。
トッティは、他の誰よりも、リリーちゃんに持ってて欲しいよ。
リリーちゃんの幸せが、時を進める所になくても。トッティはダメって言わない。リリーちゃんがしたいようにして欲しい。でも、リリーちゃんの時が止まるまで、一緒にいたいんだ。トッティ、わがままだから。」
[知らず、涙を流して少女は笑った。]
/*
これさ……リリアーヌちゃんが死ぬことを止める権利って、誰にあるんだろう……そも、レーヴは生き返れるのか……??生き返ったとして、リリアーヌちゃんの幸せの小瓶を奪い取ることは出来るのか?しても……いいのか……な
/**/
そう言えばアーネストもふにいかなって思ってた
わかんないから優男がもふにいって適当な理由です
あとダズリーはこはるさんかろあくんかな…っていうイメージ
>>241 サラ
「トッティの希望はないよ。」
[簡潔に返事をする。]
「これはアイリーンおねーさんのだけど。これを、【アイリーンおねーさんの物だと思った上で】壊すことを選択したのは、サラおねーさんたち。
アイリーンおねーさんを壊すことを選んだ人の誰かが、壊せばいいと思うよ。」
捨て子 リリアーヌは、捨て子 リリアーヌ に向かって下駄を蹴上げることにしたよ。
『サラおねーさんのこと、特別嫌いなわけじゃないんだけどなぁ。なんだか冷たい言い方になっちゃうなぁ.......』
[少女は内心でおろおろしていた。でも、リリアーヌの希望を通してあげなかったサラのことが、引っかかっていたのも事実だった]
/*
思えば、レーヴって女の子とばっかり話してるな…???いや、ジュラムともグレゴリオともお話はしたしブレイクやエルスも話した(???)けど、それは1日目だけであって……それ以外に男の子とお話したことある……?テルミットはだって中身トッティちゃんでしょ????あ、アベルくんとはお話したか。アベルくん!!!!アベルくうううん!!!!!!!
きっと、どこかのタイミングで。
リーンは手紙をくれた男の姿を見つける。
>>ブレイク
「こんばんはお兄さん。さて私は誰でしょう?」
なんだかすぐに当てられている気がするものの、せっかく自分でないのだからと。戯けた様子で話しかけてみる。
/*
……………………テルミットくんへのお返事は、また後で返せたら……返す………………とりあえず墓下では本物のテルミットくん(ダズリーくんが外側)とお話出来て満足した!!!!!!
/*
サラちゃん、リリアーヌちゃん、トッティ、アイリーンちゃん………あ!!!オブゼビオくん!!!!君は男の子じゃないか!!!!!オブゼビオくんとお話してた!!!!!!!!してたよ!!!!!!!
>>248 オブゼビオ
「片目が時計のおにーさん。トッティはもちろんいいよ。」
[それから、少し目を泳がせる。]
「アイリーンおねーさんの言葉ではないけど。片目が時計のおにーさんと、アイリーンおねーさんが2人揃ったらきっと、素敵だなって思ったのは、嘘じゃないんだよ。だから、許してって言うつもりはないけど。これだけ言いたかったの。」
/*
結局、お話しなかったのが、ルーツちゃん、ヘンリエッタちゃん、ダズリーくん、アーネストくん、ルクレースちゃん、セレナちゃん、かな?
エピでお話できたらいいけど、どうかなぁ。とりあえず、ブレイクのおいちゃんにはひと言謝りたい気持ちがある………
/**/
あーーーーーもう!!!!悔しい!!!!!!!
共有選ぶのはミスったな!狼も落とせないし!!
一応村勝ちに行けるように設定がヤバめな人選んだはずなんだけどな!!
「ははは!わかっているな!流石サラ嬢!
いやあ、『テルミットにしては』とはなあ。ううむ…わかる、わかるけれども…!」
「……砕いた後の時計なら、持っていたって良いと想う
これはね。権利じゃなくて、そう望むのなら。
叶えてしまっても、良いことだと想うの」
>>249 サラ
「ごめんね。そうなの。徹夜で色んなものを作ったの。テルミットおにーさんの頭の中は、設計図がいっぱいあったから。トッティ、もっと早くに、テルミットおにーさんに色んなこと教えて欲しかったな。
えっと.......トッティ、アーネストおにーさんじゃないから、テルミットおにーさんが、騎士さんだったかはわかんない。
エクスカリバー、は、ルクレースおねーさんが読んだことある本に書いてあったんだったかなぁ.......」
「でも、これだけは言っていいかなぁ。
テルミットおにーさんは、サラおねーさんのこと、守りたいって思ってたと思うんだよ。
トッティが言うのは変だけど。テルミットおにーさんは、本当の意味で、サラおねーさんの味方だよ」
/*もしかして:最後に勝利陣営を地獄に突き落とした?
負け陣営の方が解放されてHappyENDになってない?*/
>>+129 ルクレース
何も考えられなかった。彼女の涙する姿を見て、彼女の震える声を聴いて、胸を裂きそうな思いに突き動かされるまま身体が勝手に動いた。
「そんなこと、……そんな顔で言わないで。俺は貴方にそんな風に、…会えて嬉しいだなんて言ってもらえるような人間じゃない。俺が貴方を殺したんだ。貴方を。何があっても傷つけたくないと思った貴方を殺した。…生きて、…生きていて欲しいと思った貴方を、!」
彼女を抱きしめる腕に力が入る。自然と声が荒ぐ。ああ、彼女は痛くないだろうか。怯えやしないだろうか。―彼女に、嫌われやしないだろうか。
/*
そこに、レーヴの名前があったことだけでも救いだよ……救いすぎるよ………ありがとう……ありがとう……(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)
>>253 リリアーヌ
「トッティも!リリーちゃんとお友達になれてホントに嬉しい!」
[リリアーヌと手に手を取って、少女は心から幸せそうに笑う。]
「うん!ずっと一緒!夢の中で、色んなことして遊ぼうね!
トッティも、リリーちゃんがだいすき!」
/*
2時を目標にソロル落とす。というか、更新までにちゃんと落としたい………たとえ、魔女様達のうんぬんかんぬんがあった後だとしても……!!
>>257 オブゼビオ
「.......そうだね。おにーさんは、そうだったね。
そう、トッティが、アイリーンおねーさんの時間を止めたの。
トッティね、あんまりわかってなかったの。自分の時間を進めることしか考えてなかったの。全部終わったら、パパとママに会えるって思って。
でも、今日ね。
アイリーンおねーさんになって、アイリーンおねーさんが考えてたことを見て、サラおねーさんに聞かれて、
トッティのしてたこと、わかったの。」
[自分は悪い子だ。と実感したことも言うつもりだったけれど。この人は多分、良い悪いで結論することは無いのだろう、と、少女はそこで口を噤んだ。]
🕐今回思ったりしててもほとんど言ってなかったけど中身予想やろうかな。
サラゆかりさん
グレゴリ君ハクくん
オブゼビオみしぇこ
アイリーンみやこさん
あっテルミット雲居さん
トッティーーーーーーーーートッティーーーーーーーーーーーーーあなただーれーーーーーーー???すごすぎてきもいとまで思ったんだけどだーーーれーーーーーーー????
>>259 オブゼビオ
[彼からの思わぬ言葉に、少女は目をぱちくりする。それから、困ったように笑った。]
「ふふっ、おにーさん、変な人。きっと、おにーさんは、その言葉を.......みんなに向けて、言ってるんだね。大きな流れを見る人、だから。」
🕐思ったより誰も分からんかったんだけどなんで?もつさんとかえるるさんとか(◜ᴗ◝ )さんとか勝手に見つける気でいたんだけどな!
『今気づいたけど、トッティあんまり寝てないなぁ。
おかしいなぁ?おにーさんとおじさんに、寝るねって言って寝たと思ったのに、気がついたら起きてたよ?
体が起きてたから、起きてて、体は違う人だったから大丈夫だったのかなぁ。』
[少女は頭の中で、不思議そうに首をひねっていた。]
>>+126 テルミット
「あうっ」
額を手で弾かれれば、確かな痛みに思わず目を瞑る。
うぅ…いたい…なんて呟きながら、すぐに消えるであろうほんのり赤くなった額にさわさわと手を当てる。
「自分を大切に……うう……テルにー、ごめんなさい…」
眉を下げ、困ったような表情を見せるテルミットに、素直に謝る。
自分のことを本気で心配してくれているであろうことはわかるから。
テルにーははもう、頭が上がらないな…なんて、思いながら心の中でもう一度、ごめんねとありがとうを繰り返した。
🕐んールクレースもふにいさん
あとこはるさんと桜飴さんと杏里さんいつも見つけられないから今回も見つからないです
リリアーヌたしさん
/*
なんか昨日からアーネスト不足がすごかった分今なんかこうめちゃくちゃアアアアアアアってなっててだな?????
すごくすごくすごくアアアアアアアアアアアアアアってなってる…………
*/
/*
いや、なんか皆がお話してる中、1人だけソロル回してるの恥ずかしくなってきた………俺、俺もお話したい……なぁ…………?
「ふわ.......」
[少女はひとつ、欠伸した。]
「アイリーンおねーさんの体で、一晩中探し物してたからかな。もう眠くなっちゃった。
そろそろ、お返事出来なくなるけど.......」
[少女は、傍らにいてくれていたエルスと、リリアーヌを見るだろう。]
>>エルス
「エルシニアさん。トッティのことは気にしないで、好きなところに行ってね。トッティは、もう大丈夫。」
>>リリアーヌ
「リリーちゃんも.......ふふっ、ごめんね。ほんとは、リリーちゃんには......本当は一緒にいてくれると嬉しい。トッティが眠るまででいいから。」
『おやすみなさい』
[少女は、二度と覚めない眠りの前の、挨拶をする。]
『アーネストおにーさん、おじさん、久しぶりに会いたいな。夢の中で、会えるかなぁ。』
>>+132 ブレイブ
「ええー!わからないの!?」
自分で聞いておきながら、返ってこない答えにリーンは大袈裟に驚きながら、そうして彼のことを見る。
こんなにやつれた顔をしていただろうか?
目元にはクマがくっきりと浮かび、まるで血が通っていないかのような、正気のない表情に。顔や、服にも、赤黒い塊がべたりべたりと無気味な染みを作りあげていた。
それは、ほんの一瞬。
考えたら、否、考えなくてももう、長針がカチッと1度小さな時を刻む程の僅かな時間で。
リーンは彼の存在を理解した。
その上で、リーンは変わらず彼に話し続ける。
「むー。ひどいなぁ。忘れたなんて言わせないからね!テルにーの姿ではあるけれど…。私、リーンだよ!」
/*寝れない気もするけど、一応寝ます。改めてオブゼビオ.......推し.......です.......
憑狼めいっぱい楽しんだし、バレなかったから嬉しい!ラス喉!*/
>>260>>262トッティさん
「子供は無垢なものです。
何故乗り移ってはいけないのか、乗り移った先の人はどうなるのか、予測出来ないことです。
仕方がない、とは言いません。
お父さんやお母さんに会うためにそれをしていたのでしょう。
ならばそれで良い。
その時、貴女が下した答えなのなら、それが正解です。
後から『ああすればよかった。こうすればもっと...』と言うのは簡単です。
後悔しないように進む。自分の選択を信じる。
そうやって、大人になっていく。」
[そこまで彼女を諭すように優しく話す。
それはもう、労る様な優しい雰囲気で。]
「変な人とは心外です。
大きな流れの中では、戦って勝った。取り戻せた。それだけです。
だから、賛辞の言葉は惜しみません。」
>>トッティ
何故かまだ脳内へ響く声に答える。少女に届くはどうかは、分からないが。
会えるよ、もうすぐ。よく頑張ったね。ごめん。一緒に眠ろう。
>>+138 ダズリー
「本当?わー!さすがダズリーお兄さん…!」
彼が今度はヘンリエッタに似合うかわいいくまの髪飾りを作る彼の姿を想像して、自然と笑みが溢れる。
ダズリーは作業の工程を見せることを嫌がりそうだが、リーンにとってはその道筋や込める想いも含めて一つの作品で、命の吹き込まれたたった一つのかえがえのないものなのではないかと思う。
もちろん、それだけではなく。眠れなくてと暇を持て余した上でできた髪飾りであったとしても。彼が他の誰でもなくリーンを持ち主に選んでくれたことも、等しく彼女を嬉しくするものだった。
「私のは失くしちゃって…あ、でもね、トッティちゃんが見つけてくてたの。だから、大丈夫なんだけど…」
>>+151 ルクレース
さいごの時、貴方の隣で。
どれほど時間が経っただろうか。気づくと彼女は眠ってしまったようだ。彼女をその場へ寝かせ、持っていた自分の上着を掛ける。彼女は、きっとこのまま天国へ行くのだろう。それにふさわしい人だ。
俺には、その罪の重さに応じた罰が与えられるだろう。彼女と共には行けない。行ってはならない。だが、もしいつかこの罪を濯ぎまっさらな自分になれたら、また彼女に会えるだろうか。彼女は変わらず、優しい灰色に俺を映して笑ってくれるだろうか。
眠る彼女の瞼に唇を寄せる。次に会うときは、必ず―。
/*
アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア…………………………………
ウオオオオアアアア\( 'ω')/アアアアアッッッッ!!!!!ウオオオオアアアア\( 'ω')/アアアアアッッッッ!!!!!ウオオオオアアアア\( 'ω')/アアアアアッッッッ!!!!!ウオオオオアアアア\( 'ω')/アアアアアッッッッ!!!!!ウオオオオアアアア\( 'ω')/アアアアアッッッッ!!!!!
*/
/*
アーネストが……好きすぎる……んだよ……な…………………………………つら……………………一緒に行けないなんて言わないでよ…………行こうよ…………行こう…………????
*/
/*
ああ…………しんど…………
明日は……早起きしよ……そんでログ読むんだ……
誰が誰なんだろう……楽しみだ……寝よう……
*/
☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆
母は病に伏せがちで、よく自宅のベッドで横になっていた。しかし、その昔は地元でもブイブイ言わせていたおてんば娘だったらしく、昔話として色々な武勇伝を聞かせてくれていた。
レーヴは、そんな母が大好きだった。
それは、レーヴが5歳になる誕生日の前の日。とても怖い夢を見た。
狭い部屋に閉じ込められて、何かがドアを叩いている。その音は次第に大きくなっていき、声にならない叫び声と共に扉がゆっくりと開けば、ソレは現れた。
部屋の隅で小さく蹲るレーヴは、ただ震える事しかできなくて。
「▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒?███████!」
目が合った。手が伸ばされる。こちらに向かって、白くて、黒くて、怖い手が。
ハッとして、目が覚める。勢いよく飛び起きれば、全身が汗でぐっしょり濡れていた。
周りを見れば、部屋の中を黒い闇が覆っていて、カチ、コチ、カチ、コチ、規則正しい時計の針の音が、よりその静寂さを際立たせた。
じわり、と涙が浮かぶ。
また、あの夢を見たらどうしよう。あの夢の中の怪物が、扉から出てきたらどうしよう。食べられちゃったらどうしよう。
尽きぬ不安はどんどんレーヴの心を埋めていき、しかし、声を出せばあの怪物に気付かれてしまうのではないかと怯え、震えた。
突如、ギィ……と音を立て、ゆっくりと扉が開かれる。まるで、あの悪夢のように。
「ぁ………ぁぁ、あ…………………」
隠れなくてはいけないと思うのに体が動かない。目は扉に釘付けで、逸らしたくても逸らせない。
小さく声を漏らし、涙が零れたその瞬間。
『あら、レーヴ。まだ起きてたの?』
扉が開かれた先。小さなランプを持った母が驚いた顔をして立っていた。
リビングのソファに座って、レーヴは暖かいミルクを飲んでいた。隣に座る母へ事の経緯を説明すれば、母はカラカラと笑った。
『なるほどね、そういうことかぁ。
だーいじょうぶよ、レーヴ。そんな化け物が来たら、ママがぶっ飛ばしちゃうんだから!』
そう言って腕を上げると、小さな力こぶをレーヴへと見せ付ける。頼りなさげなその腕に、レーヴは眉を下げる。
『……でも、ママ、最近ずぅっと寝てるでしょ。』
ぽつりと零す。昔はもっとずっと元気だったのに。一緒に外で走り回るくらいに元気だったのに。
顔を俯かせて、手に持ったマグカップへと視線を落とす。本当は、こんなこと言っても仕方ないのだと、わかっていたけれど。どうしても、あの夢の中だと強がりを言うことはできなくて。
『………レーヴ。時計を出しなさい。』
酷く優しい声音で、母の声が降ってくる。
そちらを向けば、酷く優しい母の微笑みが見えて。
それ以上、何も言えなくなったレーヴは、そっと命の時計を母へと手渡した。
店舗となっている一階の奥。通路の先には3つの扉がある。
その内の一つ、『amour』と書かれた看板のついた部屋へと入っていく。
残りの2つの扉の先は、祖父と父のもので、レーヴは立ち入りを禁止されていた。
しかしこの日、レーヴは初めて命の時計職人の仕事場へと足を踏み入れた。
中は色々な機材が置かれていて、どれもこれも時計作りには欠かせないものだという事がわかる。机の上には整然と並べられた道具が。壁際に置かれた棚には、きっと時計に必要なパーツが仕舞われているのだろう。
初めて入る工房に、レーヴは目を輝かせながらきょろきょろと辺りを見回した。
『ふふ、じゃぁ、はい。そこに座って、レーヴ。
今からママがね、とっておきの魔法をかけてあげるんだから。』
母が、部屋の隅に積まれた丸椅子を机の隣に置けば、そこにレーヴを座らせる。そして、命の時計を机の上に乗せれば、木製の懐中時計の裏蓋を開いた。
拡大鏡をかければ、先が丸くなった刃物のようなものを取り出して。母は、裏蓋の内側へその先端を落とした。
静かな部屋に、音が響く。裏蓋を削り、何かを描くような音が響いていく。
レーヴはじっと、その姿を見つめていた。間近で見る母が時計を扱う姿を、目に焼きつけるように。
どれくらいの時間が経っただろうか。母が、ふと顔を上げればニコリと笑って。
『できたよ、レーヴ。はい、お守り。』
そう言って手渡された命の時計の裏側には、新しく文字が刻まれていた。
「……あ、とら……ぷ?」
まだ文字を覚えたてのレーヴには、それが何と書いてあるのかがよく分からず。困ったように母の事を見る。
すると、母は優しく瞳を細めながらこう言った。
『アトラップレーヴは、ドリームキャッチャーって意味なの。悪い夢を見ませんようにー!って願いが込められた言葉なのよ。
……本当はね、ちゃんとそれ用の御守りがあるんだけど………ママ、時計のこと以外は不器用でしょ?』
料理をするのも、編み物をするのも、工作をするのもてんでダメな母を、レーヴはよく知っていた。うんうんと強く頷けば、『正直すぎるぞ、レーヴ』と鼻をつままれる。
『ふふふ、だけど。うんと、うーーーーんと!強く!ママの想いを込めたから!これできっと、もう怖い夢は見ないわ!
だぁいじょうぶ!ママを信じて!それに、ほら。レーヴの誕生日も一緒に入れておいたから。これは、ママからの誕生日プレゼントです!』
花の咲いたような笑顔でこちらを見る母。
その笑顔に、レーヴは心底安心して。
「ありがとう、ママ。」
ぎゅぅっと、母を抱きしめた。
その日からは、本当に悪夢を見ることがなくなった。
毎日、夢を覚えている訳ではないけれど、目が覚めた時に幸せな心地になっていたのは本当だった。
それに、あの誕生日の日から、母の工房に入ることが許されて。
レーヴはより一層、命の時計を造ることへの熱意が増していったのだ。
………母が死んだあの日から、悪夢を見続けるようになるまでは。
☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆
目元に濃いクマを携えながら眠る自分を見ていた。
あの日から、ずっと悪夢を見続けている。
毎日、毎日、同じ夢を見続けるうちに、いつの日か深く眠ることをやめてしまった。
「………キシシ、この騒動が終わったら、今の俺はどうなるんだろうな?」
砕かれた命の時計は、木片が飛び散り、文字盤が割れ、中の歯車やバネが粉々になっている。唯一、この時計に使われていた金色の針は無残にも折れ曲がり、命を刻むことのできない形になっていた。
砕かれた時計の隙間から、裏蓋が見える。
突き立てられた剣によって、その内側に書かれた文字ごと真っ二つに割れていた。
「………ドリームキャッチャーも、遂に役目を終えたってわけか。」
『attrape-rêve』は母の願いだった。そして、レーヴの為を想って彫られたものだった。
母が死んだあの日から、命の時計を造ることをやめたあの日から。皆に名乗っていた名前の正体。
"トラスト"は、時計職人の名前だから。その夢を諦めたレーヴには、もう名乗る資格なんてなかったから。
せめて、母の願いだったこの言葉で、生きていこうと決めたのだ。
けれど、命の時計は作れなくても、誰かの為になる仕事がしたいと思った。
誰かの夢を運ぶために。
その足で、誰かと誰かの幸せを結ぶ為に。
貧しい人でも気兼ねなく、もちろん富んだ人でも気兼ねなく。誰かと想いを繋げるために。
アトラップ配達。
それが、その夢に共感してくれた友と一緒に立ち上げた会社だった。
──時は満ちた。
全ては選択された。
どの様な結末になったとしても。
……少しばかりの後悔は残っているけれど。
「………これで、いいんだ。」
ぽつりと、零せば。
砕けた時計の傍にしゃがみ込み、時の終焉を見守った。**
/☼ーーー数年後。ハンナが、結婚した。
純白のドレスが漆黒の髪によく映えて美しかった。あの日の彼女を、俺は2度と忘れないだろう。
見知らぬ男の隣で誰よりも美しく微笑む彼女を見て、帰宅後静かに涙した。今までどんな事があっても泣かなかった、泣く事を許されなかった男は初めてともいえる涙を流したのだ。
それでも、彼女を幸せにしてくれるのなら。彼女が幸せになれるのなら。俺は笑って見送ろう。
そう、思っていたのに。
あの男はハンナを殺したのだ。
浮気をして、それがバレて。問い詰めるハンナと言い争ったと、後からどんな手段を使っても吐かせた。
男は、この手で殺めた。家名が汚れるとか、この身が汚れるとか考えずにただひたすらに、あの男の亡骸すらこの世に残さぬ勢いで抹消した。
最後に残されたのは、心に大きく残る伽藍堂のみだった。
何をしても、どれ程時が経っても、ハンナは帰ってこなかった。
当然だ、死者は蘇らないのだから。☼/
/*
はっ!!!!これは!!!独り言で私の過去とブレイクさんの過去の話がごちゃ混ぜになってる予感がするぞ!!!!!!!だーーーー!!!って、灰色が入り乱れてる様子がみえる!!みえるぞ!!!!!
「あなたの選択は間違ってない。けどこれじゃあまりに悲しすぎる。だからもっと寒い。」
「最初に出会った街角、覚えてる?」
/*
ほんで、めっちゃ独り言誤字ってるし、カギ括弧の種類間違えてるしでしにそ〜〜〜〜〜!!
夢の中、じゃなくて、夢の後。
『……でもママ、』じゃなくて、「……でもママ、」です!!!!恥ずかしい>< 寝ぼけてるね>< でも更新まで起きてるつもりだよ!!!アタシャ!!!あと、独り言が100を切りそうだよ!!!
広場から去り、全てが終わるときを待つ。
終わりを待つのは全てが始まった場所だった。
一点透視で広がる屋台の並びとその先の城。
ここで、彼女に渡された新聞は閉じられた私の世界をこじあげる鍵だった。
アイリーン・クロッカーは新聞屋だった。
出会った時も別れた時も。
だけど、その別れに私は気づかなかった。
足跡を辿ることは出来なかった。
だった、だった、だった、だった。
全てが過去の話だ。
私が現在でサラが未来。そして彼女の時計はもう進まない。
死後の世界はない、彼女の魂はずっとあの時計に宿る。
そしてもちろんそれは、私の手元に、ない。
気づけなかった私に、それを持つ権利はない。
でも、悔しい、悲しい、辛い、そして羨ましい。
アイリーンはどこもいない。
この謝意は晴らすことなく、十字架として背負う。
この蒸気満ちる宴はやがて終焉を迎える。
/**/
@みんなへ
村エピだったら、シルヴィが眠らせた国民は目を覚まします。砕かれた人たちは一旦そのまま。
生者は生者、死者は死者同士で話しててください。小悪魔と蝙蝠も墓下のみんなと普通に話して大丈夫だけど、眠っていたはずの肉体は砂と化してます。あと、オズワルドも眠ったままです。
万が一狼が勝ってた場合は、生き残った狼陣営がマザー・クロックにお願いごとしといてね。
起きたら処理します🙏
/☼”愛していたんだ”。”この手で守りたかった”。
彼女の墓前で涙する日々。涙は止めどなく零れ落ちる。今までの分が、せき止められていたかのように。
そんな時、自分の背後から黒い霧のような、重厚な気配が身を覆う。男とも女ともとれない声が、脳内を震わせ、こちらに語りかけてくるのだ。
額に脂汗が浮かぶ。体温が指先から冷えていく。窒息にも似たそれに、人ならざる者がそばに居ると、初めての感触に怯えすくみ、戸惑う姿は紛れもない人であった。
『可哀想に、最愛の人を喪ったんだね。
ーーーその人と、会いたくはないか?』
それが地獄の始まりとは、あの時の俺は知りもしなかった。☼/
/**/
@追記
語弊のある言い方だった。村勝ちの場合、シルヴィが眠らせた国民は、エピローグが終わったら目を覚まします。
エピローグ中は、とりあえず一旦生存者しか起きてないていで。
使い魔 アベルは遅延メモを貼りました。
*☼*―――――*☼*―――――
サラの言葉が、ぐるぐると頭の中に回っていました。
サラはいつだって正しかったのです。リリアーヌにも、それは分かっていました。
友達としてのリリアーヌを忘れていてもなお、リリアーヌの時計を大事にしてくれていました。
この一週間で、素敵な人に沢山会いました。レーヴ、トッティ、……サラ。リリアーヌの、大切なお友達たち。
「わたしだって、」
「……わたしだって、お友達だって思ってたかった。サラ様みたいなお友達ができて、嬉しかった」
トッティの手を握って、リリアーヌはそっと呟きました。
*☼*―――――*☼*――――
*☼*―――――*☼*―――――
そしてリリアーヌは。
自分の頭上高くに下駄を振り上げたのでした。
*☼*―――――*☼*―――――
箱入り娘 ヘンリエッタは、死病診 エルス を能力(占う)の対象に選びました。
/☼俺はその言葉に頷いた。
悪魔は魂と引き換えに、ハンナを蘇らせた。
彼女はかつて見たあの頃のまま、眠るように固く閉ざされた瞼に蹲るように眠る。頬に触れれば冷たい。
いつまでも目を覚まさない彼女に焦りを覚え、悪魔に問えばーーー『死人が蘇るわけないだろ。それは、悪魔でも神でも不可能だ。』
『でも、たった1つだけ方法があるよ。
《マザークロック》の力を借りるんだ。あれは過去へと遡れる力がある。それで過去へと行き、殺される直前の彼女の魂を引き抜いて、今の彼女に入れれば……完成だ。』
『出来るね?ブレイク。
最愛の彼女は目の前だ。健闘を祈るよ。』
ーーーそうだ、俺は、この為に。
ハンナは置いていけないから、スーツケースに詰めた。
力なく抱えられた彼女をトランクへと下ろす。
それを絶望の表情で見下ろした。正気を失い、濁った緑翠の瞳は一体どこを見つめているのか。そして、彼女の頬に手を伸ばしてその冷たさに絶望する。 ☼/
/*
今回の村ほど、私とキャラの思いとか気持ちとか考えが乖離したのは初めてかもしれない………とても楽しかったし貴重な体験だった。
/*
本当はね、木製の時計にも金属中に使われてるんです。でも、今回はちょっとしたファンタジーも入ってるから。リアル要素は抜きにして、針以外は木製ってことにしました。許してね。
どこまでも続く暗闇の中。周囲の音も少なくなってきた。眠っているのだろうか。今の私には確かめるすべは無い。
結局のところ、私の人生に何の意味があったのだろう。他人との関係ですら、金で買おうと…いや、買っていたからだったのかもしれない。
所詮、買える関係性など簡単に崩れる。
誰も信じていなかった、信じているのは自分だけだった。
だから、何も持たなくなった私には誰も手を差し伸べてはくれなかったのだろう。
なのに、どうして生きたいなど思っていたのか。
ほんの少しだけ、救ってくれる何かを信じたくて。生きたい、と。
自分の存在を。
誰かに覚えていて欲しいと。
誰かの特別になりたかった。
今はただ、夜明けを待とう。
……ハンナ、愛している。愛しているんだ。
どうか、また俺に微笑んでくれ。
/☼魂の形どった空の心はかつての人の証。
悪魔はらしい振る舞いをする為のサポートをした。
小悪魔とやらの存在も、道すがら聞いた。
万全の体制の、筈だった。
呪殺され、砂になり、こんな事態になるまで俺は俺の過ちから目を背けていたんだ。
俺のかつての教え子ーーーサラはあんなにも立派に責務を果たしたのに。
守りたかった人ーーーヘンリエッタは気丈にも皆を支えきったのに。
自分が殺めた人と、かつての友人達に申し訳が付かないと、その場で膝から崩れ落ちた。
時は、秒針は、残酷にも進んでゆく。☼/
箱入り娘 ヘンリエッタは、代弁者 ルーツ を能力(占う)の対象に選びました。
戦いの終わりを見届けながら、
リーンは最後に、残してしまった友人のことを思い出した。
「ルーちゃん、」
リーンの命の時計を砕く決断をした彼女が、その友が既に乗っ取られていたと知り。
きっと、その裏側には、自分にははかり知れない程の、葛藤に、逡巡に、あっただろうに。
それを受け止めることが出来ない、歯痒さに。もっと早く。もっときちんと向かい合うべきだったと。後悔ばかりが積もっていく。
正しく、終わったその後に。
果たして、この国に反旗を翻した自分のこれからはどうなるのか。そんなことなどは知る術もなく。
箱入り娘 ヘンリエッタは、死病診 エルス を能力(占う)の対象に選びました。
>>レーヴ
リーンは、配達人の、レーヴの元へと駆け寄った。
手紙を書くことは、実態を持たない自分には叶わなかったが。正しくこの国の人間として生きてきた彼なら或いは、伝えられるのではないかと一縷の望みを胸に。
彼女に向けての、言伝を頼んだ。
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ルーちゃんへ
ルーちゃん、大好きだよ。もしまた会えるなら、きっと、今度こそ、私から貴方を抱き締めるから。もし、会えなかったとしても。
ルーちゃんなら、一緒に泣いて一緒に笑って、自分自身と向き合おうと、正しく時を刻もうとしたリンちゃんなら、また、新たな友人と出会えると信じているよ。
たくさんごめんね、たくさんありがとう。
願わくば、また会えることを。
アイリーン・クロッカー
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