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おれもCO文書こ。
>>56 サラ
サラの言葉が聞こえる。
「そうか…あいわかった!
ならば今こそ名乗り上げよう!
我こそはテルミット=ヴィブラート!
《マザー・クロック》様より加護を与えられし【騎士】にして《機巧騎士 クロノス》を駆り、生きとし生けるものを護る、時の守人である!!」
ブシュウと音を立てて、テルミットの背負子の箱がカラフルな蒸気を噴き上げる。
そういうテンションでないことは百も承知だったが、やらずにはいられない。…逃れられぬ性である。
「サラ嬢が地に伏したあの日から、ずっと【サラ嬢を護り続けていた】。指示があった昨日はヘンリエッタ嬢を護ったが正直気が気でなかったな。
…ああ、【手応えはない。もしかしたらこの力はまやかしかもしれん】。」
『あのねぇ、実はねぇ、トッティ「機関」って何かよくわかんないんだぁ。何かのしかけだよねぇ。
でも、色々面白いスイッチ作るの楽しかった!
トッティ、大人になったら、発明家になろうかなぁ。
機械のおにーさん、頭の中、設計図みたいなのでぐちゃぐちゃだけど、いっぱいいっぱい色んなこと知ってるんだよ。いっぱい勉強したんだろうなぁ。』
『トッティも勉強したいなぁ。』
「……本当に。酷い夢だった」
鍛練の最中も。それを振り払うように痛む身体を動かしていたのだ。
幸いなのは。寝不足と、悪夢により。
隈が酷い顔を、誰にも見られなかったことか。そう。約束をしていた筈のルーツにすらも。
「……今日は、来ないみたいね。
しんどくて、もう音をあげてしまったのかしら。
私は、とっても楽しかったのに」
言って。少なくとも、約束を無下にする子では無いと頭を振る。
何か事情があるのだろうと、鍛練を終えた。
何処かでルーツと出会えば、声を掛けたかもしれない
>>50->>57 レーヴ リリアーヌ
[大きな通りを並んで歩いていく。背丈の長い青年と小さな少女。それはまるで長針と短針のようだ、とアベルは思った。
特別な会話のない時間の中での、暇つぶしのような思考の流れだ。
周りに立ち並ぶ立派な家々を視界に迎える。実家といういことは、彼はそれなりに育ちが良いのだろうか。]
……へえ。ここがキミの実家か。
立派なお店だね。
[やがて辿り着いたレンガ調の古めかしい時計店と対面して、感心したように口を開く。そして、無遠慮に青年が玄関の扉を開くと、リリアーヌの手を一度離して彼らに続いた。
店内にはいくつもの時計が所狭しと並んでいる。壁にもぎっしりと隙間なく、アンティークや真新しい時計が飾られていた。独特のレトロな雰囲気に、アベルは自然と頬を緩めた。
やがて、辿り着いたのは誰かの名前のプレートがかかった
部屋。用意された丸椅子に腰かけて、釘を刺すレーヴに笑みを返してから。道具を揃えて戻ってきた青年の作業を見守った。]
/*毎回憑依する前は死にたいレベルで緊張するんですけど.......いっぺんやり始めると、楽しいし、なんだかんだ3人目でだいぶ慣れてる。
油断してきた頃に失敗しそうだからクオリティ維持頑張ろうね*/
/*テルミットはトッティの趣味で乗り移ったようなもんだから、3人の中で1番トッティしてる.......今日バレるならそれはそれで.......*/
[竜である自分には理解が出来ない繊細な作業が、目の前で行われている。
青年が手に持つ時計には見覚えがあった。あれは確か、リリアーヌを主人の元へ連れて行ってやろうとした時に、王城のホールで転がっていたものだ。
なるほど、と。ようやくアベルは二人がこの店へ訪れた理由を知る。
壊れてしまった“命の時計”。直したところで、その時計の持ち主の命が戻ってくるわけではないのに。
それでもそこには、アベルには見えない何かが詰まっているのだろうか。]
……。
[彼女──シルヴィが荒れ果てた地にそびえる塔に引きこもっていた頃、アベルはこの国へ何度か人の姿で訪れたことがあった。
大切な人の心を壊してでも、“彼”が救いたかったかけがえのないものをこの目で確かめに。
この国は見違えるほどに栄えていた。アベルが暮らしていたあの森に比べたら、雲泥の差ではあったが。それでもこの国は、少女の愛を犠牲に、豊かなものとなっていた]
『あしたは、ルーツおねーさんか、リリーちゃん。
リリーちゃんのほうが、真似できると思うんだけど、トッティやっぱり、リリーちゃんは……うーん。』
>>60テルミット
彼が取り出したものは。
一度は、サラも振るいたいと憧れた剣の形が一振りだった。
「可変型蒸気式ブレード……!
まさか開発に至っている人がいるだなんて!我がクロノスティスですら届いていないと言うのに!?
いいえ、いいえ。その形は。また別の浪漫の極致へと脚を進めた紛れもない偉業が一歩。
それを持つ貴方こそ騎士に相応しいわ、テルミット=ヴィブラート。
その人の時が積み重ねた最新の剣を持って、護国の勇となって」
燃えるような目で、テルミットへと語り終えた後。
騎士が守るべき乙女に相応しい、たおやかな笑みをテルミットへと向けた
「因みに。その剣の名はなんと言うのかしら?」
『あ!!!勝手に情けないって言ってごめんね、機械のおにーさん!
おにーさん、サラおねーさん守りたかったっていうのが、トッティおにーさんになってすごく分かったから、そう言ったんだぁ』
[言ったところで伝わる訳でもないが、少女は少女として少ししゅんとする。本来他人が言うべき言葉でないのは重々承知していたのだ。]
[人々は口々に言う。“命の時計”は国民にとっての誇りだと。
これは文字通り人々の“命”であると共に、その人が長い時を刻んだ証でもある。ここには沢山の時間と、記憶が詰まっている。
大切で、これがなければ生きていけない、かけがえのないものだと。
それを、皮肉なものだと思ったことを覚えている。
それでも“真実”を知らない国民たちにとっては、それこそが“真実”なのだ]
……すごいね、キミ。
あれだけボロボロになっていた時計を、ここまで修復するなんて。
[それはやはり、完全に直ったとは言えないものだったが。それでも職人の手が加えられて、時計としてのかたちに戻っていた。
彼らの行為に意味があるかどうかはそれ以上考えず、アベルはリリアーヌと一緒に、直った時計を見て感心した。]
様々な人との話を終えた後。
サラは、『ヴェルウォーク』に乗って、自宅の屋敷へと一旦戻った。
両親が。愛する家族。使用人達全員が倒れ伏しているのを見て。ヴェルウォークを使って、一人ずつベッドへと寝かせていく。
父は、母を守るように覆い被さり。
母は。お腹を庇いながら、倒れていた。
母の腹の中には。年の離れた、弟か妹がいる。もうすぐ出産を迎える、愛すべき胎児が。
初めて聞いた時には驚いたが。直ぐに喜びに変わった。
「貴方はまだ、産声の時すら上げていないのにね」
母の腹を撫でる。
絶対に。この子が産まれる時を、迎えさせなければならない
>>グレゴリオ
「はあ、なるほど!これは非常に面白い、死んだ人間の目は抉ることができるのかネ。」
墓下の記録を全て辿って、嬉々とした声をあげる。
「幽霊は死者の最も輝いていた時の姿を取る、という説があるのはご存知かネ? アナタが血まみれなのはそのせいかと思っていたんですがネ、どうやら違うようデ。薬を持ってくることができれば、裏を返せば治療ができたのかもしれないネ」
薬のトランクも、小瓶も、何一つない。それでも尽きぬ興味を持って彼の眼窩を覗き込んだ。
広場へと着けば。
誰のなにを確認せずとも、それはリーンの目に止まるだろう。
彼は自身で作ったマスクを着けたまま、眠るように倒れていた。
その傍らには、無残に砕け散った命の時計。
蓋に取り付けられた小さな歯車たちは時計の針と共にその動きを止め、もう噛み合うことはもうないとでも言うように歪に砕け、彼の髪の色と同じ、青や緑の螺鈿の破片がキラキラと辺りに散らばっていた。
見せてもらったことはなかったが、その時計が、ダズリーのものであることは明白だった。
甘かった。
こんなにも唐突に、彼の刻が止まってしまうだなんて。別れの言葉すら、せめて昨日、話が出来ていれば……
後悔したところで時計の針は左にしか回らない。巻き戻ることはない。
リーンの大切なものは、こんなにも簡単に、その手から零れ落ちる。
「………ダズリーお兄さん。おやすみなさい。」
時計の破片を丁寧にひとつひとつ広い集め、鞄から取り出したハンカチで包む。
彼の傍でしゃがみ、そのマスクを外し、顔にかかった結われた長い髪を梳けば、ふと、自分の髪に飾られた飾りに触れようとして
「!」
「ない、ない、……どうして、…なんで、」
―それからしばらく後―
>>ブレイク
「起きたらいかがかね? 操り人形どの」
肉体を持った悪魔と対峙しようなどと思うはずもない。
あくまでブレイクに話し掛けて、その身体を目覚めるまで足蹴にするだろう。
「彼の眼球を持っているかネ? 素手で引きちぎれるものとは思わなかったヨ、筋組織のちぎれ方を見せてくれないかネ。―――寝起きが悪すぎるのではないかネ、肉というのは腐敗が早いんダ」
家のテラスを整える。
テーブルへとシーツを敷き。
飛びっきりの茶葉を持ち行って、そこへ並べる。
ダージリン・アッサム・アールグレイ・フレーバーティーetc.
ティーポットも、あまぁいあまぁい茶菓子も当然一緒につける。
クロノスティス家の特許出願中技術秘蔵の冷蔵室は、菓子であってもしっかりと鮮度を保ってくれていた。
カヌレ・テーベッカライグロース・ル レクチェ カービングコンポートetc.
そうして。テーブルを向かい合わせる様に、椅子を二つ用意すると
>>魔女シルヴィ
「さて。どうせ全て聞こえているんでしょう?魔女。
貴女。暇を持て余していそうだから。
私と、お茶会でもしましょう?」
そう、虚空へと向け言っただろう。
反応が無かったのなら相当恥ずかしいことになるが、その時はその時だ。
慌てて辺りを見渡すも、失くしたものは見つからず。
「ごめん、ごめんねお兄さん。私、失くしちゃった…大事な…大切なものなのに……。」
ぎゅうと包んだ彼の時計を握り締めて、赤く腫れた目元に涙を溜めながら、返事のない彼に謝るしかできなかった。
広場でダズリーのそばでうずくまるアイリーンの姿を見た。
彼とアイリーンの時間なら邪魔をしてはいけないかしら……?
でも。
>>75 アイリーン
「……ちゃんとお話しするのはお久しぶり。りんご飴のサロンのあなた。
ねぇ、アイリーン。何かをお探しなの?
私でよかったらお手伝いさせてくださらないかしら。」
差し出がましくはないだろうか。
アイリーンの大切な思いにはなるべく触れないように、困っているなら手を動かそう、そんな寄り添い方を考えた。
/☼気を失う形で眠りについた。
これは走馬灯か、夢か。果たして。
白いサナトリウムが遠くに見える丘で読んでいる本のページを捲る。春の陽気に晴れ渡る空がもたらす陽の光は心地よい。
『……ブレイク!何を読んでいるの?』
快活なハンナの声が聞こえれば、顔を上げた。小さなバスケットを下げた彼女は遠慮なく自分の隣に座る。
俺が勧められた本だ。医者に療養しろと言われたと言えば、彼女はくすくすと笑う。
『貴方らしくないと思ったら、そういうこと?また暴れて怒られたのでしょう?』
事実に顔を顰める俺を他所に、ハンナはバスケットからサンドイッチをとりだしてわたす。
『はい、どうぞ。今日はサンドイッチを作ってきてあげたわ。病院食だけでは足りないでしょう?お医者様には内緒よ?』
唇に指を当てて、悪戯をする子供のように微笑む彼女につられて口の端を上げる。
部下の喪失、マーキュリーの家からの重圧、任務で負った傷。精神的にも、肉体的にも追い詰められていた俺にとっての救いは、光は彼女だけだった。☼/
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