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考えてみれば分かることでした。王子は自分が出かけていることが気付かれないよう、侍女に城を空けている時のことを任せていました。幼い頃から自分のそばにいる彼女を、父よりも母よりも、王子はこの国で信頼していたのです。
しかし、王子の侍女であるということは、王の召使いでもあるのです。
ここのところ頻繁に外出をしていた王子を心配していたのか。それとも、隣国への侵攻に良い顔をしていないことに気付いていたのか。そもそも。いくら不出来な王子といえど、彼が王族の一人であることに変わりありません。
いつからそうであったかは分かりませんでしたが。王子はずっと、見張られていたのです。
王は言います。
よくぞ隣国の主を懐柔した。あれは真正面から立ち向かって敵う存在ではない。それは、此度の戦いで明白だ。お前は頭がいい。どんなに強力な魔女であっても、女であることに変わりない。
──チャンスをやろう、と。
有無を言わさぬ低い声で、父王は言いました。魔女が並み外れた力を持つのは、彼女が持つ《マザー・クロック》のおかげ。それをこの国に持ち帰ってくることができたら、国王の座とこの国の未来を託そうと。そう、宣言したのです。
「いつも家では頼られてばかりだから少しスクル見たいならお姉さんがいたらなんて思っちゃった。
えへへ、どんな鳴り方が理想?
ジリリリリ、リンリンリン、それとも、耳元で囁いてあげようか?」
「そう、魔女が、ね。にわかには信じ難いけどそれなら2人の会話はきっと楽しかったんでしょうね。
スクルもいじわるね。
そんなことしたらきっとあの魔女も。
うーん、うーーーーん。
ハンカチでも噛み締めてキーって言うのかな?」
>>198 リリアーヌ
少女はその願いに頷いてくれただろうか。
いや、きっと、頷いてくれても頷いてくれていなくても。
時計の針を進めなくとも、その腕時計だけは持っていて欲しいと譲ることはなかっただろう。
──時が来る。別れの時が。
もう一度だけ、その小さな身体を抱きしめる。優しく、それでいて強く。
そして、そっと身体を離せば、柔らかく目を細めて少女を見た。
「……俺は、ずっとリリアーヌの味方だからな。
それだけは、どうか忘れてくれるな。」
最後に、彼女の頬に手を添えて。涙が流れているのならそれを拭いとって。
レーヴはゆっくり立ち上がり、少女の元を去っていった。*
大好きだったこの国も、この街も、これで見納めだ。
今から、レーヴは永い永い夢を見る。
いいや、でも、その夢は、きっと──
サラがその剣を振り上げる様を見ていた。
ただただ、真っ直ぐに。
木製の懐中時計に剣が差し込まれる、その瞬間。
レーヴは、目元に濃いクマのついた瞳を柔く細めれば、ぽつりと呟いた。
「──あぁ。これで、ようやく眠れる。」
プツリ、と電源が切れたように。
レーヴの視界は暗く、黒く。塗りつぶされた。**
/*
これでリリアーヌちゃん偽物やったらどないしよ〜もう無理ぽよ〜って気持ちでいるが、ま、言いたかったことは全部言えたし独り言0になったからよしとしよう!!
手紙配達人 レーヴは、死病診 エルス を投票先に選びました。
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