人狼物語(瓜科国)


1946 時計の村


情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新

視点: 人

全て表示


観測者 オブゼビオ

>>250アイリーン

「そんなに警戒して座らなくても」

[少し苦笑いをしている。最初あった頃より表情が豊に見えるだろう。
ふぅ、と一息吐く。]

「私の本を、託してもいいですか?」

[この言葉の意味を、アイリーンなら十二分に理解出来ただろう。]

( 253 ) 2020/02/06(木) 00:53:07

死病診 エルス

>>245ヘンリエッタ
ふむ。


[ヘンリエッタの右手の人差し指の先に、何か鋭利なものに引っかかったような傷跡が見えた。昨日の晩に出来た傷と言うこともあり、既に殆どかさぶたになっていたが]


何かの破片が見えるな。痛むかもしれないが……


[そこまで言って、「耐えろ」と言いかけて、彼女の言葉の続きを聞いた。
色々な言葉が頭を駆け巡り、言葉に困る。昨日ダズリーに口下手だと言われた記憶が鮮明に蘇った]


……そうか。
………………ああ、いや。
痛いことは、痛いと言えば良い。其方の方が、医者としては分かりやすい。
……いや、違うか。違うな。泣こうが泣かまいが……辛いなら、辛いと言え。今は、それで、良い。

( 254 ) 2020/02/06(木) 00:53:22

貴族 サラ

>>249セレナ
「だって。セレナは、そんな私の事を好きでいてくれてるんでしょう?」

( 255 ) 2020/02/06(木) 00:53:32

死病診 エルス

[こういう時の正答とは、何だろうか]

( 256 ) 2020/02/06(木) 00:53:39

死病診 エルス

[応急処置用のセットからピンセットを取り出す。まだ柔らかめのかさぶたを少しだけ剥がして破片を取り除き、消毒液をつけた。多少ちくりとしたかもしれない]

[慎重に絆創膏を巻く。本当に細い指だ、と感じた]


……出来た。


[言葉に詰まる。手袋をした手のひらでヘンリエッタの頭にぽん、と手を置き、静かに離した]

( 257 ) 2020/02/06(木) 00:53:58

人嫌い ダズリー

>>234 アベル
…………しつこいってよく言われない?

(不機嫌な声を出して、席を立つ。腹ごしらえさえしてしまえばもう、ここに用はなかった。トッティの時計について考えていた時でもあっただろう。)

大切な人…………いるよ。かけがえのないもの、それは、時計なんじゃないの。俺たちの場合、誰でも。それ以外なら………いや、アンタには言わない。ろくなことになりそうにない。
そんな時はきっと来ないけど。俺は…………きっと、人を本当の意味で信じることは……っ、話しすぎた。

(どうしてこんな、つられるように話してしまったんだろう、と後悔する。ガタン、と音を立てて椅子を直し、少し早足でアベルから離れた。)

( 258 ) 2020/02/06(木) 00:58:29

地主の娘 セレナ

>>252 >>255 サラ

抱き寄せられて、額に口付けをされた瞬間、セレナの中の想いが溢れた気がした。
サラの柔らかな唇が額から離れるのを追いかけるように、セレナはサラの唇を奪う。
強く、強く抱き締めて、そっと彼女に囁いた。

「大好きなの。サラ……貴女のことが」

( 259 ) 2020/02/06(木) 00:59:56

代弁者 ルーツ

>>248 アイリーン
見えないの、星が。
手を伸ばした先にあるのは漆黒の帳。

独白が始まる。
理解者「昔ね、友達と喧嘩したの、ほんとに小さい頃。
下らないことって笑うかもしれないけど、その子が昨日の夜、流れ星を見たって言ったの。
その頃にはもう空は薄汚れていて一等星の光だって穢れた層は穿てなかった。
そんな中、言うんだ。流れ星を見たって。

私ね、私。それが信じられなくて、嘘つきって笑っちゃったの。そこからは見える見えないで大喧嘩。その日は、もう知らないって言い合って別れたの。
数日空いて頭も冷えた。話を合わせる大事さだって必要だって。謝りに行こうとしてその子の家に向かったから出てきたのは黒い服を着た友達のお母さんだった。

その子は写真を撮りに行ったんだって、星の。
それで、高い岩場から落ちた。
信じることも謝ることも出来なかった私は喋ることが怖くなった。
だから私は人を信じることにした、そしてあの日吐いた言葉を反省するため自分の口を塞いだ。
つまらない昔話してごめんね。」

( 260 ) 2020/02/06(木) 01:04:25

代弁者 ルーツ

星は煌めかず、一筋の涙が煌めく。
虚空にのばした手はそのまま彼女に向き、身体を預ける形になる。

理解者「でも、でもね。今でもやっぱり星は見えないの。
それが信じられない現実が変わらなくて、それをあなたに重ねてしまう。

私、リンちゃんのことを信じきれないの。
ごめん、本当にごめん。」
信じたい気持ちが溢れ、それを理性が引き止める。
止めろ、と心の中の誰かが叫んだ。
これは彼女に背負わせる負担ではないと。

その声を無視して私は人形を外した。
理解者は冷たい鉄の床に落ちる。

泣きながら、顔を填めながら私はリンちゃん、アイリーン・クロッカーを抱きしめる。

「でも、私はあなたを信じたい。本当に心から。
だから、どうにか、
私にあなたを信じさせて。」

( 261 ) 2020/02/06(木) 01:04:28

箱入り娘 ヘンリエッタ

破片が入ったままだったのか。
じくじくといつまでも痛むと思ったら。
それを取られたとき小さく悲鳴が漏れたようだった。

>>254 エルス先生
「…………痛かったの」

じんわり涙が滲んできた。
指を切った、お風呂に入れない、お気に入りのお洋服が洗濯できない、母親と話せない、ジャンが動かない、本当は全部イヤなのだが、みんな同じかそれ以上に苦しいはず。きっと先生もそう。

「先生。いい子にできなくてごめんなさい。
ほんとはもう少し我慢してることもあるの。

でも、ヘンリエッタががんばってることだけ……わかっててもらってもいいかしら?」

( 262 ) 2020/02/06(木) 01:07:10

貴族 サラ

>>259セレナ
サラにとって。親愛の、額へのキスをした後に。

「セレナ。私、貴女の事をわすれな」
言い切る前に。抱き締められて。
もしかしたら、避ける事だって出来ただろうけど。
サラは、セレナからの口づけを受けた。

「ふっ、ん」
身体が抱き締められて、痛い。痛くて、熱い。
離された唇から、唾液が繋がる

「……私も。セレナの事が大好きよ
でも。駄目よ。こんなことは」
そっと。ただただ優しく。
ほとんど力は無くとも、身体を、押し退けようとしただろう

「……ねぇセレナ。砕けた、貴女の時計は。
私が持っていても、良いかしら」
離して貰えずとも、言っただろう

( 263 ) 2020/02/06(木) 01:09:12

箱入り娘 ヘンリエッタ

手を離す。
消毒液は染みたが、朝にはきっと大丈夫になっているだろう。

「エルス先生、ありがとう。
明日もまたごきげんよう、とお話できますように。

……あとひとつだけわがままにお付き合いくださいな。
おやすみなさいとお顔を見て言いたいの。
マスクを取ってくださいますか。」

( 264 ) 2020/02/06(木) 01:11:01

新聞屋見習い アイリーン

>>253 オブゼビオ

「えっあ、だって……!」
柄にもなく緊張していたのを指摘され、ぱっと顔が熱るのを感じる。
眉を下げて苦く笑う、それでも幾らか柔らかくなった気がする彼の表情を見る頃には、その緊張は解れていただろう。

「…………私に、ですか…………?」

何か、大事な決断をするときのような、ゆっくりと息を吐き出す彼を目を細めて見つめていれば、続く言葉にリーンの声が一瞬固まる。

本を、託す。
それは、彼が先祖代々途切れることなく受け継いできた、観測者としての。それこそ、命の時計と等しく彼らの命であるようなもの。

それを、他人である私に託すと、彼は確かにそう言っていて。
何かを決意した音がして、リーンのスカーレットの瞳が揺れる。

「そんな、そんなこと……………」

受け取るのが嫌だとか、決してそんな次元ではなく。かなしい覚悟に、リーンは言葉を詰まらせた。

( 265 ) 2020/02/06(木) 01:11:07

地主の娘 セレナ

>>263 サラ
「……ごめんなさい。
もう、これで最後だから。」

サラからの小さく弱い拒否が、胸に刺さる。
彼女の身体を名残惜しげに離すと、
セレナは自身の命の時計を取り出し、
サラの手に握らせる。

「貴女が砕いて。そして、それは貴女が持っていてほしいの。貴女が言ったように、私も……これから先も、貴女と時を過ごしたいから」

( 266 ) 2020/02/06(木) 01:15:30

人嫌い ダズリー

>>251 リリアーヌ
イイ音だろ…………この音聞くと、落ち着く。

(金属を加工する時特有の音を褒められ、少し笑みが漏れる。それはマスクの中のことだから、リリアーヌにはわかることは無いだろうが。

それ以外は、黙々と作業を続けた。夜もかなり更けた頃、簡単な修理と、穴の一つにアクアマリンを嵌める作業は終わった。城の明かりに向けて手を伸ばし、光を反射するアクアマリンと、金色の時計の残骸を見た。片目をつぶったり、目を細めたり。)

…………終わった。はい。じゃ、またリリアーヌが持ってて。せっかく加護を受けた時計職人がいるからな……、うん。聞いてみるのはいいと思う。

(傍で見ていたリリアーヌのゴーグルを外す。小さな手に、トッティの時計を乗せた。)

( 267 ) 2020/02/06(木) 01:16:04

蒸気機関技師 テルミット

「……無い!!!!」

広場の中央で無いと叫ぶ。

「まったくもって材料が足りん!」

ここ数日、あれやこれやと作ったり直したりしていたら、工房から持ち出した資材が底をつき始めていた。

「誰も見ていなかったとはいえ、カッコつけて工房を出た手前何となくのこのこ取りに帰る気にはなれんぞ。

しかしなあ…今朝拾ったエルス医師のメモやらルーツ嬢と約束したあれも作りたい…。」

テルミットは眠らない。

「……ここ、王城だな。色々すごい機巧やらなにやらがあるのでは…?お抱えの職人どもの工房とかがあるのでは…?……くく、運が向いてきた。なに、有事だ、罪には問われまい!!すわ急げ!時計の針は待ってはくれんぞ!」

テルミットは眠らない。その時が来るまでは。

( 268 ) 2020/02/06(木) 01:17:19

死病診 エルス

>>262ヘンリエッタ
[やけに聡明な子どもだと思っていた。何を話しても快活に応え笑ってみせる、「良い子」だと思っていた]


……そうだな。


[ヘンリエッタの瞳が潤むのが分かる。それでいて何故か堪えようとしているのも分かった。

自分のペストマスクを外し、軽く消毒スプレーをかけてからヘンリエッタに被せる。大人サイズのマスクは、髪飾りごと彼女の顔を覆った]


……医者の前で、隠し事をするな。我慢など以ての外だ。言え。泣きたいなら泣け。そうでなきゃ、分からん。


[正面からヘンリエッタを真っ直ぐに見た]

( 269 ) 2020/02/06(木) 01:22:49

貴族 サラ

>>266セレナ
「……女の生を、怨んだことは無いけれど。
私が男だったら、きっとセレナの事を受け入れたんだと思うわ」

時を重ねた貴族は。その血を守る義務がある。民の象徴となるべくする、古き血を。血と、在り方こそが、象徴たる証だから。

最後の。そして初めてのキスと、抱擁が終る。
セレナの、命を受けとる。鼓動の様に、その音を感じる。

「他の誰にも。その役目は譲らない。
持ち続けるわ。セレナとの時間は、ここで終わらせない。

ずっと。ずっと、持ち続けるから」

( 270 ) 2020/02/06(木) 01:23:11

死病診 エルス、箱入り娘 ヘンリエッタ>>264に少し目を見開き、「これで良いか?」と微笑んだ

( A62 ) 2020/02/06(木) 01:23:57

(村建て人)

なだらかな撫で肩、均衡の取れた手足。同じひとの姿でありながら、彼女はまるで神様が拵えた人形のような、端正な見目をしていました。
豊かな木々、咲き誇る花の中で。初めて彼女と出会った時、王子は一目見てその少女に心を奪われました。

少女は隣国の人間たちをよくは思っていません。しかし、だからと言って争いたいわけではありませんでした。
彼女は、迷い込んできた王子から妖精の森での記憶を奪ったあと、国へと帰してやります。

──しかし、彼女の思惑とは裏腹に、彼は本国へ帰ってから数日と経たずに、再び妖精の国へと足を踏み入れたのでした。

この場所で、なにかかけがえのないものを見つけたような気がするのだと。少女の姿を再びその目に映した王子は、その“なにか”が彼女であると確信します。

愚かなことに二度もこの地に無防備に踏み込んだ王子に、最初は呆れと戸惑いを抱いていましたが、次第に少女も異国の王子に興味を持ち始めました。

( #0 ) 2020/02/06(木) 01:29:25

捨て子 リリアーヌ

>>267 ダズリー
耳でその作業を楽しんでいれば、それは思いのほかあっという間に終わってしまいました。
水色の淡い光が、作業机に落ちてきらりと輝きます。

「わあ……、きっと、トッティ喜んでるね!」
なんて。時をとめた人がどうなるのかはわかりません。しかし、だからこそそんな幸せな想像ができるのでした。リリアーヌの脳裏に、ぴょんぴょん飛び跳ねる赤毛の少女が浮かびます。

「うん! 聞いてみる。完全には直らなくても……すこしでも元に戻ったらいいな。

ダズリーさん、ありがとうございました」
リリアーヌはぺこりと頭を下げて、その場をあとにしました。

( 271 ) 2020/02/06(木) 01:29:27

新聞屋見習い アイリーン

>>260>>261 ルーツ

変わらず夜空を見上げながら、ルーツの昔話をリーンは静かに聞いていた。
星は、相変わらずその姿を見せたりはしない。

言葉と、運命の歯車が少しだけズレてしまったが故に起きてしまった、かなしい、彼女の真実の話。彼女が自身で言葉を伝えることをやめた、ルーツの心の奥底の、根幹に関わる話。

信じたい、信じきれない、そう言って涙を流す彼女に、リーンはただただ抱きしめられるた。
泣いているのは向こうなのに、何故だか自分の頬にも、涙が後を伝っていた。

視界の端で、彼女の分身が転がったのが見える。
『あなたのことを信じたい。』まっすぐ過ぎるその言葉は、初めて聞いた、ルーツ自身の言葉。

私は、この言葉に、応えたい。
応えたくて、抱きしめたくて、………それなのに、気持ちとは裏腹に言葉は詰まり、
嗚咽を漏らしながら、ごめんねと力なく呟いた。

( 272 ) 2020/02/06(木) 01:38:26

箱入り娘 ヘンリエッタ

急に視界が遮られた。
思ったよりこのマスクの中からはちゃんと見えるらしい。
エルスが笑っているのがハッキリ見えた。

薬と消毒液の匂いに混じって、コーヒーの香りがほんのりした。
きっと今の自分はアンバランスな見た目だろう。

「がおー!!」

怪獣のようなポーズを取ってみる。
次第に、マスクの中で涙が流れるのを感じた。
手を力なく下ろして、その場にうつむきながら

>>269 エルス先生
「ほんとは……いっぱいイヤなことがあるの。でも我慢してるの。
それからお母さまに会いたい、ジャンにまた追いかけまわされたいの。
またできるよね?

おじさまやルクレースの時計は直るよね?」

( 273 ) 2020/02/06(木) 01:41:27

箱入り娘 ヘンリエッタ

言ってもしょうがないことを言ってしまった。
エルスだってわからないだろうに。
最後の方はしゃくり上げてちゃんとした言葉にならなかったかもしれない。

「がんばったら、何とかできるよね?」

( 274 ) 2020/02/06(木) 01:41:40

死病診 エルス

ーーヘンリエッタと話した後ーー

[サラの居るであろう部屋をノックした]

( 275 ) 2020/02/06(木) 01:41:47

人嫌い ダズリー

>>165 ルーツ
…………ん?

(バナナの皮を片付けに調理場に来ると、何かメモが置いてあるのに気がついた。「人嫌いさんへ」と書いてあるそれを読んで、思わず笑ってしまう。周りに誰もいなくてよかった。)

へえ…………、そういうのも、作れるんだ。
直接言やいいのに。ま、人のこと……言えないか。

(マーマレードは有難く頂くことにした。彼女の顔を思い浮かべて、メモの裏に丸を描いて残す。今日はなんだか疲れてしまって……小腹がすいていたんだ。夜食にこれをつけたパンを齧って寝るとしよう。)

( 276 ) 2020/02/06(木) 01:43:24

貴族 サラ

>>275エルス
全てが終わった後。
赤くなった目で。それでも、いつもと努めて変わらぬ様に

「どうぞ。お入りになって」

と言っただろう

( 277 ) 2020/02/06(木) 01:44:47

箱入り娘 ヘンリエッタ

ひとしきり泣いたら落ち着いた。
ああそうか、心を守るとはこういうこと。
でも誰かに受け止めてもらえると思えないと泣けないなぁ、と思った。
誰かがヘンリエッタになら、と泣いてくれるようになれたらいいなぁ、とも思った。
先生は誰の前でなら泣けるのかしら。

マスクを外したら赤い目と鼻をした12歳の顔が見えただろう。
でも、エルスの顔はとても優しかった。

「先生ありがとう。おやすみなさい。
私また頑張るね。

マスクはお返しします。
でもやっぱりマスクを外したお顔も素敵よ?」

エルスには父親にするように、おやすみのキスを頬にして部屋を出て行った。

( 278 ) 2020/02/06(木) 01:50:09

死病診 エルス

>>273>>234ヘンリエッタ
[酷く言い淀んだ。此処は正直に答えるべきか、否か。
壊れた時計は治らない。そんなことは全国民が知っているだろうに。

意図せず、顔がくしゃりと歪んだ]


出来るさ。……出来る。


[嘘に、なるかもしれない]

( 279 ) 2020/02/06(木) 01:51:07

箱入り娘 ヘンリエッタ、今日は動かなくても……母親の隣で寝よう、と自宅へと戻って行った。

( A63 ) 2020/02/06(木) 01:51:10

死病診 エルス、箱入り娘 ヘンリエッタ>>278「…………おやすみ。ヘンリエッタ嬢」

( A64 ) 2020/02/06(木) 01:53:47

死病診 エルス

>>277サラ
[サラからの返事が来る。
この辺りにはサラと自分しか居ないことを確認してドアを閉めた。
恐らく蓄音機には録音されないであろう程度に声を落として、エルスは話し始めた]


……先ず、最重要事項から言おう。

【オレは時計職人の加護を受けている】。
【アーネストは魔女の眷属】で【グレゴリオは人間】だった。

次にサラ嬢が抱く当然の疑問に幾つか答えよう。

( 280 ) 2020/02/06(木) 01:54:51

死病診 エルス

1つ目、「何故昨日時計職人ではないと嘘をついたか」。いや職業としては嘘ではないが……コレは詭弁だな。続けよう。

答えは【オレに因縁というものがついている】からだ。

因縁の相手が眷属や悪魔であれば良いが、もし違えばオレが砕かれるだけで2人分の損失だ。
話す時は選ばねばならないと思っていた。

2つ目、「では何故今このタイミングでそれを話したのか」。

これに関しては……ああ、【今朝方、酷い夢を見た】からだ。
普段であれば夢など気にもしないものだがな。内容が内容だった。

( 281 ) 2020/02/06(木) 01:55:17

死病診 エルス

[サラに首元が見えるように多少顔を上げる]


サラ嬢、オレの首に何か付いているのが分かるか?
……何も無いように見えるだろうが、オレには蛍光色に光る鎖が巻き付いているのが分かる。
そしてコレがもう1人の人間と繋がっていること、その人間の名前を、オレは何故か直感している。

夢の中で、オレ達はこの鎖を引きちぎられた。顔の見えない誰かによって。
互いに首が締まり、鎖と同時に時計が砕け、そして視界が暗転し目が覚めた。
そうして起き上がると枕元に見知らぬ靴が一足、落ちていた。


夢に影響されるなど馬鹿らしいと思うか。しかしオレは、今日、伝えなければいけないと感じた。それもなるべく人に聞かれぬような時間にだ。
それでも誰が聞いているか定かではない。因縁の相手はサラ嬢が聞いておきたいのであれば告げよう。

( 282 ) 2020/02/06(木) 01:55:37

死病診 エルス

伝えるべきことは以上だ。
これ以降は事実では無く結果から導いたオレの推論になる。

( 283 ) 2020/02/06(木) 01:55:52

死病診 エルス

アーネストは発言から察するに憑狼が最も有り得る。勿論他の狼の可能性もあるがな。

グレゴリオだが、恐らくアーネストを本物の時計職人だと思ったのではないかと考えている。であれば眷属の所在を知っている狂信者では無い。アーネストを占っていない、かつ本物ごと巻き込んで砕かれる狙いの辻占だ。
昨日までは夢見たがりの可能性も見ていたが、今朝のオレがこの有様だ。


[昨日、ルクレースが靴を投げられたと発言する前からグレゴリオはそのことを知っていた。思い出し溜息をつく]

( 284 ) 2020/02/06(木) 01:56:12

死病診 エルス

最後にレーヴだが、オレはコレを智狼>呪狼だと考えている。昨日にも言ったが、決め打ち狙いで博打を打ったと。
レーヴが夢見たがりであれば、今日は靴を投げずにグレゴリオを本物の夢見たがりだと思わせれば良い。わざわざ靴を投げ、まだ夢見たがりの時が止まっていないことを知らせてしまうのは違和感がある。

以上のことを踏まえて、潜伏の場に残っているこの国の背信者は、呪狼、狂信者、夢見たがりであると考えている。ヘンリエッタが狂人ならば賢者はブレイクで、悪魔がまだいる可能性はある。もしかするとグレゴリオが辻占では無く悪魔かもしれん。


[セレナとの会話で多少考えは改めたが、未だにルクレースが本物である説が有力だと思っていた。それを前提に話している。
一通り話し終え息をついた]

( 285 ) 2020/02/06(木) 01:56:32

死病診 エルス

なるべく他人に聞かれんように努めた筈だが。もし明朝になってオレともう1人が砕かれていたら、サラ嬢はこのことを皆に伝えてくれ。
砕かれていなかった時の判断は任せる。サラ嬢の短針と相談して決めてくれ。

夜遅くまで悪かったな。


[もしサラに何かしら引き留める様子がなければ、エルスは部屋を出て自宅へと戻っていっただろう]

( 286 ) 2020/02/06(木) 01:57:02

貴族 サラ

>>286エルス
「…………そう。
そうなのね」

一連の話をききおえると、小さくそう呟いた

「話してくれてありがとう。ドクター

誰と命の鎖を結ばれているかは、話す必要はありません。
有意義な時間だったわ」

( 287 ) 2020/02/06(木) 02:06:25

貴族 サラ

「一つだけ。
レーヴが狼ならば

死にたがりは、何故何も騙らなかったと思うのかしら」

( 288 ) 2020/02/06(木) 02:08:41

(村建て人)

仲の悪い両国の住人が交流をすることはありません。
もしもそのことが王に知れたら、王子はただでは済まされないでしょう。

だから王子たちはこっそりと、二人だけの時間を過ごすようになりました。
二人しか知らない秘密の語らいは、王子にとっても少女にとっても、特別でかけがえのないものになりました。

王子は自分が棲む国の話を語って聞かせます。人間の国では戦争が絶えないこと。みな強欲で、自分のことばかり考えていること。
けれど、悪いことばかりではないことも少女に教えました。
城から見上げる夜空は美しく、星々が手が届きそうなほど近くで煌めいていること。人間が生み出した音楽や絵は、とても素晴らしいこと。

少女もまた、妖精の国の話を王子に語ります。
森は豊かであたたかく、様々な種族が支え合って成り立っていること。
住人たちは仲が良く、自然豊かなこの国でみな手と手を取り合って幸せに暮らしていたこと。

( #1 ) 2020/02/06(木) 02:08:55

代弁者 ルーツ

>>272 アイリーン
かけ違ったボタンが漸く出会う。
2人は寒空の元抱き合った。
伝わる温度はアイリーンのもの、伝える温度はルーツのもの。
溢れる涙の上にのさばる本音、2人は謝罪だけを重ねる。
言葉が枯れていく、この季節だけが覚えている。
不信は絶対に埋まらない溝になる、と。
あの時、冬の桜は散っていた。

そのズレは視界にまで及んだ。彼女の表面張力が夜を保つことを拒む。
意味は無い、意味は無いけど、意味は無いとしても。

抱き合った先、もう1度、私はリーンの頬に手を伸ばす。
彼女の瞳から零れるそれは、確かに"星"だった。

「リンちゃん、私の星はここにあったよ。」
涙をなぞり、ぐしゃぐしゃの顔で笑う。

落ちたチクタクを抱え、私は背中越しに「さよなら」を告げた。
赤いカーディガンは彼女を暖める残る私の忘れ物。

( 289 ) 2020/02/06(木) 02:09:17

(村建て人)

いつしか王子に心を開いていた彼女は、自身が時を司る魔女であることも教えてくれました。
神様から《マザー・クロック》という神秘の時計を託され、彼女はこの世界が正しく時を刻み続けるように、それを守っているのだと。

そうして二人は互いの時を重ねて、やがて愛し合うようになります。

王子は、生まれた初めて得た愛に心から幸福を感じていました。彼女さえそばにいてくれれば、二人の間に芽生えた愛が認められれば。
歪みあっていた両国の架け橋になれるのではないかとさえ、思ったのです。

そうして王子は、ある寒い日の夜。
彼女が誕生した日に、永遠の愛を誓おうと真実の愛のキスを贈るのでした。

( #2 ) 2020/02/06(木) 02:16:51

死病診 エルス

>>288サラ
恐らくだが、夢見たがりは時計職人を騙る気でいたのではないかと考えている。それがアーネストとグレゴリオの回避により、出るタイミングを失った。3人目の時計職人ともなれば、本物と見られ残されやすい。それを恐れて出られなくなった。
その内にレーヴが出てきた。
これ以降は完全な想像になるが、「引っ込みが付かなくなった」のではないかと思う。状況に困惑し、取り敢えず黙った。
故に……夢見たがりは、臆病な性格の可能性があるのでは。というのは今考えたことだが。


[適当に該当しそうな人物を挙げるならばアイリーンやルーツがあるだろうか。多少考え、サラに話した]

( 290 ) 2020/02/06(木) 02:29:58

手紙配達人 レーヴ

──今宵の全ての出来事が終わったあとのこと。

空を黒い煙が覆う。柔く吹いた風は、その黒を押し退けることはなく、ただレーヴのピアスを揺らすだけだった。

広場を見下ろせる屋根の上。まだ、まばらにそこにいる人々を見ながら空を見た。
ふと、時計台に人影が見えたような気がしたが(>>231)、気の所為だっただろうか。

「あんなとこにいるのは、魔女様くらい、か。」

視線を時計台から外し、ふと、昨日の出来事を思い出す。
あの魔女が現れた時。いや、現れなかったとしたら。魔女への少女の問いが、もし自分に向けられていたら。
自分は少女に、どのように答えていたのだろうか。

お星様になってお空の上にいる。
花畑がある綺麗な場所で少女が幸せに生きることを願ってくれている。
今でもきっと傍にいて、少女を見守ってくれている。………とでも言っていただろうか。

( 291 ) 2020/02/06(木) 02:30:55

手紙配達人 レーヴ

どれも在り来りで、耳障りの良い幻想だ。幼い頃に一番嫌っていたその言葉を、今度は自分が口にしていたかもしれないと思うと、嫌でもあの時の大人達のようになってしまったのだと実感する。

好きだった母は目覚めず、燃やされたその身体は小さな壺に入れられて墓の下に埋められた。冷たくて暗い、墓の下。レーヴの目の前で砕けた時計と共に、ずっとそこから出られることはない。


『仮にお嬢さんは、大切な人が亡くなり、その行き先がわかったら、さあどうする?』


あの場で聞いた魔女の言葉が再生される。憂いを帯びたような眼でこちらを見て、そう少女に問うていた。

「………口では綺麗事を言ってても、所詮、俺もワガママなガキってことだな。」

そんなもの、追いかけたいに決まってる。その先に、大切な人が待っているのなら、待ってくれているのなら、もう一度会えるのなら。
何がなんでも追いかけて、手を伸ばして、今度こそ──

( 292 ) 2020/02/06(木) 02:31:14

手紙配達人 レーヴ


「…………………………っ、」

ズキリと胸が痛む。ぐらりと視界が揺れる。
呼吸が苦しくなる。息が乱れる。汗が滲む。

チカチカと、蓋をしていたはずの記憶が、映像が、甦る。


白い部屋で、手を繋いで、扉を開けて、声が聞こえて、叫んで、走って、駆けて、駆けて、駆けて、手を、伸ばして。

兄の声、砕ける時計の音、間に合わない手、
折れた歯車、切れたゼンマイ、割れた文字盤、折れた針、最期に見た母の顔。


ズキリ、ズキリ、ズキリ、ズキリ、
胸が痛い、頭が痛い、目が痛い、喉が痛い、

全てを、あの日見た全てを、消す、消す、消す、消し去る。

( 293 ) 2020/02/06(木) 02:32:15

手紙配達人 レーヴ

ノイズが走る。プツリと、電源が切れたように突如映像が黒く塗りつぶされた。

荒い呼吸を繰り返す。内に、正常の呼吸に戻ってくる。汗が頬を伝い、落ちる。カタカタと小さく震える手は、力強く握ることで震えを止めた。

「…………ハハ、ハ。疲れてんだな。」

ふらりと立ち上がる。瞬間、強く風が吹いく。よろめいた足が屋根を踏み外し、ふわりと落下する。まるでスローモーションのように、時がゆっくりと進むように、落ちていく。
落ちゆく視界は空を捉え、風に吹かれた黒い煙が形を変える。一瞬空いた隙間から、キラリと光る何かが見えた。

「ぁ…………」

視界の端に映った樋。咄嗟にそれに手をかければ、重量が急に戻ってくる。時が戻ってくる。
ブラン、と揺れた身体は宙に浮いたまま。何とか身体が地面へ打ち付けられるのを回避した。

「あっぶねぇ……………」

そう零せば、そのまま下屋に飛び移り、地面へと着地する。
どうやら今日は屋根を駆けるのは避けた方が良さそうだ。未だにバクバクとうるさい心臓を抱えながらローラースニーカーを転がして、レーヴは夜の闇へと消えていった。*

( 294 ) 2020/02/06(木) 02:32:59

貴族 サラ

>>290エルス
「成る程。
熟考するわ、ドクター。お疲れ様。ゆっくりと休んで
私も。もう、休むわ。今日は、疲れたから

願わくばまた。明日の朝、会いましょう」

( 295 ) 2020/02/06(木) 02:38:58

死病診 エルス

>>295サラ
ああ。よく寝てくれ。
また明日。


[サラが眠った後、包帯を取り替えてから自宅に戻った。

眠りにつく瞬間までヘンリエッタのくしゃくしゃの泣き顔と、自身の吐いた嘘が。目の前をぐるぐると回っていた]

( 296 ) 2020/02/06(木) 02:57:18


情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新

視点: 人


トップページに戻る


← ↓ ■ □ フィルタ

生存者 (12)

死病診 エルス
27回 残1872pt
新聞屋見習い アイリーン
20回 残1860pt 飴
貴族 サラ
59回 残1465pt 飴
手紙配達人 レーヴ
19回 残1909pt 飴
捨て子 リリアーヌ
10回 残2564pt 飴
代弁者 ルーツ
21回 残1778pt 飴
人嫌い ダズリー
25回 残1818pt 飴
蒸気機関技師 テルミット
9回 残2566pt 飴
薬師 ジュラム
16回 残2367pt 飴
箱入り娘 ヘンリエッタ
20回 残2009pt 飴
地主の娘 セレナ
31回 残1920pt 飴
観測者 オブゼビオ
26回 残1924pt 飴

犠牲者 (4)

国王 オズワルド三世 (2d)
傭兵 ブレイク (2d)
少女 トッティ (3d)
物書き ルクレース (4d)

処刑者 (2)

貿易商 アーネスト (3d)
浮浪者 グレゴリオ (4d)

突然死者 (0)

支配人 (1)

シルヴィ
4回 残2822pt 飴

見物人 (1)

使い魔 アベル
10回 残2538pt

退去者 (3)

家庭教師 オーリ (2d)
咎人 アルヴィン (2d)
貿易商 ドアン (2d)

発言種別

通常発言
独り言
囁/鳴/念/婚/叫
死者のうめき
アクション
削除発言

一括操作




(0.054 CPUs)
SWBBS V2.00 Beta 8 あず/asbntby *
使用画像については[瓜科国FAQ]をどうぞ。
■交流掲示板■
■人狼物語専用まとめwiki■