人狼物語(瓜科国)


1946 時計の村


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視点: 人

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地主の娘 セレナ

>>240 サラ
「何を言うかと思えば、そんなこと。

美しいものに、『時が止まればいい』と思うことなんて、数え切れないほどあるわ。
今この瞬間の美しさを永遠に見ていられたらと。そう思わないことはないかもしれない。

けれど、私が貴女のことを美しいと思うのは、貴女がその一瞬一瞬を……生きているから。
使命を背負って、身体を痛めてもずっと前を向いて、凛と振舞う貴女が美しいの。
そんな生き方が美しいの。

もうこれ以上言わせないで。
生きて。お願いだから。」

( 245 ) 2020/02/04(火) 23:37:41

シルヴィ

*/
小さく舌打ちをするだけの大の大人と、何も言えずにいる泣くだけの少女を交互に見て、くつくつと満足そうに−−そして段々、憂いを帯びて、シルヴィは二名に告げた。
/*


「誰も知らぬだろうな。私でさえ知らぬ。
何千、何万と生きてきたかも最早定かではない私も、死にゆく者どもの行き先など、見たことがないのさ。

それ故に私はこう思う。
幾星霜も伏せられた正解−−答えなど、ないのだとな。

仮にお嬢さんは、大切な人が亡くなり、その行き先がわかったら、さあどうする?

私であれば−−追いかける、と思うがね」

( 246 ) 2020/02/04(火) 23:39:12

人嫌い ダズリー

>>オズワルド国王
………………。
(王の眠る寝室に足を運ぶ。人の死を目の当たりにしたことは、そう言えばなかったかもしれない。こんなにも安らかで、静かに眠っている死に顔というのもあるのか…。
胸元に光るコサージュ。やっぱり見間違いではなかったようだ。花びらの繊細な曲線も、花そのものの豊かな膨らみも、細部にわたりこだわった一点物だ。誇らしかった。純粋な技術を評価してくれた事に。そっと、彼の胸元に触れぬよう金の装飾を指でなぞった。)

……………。………礼の言葉は、この戦いが終わった時まで取っとくか。

( 247 ) 2020/02/04(火) 23:40:08

物書き ルクレース

>>241 セレナ

[目の前の人は、自分と真逆の女性だと思っていた。けれど、少し目を伏せて話すセレナは、自信満々のように見えた時とは違って。彼女の不安は、少しだけ、解る気がした。]


……大丈夫。大丈夫です、セレナさん、
約束しますね。必要以上のことは、しません。決して。


[同じだなんて言えないけれど。少しでも彼女の不安が無くなれば、と。セレナに柔らかく笑いかけた。]

( 248 ) 2020/02/04(火) 23:40:22

代弁者 ルーツ

>>237 テルミット

理解者「私はチクタク、よろしくね。
わかってるよ、何が悪いなんて言ってない、悪いのは。」
どこかからか見てるだろう魔女に向かって心の中で中指を立てる。

ゼウス「興味のあるものを作って、それが結局人を助けてるなんて素敵じゃな。

ルーツが時間について、考える回数はここ最近で増えた。こうやって紡ぐ言葉がいつ最後の言葉になるか分からなくなってしまったのだから。その折角の人生が少しでも長く続くことを祈ってる。

しかしそう思うと、あの蓄音機もとても有難く思えてくるな。あの中でなら故人ともいつでも再会はできる、笑いかけてはくれぬかもしれんが。

お互いに随分せっかちな友達を持ったものだな、常にケツを叩きにくる、まるでヘラみたいだ。」

ふぉっふぉっと笑うと同時に少し咲き込む。うー、またジュラムさんのお薬貰わないと。

( 249 ) 2020/02/04(火) 23:40:54

薬師 ジュラム

>>242 ヘンリエッタ
「杞憂でなければいいですネ。

それはモチロン。しかし、敵でないとわかるだけでは歩みが遅すぎますシ、アナタの言う通り狙われる人が増えてしまいまス。やはり悪魔の仲間か魔女の仲間か、どちらかは見つけて欲しいデスね。

おじさま、デスか。既知の仲で…それは残念なことでしたネ。少々お話をさせていただきましたガ、部下思いの立派な方と記憶していまス。そうなるとルクレース嬢のことは…辻占とお考えですかねェ?」

自分の意思を持っている、賢い子だ。これも教育の賜物だろうかと羨ましく思う。

( 250 ) 2020/02/04(火) 23:42:30

貴族 サラ

>>245セレナ
「良かった」

サラは、安心したように。
ホッと息をついて、微笑んだ

「私は。どんな時でも、進む時間と共に進むことを選ぶ。
前に進み続けて、いつか過去を振り返った時に。積み上げられた私の人生。
それが私にとっての、タイムレコードになるから。

過去を愛し。前を向き続ける私の生き方を。自分に刻まれる時の皺を、誇らしく思う私の生き方を。
美しいと言って貰えて、良かった」

( 251 ) 2020/02/04(火) 23:47:45

貴族 サラ

>>245セレナ
サラは、一瞬目をつむると。
セレナの目を、真っ直ぐに見つめ返した

( 252 ) 2020/02/04(火) 23:48:24

地主の娘 セレナ

>>248 ルクレース
「……感謝するわ。
まあ、そもそも覗かれること自体不快だから。
覗かなくてもいいのよ。」

先ほどまでの弱さは、鳴りを潜めていた。

( 253 ) 2020/02/04(火) 23:48:28

貴族 サラ

>>245セレナ
「勿論。私に何事もなければ、返して貰うけれど。
そうでなくて。私の時が止まっていたのであれば。セレナは。どうか私の命の宝石を持ち続けて。

私は。誰かの記憶の中ですら、私の時間を止めたくなんて無い。そこで、止まったままの存在にはならない。

私との記憶を思い起こすそれが、貴女の時と一緒にいてくれるなら。
貴女が生きて。私の命の宝石と、時間を積み上げていってくれるのなら。

そうすれば。私の時間は。セレナの中で、セレナと私の時間として、進んでいくことが出来るから。

サラ=クロノスティスの時は。
"サラと言う名の少女の宝石は。
その後も友と時間を歩み続けた"と言う形となって。

時を刻み続けてくれるから。
そうして、私の時は生き続けるから。

だから。受け取って?」

( 254 ) 2020/02/04(火) 23:48:58

貴族 サラ

サラはこんどこそ。セレナへ、タンザナイトを。
サラの命の宝石を受けとってもらえるように持ち上げた

( 255 ) 2020/02/04(火) 23:49:11

蒸気機関技師 テルミット

テルミットは蓄音機…《アイ》の前に立っていた。
その隣に手紙の添えられた小箱を置く。
アイリーンに向けたものだった。

『アイリーン・クロッカー殿

リーン、誕生日おめでとう。
こんな時だからこそ普段通りにお祝いをしてやりたかったのだが、今年は料理を作るサーメートもいなければ、飾り付けをする会場もない。実に無念。
この件が片付けば例年より盛大な会、いや、式典を催してやろう。
私の《お誕生日を祝うくんVer.16》が文字通り火を噴くぞ。

さしあたって、これは新聞屋になるリーンの為のプレゼント。インクが自動で補充される万年筆だ。

これで書いた記事を読むのを楽しみにしている。

テルミット=ヴィブラートより愛を込めて』

( 256 ) 2020/02/04(火) 23:50:08

新聞屋見習い アイリーン

〜刻が今日を告げる前の話〜

>>147>>148 サラ

「……そっか、サラお姉さん、お家にはまだ……。
私は大丈夫。…ここに来れば、こうやって誰かしらいるから。」
当然だ。彼女の身体で、一人ぼっちになるであろう家へと帰す者はいない。


「あっ………。」
確かに止めた手を、彼女の痛々しい手が包み込む。
いたい。いたい。いたい。
柔らかい肌を覆う包帯の感触がする。
導かれれるように彼女の額へと手を持っていかれる。それは、神聖な、祈りだった。

「うん、覚えている。覚えている、から…忘れないように、これからも、……」

そこにいてね、と、小さな小さな声で呟いた。

( 257 ) 2020/02/04(火) 23:50:26

浮浪者 グレゴリオ

>>244 アベル

しかしこの男があの日、空を舞っていた魔物だと言われても、想像もつかない。
私のところに来たのは興味だという。納得した。貴族や労働階級ではない場所で生きるものは珍しいのだろう。同じ人というくくりでも、身分の差で大きな差が出る。

「ああ、なるほど。お兄さんの好奇心を満たせるかは分からないけど」

命運をかけた戦い。正直、実感が湧かないというのが素直な感想だ。私は何かを成し遂げたのだろうか。

「気分か。もし、来世というものがあるならその時は呼ばないでくれ。荷が重いよ」

( 258 ) 2020/02/04(火) 23:50:41

物書き ルクレース

>>213 グレゴリオ

[セレナに話しかけられる前のこと。時間を取ってくれると聞き、じわりと胸に切なさが広がった。]

(嗚呼、また最後のお話なのね)


[それでも、出来るだけ気持ちを抑えて、グレゴリオに返事をする。父と見間違えたこの人には、ルクレースのそんな努力もお見通しなのだろうか。]

ありがとう、……ございます。
話すべきことを話したら、会いに行きます。


[そう告げて、他の人と話す間は離れていたのだった。]

( 259 ) 2020/02/04(火) 23:57:23

新聞屋見習い アイリーン、蒸気機関技師 テルミットからの手紙と贈り物に日付が変わるその前に気づいた。

( A46 ) 2020/02/04(火) 23:57:38

手紙配達人 レーヴ

>>233 アイリーン

「そうか。それなら、何よりだ。」

"おじさん"と言われたことに関しては少し苦笑したけれど、元気そうなら今はそれでいいと、アイリーンの頭を軽く撫でる。

「………加護を受けるまでは、ただの配達人だったさ。それは、アイリーンもよく知ってるだろ?」

命の時計を扱う職人を目指していたのは、もう随分と昔の事だ。母が死んだあの日に、時計を造ることはやめてしまったのだから。

小首を傾げながら、命の時計職人が屋根を飛ぶわけねぇだろう?、と付け加えれば、眉を下げて笑った。
そして、続く言葉には、困ったような顔をして。

( 260 ) 2020/02/05(水) 00:00:12

手紙配達人 レーヴ


「………そうだな。どう考えていたかと言われれば、砕かれることを避けたい眷属に見えてたよ。まさか、2人も出るとは思わなかったが………まぁ、事実、出てきちまったモンはしょうがねぇ。
……それに、覚悟は出来てたからな。」

最後の言葉は、どこか寂しげに。アイリーンを見つめながら呟いた。

「ルーちゃんってのは……あぁ、あの人形使いのことか。……そうか、嬢ちゃんの知り合いだったのか。………すまんかったな、嬢ちゃんの友人を疑ったりして。」

そう言うと、軽く頭を下げる。
この状況で、疑った事を謝罪するのもおかしな話かもしれないが。それでも彼女の友人を疑った事に変わりはないのだから。

( 261 ) 2020/02/05(水) 00:00:18

地主の娘 セレナ

>>255 サラ
「……貴女は、そう言うと思っていたわ。
頑固で強情で自分を曲げない貴女なら、決して立ち止まることを望まない、とね。

……仕方ないから、受け取るわ。
貴女のその想いも一緒に。
私も立ち止まるつもりはさらさらないから。もし貴女に、そのときが来てしまったら……そのときは、このタンザナイトと共に時を生きる。」

そう言って、セレナは宝石を受け取る。
サラの決意はわかっていたし、その役目は私しかいないとも思っていた。
彼女の言葉は嬉しかった。ただ一点の、引っ掛かりを除いては。

「……私の時計も、いつ砕かれてもおかしくないのだけれど。そのときは、ちゃんと自分の宝石は取り戻して。」

( 262 ) 2020/02/05(水) 00:01:34

箱入り娘 ヘンリエッタ

>>250 ジュラム先生
「辻占……ええ。そう思っています。今のところは。
だからでしょうか、小悪魔というものを私に占わせないといけないと狼も都合が悪いでしょうから……しばらくはここにいられるのでは、と思っています。

……おじさまは、不運なかたね。」

壊れた群青色の時計。
ずっと持ち歩いてしまった。壊れた時計がより辱められることはないのだろう。でも守っていたかった。

「先生。私、このおじさまの時計をホールに置いてきます。」

( 263 ) 2020/02/05(水) 00:04:13

代弁者 ルーツ

小さな咳払い。蓄音機の前に人形を持たないルーツが立つ。
対面じゃなければ私だって喋れる。
「こんばんは、リンちゃん。
まずは誕生日おめでとう。遅れちゃってごめんね?
こんな事になっちゃったから親友の誕生日すらドタバタしちゃって。
出会って数日なのに、あなたとは数十年来の仲のようだわ。重ねた思い出一つ一つが愛しいからかな?
いつか、全てが終わったら、私に自分の口であなたに感謝を伝えさせて。」

「だからとりあえず今は。」
私は手を合わせて、彼女のことを思う。
好きなんだな、彼女のこと。

ゼウス「ハッピバースデートゥーユー」
エビス「ハッピバースデートゥーユー」
ロキ「ハッピバースデー、ディア」
シヴァ「アイリーン!!!!」
理解者「ハッピバースデートゥーユー」

「リーン、誕生日おめでとう。
大好きだよ。」

( 264 ) 2020/02/05(水) 00:07:03

代弁者 ルーツ、蓄音機から駆け足で離れた。

( A47 ) 2020/02/05(水) 00:07:27

蒸気機関技師 テルミット

>>249 ルーツ
「チクタク殿。私はテルミット、よろしく頼む。
ふむ、ルーツ嬢は友達が沢山いて羨ましいよ。

役に立つ…?くく、それはどうかな。概ね益体もないものばかり作っては弟子に説教される毎日だよ。

そうだな、我々に与えられた時間は増えはしない。その中で好きな誰かと好きな事をして楽しく愉快に過ごすことが出来れば最終的にはいい人生だったと言えるのだろうな。尤も、そうすることが一番難しいのだが。

蓄音機か。ここだけの話だがな、今私はこの蓄音機の音を溜め込んで吐き出す機能と、寫眞を合わせることが出来ないかと考えている。少しずつずらした寫眞をだな、何枚も何枚も用意してそれを次々に捲っていけば動いているように見えるだろう?それに、別でとった音を足すと、どうなると思う……?
どうだ、わくわくするだろう?これが生きるということだ。」

テルミットはニヤリと笑った。

( 265 ) 2020/02/05(水) 00:12:49

手紙配達人 レーヴ

>>246 シルヴィ

「………おい、魔女さんよ。そんな事を聞いて楽しいか?」

黙って二人の会話を聞いていたが、そろそろ我慢の限界だった。

「小さい女の子に、そんな無粋な事を聞くんじゃねぇよ。
魔法に頼って長年生きてる内に、脳みそまで腐っちまったんじゃねぇのか?」

魔女がどういうつもりでそう聞いたのかは分からない。単に面白がって言ってるのだとすれば、面白がって後追いを示唆しているのであれば……

こちらを見る魔女に向かって低い声でそう言えば、先程よりも強く睨みつけた。

( 266 ) 2020/02/05(水) 00:17:22

箱入り娘 ヘンリエッタ

人まばらになったホールへ向かう。
こつん、こつんという足音が寒々しく響く。

マザー・クロックの台座は主人の不在を嘆いているのだろうか。

壊れてしまったブレイクの時計を何度か撫でる。
痛々しくベゼルにはヒビが入り、針も曲がってしまっている。

「……いたいのいたいの、とんでいけ」

撫でたその指をベゼルが傷つけた。
じわ……と血が滲む。

「……っ!」

声にならない小さな悲鳴を上げると、時計はそのまま台座の上に置く。

「ここでいいのかはわからないけど。
たくさんのかたとお話ししてね。おじさま」

( 267 ) 2020/02/05(水) 00:21:22

箱入り娘 ヘンリエッタ、振り返らずにホールから出て行った。

( A48 ) 2020/02/05(水) 00:21:37

物書き ルクレース

>>グレゴリオ

[色々な話が終わった頃合を見て、グレゴリオの近くに行く。]


あの、……
何から、話したらいいか、わからなくて、時間がかかってしまいました。


[何を言っているんだろう、と思う。それでも、正直な気持ちを、すべて言いたかった。]


……以前、『男は女になれないし、老人は子供になれない。そんなどうしようもないことも世の中にはある』と、グレゴリオさんは……そう言っていましたね。


[あの時、何も言えなかったことを思い出して、きゅっと唇を噛む。]

( 268 ) 2020/02/05(水) 00:21:40

貴族 サラ

>>262セレナ
「ええ。
頑固で強情で自分を曲げなくて。その上進み続けるのが、私の魅力の様だから?

……ありがとう。生きて、貴女と時を歩める事を願うけれど。
その時が来たら。私の時と、生きていってね」

サラは。ずっと微笑んだままで。
セレナへの、命の宝石を手渡した。指から、冷たい感触が離れる。
夜空の様な青が、セレナの手に渡る。

「えぇ。その時は。
貴女の時計の歯車を一つ貰って。
私の宝石と一緒に、貴女の時を生かし続けるわ。

なんて、ね」

最後は、軽やかに冗談を言うように告げて。
約束をしたのだった

( 269 ) 2020/02/05(水) 00:28:20

物書き ルクレース


あの時は、何も言えなかったのですけれど、
あれから、優しくしてくださった方が、次々いなくなって……私、あの時のグレゴリオさんの言葉を、思い出しました。
これも、どうしようも……ない……こと、なのか、と。

[ぽつりぽつりと、言葉を続ける。あの時は憤りさえ感じたけれど。今ならほんの少しだけではあるが――解る気がする。どうしようもないことが、壁となって立ちはだかった時の、絶望も。諦念も。]


でも、やっぱり。私は、今ある私を……信じたい。
どうしようもないことも、きっと、自分を信じて、乗り越えられるって。
だから……っ……

[本当は、諦めないで欲しい、と言いたかった。けれど、それを、これから時計を壊されるこの人に言うのは、独りよがりだ。]

( 270 ) 2020/02/05(水) 00:31:31

人嫌い ダズリー

>>207 サラ
は……でも俺、入るなら蛇の寮って決めてるから。
(様々な国で愛されている書物の共通の話題は純粋に楽しい。マスクの中ではやけにニヤついた顔が隠れているだろう)

( 271 ) 2020/02/05(水) 00:39:13

薬師 ジュラム

>>263 ヘンリエッタ
「なるほど、それは納得できまスね。
アナタの考えなら悪魔の陣営は2人とも起きてイる可能性が高い。

それは同意ですネ。呪われたとしても、砂になったとしても不運には変わりありませン」

時計を置いてくる、と言った彼女について行く気は起きなかった。
彼女のいなくなった広場で、懐中時計を取り出す。やはり正確な時は知れない。だが、日付が変わりそうな位置に針が見えるだろう。
開かない蓋と時計の境目を無意識に引っ掻くと、冷たい金属は人差し指の爪を削り嫌な音を立てる。その神経質な音に顔を歪めて懐へしまい込み、上着を羽織る。
月の中、日付が変わる前に家路についた。

( 272 ) 2020/02/05(水) 00:40:00

物書き ルクレース

……応援して、くれませんか。

[それは、ルクレースの精一杯だった。涙は昨日、枯れ果てるまで流したから。
今日は、泣きたくなかった。明日も頑張れるように。]


……あなたが、何者でも。
私は、グレゴリオさんと話せて、本当に楽しかったです。本当は、せっかく会えたのですもの。もっとお話したかった。
私に、サーカスのチケットを、林檎飴を、ありがとうございました。


[深く深く、お辞儀をした。涙は枯れ果てたと思っていたのに、ぽろりと一粒だけ、あたたかいものが目から流れ落ちたのがわかった。]

( 273 ) 2020/02/05(水) 00:41:05

人嫌い ダズリー

>>243 アイリーン
………それ、別に聞くことじゃない。
(元々こっちが勝手に上げたものだ。改めてそう聞かれてしまうと照れくさい。項をボリボリかきながら相変わらず無愛想な口調でそう返す。)

( 274 ) 2020/02/05(水) 00:42:39

貴族 サラ

「……グレゴリオは、姿を見せないの。そう。
彼にも、することがあるのでしょう。

なんであれ。総意がしっかりと為すべくなっていれば、処刑は執り行われましょう」

( 275 ) 2020/02/05(水) 00:43:34

浮浪者 グレゴリオ

>>268>>270>>273 ルクレース

そういえば、そんなことを言った。私もだが、ルクレースも忙しそうで謝罪する機会を失って、すっかり忘れてしまっていた。

「その事なんだが…」

謝ろうとすれば、お嬢さんの方が先に続ける。以前は手紙だったから、今は相当頑張っているのだろう。私は彼女の零す言葉を聞きとげる。

「私は世の中にはどうしようも無いことはあるし、どちらかといえばそういう出来後の方が多いと思っている。…あの時は嘘をついていた」

今だって、そうだ。
どうにか出来たのかもしれないが、それは私ではない人間だったらの話。私が私である限り、変えることが出来なかったのだろう。
これでも、ルクレースの言葉を信じてみたくて、変えられると思いたくて、足掻いてはみた。

( 276 ) 2020/02/05(水) 00:47:53

浮浪者 グレゴリオ

>>ルクレース

「応援、か。
なら、お嬢さん。私は君の言う、壁を乗り越えられる可能性にかけてもいいだろうか」

首からぶら下げている、自分の懐中時計を取り外す。
本来、時計を送るのは一生の愛を誓う行為。その際にも、自分の命の時計など渡さない。だとしたら、今私がしようとしていることにはどんな名前がつけられるのだろう。

「共鳴者の彼女は誰に預けても良いと言っていた。ならば、砕かれるその時までお嬢さんに預かっていて欲しい。
お嬢さんが信じる可能性に私も賭けてみたいな」

この場にいる誰よりもシンプルで、傷だらけで、特徴の無い黒い時計をあの日チケットを渡した時のように、多少強引に押し付けた。

「迷惑なら、共鳴者の彼女へすぐに渡してくれて構わない。けど…砕けた欠片の1つでも拾ってくれれば嬉しい」

( 277 ) 2020/02/05(水) 00:56:32

代弁者 ルーツ

>>265 テルミット

これが生きる、か。
死に一番近い場所で生を教えられた。
活力に満ちた彼の目には立ち止まった私に見えない未来を捉えてるのだろう。

理解者「それは素敵なアイデアね、って私はあなたみたいな技術がないから口にすることしか出来ないけど…。
動く写真、喋る声。絵画が動くような、夢のようなことが起きる。
そうしたら私たちは永遠になれるのかもね。」
残す者を悲しませたくない、というのは去る者の最も大きな願いだろう。
その悲哀を少しでも和らげられるなら、依存の先を、逃避の先を作れるなら。

理解者「ねね、それっていつ完成予定??」
もし、死ぬ前にそんな体験ができたなら。

( 278 ) 2020/02/05(水) 00:58:36

貴族 サラ

「私は、ルクレースの自由に任せるわ」

( 279 ) 2020/02/05(水) 01:04:51

貴族 サラ

>>223テルミット
「クロノスで私を、空へ連れていってくれるのだものね。
その至福の時を過ごせないまま止まるなんて悔やみきれないわ。嘘つきにさせる訳にはいかないし。頑張って動き続けましょう」

「初めての時間通しなのね?
人と、初めてを共有出来る時間って素敵な事だと思うわ」

恥ずかしがる様子は見せないが
テルミットへと、痛みの吐息を浴びせてしまう事は止められ無かっただろう

「その分の富を得ているのだから当然とは言いたいけれど
お祖父様程の方が、私より年下の令嬢を娶っているのを見るのは、中々複雑なものよ。

…………………あぁ、またテルミットと来たら。こうしているのに。私の心音が聞こえてしまうでしょう?
欲しくてたまらないと思っていたものを、的確に用意してくれるのだもの」

思わず抱き締めそうになって、流石にはしたないと思い止まる。それでも、その恍惚とした表情はテルミットにしっかりとみられただろう。

( 280 ) 2020/02/05(水) 01:07:02

貴族 サラ

>>223テルミット
「成る程。このればー、で……。
えぇ。大丈夫そう。パーフェクトよテルミット。

名前。なんてこと。私の名を刻んでいいの?

『なんでもできる君』と言っていたわね。であるならば。
私はこの子へ

『ヴェルウォーク』

と名付けましょう。現在を司る神、ヴェルダンテの名を借り。
『今を歩くもの』と言う名を。

ーーー愚問ではなくて?
高らかに。響く様に、叫んで見せるわ」

目に炎を宿らせ答えると。
サラは、『ヴェルウォーク』を走らせていっただろう

( 281 ) 2020/02/05(水) 01:08:12

貴族 サラ、『ヴェルウォーク』を走らせて、議論の場へと向かっていたのだろう

( A49 ) 2020/02/05(水) 01:10:44

貴族 サラ、ガッシャコンガッシャコン

( A50 ) 2020/02/05(水) 01:11:24

新聞屋見習い アイリーン

>>256 テルミット

時計の針が12時を指し示すほんの数分前。
アイの調子を見にやってきたリーンは、その隣に小箱と手紙が置かれていたことに気づく。
「………?誰のだろう。」
首を傾げながら持ち主を確かめるために手に取って見れば、右端に書かれているのは紛れもない自分の名前。

「アイリーン……は、私……。」

きょろきょろと辺りを見渡した後、そっとその手紙を開けば、それはテルミットからの、自分の誕生日を祝うものだった。

「わ、え、うそ…。テルにー、覚えていてくれてたんだ…。」
こんなふうに、祝ってもらえるだなんて思ってもみなかったリーンは、予想外の出来事に
驚きと嬉しさがないまぜになる。

「ふふ、誕生日を祝うくんVer.16かぁ…」
そういえば昨年も、そのまた前の年も、テルミットはそうやってリーンの誕生日を祝ってくれていた。今年はこんな状況だから、仕方ないかな、って、諦めていたのに…

「インクが自動で補充される万年筆……わわ、すごい!どういう仕組みなんだろう……!」

( 282 ) 2020/02/05(水) 01:46:45

新聞屋見習い アイリーン

箱を開ければ中に入っていたのは、手紙にあった通りの、少し不思議な構造の万年筆。

「どうしよう。わたし、幸せだ、こんな……」
こんな時なのに。そう零れ落ちそうになった言葉を今だけは飲み込んで。
先日アイをもらったばかりなのに、またもらってしまったな、なんて思いながら、箱から出した万年筆を胸元に持つ。

まるで物語の主人公が、初めてもらった箒のプレゼントにはしゃぎ喜ぶときのように、リーンもまた同じように嬉しそうに笑った。

( 283 ) 2020/02/05(水) 01:47:41

(村建て人)

王子が暮らす国の隣には、妖精の国がありました。
しかし、二つの国は仲が悪く、両者の溝はとても深いものでした。

人間の国の王は強欲で愚かで、人々は不満に満ちていました。一方、妖精たちが棲むその国は豊かで美しく、ここには王や妃は存在していなかったものの、皆が信頼しあって幸せに暮らしていました。

ある日、王子はそんな妖精の森に迷い込んでしまいます。
国境近くの林で狩猟に向かった父王と兄、そしてその取り巻きの貴族たちについて行った帰り、彼らとはぐれてしまったのです。
日々の生活に疲れてぼんやりしていたのか、それとも森が彼を呼んでいたのか。

気付けば王子は生い茂る緑が遥か地平線まで続く、広大な森の中にいました。
隙間なく覆った落ち葉からは、金粉のように細かく日の光だけがこぼれています。

あてもなく一人で彷徨う王子は、その中で不思議な生き物たちにでくわします。
尖った耳に尻尾を持つ小人。上半身は馬で下半身は魚の生き物。群れで頭上を飛び去っていくフェアリー。

そして。

透き通った白い肌に、肩ほどまで伸びた色素の薄い髪。総てを見通すような瞳を持つ、美しい少女に出会ったのでした。

( #1 ) 2020/02/05(水) 01:51:50

手紙配達人 レーヴ

──それは、夜も更けた頃。

広場近くの屋根へ上り、変わらぬ空を見つめていた。
柔らかい風がレーヴの頬を撫でる。耳につけたピアスが揺れる。

腰に提げたポーチから、木製の懐中時計を取り出した。カチャッと中を開ければ、真ん中のくり抜かれた文字盤の奥に、動く歯車を見る。その歯車によって動く金色の針を見る。
カチ、コチ、と、レーヴの命が刻まれている。

不意に、それを裏返せば、裏蓋を開けた。

「attrape-rêve………」

ぽつり、とそこに刻まれた文字を口に出す。
今となっては意味の成さなくなった母の願い。

──パタン、と蓋を閉じればポーチの中へと時計を戻した。

ゆっくりと立ち上がり、街を見下ろす。
静まり返った街の中、暗い暗い闇の中へ、レーヴは姿を消した。

( 284 ) 2020/02/05(水) 01:57:32

新聞屋見習い アイリーン

>>264 ルーツ

「わわ、わ…え、もう、だめだよこんなの……」

寝る前に最後のチェックをしようと蓄音機ーアイを再生すれば、聞こえてきた声に、呟いたのは涙声。
テルにーの時は我慢、しようとしたのに……もう、…。
嬉しさに涙を滲ませながら、ルーツとみんなのハッピーバースデーを聞く。

「私も、ルーちゃんのこと……大好きだよ……。」

じんわりと胸があたたかくなるのを感じる。
いいのだろうか。こんなに、こんなに幸せで。
だって、幸せを得ればその分だけ、失うのはこわく、臆病になる。
それでも……

「私も…ううん、これは、直接伝えるね。きっと明日、会いに行くから。その時に……。」

そうして蓄音機から離れる。
どうしても直接会って言いたかった。不確かな明日を願いながら、リーンはその場を後にした。

( 285 ) 2020/02/05(水) 02:04:05

新聞屋見習い アイリーン

>>274 ダズリー

無愛想な彼の言葉を、肯定の言葉として受け取る。
頸をぽりぽりとかいている彼を可愛いと言ったら、流石に怒るだろうか?
「じゃあ、そうする!改めて、髪飾りをありがとう、ダズリーお兄さん。」
えへへ、嬉しい。

( 286 ) 2020/02/05(水) 02:16:21

使い魔 アベル

>>258 グレゴリオ
[興味があったから話しかけたのだと伝えると、男は腑に落ちたような顔をした。
この場にいる者たちの中で、彼は一番見すぼらしい様相をしていた。

もとよりそうだったのか。そうならざるを得ない事情があったのかは分からないが。
これまで男が肩身の狭い思いをしてきただろうことはアベルにも分かった]

荷が重い、か。キミは随分と自分を過小評価するんだね。
……まあ、普通はそうだ。一人の人間に出来ることなんて限られている。

ねえ、キミ。キミはここにいる人間の中で、一番人生経験がありそうだ。
だからこそ聞きたい。キミはこの世界に“真実の愛”はあると思うかい?

( 287 ) 2020/02/05(水) 02:18:02

蒸気機関技師 テルミット

>>278 ルーツ
「生きることはそれだけで尊い。
人であれ、時計であれ、機巧であれ、そして恐らくあの魔女でさえな。誰しもが生を掴むためにもがき苦しむんだ。

本来であれば祭りに合わせて完成させるつもりだったのだが、どうもここ最近私の時間の流れが早いというか技術が一足飛びに進みすぎている気がしてな。
少し棚上げにしていたのだ。

ふむ…確かにな。
ならば新しい友人たちのために本腰を入れてやってみるとするか!」

( 288 ) 2020/02/05(水) 03:19:48


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生存者 (14)

死病診 エルス
20回 残2124pt
新聞屋見習い アイリーン
22回 残1838pt 飴
貴族 サラ
34回 残1987pt 飴
手紙配達人 レーヴ
22回 残1713pt 飴
捨て子 リリアーヌ
15回 残2320pt 飴
代弁者 ルーツ
21回 残1883pt 飴
人嫌い ダズリー
13回 残2472pt 飴
蒸気機関技師 テルミット
14回 残2041pt 飴
薬師 ジュラム
17回 残2240pt 飴
箱入り娘 ヘンリエッタ
19回 残1973pt 飴
地主の娘 セレナ
20回 残2246pt 飴
観測者 オブゼビオ
5回 残2739pt 飴
物書き ルクレース
18回 残2082pt 飴
浮浪者 グレゴリオ
23回 残1911pt 飴

犠牲者 (3)

国王 オズワルド三世 (2d)
傭兵 ブレイク (2d)
少女 トッティ (3d)

処刑者 (1)

貿易商 アーネスト (3d)

突然死者 (0)

支配人 (1)

シルヴィ
10回 残2613pt 飴

見物人 (1)

使い魔 アベル
16回 残2264pt 飴

退去者 (3)

家庭教師 オーリ (2d)
咎人 アルヴィン (2d)
貿易商 ドアン (2d)

発言種別

通常発言
独り言
囁/鳴/念/婚/叫
死者のうめき
アクション
削除発言

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