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薬師 ジュラム は、死病診 エルス と 代弁者 ルーツ に因縁をなすり付けた。
死病診 エルス は、捨て子 リリアーヌ を占った。
箱入り娘 ヘンリエッタ は、貴族 サラ を占った。
物書き ルクレース は、傭兵 ブレイク を占った。
次の日の朝、国王 オズワルド三世 が無残な姿で発見された。
次の日の朝、傭兵 ブレイク が無残な姿で発見された。
家庭教師 オーリ は立ち去りました。
咎人 アルヴィン は立ち去りました。
貿易商 ドアン は立ち去りました。
《★占》 捨て子 リリアーヌ は 人間 のようだ。
《★占》 貴族 サラ は 人間 のようだ。
《★占》 傭兵 ブレイク は 人間 のようだ。
照坊主の下駄が、どこからともなく 捨て子 リリアーヌ の頭に飛んできました。
からんころ〜ん♪…明日は… 雨 かなぁ?
町中――いや、国中が静まり返っている。あなたたちは眠りにつく王や国民たちを見て、ようやく自分たちが置かれている状況を理解するでしょう。
この中に、《マザー・クロック》を盗んだ人間がいる。国民たちは、疑わしい者を排除するため、投票を行うことにしました。
無実の犠牲者が出るのも止むを得ない、この国が全滅するよりは。
《マザー・クロック》を取り返して、祭りを無事に成功させましょう。
現在の生存者は、死病診 エルス、新聞屋見習い アイリーン、貴族 サラ、手紙配達人 レーヴ、捨て子 リリアーヌ、代弁者 ルーツ、人嫌い ダズリー、蒸気機関技師 テルミット、薬師 ジュラム、少女 トッティ、箱入り娘 ヘンリエッタ、地主の娘 セレナ、貿易商 アーネスト、観測者 オブゼビオ、物書き ルクレース、浮浪者 グレゴリオ の 16 名。
私が下駄の人じゃなければ、なんで私なんや!!!って思っただろうな。
というか、自分以外で初手リリアーヌに投げるのなかなかの鬼畜。
**占われて墓下行くのはいいんですよ
最近の村は長命気味だったし、割と真面目に墓下行きたかったから……
でも2日は早ない?後、狐仲間に申し訳ない……
**おじいちゃん、咎、おじさんと何を話せと?
みーんな話してないんだけど
まずは自己紹介から始めるべき?いや墓下のスタンス次第だな
🍋銀魂みたいなツッコミしちゃった。おはようございます。
うんうん。因縁も付けられてない。ひょうろうにもいれかわられて居ない。実にいい朝だ。
流石に憑狼が入れ替わったってことは無いと思うんだよなぁ……とするとラッキーなことに蝙蝠とかが溶かされたってことなのかな。
**
ブ、ブレイクーーーーーー!!!!!
なにおまえ蝙蝠か小悪魔なん???
折角お話したのにあっさりいなくなりやがって……
/**/
ちなみにですが。
自分に下駄を投げた理由は以下三つ。
・リリアーヌが他人に突然下駄を投げる流れをしたくなかった(自分で味わって無理ってなって他人に投げることにしたい)
・悪夢描写をしっかりやれば明日以降投げた人も悪夢描写しっかりやってくれるはず
・初日違うところに投げたら二度と自分に投げられない気がした
/**/
何かがあって反省して以後自分だけに……っていうのもありかな、って思ったけど。
でもなんか、あとRP的に夢で説明したかった。
/**/
ちゃんと勝ちを狙うなら、絶対霊能RPした方がいいんだけど、霊ロラに持ち込みたくない……でもこのRPしてると多分吊られないから吊られたいなら霊能Co…………うーーーーんんんん…………
/*そしてこれはルクレースちゃん的にもメンタルがしんどいぞ…?
味方であってほしいと願って占ってこれって、ええ………………*/
*☼*―――――*☼*―――――*☼*――――
リリアーヌは、夢を見ました。
それは、過去の再現。今から、二年前の夢でした。
「今日は『家族』でお出かけなの。貴方はお家でお留守番できますね?」
冷たい声がしました。リリアーヌはそんな声に顔を上げました。
「でも、お継母さま」
「何? その反抗的な目は。ちゃんと返事も出来ないなんて、キャンベル家の恥晒しだわ」
「ごめんなさい、お継母さま」
リリアーヌは顔を伏せました。「でも……」という言葉は再び出ることはありません。ぎゅっと飲み込んで、言えなかった言葉は胃の中に落ちてしまいます。
(でも、今日はリリーの誕生日なのに)
飲み込んだ言葉に満足したのか、継母は薄い唇を満足そうに笑ませました。
「いいこと、リリアーヌ。これはお前のためでもあるんですからね」
彼女は、母親によく似たリリアーヌが憎くてたまらないのです。嗜虐心に満ちた声が、少女のつむじに浴びせられます。
「お前のような子が外を歩いていては、みんなに迷惑をかけてしまう。そんなお前の面倒を見て、外に出ないように見張ってやっているんだから」
リリアーヌはぐっと、唇を噛みました。思えば、リリアーヌが家からこっそり抜け出すことをすっかり辞めてしまったのは、この日からでした。
「ありがとうございます、お継母さま」
リリアーヌが頭を下げると、継母はふんと鼻を鳴らします。
「それじゃあ、行ってきますからね」そんな声を最後に、扉がバタンと閉まります。扉の外からは、兄のはしゃぐ声が、父親の嗜めるような甘やかな声が、聞こえていました。
*☼*―――――*☼*―――――*☼*――――
はっ、とリリアーヌは飛び起きます。そこは、しんと静かなキャンベル家の自室でした。昨日、お手伝いを終えて、家に帰ったのです。
懐かしい夢でした。
「……お継母さまは、わたしのことを思ってくれてるんだわ」
ぽつりと呟きます。それでもどうしてかリリアーヌの頬には、涙が伝っていました。だれにも忘れられた誕生日の思い出。
そんな悪夢に浸っていると、ふと、枕元に見慣れないものが落ちていることに気づきます。
「…………靴?」
首を傾げます。そうしているうち、ようやくリリアーヌは昨日のことを思い出しました。マザークロックが盗まれてしまったこと。それから、サラのこと。
サラは大丈夫でしょうか。リリアーヌを抱きしめてくれた少女や、レーヴにも、お礼を言わなければなりません。やることは沢山あるのです。
リリアーヌは涙をふいて起き上がります。
「沢山泣いたから、涙もそろそろ無くなっちゃうわ」
なんて冗談をひとつ口にして。靴を拾い上げると、リリアーヌは机から折り紙を取り出すのでした。
/*とりあえず共鳴出てくるまで黙っとこ……そもそもルクレース自分から名乗り出られるタイプじゃないし……
てか、ショッキングすぎるでしょこの子にとってはさ……*/
*☼*―――――*☼*―――――
もうこわい夢、みたくないよ。
リリアーヌはぽつんと思いました。
平気なフリをしていても、日常的に浴びせられた言葉はチクチクと少女の心を蝕んでいたのです。
この靴は、ある日継母に貰ったものでした。それは、ずっと今日までただのいわく付きの靴だったけれど。
(もうこんなくつ、もってたくない)
(もうこわいこと、やだよ)
心に落ちた黒い染みは、拡がって、もうリリアーヌにもどうすることもできないのでした。
*☼*―――――*☼*―――――
さすがのわたしも夢の描写あまりにも可哀想で心がいたんだ。この状況でこんな明るく生きてられるだけでだいぶ凄いや。なんかお母さんから言われてたことにしようかな。いつも笑顔でいれば、きっといい事ありますからね、みたいな。
>>1:524 リリアーヌ
手を繋ぎ、静まり返った街の中を歩く。人々が眠り、死んだように動かない光景は、ただただ不気味で。そんな世界を幼い少女と共に歩くという今すらも夢のような気がしてくる。
しかし、小さく強く握られた手によってレーヴは現実へと引き戻された。
「……そうだな。びっくり、したな。」
少女のなりの気遣い、いや、きっとこの状況を飲み込むための言葉なのだろう。あの短時間で、あまりにも多くの事が起こりすぎた。
幼い彼女が全てを理解するには難しく、しかしそれでも明るく振る舞う為にその言葉を選んだのだろうと思えば、なんとも言えない気持ちになる。
だからレーヴも同じように言葉を返せば、握られた手を少しだけ強く握り返した。
リリアーヌを安心させるように、そっと。
「サラ……?…あぁ、あのお嬢さんなら大丈夫だ。
医者も命に別状はないと言ってたし、傍には頼れる人達がいたのを嬢ちゃんも見ただろう?……だから、絶対に大丈夫だ。」
最後の言葉は強く、少女にも自分にも言い聞かせるようにそう言って。
「……あ、ほら、見えたぞ。あそこだ。」
レーヴの指さす先には、緑と白の縞模様のオーニングテントが張られた商店があった。中に入ると、店主と思しき男性が椅子に座ったまま眠っている。彼もまた、他の国民と同じようにあの黒い煙に巻かれたのだろう。
その横を通り過ぎれば、目的のものをすぐに見つけることができた。冷えた水の入ったボトルを1つ持てば、リリアーヌには皮袋を差し出す。
「嬢ちゃんはこれを持ってくれ。必要になるだろうからな。」
柔く微笑み、それを持たせれば商店を後にした。
片手でボトルを持ち、もう片方の手で少女の手を取って歩き出す。
リリアーヌと共に歩いた道を戻ってみれば、先程までの喧騒はそこになく。そして、サラの姿すらもないだろう。
国王と医者に連れられ、城内へと連れていかれたはずの彼女は、きっと今頃きちんとした治療を受けられているはずだ。
誰もいなくなった広場を見て、少女は何を思うのか。
騙して連れ出してしまったような後ろめたさを感じつつ、しかし、例え彼女がどのような反応であったとしても、レーヴは彼女の目線に合うようにしゃがみ込めば、
「きっと、王様がお嬢さんを気遣ってお城の中へ連れて行ってくれたんだ。あそこならちゃんとした治療も受けられるし、きっともう心配はいらねぇ。
……明日、見舞いに行こう。そうした方が、サラも喜んでくれるさ。」
そう言って、頭をまたひとつ撫でれば優しく微笑む。そうして真っ直ぐに少女の瞳を見つめ、彼女の言葉を待った。
/*
書いたまま寝落ちてて、飛び起きて投下したんだけどまさかのリリアーヌちゃんも起きてるって言うびっくり案件………アタイ、アタイ………びっくり……
/*
そして、飛んでもらえばわかりますが、あれだけの短文に対する私のこの長文ロル3つ👏👏👏👏ほんとすまねぇ!!!!!!すまねぇ!!!!!!!!すまねぇ!!!!!
/*
初日呪殺ってガチ村だったらきたこれーー!!!ってなるけど、
RP村でやらかすと、こう………………ただただ……申し訳なさすぎる…………
*/
/*
あと、おっちゃんおらんくなっとるやないかい……今日謝りに行こうと思っとったんに…………おっちゃん…………………
/*いや、あんなによくしてくれた人をルクレースは砂にしてしまったってことでしょ……?
発狂ものじゃん…………むり…………*/
/*ルクレースもごめん……悩んだんだよ変えようかなとも……でも寝落ちたんだ……これなら変えておけば良かった……ね………………*/
昨日の夜のことでした。
>>3 レーヴ
リリアーヌは、レーヴの言葉にこっくり頷きました。
「……うん!」
大きな手に握りしめられていると、なぜだか安心して、また泣きそうになってしまうのでした。そんな気持ちを隠して、リリアーヌはちょっぴり大股で歩きます。
リリアーヌは渡された皮袋をしっかりと左手で抱えました。レーヴに手を繋いでもらっていたせいでしょうか。リリアーヌの不安はいつの間にか、随分小さくなっていました。
そうして戻ってきた広場には、サラはいませんでした。リリアーヌはきょとんと魔法でも見た顔で辺りを見回します。
「あ! そうだったんだね!」
役に立てなかったことを残念に思いますが、リリアーヌはサラが安全な場所にいるのならいいのだ、と思い直します。
「わかった! あの、レーヴさん。……一緒にお見舞してくれる?」
少しだけ、サラが元気か怖くなってしまったリリアーヌは、そう聞きます。この大きな手が一緒なら大丈夫と、無意識に思ってしまったのです。
>>6 リリアーヌ
「………あぁ、もちろん。嬢ちゃんがそう望むなら俺は何処だってついて行くよ。
俺達は友達、だからな。」
少女の願いには強く頷いて返す。サラの容態はレーヴも気になっていた所だったし、もしもの事があれば直ぐにリリアーヌを守ってあげられる位置にいた方がいいだろう。
約束だ、と彼女の頬を撫でれば立ち上がり、仕事用の腕時計に視線を落とす。
「…さ、今日はもう遅い、そろそろ帰ろう。
家まで送るから、今日はゆっくり休むんだぞ。」
手を取れば、歩き出す。酷く静寂な街に響く二つの足音。そんな不気味な音をかき消すように他愛ない話をしながら、帰路へつく。
月明かりの下、少女を家まで送り届ければ、手を振って。リリアーヌの元を後にした。
──昨晩の帰り道。いつもの様に屋根へと登って、空を見上げた。
一度戻った会社に居たのは、椅子に座ったまま眠っている親友の姿で。手元の書類を見るに、レーヴの整理した資料をチェックしているようだった。小言の書き連ねられたメモまで発見してしまえば、なんだか少し腹が立って、彼の顔にペンでラクガキをしておいた。
「………あれ、油性だからなかなか落ちねぇんだぞ。」
ぽつりと零した言葉は誰に聞かれるわけでもなく、ただ静かな街の中へ消えていく。夜独特の賑わう喧騒もなければ、街に灯りがともることも無い。国民の時が止まってしまったのだから、当たり前なのだけれど。
「……………。」
腰に提げたポーチから命の時計を取り出した。カチコチと、正確にレーヴの命を刻む音を聞きながら、そっと裏蓋を開ける。そこに刻まれた文字を悲しい瞳で見つめれば、ため息を吐いた。そして再びそれをポーチの中にしまい込めば、前を向いて走り出した。
いつもと違う夜の街の空を駆けながら、レーヴは静寂が支配する闇の中へ消えていった。
/*
寝ると言ったな???あれは嘘だ。
とりあえずお返事したし、昨日のこともちゃんと書いたし、朝起きた描写もとりあえず書き留めてあるので朝の準備してきます!!!あああ眠い!!!!!眠いぞ!!!!!!!!!ねむい!!!!!!
/*
因みに、私の中のレーヴの話し方がまだ定まってません。ショタならそんなの簡単に定められるのに、大人の男って本当に難しいね……………
「…………………せん、せい?」
目を覚ます。
何故だろうか。また一人、サラの大切な時が止められてしまったような気がして、涙が一つ零れた
「……おや、もう朝かね。」
東の空が白み始め、時計の国に朝が訪れる。
殆どの人が眠ってしまっているからだろうか、空は煙も薄れ、普段からは比べ物にならないほどの青空が覗いていた。
「まったく晴れやかな気分になどはならないのだがね。」
テルミットは珍しく皮肉を口にした。
夜半広場に戻ってからは、一晩中《クロノス》の整備に当たっていた。
一段落着いたところで、城内の、昨夜サラを寝かせた部屋へ足を運ぶ。
部屋の前に辿り着き、辺りを見回す。
「はて、用心深い傭兵のがそこらに寝ていたはずだが。用でも足しにいったかな?」
ブレイクの姿が見当たらない。
さほど気にもとめず、部屋の中を見る。
ベッドの上ではサラが変わらず寝ており、その脇には椅子に腰掛け俯いているマスクの医師エルスがいた。
まだ寝ているようなので声は掛けなかったが、ベッドのサイドボードにひとつ、時計を置いた。
「…完全に元通りとはいかなかったがね。」
置かれた時計は、昨夜竜によって砕かれたサラの時計だった。殆ど元に戻ってはいるものの、違和感はあるだろう。
「アンティークなんてものは、多かれ少なかれ人の手によって直され続けて今に至るのだ。今回はたまたま腕の悪い職人につかまっただけだ。悪く思ってくれるなよ。」
そう言い残すと、部屋を出た。
「.......マザークロック♪マザークロック♪.......」
[少し冷えた朝の空気の中、少女は小さな声で歌いながら、誰かいるであろう広場に向かっていた。
昨夜は、誰かに夜が越せるところまで送ってもらったのだろう。サラがシルヴィに襲いかかるところからの記憶が曖昧だった。
サラはどうなったんだっただろう。少女はあまり考えないようにして、ぼうっと夜を越した]
「けーんけーん.......ぱっ」
やりたかったことをやりきってしまうと、リリアーヌは立ち上がりました。
居間にはいると、兄と妹を守るように覆いかぶさって眠る、父と継母の姿がありました。
「おはよう、おとうさま」
リリアーヌはそう言って、父親の手をこわごわと握りました。リリアーヌよりも大きくて硬い手です。リリアーヌは久しぶりに触れた父の温もりに目を瞑りました。
「おはよう、ルシアンおにいさま、お継母さま、メリリース」
それから、にこっと笑顔を作って、家族みんなに挨拶をします。挨拶をすると、きゅうっと腹の底から心細さが這い上がってきます。
「……みんなと協力して、すぐに助けてあげるからね」
そうしたら、きっと、リリアーヌも立派なキャンベル家の一員だと、みんな分かってくれるはずです。
挨拶を終えると、リリアーヌは広場に駆け出していきました。
昨日の事件から、幾許か時間が経ち、朝を迎える。
普段なら空は煙で覆われていて、青空を眺める事は少ないが、今日ばかりは青空の方が占める面積が多い。
昨晩の事を思い出しながら本に記していく。
魔女が現れた事、勇猛果敢に飛び出した女性が、いとも容易く跳ね返されてしまったこと。
加護を受けたもの達が必死に応戦しようとしていることも。
加護を受けた。
この事態を真近で見る事が出来る。本に記せる。それだけで良かったのに。
この胸の締め付けられるような痛みはなんだ。
/*お前は優しすぎる。
この仕事に就きたいなら余計な私情は挟むな。感情は極力無くせ。そんな事では観測者など名乗れぬ*/
「...ええ、わかっています。
私達は見届ける者、ですから」
[ぎゅっと強く本を握り締める。
事を把握する為に私は歩く。]
朝。大きく欠伸をすれば、変わらずクマを携えたままレーヴは家を出た。
昨日の出来事が夢だったのではないかと疑うが、家の扉を開けた先、変わらずそこで眠る人々を目にして現実なのだと再確認する。
集荷した配達物を入れているリュックを今日は家に置いてきた。こんな中で配達することもないはずだろうからと、今日は腰に提げたポーチだけを持っている。命の時計も勿論その中に仕舞われていた。
腕に着けた時計のリューズを回せば、カチカチジジジとゼンマイが巻かれる音がする。変わらずその時計が時を刻む音を確認する。朝の日課を忘れないように、心を落ち着けるように。
「…………行くか。」
そう零して、前を見る。しかし、何となく空を飛ぶ気にはならず。ローラースニーカーを転がしながらゆっくり広場へと向かった。
聞くべきことを一通り聞き回った後、リーンは一人帰路へと着く。
ただいまの声に返ってくる言葉はなく、あんなにうるさく聞こえてきた家族や従業員の声すら何もない。しぃんと静まり返った空間に。
印刷機だけが、スイッチを入れられていたのか。幾つもの歯車を忙しなく回しながら、印刷口からはインクの匂いのしない真白な紙を無意味にただ吐き出し続けていた。
眠る家族たちにタオルケットをかけたあと、リーンは一人作業机に向かう合う。
これは、私がみんなに伝えるべきこと。
自分の書いた新聞を受け取ってくれたたくさんの笑顔や言葉たちを握りしめながら、一心不乱にペンを走らせた。
聞くべきことを一通り聞き回った後、リーンは一人帰路へと着く。
ただいまの声に返ってくる言葉はなく、あんなにうるさく聞こえてきた家族や従業員の声すら何もない。しぃんと静まり返った空間に。
印刷機だけが、スイッチを入れられていたのか。幾つもの歯車を忙しなく回しながら、印刷口からはインクの匂いのしない真白な紙を無意味にただ吐き出し続けていた。
眠る家族たちにブランケットをかけたあと、リーンは一人作業机に向かう合う。
これは、私がみんなに伝えるべきこと。
自分の書いた新聞を受け取ってくれたたくさんの笑顔や言葉たちを握りしめながら、一心不乱にペンを走らせた。
「…………ルーツ。起きて、いる?
昨日は。心配を懸けて、ごめんなさい
情けない姿を、見せてしまって」
そして。みっともない泣き声を聞かせて、ごめんなさい。
心の中でなら流暢に喋れる声でも。
ルーツへと浴びせかけてしまった感情を思うと、言葉に詰まる。
「―――はた迷惑ですねェ。あの人が生き返ってほしい方ですカ?」
店の2階、自室で目を覚ます。、
彼の夢に巻き込まれていた。覗き見の部類に入るだろうそれを、黙っておける常識観は残念ながら欠けていた。
[ふと周りを見渡すと、昨日自分が目を閉じる時には部屋の隅に座っていた傭兵の姿が見当たらなかった。用でも足しに行ったのか、と思う]
[続いてベッドのサイドテーブルに、昨日破壊されたサラの時計が殆ど元通りの姿で置いてあることに気が付く。違和感はあれど、動いている。
あのやたらめったら便利なロボの奴が直したのだろうか。此方も一晩の内にやるなんて正気の沙汰では無いな、と思った]
>>サラ
[目の前の少女の手のひらにその時計を置く。小さく、それでも確かに時を刻む鼓動は感じ取ることが出来るだろうか]
あの技師が直したんだろうな。
[思いやり、掛けるべき言葉など知らない。ただの事実を述べた]
店の2階、自室で目を覚ます。
あの勇敢で無謀な少女の命を繋ぐことに手を貸して、一般的な消毒液ぐらいは持ち合わせていただろう。
とはいえ、診断の術を持つわけではない。もし明日も状況が変わらなければ、ベッドの番を代わろう。そう告げて、店に戻ったのだ。
🕐いやずっと気付いてたけどさ、因縁付いてんな??? 狼希望しなくてほんと良かった。
死にやすさ2倍増量キャンペーンとか嬉しくねーなー!!どうせなら恋矢が良かったー!ルーツと恋したーい!でも9歳差はどうかと思うな!!
「因縁は望むとおり結ばれたようデ、悪魔というのはやはり偉大ですネ」
感じ取れるエルスの気配を辿れば、まだ城にいるようだ。顔を出さなくては。
** wikiのページ
呪殺が起こった場合、肉体は残りません。砂と砕けた“命の時計”だけが残ります。
墓下は自由です。
*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――――
リリアーヌは眠る父を見ます。
「……幸せな夢見てるの? おとうさま」
その表情が穏やかなのを確認して。
「その幸せ、リリーが守ってあげるわ。だから、夢の中では家族みんなで幸せに暮らしましょう?」
リリアーヌと、お父様とお母様と、お継母さまとルシアンとメリリース。きっと、幸せな家族になるでしょう。
*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――――*☼
[──時は少し、遡る。
広間での騒動を、彼女はただただ見つけることしかできないでいた。
勇敢に動く人達の群れを抜け、自分の家へとふらふら帰っていった。
倒れゆく人々に反して、いつまでも意識のある自分。
選ばれた。選ばれたという重圧に、押し潰されそうだった。]
……おまつり、
[楽しい時間が終わる。
自分の手からすり抜けていくそれを止める術はなく、そんな夜を呪った。]
[昨日の国王と魔女の言葉が本当であれば、このボロボロの少女にも何かしらの役目が与えられたことになる。
この先ゲームを続けていくことになるのならば、彼女が役目を果たすのはきっと今の状態では厳しい。
ジュラムの薬は怪しいが、効能が真実であれば恐らくこれ以上のものは無い。怪しいが]
[頭の隅には、サラが魔女の眷属で昨日のアレは茶番だったのではないかと。そんな可能性もよぎるが。
だが今はそんなことは些末なもので、捨て置いて構わなかった。]
>>25 エルス
「使用方法は同封しましたがねェ、マ、分かりました。このレディの体重は?なにか病気をしているかご存知ですカ?」
望む答えを得られなければ、体重ぐらいはすぐ調べられるだろう。抱き上げてみる、という形だが。
見合う量の水薬を計り、ガラス容器に移す。
「痛みを失う薬、麻酔として使うにハ患者の親指の爪ほどでよろしいでしょウ。静脈注射してくださイ。
次に骨生え薬、正しい形にしないとグチャグチャに繋がりまス。中が見えていないのなら切って正しい位置に置いてあげてくださいナ。
最後に傷薬、これがありますから、失血死しなければ先程の切開跡も閉じなくてよろしイ。」
手際よく指示を出しながらも、麻酔によって深い呼吸になったところで無理矢理に薬を飲ませてゆく。グズグズと嫌な音を出して、骨が、肉が増殖していくのをじっと観察していた。
目を覚ませば、昨日の出来後が夢ではなかったことを思い知らされる。街はまだ眠ったままかのように静寂に包まれている。
むしろあの祭りが、平穏な日々が、惨めな人生が夢幻であったかのようにまで感じる。
自分の時計は──今日も正確なシンオンを刻んでいる。こうして目が覚めている時点で疑いようはないのだが。
一つ伸びをすれば、時の魔女が言っていたことをもう一度、ゆっくりと、思い出しながらマザークロックに選ばれた人物を探しに行くことだろう。
昨日閉ざされていた城門は、再び開け放たれていた。サラ・クロノスティスの一件によってオズワルド三世が開放したのだろう。
ホールの中央には、台座があった。しかしそこに、あるべきものは──《マザー・クロック》はない。
また、城内には鼠銀色の月と鮮黄色の太陽が重なった丸い時計が転がっていた。夜空を表す群青色の文字盤には、罅が入って砕けている。
その時計の持ち主と、一国の王がホールで眠りについているのを発見するのも時間の問題だろう。
「暫くは起こさないほうがよろしい。まだ柔いですからネ。4時間後に先程の半分の量、『痛み止め』として静脈注射しまス」
椅子を持ってきて、ベッドの傍らに座る。
ここまでの重症例では実績はない。他にも薬は持ってきている。城に入るなら、と小さなトランクに詰めた薬をちらりと見た。
/**/
いやぁ…こいつ気持ち悪いだろうなぁ………
でも、ゾンビの兵隊が作れるような薬を秘匿してるんだから悪いやつじゃないよ。やってることがアレなだけで悪いやつじゃないんだ………
🕐「餅は餅屋」、「時計は時計職人」に言い換えるか悩んだけどあまりに分かりづらいし何よりとりあえずぶっこもうとしてる感が気になってやめました
リーンは静寂に包まれた城下町を歩く。
人々の喧騒も、往来も、全くなく、忙しなく走る蒸気機関車からもそのもくもくとした蒸気は上がることなく。
まるで眠ってしまった世界に一人取り残されてしまったような、そんな感覚に、持っていた新聞の束を落としそうになる。
「そうだ、サラお姉さんは……」
彼女のことが気になったリーンは、城下の広場の掲示板に新聞を一部貼り出したあと、その側に小箱を置いて人形を設置し、
再び開かれたその重厚な城門を、口の端をきゅっと結び、緊張な面持ちで潜る。
その時。鞄の中に大切に仕舞われた筈の手紙が、ぐしゃりと歪んだ音がした。
/**/
勝手に中世だろうなぁって思ってるから、あっ、切開とか普通に受け入れるんだ?って思ってるけどよくわかんないわ( ˘ᵕ˘ )
/**/
この村のコンセプトというか、根幹は“誰が悪いわけでこうなったわけじゃない”です。
だから、それが上手く表現出来るといいな。村たてにかかっている。
水が滴る花弁が散る夢を見た。
それを踏み締め、飛び去る龍に表情はない。
冷や汗と共に目覚めるニヒルな朝に救いはなくて、朝食を食べる気にはならない。
まずは、サラの様子を見に行こう。
あとは、リンちゃんやヘンリエッタに謝りに行こう。
それからそれから。
もっともやるべき事はその後に。
理解者「眷属たちを見つけないとね。」
チクタクの声ってこんなに低かったっけ。
少女の人形にも表情はない。
死病診 エルスは、箱入り娘 ヘンリエッタ を能力(占う)の対象に選びました。
「聞こえてる。謝らないで、あなたは何も悪くない。、」
一夜超えて落ち着いたのか彼女の声は安定していた。
これ以上、クロノティウスを侮辱するまいと彼女を案じる言葉を打ち消す。
そして彼女は言った。名乗り出たい、と。
合理的だ。
彼女は良くも悪くも目立ちすぎた、あそこまでやって魔女手下ってことも無い。なら名乗り出るのは筋が通ってる。
反対するつもりもない。
けれど、どこかで安堵した自分を私は許せなかった。
「身体に鞭打たせるようで心の苦しいけど、サラが前に立った方いいよね。」
中途半端な愛想笑いで誤魔化すな。
謝るな、感謝もするな。
同等の友達と彼女は言ってくれた。
それらの行為は何かを消していく。
ただただ。
「……お願い。」
頼め。
/**/
今回のシルヴィの役、もともとは私がやるつもりでいたけど、おぼうちゃんにお願いしてよかったなと心の底から思う。
私だったらここまで最高の演出出来なかったし。もとはアベルの存在もなかったから、使い魔出来たのも楽しかったなあ。
プロローグの私のやりたいことは、ドラゴン描写でした。
*/
城内ホール。
もう既に自らの所在など気にすることなく自由に動けるようになった時計の国で、彼女は見つかることを危惧せず、王の治める城へと足を踏み入れていた。
月と太陽と夜空を象ったかの男の時計の様と。
それに重なるように倒れて意識のない男を見て、
/*
「……歪なものだ。
なおも、死に方がそれ、か」
たとえどんな惨事が起ころうとも陽はまた昇る。
「時のある間に薔薇を摘め」誰かの詩集に書いてあったかしら?
薔薇を摘むというのがどういうことかよくわかっていなかったけど、今ならものすごく狭い意味でわかる。
私たちは薔薇を摘まなくては。
とてもとても静かな街へ歩き出す前に、城門のすぐそばにもたれかかって眠ったようなジャンの姿があった。
その手にりんご飴の入った袋を持たせ、お気に入りのショールをかける。
「ベッドで寝なさいって今度はあなたが叱られるなんてばかな大人ね。
……これはあなたに預けます。
いい?預けたからね?ちゃんと私に返しに来るのよ。」
自宅の屋敷にももちろん人の気配はせず、ただ整備する人を失った飾りの時計たちのコチコチという音が規則正しく聞こえる。こんなにこの家は広かっただろうか?
家族の頬にキスをして、それぞれに布団をかける。使用人たちには申し訳ないがありったけのタオルをかけた。母親のブラウスとスカーフを1枚持って
「いってきます」
ヘンリエッタは石畳を踏み締めて城へと戻っていった。
そして今朝になってずっと拭えなかった違和感の正体に気づく。
きっかけは病室の前に来たことだ。
扉を1枚隔ててるのにと関わらず、彼【エルス】の姿、動きが手に取るように伺える。
距離が近づくにつれて、熱くなった肩を服をずらして見てみるとそこには、短針だけの時計の紋様。
奴隷の烙印のように、それは事実だけを伝える。
認めたくないが、してやられた。
一本取られた。
「サラ、私。【エルスと因縁が結ばれてるらしい。】」
部屋を出て、歩きながら思案する。
「それにしてもあの懐中時計。
なんという精巧なつくりをしているのだ…あれでアンティークだと言うのだから呆れる。今の私たちの技術が及ばないなどそれは最早、それこそ、魔法の域だ。」
軽口になってしまったことに眉を顰める。
「ふむ…。できる限りのことはしたつもりだが、ちゃんと音は流れただろうか。なんだあの恐ろしく細かい歯車様は。負けてはおられん、私も《クロノス》のオーバーホールを………」
と、言いかけたところでホールに差し掛かる。
「……なん……だと…………?」
ホールにあったのは、見間違えるはずもない、愛すべき時計の国の王、オズワルド三世の、力なく地に伏す姿であった。
その傍らには、
「……時の魔女…。」
テルミットは息を飲んだ。
「ちょっと大きいでしょうけど、とにかく何かお洋服がないと……」
ああ、起きたサラに何をとってきて欲しいか聞けばよかった。それでも他所様のお宅で家探しをするようなことはできなかっただろう。
サラが運ばれたらしい部屋の前へ行けば、思い詰めた顔で扉に聞き耳を立てる友達の姿があった。
>>37 ルーツ
「ご機嫌よう、ルーツ。
あなたもお見舞い?」
**
ってブレイクいなああああああい!!!!
今気づいた、うわあ。。。。。
今日話しかけいこうとしたのにうわあ。。。。。
占いか第3陣営?
**ゆきっちゃんに推されてるみたいなので頑張ります
終わったらゆかりちゃんとイヴの時どんな気持ちだった?って痛み分けし合いたい……
……いや、この謎の鎖の先の人間の正体が何者かを知っておく方が有益か?
[自らの首に、蛍光色に発光する鎖が巻き付いている。触れることは出来ず、それでも鎖から流れ込んでくる何か直感めいた感覚。
ーーこの先に繋がっているのは、昨日見たパペットの少女だ。
何故かそれだけは確信している。
これが魔女が言っていた「因縁」か。理由は分からないが《マザー・クロック》の横取りを狙う者たちは私たちに目を付けたらしい。
目の前で眠る少女にもジュラムにも鎖が見えている様子は無かった]
時が満ちれば、あるいは。
[繋がれたパペットの彼女を思い、口を噤んだ]
死病診 エルスは、代弁者 ルーツ を能力(占う)の対象に選びました。
[握手を求めてきた彼女に、素肌で応じることが出来なかった。それが失礼に当たることだとは理解していても、なお。
布越しに感じた彼女の体温が、今は否が応でも鎖から直接感じ取られる]
……嫌味か? 皮肉か?
[こんなものを着けてくれた奴らに、顔を歪めて笑った]
>>43 ヘンリエッタ
彼女は今日も可愛いらしい服を着こなしている。
突然の来客への来客に驚いたが、タイミング良くエビスを用意していた。
聞くべきでない話に聞き耳を立てている。
どうするべきか。
彼女の手を連れてどこかに行くべきだったのだろう。
でも、部屋の中の話を聞かない訳には行かなかった。
ヘンリエッタの手を引き、空いてる手で、しーっ、と合図をする。
エビス「今、中で先生とサラが話してる。ルーツは入るに入れなくて結果的に盗み聞きしてる形になってしまってる。」
小声で低い声を出すのは少し難しかったが端的に状況を伝える。
彼女の容態について不安な気持ちが促したこの行動は普遍的には咎められるべきだ。
ヘンリエッタも怒るだろうか。
捨て子 リリアーヌは、物書き ルクレース に向かって下駄を蹴上げることにしたよ。
「…………?」
胸のざわめきに、奮い立たせる様にリーンは昨日ブレイクからもらった手紙を取り出す。
鞄の内ポケットに大事に仕舞われた筈のそれは、何故だかぐしゃぐしゃになっていて。
「おかしいな……」
小さな呟きは、広い城内の静寂に吸い込まれていく。
カツン、カツン、と靴の音を鳴らし、大理石の埋め込まれたそのホール内へと足を運ぶ。
マザー・クロックが展示されていた筈の中央の台座は、その威厳さが嘘の様になくなり、ただ静かに主の帰りを待っていた。
>>42視線をずらせば、見知った顔を見つけてそっと胸を撫で下ろす。
「テルに…………」
駆けながら呼んだはずの名は、冷えきった空気の中にかき消え。まるで自分の時さえも一瞬、止まったかのように。
立ち竦むテルミット。
下を向いた時の魔女。
その傍らには、見間違える筈がない。
眠っているかのように倒れているオズワルド三世と、ブレイクの姿。
それらを捉えたリーンのスカーレットの瞳が僅かに揺れた。
広場に着いたばかりの、早朝のことです。
まだ、広場にレーヴがいないのを確認すると、リリアーヌは一人、城の内部に進みます。サラに逢いに行くのはまた後でにして、リリアーヌは王様を探していました。
「……静かね」
奥のホールには、ちょうど誰もいない時でした。
その奥に、誰かが倒れています。
「! おうさま……!」
リリアーヌは昨日の話を思い出しました。時の魔女と呼ばれる女の人がしていた難しい話。きっと、あの人が王様をこうしてしまったのでしょう。
非力なリリアーヌでは、王様をどうすることも出来ません。
リリアーヌはとてとてと歩くと、彼の顔が見えるところまで近寄ります。決してもじゃもじゃではない、少し硬そうな彼の髪の毛を見つけると。
それが少し失礼なこととも分かりながら、リリアーヌはそっと、王様の頭を撫でるのでした。
「おやすみなさい、おうさま。……あのね、ちょっとだけお休みしててね」
汗が頬を伝う。
時間の流れが緩慢に感じた。
ちらと王の姿を見る。
まるで生気を感じられないそれは、眠っているのか、死んでいるのかの区別がつかなかった。
>>44 シルヴィ
「……お、おお、魔女殿。
茶をご所望か。私の淹れる粗末な茶で良ければ振舞おう。外の広場にある私の仮設工房まで御足労願えれば、の話だが。」
奥の部屋では手負いのサラが寝ている。
子供たちが集まってきていたのも見かけた。
手を出さなければ何かをするわけではないだろうが、なんとなくこの場を離れさせたいという気持ちが湧いたのだ。
「如何か?」
昔。まだ、父がリリアーヌに優しかった頃、父はリリアーヌに教えてくれました。
『王様はね、いつも私たちのために頑張ってくれてるんだよ。だから、リリアーヌ。お前ももし王様にお会いすることがあったら、王様には敬愛をもって接するんだぞ』
リリアーヌを膝に乗せてそんなことを言う父の話は、多分半分くらいしか分かっていなかったけれど、リリアーヌはその時思ったのです。
王様にもしあったら、わたしががんばったねって言ってあげよう。ありがとうって伝えよう。
そうして機会は訪れました。けれども、それは望んでいない機会でした。
リリアーヌは、眠る王様の夢が幸せであることを願って、広場に戻りました。
**
あれ、蝙蝠と小悪魔って見つかったら砂になるとかじゃなかった?それじやなきゃブレイクさんなんで死んだん?
🕐エルスをそろそろ家に帰らせて寝かせたいんだけど今外出たら色々出会っちゃうしなー、スルーして帰宅は出来ないだろうなー
/**/
推しはテルミットとダズリー…
いやでも、アーネストも捨てがたい…
ていうかもうみんなまとめて好きだわ
[目の前には選ばれた国民の一人と、時計の国の王が倒れていた。
アベルはタルトの最後の一欠片を口に押し込んで、ごくりと嚥下してからその光景を見下ろす。
国王の乱れたストールの隙間から覗く首元は、その肌の一部は、この国の宝によく似た金色の歯車やパーツに侵食されているように見えた]
いよいよ始まったんだな。
[呟いてから、主人の横顔を一瞥する。しかし、肩に届かぬほどのその透き通った髪が、彼女の表情を隠してしまっている。
彼女はどんな気持ちで今、眼前で倒れる意識のない男を見つめているのだろうか]
/☼次に目を覚ましたのは、城の中だった。目の前には砕けた己の命の時計に、眠るように項垂れたオズワルド3世。
その1面だけで、昨日の惨状は夢ではないのだと実感した。
自身の体を顧みれば、普段と変わらぬ様子、などではなかった。
小高い体躯に、筋張った硬い手。灰混じりの黄金の髪は陽の光を浴びて煌めく事はもう、ない。
それどころか、今の彼には”影”がないのだ。
それがどういう意味を表すか。少し考えればわかる事だろう。☼/
くそっ……悪魔め、俺の魂をまだ弄ぶつもりか。
/☼独り言を零しても、それに応える声はない。
だが、耳元で誰もが戦慄する低い声が一方的に話しかけてくれば、ブレイクの表情はみるみる絶望へと染まる。
彼らは、自身の愉悦の為ならなんだってする。初めからわかっていた事を、こうして身をもって実感するとは。
太陽という禁忌に近づきすぎたイカロスがロウで出来た羽根を溶かされ、地に堕とされるが如く。ブレイクもまた、人知を超えた何かに手を伸ばしたあの時から堕ちていく定めだったのだ。
焦点の合わない瞳は虚空を捉え、目の前の光景に行く事はなかった。☼/
すまない、すまない……ハンナ……許してくれ……どうか、どうか……。
/☼ーーーきっと俺は、エリュシオンには行けない。☼/
**冷静に考えたら、ゆきっちゃんの2人目の推しが見学だったらどうしよう……
勘違い甚だしいから地底に埋まりたい……
🕐つくづくコアが人と合わないな…暇だな…リリアーヌに絡みに行くかと思ったけど絶対部屋出た瞬間にルーツとトッティとかち合わせるよなあ…
>>45 ルーツ
「まあ……!いけないのねルーツ。
でも私も共犯者。エルス先生が出て来られるまで待とうかと思ったけど、中が静かになったらノックでもしてみましょうか。」
小さな声でエビスに答える。
「あんなひどい目にあわれるのを目の前で見てしまったのだもの。
でも、サラの声が聞こえたのなら……それはきっといい兆しよ」
"殺すな"とは聞こえた。でもそれは竜の加減であって人の身にはきっと瀕死の一撃。
そんなものにサラは一晩耐えたのだ。
持ってきたブラウスの入った袋を握り締めて、サラに敬意を感じていた。
>>52
魔女と対峙していたテルミットはひとりの少女が王に駆け寄るのを見た。
少女が王を撫でると、それまで冷たい目をしていた魔女が、突然少女の手を払ったのだ。
「幼子…!」
テルミットは一瞬、少女に昨夜のサラの姿を重ねた。
考える間もなく、テルミットは右足のブーツで床を強く踏み鳴らした。
機巧が働く。
踵から噴出した蒸気が推進力となりテルミットの身体は矢の如く飛び出した。
少女を上手く抱えることが出来ただろうか。
出来たのなら、テルミットは少女を庇うように抱え込み、床をごろごろと転がった末、柱に激突する。
少女は無事なようだった。
/**/
あと時間軸わかんないマンなんだけど、治療して目が覚めたわけではないのか? 今回みんな時間軸ぐちゃっとしすぎでは…わからん
[閉ざされた城門が空き、中に入れるようになる。
ーカツン、カツンと踵を鳴らしながら城内へと入る。マザー・クロックが置かれている台座へと足を運ぶ
そこにはかつて見たものとはまるで違う、思わず息を飲むような大きな時計は無く、部屋が寂しそうにしていた。]
[ホールには時の魔女と加護を受けた数人の姿が目に入る。
ちょうど幼子が手を叩かれ、それをヘッドギアの青年が受け止めるのが目に入る。
ほっと息を漏らす。]
キイィィ…ン
(自分のアトリエで一人、彫刻の作業をしていた。別に何か依頼があった訳でもない。昨日買った赤い石をはめ込む金属を加工し、ボタンの形をした留め具を夜な夜な寝ずに作っていた。
家に帰ると案の定、家族は息絶えていた。予測はしていた事だったが、日常で、生活していたであろう調理場や暖炉の傍で横たえる二人を見るだけで胸がいたんだ。当然こんな出来事想像もしていなかったはずだ。祖母のいつも着ているボレロに赤い石のボタンを縫い付け、肩に掛けてやる)
…………行ってきます。
>>50リリアーヌ>>52シルヴィ
>>55テルミット>>56シルヴィ
きっと、小さなリリアーヌの姿は魔女の影に隠れて見えなかったのだろう。
小さな少女の手を払う、乾いた音が冷たホール内に響き渡る。
テルミットの焦燥したその声にはっと意識を取り戻せば、彼は見事少女を抱きとめその勢いのまま柱へと激突した。
「っテルにー!リリアーヌちゃん!」
2人の元へと駆け寄る。
たった数メートルの距離。
それなのに、何故だか首元には汗がつぅと伝っていた。
[その傍らには陛下と強面の男性が横たわっていた。
一目見たらわかった。彼らは《動かなくなった》。
転がっている鼠銀色の月と鮮黄色の太陽が重なった丸い時計が罅入っているのをみて、恐怖を覚える。すっと右眼を覆うように手を翳す。]
「こんなにも、簡単に。
そうか、そんな事をしに魔女は来たんですね。」
[ぽつりと呟いた言葉は魔女に聞こえたかもしれない。]
>>56 シルヴィ
「…くく、魔女殿の様にはいかんな。物理法則に囚われた私には今はこれが限度だ。」
痛む全身に力を込めつつ立ち上がる。
少女には腰のポーチから取り出した飴玉を二三握らせ、向こうに見えるアイリーンに目配せし、そちらの方へ押しやった。
「これが急がずにおられようか。我々の時間は限られているのだから。
…誘いをお受け頂き感謝する。さあ参ろう。ほれ疾くに。」
重い身体を引き摺りながらも、魔女と子らの間に入り城門の外へとそれを誘ってゆく。
🍋いっつも失念しちゃうけど、ブレイクが第3勢力かもしくは真占いの可能性があるんだよね。それってまあまあ怖くない?
技師の工房か。いつも外からこの国を眺めるばかりだったから、内部は全然見たことがないんだよね。
さて。だけど、それなら僕はここで待ってるよ、シルヴィ。
昨日、キミに逆らった者が受けた仕打ちを目の当たりにしたんだ。さすがに彼らも昨日の今日で、キミに危害を加えようとはしないはず。そんなことをしても、無意味だからね。
キミが喉を潤しているあいだ、僕はここで彼らを傍観していよう。
何かあれば、また連絡するよ。
セレナの頭の中は混沌としていた。
一体何が起こっているのか理解する前に次のことが起こって。
平和なお祭りを過ごすはずが、何故こうなっているのか。
安心感が欲しくて、使い慣れたフローラル系の香水を見に纏う。ベルガモットなどのシトラス系トップノートから始まり、ミドルでピオニーなどの花々の香りが入ってくる。お気に入りの匂いに包まれながら、それでも拭い去れない不安とともに皆の元へ向かう。
いつ頃意識を手放したのだろう。目を覚ますと、屋敷の中には太陽の光が高く差し込んでいた。
簡単に身なりを整え、広場へ向かう。幸いそこまで遠い距離ではなかった。
昨日あった悪夢のような出来事は現実だ。立ち向かうしかない。半ば気絶するように眠ったが、それが俺の思考をクリアにした。自らのやるべきことをやらねば、現実は変えられない。
俺は、広場に横たわったままの父親と、子供たちをひとりずつ屋敷に運ぶことにした。このままでは風邪を引いてしまう。せめて暖かいベッドで眠っていてほしい。
「………………」
重苦しい雰囲気だ。
いや、そうでないほうがどうかしているのだが。
国王の言ったことに思いを巡らせる。
マザークロックが盗まれていて。
私たちがそれを何とかしなきゃいけなくて。
……何とか?どうやって?
困っても助けてくれる人はいない。
信じられるのは私だけ。
周りにいる人たちは、決して仲間ではない。
仮面を被った、犯罪者なのかもしれないのだから。
/**/
いやちょっとおかしくない!?
これ占い師もビビってるのでは
つらすぎてどうすればいいかわかんない……タスケテ……
**>>!2
さりげなく責めるのやめない???
後、墓下では声聞こえない設定にしちゃった……ごめん……でも可愛いから毎日話していいよ!
あのベッドはいつまで使って良いのだろう。病院のベッドに移した方がよいのではないか。それを聞くために場内を歩き回る。この様子では起きているのは王ぐらいのものだろう、と5年前の王の顔を思い出しながら。
やがてホールに辿り着く。なんということもない。
そこに、王が眠っていた。時計と共に。
「容赦ないですネ。これで国は混沌に落ちることでしょウ…いえ、たしかまとめ役が居るはずでしたか」
どちらにしても、報せるべきだろう。
あの新聞屋を見つけるか、配送屋を捕まえよう。
そう決めて、城門を出た。
>>63
*/
みずぼらしい小娘が、手を弾かれ目を丸くしてこちらを見るのを、シルヴィはざわつく気持ちで見ていた。
そして、ものの恐ろしさを知らない少女が、シルヴィに向けて放った言葉に、
/*
「……は。
取られる、か。そんなことに恐れるこの私ではないが。
心優しい王様ならば、小汚いおててでも、愛してくれるやも知れんな。
励めよ小娘。でなければ悪ーい使い魔たちが、王様もお母様も連れ帰ってしまうだろう。」
>>テルミット
「ああ、出ろ」
*/
技師の後ろを悠然と歩く魔女に敵意はないことは、周囲の人間にも分かるだろう。
そこをさらについてくる背があったとしても、彼女は気に留めない。
/*
*☼*―――――*☼*―――――
「お母様はもうとっくにおそらに行ってしまったわ」
誰にも聞こえないほど小さな声で呟いて、リリアーヌは自らの手を見つめます。
リリアーヌにしあわせなゆめを見る機会をくれた魔女様は、どうやらあまりリリアーヌのことが好きではないようです。
小さな手には、やっぱりリリアーヌからしてみれば、汚れひとつ見つからないのでした。
*☼*―――――*☼*―――――
/**/
無理……むりだよ…今も色喉が動いてるんでしょ?もう無理……………ねぇ…………………………………………………………………………
>>69 シルヴィ
城門を出て広場までやってきた。
時の魔女は物も言わずテルミットのあとを歩く。
内心、黙っていれば淑女であらせられるのだが、と過ぎったが、口に出すことはしない。できようものか。
そうこうしているうちに、広場の一角、テルミットのキャラバンへと辿り着いた。《クロノス》は動かせなかったので、昨夜の一件があった噴水の真ん前である。
荷物の中から折り畳みのテーブルとチェアを出し、クロスを敷く。
「では魔女殿、此方へ。」
わざとらしいまでに恭しい動作で魔女を席へと案内する。
「では、暫しのお待ちを。」
そう言ったテルミットは、荷物の中から人の身長ほどの箱型の機巧をそこに設えた。
サイドについたレバーをガシャンと下げると、蒸気が噴き出し、機巧の回る音が辺りに響いた。
/**/
まだCNも決めてないんですけど…
これからお互いちょっとずつ腹の中探りながら戦友としてさぁ…絆を……ねぇ……
>>56シルヴィ
「確かに大スクープね、北の魔女がこんなにも野蛮だなんて。街暮らしは向かないんじゃないの?」
少女の顔からは似つかわしくないほどに低い声が、リーンの腹の底から這い出る。
その言葉は嫌味と悪意に満ちており、彼女自身ですらこれがほんとうに自分の言葉なのかと疑うほどだった。
>>62 テルミット
に頷き、
>>63リリアーヌの手を引く。
少女から発せられる素直な言葉は、しかし魔女に届くことはあるのだろうか。
「リリアーヌちゃん、私から離れないで。」
少なくとも、この場に少女と2人い続けることだけは避けようと、リーンはホールから出ようとした。
/**/
多分継母がいちばん私がいつもやるキャラクターに近い。年齢38とかの、若いママで、元愛人でって。
娘と息子が大好きで、リリアーヌのことは愛せない、むしろ憎い。
なんか、イメージの小説あるんだけど、名前が思い出せない。
🕐ローラースニーカーって確か子どもの頃めちゃくちゃ欲しかったのに買ってもらえなかったやつだ……いいな……欲し……今はもう良いけど……
広場を抜ければ、城門が開かれているのが見える。本当にここに来るまで静かだった。
マザークロックという心臓を失い、街が死んでしまったかのように思える。ふと、城門の方を見れば、動いている二人の人間が見えた。
マザークロックに選ばれた人間なのだろう。
>>レーヴ、ジュラム
「こんにちは、お兄さん方。お兄さん方もマザークロックに選ばれた人なんだね」
この国に守りたいものなど、もう自分の命ぐらいだが。それを守るためにも情報収集をしようと思った。
**
2日目:国王 オズワルド三世 を殺害した。
この一文だけで非常に興奮するけど、国王殺し2回目なんだよなぁ。
>>35エルス
「では、貴方が果たした当然の職務へと、当然の感謝を。
身体の痛みであれば、立ち向かえます。
いいえ。眠れないわ。だって。私にはやるべき事があるから。
ドクターがこれから皆の所に行くのなら。皆に伝えて欲しいの
私。サラ・クロノスティスは。
【繋がった歯車の片歯車にして。共鳴し響き合う時の針が長針。
共鳴者であると】
そして。此方はお願いではあるけれど
【賢者には名乗り出て欲しいと伝えて】
マザークロックからの力は、昨日から使える様になっている筈だから。
【昨日、その力を誰に使ったか。
どうしてそうしたかも含めて皆に語るように】と。
後は。皆で、この国を守るように、励んで策を話し合ってくれるように」
はーーーー。
人狼はじまった。
占いRPするか迷ったけど、リリアーヌのキャラ的に戦略的に動くキャラでもないから、分かんなーいしらなーいで通そう。
**私も共鳴希望出すか悩んだけど……それだと闇設定付けるのもなって蝙蝠で闇設定にした……後は前回共鳴だったから……
[ルクレースは目を覚ました。どうせなら、ずっと眠っていたかった。そんな気持ちの表れのせいか、随分長く眠っていたらしい。
身支度を整えて家を出る。ルクレースは、こんな日には閉じこもってしまいたいと正直思っていた。
けれど、閉じこもることのできない理由が──彼女にはあった。
ゆっくりと、広間へ歩いていって、起きている人物を探すことだろう。]
今回、私はどちらかと言うと人狼陣営よりでいたい。
リリアーヌがみんな幸せになって欲しい=怖い事忘れて一緒に眠っちゃおう
だから、負けの方がいいんだよね。
>>=2
「ありがとう、私の片針」
「私の事は気にしないで。
必要な事であれば、私は何に降りかかられようと、立ち続けて見せる。
それに。動けない私より。ルーツに潜んでおいて貰った方が、皆を警戒させずに話を聞くことが出来るでしょうから」
「任されたわ。
私がルーツの盾になるから。ルーツは、私の隠された剣となって」
あぁ、きっとこの友は。私の事を理解しようと奮って、その上で言葉を紡いでくれているのだから。
誇りと、積み重ねた時間を尊重しようとしてくれているのだからと。
サラもまた、当然の事の様に、共鳴する時の中の前衛を任されるのだ
🕐ほーーーーん占い開けるの。まあ因縁付いてたから下手に出られませんでしたって言えば後から出てってもギリセーフだと思います!しらんけど
…………あっ……はあ………。
(そういえば朝の身支度を適当に済ませてきたせいで髪を束ね忘れていた。腰元まである長い髪が鬱陶しい。ゴムは………持ってきていないか、とポケットをまさぐる。やることなすこと上手くいかない。
広間の隅の方にドカりと座りながら、何となく自分の命の時計を胸元から手繰り寄せ、蓋に施された歯車を見る。規則正しく動いてくれるのは果たしてあとどれ位なのだろう。)
片針。
彼女が働き者の長針ならノロマな私は短針。
けれど彼女が刻んだ時に合わせて私がそれを伝えられるなら、それは認められるべき関係なのではないか。
動けないのは分かっていたが、改めて伝えれると重くのしかかるものがある。
彼女のような剣になれるかは些か不安だが今は彼女を信じるしかない。
私が視たのは──【ブレイクさん】です。
彼は……砂に、なってしまいました。
[その姿を、朝になってまだきちんと確認はできていない。
しかしそれは紛れもない事実で。視た張本人である彼女にはもう、わかっていた。]
/*
ちょっとまって………今、思ったんだけどさ……呪狼がいるってことはさ……霊能めちゃくちゃ大事になってこない……?????え、どうしよう、そんな……そんな責任重大な………え…………ごめんなさい………ごめ…………(´;ω;`)
/*
わ、ワイそんな得意とちゃう……配達業者に新聞屋と同じアレを求めたらあかんでおいちゃん………頑張るけど………ふぇぇ><
「なんせ、ワタシは【特別な能力を授かったわけではない】、ただの一市民でございますからネ」
眠っていた方がマシだ。その想いを込めてぼやいた。
シュウシュウと蒸気を噴出する箱型の機巧。
中ではガタゴトと音がする。
暫くすると全面の開口部に、テルミットはカップを置いた。突き出した注ぎ口からは真っ黒い、闇のような液体が滴り落ちる。
液体がカップを満たすと、ソーサーに載せたそれを魔女の前に置いた。
「…どうぞ。特別な豆を、煎って挽いて、お湯でもって抽出したものだ。眠気にはこれが一番効く。」
眠ってしまった連中にも飲ませてやれればいいのだがな、と口の中で呟いた。
🕐あーいや、潜伏は良いとしてルーツ占いは後で良いのか? 十中八九非小悪魔だろうし。
黒でも白でももしCOするとなったら白主張するんだろうしそれなら他に占い回してもいいのか。どうせ道連れは起きるし
死病診 エルスは、箱入り娘 ヘンリエッタ を能力(占う)の対象に選びました。
>>91
*/
見たこともないような機械が聞いたこともない音をあげてガタゴトと駆動する果てには、カップの中に注がれる色も工程も闇の深い液体が出来上がっている。
足を組んで促された椅子へ座っているシルヴィに、技師の男はソーサーごとカップを差し出した。
/*
>>テルミット
「油臭いな。本当に茶を飲む場所とは思えん。
……尤も、人がごまんと転がっているテラスも大概だろうがな」
*/
魔女たる故の減らない口を叩いてカップを手に取ると、こちらも妙な香りがした。
紅茶のような、澄んだ淡い色でもない。ふわりとあがる香りとも違う。その飲み物だと思しき何かは、黒い面に自らの顔をゆらりと映し出している。
/*
>>トッティ
「トッティ、そこにいる?今後の話をしよう。あんまりのんびりもしてられないよ。あとひとりも探さなきゃ。」
広場へと向かいながら、心の中で少女に語りかける。あの子は昨日眠れただろうか。
🕐これ完全にシルヴェール様即落ち二コマじゃん。次のコマではコーヒーの虜でしょ、ドラえもんのどら焼きみたいにその後ずっとコーヒーのイメージ付きまとうんでしょ
サラの部屋に入ろうとしてエルスに告げた話を漏れ聞く。
「…………そう。私、失敗しちゃったな。
無駄使いばかり。
【私は賢者の力を授かりました。
でも、サラを占ってしまった】
見せしめにしてはあんまりひどいから。
眷属になっていたらある程度死なないと見越せたでしょうし、あそこまでしたら疑いをそらせるのかもと思ってしまったから。
たくさんお話をしてくださるかたなら、眷属でないとわかればより皆さんも安心できるかしら、とも考えたわ。」
マザークロックから力を授かって、場違いにはしゃいでいた心が炎を失った気球のように萎むのを感じていた。
>>74 リリアーヌ
頷く少女と手を繋ぎながら、城を後にする。
リリアーヌちゃんは、どこまでこの状況を理解しているのだろうか。
「……リリアーヌちゃんは、お祭りでお友だちできた?」
和ませようと口を開くも、取り留めのない話くらいしかできず、それでも少女には笑顔を向けて。
やがて広場へと辿り着けば、トッティか、はたまたレーヴか。
トッティなのであれば一緒に病院へ、レーヴであれば彼にこの子を託して自分は新たな記事を書きにその場を離れるだろう。
*/
一口、啜って。
見た目通りの苦味と、何に依存したか不明の酸味。
暖かい湯気と、少しツンとする酩酊感が眉間にじわりと滲んで、シルヴィの顔が顰められ、
/*
「……」
*/
もう一口。
/*
投票を委任します。
代弁者 ルーツは、貴族 サラ に投票を委任しました。
🕐ほーーーーーらシルヴェール様もう明日からの二次創作界隈じゃ目ぇキラキラさせながらコーヒー飲んでるシルヴェール様が溢れかえりますよ私知ってる!!!!
「ルクレースも同じ力がある、とおっしゃるのね。
…………おじさま。
りんご飴で雇われてくださったはずなのに。」
ルクレースがもうひとりの占い師かどうかはわからない。
それでも、ブレイクがいなくなったことだけは事実なのだ。
「本当にかくれんぼの得意なかた。
すべて終わったなら種明かしをしてもらいましょう。
ほっぺをつねるか、撫でて差し上げるかはその時に決めます。」
昨日のブレイクの足跡を辿ったなら、廊下に転がっているであろう彼の時計を見つけて拾い上げただろう。
「これは……王様の時計のお隣に置いておきましょうか。」
お守りに持っていたい、だがブレイクの時計に何か話したい誰かもいるだろう。ヘンリエッタはホールに時計を運ぼうとする。
>>テルミット
「……思っていたものとは違うものが出てきたが。
無骨で粗野で、悪くない。
これが貴様らの飲む"茶"なのだな。
それで、よくこの私をここに呼ぶ気になったな。
私は茶を飲める場所を聞いただけだったのだが。
何かの企みか?」
*/
口にしているものは毒ではないことをよく知りながら、シルヴィは訪ねた。
/*
🕐冷静に考えて狩1人しか居ないんだから占いは1/2で噛める訳だし、出て行って真当てる確率減らすこと無いんだよな。
私の占い能力は伏せといて狼は白視村は黒視主張して占い被りに行けば安定?
単純に興味でルーツの中身知りたいけどまあ狼なら噛まれず残れるし村なら噛まれても減らせるし勝利目指すならスルーで良いんだろうな。ルーツと恋愛したーい!
🕐シルヴェール様そのうち絶対二次創作とかスピンオフとかでテルミットの工房に入り浸りになって「ほら、早くあの茶をださんか」って机バンバン叩くキャラにされますよ
死病診 エルスは、少女 トッティ を能力(占う)の対象に選びました。
【オレはサラ嬢の言うような能力を持っていない】。
[小型の蓄音機に向かって声を吹き込む。
アイリーンの張り出した紙を見て初めて全員の名前と顔を知った]
[広場の横を抜け、自宅に向かった。軽く風呂に入って食事を取りに行くのだ]
>>*1
変わらない元気な声に安堵する。彼女は気落ちしていないようだった。
「分かった。俺は先に出るよ。もう広場にいるし、今のところ【嘘をつくつもりはない】。…もしこの後その必要が出てきたら、俺はトッティにお願いしたい。」
小さな子供にこんなリスクを抱えさせるのは気が乗らなかったが、能力者を騙れば無碍には扱われないだろう。安直かもしれないが、少しでも生き残る可能性のあるほうを選んでほしかった。
「それとトッティの力だけど、今はもう少し温存しておきたい。きみの力はいざという時の切り札になるかもしれないから。…でも、最後の判断はきみに任せるよ。」
新聞屋見習い アイリーンは、ここまで読んだ。 ( B16 )
[ほどなくして自宅に着く。汚れてしまっていた外套を脱ぎマスクを外すと常に機嫌の悪そうな緑の目が現れる]
[シャワーを浴びて身体の汚れを落とし、歯磨きをし、服を着替えた。キッチンへと向かう。
湯を沸かし、煎った豆を機械で砕き、カップをセットして2杯分のコーヒーを淹れた。
そして、それに口を付けることなく流しに捨てた]
[行きつけの喫茶店が開いている筈も無く、渋い顔で非常食用のシリアルを齧る。後は患者用に買い置きしてあったチキンスープの缶詰を引っ掴んで鞄に入れた]
>>88 ジュラム
>>79 グレゴリオ
「国王が………そうか……」
薬師の口から告げられた国王の有り様に驚き目を丸くするが、あの魔女の仕業だろうと納得すれば、ため息を吐き出し、頭を掻く。
「俺が得意とするのは荷物を届けることなんだけどな………」
ジュラムの提案にううんと小さく唸りながら、それでもやれる事はやっておこうかと頷いた。緊急事態だ、得手不得手で話を進める時ではないだろう。最悪、掲示板にでもでっかく貼り付けておけば誰かしらの目には留るはずだ。
「わかった。知らなそうな奴がいたら声かけとくよ。」
そんな話をした後だろうか。これまた少し怪しげな男が現れたのは。
「…どーも。そういうアンタも選ばれた者ってやつらしいな。」
マザークロックに選ばれたのか、それともあの魔女に選ばれたのか。どちらがどうと判断はつかないが、近付いてくる男を訝しげな表情で眺めた。
>>エルス
「あ、」
人を見つけて王城の中を歩いていると、後ろから足音が聞こえる。見ればペストマスクを被った人のようだった。この国で今眠らずここにいるということは、彼も自分と同じ選ばれた人間らしい。見目のせいで声をかけることを少しためらったが、思い切って声をかける。
「あの、すみません。城の扉が開いていたのできてみたんですが、皆さんここにいらっしゃるんですか?」
[昨日の魔女の言葉を思い出す。小悪魔か蝙蝠かは賢者によって消し飛ばされる、と。陛下はそんな筈がないとして、このブレイクという男は果たして。
やもするとこの男が本物の賢者で、呪力の持ち主を占った可能性も無くはないか? どちらにせよ、正体は限られる]
……陛下をこのような床に寝かせておくわけにはいかないだろう。
[呟くと、アーネストに協力を仰いだ。手伝ってくれるなら誰でもいいのだが]
>>サラ
[個室に見舞いに来る者が途切れた頃。空気の入れ替えのために開け放たれた窓の縁に腰かけて、アベルはベッドに横になる貴族令嬢に声をかけた]
やあ、お嬢さん。
傷の具合は大丈夫かい?
/*サラはハクさん、アーネストはえるるん、リリアーヌは甘栗さん、テルミットは雲居さん、ダズリーはろあくん、レーヴが杏里さんと予想
ブレイクがゆかりさんでないことを祈る(初日墓下的な意味で)
京ちゃんは私見つけてない。蓄音機出してたという理由でアイリーン仮置き*/
/*憑狼時の中の人予想って案外大事な気がするけど、まあ.......フレーバー的なね.......あくまでトッティがこの中の誰かにのりうつるわけだからね*/
/*もうひとりが出てこないのは、RP的な意味なのか、システムトラブルなのか気になるけど、RPなのか.......?群れないってことか.......?*/
時の魔女が、テルミットの差し出した液体を飲む。
一口、二口と進むため、どうやら不評というわけでもなさそうだった。
>>103 シルヴィ
「まずは『不味い』と一蹴されなかったことに安堵しているよ。」
テルミットはくくと笑う。
それは、よくもまあ魔女と談笑できるものだ、と自分で自分を笑ったのだったかもしれない。
「さて、どうだかね。高貴な方々はもっと上品な飲み物を召されるのかもしれないが。
企み?知恵の権化たる魔女殿もまた、馬鹿なことを言う。そんなものはないよ、初めは子供たちから魔女殿を引き離そうと思ったのだがね。
なに、我が子を自慢してやりたくなったってだけの話だ。なかなかのものだろう?
それに。」
一息置いて言う。
「魔女殿も、私と同じものを飲んで味についてどうこう言う様な感覚を持っているとわかったのは、知恵を求めてやまない科学者としての悦びだよ。」
アイリーンに送ってもらったあと。
>>レーヴ
レーヴの姿を見つけると、リリアーヌは走りよりました。その後には、トッティもいるでしょうか。
「レーヴさん!」
今日もお友達に会えたこと感謝しながら、リリアーヌはレーヴの手を引きます。
「約束よ!サラ様のところ、一緒に行ってくれる?」
投票を委任します。
手紙配達人 レーヴは、貴族 サラ に投票を委任しました。
サラの相方っぽい人(レーヴ?)に黒出しもありだけど、キャラクターをめちゃくちゃ曲げなきゃ行けないというか、レーヴに黒打ちはまじで歪まないと無理……運命歪んじゃう
>>75 ルーツ
「無事にあなたと朝を迎えることができて本当に良かった。
私、あんなことをしてしまったけど本当に怖かったわ。シルヴィが話を聞いてくれたとは思っていないのだけど……私をいたぶってもつまらなかったのでしょう。
ねぇ。りんご飴をまだ持っていたかしら?
もしよかったら、またひとつくださいな。
私たちにはまだ尊い労働だって残っているんだから。お腹の虫が働く意欲があるうちはがんばれるわ。きっと。」
ルーツと話をしていたら、お祭りで最初に話をしたセレナに出会う。
>>102 セレナ
「まあ、しばらくぶり!あなたもご無事だったのね。
…………お家のかたがたのご様子はご覧になって?
私の家はみんな、時が止まってしまったよう。
このまま兄さまたちより年上になってしまったらどうしよう……なんて考えてしまったわ。」
箱入り娘 ヘンリエッタは、地主の娘 セレナ を能力(占う)の対象に選びました。
>>=6
「嘘をつく必要は今は無いわ。
賢者ではない、とだけ言ってくれたら。
私の曖昧なお願いのせいで、共鳴者でも無いと名乗る方が現れたようなのは誤算だったけれど。
まだ、頭が曖昧な様。記憶に、不確かな所もあるようだから」
/**/
なんか今回の村、求婚者がいないからかもしれないけど、あんまり恋愛色強くないのいいなって。
年齢層もかなり幅広いし、すごい可愛い。
ガスパールがとても言葉が汚かったので今回は美しい言葉に振り切ってみたけどあざといな。
お嬢様やはり憑狼を希望すべきだったかしら……
天然に無垢に殺戮に貪欲になる、インタビューウィズバンパイアのクラウディアみたいな。
『トッティは、うそついてもいいよ!トッティ、ほかのみんなみたいに、いっぱいかんがえるの、とくいじゃないから、けんじゃさんごっこも、いいかも?
うーんとー、目をつぶってきめたっていったら、だれでもいいよね!トッティもブレイクおにーさんを、見たことにしても、いいよ!
それとも、【アーネストおにーさんが、だいじょーぶだった】っていう方が、いいかなぁ?』
/**/
エルスが本当に推しなんですよね。
というか、キャラクター一人ひとりが可愛くてしょうがない。ブレイク一人で寂しくないかな。
/**/
アベルは時の魔女のことを心底慕ってるから、自分の意思で彼女のそばにいるんだけど、どちらかといえば中立の立場というか。
イメージとしては、狼サイドは全員シルヴィの味方で、アベルも味方ではあるけど時計の国の人たちの味方でもあるというか。
時計壊したけどな。
「後は。他に、名乗り出させた方がいるかどうか等、ルーツの考えを聞かせて貰えると嬉しいわ。
今の私の身体だと、出来る事も限られているから。
あぁ、そうだった。
もしも私達の心の声が漏れてしまった時の為に。
ここだけの。特別な間の時間だけの、二人の呼び名を考えておきましょう?」
強い言葉で直接悪意をぶつけなくても、PCを刺すことは出来る
って今一瞬考えたけど今回は幸せになるんだった。あぶないあぶない。
>>114 リリアーヌ
男達と話し終えた頃だろうか。探していた少女がこちらに駆け寄ってくる。
傍に来た途端、レーヴの手を引く姿に苦笑しつつも、こくりと頷いて。
「おう、もちろん!一緒にお嬢さんの見舞いに行こう。」
手を引かれるまま城門へと入っていけば、初めて入る城の内部を見て感嘆の息が漏れる。だだっ広い空間に、しかし王族の住まう場所として、気品ある品々が並べられている。
友人に連れられて上流階級のパーティーなんぞに招待された事はあるが、さすがにここまでのモノは初めて見た。
……まぁ、国王城だから当たり前っちゃ当たり前だわな。
そのまま奥に進んでいくが、城の構造はよく分からない。案内図でも玄関先に置いててくれたらいいのに、なんて思いながらも、隣の少女と共にサラのいる個室を探した。
/*
あ!あとね、今回はト書の中にレーヴのセリフを入れるみたいな試みをしている……!!改行後に「……」を入れてちょっと胸の内を覗かせる……みたいな。そんな感じでやっとります。
サラの容態はどうなのだろうか。
セレナには、彼女に直接聞くことがなかなかできなかった。
彼女が攻撃を受けたとき、私は動けなかった。
自身の能力だけではなく、愚かな恐怖のせいで。
あの一瞬、二の足を踏ませたのは明確にセレナの弱さで。
そして、それはセレナ自身が一番わかっていたのだ。
そんな後ろめたさを抱えながら、サラを遠目に見守るしかできなかった。
めちゃくちゃ忙しいだろうけど、きっとハクさんならリリアーヌの相手もしてくれる。
はくさんじゃなかったらごめん。
>112ジュラム
「そう、なの?
あんなに痛かったのに、随分とマシになったように思うのは、貴方のお陰だったのね。ありがとう
ええ。お願いするわ。
ーーー例え、形が歪んでも構いません。今を立つことが出来るのなら、多少以上の無茶な薬でも、痛みでも耐えましょう。
直ぐにでも私が立てるようにして頂戴」
覚悟と。越えるべき困難の為に。
苛烈に、男の目を、貴族たる瞳の光彩で貫く
ペストマスクの彼と一緒に陛下をお運びした部屋に、どうやら人が集まっていたようだ。
中には見知った顔もある。いわれた通り蓄音機で状況を確認してから、その場の人間に聞こえるよう俺は口を開いた。
「遅れてすみません。状況は把握しました。【俺は何の能力も持っていません】。」
>>テルミット
「……馳走になった。気まぐれに気まぐれがついてきたが、付き合ってくれたことには感謝する。
そろそろ失礼する。城下の者どもは、もう既に私の子供達探しに躍起なようだぞ?
貴様も話すべき人間たちの元へ行くがいい。変に疑いをかけられぬうちに、な」
*/
ソーサーとカップの置かれたテーブルに並べて、シルヴィは自分の財布らしい革がま口から一枚取り出して、同じくかちりと置いた。
よく見ると、それは円形だが硬貨ではない。
/*
『あとねえ、トッティ夜の12時には眠くなっちゃうんだぁ。
ねるまえに、さくせんはかくにん!するね!
トッティがものまねしないときは、アーネストおにーさんと、もうひとりのだれかさんに【おまかせ】してるねぇ』
[少女はリリアーヌの後ろを歩きながら、頭の中で出来るだけ話した。
作戦を遂行することに怖さは感じなかったが、自分の時計が無くなってしまうのはやだなぁと思っていた。]
淡々と、それでいてひどく落ち着いた様子で話す時の魔女は、どう見ても人が言うような邪悪な存在には見えなかった。…少なくとも今この時は。
>>127 シルヴィ
「そのようだな。過去に魔女殿と人…いや、この国との間に何があったのかは私にはわからんが、一体どのような事情で袂を分かつことになったにかは少し興味が出た。間違いを犯したのが『何か』なのであるのか、祭りが終わるまでには聞かせてもらいたいものだよ。」
テルミットは目を細めて言った。
「くく、お褒めに預かり光栄だ。魔女殿に褒められたことは末代までの語り草にしよう。もっとも、私が末代にならなければの話だがね。」
/**/
アベルは昔、妖精の森に住んでいたドラゴン。
森が荒れ果てたことで住処を変えることを余儀なくされたのだけど、群れとはぐれて行き倒れてしまって、死にかけていたところを時の魔女に拾われた。
[ふらりふらりと街を見て回る。
自分たち以外の街の住人は、それこと時が止まった様に動かない。
この街がこんなにも物静かで、不気味な雰囲気を醸し出すとは全く想像していなかった。
機械音が鳴り響き、夜でも人の声で賑わっていた中心街も、ぴたりと音は止み、静寂で包まれている。
そんな街の風景を書き記しながら、ホールへと戻っていく。
そこには蓄音機があり、それを弄っていると様々な情報が流れていた。
自分も最低限な事はしなければ...と、少し恥ずかしそうにあたりを見渡してから、それに声を吹き込む。]
「えーこほん。
多分初めましての人が多いですね。
オブゼビオと申します。観測者の私に【皆を導くような力はありませんし、賢者のような力も持ち合わせていません】」
>>128 シルヴィ
「なに、礼を言われることでもないさ。
そう思うなら暇な時はまた飲みに来るといい。
…こちらこそ魔女殿とこうも気さくに話すことができるとは夢にも思わなかった。じいちゃんの法螺話もあながち侮れんよ。
……そうか。始まっているんだったな。
私たちは今まで魔女殿に見逃されていただけなのかもしれん。しかし、私には私の『家族』や『同士』を守る義務がある。そうと気付いた“人間”は強いぞ?
そうだな、ご忠告痛み入る。」
席を立とうとしたテルミットは、時の魔女がコインのようなものをテーブルに置くのに気が付いた。
「なんだ?お代など必要ない……これは?」
見たことのない円形のそれ。テルミットは時の魔女とそれを交互に見た。
「いろいろ考えてみたけど、相手を誰にするかはあんまりいい考えが浮かばなかった。でも、もしかしたらトッティの力は今日今すぐにでも使ったほうがいいかもしれないね。
とにかく、今日俺は【賢者同士で能力をぶつけあってほしい】と意見してみる。その前に能力を使えば、きみは少なくとも、当分は今すぐ対処すべき人物から外れるはずだから。
時計職人の名を騙るのは、…どうかな。まだだいぶ日数があるから、俺は騙るなら賢者を推すよ。
…俺もまだ混乱してて考えがまとまってないからさ。一緒に考えよう。計画を邪魔されないために。
『うーんとー、そろそろなにかおはなししたほうが、いいかなぁ.......
あのね、もしもトッティがね、ほんとのけんじゃさんだったらね、トッティ、話したことないひとを見るよ!
だってね、話したひとは、みんな優しいひとだったからね!見なくても、いいかなって思うの
【レーヴさん】にしよーかな。きのうね、リリーちゃんにおはなしだけきいてたの』
/*
サラちゃんの所今行ったら時系列バラバラになってそうだし、私は薬師とサラちゃんが会話したあとの薬師と会話してるはずだから、サラちゃんがどういう状態になってるのかってのがまた………………ややこしくてな……時系列ほんと難しいな………COするつもりないからさっさとお話はしたいんだけど……ちょっと状況的に難しいな……
/*
グレゴリオさんが来てくれて初めてお話出来るくらいかなぁ……ただ、なんの能力もないって言い方だと語弊を生みそうだから……できればサラちゃんとの会話でCOしたさはある………………うぅ………
時は今。
蓄音機の録音を暫く聴いていると、溜息を吐くしかない事実が残されていた。
「姿が見えないと思っておりましたガ、砂になっていればそれも道理ですネ…アァ、大口の顧客が」
ワタシの懐まで砂になりそうですヨ、まったく。
そう嘯いて、今までの記録を聞き続けた。
>>119 セレナ
「お気遣いありがとう。
お祖父様からは"絶対諦めない女の子の額には魔法が宿る"と聞かされてきたわ。
あなたの額にも魔法が宿りますように。
私の魔法をマザー・クロックが引き出してくれたのなら、私最後まで絶対諦めない。
きっと、またみんなの時が正しく動き出すでしょう。
私ひとりではできないけれど……きっといろんな力を持つ人が集まれば大丈夫ね。」
セレナの顔を力強く見つめた。
あとはもう迷わず進むのみなのだから。
/*
なんか、いつもは私、自キャラ可愛い可愛いするんだけど、レーヴだけはめちゃくちゃ別の人って感覚が強い……あまりにもこいつの思考が読めなさすぎる……可愛い訳じゃない……なんだ、これは……こう、難しいな………
>>何処かの誰か
用意してもらっていた蓄音機へと話し掛けながら
「これを聞いている人がいたら、伝えておいて欲しい。
私達は、武によっては、彼等を打倒する事は出来ない。
それは、私が自身の身を持って痛感しました。
ならば。私達は、この用意された決闘の場において。制定に従って打ち倒すしかない」
あぁ、ここから先を、私の口で言うことになるなんて。
この、私が。
でも、だからこそ。サラが言うべきなのだ。果たすべき責務を果たすのだから
>>何処かの誰か。蓄音機
「今日。短針が、10の針を刺す(22:00)までに
【今日賢者に見て欲しい人を二人】
【今日、命の時計を砕くべきだと考える人を二人】上げて。
長針が6を刺した時(22:30)に仮の決定を。
短針が11を刺す(23:00)時に、本決定を述べます。
もし。命の時計を砕くと決まった者の、時を見送りたいと言うものがおられるのなら、言って頂戴。
それが、愛情でも、友情でも。何でも構わない。
いなかったのならば。
私が。這ってでも、責務を真っ当するから。
……この国の民であれば。きっと困難な時を乗り越える事が出来ると。信じています」
愛する民の、愛する時間と時計を砕く。
そうするのだと、告げる。
必要であらば。サラは、この手にだって掛けるだろう
二人の男に話を聞いた後、蓄音機が置かれていることを貼り紙で知り、様々な話を聞いてみることとした。
何やら、共鳴者やら賢者やらが名乗り上げているらしい。私もその蓄音機に向けて、宣言を残すことにした。
「私も【共鳴者や賢者ではないよ】」
続けて、記録された音声を聞いていれば昨日のお嬢さん─ルクレースもマザークロックに選ばれ、起きているらしいことが分かった。
その上、賢者でもあったらしい。見たと言っている人物は…初対面の時に遠巻きで私達を見ていた男のことだろうかなどと思う。
リリアーヌと別れ再び家へと戻ったリーンは、キッチンの上棚からトマトなどのドライベジタブルとミックスビーンズの瓶を取る。
取手の付いた小鍋を下の引き出しから取り出せば、そこに水を入れて火に掛ける。
やがて沸騰すれば、火を弱め、ドバドバと目分量で先ほどの瓶を手に取りミックスビーンズとドライベジタブルを目分量入れる。
コンソメと塩胡椒で味を整えれば、質素なビーンズスープの完成だ。
今朝方起きたことを記事に書き起こす。
魔女が街を徘徊していること、国王とブレイブがホールでその刻を止めていたこと。
「………不味…なにこれ…」
合間に口に運んだそのスープはただ塩辛く、それ以外の味なんて全くわからない程の不出来なものだった。
「……………なんで、どうして………」
ぽたりぽたりと、スープのマグに涙が零れ落ち波紋を作っていく。
「どう、して、ブレイクお兄さんが……」
あの時。テルミットとリリアーヌの元へと駆け寄ろうとしたリーンは、見てしまったのだ。ブレイクのものだと思われるその命の時計が、確かに砕け落ちていたのを。
文字通りの、“命”の時計が……
インクの滲んだ紙をぐしゃりと握り、新しくペンを取る。
掛けていた眼鏡を浮かして涙を拭えば、それでもリーンの手は止まることはなかった。
>>124セレナ
「セレナ。貴女も、来てくれていたの。
ごめんなさい。昨日は、姿を見ていたのに、声を掛ける事が出来なくて。
酷い姿でしょう?これじゃぁダンスのステップも踏めそうに無いわ」
遠目から此方を見ていた友人を見つけ、声を掛ける。
何かを気にしているなんて、直ぐに分かった。
勤めて、気にさせないような声色を出す。
包帯が巻かれた白い首。白く細かった指は、今は白い布で包まれて酷く不恰好。活発だった脚は、太く巻かれて固定されている
只でさえ肌が白いのに、服の隙間から覗く肌は、血の巡りが悪いのか更に白い。
なのに。そこを彩る様に。そして蝕むように、青黒い痣が咲くようにあるだろう。
もしかすると彼女からは、今のサラは死んでしまいそうにも見えるのだろうか。
>>133 シルヴィ
「魔女殿…おや。」
顔を上げるとそこにはもう時の魔女の姿はない。
残されたコインのようなものを手に取った。
「はて、これは…………なっ…!?」
それはひどく精巧に造られた透き通る様な銀色の歯車。
見紛うことなどあるはずもない。
「これ程の歯車様を何故魔女殿が……。
……《マザー・クロック》とは一体なんなのだ……?」
テルミットは、あれほど愛してやまなかった《マザー・クロック》のことを、実はほとんど知らないということに思い至る。テルミットだけではない。もしかすると、この国の殆どの人間がそのことを知らないのかもしれなかった。
テルミットは銀色の歯車を腰のポーチにしまい込むと、皆が集まっているであろう、王城へと足を向けた。
リリアーヌは城内をレーヴと共に歩きます。その足取りは軽く、まるで、昨日のことなど忘れてしまっているようでした。
「Ach, du lieber Augustin,Augustin, Augustin,
Ach, du lieber Augustin,Alles ist hin!」
囀るように、歌いながら、豪奢な廊下を進みます。悲しみや寂しさは皮膚の下に隠してしまって鍵をかけて。リリアーヌはやがてみつけた扉をノックしました。そこに、探し人は今もいたでしょうか。それとも、責務を果たしに行ってしまったでしょうか。
>>サラ
「サラ様、いますか?」
/*
全然違う歌だったけど、めちゃくちゃな歌詞やったぞ……おま……リリアーヌちゃん………なんでそんな歌うたうんや………
/*
ちょ、え?!トッティちゃんそれはどこの時空のお話だ……?!一緒に来てるって体でいいのか?!それとも別次元か?!ちょっとまっ……どっちだ?!?!
/*
ん???????まって、ログ読……うん?????サラちゃんと、リリアーヌちゃんはお知り合いで、あれ?記憶喪失………??????
何事もなく王城のホールへと辿り着いたテルミットは、自分がアイリーンに贈った蓄音人形が置かれていることに気が付き、苦笑する。
「役に立っているみたいだな。私の思っていたのとは少し違うがね。」
どこからか手に入れたアイリーンの号外を眺めつつ、録音された内容を確認した。
「思ったより長いこと録音できるものだな。まあそうでもないと取材には使いづらいか。でかした、私。」
大体のことは把握した。
さて、同好の士の様子でも見に行こうか。
>>レーヴ
「レーヴさん、こんにちは!」
[リリアーヌと共にレーヴに出会ったときに、少女はあいさつをしただろう]
「トッティだよ!リリーちゃんのおともだちなの。レーヴさんは、やさしいおにーさんなんだよね。トッティとも、なかよくしてくれると、うれしいな」
[少しお顔は怖いなあ、なんて思いながら、少女はリリアーヌに少し隠れて、控えめに笑った]
>>151 サラ
[昨夜、彼女が時の魔女に見せた怒りと殺気は今は感じない。
人ならざる者がもたらした傷を白く細い体躯に色濃く残しながらも、少女は今ここで呼吸をしている。その生命力は驚嘆に値した]
はは、違いない。これでも僕も加減はしたつもりだったんだよ。
だけど、人間は僕が想像した以上に脆かった。痛い思いをさせてしまって悪かったね。
[衣服の隙間から覗く青痣や、体中のあちこちに巻かれた包帯。
満身創痍でありながら、しかし彼女は貴族としての気品を持って、アベルに答えた。
アベルは窓の縁に腰掛けたまま、形ばかりの謝罪と共に首をゆるく傾げる。
視線を落とせば、彼女の手には砕いたはずの懐中時計が握られていた]
ああ、それ。直ったんだね。さすがは文明国だ。あれだけ粉々になったのに、よくそこまで修復できたなあ。
>>サラ
ご名答。これは僕の仮初の姿。キミに重傷を負わせたあちらの姿が本当の僕だよ。
窮屈で肩が凝るけど、“外”に出る時はこっちの方が都合がいいんだ。
あの体だと、色々と不便だからね。
ねえ、お嬢さん。ええと、サラ……って言ったっけ。
キミはさ、この時計の村をどう思う?
/*
リリアーヌちゃん、ちゃんとトッティちゃんも入れてあげてる……良い子……おっけ、3人でいるていでお話進めるね。
なぜ記憶を失うんですか????????
何故ですか???????????
なんで………………????私だけなんで忘れたの???????なんにもできなかったから?役立たずだから????????
>>160リリアーヌ
「?
どうかなさって?」
後ろの二人は見覚えがある。
トッティと、レーヴ。
トッティはマザークロックの前で、素敵な歌を歌ってくれていて。
レーヴは、空を駆ける姿と、その靴を見せてくれた
けれど、このキャンベルの少女とは。精々、顔を見せ合った程度の仲だった筈だけれど
「まぁ、そうなの。
ありがとう、リリアーヌさん
挨拶程度しかしていなかったのに、友達だと思ってくれていたの?私としたら。
来てくれてありがとう」
何故リリアーヌが戸惑っているのか分からない。
こうやって言葉を交わせるのが初めてだから、緊張しているのだろうと思う
「?何か、後ろにもっておられるの?」
「まだ何人か、サラのお話に答えていないかたがいらっしゃるのね。
私が占いたいかたはみなさんのお話をひととおり聞いてからお伝えします。
今日は占いを無駄にできないから……もう少しお話をしたいと思っているの。」
内ポケットにしまった"いのちの時計"。服の上から手を当てる。コチコチと規則正しい音が伝わってきた。
『この時計にふさわしい淑女になるまではむやみやたらと人に見せてはいけないよ。』
そう教えてくれた祖父の言葉を反芻する。
その言葉を授けてくれた大好きな祖父が手ずから作り上げた懐中時計。その時計に今魔法が宿っている。
それはヘンリエッタをとても強くしてくれた。
例え、かくれんぼの友情に疑いがかかっても。
例え、友達から信じてもらえなくても。
>>147 >>148 サラ
「……そんな姿でよく冗談が言えるわね。
貴女のような愚か者にはお似合いよ。
得体の知れない相手に突っ込んで返り討ちに遭うような愚者にはね。
ダンスパーティはしばらくお預けね。
せいぜい、私がフロアを沸かすのを見ているといいわ。」
口をついて出るのは悪態。
目は彼女を見ることができず定まらない。
せめて。せめて。
彼女に感謝の言葉を一つでも伝えられたら。
彼女を真っ直ぐに見つめる事ができたら。
「貴女の介護を請け負うつもりはないけれど。
もしお茶会を望むなら、せめてカップを1人で持てるように治してきて。
貴女の好みの温度で紅茶を啜らせるのは、あまりにも難しいわ。」
/*
ただ、人が多いと話すタイミングが難しいんだよな……どうしよう………どこで割って入るか……当たり障りない程度におさめるか……
ベッドの部屋は大賑わいだった。
「怪我人のいる部屋とは思えんな…っと。」
ベッドに横たわりながらも、来訪者へと言葉を返すご令嬢の姿があった。
隙を見て話し掛ける。
>>サラ
「同好の…いや、ご令嬢。無事…ではなさそうだが、一先ず無事で何よりと言わせて頂こう。
大役を授かったそうですな。
申し訳ないが私には【貴女の様な力や賢者の加護は授ない】。それでもやれることをやるだけのこと。
もしも何か困ったことがあれば言ってくれ。最大限のことをするつもりだ。
さしあたってベッドから降りられるようになれば移動用のガジェットも用意出来るぞ。ベッドごと動きたいのであればそれもなんとかなる。
…おっと、マスクの医師に叱られては事だから勝手なことはしないぞ。時計のことは時計職人に任せるのが流儀だからな。」
昨夜のことは口にしない。何せ木偶の坊のように突っ立っていただけなのだから。
>>155 レーヴ
自分にも昔は礼儀作法を守るための教養があったが、枷になることはあっても得することは無いので忘れてしまった。
あの時、捨てなければあの日々とは言わずとも、普通に生きて死ぬ程度の暮らしは出来たのだろうか。今の暮らしに不満がある訳では無い。満足もしてはいないが。
「気を使わなくて済む相手なら楽なんですが。こう望むのも、下の者だからなんでしょうねえ」
良くも悪くも純心な印象を受ける。見た目で判断していたのはこちらもだとグレゴリオは苦笑する。
「慣れているので気にせずに。
ああ、私はグレゴリオ。それ以上の肩書きは持っていないので。
こちらこそ、よろしく」
サラに母親のブラウスを持ってきたつもりが私そびれてしまった。
破れて汚れた服のまま1日を過ごさせてしまったのかしら?
それでもサラの部屋にはたくさんの人がいて。
淑女として恥ずかしい思いをさせてしまっていないかしら……?」
袋を手に、思い切ってサラの部屋を訪れる。
こんこん、と控えめにノックをした。
>>156 リリアーヌ
>>166 サラ
楽しげに歌をうたうリリアーヌを見つつ、少女2人を連れ立って城の中を歩く。
リリアーヌがとある扉をノックすれば、昨日ぶりに聞く彼女の声がした。存外元気そうだと胸をなでおろしかけた時、続いた言葉に苦虫を噛み潰したような顔する。
「………後遺症か。」
それとも、一時的なショックからくるものだろうか。リリアーヌの記憶が、抜け落ちているようだ。
命に別状はない。確かにあの医者はそう言っていたが、全てが無事だとは言っていなかった。
「………リリアーヌと見舞いに来たぞ、お嬢さん。友人としてな。」
そうひと言だけ言うと、リリアーヌの行動を伺った。あまりにもショックを受けているようなら、彼女を連れて一旦外へ出ることも考えながら。
>>156 リリアーヌ
>>166 サラ
楽しげに歌をうたうリリアーヌを見つつ、少女2人を連れ立って城の中を歩く。
リリアーヌがとある扉をノックすれば、昨日ぶりに聞く彼女の声がした。存外元気そうだと胸をなでおろしかけた時、続いた言葉に苦虫を噛み潰したような顔する。
「………後遺症か。」
それとも、一時的なショックからくるものだろうか。サラからリリアーヌの記憶が抜け落ちているようだ。
命に別状はない。確かにあの医者はそう言っていたが、全てが無事だとは言っていなかった。
「………リリアーヌと見舞いに来たぞ、お嬢さん。友人としてな。」
そうひと言だけ言うと、リリアーヌの行動を伺った。あまりにもショックを受けているようなら、彼女を連れて一旦外へ出ることも考えながら。
>>サラ
「からだに障ってはいけないわ。
すぐに外へ出てしまうから、このブラウスとスカーフを使ってくださいね。
……また後ほど、ゆっくりお話ししましょう。」
人の間をくぐり、少し焦りながらサラのベッドに詰め、着替えの入った袋を押し付けた。
そのまますぐに部屋の外に出ようとしただろう。
>>=13ヴェル
「私がスクル。貴女が、ヴェル。
素敵な名前をありがとう。この名に恥じぬ様。懸命に勤めましょう」
「ヴェルは素敵な子だから、仕方がないわ。
一人残されるかもしれないのは、不安だけれど。それよりも、ヴェルの身が危ない方が、嫌
ねぇ。貴女とドクターの時間を繋ぐ様な人に、心当たりは無いの?」
「エルスは、少なくとも処刑にはかけにくい。
かつ。占いも。小悪魔では無く。ルクレースさんが本物の賢者であるなら、蝙蝠も既にいない為に悪手。
ルクレースさんとブレイクの関係は知らないけれど、相応の理由はありそう。
ブレイクが賢者で、呪われた者を視ていた場合。
ブレイクが誰を視ていたであろうか、は、考えないといけない
ヴェル。
今日。誰を視させて。
誰の時間を、砕くのか。考えはある?」
[サラが賢者の名乗りを求めているとどこかで聞いたら、少女も言うべきことを言うだろう]
「トッティは【賢者じゃない】よぉ」
[それから、サラから追加で出た要請を聞いて、首を傾げる]
「いのちの時計をくだくってなあに?いのちの時計は、こわしたらいけないものなんじゃないの?」
>>149ルーツ
まだ、リリアーヌと出会う前
「まぁ、そうなの。
神々を手に取っているから、高尚そのものですのに
なんて。ありがとう。そうでなくても、貴方は尊いとは思うけれど」
ロキの言葉へ、少しおどけた様に応える
「ありがとう。後で頂くわ」
……リリアーヌ?キャンベル家のリリアーヌの事だろうか
何故、彼女が私の見舞いに来るのだろうか、と疑問に思ったけれど。
誰かがお見舞いに来ると言うのならと、置いていくものは貰っておく。
「素敵な物を貰ったから。元気が出るわ。
任せていて。
武においては遅れを取ったけれど。貴族とは。智謀策略においても秀でているのだと示して見せる」
その目は。自分が得てきた時間を、全て使って。
確実に時を進めていこうと言う、強い意志が篭っていただろう
理解者「彼女の思考についてまとめるわね。
私と医師先生はこの祭の中で多くを語らった訳では無い。
小悪魔がアトランダムでなく何かしらの思いを持ってこの縁を築いたなら、それぞれに関わりがあった人、ってことになると思うの。母なる時計を見て、選ばれた人の中でとりあえず私に関わってない人、は。
レーヴ、ダズリー、テルミット、ルクレースの4人。
ここの4人は排除していいと思う。私情を挟むならヘンリエッタとアイリーンは違うと、思いたい。
唯一、医師様と関わった時にその場にいたのはジュラムさん。少し怪しいかも。
小悪魔や眷属はこの出来事に興味はない。そう考えるとグレゴリオさんみたいなひとが怪しかったりするのかしら。」
「トッティはねえ、トッティとおはなししたことあるおにーさんとおねーさんは、みんなやさしかったからねー、まだおはなししてないひとを、賢者さんに見てほしいなあ」
[少女は話していない人を指折り数える]
からすのおにーさん(エルス)、びゅんびゅん飛んでるおにーさん(テルミット)、めがねのおにーさん(ジュラム)、くちべにのおねーさん(セレナ)、おっきい本をもってるおにーさん(オブゼビオ)、かぶりもののおねーさん(ルクレース)、かたっぽめがねのおじさん(グレゴリオ)」
「わあ、いっぱいいる」
>>168セレナ
「あら。変わり者に愚か者までついてしまったわ。
でも、そうね。友人を心配させたのなら、愚か者だわ。それが、無謀であっても、やるべきことをしただけなのだとしても。
残念。セレナと一緒に踊りたかったのに。
でも、セレナのダンスは好きだから。見ているだけでも、私の時間は満たされるわ」
悪態なんて、いつも通りに優雅に流して。
目を見ようとしない友人の横顔を。言葉を待ち、ゆったり微笑みながら真っ直ぐに見つめる。
「まぁ。介護なんて。あーん?をし合うのは、友人同士の素敵な戯れ事だと思っていたのに。
治すわ。必ず。直ぐにでも。
セレナの好きな温度でだってきっと美味しいけど。
どうせなら。二人の好きな温度と香りを混ぜあって、お茶会を楽しみたいものね」
城下を歩けば、そこかしこに眠っている人々。
端へと寄せられているように感じるのは、きっと誰かがそうしてくれたのだろう。
何時もよりも明かに少ない部数の新聞を小脇に抱え、城下の広場へと駆けていく。
だって、駆けていなければ、気が狂ってしまいそうだったから。
広場にも何人かの姿を見ることができた。
遠目に見ても目立つ町医者の姿を認めただろう。
>>エルス先生
「ご機嫌よう、エルス先生。
ねぇ、この国がこんなに静かになったことがあったかしら?
…………先生はきっと、夜通しサラを診てらしたのね。
お疲れではなくて?
疲れには甘いもの、と職人たちから聞いています。
もしよかったらいかが?」
観測者 オブゼビオは、物書き ルクレース を能力(守る)の対象に選びました。
時は少し戻って、リリアーヌと再会した頃。
>>161 トッティ
「おう、こんにちは!」
リリアーヌの後ろからひょっこり現れた赤髪の少女の挨拶に応えた。
よく見れば、あの日屋根の上で聞いた歌をうたっていた少女だということがわかる。彼女もまた、選ばれた者らしい。
懸命にこちらを見て話す少女に、目線を合わせるようにしゃがみこむ。
「そうか、嬢ちゃんの名前はトッティって言うんだな、よろしく。
俺はレーヴだ。こちらこそ、仲良くしてやってくれ。」
リリアーヌの後ろに隠れ、控えめに笑うトッティの頭を優しく撫でる。
「そういや、マザークロックの歌をうたってた嬢ちゃんだよな?屋根の上から聞いてたが、あの歌すごく上手かったぞ。また機会があれば聞かせてくれ。」
そう言うと、ニコリと笑う。
目のクマが濃いせいで怖がられることは度々あるからこそ、安心させるように。
>>all
………まだ【賢者か否か】返答していない人がいたらさっさと蓄音機に残しておいて。あと半刻ほどで色々考えまとめなきゃ行けないし。
とにかく腹減ったし………飯くいながら少し休憩する。
(喋るのはやっぱりなれない。みんなに声をかけるのは勇気がいるため、蓄音機にて率直に思ったことを残す。とにかく大食らいの自分には、まず充分な食糧の確保が不可欠だ。調理場にでも向かおうか。)
理解者「ルクレースとヘンリエッタ。
ルクレースがブレイクさんを占って、ヘンリエッタがサラを占った。
ブレイクさんが倒れた現状を踏まえると稀有なことが起きてしまったみたいね。
私から言うならばヘンリエッタが嘘をついてるとは思えない。理由は信頼、としか言えないけれど。
加えてスクルはブレイクの師匠なのよね?ならあまり眷属や小悪魔だと考えたくはない。
それでも現状、賢者と名乗ってるのは2人、どちらも本物と受け止めていいかしら?
個人的に今夜焦点を当てたいのはジュラムさん、唯一、あの場にいた第三者だったから。
砕きたいのは…」
言葉なつまる。
殺したいのは、と言い換えてるだけだ。
声だけで人を殺せる現実に半狂いしそうになる。
スクル、あなたはそれすら使命と乗り越えられるの?
「砕きたいのはダズリーさんかグレゴリオさん。
ごめんなさい。根拠は曖昧で、彼らは共鳴者でもない、と言っていたから。
後は私がよく知れていないから恐がっているだけなのかもしれない。」
『トッティうそつくのやめたけど、べつのうそはついてる』
[少女は少ししゅんとした。命の時計を壊すのはダメなのに、壊すのは、少女たち魔女の眷属だ。わかっててやるのに、何も知らないフリをしてしまった]
『でも、まじょさまはいっぱいうそついていいよって言ってたの。がんばるね』
>>185 ダズリー
リーンが広間にいた頃。マスクを付けた青年に声を掛けられる。昨日、一緒に話しをして、国王の元へと一緒に駆け回ったダズリーだ。
「ダズリーお兄さん……」
彼の無事を知り安堵するも、2人の視線の先。永遠の眠りについた男の話にリーンは睫毛を伏せる。
「うん、私も、ブレイクお兄さんの知り合いの一人だよ。ふふ、お兄さん、傭兵なんて危険と隣り合わせのお仕事しているのに、すごく優しいんだ……
賢者……?ううん、持ってないよ。」
魔女の言葉を思い出し力なく首を横に振った。
>>188 ダズリー
何か喋るのな苦手そうな人がいる、
類は友を呼ぶ、が落ちてきた。
私は喋るのが好きだけど苦手、あなたは喋るのは嫌いだけど喋れるのね。
なにか親近感を覚えたので勇気を振り絞り、声をかけてみる。
ロキ「随分がめついガスマスクね、苦手なのは都会の空気?それとも人の吐いた二酸化炭素?」
ヘスティア「意地の悪いこと言わないの!お洒落じゃない似合ってますよ!
もしかして貴方もマザークロックに選ばれた人?
食事に向かうならご一緒しても?」
二つの人形と同時に首を傾げて問うてみる。
人は嫌いそうだけど、きっと人形は嫌いじゃないでしょう?
え、そんなことなさそう?
「ワタシのように胡散臭いオジサンでは、きっとすぐに砂になってしまいますヨ。そのためのアナタだったはずですがねェ」
恨み言のようなものを吐きながら、サラの元へ向かう。
**
それはいつの事だったか。
掲示板に貼られた紙の文字を読み、そうだったのかと納得する。
正義感の強い彼女がまとめ役なら、心強いだろう。
「あー、【俺はサラの言うような能力は持ってねぇ】。取り急ぎ、これだけ。
あとの推理やら希望やらはまた後で言いにくるわ。まだ、会ってない奴らもいるしな。」
置かれた蓄音機に声を吹き込むと、息を吐く。
いよいよ本格的に犯人探しが始まる。伸し掛る重荷に、今はまだ気が付かないフリをして、その場を後にした。
>>181 サラ
「……っ……
や、やるべきことだったとしても!どうして貴女がこんなになってまで……。
……心配じゃないわ。呆れてるだけよ。」
余りにも張り合いのない返事に、思わず彼女の顔を見てしまう。そして、すぐに目を逸らした。
どうして────そんなに、優しい目をしているの。
「……私は御免よ。あーん、だなんて、色恋に現を抜かした男女の愚かな戯れよ。どうして貴女と。
そんなこと必要ないくらいに、早く治して。
私は私で、やるべきことをするわ」
二人の好きな温度と香りを混ぜあって。
ええ、そうね。そんな時間が過ごせたら、楽しいのかもしれない。もしかしたら、これまで過ごしたどんな時間よりも幸福に包まれるのかもしれない。絶対に言わないけど。
それとは時違って。
リリアーヌは蓄音機の前にいました。
少しだけ硬い声で、リリアーヌは口を開きます。
「【わたしは賢者じゃないよ】」
もちろんサラの言うことに逆らう気もありませんでした。
/*
あーーーー、私は同時に2人までしか対応できないから……お返事おそくなって大変申し訳無い気持ちでいっぱい……ごめんな………グレゴリオのおいちゃん………すまんやで…………
>>ヘンリエッタ
悪いが今は何も返せるものが無くてな。いずれ礼はしよう。
[マスクを外してざくり、とりんご飴を齧った。ゆっくりと咀嚼して飲み込む。向日葵色の髪と瞳の少女は、昨日と比べてやや大人びたようにも感じられた。子どもの成長というのは想像以上に早いのかもしれない]
……薬をだな。今は粉のものやあっても水に溶かしたようなものしか無いが、固形にしてみようと思うんだ。小さく固めて、この飴のように砂糖か何かで包むことが出来れば。
直接苦味を感じることは減るかもな。
[まあ実現するかは未定だが、と言ってもう一口齧った。これで苦い粉薬に駄々をこねる子どもが少しでも減るのなら試す甲斐はある]
眠らされるとは分かっていた事だが、このように意識が有るのは驚きだ。
これで商売でも行えれば、この憂鬱な時間も有意義なものになるだらう。
ここは時計の国。正しく時は金なり。
彼らに渡されている時間は有限だというのに…
「随分と悠長なものだ。これは国民性なのかな。マザークロック、マザークロックと謳うほどだ。
時には敏感だと思っていたのだがな、」
これは取引時の納品時期も考えねばならまいな。
>>171 グレゴリオ
「キハハ、違ぇねぇ。でも、狭っ苦しい世界で生きてりゃそれが必要になってくるんだよな。……ま、俺はそれが嫌で逃げたんだけど。」
偶に、会社にとって大切な事だからと友人に連れていかれる上流階級のパーティー程、嫌なものはない。媚びへつらう為だけに集まるパーティーに行くのなら、下町で近所の子どもを集め、友人からくすねた菓子でパーティーを開く方がよっぽど有意義な時間だろう。
そんなことを思いながらも、グレゴリオの話を聞き終えれば、
「……まぁ、選ばれた者同士、疑うこともあるだろうが、仲良くしてくれ。」
そう言って、キシシと歯を見せて笑った。
「うーんと、いっぱいのままじゃだめなのかな?この中から、ふたりえらぶの?えーとね、えーと」
「じゃあね、【かたっぽめがねのおじさん(グレゴリオ)】と、【めがねのおにーさん(ジュラム)】にしーよお!
えっとねー、めがねがおそろいだからー!」
[少女はにこにこと手を挙げて言う]
「こわす人?は、トッティわかんない」
>>ブレイク
さて、とはいえ何もしていないのは勿体ない。
こちら側に来た彼に話でも聞いてみるとしよう。
「やぁ、今晩わ。突然ですまないね。私はドアンただの貿易商だ。
君は…見たところ、荒ごとを得意としていそうだが合っているかな?
あぁ、警戒しないでくれ元からこちら側だ。つまるところ外から来た物でね。君たちの国で何が起きているかはよく分かっていないのだよ。
それにしても、命の時計…だったかね。まさか本当に繋がっているとは驚きだが。
君たちにしてみればこれは普通のことなのかな?」
そう、単純な雑談だ。そして彼らとの認識の確認。
とても大事な事だろう。
/*
し、しんどい………頭が……………………こう、あとは、サラちゃんのお返事書くだけ……リリアーヌちゃんのことも見つつ……そんで、希望先……書いて、そんで………そんで………
>>189リリアーヌ
受け取ろうとした時に。国王から贈品され。一度砕けた懐中時計が、リリアーヌの足元へと転がる。
国王から賜った誇り。
楽しい音が流れる時間。
賜った時の驚きと興奮。
頂いたその時計を、心の底から嬉しく思っていたのを覚えている。
ーーー本当に?
私は時計を。その誇りを。楽しさを。驚きを。
誰かと、共有しあえるであろう未来の時間をこそを思って。嬉しく思っていたのではなかった?
でも。それは誰だろう。そんな誰かがいたような気がするだけだった
ぽっかりと。大事に大事にしていたサラの時間の中に、穴が空いているようで、固まってしまう
リリアーヌは。足下の懐中時計を、どうするだろうか
疲れた、と言わないのはこの先生の優しさなのかもしれない。
それでもりんご飴を食べてくれたことにほっとする。
子どもの押し付けであっても、ルーツのりんご飴なのだ、気休めになんて収まらないはず、という自信があった。
>>199 エルス先生
「このままずっと蒸気が止まっていたら……街の中でも星が見られるかしら?
その時に目を覚ましていられたらいいのだけど。
いつだって煙でいっぱいなんだもの。先生は夜空いっぱいの星、ご覧になったことがあって?」
絵本や絵画でしか見たことのない星空を想像する。
大人は、特に先生というものは何でも知っているとつい、考えてしまう。
「固めて、飴で包んだお薬……
それは、きっと花束への第一歩ね。
先生やお母さまには叱られてしまいそうだけど、そんなお薬ができたなら……風邪を引くのも少し楽しみになってしまったかも。
戦争と一緒で、病気を全くなくしてしまうのは難しいのかもしれないけど……平和に解決できる方法があるって思ったらとても気持ちが楽よ。」
サラの、そんな、楽しみと、驚きと、それを分け合う事を期待していた時間は。
懐中時計が砕かれた時に一度。
頭を打ったからか。哀しみからか。
積んだ時間事砕かれていたのだ
グレゴリオはふと時計を見れば、共鳴者であるサラが言っていた時間近付いていた。
「賢者に見てほしいのは、ジュラムとレーヴにしようかな。他の人とはあまり話していなくてね。一回、マザークロックに選ばれた人間と顔を合わせてみたいところだ」
蓄音機で声は聞いているが、それだけでは判断するには情報が足りない。
「時計を砕くのは…あまり、話していない人間からかな。後ろめたいことがあるのかもしれないしさ」
>>187 サラ
「……嬢ちゃんとは、祭りの一日目に。
国王に会いに行くために一緒に王城までの道を歩いたんだ。」
口ぶりからすれば、抜け落ちた記憶はリリアーヌの分だけなのだろう。レーヴよりもずっと長い時間一緒にいたであろう少女の事は忘れて、たった数分会話をした程度の男は覚えているなんて。
「……で、その後に友達になった。お嬢さんともな。」
リリアーヌと共に居たレーヴを訝しげに見ていたのは、それほど少女が大切な友人だったからだろう。
それすらも、忘れた彼女を、大切な時を砕かれてしまった彼女を、レーヴはただ悲しい瞳で見つめることしかできなかった。
それと同時に、あの時、受け止められなかった後悔が、遠い過去の記憶と重なり、レーヴの心に影を落とした。
広場へと着けば、動く影が見えてほっと胸を撫で下ろす。
ここまでの道のりは、まるで自分だけが世界に取り残されたかのような非現実的なもので、とてもじゃないがずっと居れるようなものではなかった。
>>192 オブゼビオ
肩を上下に動かし息を大きく吐き出せば、見知らぬ男に声を掛けられる。
「あ、…っと、観測者の、オブゼビオ…さん?」
右目に埋め込まれた命の時計が、彼が歴史ある観測者・ウィグ家の者であることを告げる。
そんな表情、という言葉に、リーンは首を傾げる。
「あれ、私、変な顔してたかな…?」
ぺたぺたと顔のまわりを一頻り触り、小さく苦笑い。
「そっか、そっかぁ………」
困ったように眉を下げながらぎこちなく笑う。
「えへへ、なんだか、どうしたらいいのかわからなくて……」
ここまでの道すがら、誰にも渡すことの出来なかった新聞をぎゅうと握り締める。
/*
頭パンクしそう………文章が考えられずにただ文字の羅列だけが頭の中をぐるぐるしてる………ああ……キャパオーバーキャパオーバー> <
約束の時間の少し前。俺は広間の蓄音機の前にて。
「まだ話したことのない方もいるかもしれません。俺はアーネストといいます。…ミズ・クロノスティスの呼びかけに答えます。俺は、まだ正直誰が怪しいかなんてわかりません。誰の時計を砕くのかも、…。許されるなら、【ミズ・クロノスティスの決定に従います】。今日賢者に見てもらいたいのは、【ミスター・アトラップ】と【ミスターダズリー】。理由は、…すみません。ただ名前が目に留まっただけです。今日はもう屋敷に戻ります。何かあれば5番街のジョエル商店までお越しいただくか、手紙を飛ばしてください。」
それだけ言い残し、俺は屋敷へと戻った。
[ふと時計を見れば、サラの指定した時間にだいぶと近付いていた。りんごを飲み下し、マスクを戻しながら蓄音機に寄る]
思うに、怪しい人間が怪しい面をして歩くことなぞ無いと。オレは考えている。
【占う者はジュラムとリリアーヌを】
ジュラムは世話になった所悪いが、用意していた薬があまりにも都合が良かった。この展開になることが読めていたかのように感じたが……違うのならば心強い。オレとは違う知識の持ち主だ。
リリアーヌにはそれ程強い動機は無い。幼子というのはどうにも読めない。疑われることにも慣れていないだろう。占えば互いに楽になる。
[リリアーヌ以外にも幼子は居るのだが、ヘンリエッタは賢者で、トッティとはまだ話したことが無い。どういった人物かわかっていた方が良いと思った]
それから……時計を砕く者か。
/*
なんで????ワイ、そんな怪しいかな?????ふぇぇ……やだよぉ……私に占い使わないで……泣いちゃう……勿体ないよぅ……><
>>206 >>208 サラ
リリアーヌはすこしだけ強ばった顔で笑いました。純粋に喜んでもらって嬉しい気持ちと、拭えない違和感と。
「ううん、サラ様が喜んでくれたなら嬉しいわ」
ころころ、と可愛らしい音を立てて、何かが転がってきました。
リリアーヌは、しゃがんでそれを拾います。装飾の美しい懐中時計。それは、リリアーヌがつくった紛い物は比べ物にもなりません。
しゃがんで、それをゆっくり眺めます。
「……綺麗な時計だね。直ってたのね!」
サラにとっては、忘れてしまうような些細な記憶だったかもしれないけれど、リリアーヌの記憶では、とっておきの時計を見せ合うのは、大切な約束でした。
じっと眺めてから、サラに時計を差し出しました。
蓄音機に音声を残す。
必要なのは判断。不要なのは情け。
理解者「賢者の対象は【ジュラムさんとアーネストさん】」
砕く、のは。
数によって命を落とすことを今は許される。
理解者「砕く希望は【グレゴリオさん】しか出てこない。ごめんなさい。」
根拠はない、りんご飴を受け取ってくれた彼はたしかに優しかったのに。
消去法、そんな言葉は認められない。
『えっと、今日は、だれの時計をこわせばいいんだろう?』
[遠目にアーネストの姿を見たので、少女は少し自信なさそうに尋ねた]
『トッティ、いまも、アーネストおにーさんたちに【おまかせ】してるの』
>>184 サラ
「それだけ、皆ご令嬢の勇気と信条に心打たれたということだ。貴族だから当然とは思わないで欲しい。誇るべきことだ、と一介の技師は同好の士として言わせてもらう。」
「…言ったな?そう言うと思って既に設えてあるのだ!先日足の悪そうなご老体にやった歩行補助装具《歩け、その命尽きるまでくんΩ》を改良した《なんでもできるくんEX》をな!パワーアームを搭載し、僅かな力でも歩行運搬細かな作業までもを可能にした機巧なのだ。操作が少し難しいが、なに、ご令嬢ならすぐに……」
そこまでは調子よく話していたが、サラが見覚えのある懐中時計を見せできたのでテルミットはギクリとした。
昨夜あの場所で破片を集め、組み上げたそれだった。機巧部分はどうということはなかったが、音の鳴る仕組みと装飾はどうしても元通りには出来なかったあれだ。
「…あー、それな。放っておけなかったというか、なんというか…命の時計と並ぶくらいには大切なものだったのだろう…?そう見えたのだ…。
まあ、その……気に障ったか…?」
>>162>>164アベル
「貴方にとってはそうなのでしょうね。人が蟻を触る時だって。どれだけ加減をしても、潰してしまうことがあるのだから。
今の貴方の身体も、同じくらい脆いのかしら。試してみたい所だけれど。
痛みに関しては、なんともありません。愚弄しないで下さる?
私は殺そうとしたのだから。
それへ、殺意と痛みを持って返される事は当たり前の事。それを覚悟出来ていないものは、刃を振るうことすら許されないわ」
時計を砕かれた痛みこそが急所だった。
その痛みは、絶対に口には出さない。
けれども、男の視線が懐中時計へと向いて。
手で隠して視線を遮ってしまう。
貴方が。踏み潰しておいて、良くもそんな口をと。思う。けれど
「えぇ。私の愛する国は、針を止めずに発展してきたの
だから。いずれは、貴方の様な驚異さえ打ち倒せる日が来るわ。
ねぇ。何年生きたか知らない黄金の竜。人の足跡を、侮らない事ね」
セレナは蓄音機に吹き込む。
時間までに結論を出さなくては。
「私の意見を述べておくわ。
【賢者に見てもらうのはテルミット、グレゴリオ】
【命の時計を砕くのは、アーネスト、オブゼビオ】
賢者に見てもらうのは単純に怪しい人。テルミットは一度話をしたことがあるけど、そこの知れない雰囲気があったから。グレゴリオは出で立ちが怪しい。下級の者が貴族を嫌悪して、という動機もなくはない。だから、賢者に見てもらうのがいい。
命の時計を砕くのは、姿があまり見えない人。私から見て……だけど。裏で何かしている可能性を加味して。
」
>>164アベル
「本当の姿で不便だなんて、難儀な事ね。同情はしませんけれど」
きっと。本当に、こんな関係性でさえなければ。
サラは、彼へと興味津々で、物怖じもせずに語り掛けたりしたのかもしれない
「サラ=クロノスティスよ。良く、貴方の今の時間に刻み付けて、覚えておいて。
忘れられない名としてあげる」
「愛しているわ」
一瞬すらかけずに答える。
「あぁ、でも。きちんと答えましょうか。
……この国は、恐らく。あの魔女の、何かしらの犠牲によって成り立っている。違う?
そうでなくては、こんなことをしもしないでしょう。
その上で。これまでにこの国が重ねた時間は誇られるべきもので。
そこを過ごす、無数の民の時間も。善き時間であると。胸を張って言いましょう」
「♪ふりこがゆらゆらふりこ時計
ゆったりゆらゆら右ひだり
わたしも一緒に右ひだり
マザークロック♪マザークロック♪
みんなを見ててね、マザークロック♪」
時計の針は、刻限を少し過ぎた頃。
それでもやるべき事はやっておかねばと、レーヴは蓄音機に声を吹き込んだ。
「さて。少し遅れてしまったが、希望だけは出しておく。
まず、賢者に見てもらいたい者は【リリアーヌとエルス】。
リリアーヌに関しては、これは俺が疑いたくないからって理由が強ぇな。
エルス……というかあの医者は、正体を知って安心したい部分がある。だから選んだ。」
「…で、時計を砕く者に関しては……【ルーツ】か。聞くところによると、不思議な人形を使って会話をするんだろう?俺は実際に見たことはねぇけど……
それが、もし魔女の力を借りて成し得ているのだとしたら可能性は潰しておきたい……まぁ、そんな理由だ。」
そこまで言うと、蓄音機を止める。
なんとも言い難い疲労感が、レーヴの身体を重くした。
時計の針は、刻限を少し過ぎた頃。
それでもやるべき事はやっておかねばと、レーヴは蓄音機に声を吹き込んだ。
「さて。少し遅れてしまったが、希望だけは出しておく。
まず、賢者に見てもらいたい者は【リリアーヌとエルス】。
リリアーヌに関しては、これは俺が疑いたくないからって理由が強ぇな。
エルス……というかあの医者は、正体を知って安心したい部分がある。だから選んだ。」
「…で、時計を砕く者に関しては……【ルーツ】か。聞くところによると、不思議な人形を使って会話をするんだろう?俺は実際に見たことはねぇけど……
それが、もし魔女の力を借りて成し得ているのだとしたら可能性は潰しておきたい……まぁ、そんな理由だ。」
そこまで言うと、蓄音機を止める。
なんとも言い難い疲労感が、レーヴの身体を重くした。
(大まかに聞き終えてから、自分の考えをなんとかまとめ、自らも記録を残す。)
えーと………あー、正直全部が全部追えてる自信はない。間違ってたら訂正して。
賢者が二人しかいないのが気になる。あの傭兵……ブレイクが死んだ理由が【蝙蝠としての呪殺】なのか【呪いを受けた賢者としての呪殺】なのか。このままだとストレートに考えるなら【賢者の能力を使える人間は3人は少なくとも出てくるはずだ。】出てこないってことは、ブレイクが賢者だったって考えてる。
名乗り出たのは【ルクレース】【ヘンリエッタ】の2人だけ。3人目関しては見逃してる可能性があるからそれなら教えて欲しい。
そうなると俺は……【ルクレース】が魔女側の狼の協力者とみてる。だからこいつの動きを停めたいけど……それは早急な気もするから、一旦置いておく。
最後らへんに賢者か否かの返答をした【レーヴ】【リリアーヌ】…あと【アイリーン】もだったかな。この3人に関しては、解決に消極的に感じるから、砕くのならここからだといいかなって思う。
…………まとまん無さすぎて長くなった。あと疲れた。
/*
だって仕方ないじゃんかあああ!!!ロル書いてたらそんな時間なかったんだもん……(´;ω;`)(´;ω;`)
これで吊られたりしたらつらみが深い……
ヘンリエッタは甘い薬のことを想像しながら、ぬぐいきれない不安を覚えていた。
「…………1人足りない?それとも臆病なの?」
みんな患者ではない、と言った。
ならばどうして、今出ている賢者はふたりなのかしら。
ルクレースが加護を受けているのなら、辻占というものはどうして出てこないのか。
「おじさまが、賢者だったなら……」
夜の風は肌寒かった。
「気になっているのはデスね、この【貿易商の方(アーネスト)】ですネ。お会いしたことは有りませんガ。諸国を旅するうちに、変な考えを植え付けられているかも知れませンからネ。
もう1人上げるなら、この【人が嫌いそうな顔の方(ダズリー)】は気に入りませンね。エェ、顔がです」
堂々と悪口を吹き込んでいく。蓄音機を聴けば、どうやら知り合いの名前を上げるのが定石と化しているらしい。バカバカしい、それで悪い結果が出た時にはまた葛藤が生じるだろうに。
「時計を砕くとあの娘が言ったのですカ。と言っても、分かりませンからねぇ…この【オブゼビオ】という方は名前も姿も聞いたことがありませんかラ、罪悪感は無いですネ」
/*
文末アスタリスクつけてぇぇ……でも、それやっちゃうとたぶん私って即バレするからやらない………でもつけたい…………やらない…………つらい……
「ああ、あまり発言をしていないという曖昧なままではいけないか。
【アーネスト、オブゼビオ】を砕く希望に上げておこう」
やましいことがあるのかもしれない。そうでなくとも、国を守ろうとする意思が無いのならば…そういうことなのではないだろうか。
「あぁ、でも
そうね。楽観的に捉えてはいけない。
ルクレースが賢者だとしても、狂人が出ていない事になるのは道理が合わない。
考えないと」
[蓄音機に吹き込まれている言葉を聴く。ここに必要な人を賢者に見てもらいたい。自分が、人を選ぶなんて烏滸がましいけど、それでもみたい未来の為に、時を廻す歯車になれれば。と、導く者、(サラ)宛に話し始める。]
「私は賢者に見てもらいたいのは【ルーツさんとエルスさん】
ルーツさんは分け隔てなく皆と接しているし、話して、見てた感じだと、そうだね...企みを企てるような人じゃないと思いました。
エルスさんは、この場に必要だ。そう感じたからです。場を纏める事も出来そうですから。
砕く人は正直選びかねます。
と、なれば1つの案を提案させて頂きます。
【時計職人】を開示する。
複数人出てくるのであれば、そこから着手する、というのは如何でしょう。」
いつかの時間、蓄音機の前に立つテルミットは渋い顔をしていた。
「ご令嬢はああ言っていたが、今の私に誰かを疑うという決め手はひとつもない。何せろくに誰とも話をしていないからな。やれやれ、口下手もここに極まれりだ。」
どちらかと言うとよく話す方ではあるテルミットだが、本人はそうは思っていないらしい。
「そもそも時計を砕くなどという行為はどうにも性にあわん。そうも言っていられないのはわかっているのだが。
さしあたって、賢者殿に見てもらいたいのは、【エルス医師とジュラム薬師】だな。命を繋ぐ職業だ。ここを抑えられていては明日は来んよ。」
答えを出せぬままうんうん唸る。
「自分の時計を差し出せれば事は簡単なのだが、流石の私もそこまでの献身は愚かであると知るさ。
申し訳ないが、【グレゴリオ氏とアーネスト氏】を挙げさせて貰う。正直なところ、理由はない。恨むなら恨んでくれていい。この場においてはお互いがそうあるべきなのだ。」
>>229 エルス先生
「そう……残念だわ。きっと素敵でしょうね。
このいろんな機械が発展した国の上に、お母さまの宝石箱みたいに星空が広がるの。
……見てみたいなあ。陛下がお目覚めになったら、月に3日くらい機械を全て止めてしまうようお願いしようかしら?
先生は面白いかたね。
12歳の子どもの話をちゃんと真面目に聞いてくださるんだもの。
ひとつ、賢くなりました。大事にしますね、その言葉。」
そう言って、ヘンリエッタは立ち上がる。
さあ、がんばらないと。
帰り際に、トッティの声が聞こえた。
「どうしようか。…俺としては【賢者のどちらか】を【トッティ】にお願いしたいんだけど。トッティは、誰かめぼしい人はいる?」
はて、この段階で誰の時計を砕くか。など考えて分かるものでは無いだろうな。非協力的な者を挙げるべきなのだろう。
【オブゼビオかアーネスト】を。
「砕く人は少し決めかねているの……
例えば、時計職人のかたに名乗り出ていただけないかしら?
私は昨日、サラを占ってしまったから。今日は慎重になりすぎているのかもしれないけれど。
今のところは【セレナ、ルーツ】と安心してお話ししたいからふたりを希望しておきます。
おじさまが賢者であったなら、と考えると……なんとなくアイリーンは今は占うのは避けたい、かしら。
お気を悪くされたらごめんなさいね。」
皆が皆、互いを疑っている。
ある者は安心を求め賢者を頼り
ある者は不安を拭うために賢者の知恵にすがり
確証のないモノに頼ろうとしている。
「さて、サラ嬢はどのように判断を下すのだろうかね。残念ながら皆が皆協力的とは言えないようだ。
お貴族様はこのような時…あぁ、同情するほどに辛いだろう。フッ」
最後は実に私らしかくない感想だ。
>>203 ダズリー
隣に座ったダズリーは、ぶっきらぼうに、彼の知るブレイクについて話してくれる。
そっか、ダズリーお兄さんも、知り合いなんだ…
自分の知らない彼の顔を知り、しかしそれは想像に容易い姿で、リーンの顔に笑みが溢れる。
「そっか、そっかぁ…、ふふ。ダズリーお兄さんね、私が凹んでいたら、自分の子どもの頃の恥ずかしい話しを手紙でくれてね。」あっこれは内緒だよ、とひそひそ小声になりながら話す。
「賢者を名乗る人が2人…たしか、魔女もそう言っていたね、そっか……ねこ!好き!テンプ通りにぶち猫がいてね…」
隣に座る彼の温もりを感じる。
賢者のことを未だに知らなかった自分は新聞屋として失格だなぁなんて思いながらも、今はもう少し、人の温もの中で話していたかった。
「さて、私に降りた使命は【騎士】だ。
私程度の人間が他の誰かを守るだなどと烏滸がましいとは言ってくれるな。
人には誰しも守りたいものの一つや二つあるのだからな。
今日のところは、ブレイクの時計が砕かれている。これは小悪魔か蝙蝠であった可能性と、賢者が呪を掴んだかのどちらかであるだろう。
とするならば、ヘンリエッタ嬢かルクレース嬢のどちらもが真の賢者であるか、どちらかが協力者であるのだろう。
ルクレース嬢はブレイクを見たと早い段階で言っている。故に私はどちらかと言えばルクレース嬢が真に近いと判断する。協力者が被せを狙った可能性も否定は出来ないが、今は眷属たちも位置を把握出来てはいないだろうからルクレース嬢が狙われる可能性が高いと見る。
かと言ってルクレース嬢を守るかと言われると…少し考える。」
>>*13 アーネスト
『えっとぉ、賢者さんのなかで、まねっこがしやすそうなのは、ルクレースおねーさんなんだけどね。
ブレイクおにーさんが、どうしていなくなっちゃったんだろう?っておもってるの
ブレイクおにーさんが賢者さんなら、ルクレースおねーさんはニセモノさん。
あと、まじょさまのてきの、小悪魔さんとコウモリさんはまだいて、えっと、賢者さんふたりともいなくなると、たいへんそう?っておもっちゃうの
だから、今日は、賢者さんじゃないところでも、いいかなあとも、おもうなあ』
『あと、アーネストおにーさん、ちょっぴりピンチだとおもうのぉ。もしもね、アーネストおにーさんの時計を、くだくっていわれたら、うそつかなきゃいけないんじゃないかな?』
[最後の方は、考えたくないというように、しぼむような声で言う]
「仮決定は
ルクレースに【トッティとダズリーのどちらかを】
ヘンリエッタに【リリアーヌとアーネストどちらかを】
砕くものは【グレゴリオ】で出そうと思うのだけど、どう?」
「ブレイクが賢者だったとすれば誰を見たのだろう。
ご令嬢を預けるに値すると見てエルス医師を見たのかもしれぬ。仲の良くなったリーンを見たのかもしれぬ。考えたくないことだが。
可能性自体は大いにある。
ルクレース嬢がブレイクを見た理由はなんだったか…。」
/*
やだもう……れいのうCOするの……?してしまうの……?まぁ、たぶん今日しなければ明日遅延メモ辺りでするんだろうけど…………うぅ……
>>全員
「仮決定を出すわ。私が、遅れてしまい、ごめん遊ばせ。
視てもらうものとして。
ルクレースに【トッティとダズリーのどちらかを】
ヘンリエッタに【リリアーヌとアーネストどちらかを】
砕くものは、【グレゴリオ】
グレゴリオは
【時計職人であるなら名乗り出ること】
……グレゴリオはまた。自身の命の時計を託したいと思うものがいるのなら、言って頂戴」
リーンは一頻り話し終えた後、テルミットからプレゼントされ自分が設置した蓄音機の人形、”アイ“の側に寄る。
「ただいまアイちゃん。お仕事は順調かな?」
再生された音声を聞きながら、リーンは今この時計の国を取り巻く状況を把握した。
観測者 オブゼビオは、箱入り娘 ヘンリエッタ を能力(守る)の対象に選びました。
░▓▒▓█▓░░▓▒
「さあ、励めよ貴様ら。
最早貴様らの命はこの私の手中にさえない。生きて出るには、この国の者ども全てを屠らねばならん。
立場は逆転したのだ。私の命を、貴様らが握っている。
信頼しているぞ。特に一人。貴様の願いは気に入っているのだ」
*/
どこからともなく、特定の誰かにだけ響く声。
/*
/**/
ほう?恩義的なあれか?
いや、共有希望だろうからちゃんと纏めそうだけどな…エルスが共片だから、医療職をまとめて外したとかそんなとこか?
『うーん、でもね、じゃあだれがいいかなっていうと、あんまり思いつかないの。
だから、【ルクレースおねーさんのまねっこ】しようかなぁ』
[と、話しているうちに、サラからの指示を聞く]
『わあ、トッティたち、ふたりとも賢者さんに見られちゃうかもしれないね。
じゃあ、やっぱり【トッティがルクレースおねーさんのまねっこ】しようかな!』
『ルクレースおねーさんにしておくね!』
/*
うえええええまじかよおおおおおいちゃん!!!おいちゃん対抗なん?!ほんまに?!嫌すぎ……勝てる気がせん……………………
*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――――
はやくねむりたいな。
リリアーヌは泣きながら思いました。
きっと夢の中では、リリアーヌとサラは親友なのです。
時計だけではなく、たくさんの宝物を、見せ合いっこするのです。
*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――――
投票を委任します。
少女 トッティは、薬師 ジュラム に投票を委任しました。
少女 トッティは、物書き ルクレース を能力(襲う/憑依)の対象に選びました。
*☼*―――――*☼*―――――
ゆめをみたいから、うそをつく。
だって、だれだってしあわせになりたいものです。どうして、誰が。彼女のことを責められましょうか。
*☼*―――――*☼*―――――
/*
思わず確認したわ………霊能者は私だし、霊能は一人。今日俺の事占ってくんねぇか……じゃないと明日吊られてしまうぜベイベ………
「大丈夫よ。少しずつ歩みは進んでいるから
開けずに、アーネストへと砕く者を飛ばして。
ヘンリエッタの視る場に、ジュラムを入れても良いとは思うのだけど」
死病診 エルスは、新聞屋見習い アイリーン を能力(占う)の対象に選びました。
「グレゴリオの言葉は、正直余り信用が出来る出方では無いから。
他に候補を回して、複数出ればそのままグレゴリオを、の方が硬いかしらね」
「わかった。じゃあ俺は【おまかせ】にしとく。…今日はちょっと考えすぎて話せなかったから、明日からは怪しまれないようにしないとな。」
最後は、自戒の意味も込めて呟く。
もふにぃはアーネストかなって思ってたんだけど、ここへ来てエルスに気配を感じている。
手当てがガチというのもある。
今日の夜会もそろそろピークを迎えるだろう。
「ふむ、彼が時計職人と?
本当だとすればこの国は見る目がないのか…それとも余程才能に溢れたものだけが歩いていけるのだろう。
彼(グレゴリオ氏)も他の国でなら成功しただろうに。」
そこまでつぶやき、グラスを手に取ろうとし
「ふむ、肉体がないのは不便なものだ」
魔女も食と飲み物くらいサービスしてくれれば良いものを。
/*アーネストごめんな.......
でも早めに憑依するのはしょーじき助かるな。日を経るに連れて情報増えてしんどくなるから*/
/*
まだ言えてない…………言えてない設定が……!!明日言うから……!!お兄ちゃんとのお話とかお母さんとのお話とか仕事用の時計の話とか……!!なんでレーヴが時計職人として選ばれたのかとか……!!!!!
>>全員
決定変更
ルクレースに【トッティとダズリーのどちらかを】
ヘンリエッタに【リリアーヌとジュラムどちらかを】
砕くものは、【アーネスト】
アーネストは
【時計職人であるなら名乗り出ること】
自身の命の時計を託したいと思うものがいるのなら言って。酷な事ではあるけれど」
アーネストの姿が先程から見えないが、この言葉は聞こえてくれているだろうか
箱入り娘 ヘンリエッタは、捨て子 リリアーヌ を能力(占う)の対象に選びました。
>>252 ダズリー
え゛っ!?
確認くらいのつもりで言った友人確認を一蹴される。
少し考える。
やっぱり断られている。
興味ない……。そりゃないよね。え、でも、傷ついた。
シヴァ「なんだァ!散々な言いぶりだな、心の小せぇ奴だ!やっぱり空気読めねえんじゃねえか!!
てかお前は歩く冷蔵庫か!持ち過ぎなんだよっ!」
なんて喚き散らしていると目が合う。睨んでる…?
挙動不審になる。
人形を盾にして視線を防ぐ。良くない、ビーム良くない。
ヘスティア「べ、別に、どっちでも良くない??私たちと友達になれば間接的にルーツのと、友達になるわけだし!!」
私が見え隠れしてしまう。愛の女神になりきらないと。
その目で私を見ないでっ!
>>249 アイリーン
ホールへ行くと、蓄音人形《アイ》の前に立つアイリーンの姿を見た。
「リーン。」
テルミットは短く彼女に声を掛けた。
いつも元気に笑い掛けてくれるアイリーンだが、今日はやはりというか当然のことであろうが、気落ちしているようにも見えた。
「《アイ》とは上手くやっているか?折角の初仕事がこん大事になってしまって…記者としては甲斐もあろうが私の想定していた記事とは少し離れてしまったな。」
眉を上げてやれやれと肩を竦めてみせた。
「それでもリーンはよくやっているよ。今朝は助かった。」
時の魔女との一件。恥ずかしいところを見せたという気もしないでもないが、彼女がしっかりしていてくれて助かったのは事実だった。
「まあ、なんだ。無理はするなよ。困ったことがあれば言え。」
そう言って、テルミットはアイリーンの頭に手を置いた。
🍋ルーツ見てるとYouTubeでみたドルシーちゃん思い出す。引っ込み思案だけど腹話術の時は色んな声色でキャラクターを演じながら歌を歌える子。
捨て子 リリアーヌは、貴族 サラ を投票先に選びました。
投票を委任します。
貿易商 アーネストは、貴族 サラ に投票を委任しました。
/*
確認なんだが、霊能=時計職人でいいよね……もう……あまりにも出過ぎてて、私が役職名間違えてるんじゃないかって気がしてきた……
投票を委任します。
蒸気機関技師 テルミットは、貴族 サラ に投票を委任しました。
投票を委任します。
物書き ルクレースは、貴族 サラ に投票を委任しました。
物書き ルクレースは、少女 トッティ を能力(占う)の対象に選びました。
「随分と優しいお貴族様だ。この状況から砕かずにいるとはな。」
サラ嬢の言葉を聞き届け片手を帽子に当て呟く。
「フッ…とはいえ考えるだけ私には縁のない話だったな。」
次にこちらへ来るのは、買い付けを行った店の子らしい。
未来ある商いが砕けるのは実に残念だ。
小さな店から彼はどのような夢を見ていたのだろう。
投票を委任します。
地主の娘 セレナは、貴族 サラ に投票を委任しました。
蒸気機関技師 テルミットは、貴族 サラ を能力(守る)の対象に選びました。
投票を委任します。
観測者 オブゼビオは、貴族 サラ に投票を委任しました。
投票を委任します。
箱入り娘 ヘンリエッタは、貴族 サラ に投票を委任しました。
/*
めちゃくちゃ笑ってる…………笑えない現実に笑ってる……………
時計砕かれるのサラちゃんがいいなぁ。リリアーヌちゃんには任せられないもんね、こんな残酷なこと。
死病診 エルスは、代弁者 ルーツ を能力(占う)の対象に選びました。
/*
怖くて表に出られないマンです……ごめん……でもちゃんと話は聞いてるよ………今ね、偽物の人は時計のどの部分が違うのかってのを一生懸命考えてるから待ってね……
「賢者が2人、一人はブレイクお兄ちゃんを視た…まるで魔法みたいだね、ううん。これはマザー・クロックの力。
サラお姉さんが共鳴者。そっか、よかった、ここまで来られるまで回復したんだ…。」
彼女の無事には胸を撫で下ろしたが、続く言葉にリーンは再び顔を曇らせる。
「命の時計を砕く者を決める。そう、それが私たちが取らねばならない魔女との戦い。もうみんな、それぞれを挙げているんだね……。」
その中に、自分の名前を挙げる見知った声を聞くも、疑われる理由には自分も反省すべき点はある。そうだ、そんな些細なことで、知り合いですら今は疑い合わねばならぬのだ。
「……逆に、占ってしまえば、命の時計を砕かれることはないんだね。それなら…」
それならと、リーンは占って欲しい者たちの名前を並べていく。
「ルーちゃんと、テルにー。それに、ダズリーお兄さん。」
命の時計を砕く者。今まで考えたこともなかった。それは紛れもなく、一人の命の終わりを願うということ。
「………薬屋のジュラム、さん。」
お兄さん、とは言えなかった。今まで自分が出会った中で、魔女の眷属。そう考えるのであれば、不思議な薬を取り扱っている彼は、怪しい存在だ。
ただ自分自身、見聞きしただけの人物もいるため一概には言えないが、なんて言い訳を漏らしつつ。
「さっき自分で言ったからなんだけど、真逆本当に複数人出てくるとは。興味深い事になってますね」
[今の現状を本に記す]
賢者:ルクレース、ヘンリエッタ
時計職人:グレゴリオ、アーネスト
「私の意見は変わりません。複数人出てきたのですからその者達から....うん。そうですね...」
[自らの予想が的中して、自分で道筋を立てる事に嬉を覚えてしまったが、砕く事を決めていたのを思い出し、急に黙り込み、本をぱたん、と閉じるのだった。]
時計に手を当て占う相手を思い描く。
「投票は合わせたわ。
占うかたも、決めた。明日はもう少し早く出せると思うの。
……時計職人のかたがふたりいるのなら……」
昨日のお茶会がうんと遠い出来事のように思われる。
何事も起こらなかったわ。
とてもとても、楽しい時間だったはずだわ。
まだ持ったままの両親への贈り物はバッグの中に。
そうだ、友情の証の贈り物……
>>260 ルーツ
…じゃあ聞くけど、空気読んで「友達になる」って適当にあしらって、笑いたくないところで笑って意味の分からない理屈に同調する事の何が楽しいわけ?少なくとも俺は、アンタのこともあんたらのこともなんも知らないで友達になるって言えないね。
(よくいえば素直、悪く言えば相手の気持ちを考えない、歯に衣着せぬ物言いをするのはまさに性分だ。それに、何人か仲良くなったかもしれない人間たちは…裏切り者の候補者でもある。そんな時に判断が鈍るほど《友情》というものに寄りかかってしまうようでは、ダメなのだ。あえて率直な気持ちをシヴァに向けて伝える。そこら辺にある適当なダンボールにそれらを詰め込みながらも視線はチラチラとルーツに向ける。困惑の表情がうかがえた。)
……………だいたい、友達ってよく分かんないし。友達ってなんなの?
新聞屋見習い アイリーンは、貴族 サラ を投票先に選びました。
/*
あー、すいません……明日になればもう1人出てきます……はい……ホンモノの時計職人が……はい……出てくることになるので………いやほんと……すいません……
「この二人から選ぶのが良い、とは思う。少なくとも、どちらかは敵だから
流石にもう一人指定を当てるのは、流石に……時間も無いけれど……」
「今、考えているわ。
時間を押させてごめんなさいね、皆
【私に投票を委任しておくことを忘れないで】
離れざるおえない人は、仕方がないから」
>>122 サラ
ごめんなさい……きちんとお返事、できていなかったですね。
[ルクレースは蓄音機の内容を確認しながら、1つ1つの質問に答えていく。]
ブレイクさんを見た理由は……私のこの力のせいで、誰かを失いたくはなかったから、なんていう、臆病な理由です。
もし、小悪魔や蝙蝠の人を見たら、その人達はいなくなってしまう。
……私はそれが、嫌でした。
例え相容れることがない存在、だったとしても。
[こんな理由で申し訳ないと、眉尻を下げる。]
だから、1番頼りにしていて、味方であろうと思っていた人を見ました。
[――結果、それがあだとなってしまったのだけれど。]
[しかし、他の人々の話を聞いて、自分がブレイクに手をかけてしまったわけではない可能性に気づけば、彼女はほっと、ほんの少し、安心してしまっただろう。]
「そ、うね。
それならきっとグレゴリオがいいわ。決定を変える前に寝てしまった人はきっと彼に票を合わせているだろうし。
指名はグレゴリオの方が多かった、よね?」
/**/
うーん???
なんか普通に死ぬっていうのがちょっと消化出来なさすぎて立ち直れない。。。
えっ普通にむり。。
/**/
不幸せ。。。。。。幸せはない。。。。
どうしたらいいの。。。。ちょっと希望出せません。。。。。。。。。。。。。。。いいよもう私が死んでやるよ。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
投票を委任します。
人嫌い ダズリーは、貴族 サラ に投票を委任しました。
[次々と明かされる、力の存在。
しかし『時計職人』は、限られた1人の力だったのでは?
ということは、グレゴリオかアーネスト――2人のうちどちらかは、嘘を吐いている、ということで。]
(……なんで、)
[なんでお祭りで自分が関わってきた人ばかりが、こんなことになっているんだろう、なんて。
ルクレースは、目の前にある現実を受け入れ難かった。]
( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ
/*
ぶっちゃけまじで特殊陣営初めてすぎてどうなるのか予想つかんから戦法もいみわからんすぎるのでなんの力にもなれない気がしてる。私はただRPに生きるし指定された人を占うだけの人になる。ごめんなさい。
*/
「はァ、なるほど。【グレゴリオさんかアーネストさん】の時計を砕くべきでしょうネ、ええ。」
聡明であろう彼女なら分かっているだろうが、その後押しをしようと口に出した。
「もちろンお嬢サンにお任せしますヨ。なにか良いことをおこしたいモノですガ、2人のどちらが…と言われましてモ困りものデスね」
/*
むり……
なんでこの2人のどっちかなの???なんなの????
どっちが砕かれるにしても、ルクレースは、時計を見守りたいって思うよ。時を見守りたいって思うよ。
嫌だよ。
いやだよ。
*/
>>276 ダズリー
急に喋る!!!!!!
途中までは拾えた意味も少しずつとりこぼしていく。
痛い、痛い。きっと正論で殴られているのだろう。
ただ友達になりたかっただけなの。
私とロキは言葉を選ぶのが致命的に下手。
涙目になりながら自分の分身の人形を出す。
理解者「友達になると、楽しいだもん。一緒にアイス食べたり、一緒にりんご飴分け合えたり、一緒に新聞のネタ捜せたり。
友達が何かなんて分かんないよ!!
けど、悪いものじゃない、って私は信じてる。
だから、
だから、パンちょうだい?」
ぐーっ、とお腹がなる。
彼が人間関係に敏感なのはよく分かった。社会性を拒絶してる、のとは多分違うけれど。
それでも、少しでも歩み寄れたら、そう思ってしまった。
/*
おかしいな。
さっきまで幸せはっぴーちょうはっぴーだったのに、村のこの展開で、みしぇのこころのさんちはしんどくなってる
アーネストのこの笑顔がつらい
この笑顔すきなのに
こまったみたいなこの笑い方ほんとすきだよ
*/
蓄音機に声を残す。
「ああ、今日は少し疲れていてね。少し考えを残して、先に眠らせてもらうよ。
こうなった以上、どちらも砕くべきだと思う。気がかりなのは…賢者が二人だけということだけど。
アーネストがどんな役職でもあり得そうだから残してはおけないかなとは。
本音を言えば、私のことは残して欲しいけど」
と、そこまで吹き込んだところでサラに声をかけられる。
>>283 サラ
「ああ。賢者が二人しか出ていなくて、本物と思われるヘンリエッタはお嬢さんを見ている。仮に二人とも本物だとしても、ここにいる人間は皆情報が無い。
その情報も得るための枠を私でつぶしてしまう訳にはいかないと思って。
とりあえず放置されそうなところを狙ってはいた…つもりだった」
「トッティはねぇ、園長さんに、夜の12時にはねないとだめよって言われてるの。
だからねぇ、夜の12時にはベッドにいくねぇ」
[少女は目をこすりながら、誰にともなく言うだろう]
>>277グレゴリオさん
>>270アーネストさん
[この会話が初めてになる。
もう少し自分が、人見知りをしなければ、受け身にならなければ、この2人とも別の会話を出来たのかも知れない。]
「初めて、オブゼビオと申します。
不躾だとは思いますが、お2人に質問を。
お互いをどのように見ていますか?」
[琥珀色の瞳で2人を見る。
方やモノクルを掛け、無精髭を生やした翡翠色の瞳の男性。しかし何処と無く優しい雰囲気を感じる。
もう片方は人あたりの良さそうな誠実そうな青年。
このどちらかが嘘を着いている。
そう考えると、他人を信じる事はやはり難しい...そう思った。]
/*
レーヴのキャラチ、何回も言うけど私なら選ばなさそうなところを選びました。まず、ショタじゃない。ピアスジャラジャラだし、口ピしてるし……でも、嫌いじゃないんだ。今回は色々とチャレンジしてみてる。
「アーネストが、ここまで自分の身を守ろうとする理由をどう思う?
何であれ。時計職人が複数いるのであれば、両方砕かれる事はわかりそうなものなのに」
>>227 サラ
不便っていうのは、こういう状況におかれた時の話さ。
あの姿では人間たちを怯えさせてしまうし、何より尖がった爪じゃフルーツタルトが食べられないからね。
[人間の体はとても窮屈だが、ドラゴンの姿では叶わなかった発見に出会えることは、新鮮で貴重な体験だ。
アベルは間髪入れずに返答する貴族令嬢に、思わず破顔した]
っはは! キミは筋金入りだね。
サラ=クロノスティス。
僕がこれまで生きてきた途方もない時の中に、キミが爪痕を残すことが出来たなら。その時は一字一句違えずに、その名をこの記憶に刻もう。
[そして、唇の端を横に広げる。彼女の憶測には肯定も否定もせず。]
……キミは、本当にこの国を愛しているんだな。
お大事に、お嬢さん。キミたちの道行きを、僕らは見守ってるよ。
>>243 オブゼビオ
「ふふ、新聞屋の情報網をナメて貰っては困るよ。うん、私はアイリーン・クロッカー。クロッカー新聞って知っているかな?」
そう言いながら、いつのまにか、強く握り締め端がぐしゃりと歪んでしまった新聞を1部手渡す。
「ごめんね、ぐしゃぐしゃになっちゃった…商売道具をこんなにするなんて、…あ、もちろんお代は要らないよ。」
泣いていた顔、という言葉にはそんなにわかりやすかったかぁなんて軽く流しながら。
「オブゼビオさんも、だよね。良かったら読ませてもらってもいい…かな?」
観測者の彼から、この状況はどう映っているのだろう。それは純粋な興味と、そうして未だふわふわと、着地点を見失い漂っている自分の答えを探すためのお願いだった。
/*
サラちゃん厳しいな………まぁ、私は吊られるために霊能になったので、吊り指定に上がれば喜んでこの身を差し出しますよ。
>>全員
「刻限を過ぎさせてしまってごめんなさい。クロノスティス家として恥ずべく思います。
明日からは、決定の時間を早めましょう
視る候補は変わらず
時を砕くのは【アーネスト】
これ以上の変更はありません。
アーネストは。命の時計の終わりを託したいと思うものがいるなら、申し出るように」
んー相性悪いかな。
アーネストについちゃってるし、そのせいでトッティが味方を庇う人間だって割れちゃうから確実にあいつ出てこないわ。
>>291 オブゼビオ
寝ようと思い、蓄音機の前から移動しようとすれば声をかけられる。声を聞いて確か、オブゼビオと名乗っていた人間だろうかと思い当たる。
「ああ、初めまして。今更という気もするが」
グレゴリオはオブゼビオの質問に少し考える。
「何者でも有り得るとは思う。それこそ、吊られそうになったから出てきた狼や小悪魔も。
大人しく砕かれることを望まなかったところをみると、夢見たがりではなさそうではある。
狂人は狂信者と辻占と呼ばれる、狼を探すのに役立つ能力を持っているのだから時計職人を騙る必要は無さそうだけれど。
まとめると、狐や狼を強く見てるかな。その種類までは分からない。狂人は有り得るかもしれない。夢見たがりは無いかな」
『トッティ、1人になっちゃうのかな』
[少女は頭の中でも、やはりしゅんとしていた]
『トッティ、アーネストおにーさんがいたから、ほっとしたよ。
トッティ、アーネストおにーさんのお願いもかなうように、がんばる』
/*
霊能ロラですかね。明日か明後日かなぁ、吊られるの。もしくは、てるてるやと思って貰えて吊られやん未来が見てみたい。
/**/
ルクレースしんどい
無理
はぁ????ん?????
だから!!!心配だったんだよ!!!!!しぬんだぞ!!!!!!!!命の時計砕かれるんだぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ここで慰めるのは違う。私も学んだ。
「そう思うなら明日は2人でもっと頑張りましょう!
明日からは見えてくることも多くなるだろうし!
今日はやれることをやったからお互いに褒めてあげましょう?
頑張ったね、スクル。」
心の中で彼女の頭を撫でる。
/*
ほかの指示が無さげなら、私はトッティちゃんのロルのお返事を書いて今日はもう寝るぞ!!あと、まさかレーヴの発言に返事をしてくれると思ってなくてドキドキしてるぞ!!めちゃくちゃびっくりしたぞ!!!可愛いなぁ、サラちゃんは。
>>サラ
「トッティ、アーネストおにーさんに指差したくないの、サラおねーさん」
[すがるような目で、サラを見た]
「今日は、目をつぶって、指さしてもいーい?」
「若さゆえか…坊や。」
今日を全力で生き抜くことのないものが、明日なら全力で走る通りはない。
「サラ嬢の言う筋は通っているね。」
しかしそれでも、欠けた歯車⚙のピースが1つ
さて、それに気がついているのは何方なのだろう。
懐に手を伸ばし葉巻を取り出そうとし
「そうか、付けられないのか。」
不自由さに顔をしかめた。
[不意に意識が引き戻される。深い思考の中に沈んでいたことに気が付き、眉根を寄せた]
>>サラ
決定、異論は無い。
[今日は自宅に戻って眠りにつくだろう]
「サラ様のお話聞いたよ」
リリアーヌはふわりと欠伸をひとつしました。
どちらの人とも、リリアーヌは話したことがありません。強いて言うなら、アーネストの名前は、トッティから聞いたことがあるのでした。
「……」
ふと、家で眠っていた家族のことを思い出しました。
割と真面目な話をすれば、
真、狼、狂、吊
これが出てきてもおかしくない訳だが、どちら陣営でも占欠けは懸念する訳で、狂、吊はcocし易いとふむ。
グレゴリオ→アーネストの順でcoだから、アーネスト吊は考えにくい。
真が潜伏なら、明日の信用勝負だけど発言量の多さと何かで加味してる以上なんとも言えんな。
村としては、グレゴリオに吊なら優先して釣ると聞いてみるのも面白そうだとは思うのよね。
「…【確認したよ】。」
サラの心労はいかばかりか。
すべてを委ねてしまっていることに罪悪感が募る。
いずれにしても、どうすることも出来ないのはもどかしいものだ、とテルミットは思った。
/**/
なんかトッティに対する感情移入がやばい。優しくしてあげたい。無理すぎる。だって一人だよ!?!?!?!!?!
でもわたしは見物人。
死病診 エルスは、貿易商 アーネスト を能力(占う)の対象に選びました。
死病診 エルスは、浮浪者 グレゴリオ を能力(占う)の対象に選びました。
>>サラ
委任はしたよ。……あと、腹減ったから色々持ってきた。俺は家に帰るつもりないしここでしばらく寝泊まりするつもり。
(ダンボールの中のパンを4、5個手に取りマスクを腰のベルトに下げながら黙々とそれを頬張った。)
投票を委任します。
浮浪者 グレゴリオは、貴族 サラ に投票を委任しました。
死病診 エルスは、代弁者 ルーツ を能力(占う)の対象に選びました。
*☼*―――――*☼*―――――
羨ましいと思いました。
誰かを傷つけなくていい眠る人達が。
やっぱり、リリアーヌは早く眠りたいのです。
本当は襲われるのは怖かったけれど、もうそれでも構いません。
早く。
早く。
リリアーヌは夢の中に逃げたくてたまらないのでした。
*☼*―――――*☼*―――――
/*
まぁ、お兄さん的ポジションと、たぶんもう今日しか彼女に優しく微笑むことが出来ないんだろうなって気持ちとで。私はとても複雑だ。さぁ、死にに行くぞ、レーヴ。お前の命はあと少しだ。
狼としては、グレゴリオ噛まないだろうなぁ…
自陣営なら別として、1縄使えるからなぁ。
そういう意味ではオバゼビオは炙り出したのか、それとも別か割と判別付かないのよな…
協力の仕方を見るにまともには見えるけど、出し方を決めかねていた狼に見える。けどオブリビオからあの提案って、チャレンジなんだよなぁ。
/*
こころがしんどい、なんでだよアーネスト、なんでいなくなっちゃうの、もっとお祭り一緒にまわりたかったよ、なんでなの、まだたんないよ、いっぱいお話もっとできると思ってたよ……
*/
🍋何事もなく明日を迎えられるだろうか……普通に狼に食べられたりされそう。ルクレースに黒だしされそう。こわいこわい(((o( ॑꒳ ॑ )o)))
*☼*―――――*☼*―――――
だから、ごめんね。
リリーの幸せのために、不幸になってね。
サラが、みんなのためにアーネストの宝石を砕くように。
*☼*―――――*☼*―――――
捨て子 リリアーヌは、地主の娘 セレナ に向かって下駄を蹴上げることにしたよ。
「お兄さまなの…………」
だからといって他の誰か推したい人がいるわけでもなく、時計職人をだしては、なんて言ったのも自分だ。
それがまさか、アーネストだとは思っていなかった。
俯いて、しかし決断はサラに委ねた。
🍋相変わらず考察できないマンなんだけど少しは人狼に参加出来てる感が出せて幸せ。出来れば生きて残りたいし街の存続のためにもやっぱ勝ちたいなぁ。
捨て子 リリアーヌは、物書き ルクレース に向かって下駄を蹴上げることにしたよ。
/**/
わんちゃんルクレース噛まれるかもって思ってやめたけど、やっぱルクレースの悪夢が見たいぞ。
あとこれではい喉がかれます。
『ほんとはおねむなんだけど、ちょっぴりルクレースおねーさんのものまねの練習してからねるの』
[しゅんとした自分を奮い立たせるように、大好きな歌を口ずさむ]
『♪ぜんまいくるくる手まき時計
かちかちくるくる準備する
いちにち始まる準備する
マザークロック♪マザークロック♪
おかおを見せてね、マザークロック』
>>257 ダズリー
「!」
「いいの?わ、わ、嬉しい!ありがとう!」
ダズリーから渡されたのは、猫を形取った小さなブロンズの髪飾り。まぁるい目と小さなお口が彫られたそれは、とても可愛らしいものだった。
「すごい、夜の間だけで作れちゃうの?!あ、でも私、そんなお礼されることなんて……」
そこまで言って、せっかくの彼の好意を無碍にしてしまうそうなことに気づく。
「ううん、もらう!ありがとう、ダズリーお兄さん!」
早速というように、リーンは垂れたおさげの結び目にその髪飾りを取り付ける。髪束を手に取ればいつだって見ることの出来るそれに、リーンはいくらか調子を取り戻すことが出来た。
しかし、楽しみなものだ。
私はこうして『普通に』肉体と離れてしまったが、彼ら彼女らは違う。
その身に持つ『時計』に誇りと尊厳そして人生があるのだろう。
そしてそれが『砕かれる時』が来るのだ。マザークロックを見ることは叶わなかったが、人の命が砕かれる。
その瞬間を見ることができるのだと思うと、興奮せずにはいられない。
私は興味があるのだ。
人の命が込められた時計に如何程の『価値』が付くのかを。
たとえ砕けた欠片だとして、私のような物好きに幾らで売れるのだろう。
>>133 ダズリー
彼のその言葉は正しい。
お互いに狼じゃないなんて保証はどこにもない。
放り込まれた環境はあまりに残酷だ。
パンとオレンジを抱えたままでも人形は口を開く。
続くのはいつかの龍もどきの言葉。
理解者「『キミとは、もっと違った形で知り合いたかったな。』」
こんな皮肉、誰にも伝わらない。誰も笑わない。
断られた自分を慰める下らない冗談。
理解者「全てが終わって、2人とも生きていて、さらにお互いが潔白だったら、友達になりましょう。
それなら文句ないでしょ!!」
希望的観測でも、私は彼と一緒にご飯食べれる未来にかける。
理解者「ごちそうさま。」
そう言って彼女は冷蔵庫と別れた。
*/
時計台の上から全てを見下ろす魔女は、今晩までに交わされている議論もしっかりと把握していた。
レンガ造の屋根から振り落とさんと吹く風は、それでもシルヴィにとっては心地よい。そういえば、これだけ風が強ければ−−彼女には関係ないかもしれないがーー空の様子は普段のこの国のものより少々変わるかもしれない。
見上げる。
少しだけ、隙間があった。
上を見上げたあと、シルヴィはまたも気の向くままに地へ降り立つ。
/*
>>エルス
「ご苦労だったな。昨晩から今日の昼過ぎまでかかりっきりだったのだろう? 医師殿」
>>アーネスト
[何か、言葉をかけたくて。でも、何を伝えたらいいのかもわからない。
ただ、このまま1人、砕かれていくだけだなんて嫌で。]
アーネストさん…!
[サラと話し終えたであろう、彼に声をかける。
それはルクレースにしては大きな声だった。
彼には、届いただろうか。]
「そうかい、正しい判断であることを祈るヨ。
アーネストは足掻きでグレゴリオは諦めだっタ。それを見るに、何も物申すことはないネ」
酷い祭りだ。この祭りさえなければ、と考えそうになって首を振った。
明日には、砂になった彼のことも何かわかるようになるだろうか。哀れな賢者なのか、悪魔に魂を売ったのか。
「良いこともありましたがネ。」
グズグズと傷を塞いでゆく細胞を思い返して感嘆の息を吐きながら、家路についた。
/*しんど.......トッティ、マジでひとりでやらないかんのだろうか.......なぜもう1人は出てこない.......*/
/☼人間とは、どこから定義するものだろうか?
命の時計と魂がある事?実体を伴う体がある事?
もし、どれもそうなのだと言うのなら、それともどれかがそうだと言うのなら、俺はとうに人間ではなかったのかもしれない。
命の時計も、肉体も、魂を握っている悪魔ならどうとでも出来た。
あいつだって馬鹿じゃない。玩具が長持ちするように、命の時計はそのままに肉体は変えずにいただけだ。
肝心の魂はあいつの手の内だったが。
”俺”が”俺”らしくあれたのは、今は無き肉体のお陰なのかもしれない。それを、無くしてから気付くとは。
ーーーーーーああ、聞こえる。遠くから、何か。銃声と、雄叫び。爆発音が聞こえた後に強く漂う鉄錆と硝煙の匂いが。
目の前の幻覚と幻聴に目を奪われていれば、いつの間にか恰幅のいい男性がいた。彼の言葉が耳に入るより早く、俺は。☼/
>>+3 ドアン
……ぅあああああああああああ!来るな!!来るなァ!!!!
/☼御する肉体は既になく、魂のみの傀儡は目の前の男に錯乱と憔悴の眼差しを向け、殴りかかった。その拳は、果たして男に届くのだろうか?☼/
**
いやめちゃくちゃ迷惑じゃんこれ、寝たかったり寝てたりしたらどうしよう、、、
サラは忙しいし、アイリーンはダズリーと話してるし、、、
大人しくしとけばよかった。
>>308 トッティ
駆け寄ってきてくれた少女の前にかがんで、頭を撫でた。必死に紡がれる言葉に胸が暖かくなる。自分の居なくなることを少なからず悲しんでくれる人がいることに、今はただ救われた。
「いいよ、大丈夫。…じゃあこうしよう。今度はこの下らないゲームを終わらせて、俺の店へ遊びにおいで。ずっと待ってるね。」
そうして、差し出された彼女の命の時計へ目を落とす。これくらいの孔ならば。俺は、自分の腕時計ー命の時計であるそれを取り外し、ポケットに忍ばせていた工具でふたを開ける。そして盤にはまっていたアクアマリンを外して、少女の掌に乗せた。
「俺のお守り。小さいから無くすなよ。誰か、時計の加工ができる人に頼むといい。きっときみを守ってくれるから。」
>>321 サラ
彼女の瞳には”絶対”を信じさせる何かがあった。その言葉にうなずいて、俺は微笑む。
「ありがとう。じゃあ少しだけ。」
>>220>>221リリアーヌ
時の針が、失った時間の主との時を刺す
どうしてこの子は、こんな強張った顔をしているのだろう。
私は、本当に嬉しかったのに。
転がった懐中時計を、リリアーヌが拾い上げる
「え、えぇ。親切な方が、直してくださったの」
何故か分からないけれど、酷く申し訳ない事をしている気持ちになる。
自分の時計と、比べたのだろうか?そんな必要は、全く無いのに。
ーーーそこに、お互いが、相手の時計に驚いて、楽しむ気持ちさえあれば?
どうして、そんな事を思うの。
大切な大切な、心が踊る時間を、無くしてしまっているような。サラにとっては、これ以上苦しいことが無い感覚に陥る
/*
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
しんど……・・・・・・・・・・・・
*/
>>293アイリーンさん
[認知されていないと思っていた。
余り表舞台に立たない一家であるからこそ知られていた事に嬉しさを感じる。]
「この右眼を見れば新聞屋なら、すぐわかっちゃいますね。流石の情報網ですね。貴女のような若い人もうちの一家を知っているなんて。アイリーンさん」
[くしゃくしゃになった新聞を受け取る。
ぺらりと開くと、そこには今朝方の事が書かれていた。
読み手に伝わる様に、見出しは大きな文字で。フォントも字体もよく考えられて作られている。
文章は、普段読めば何事も思わず流してしまうだろうが、この現状を知って、この場所で読めば、また違うだろう。]
「若いのに、良く書けていますね。驚きました。これはお代です。いい物にはそれ相応の対価が必要です。」
[そう言って、彼女に紙幣を1枚渡した。]
「...本当はこの本は見せてはいけないものなんです。ですが、そうですね。加護を受けた後の事ならお見せしましょう。」
[本にはお祭りがいつも通り開催された事。
出店の種類や雑踏の賑わい。時計技師の丹精込められた装飾品やアクセサリーの種類。
無銭飲食でドジをしたアベルという異国の人。
出会った人の印象や容姿、立ち絵など様々な事が書かれていた。
例年では考えられない事が起きている。必ず観測を続けなければ。そういう意思を感じるだろう。
また、アイリーンは気付くだろう。あくまでも第三者目線で物事が記載されていることに。そして、ペンで塗り潰されている箇所も目に止まる。
うっすらと読めるかもしれない。『楽しそう』『美味しい』など、オブゼビオの感情が書かれている。]
「観測者にはね、感情はいらないんだ。
ありのままを記し、本当の事を残す。
世に蔓延る嘘偽りを暴くのはアイリーンさん達と同じだけど、それに過度な干渉はしない。
そうすれば公平性が無くなるから。私達はね、見守らなければならないんです。
街が、歴史が人々がどのように変遷していくのか。」
たとえそれが私達の識る正義ではなく、別の正義に支配されたとしても。
筆を走らす事は辞めてはならないのです。
それが書き手の使命ですから。
貴女はどうですか。
アイリーンさん。辛いから止めますか。それでもいいでしょう。誰も責める人なんていませんよ。」
[でも願わくば...と口を開きかけたが、そのまま閉じた。]
『アーネストおにーさん、ほんとにトッティ.......ルクレースおねーさん.......で、いいの、かな?』
[アーネストとルクレースのやり取りを見て、少女は不安になる。それでも、ふるふると頭を振るように、考えを頭から出した]
『きっと、アーネストおにーさん、すぐにまた、ルクレースおねーさんとおはなしできるよ』
>>295 サラ
視界にサラの存在を認めたリーンは、彼女の元へと駆け寄る。
「サラお姉さん…!
……ごめんなさい、私、お見舞いにもいけなくて………」
首や腕に巻かれた包帯に、固定された足に、あまりの痛々しさに、思わず顔を背けそうになりながらも、ぐっと堪えて彼女の顔を見る。
「新聞、今日は、いい話題がなくて……。」
どちらかと言えば事務寄りになってしまった新聞を1部彼女に手渡す。
「委任の件わかったよ。サラお姉さん、本当に、この国のためにありがとう……。」
それは昨日や今日の出来事だけではない。
そもそもが、今までの彼女の行動も決断も、数日で出来るものではなく、日々の努力の積み重ねから出来たものなのだろうことくらいは、リーンでも想像に難くはない。
『かたっぽめがねのおじさんを、もうひとりのなかまのひとにやっつけてもらうのも、いいかなって思ったけど、
ぜんぜんお話してくれないから、トッティ、もうひとりのなかまのひとは、アーネストおにーさんみたいにはしんじられないよ』
『トッティ.......じょうずにできるようにがんばる』
=51
「えぇ。まだまだ、二人の時間はある筈だもの。
見えるもの。感じたものの時間を共鳴しあいましょう
ルーツも。良く頑張りました」
なんとなく、髪の毛が暖かい気がする。
サラもまた。心の中で称える様な笑みを浮かべているだろう
「……だから。いなくならないでね。ヴェル」
>>333 サラ
二人の間には、ぎこちない空気が流れています。涙を拭いました。それから、サラが忙しい人であることを思い出して、リリアーヌはぺこりとお辞儀をしました。
「それじゃあ、わたしはそろそろ広場に戻るね! ……ええと、もし良かったらまた、お話してね」
悲しい気持ちには、鍵をかけて。今度は上手に笑えたでしょうか。
そのまま、リリアーヌは部屋を出ました。
>>242 トッティ
「えへへ……、リリーは大丈夫だよ!」
隠れてしまったトッティの手を握って笑って、レーヴにお礼を言います。少女の心は悲しいことに、傷つくことに慣れていました。立ち直り方も、隠し方も知っています。
「ちょっとおトイレ行ってくるね!先戻ってて!」
けれども。
リリアーヌはそういうと駆け出しました。
『ごめんなさい、トッティやっぱりねむくなっちゃった。
あした、はやおきして.......がんばる.......』
[アーネストから受け取ったアクアマリンと、自分の命の時計を両手でぎゅっと握っていた。
作戦がうまくいけば、明日、この時計とも、アクアマリンとも、お別れなのだ。すぐに]
『もし、アーネストおにーさんの、だいじな石にさわれなくても、トッティは、おもいだすよ』
>>343 アーネスト
[ゆっくりと歩くアーネストは、普段から子ども達と接することでそれが癖になっているのか。もしくは、自分を気遣ってくれているのか。
小さな仕草さえ、彼の性格を表しているように思えてきてしまう。]
こちらこそ……ありがとうございます。
とても、楽しかったです。
それ、なのに、……
[そこから先の言葉が、続かなかった。
『何もできなくてごめんなさい。』
そんな言葉を告げたところで、決定は覆らない。あと少しで別れてしまうことになる彼に対して、何を言うべきなのか。
どうしたら、彼は少しでも楽になれるの?
彼女にはわからなくて、ただ、ぎゅっと自分の命の時計を握り締めた。]
Ach, du lieber Augustin,
Augustin, Augustin,
Ach, du lieber Augustin,
Alles ist hin!
── ああ かわいいアウグスティン
アウグスティン アウグスティン
ああ かわいいアウグスティン
みんな無くなってしまった!
向かった先は、お城の奥。昔母に教えて貰った歌を意味も知らないまま口ずさみます。口元に笑みを浮かべて、涙がほろほろと零れました。
さあっと風が吹いて、リリアーヌの瞳から零れた雫が透明な光となって散っていきます。
そうして、しばらくして。リリアーヌはマザークロックを取り戻すために広場の方へと向かったのでした。
[ルクレースは、目を覚ました。いや、本当は一睡もしていなかった。目を開けたと言うべきだろう。
身支度を整えようと鏡を見ると、酷い顔色をしていた。けれど、やはり彼女は、家に閉じこもっているわけにはいかないのだった。
顔色を隠すような化粧は、よく知らなかった。できるだけ血行がよくなるように、あたたかいお湯で顔を洗う。
多少は、ましに見えるだろうか]
.......行かなく、ては。
[足が重い。託された使命の重さに、重圧に、この力の大きさに押しつぶされそうだった。]
>>223テルミット
「……………………ええ。とても気に触ったわ」
懐中時計を抱き締めて、そう言うと
「だってこんなに、嬉しいのだから。私の気持ちに、なんて触り方をしてくれるの?
本当に。本当に大切なものだったの。ありがとう。テルミット=ヴィブラート。貴方は。私の時の恩人。
この感謝を表し尽くす言葉が分からないわ。気持ちに。私の頭の時計が、火照ってしまっていて」
貴族としてでも、強くあらんとする女の姿でもない。ましてや、機巧に熱を振るっていた姿でもなく。
只の、宝物を慈しみ、大切に思う。乙女の姿だった。
今のサラは。嬉しいと思う源泉の記憶に、穴が空いているけれど。
それでも。感謝の思いは、泉の様に沸くのだ
/*ねえやだしんどいむり生きたくない死にたい一緒に死にたい死のうそうしようよなんかこれルクレースむりだってほんまむり*/
>>262 テルミット
アイちゃんの前に立っていたとき、耳馴染みのある、自分の名を呼ぶ声に振り返る。
「テルにー…」
魔女と一緒にあの場を後にしたテルミットの無事を確認し、アイちゃんに録音された記録に強張っていた体が少し解れる。
「うん、すごく働いてくれてるよ。おかげで私が記事を書きに離れている間もばっちりだよ。……うん、まぁ、こんなふうに使うことになるとは、私も思っていなかったけど……。」
予想以上の働きを見せてくれるこの子と、それを作ってくれたテルミットに感謝しつつ、彼の動きにリーンは小さく笑い声を漏らす。
「ううん、私こそ、もしあの場にテルにーがいなかったら、どうなっていたかわからなかったよ。魔女を引き離してくれてありがとう。……その、何も、されてないよね…?」
視た感じは無事ではあっても、何かあってからでは遅い。少し心配になりながらテルミットをまじまじと見る。
「大丈夫、ううん、大丈夫…ではないけど、でも、アイちゃんを通して聞いたみんなの声は、みんな、頑張っていたから…。だから、うん、私も頑張るよ!」
自分の頭へと置かれた、少しの油の匂いのするその大きな手に、リーンは擽ったそうに笑う。
「そのためにも私の相棒にも頑張ってもらわなきゃね!ただ、思った以上にたくさん録音されているみたいで、…メンテナンスが必要そうだったらお願いしてもいいかな……?」
>>342 サラ
魅力に思われないって…………本人が魅力的なら、どんな姿であれ魅力なんじゃない?ま、なんにしてもこんな時に寝込みを襲う馬鹿なんて、文字通りの狼くらいだろ、どうせ。
(そういった話には疎すぎて、ジトッと彼女を見ながら捉えられかたによってはかなり失礼な言動をしてしまった。間違っても彼女が魅力的ではないとは思っていない。なんとも思っていないとも言えるが…。)
………そっか。……まあいいか。明日生きてたら見に行こ。
(国王の胸元のコサージュ。見間違いではないか見に行きたかったのだ。ただ、国王に近付いて怪しまれるのも困りものだし自己完結することにした)
/**/
何故村側を選ばなかった私…
しんどい…
狼側と全然関わりがねえ…
ごめん…アーネストと昨日話しておくべきだった……
【トッティさん】を、視ました。
あの子は.......時の魔女の眷属では、ありません.......
[両手を合わせ、握りしめる。まさか、連続で、視た人が居なくなってしまうなんて。
トッティは、小悪魔か蝙蝠だったのだろうか。そうでなければいい、なんて弱い自分がまた顔を出す。]
テルミット…核融合エネルギーじみた何かとか、何かこう…分からん線エネルギーとか、捕食して無限機関とか…作りそうだな
>>349 アーネスト
[一緒にいることで、心が洗われるだなんて。そんなことを言われたのは初めてのことで、ルクレースは胸いっぱいに、なんて名前をつけたらよいのかわからない感情が芽生えるのを感じた。]
そんな……
[蘇るのは、無茶を言ってしまったにも関わらず代用品を用意し笑顔で接客してくれたことや、子ども達相手に念を押していたことなど。温かい記憶ばかり。]
……私は、あなたのこと。尊敬していました。
いつも明るい、あなたのこと……
[ルクレースの震える手を、彼の手が包む。続けられた言葉に――涙が溢れた。喜怒哀楽に乏しい筈の彼女の瞳から、大粒の涙が溢れる。]
……っ、
[『負けるな。生きて。』
なんて温かくて、力強くて、残酷な言葉。
でも――それがあなたの、最後の望みなら。
彼女はぎゅっと手を握り返してから、こくんと頷いた。]
>>325 サラ
どうやら、レーヴとの出会いも覚えていないらしい。その記憶の先に、リリアーヌが関わっているからだろうか。
「……今はまだ、あんなことがあった後で脳が混乱してるんだろう。
俺との出会いはゆっくり思い出してくれればいい。お嬢さんが思い出さずとも、俺も、……リリアーヌも、アンタの友人に変わりはないさ。」
そう言って、苦笑する。自分とサラを結び付けた縁、そのきっかけを作った少女を思い出すまで、レーヴは待つのだ。
……嬢ちゃんには、酷く残酷な事だけど、な
不意に逸らされた目線は、真っ直ぐに少女へと向けられた。サラと、リリアーヌのやり取りを何も言わずに眺めていた。
何も出来ない自分を歯痒く思いながら。
/*こんな感じか.......?ほんとはルクレース前日の話からするんだよな。でも私の限界が近くとても見守れんので、最悪これで行こう
ダズリーverもつくらねば*/
貴族 サラは、貿易商 アーネスト を投票先に選びました。
>>サラ
[昨日も遅くまで、役割を果たしていた少女を探した。結果を、早く伝えなければならない]
.......あ.......
[今日の犠牲者を知る。確か、アーネストから何か、受け取っていた少女だった。
息を飲むが、両手を握りしめ、サラに向き合った。]
/*
もうさああああああ
なんでこんなに!!しょっぱなから!!クライマックスなのかな!!!!
今日噛まれたいな!!!噛んで!!!私は墓下に行きたい!!!!
*/
──何十年、何百年も昔の話です。
昔あるところに、一国の王子がいました。
王子はとても勤勉な性格で、しかし兄と比べて要領の悪い男でした。
王位継承者は国王の血を引いている直系の子孫に限り、そして長子先継と決められています。
ですから父王も次期国王となる第一子──王子にとっては、兄にあたる者にばかり手をかけていました。
王族としての心構えや振る舞い、日常の遊戯や音楽、語学、神学に至るまで。王子は王子たるための厳しい教育に弱音の一つこぼさず、それらを全てこなしてみせました。
しかしどれほど努力をしても、父王が兄以上に王子を認めることはありません。
母である王妃や民衆でさえも、王子には兄以上の期待をしていませんでした。
王子にとっての故国とは、窮屈で居心地の悪い場所でした。
けれど、王子は王子としての生き方しか知りません。
どんなに息苦しくても、王子は王子としてしか生きられないのです。
【ダズリーさん】を、視ました。
彼は.......時の魔女の眷属では、ありません.......
[両手を胸の前に持ってきて、安堵の息と共に告げる。時の魔女の眷属ではないからとて、必ずしも味方ではないことは、解っていた。それでも、この力が誰の時計も砕かなかったことに、安心してしまう。]
>>+11 ブレイク
物憂う巨躯の男は錯乱しているのだろうか私に向かい拳を向けてくる。
残念ながらこの老体で、躱すことは困難極めるだろう…そう。
『普通であれば』
その拳は私に当たることはなく、空を切る…いいや。
通り抜けるよう当たった感覚が私にはない。
最も彼がどう感じているかは分からないが。
「ふむ、これは失礼な質問をしてしまったとみるべきだろうか?」
特に礼を詫びることもなく話を続ける。
「君の反応を見るに、死という概念は共通らしいが。」
ふむ、と一呼吸をおき近く。
距離の概念すらも怪しいモノだ。近くななどとは無理な話だ。
いずれにしても意識の問題であろう。ハハハ。本題を聞こう。
>>+12続き ブレイク
「君の『時計』を砕かれる瞬間とはどのような感じなのだい?見るに体には傷もなさそうだ。
生き方、誇り、命、全てを失うのだ。是非感想を聞きたいのだよ……そして。
君の砕けた役に立たない時計の価値を教えてくれないか?」
何処までも私は商人だな。物だけではない付加価値も付けて売ろう。
/**/
これブレイクみやこちゃんちょっと思ってたんだけど京ちゃんだったら最高に笑うからそうであって欲しい
言うべきことは.......あるのでしょうけれど、少し、疲れてしまっていて、
[時計職人と名乗っていたグレゴリオの結果に、ルクレースは唇を噛む。何かを言うには、体力が必要だと――他ならぬ自身の身体が訴えている]
.......蓄音機は聞くよう、努めます、ね。
[深い礼を一つする。鈍く、重くのしかかるこの胸の黒雲は、全て終わったら晴れるのだろうか。]
/*今日のアーネストとの会話の振り返りから始めようかと思ったけど、トッティはルクレースの真似するのもアーネストに対して罪悪感あるから、2人の気持ちを踏みにじるような回想は敢えてしないでおこう。
必要以上のことはしない。トッティはパパとママに会いたいだけの少女なので
RP推理要素にもなるんじゃないかな*/
/*
アーネストくんの時計砕くシーンが終わるまでソロルは待つか……2:30になっても終わってなかったら投下して私は寝る。
/*
足りないよ……ぜんぜん、たりないよ
でも、しかたないじゃん
けっていだもん……
サラもしんどかったよね……
にげない、つよいよ……………
ありがとう……
わがままおおくてごめんね……
*/
[ルクレースは、目を覚ました。いや、本当は一睡もしていなかった。目を開けたと言うべきだろう。
身支度を整えようと鏡を見ると、酷い顔色をしていた。昨夜、彼に涙を拭ってもらった頬に、そっと触れる。
けれど、やはり彼女は、家に閉じこもっているわけにはいかないのだった。
顔色を隠すような化粧は、よく知らなかった。できるだけ血行がよくなるように、あたたかいお湯で顔を洗う。
多少は、ましに見えるだろうか。]
.......行かなく、ては。
[足が重い。託された使命の重さに、重圧に、この力の大きさに押しつぶされそうだった。]
物書き ルクレースは、貿易商 アーネスト を投票先に選びました。
/*これもうひとりがお任せにしてなくて失敗したら、ちょっとおこ.......というか、トッティの心が折れそうなので.......合わせといて.......*/
/*こんなにも処刑のリルセに神経使ったのは初めてなのでは?
でも、ルクレースは……
誰かに責任を投げるような形で、アーネストが処刑されてしまうのは、嫌だったと思うんだ……
……それならちゃんと自分もって、腹を、くくったって、思ったんだ………………*/
/*
あーねすとは、みてほしくないっていうけど。
るくれーすがたちさるまえに、さらがあーねすところしちゃった、たぶんばっちりみた、これはまにあわなかったとおもう
*/
「………………」
何も語る事は無い。
サラの信念から逸脱した行為でも。それを語ることこそ、サラ自身を。
そして何より。例え何者であろうとも、彼を侮辱する事となってしまうだろうから
「あぁ、でも。ここでだけは」
二人だけの時の中でだけは。嘆かせて欲しい
彼の時計を破壊した、自分の事をではけしてなく。
止まってしまった。もう時が刻まれない、彼の命を思って
>>ヴェル
「……もし。明日、私がいない時の事を思って伝えておくわ。
明日の朝、直ぐにミスターの結果を言わせて。そしてその上で、本物の時計職人がいないか、全員に名乗らせてね」
──それは、今宵の全ての出来事が終わった頃。
レーヴは、いつもの様に屋根に腰掛け、空を眺めていた。強く吹いた風が、空の黒煙を少しだけ押し退け、ぽっかりと穴が空く。
そこから覗く夜空を見ながら、小さくため息を吐いた。
「………はぁ。」
あの個室から出る間際、綺麗に笑うリリアーヌの瞳の奥に哀しい色を見た(>>344)。
それでも大丈夫だと言い張って、部屋から駆け出すその背中を追いかけることは出来ず。ただ、取り残されたトッティと共に広場へ戻るしかできなかった。
「なんで、追いかけてやれなかったかな……」
追いかけ、声を掛け、大丈夫だと励ましてやれば良かったか。しかし、彼女の胸の内を想像してしまえば、レーヴが慰めにいくことは逆効果に思えて仕方なかったのだ。
自分の事より、たった数分しか会話をしていなかった男が覚えられているなんて、それこそ……
「………ぬぁぁぁぁあああ!!!」
夜の街に向かって声を上げながら、自身の髪を両手で掻き乱し、悶々とする胸の内を晴らそうと試みる。
先程からずっと城内での出来事が頭の中をグルグルと回っていて、あーだこーだと悩んでみれば解決策が見つからないと肩を落とす。
まさに堂々巡りだった。
「………………………はぁ。」
もう何度目になるか分からないため息を吐き出せば、ゆっくりと立ち上がる。
空を見上げれば、強い風が吹き。先程見えていた夜空がまた黒煙の向こうに消えてしまっていた。
「………………後悔しても遅いってのに、な。」
レンガ屋根を蹴って、空を跳ぶ。
次へ、次へと駆けて行けば、レーヴの姿は街の暗闇に消えてしまった。
/*
私にとっての時計の村のクライマックスは今夜だよ。もう。がんばった。ありがとう。ごめんなさい。なんてこった。
*/
>>+12 ドアン
/☼確かに当たっているのに、肉の感覚はあるのに。何度も、何度も殴り続けても倒れぬ敵。
目の前の男の変わらぬ表情は、その言葉はブレイクに届く事はない。
ただ、彼には目の前の敵に自分の拳が届かなかった。その事実のみが伝わる。☼/
なん…なんなんだ、なんなんだよお前ェェエエエ!!!!あはっ…はははははははは!!!!!
/☼過度の恐怖からだろうか?
よろめく体のまま、ドアンの言葉の後に狂い笑い、咆哮をあげて走り出す。
背を見せる逃走行為は兵士としての恥。
マーキュリー家次期当主、マーキュリー師団元帥であるブレイク・マーキュリーの姿はそこにはない。
ただ、”悪魔の傀儡”は目の前の敵から逃げ出した。
ーーーーーー彼の心は、一体何処へと堕ちたのか?
これは、悪魔のみぞ知る事である。☼/
機械仕掛けの伝書鳩が、少女のもとへ降り立つ。
『トッティへ
ごめんね。本当にごめん。トッティは数少ない俺の味方だったのに、何の力にもなれなかった。
最後に俺に話しかけてくれてたのも、全部聞いてたよ。ありがとう。すぐに返事できなくてごめん。
俺はもう一緒に戦えないけど、もう一人の仲間を信じて。きっと俺よりもっと頼りになる人だから。
最後に。これは俺のわがままだと思って聞いて欲しい。
できれば、この国の人々を元に戻して貰えるように、シルヴィ様に頼んで。マザークロックはお返しして、トッティの願いを叶えてもらってからで構わないから。
こんな重責を負わせてごめんね。いつも見守ってるよ。
アーネスト・ジョエル』
**蝙蝠人間になれたので追加設定をちゃんと付与したけど、どう頑張っても地獄
いやだってwiki……小悪魔と蝙蝠人間幸せになれなくない???あれから幸せ生み出そうとしたら倫理感0のサイコパス人間が爆誕しそう
そう、か。あんたでも、見た事がないのか。
/☼薬師、つまりは医学に精通し、死にも近い彼がそう言った言葉には僅かに落胆した。
……わかりきった事ではあったが、それでも、俺は。☼/
……俺はかつて、悪魔に魂を渡す代わりにハンナ・マルセイユという女の死者蘇生を望んだ。
ハンナは俺の親戚で……想い人だった。とは言っても、彼女にはずっと袖にされていて最終的に別の男と結婚したがな。
だが、それでよかったんだ。マーキュリー家の次期当主である俺は、危険な地ばかり駆け巡っていた。彼女を本当の意味で幸せにする自信はなかったから、他の奴でもいい。彼女が認めた男が、彼女を幸せにしてくれればいいと思っていた。
……だが、世界はそれを許さなかった。
ある日、彼女が亡くなったという知らせがきた。いや……殺されたんだ、最愛の夫に。
その時は仕事も何もかも放り投げて、故郷へ帰った。そして、知れる事は全部吐かせた。
あのクソ男は、あろう事にも浮気をした。聡いハンナはそれに気づいて、問い詰めたそうだ。それに逆上した夫は彼女を絞め殺して……それで、ハンナは亡くなったんだ。
クソ男には報復したさ。あいつが息をしているだけで吐き気がする。
その方法は……ああ、どうでもいいな。この話は。
ハンナが死んだ事を受け入れられなかった俺は、手を出しもしない医学から何から、死者を甦らせる術を探した。
そして……ついに見つけたんだ。悪魔の呼び方を。
この世のものでは駄目だ。人はいつか死ぬのは自然の摂理。だが、悪魔ならその摂理をひっくり返せるかもしれない。
俺は無我夢中で悪魔を呼んださ。呼び出されたあいつが望むものは惜しげも無く渡した。ーーーそう、自分の魂を。
ハンナは、あの日と変わらぬ姿で蘇った。
黒い髪、絹のような肌、なだらかな曲線の体に細長い指。1寸たりとも違わぬ彼女に感動したが……目を、覚まさない。
悪魔に聞けば、最後の仕上げに《マザークロック》がいるのだと。あれで時を遡らせ、死ぬ間際の過去の彼女の魂を嵌め込む事で、完成すると言っていた。
……だからこそ、俺は。アレを手にしなければならないんだ。
今度こそ、間違えない為に。
/*やったは良いんだけどさ
これ。票が合ってなくて、別の人間を処刑してたらヤバいよね?????????
めっちゃ投票チェックさっきからしてるけども
人外濃度6?いやーーー*/
/*あーーーーーーーーーーーーーーーアアアアアアアーーーー、ーーーーーーー!!!!!!!
むり!!!、むり!!!!!!!
今ふらっとアーネストのアイコン見ちゃってもうむ「!!!!!!!!!なんなのそのえがお!ー!!!!!!やだ!!!!!!やなの!ー!!!!!やめて!!!!!!!むり!!!!!!!!*/
**ブレイクが反応しない分、私がジュラムの発言見返してたんだけど、随所でチクチク刺してくる感じが小物感あって可愛いね……もっと話したかったよ……………
>>336>>337>>338 オブゼビオ
新聞を受け取った彼は、暫し読んだ後、紙幣を1枚取り出した。
「え、わ、そんな…!こんなにもらえないよ…!」
慌てて返そうとするも、同じ書き手としての彼の言葉にリーンは大人しくそれを受け取る。
「ただ、これだと正規の2倍になってしまうから……これは、明日の分も含めて、でいいかな…?」
なんて。今の自分たちには明日すら迎えられない可能性があることを思いながら、それでも人は明日を夢見て未来の約束事をする。
「え、わわ、そんな貴重なもの…」
言葉とは裏腹に、開かれていく本にリーンの目は釘付けになる。
物書き ルクレースは、人嫌い ダズリー を能力(占う)の対象に選びました。
それは自分の記事のように祭りで起きたことが書かれていたが、自分の感想を織り交ぜて書いていたリーンのそれとは違い、第三者の視点から書かれているようだった。
ところどころ塗り潰された箇所はなんだろうか。そこにはそれまでの書き方とはミスマッチな、それでいてリーンの好きな書き手の感情が書き込まれていたようだった。
「感情は、要らない……世界がどうなろうとも、何を知ろうとも、その行く末をただ見守り記録していく……なんて、難しいことだね。」
感情のない人間などいない。少なくとも、リーンはそう思っている。
だからこそ、感情を排除し常に中立の立場で記録していくことの途方のなさと孤独さに、リーンは固唾を飲む。
そうして彼の最後の言葉に、リーンは首を横に振る。
「止めない、止めないよ…。私はこの手も、自分から溢れ出す感情も、目を背けたい真実からも……だって、それが、私の使命なんだから……。」
感情はいつまでも揺れ動くだろう。
それが筆に乗り、思うような記事が書けないことだってあるかもしれない。それでも…それでも、私が求めているのはそんな色の付いた言の葉なのだ。受け取る相手に役立つ情報と、そうして少しでも、それとは別の何かが届きますようにと。
それも結局は、纏まったのか纏まってないのかわからないような曖昧なものかもしれないが、その形は確かに出来た。
>>345 ダズリー
その小さく煌く髪飾りを眺めていれば、隣から漏れ出る声は、……欠伸だ。
あまり眠る気になれないと言っていた彼も、今夜は幾らか安らかに眠ることが出来るだろうか。
そういえば私も、あんまり、ぜんぜん、眠れていないかも……
「そうだね。私も昨日は遅くまで調べ物して纏めてってしてたから、……」
そうして立ち上がる彼に、リーンはまたね!、と別れの挨拶をする。
無事でいて、や、明日も会おうね、なんて、大層なことは言わずとも、きっとこれくらいのシンプルな言葉で彼には通じるだろうと思いながら。
その後いつものように帰路へとつく彼女の、いつもと違う、おさげに付けられた髪飾りがきらりと煌き揺れていた。
箱入り娘 ヘンリエッタは、貿易商 アーネスト を投票先に選びました。
寝る前に、少しでも情報をと思っていた時。
ブレイクを占ったと言っていた賢者の女性を見つけたリーンは、気まずさから思わず物陰に隠れた。
そうして、聞いてしまった。
時計を砕かれる男の悲しき決意を。
それを受け止めた女の悲痛な叫びを。
それら全てを背負い込む一人の共鳴者を……
夜中、深く眠れなくて目を覚ました。
「投票、ちゃんと自分でやり直さなくては。」
自分は、自分の意思で、アーネストの命の時計を砕くことに決めたと。
お伽話は必ずハッピーエンド。
だからすべてが正しく終われば、正しく元に戻れるのと信じている。
「時計の国は末長く平和で、みんな幸せに暮らしましたとさ」
で終わらないといけないのだ。
大人が幸せに導いてくれるのだと思っていた。
でも、国王は倒れ、大人たちも手探り。
物語のように、子どもに奇跡が起こせますように。
お祖父様の言う通り、諦めない女の子の額にちゃんと魔法が宿りますように。
月も星も見えない夜空に自分の命の時計を掲げて静かに祈った。
そしてヘンリエッタはまた、ルーツ(>>331)のそばへ戻る。
お互いが温かいことを確かめるようにそっと手を繋いで眠った。
「明日も、お話ができますように。
できれば、たくさん」
やがて眠ったヘンリエッタは、アーネストの露店でルーツとあれこれと小物を選ぶ夢を見た。
ピンバッジに飾りボタン、花飾りや小指につける銀の指環。
ゼウスさまはこれだ、シヴァはこれだ……と意見はまとまらず決めかねているのにアーネストがニコニコしながらとっておきをお店の奥から出してくれて……
あれがいい、これがいいといつまでも楽しい夢を見た。
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