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水が滴る花弁が散る夢を見た。
それを踏み締め、飛び去る龍に表情はない。
冷や汗と共に目覚めるニヒルな朝に救いはなくて、朝食を食べる気にはならない。
まずは、サラの様子を見に行こう。
あとは、リンちゃんやヘンリエッタに謝りに行こう。
それからそれから。
もっともやるべき事はその後に。
理解者「眷属たちを見つけないとね。」
チクタクの声ってこんなに低かったっけ。
少女の人形にも表情はない。
死病診 エルスは、箱入り娘 ヘンリエッタ を能力(占う)の対象に選びました。
「聞こえてる。謝らないで、あなたは何も悪くない。、」
一夜超えて落ち着いたのか彼女の声は安定していた。
これ以上、クロノティウスを侮辱するまいと彼女を案じる言葉を打ち消す。
そして彼女は言った。名乗り出たい、と。
合理的だ。
彼女は良くも悪くも目立ちすぎた、あそこまでやって魔女手下ってことも無い。なら名乗り出るのは筋が通ってる。
反対するつもりもない。
けれど、どこかで安堵した自分を私は許せなかった。
「身体に鞭打たせるようで心の苦しいけど、サラが前に立った方いいよね。」
中途半端な愛想笑いで誤魔化すな。
謝るな、感謝もするな。
同等の友達と彼女は言ってくれた。
それらの行為は何かを消していく。
ただただ。
「……お願い。」
頼め。
/**/
今回のシルヴィの役、もともとは私がやるつもりでいたけど、おぼうちゃんにお願いしてよかったなと心の底から思う。
私だったらここまで最高の演出出来なかったし。もとはアベルの存在もなかったから、使い魔出来たのも楽しかったなあ。
プロローグの私のやりたいことは、ドラゴン描写でした。
*/
城内ホール。
もう既に自らの所在など気にすることなく自由に動けるようになった時計の国で、彼女は見つかることを危惧せず、王の治める城へと足を踏み入れていた。
月と太陽と夜空を象ったかの男の時計の様と。
それに重なるように倒れて意識のない男を見て、
/*
「……歪なものだ。
なおも、死に方がそれ、か」
たとえどんな惨事が起ころうとも陽はまた昇る。
「時のある間に薔薇を摘め」誰かの詩集に書いてあったかしら?
薔薇を摘むというのがどういうことかよくわかっていなかったけど、今ならものすごく狭い意味でわかる。
私たちは薔薇を摘まなくては。
とてもとても静かな街へ歩き出す前に、城門のすぐそばにもたれかかって眠ったようなジャンの姿があった。
その手にりんご飴の入った袋を持たせ、お気に入りのショールをかける。
「ベッドで寝なさいって今度はあなたが叱られるなんてばかな大人ね。
……これはあなたに預けます。
いい?預けたからね?ちゃんと私に返しに来るのよ。」
自宅の屋敷にももちろん人の気配はせず、ただ整備する人を失った飾りの時計たちのコチコチという音が規則正しく聞こえる。こんなにこの家は広かっただろうか?
家族の頬にキスをして、それぞれに布団をかける。使用人たちには申し訳ないがありったけのタオルをかけた。母親のブラウスとスカーフを1枚持って
「いってきます」
ヘンリエッタは石畳を踏み締めて城へと戻っていった。
そして今朝になってずっと拭えなかった違和感の正体に気づく。
きっかけは病室の前に来たことだ。
扉を1枚隔ててるのにと関わらず、彼【エルス】の姿、動きが手に取るように伺える。
距離が近づくにつれて、熱くなった肩を服をずらして見てみるとそこには、短針だけの時計の紋様。
奴隷の烙印のように、それは事実だけを伝える。
認めたくないが、してやられた。
一本取られた。
「サラ、私。【エルスと因縁が結ばれてるらしい。】」
部屋を出て、歩きながら思案する。
「それにしてもあの懐中時計。
なんという精巧なつくりをしているのだ…あれでアンティークだと言うのだから呆れる。今の私たちの技術が及ばないなどそれは最早、それこそ、魔法の域だ。」
軽口になってしまったことに眉を顰める。
「ふむ…。できる限りのことはしたつもりだが、ちゃんと音は流れただろうか。なんだあの恐ろしく細かい歯車様は。負けてはおられん、私も《クロノス》のオーバーホールを………」
と、言いかけたところでホールに差し掛かる。
「……なん……だと…………?」
ホールにあったのは、見間違えるはずもない、愛すべき時計の国の王、オズワルド三世の、力なく地に伏す姿であった。
その傍らには、
「……時の魔女…。」
テルミットは息を飲んだ。
「ちょっと大きいでしょうけど、とにかく何かお洋服がないと……」
ああ、起きたサラに何をとってきて欲しいか聞けばよかった。それでも他所様のお宅で家探しをするようなことはできなかっただろう。
サラが運ばれたらしい部屋の前へ行けば、思い詰めた顔で扉に聞き耳を立てる友達の姿があった。
>>37 ルーツ
「ご機嫌よう、ルーツ。
あなたもお見舞い?」
**
ってブレイクいなああああああい!!!!
今気づいた、うわあ。。。。。
今日話しかけいこうとしたのにうわあ。。。。。
占いか第3陣営?
**ゆきっちゃんに推されてるみたいなので頑張ります
終わったらゆかりちゃんとイヴの時どんな気持ちだった?って痛み分けし合いたい……
……いや、この謎の鎖の先の人間の正体が何者かを知っておく方が有益か?
[自らの首に、蛍光色に発光する鎖が巻き付いている。触れることは出来ず、それでも鎖から流れ込んでくる何か直感めいた感覚。
ーーこの先に繋がっているのは、昨日見たパペットの少女だ。
何故かそれだけは確信している。
これが魔女が言っていた「因縁」か。理由は分からないが《マザー・クロック》の横取りを狙う者たちは私たちに目を付けたらしい。
目の前で眠る少女にもジュラムにも鎖が見えている様子は無かった]
時が満ちれば、あるいは。
[繋がれたパペットの彼女を思い、口を噤んだ]
死病診 エルスは、代弁者 ルーツ を能力(占う)の対象に選びました。
[握手を求めてきた彼女に、素肌で応じることが出来なかった。それが失礼に当たることだとは理解していても、なお。
布越しに感じた彼女の体温が、今は否が応でも鎖から直接感じ取られる]
……嫌味か? 皮肉か?
[こんなものを着けてくれた奴らに、顔を歪めて笑った]
>>43 ヘンリエッタ
彼女は今日も可愛いらしい服を着こなしている。
突然の来客への来客に驚いたが、タイミング良くエビスを用意していた。
聞くべきでない話に聞き耳を立てている。
どうするべきか。
彼女の手を連れてどこかに行くべきだったのだろう。
でも、部屋の中の話を聞かない訳には行かなかった。
ヘンリエッタの手を引き、空いてる手で、しーっ、と合図をする。
エビス「今、中で先生とサラが話してる。ルーツは入るに入れなくて結果的に盗み聞きしてる形になってしまってる。」
小声で低い声を出すのは少し難しかったが端的に状況を伝える。
彼女の容態について不安な気持ちが促したこの行動は普遍的には咎められるべきだ。
ヘンリエッタも怒るだろうか。
捨て子 リリアーヌは、物書き ルクレース に向かって下駄を蹴上げることにしたよ。
「…………?」
胸のざわめきに、奮い立たせる様にリーンは昨日ブレイクからもらった手紙を取り出す。
鞄の内ポケットに大事に仕舞われた筈のそれは、何故だかぐしゃぐしゃになっていて。
「おかしいな……」
小さな呟きは、広い城内の静寂に吸い込まれていく。
カツン、カツン、と靴の音を鳴らし、大理石の埋め込まれたそのホール内へと足を運ぶ。
マザー・クロックが展示されていた筈の中央の台座は、その威厳さが嘘の様になくなり、ただ静かに主の帰りを待っていた。
>>42視線をずらせば、見知った顔を見つけてそっと胸を撫で下ろす。
「テルに…………」
駆けながら呼んだはずの名は、冷えきった空気の中にかき消え。まるで自分の時さえも一瞬、止まったかのように。
立ち竦むテルミット。
下を向いた時の魔女。
その傍らには、見間違える筈がない。
眠っているかのように倒れているオズワルド三世と、ブレイクの姿。
それらを捉えたリーンのスカーレットの瞳が僅かに揺れた。
広場に着いたばかりの、早朝のことです。
まだ、広場にレーヴがいないのを確認すると、リリアーヌは一人、城の内部に進みます。サラに逢いに行くのはまた後でにして、リリアーヌは王様を探していました。
「……静かね」
奥のホールには、ちょうど誰もいない時でした。
その奥に、誰かが倒れています。
「! おうさま……!」
リリアーヌは昨日の話を思い出しました。時の魔女と呼ばれる女の人がしていた難しい話。きっと、あの人が王様をこうしてしまったのでしょう。
非力なリリアーヌでは、王様をどうすることも出来ません。
リリアーヌはとてとてと歩くと、彼の顔が見えるところまで近寄ります。決してもじゃもじゃではない、少し硬そうな彼の髪の毛を見つけると。
それが少し失礼なこととも分かりながら、リリアーヌはそっと、王様の頭を撫でるのでした。
「おやすみなさい、おうさま。……あのね、ちょっとだけお休みしててね」
汗が頬を伝う。
時間の流れが緩慢に感じた。
ちらと王の姿を見る。
まるで生気を感じられないそれは、眠っているのか、死んでいるのかの区別がつかなかった。
>>44 シルヴィ
「……お、おお、魔女殿。
茶をご所望か。私の淹れる粗末な茶で良ければ振舞おう。外の広場にある私の仮設工房まで御足労願えれば、の話だが。」
奥の部屋では手負いのサラが寝ている。
子供たちが集まってきていたのも見かけた。
手を出さなければ何かをするわけではないだろうが、なんとなくこの場を離れさせたいという気持ちが湧いたのだ。
「如何か?」
昔。まだ、父がリリアーヌに優しかった頃、父はリリアーヌに教えてくれました。
『王様はね、いつも私たちのために頑張ってくれてるんだよ。だから、リリアーヌ。お前ももし王様にお会いすることがあったら、王様には敬愛をもって接するんだぞ』
リリアーヌを膝に乗せてそんなことを言う父の話は、多分半分くらいしか分かっていなかったけれど、リリアーヌはその時思ったのです。
王様にもしあったら、わたしががんばったねって言ってあげよう。ありがとうって伝えよう。
そうして機会は訪れました。けれども、それは望んでいない機会でした。
リリアーヌは、眠る王様の夢が幸せであることを願って、広場に戻りました。
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