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感情はいつまでも揺れ動くだろう。
それが筆に乗り、思うような記事が書けないことだってあるかもしれない。それでも…それでも、私が求めているのはそんな色の付いた言の葉なのだ。受け取る相手に役立つ情報と、そうして少しでも、それとは別の何かが届きますようにと。
それも結局は、纏まったのか纏まってないのかわからないような曖昧なものかもしれないが、その形は確かに出来た。
>>345 ダズリー
その小さく煌く髪飾りを眺めていれば、隣から漏れ出る声は、……欠伸だ。
あまり眠る気になれないと言っていた彼も、今夜は幾らか安らかに眠ることが出来るだろうか。
そういえば私も、あんまり、ぜんぜん、眠れていないかも……
「そうだね。私も昨日は遅くまで調べ物して纏めてってしてたから、……」
そうして立ち上がる彼に、リーンはまたね!、と別れの挨拶をする。
無事でいて、や、明日も会おうね、なんて、大層なことは言わずとも、きっとこれくらいのシンプルな言葉で彼には通じるだろうと思いながら。
その後いつものように帰路へとつく彼女の、いつもと違う、おさげに付けられた髪飾りがきらりと煌き揺れていた。
箱入り娘 ヘンリエッタは、貿易商 アーネスト を投票先に選びました。
寝る前に、少しでも情報をと思っていた時。
ブレイクを占ったと言っていた賢者の女性を見つけたリーンは、気まずさから思わず物陰に隠れた。
そうして、聞いてしまった。
時計を砕かれる男の悲しき決意を。
それを受け止めた女の悲痛な叫びを。
それら全てを背負い込む一人の共鳴者を……
夜中、深く眠れなくて目を覚ました。
「投票、ちゃんと自分でやり直さなくては。」
自分は、自分の意思で、アーネストの命の時計を砕くことに決めたと。
お伽話は必ずハッピーエンド。
だからすべてが正しく終われば、正しく元に戻れるのと信じている。
「時計の国は末長く平和で、みんな幸せに暮らしましたとさ」
で終わらないといけないのだ。
大人が幸せに導いてくれるのだと思っていた。
でも、国王は倒れ、大人たちも手探り。
物語のように、子どもに奇跡が起こせますように。
お祖父様の言う通り、諦めない女の子の額にちゃんと魔法が宿りますように。
月も星も見えない夜空に自分の命の時計を掲げて静かに祈った。
そしてヘンリエッタはまた、ルーツ(>>331)のそばへ戻る。
お互いが温かいことを確かめるようにそっと手を繋いで眠った。
「明日も、お話ができますように。
できれば、たくさん」
やがて眠ったヘンリエッタは、アーネストの露店でルーツとあれこれと小物を選ぶ夢を見た。
ピンバッジに飾りボタン、花飾りや小指につける銀の指環。
ゼウスさまはこれだ、シヴァはこれだ……と意見はまとまらず決めかねているのにアーネストがニコニコしながらとっておきをお店の奥から出してくれて……
あれがいい、これがいいといつまでも楽しい夢を見た。
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