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お祭り二日目。
しかしなぜか、開け放たれていた城の門が閉ざされてしまっているようです。なにがあったのでしょうか?
国民や観光客は不思議に思いながらも、城下町でのお祭りに興じます。
どうやらこの中には、村人が3名、占い師が2名、霊能者が1名、狩人が1名、狂信者が1名、共鳴者が2名、蝙蝠人間が1名、呪狼が1名、智狼が1名、小悪魔が1名、憑狼が1名、闇狩人が1名、照坊主が1名、辻占狂人が1名いるようだ。
どこのどいつだか知らないが、余計な真似をしてくれたな。
しかし、開放されているとはいえ、城の警備を掻い潜るのは至難の業のはずだが。
まさか――。
……まあ、良い。いざという時のために、《あれ》を用意していたのだから。
時計の針を緩めるなよ。
国王 オズワルド三世が「時間を進める」を選択しました。
国王 オズワルド三世が「時間を進める」を取り消しました。
いつも通りの時計の音。
なのに、どこか不穏な気配がする。
この予兆はなんだろう。
本を開き、筆を進める。
『これから起こることは、なんの根拠もない。
しかし·····この国の未来を揺るがす事になりそうな気がする。』
/**/
ひょえーーーー!!そのまま引いてしまったーーーーーー!!!!
わーん、、ルーちゃん狼じゃなかった。。敵対しちゃうの。。。
/*2回目の憑狼か〜〜〜〜今回気楽にやろうと思ってたんだけどな〜?*/
/*というかトッティとのすり合わせどうしよう。マネが上手いことにするか*/
**
サラだああああああああああああああああああやったああああああああ!!!!!!!
これなら頑張れる頑張れるよ、、、、、
きょろきょろと、リリアーヌは辺りを見回します。
特に意味はありませんでしたが、なぜだか、そうしなくては行けない気がしたのです。
>>トッティ
「あ!」
そうして先程見かけた赤毛を見つけて、リリアーヌはとてとてと走りよります。
「お歌の子だ! こんにちは!」
時計の針が、有り得てはならない刻み方をした後に。
胸の奥から何か、全く別の時計の音が聴こえてきた気がする。
なんだろう。これは。どうして、私の頭に。私の時計以外の他の音が鳴っているのだろう。
私は、その針の音へと話し掛ける。
「ねぇ、あなたはだれ?
今聞こえてきているのは、あなたの命の音なの?」
それは、いつの事だったか。
不意に違和感を覚える。腕に着けた時計の針がぐるぐると回る。命の時計も、また同じように。
不規則に、歪に、何かの前触れのように。
「…………。」
カチコチと、時を刻むそれらを睨みつければ、レーヴはまた前を向いた。
「お城から出されちゃった」
[少女は城門の前で途方に暮れた。もう少しマザークロックをゆっくり見たかったのに、と]
「んう、でも、いいや!歌は歌えたし、マザークロックもきいてくれたよね!
じゃあ、いろんなおみせにいって、いのちの時計のうらにはめる石、さがそー!アーネストおにーさんのおみせもいかなくちゃ」
「あら……城門が閉じてる。
お祭りの時に城門が閉まってるなんて、聞いたことないのだけど。
何かあったのかしら。」
城門を目の前に、独り呟く。
何かが起こっているのだと、そんな曖昧な予感だけが心にひっかかったまま、暫くはそこに立ち尽くす。
>>0:419 サラ
「………どうも。」
少女と国王の会話を傍で聞きながら、考え事をしていれば誰かに声をかけられる。そもそもの第一声からして嫌な予感はしていたが、そちらを見れば、これはまた"貴族様"と言わんばかりの佇まいのお嬢さんが立っていた。
嫌いではないが苦手な部類に入る人物が何の用なのか。少し顔を顰めてみるが、続く言葉にあぁ、と納得した。
リリアーヌとは、目の前の少女の名前だったか。それを知ってるということは、彼女の友人か何かなのだろう。
「……まぁ、そこの嬢ちゃんが友達だと言うなら友達だし、そうじゃないと言うなら、ここまで連れてきた案内人ってところだよ。」
こんなデカい男が幼い令嬢を連れていれば不審がるのも仕方がない。だからこそ声を掛けてきたのだろうと当たりをつけて、へらりと笑ってみせた。
「キハハ、そんな警戒すんなよ、お嬢さん。俺は別に怪しいモンじゃねぇ。アトラップ配達ってのをやってるレーヴってモンだ。」
よろしくな、と慣れた手つきで彼女の頭をひとつ撫でた。下町にいる子ども達にするように。年下への、レーヴなりの挨拶だった。
いつ、どこで、それを知ったのだろう。
私は気づいてしまった。知ってしまった。
マザー・クロックが本来あるべき場所を。
同情してしまった。彼らの事情に。
ああそうだ、あるべき場所に、戻さなければ。
これはきっと、気づいた私にしか、出来ないこと…
薬師 ジュラムは、死病診 エルス と 貴族 サラ を能力(因縁)の対象に選びました。
チクタク、チクタク。
私の名前を呼んでるの?
ううん、これは他の誰かの…。
この声には聞き覚えがある。
違えるわけが無い。
「……サラ?サラなのね!?」
これは一体なんの力なんだろう?
いいか、お前たち。
国民が城に来ようとしたら、上手く理由を付けて追い払え。詳しく話す必要はない。
事は穏便に済ませる。なに、いざという時にあれには保険がかけてあるからな。
[私は臣下たちに伝えると、静かに息をついた。そして、執務室へと足を運び腰を下ろす。]
……こんなことが出来るのは、限られた奴だけだ。
[私の脳裏には、あのまぼろしが過ぎっていた]
/☼話の途中だが、急な違和感を覚えて身を固まらせる。自分の胸板の上に乗る月と太陽が、まるでーーー。
だが、一瞬の内に消えたそれに首を傾げるばかり。もやついた心のままに目の前のサラへと視線を向ける。☼/
>>サラ
……大丈夫、か?
気のせいだとは言いきれず、とはいえ確信めいた何かがある訳でもなくて、辺りを見回してもそこまで混乱が生まれている訳でもなさそうだ。
「気のせい…いやぁ……違うよな…」
酒を飲んだ訳でもない。いつもと違うことといえば…あの肉ぐらいだが、まさかそんな。
/*
いつの間にかリリアーヌちゃんと離れたことになってるううwwwwwwまじかwwwそうかwおけ、わかった、そういうていでいくんやったら話合わせるで!任せといてんか!
/*
あ!!!戻ってきた!!!おけおけ!!そういうことならそれで合わせるぞ!!とりあえずサラちゃんのお返事待ちね!!!
>>ヘンリエッタ
遠くの煌めきに一抹の不安を感じながらも今は隣にいる友人を優先する。
理解者「他人の幸せが自分の幸せになるなんてありえない幻想だと私は思う。けど、その1番綺麗な幻想を信じ続けられた彼はとっても素敵じゃない?」
それ以上、ルーツは彼女の解釈に口出しはしない。
理解者「あなたのヒーローはとても暖かいのね。
本の登場人物からはどうしても温度は感じられない、どうしようもないその人間味と優しさがヘンリエッタを捕らえて逃がさないのでしょうね。
いいなー、包容力のある男の人。」
身の回りにそんな男性はいない。
友人と並んで食べるアイスはお約束通りとっても美味しい。
いつか兄や弟たちもつれて、この祭を楽しもう。
小さな決心とともに彼女はコーンをひとくち齧った。
あんたの場合は邪悪なのが巨悪だったっていう方向だ。
……ま、互いに魂も何もかもない身。腹割って話そうや。
あんたは魔法が使える。そうだろ?
>>9レーヴ
「そう。案内人。正直なのね」
顔をしかめる姿に、貴族嫌いの平民だろうか、とも思ったけれど
邪気は感じられない返答に、警戒を少し解く。
「失礼したわ、ミスター。
レディは、殿方へどれだけ警戒をしても足りない位なのだもの。許して下さいな。
アトラップ配達のレーヴさん、ね。宜しくおねがい、……!」
自然な手つきで頭を撫でられる。
ブレイクと言い、殿方は女性の頭を気軽に触りすぎでは無いだろうか。それとも、それが普通の事なのだろうか
そう思って固まっていると、リリアーヌ(>>13)が元気良く飛び出してきて、毒気が抜かれてしまった。
「先程ぶり、リリアーヌ。そうお友達なのね。
私も、お友達になれそうかしら」
弾んでいる彼女の顔が何を期待しているかが分かって、そう言った
それはそうとしてこの明るくて世間知らずな子供が捨てられて孤児になって泥水をすするような生活をして、すっかりすさんだ目で生きていくの、性癖なんです。
>>429 ルーツ
取り留めのない話しをしながら、そうして2人は目的地へと着く。
「はーい!とうちゃーく!!」
手をひらひらと上げて終着の合図を送る。
甘い香りがするその店先は、人が立ち並んではいたものの、リーンに気づいた店の人が、「リーンちゃんが記事にしてくれたおかげで大繁盛だよ!」と、嬉しい悲鳴を上げていた。
彼女の腕にある人形が変わっていく。“理解者”だと言うその子は今までのどの子よりも楽しげで、リーンも同じように楽しげに笑う。
「うーんとねー。何も挟んでないプレーンも美味しいんだけど…あ、これ!アイスに蜂蜜がかかっているんだけど、とっても優しい甘みでね、幸せ〜!ってなるんだよ!」
他にも色とりどりの果物が挟まれたものなども売っていたが、リーンは迷わずメニュー表に載っている“蜂蜜アイスクロワッサンド”を指す。
「わー!ルーちゃん、いいの?えへへ、ありがとう!」
お姉さんだったんだねぇと言いながら理解者のその子とハイタッチ。
「うんとね、そもそもうちが新聞屋だったから、インクの匂いに印刷機の機械音、そうして色んな新聞のネタになるお話が、私の子守唄で、育った環境だったの。だから、うーん、自然と私もそうなるんだなって思って、
でも……一番強く思ったのは、もう10年前かなぁ。初めて見様見真似で紙いっぱいに自分の見つけたお話しを書いたらね、みんな笑ってくれたんだぁ。それがとっても嬉しくてね、今ではこうやって配ってもいいって言ってもらえたんだ!」
「だから、きっとルーちゃんのことも私の新聞で楽しい気持ちにしてみせるよ!」
と自信満々と言いたげに笑って見せる。
そうして話し終えた頃には、熱々のクロワッサンに挟まれたアイスと蜂蜜がとろりと甘い香りをさせて、彼女たちの鼻とお腹を擽るだろう。
/*
魔女への願いは「パパとママに会えますように」
習ったことをよく覚えるのを評価されて、人の真似をする能力をもらった?みたいな?
もう少しかためるけど、トッティは空っぽに近いから、無邪気に真似するね
無邪気にね。お願いごと叶えるために頑張るぞっていう純粋な気持ちでね*/
「何かの力だとすると、私にはマザー以外には考えられないけれど
もしそうなら、素敵だと思うわ。マザーから、誰かの時間と、頭の中で繋がれる力を貰えるなんて。それがルーツだと言うことも、私は嬉しい。
でも、仮にマザーがくれたのなら、どうしてなのかしらね」
「マ、気のせいということで」
時計を取り出すも、短針も長針も幾つか見えて歪んでいる。月が映り込んでいる。水には空気が混ざって気泡が邪魔をする。意味の無いこと、時計としての意義を果たさないもの。
一応は右回りに、滞りなく進んでいるらしい。ひとまずは、それでよかった。
「明日もありますかラ、お暇しましょう」
時計塔の時刻を見ると、日を跨いでしまったらしい。ゆったりと帰路についた。
>>18 サラ
……やっぱりそうだよなあ。
ああ、時計職人も多く集まっているらしいし、そうしておけ。俺もそうする。
答えは全部、だな。
尊敬ねえ、そりゃあ光栄なこった。いや、ガチで。
すまんすまん、剣の腕は対等に見てるが、姪っ子みたいに見えちまってなあ。ちょっと背が伸びたか?
/☼城から出された事は気になるが、今騒いでも仕方ないと目の前の少女に朗らかな語調を向ける。☼/
命の時計は他国で高く売れるらしいからな。いかんせん、カスタマイズで凝る人間が多いだろ?宝石も含めたら相当の価値だろうさ。
治安が悪くなるのも仕方ねえ。……ま、そうならない為に王城の衛兵や俺達傭兵みたいな存在がいるんだが。
/☼にいっと不敵に笑ってみせる。傭兵の誇りに掛けて、彼女は基礎から育て上げた。今の実力はどれ程のものだろうか?☼/
……サラ、いつでもいいが久々に手合わせしないか?祭りといえど、ここで会ったのも何かの運命。あんたに手合わせを申し込みたい。
「それは間違いなく、その通りですネ。」
ケラケラと笑って、そのまま次の句を繋ぐ。
「ええ、勿論ですとも。『幸福感を得る薬』『痛みを失う薬』『夢に溺れる薬』。なんでも安くお売り致しますヨ。
――よくご存知で。いえ、当てずっぽうですかネ?マ、オマケのようなものですがネ」
アイリーンは、閉ざされた城門をちらりと見遣る。
「……………?」
今まで、こんなことはあっただろうか。
これまでの祭りの日々を思い浮かべながら、アイリーンは首を傾げる。
そうして、メモ帳とペンを手に取り何かをさらさらと書き出した。
「明日はどんな一面にしようか。」
>>13 リリアーヌ
>>21 サラ
貴族の礼儀などレーヴの知ったところではない。年下に見えるなら、レーヴにとっては等しく子どもだった。
……ま、貴族様にそれを言ったら侮辱だなんだと言われるかもしれねぇけどな。
そんな事を思っていれば、ひょっこり現れたリリアーヌからの嬉しい言葉。少しの間一緒に居ただけなのにそう認識してくれるとは、とても喜ばしいことではないか。
「キシシ、嬉しいこと言ってくれるねぇ。
嬢ちゃんがそう言うなら、俺と嬢ちゃんは友達だ!」
そう言って嬉しそうにはにかむと、高い背を屈めて少女の視線に合わせ、ウリウリと少女の頭を優しく撫でる。
そして、少女より少しばかり背の高いお嬢さん──サラへ視線を戻すように見上げれば、
「まぁ、友達になれるんじゃねぇの?お嬢さんがその気なら、俺は来る者拒まねぇよ。」
そう言って、苦笑した。
全部夢幻だろ。そんなものはいらん。
/☼すっぱりと切り捨てる。そんなもので満足すると思われているのなら心外だ。☼/
違う、悪魔から聞いた。
オマケ、か。《マザークロック》を盗む為に必要な足掛かりになるといいんだが。
聞いておくが、誰と誰を繋げたいと考えているんだ?
「オヤオヤ、食いつきが悪くていらっしゃル。無痛の兵隊はご入用ではないんですかネ?」
部下とやらは大切なのか手駒なのか、その腹を探る。
「アァ、口の軽いヤツですネ。1人は、医者デス。見かければ直ぐに分かりマス、大きな嘴がついていますからネ。もう1人は決めかねていマしてね、どなたか心当たりは?」
たかみをさんにディスコで黒狼笑ってもらえてにっこり( ◜ᴗ◝ )
黒狼騎士団は意識したつもりなかった
あとリリアーヌは恩讐のPLと見た
見学だから超低出力でごめん
ログはちゃんと全部読んでる
ざわりと、胸が騒いだ気がする。
何だ。お祭りのために多少無理はした。それが祟ったのだろうか。何故か心許なくなって腕時計を確認すると、針の動きがおかしい。
「父さん、」
店に出ている皆で見せ合う盤の上で、針は狂ったように動いている。…ただの不具合ならいいんだが。
大きな不安を胸に、客引きを続ける。まるでそれ以外に能がないといったように。
/**/
ちゃんと小悪魔通ってよかったなぁ…めちゃくちゃに楽しいぞ、これは。あと慿狼対策しなくていいのがありがてぇ。一応、そこまで簡単にできないようにしたつもりだけど文章の癖では見抜かれたことないからなぁ…たぶん乗っ取り易いんだな、と
/*
まって、私命の時計もって言っちゃったんだけど、命の時計は動かなかったのかな????いや、わかんないけど、まぁ、時を刻んでるのには変わりないから、まぁ、まぁ。
>>22 アイリーン
お店の盛況ぶりを伺うだけで新聞の影響力が伝わってくる。
理解者は私の生き写し。私と同じように緑のリボンをつけた彼女はいちばん私の本性に通った言葉を綴る。
このこの笑顔がリンちゃんに届いてる、つまりそれは今の私の感情を間接的ではあるが伝えれている事になる。
これ以上の手段を持ちえないなら今の私はこれで満足するしかない。
いつか単純にありがとうを伝えられたら、と願わずにはいられないが。
ヘスティア「蜂蜜アイスクロワッサンド、なんて業が深い……。許されない、許されないけど…。私の誘惑より強い誘惑なんてあってはならないのに…。」
結局、彼女はアイリーンと同じものを頼んだ。
***
ゼウス「環境から生まれた夢が環境とみんなに育てられて今花を咲かせようとしてるんじゃな。
なになに、そんな意気込む必要はないぞアイリーンよ。ルーツは既にお主の新聞で期待を膨らませてたんだからな。」
もうアイリーンは立派な新聞屋さんだよ、
そんな言葉にならなかったけど、確かに思いは存在した。
>>25ブレイク
「価値に誇りを持つべきか、無粋な輩を嘆くべきか、ね。
あら、頼もしい。私とどちらが役に立つかしら」
ブレイクとの鍛練は楽しく、やりがいのある時間だった。間違いなく。サラにとってかけがいのない時間の一コマだ。
「良いの?なんて嬉しい申し出かしら。
私は前より、間違いなく強くなっているけれど。構わないわよね。私が積んだ時間を見て欲しいもの」
かつての先生からの申し込みに、胸が高鳴る。
ブレイクとするのは、いつだって楽しかったから
「では、そうね。今日はもう遅いから。明日の夕方頃にまた会いましょう。
刃抜きをした獲物を忘れないようにね、ブレイク。忘れっぽいんだから」
/**/
やばい…狼だとわかりながらログを読むこの…この…なんともいえぬ気持ち……
はぁ…貴方は何を願うの…
咎人 アルヴィンは、ここまで読んだ。 ( B7 )
『トッティはねー、【ものまね】するといいよって言われたの!
まだ、おはなししてない人も、いっぱいいるから.......おはなししてないときも、かんさつしなくっちゃ!ふふっ』
>>32 サラ
見上げてかち合う視線は、真っ直ぐにレーヴの紅い瞳を見つめていた。そして続けられる言葉は、大方の予想通りのもので。
けれど、それを正直に話してくるのだから、レーヴの苦手とする部類とは少し離れた位置にいるのかもしれないと思い直す。
…貴族様とやらもまだ捨てたものではないのかもしれないな。
「いや、構わねぇよ。知り合いの令嬢が知らねぇデカい男と歩いてたらそう疑いたくもなるもんさ。
それに、俺も最初はお嬢さんに嫌な顔しちまったしな。お互い様だ。」
そう言って立ち上がると、もう一度彼女に向き直る。
「で?友人としての頼みってなんだ?」
自分に出来ることなら、と続けては見るけれど、さすがに無理難題を言われれば断ろうとそう決めて。
/*
描写がくそ雑魚過ぎて……小説みたいに出来るわけないわ……ソロルの時だけ頑張るわ……交流中は元のワイに戻ります……おつぽよです……
/*やること
・各人の発言を抽出した窓を作成する
・用語集を作る
・命の時計へのこだわりに注意する
・交友関係を把握する
・自己紹介関係メモを見て整理する
*/
/*中身がトッティだから、推理はあんまりしない方向でやりたいなぁ.......RPで見つけてくれるならそれはそれで。
記憶はもらえるけど、思考力はトッティだから、そこを残してRPしたいけど、それは欲張りすぎかな〜
まあどちらにせよ、ガチに詰めるのはむり.......*/
そんなものがなくとも強く在らねばマーキュリー家の師団にはいらん。
死の恐怖があるからこそ、人は足掻くからな。至極当然の摂理だろ。
/☼普段のブレイクからは想像がつかない程の冷たい声音が頭に響くだろう。☼/
癪だが、同じ輩みたいなものだからな。許してやれ。
医者、か。明日見ておこう。
……では、パペット使いの女を。名は確か、ルーツだったか。
精神疾患患者を医師に割り当てる。
あれは俺の手にも負えん。壊れた兵士は使い物にならんからな。
>>33レーヴ
「ありがとう。
それでも、人を悪かもしれないと言う考えを持つことは、もっと慎重に律するべきもの。
そこにおいて、私は私を恥じるの。
おあいこ様ね。ならこれでもう。このお祭りの中において、私と貴方の関係は対等よ」
立ち上がった彼を見上げる。こうして見ると、やはり大きい。
「ええ。頼みと言うのは」
サラは、息を吸って
「貴方が履いていた、あのローラースケートの様な物を見せて貰いたいの
ほら。貴方があれで、屋根から屋根へと飛び移っていたのを見掛けていて。
なにか、特殊な機巧が組み込まれているの?素材は?どこ製?オーダーメイド?」
あれは?それは?と、サラはレーヴへ摘めよって質問を浴びせかけただろう
>>29 サラ
ふ、師に勝つほど強くなれているのならそれはそれで収穫だが……明日が楽しみだな。
なに、それを目当てに申し込んだ迄だ。強くなければ意味がない。それはクロノスティス家もマーキュリー家も同じだろ?
そっちこそ、張り切りすぎて寝れないからと絵本を侍女に読んでもらうなよ?まー、アレはアレで可愛かったがな!
それじゃあ、俺は明日に備えてそろそろ寝るとしよう。明日、手が空いたら声を掛けてくれ。いつでも待っているからな。
/☼過去に自分がサラとの稽古を忘れてすっぽかした事を棚に上げて、彼女の秘密を明かす。
何故知っているかって?俺が彼女の師であり、傭兵だからだ。
高笑いをしながら惑星の数々、水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星を準えた宝石が嵌め込まれた鞘をチラつかせ、宿屋へと戻る。祭りは明日も続くのだから、早く寝るのは道理だろう。☼/
>>0:414ルーツさん
「いえ、不遜なんて事はありませんよ。本名はしっかりと本に書き留めさせて頂きました。
呼び名はそうですね、皆がルーツとそう呼んでいるのであれば、私もルーツさんとお呼びしましょう。」
[ベンチに並べられて、紹介される彼ら彼女の名前と特徴をすらすらと書き込む。]
「話題や感情が決まっているですか。
ルーツさんは感情が豊かなんですね。それはとても羨ましいです。」
>>0:416アベル
「ええ、そうなのです。これは代々引き継いで来たとたも大きなお仕事なんです。」
[アベルがこちらを見てにこりと微笑むのがわかった。]
「ここで出会ったのも何かの縁。無銭飲食をしたドジな異国情緒の人間と書いておきましょうか。
あ、これで指名手配されても恨まないで下さいね」
[立ち上がった彼の瞳を見る。なにか、大きな事を決心し、それに向かって事を成そうとしているようだった。目標の為に本気になれる人はそうそういない。だから少しばかり、彼の事を応援したくなった。秘密だが。]
──騒動が起こる前の、サーカス会場にて。
>>0:420 ブレイク
[筆を向けてみてくれと言ったブレイクに、少し考える。普段は児童書ばかり書いているけれど、こんな人の良い傭兵を主人公にした物語書いてみるのも良いかもしれない。]
そうですね…出来上がったら、お知らせします。
[表情は相変わらずだが、瞳は優しかった。]
[サーカスは素晴らしいもので、彼女の瞳は爛々と輝く。子どものようにはしゃぐブレイクを見て、彼女の心も踊った。]
素晴らしかったです。こういった催し物を見るのは、良いものですね。
[少し、口元が緩む。小さなその変化にブレイクが気づいたかはわからない。やがてサーカス会場を出ると、お礼を言ってどちらともなく別れることだろう。]
[そして彼女は、異変に気づく。自分の命の時計の異変に。]
……!
[しかし、その異変も少しの間だった。自分の気のせいだったのか、そう思いつつ、ルクレースは胸にかかった時計をぎゅっと握りしめた。]
……そうだ。
サーカスの感想を……手紙に書こう。
[生憎家に便箋はない。どこかで売ってないかな、と思っていると、とあるお店に気がついた。]
>>34 サラ
「……は?ローラースケート?……っておいおい待て待て待て、そんないっぺんに質問すんなって」
関係は対等だと彼女は言ったが、そうなった途端、グイグイとくる姿に思わず一歩後ろにたじろいだ。
背はレーヴよりずっと低いはずなのに、威圧感というか執着心というか好奇心というか。そんなものが綯い交ぜになった圧がレーヴを襲う。
「とりあえず、ちょいと離れてくれや。ちゃんと質問は一個ずつ返していくから。それに、こんなに近いとアンタの見たがってたモンも見れねぇぞ。」
そう言うと、自身の足元を指さしてみせる。
そこには何の変哲もないスニーカーがあるだけだった。強いて言うなら、そのスニーカーのミッドソールが他の靴に比べて分厚いという程度だろうか。
「残念ながら、お嬢さんの期待するような特殊な機巧も、素材も使ってねぇよ。まぁ、オーダーメイドって言やぁ、そうだけどな。これは俺の手作りだ。
………っと。ほら、見てみな。」
彼女が離れたのを確認すれば、靴を脱いでその靴を裏返してみせた。
靴底のかかと部分に長方形の穴が空いていて、その中に2つのローラーが収まっている。
「これが、お嬢さんが見たがってたローラースケートの正体だよ。まぁ、ローラースケートってよりローラースニーカーってのがしっくりくるけどな。
街中を普通に走ってると疲れるからよ。これでスイーって移動すると楽なんだ。」
勢いをつけてからつま先を上げれば、靴底のかかと部分についたローラーが回転し、走らずとも勝手に前に進んでくれる仕様になっている。まぁ、かと言って1回でせいぜい十数メートル先に進むのが精々なのだけれど。
「あぁ、因みに。確かにこの靴で飛び回ってはいるけど、屋根から屋根に飛び移ってたのは俺自身の能力だ。すまねぇな、期待外れでよ。」
そう言って苦笑すれば、靴を履き直す。
「……で、他になにか質問はあるかぃ?」
彼女の顔を見つつ、そう聞き返した。
/*
昔履いてたよ!!全然マスターできんかったけどな!!!!!!!!!あと、そんな靴でパルクールなんてやっちゃダメだからね!!!レーヴは特別な訓練を受けています!良い子は真似しないように!!!
捨て子 リリアーヌは、捨て子 リリアーヌ に向かって下駄を蹴上げることにしたよ。
リリアーヌは二人のお友達(>>41 レーヴ)(>>34 サラ)が楽しそうに話しているのを後ろでニコニコと見守っていました。
難しい話なので、リリアーヌにはよく分かりません。しかし、話すふたりの空気は穏やかです。リリアーヌは昔、母が生きていた頃を思い出して、そっと目を閉じました。
父も母も、リリアーヌにはめっきり甘い人でした。もう幻のような微かな記憶になりつつある、家族三人での旅行。その時もこうして、父と母は楽しそうに話していたのでした。それに比べて今は──。
「……ううん。わたしは幸せだなあ」
小さく小さく、自分に言い聞かせるように呟きました。
>>46 ルクレース
「なるほど。…分かりました、少しお待ちください。」
そういえば、と思い出す。東の国から買い付けてきたチヨガミなら、便箋の代わりになるかもしれない。薄くて少し頼りないが、その国の伝統的な柄で彩られており、色も多彩だ。繊細な色使いが、俺は好きだった。店の奥から持ってきた束を、彼女へ手渡す。
「お待たせしました。便箋の代わりになりそうなものはこれか、…俺が今持ってる写真しかありません。便箋ではないですし、貴方の気に召せばいいんですが」
その写真は、この間隣国へ渡った時に撮ったものだ。青空があまりに綺麗で思わずシャッターを切ったのだが、こんなもの便箋代わりには使えないだろうか。
[老婆を家まで送り届け代金を受け取ったのち、エルスは診療所へと戻り仕事を続けていた。やはりあれだけの人間が集まれば怪我人などもそれなりに出てくるようで、閉院するまで来院者は途絶えなかった。
いつも通りマスクを外して眠りに付き、いつも通りの時間に目を覚ます]
……なんだ?
[何処か違和感がある。けれどその原因までは掴めなかった]
……時が満ちればいずれ分かることであれば、今は気にすることではないか。
[ぐっ、と伸びをしてベッドから抜け出し動き出した。
顔を洗い、歯磨きをし、服を着替えた。顔全体を覆い隠してしまうほどに大きなマスクを被り、キッチンへと向かう。
湯を沸かし、煎った豆を機械で砕き、カップをセットして2杯分のコーヒーを淹れた。
そして、それに口を付けることなく流しに捨てた]
さて、行くか。
[今日もやるべきことは変わらない。行きつけの店で朝食を取り、それから仕事を始めるのだ]
🕐入村時の夜に張り切りすぎて昨日の夜からアホほど寝てました。すみません。
もしかして朝がコアの人あんまり居ない? 昨日からコミュ障極めてるから誰かに話し掛けたい
死病診 エルスは、ランダム を能力(占う)の対象に選びました。
……人々は死を克服した。かの《マザー・クロック》の恩恵によって。
我々は忘れてはならない。《時》への感謝を。
我々は忘れてはならない。《時》の偉大さを。
我々は忘れてはならない。《時》を慈しむ心を。
そしてーー
未来へと歩む為には過去が必要だ。決して忘れ得ぬ過去を。
捨て置いてはならない。《死》への恐怖を。
捨て置いてはならない。《死》への抵抗を。
捨て置いてはならない。《死》を乗り越える喜びを!
はて。人間達よ、忘れたか!
《マザー・クロック》の美しさに魅了され!
その完全性の虜となり!
《死》というものがどういうものであったのか、忘れたか!!
オレは許さん! 決して忘却などせん!
今こそ! 《時》のもたらす甘美な微睡みから抜け出す時だ!!
もう一度、思い出せ!
お前達の隣に佇んだ《死》を!
思い出せ!
お前達へと微笑みかけた《死》を!
思い出せ!
その、恐怖を、病魔を!!
オレが! もう一度!!
🕐エルシニア・カフネ
中流階級。
医師の母と研究者の父を持つ。
かつては他国の人間達と同様に、死をもたらす疾病や傷病の恐怖に怯えていたこの国の人間達だが、ある時からマザー・クロックの恩恵を受け始めたことにより死というものを隣り合わせに感じなくなっていった。
死の軽視は生への軽視。たった1つの生を掴み取るその裏に一体幾千の死が隠れているのか、人々はゆっくりと忘れていった。
そのことに心を病み、エルスの両親は彼が独り立ちしたのち静かにこの国を出た。しかしエルスは彼らの本意を知らなかった。
「死を忘れるな」
生を慈しむ為にあった父の言葉を、エルスは救済の言葉と取り違える。
死こそが何よりも尊くかけがえのないもの。きっと、あの偉大なるマザー・クロックが時を止めれば皆も気付くだろう。
エルスはそう信じた。
願いは「人々が死を間近に感ぜられるようにすること」。ざっくり言うと永続的に病気を流行らせること。
彼はマザー・クロックの力が人々を大きな病気から遠ざけたと思い込んでいる。
国民全員にもう一度死の恐怖とそれを乗り越える喜びを思い出させ、そして二度と忘れないものとすること。
死病診 エルスは、国王 オズワルド三世 を能力(占う)の対象に選びました。
死病診 エルスは、ランダム を能力(占う)の対象に選びました。
🕐朝がコアのお客様ーーーーーー!!いらっしゃいませんかーーーーーー!このペストマスクとどなたかお話してくださいませんかーーーーーー!
🕐
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|・ω・) ダレモイナイ...
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ヽ( )ノ フォッフォッフォッフォッ
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.......... ノ ̄ゝ
>>35>>36ブレイク
「美しい街並みを壊すなんてしないわよ
ただ、ブレイクの体に傷が沢山増えるだけ」
笑う彼へ、悪戯めいた笑顔を向ける
「……良く覚えおいでで?
良い追撃訓練になったわ。あれ。
オチビでも、高い所が蹴れる事を教えて差し上げようと思ったのに」
結局捕まえられなかったのだけれど。また教えれる機会はあるかしら
「ええ。大変に楽しみな未来が出来ました。
師にどんな時間を過ごしていたか、お見せ出来る機会があって嬉しいわ
貴族たる者、露払いは己で出来なくてはね。
…………本当に、良くお覚えで?昂ってしまっていたのだからしょうがないでしょう。
そんなに私からのハイキックが御所望?私がどんなに高く跳べるかも、一緒に思い出させてさしあげようかしら
なんて。それではご機嫌よう。また明日」
昔の話に華を咲かせた後、高笑いをして去っていく師を見送った事だろう
ああ楽しかった!
ヘンリエッタはルーツとまた明日お祭りで会いましょうと約束をして、青を通り越して深緑の顔色をしていたジャンを回収して家に戻ったのだった。
「"おしのび"はお父様にはナイショよ?でないとお前の首が飛ぶわよ」
と、ジャンに申し付けて。
あとは露店で買い集めた飴細工やボンボンをどっさり渡して買収を試みたが、予想していたより高潔だったらしいジャンは煌びやかで魅力的なそれらには手をつけず。
代わりに小さな時計を渡されたのだった。
「この紐を引けばベルが大きな音で鳴るだなんて、無粋なものを作ったものね……」
何かあれば文字通り飛んでくるらしい。
ひとりにはしようとしてくれるあたり、さすがに心得て来たのかしら?と思いながら今日も広場までやってきた。
方々から飛んでくる見物客の賞賛と懐疑の声を受けつつ流しつつひらひらとやっていると、自分をテルにーと呼ぶ少女の声が聞こえてきた。
>>0:393 アイリーン
「おや、リーン。今日も元気だな。よいよい。」
駆け寄ってきた少女を見て、テルミットはニッと笑う。
アイリーンは、時折工房に遊びに来ては元気と街の情報をばらまいて帰っていく新聞屋の娘で、かしましいが不快ではないそれの来訪をテルミットはひどく気に入っていた。
「何を作ったか…だって?
ふふ、それはな………あ、ところで、今日もあるんだろう?いつもの号外。どれ、私にも一部くれないか?その代わり……」
そう言うとテルミットは背後に設えた幾つもの荷物箱の中からひとつを取ると、中から握り拳二つ分程でゼンマイ式の人形を取り出した。
テルミットが螺子を巻くと、くたりとしていた人形は立ち上がり、鳴り出した音楽に合わせて陽気に踊り出す。
「これをプレゼントしよう。音も出るようにしたんだが、どうだね?」
そういえば今朝はやけに騒がしかった。
職人がみんな慌ただしく時計をオーバーホールしていて。
父親にも「命の時計」を見せなさいと言われ、くまなくルーペでチェックされていた。
何かよくないことが起こるのかしら?いいえ、そんなことはないはず。陛下の治めるこの国のお祭りの最中に、そんな不吉な考えはよくないわ。
今日はお買い物も楽しみましょう!
>>0:441 ブレイク
[こちらに歩み寄り、傅く男に目を向ける。記憶を辿ろうとした時、聞き覚えのある家の名を耳にして相槌を打った]
ああ、マーキュリー家の息子か。この国でも指折りの傭兵の家系。
お前の父親は確か昔、我が国の宝物庫を守る憲兵だったな。あれは良い護衛だった。
最高の名誉……そうか。実は《マザー・クロック》をホールへ運び入れる仕事を、来年からはどこかに頼もうと思っていてな。
マーキュリー家から抜擢した者たちはみな、腕が良い。お前たちが来年その場にいることを期待している。
これからも一家共々励めよ。
>>=5
おかしな事。この祭自体が非日常な訳だからおかしな事に溢れているが、その中でも常軌を逸したものや怪しいものを探す。
「お城の方がとっても騒がしくなってた、ここから見える限りだと城門も閉じられてるみたい。
みんなザワザワしてるなあ、何かあったことは間違いないね。
時計が乱れて、お城が閉じられて。」
情報は少ないが、どうにかしてこのふたつの点を結んでみようとする。
突飛な推理だが1つの仮定を弾き出す。
「マザークロックに何かあったんじゃ…?」
少し震えた声を出してしまった。
全ての時計の源泉に何かないとこの国の時計があちこちで一斉に乱れるなんてことは考えにくい。
場内があわてているのだってきっと。
嫌な予感しかしない。
城の中に入れないのなら仕方ない。
セレナは街を散策することにした。
奇妙な違和感の正体は一体何なのか、なんてことは考えないことにした。退屈から解放されるのは結構だが、面倒事に巻き込まれるのはごめんだ。
今日はフルーティ系の香水を選んだ。
つけた直後は、グレープフルーツ、レッドカラント、リュハーブが爽やかかつフルーティーに香る。その後、ワイルドローズとフリージアのフローラルな香りが現れる。
胸にどこか引っかかった不安を拭いされるよう、ひたすらに爽やかな香りを身に纏う。
箱入り娘 ヘンリエッタは、貴族 サラ を能力(占う)の対象に選びました。
>>37 オブゼビオ
ルーツと呼ぶという提案に彼女自身は満面の笑みを浮かべて肯定する。
感情が豊か。あまり言われたことの無い事だったが、確かにと思う。
ゼウス「ルーツの感情が豊か、と言うよりかは我らがそれを助長させているのやもしれんな。
泣き虫、引きこもり、恥ずかしがり屋の3点セットだった彼女をどうにかこうにかしたのが我らだったから。」
人と直接関わるのは未だに怖い。
相手が何を考えてるかは分からない、吐く言葉がどのように受け取られるか分からない。
だからどうしても間に保険を挟んでしまう。
しかし、今話している彼は逆に少し淡白なイメージが付きまとう。落ち着いた雰囲気を持つ彼は?
何をしている人なんだろう?
ゼウス「オブゼビオは普段何を?どうしてこの祭に?」
どうしても質問が先行してしまう。不快な思いをさせませんように。
░▓▒▓█▓░░▓▒
「ここまでの出来は上々だ。国中の時計がそれを私に教えてくれている。
じきにこの地全体が眠りにつくだろう。
願いはいくらでも叶えてやろう。貴様らの持つ《マザー・クロック》にはその力がある。
各自緩やかに城下街からの脱出経路を確保。
間違えても、自分だけで持ち逃げしようとなど考えるなよ。
その命、私が握っていることを忘れるな」
皮肉な訳では無いが第三者に逃げようとするとぶつかってくるのが面倒事の性質だと教科書にも書いてある。
当事者たちの世界は強く強く結ばれる。
>>セレナ
エビス「あのー、すみません。いい匂いのお姉さん。
もし良ければ、助けて頂けませんか……?」
言ってから、ルーツの声が震えていた事に気がつく。
いけない。冷静に。不安を持った友人に、刺を押し出してなんとするの
「ごめんなさい。少し尖ってしまった
大丈夫よ。王がご健在でおられる限り、きっと何事も無いわ。
もし何かをしようとする愚者がいたのなら、私が地に顔をめり込ませて差し上げますから」
[どこからともなく、シルヴィの元に降り立つ。その様をもし目撃していた者がいたなら、瞬きの一瞬で彼女の隣に彼の姿が現れたように見えただろう]
>>シルヴィ
やあ、シルヴィ。
彼らは元気そうかい?
魚に串を通し、街角で火をたいて焼き魚にしていく。せめて塩でもあれば。名前も知らない白身の魚で腹を満たす。
昨日のお嬢さんとの約束を守らなくてはと思い、街の中心部へと向かう。もしかしたら、向こうは忘れているかもしれないけど。
>>0:404 サラ
ああ、そうしろ。
我々は時への感謝を忘れてはならない。そのことを胸に留め、日々精進に励め。今できることに精一杯取り組め。
でなければ、今日微笑む花も明日には枯れてしまっているかもしれない。己の人生に悔いが残らないようにな。
[そう口にすると、私は少女を見下ろした]
ふむ、殊勝な心がけだ。
しかし、手柄を立てた臣下に何の褒美も与えないのは、国王として如何なものかと思う。
あとで俺の小間使いからサラ・クロノスティスに、時計を進呈しよう。
朝。全ての、とは言え膨大な量に及ぶ蒐収された時計達を見終わって、就寝した後。
家のお抱えの職人達と、父と母も手伝って。なんとか一晩で一通り見る事は出来たが。
それでも不安は拭えず、未だに家の皆が異常が無いか、何故起きたのかと頭を捻ってくれている。
古今東西から集めた、古きと新しき、愛しき時計達。
それにも異常が起きたと聞いた時は、生きた心地がしなかった。
サラを出迎えた父の慌て具合。半狂乱になって、笑いながら時計をメンテナンスしていた母。
クロノスティス家にとって、大変な価値として重んじている蒐収品達に一斉に異常が起きたとなると、仕方がない事ではある
サラもまた。時間達への不安を募らせている。
それを振り払うように。朝の鍛練を始める。
屋敷の庭。ブレイクとの訓練に使っていた場所で
煙昇る空から、くすんだ太陽の光がサラの髪を照らす。
動きやすい、薄いブラウスを着て。下は茶色のワイドリネンスラックスを履いている。鍛練用の服だ。
この一年でも成長した胸が、形良く服を押し上げている。バランス良く筋肉をつけたお陰だろう。
細い足から伸びる姿勢は、体幹が良く鍛えられている事が分かる。
刃抜きをした短剣を右手に持ち、構える。右手を前に。上体を横に。相手の剣を払い、直ぐ様攻めに転じられる動きを主体とした構え。クロノスティス家の剣術と、サラのアレンジが加えられているが。
レイピアの構えに似通っているかもしれない。
頭の中から、目の前の空間に形作るは、かつての師の姿。
鍛練の際に、幾度も交えた肉体を思い起こす。そこに、過去の時を現して。
「さて。宜しくお願いね、先生」
過ぎた時の想起へと、踊る様に飛び掛かった。
見るものが見れば、一人で本当に踊っている様にすら見えただろう。
「………こんなものかしら。汗を流してこないといけない」
師との決闘に向けての鍛練を負えると。サラは、湯浴びの場へと向かう。
剣術は、銃が主流となったこの国の戦場においては廃れてきているものだろう。
余りにも速い発展具合で。置いていかれている者達もいる筈だ。
それでも、己の身を守り。武威を示すには、これ以上は無い技能だ。優雅に強いからこそ、民は貴族に慕われるものであろうから。
この国だけ、時計の針が早回しになっていると揶揄する者もいる。人が踏むべき段階を飛び越えて発展しているのではないか?と。
けれども、それは間違いだとサラは思う。マザークロックこそが、この世の時を確実に正確に、間違いなく刻んでいるのだから。
早回しでは無く。他の国が、遅れているだけなのでしょう。そう、マザークロックを心から慕うサラは思うのだった。
期待以上のご令嬢の答えに、片方しかない目と怪しく笑っていた口を大きく開き、両の腕を大きく広げて天を仰ぐ。
>>0:396 >>0:397 サラ
「よい…!よいですな!モオォォォーーーールトベニッッッッッシモ!!!
お任せあれご令嬢!
このテルミット=ヴィブラート、必ずや貴女様を遥かなる高みへお送りすることを誓いますぞ!!
…クク、巨大機巧に可憐な少女が搭乗する……戦闘はむくつけき男共のものであるという概念に囚われていたのは私であったか!それを突き破るのもまたよし!!」
新たな性癖…もとい、可能性に気付いたテルミットは身震いした。
>>51 >>52 サラ
「動けるつっても、そんな大層なモンじゃねぇからな?まぁ、身体動かすのは勉強することより得意だったけどよ。」
学校へ行っていた時、よく教師に言われたものだ。君に勉強は向いていない、野山を駆け回る動物になった方がまだマシかもしれないと。
……今になって考えてみれば、割と問題児だったのかもしんねぇな。
「蒸気噴射装置、ねぇ。
……良い提案だが、俺は、自由に飛べる羽が欲しいわけじゃねぇんだ。それに、そんなのを造るなら、その辺の職人に高い金を積んで頼んだ方が早い。」
ローラーを靴に取り付けるくらいなら簡単に出来る。だが、それ以上になってくると自身で出来る範疇を超えている。それならば、この祭りに乗じて変な機械を持ち込んでいる発明家やらに金を払えば、そんな靴は幾らでも作って貰えるはずだ。
それに、期待の籠った眼差しで見つめられているところ悪いが、生憎と便利な機械装置に用はない。
「俺がそうしないのは、自分の足で手紙を届けたいって思うからだ。お嬢さんにはわかんねぇ感覚かもしんないけどな。」
そう言って苦笑すれば、ふと腕に着けた仕事用の時計を見遣った。
>>45 リリアーヌ
>>61 サラ
白と黒のモダンな時計は、もう夜の時刻を指していた。いつの間にか日も沈み、月が顔を出している。
「っあぁ!やべぇ、もうこんな時間かよ!
あーー、こりゃアイツに怒られるな……」
さすがにサボりすぎた。会社へと戻る頃には、代表兼無二の親友の顔は真っ赤に染まりあがってる事だろう。それを想像すれば、分かりやすく肩を落とす。
「……はぁ。まぁ、別にもういいかぁ…
あぁ、そうだ。令嬢方も、そろそろ帰らねぇといけないだろ。帰り道、気をつけてな。」
そう言うと、踵を返そうとして「あっ」と声を上げてその場に戻る。ガサゴソと腰に提げたポーチから小さな巾着を取り出せば、そっとそれをリリアーヌへと手渡した。
「これやるよ。友人になった記念に、ってな。
中は砂糖飴だから、他の友達とでも一緒に食いな。」
巾着を開けて中を見れば、色とりどりの飴を見ることが出来るだろう。光の下へと持っていけばそれらはキラキラ輝くことだ。
そんな飴を手渡してから柔く目を細め、ポンポンと少女の頭を軽く撫でると、今度こそ踵を返してその場を後にする。
その姿が見えるか見えないか曖昧になった頃。レーヴは軽い身のこなしで屋根の上へとたどり着けば、いつもの様に空を駆け、闇の中へと消えていった。
「気味が悪いほどよくわかっていらっしゃル。もし気が代わりましたらよろしくお願いしますネ」
ロクでもない人だ。
「アァ、人形使いの。良いでしょう、アレは随分とおかしいですからネ。医者は感染症が専門と言っていましたガ、患者として与えられれバどうにかするでしょう」
薬師 ジュラムは、死病診 エルス と 代弁者 ルーツ を能力(因縁)の対象に選びました。
>>67オズワルド三世
「オズワルド様は、枯れた華には価値が無いとお考えなのでしょうか?
私は。枯れた華ですらも、それまでに咲いていた時を想い。また、その華が美しく咲いてきた末のものだと想って。
その華が、蜜と共に溜め込んだ時間を、愛しく感じます。
ですが確かに。枯れ落ちるまでに、沢山の時間を過ごしたいですから。今はまだ、存分に咲き誇りたく思います」
「なんと言う。有り難き賜い物でございましょう
サラ・クロノスティス。喜んでお受け取り致します。オズワルド様のお心に感謝します。
国王様。お忙しい中時間を割いて頂き、大変うれしく思います。
では、失礼を致しますわ」
口に出してしまうものね、と思いながら。国王へと礼を為してからその場から離れていっただろう。見えないところで、スキップなんてしていたかもしれない
>>81 セレナ
コマンド入力のように忙しなく動く目線を必死に追う。
エビス「ほんとですか?!りんご飴お好きなんですね!!」
目は口ほどになんとやら。
エビス「料金なんですけど、ルーツちゃんのおっちょこちょいのせいなんで頂けない、というか…。
むしろ業者委託という形でこっちが払うべき、っていうか。
だから、ここは素敵なご縁のおかげということで、好きなだけ持って行って頂けませんか?」
といっても義理深そうな彼女は素直には引いてくれなさそうな。
そっと、隣に「人形への募金箱」と書かれたものを用意した。ちゃんとこの子たちのために使おう、うん。
>>58ルーツさん
「そうでしたか。
では彼ら彼女らはルーツさんに取っての恩人...というような感じでしょうか。
方法はなんであれ、自らの殻を破り、意思を表に出せるようになったのは賞賛に値します」
[少しだけ口角が上がったように見て取れるだろう。]
「私は、観測者。
オズワルド一世様の頃から代々この国の変遷を書き記す者です。
私はまだ若輩者ですが、先代から引き継いだ仕事でここに来ています。もちろんお祭りの風景とか、出会った人の事は記録しています。ルーツさんやロキさん達もね」
[観測者、と言う言葉を放つ時、無意識に右手が右眼の涙袋あたりを触る。]
「だからこうして色々見て回っているのです。
煌びやかな装飾品が売っていて、空腹を呼ぶ、いい匂いがするお店があったり。
それをみてはしゃぐ子供達がいたり」
[そういう事は参加した事ないんです....と言葉を紡ごうと思ったが、初対面の彼女に言っても仕方ないと思い、飲み込む。
ルーツには、少し羨ましそうに祭りを見るオブゼビオの表情が見て取れるだろう。]
薬師の朝は早い。
目薬に咳止め、2日目にもなると胃薬や二日酔いに効く痛み止めが売れる。それと、あの傭兵のために傷薬を幾ばくか包んだ。
また敷き布に包むと、同じ場所へと向かう。
ヒェッヒェッヒェッヒェ……ヒェッヒェッヒェッヒェ、
……え?
[老人はやっとこさ、寄り道と脇見と休憩と宿泊とナンパを挟んでやっとこさ辿り着いた城の前で立ち竦みます。
なんたって大きな城門が老人の行手を阻むように立ち塞がっていたのですから。]
ほ、ほう?
マザー・クロックとやらは城の中でいつでも見られると聞き及んでおったのだがな?
いやはやせめてこれを見んと、せっかくここまで来た意味がなくなったしまうのだがの。
>>城門前にいる人
おおい!そこの!一体全体どうしたというのじゃ?
>>30 ルーツ
ルーツの腕に嵌められた人形についている緑のリボンが揺れる。理解者のその子はルーツにそっくりだった。
リーンはそれがとびきりに可愛く思えて、緩む頬を隠さず笑う。
いつか、この人形と同じようにリボンを揺らして、ルーツ自身が声を出して笑える日は来るのだろうか。
「ふふふ〜。我が誘惑に敗した者よ…これを食べればそんなことなどどうでも良くなるぞ〜〜!」
許せない!なんて言いながら同じものを頼む彼女に笑いながら、出来上がったばかりのそれを口に含めば。ほら、やっぱり。
「うう〜!やっぱりおいひい……。」
いっぱいの幸せを頬張れば、顔も言葉も蕩けていく。
「ふふ、そしたら私はそろそろ明日の記事を書きに行くね!」
ごちそうさまでした!
最後の一口を噛み締めるように味わえば、訪れる別れに「出来上がったら持っていくから、楽しみにしてね!」と、すぐに訪れる再会を約束した。
>>79 サラ
[私は一度目を伏せてから、遠くを見上げた]
さて、どうだろうな。
俺にとっては、枯れた花は枯れた花だ。それ以上でもそれ以下でもない。
俺は、咲き誇る花を愛している。そして決して朽ちぬ花を愛している。しかしそれは不変とは違う。
常に変化し続け、常にその時その瞬間以上の美しさを。
時計の国は、そうして目まぐるしく発展していったのだから。
だが、お前の在り方も間違いではないのだろう。その感性を大切にするといい。
[そして、私はクロノスティス家の娘を見送った。]
自戒のために首から「りんご飴を当てすぎた馬鹿です」と書いたカードを首から下げる。
先の少女と気品だかい彼女のおかげで少し数は減ったが両手両足で数えられるまでには程遠い。
まさかの確率に店主も倒れてしまわなければ返品も出来たのが周りが囃し立てるせいで持ち帰ってしまった。
意思の弱さを祟る。ヘンリエッタやサラ、アイリーンを思い出すと彼女らの真っ直ぐさが尊く思える。
彼女たちならと考えるも、今の私は涙目になっているだけ。
はあ、と小さなため息をつく。
涙を堪えて食べるりんご飴の味は、なんだかしょっぱい。
「なんと……。」
城門の前で打ちひしがれている男がひとり。
「なんという失態、なんという無念。
マザークロック様にお目通り叶わないとは……このテルミット=ヴィブラート一生の不覚…!」
地に膝をつき、両手で顔を覆い天を仰ぐ。
固く閉ざされた城門は何人をも通すまいと誇示しているようだった。
「先日開発した噴出した蒸気で辺りを満たしている隙にその勢いで宙を舞い姿を暗ます《ドロン》をもってすれば憎き城門を飛び越えることは容易い…しかしあれには人を運ぶ力はおろか、まだ肝心の寫眞機能すら搭載されていないのだ……!」
そもそも王城に侵入することが恐るべき罪悪であることを失念しているのだが。
「なんたる無力…!」
とぼとぼと来た道を引き返して行くテルミットであった…かと思いきや。
「過ぎたことは仕方あるまい。どれ、折角だ。幸い今日の出店はサーメートに任せておるのだし、土産を買うついでに出店でも眺めながら同胞たちの機巧を見物させてもらうとするか。」
「ルーツはどこにいるのかしら?
また健やかな労働を求めて食べ物のところにいるのかしら?
今日は職人の手仕事を見に行きましょう。
うちの時計学校の生徒の皆さんも出展しているでしょうし。
…………まあ!」
さまざまな小物の集まるお店の前で思わず足が止まる。
>>28 アーネスト
「こんにちは。今日もいいお天気ね。
お兄さまのお店、とても素敵!
ブローチやタイピンのようなものは扱っていらっしゃる?両親へのお土産にできそうなものを見せてくださいな。」
>>89 ジュラム
ジュラムさんだ!と盛り上がる心を落ち着ける。
彼の前でゼウスを使うのは医者の前で煙草を吸うようなものだ。色々考慮した上で1番負荷のかからないチクタクを用意した。
理解者「ジュラムさん、こんにちは。例のうがい薬のおかげで喉の調子は元通り、いやそれ以上。まるで魔法みたい、誰かを助ける仕事って素敵ね。」
私はこの祭りで良い人にしか巡り会っていないらしい。
理解者「昨日のお礼もコミコミで、サービスつけた上で無料にさせてください!!」
手をパクりとして握手をする。
問答無用でりんご飴を2本押し付けた。
理解者「まいどありー!」
残り46本。
テルミットは自分と同じく城門前をうろうろする老人に声を掛けられた。
>>オーリ
「如何なされた、ご老体。
……ははあ、さては私と同じ境遇と言ったところか。
それはさぞかし無念であろう。だがしかしこの国はマザークロック様には些か劣るもののしかしてそれに引けを取らぬ時計職人の集う国でもあるのだ。ご安心召され。きっとご老体の眼鏡にかなう時計も見つかることだろう…!」
そう返し、大仰な身振りを混じえて国の外から来たであろう老人を労った。
お店のお兄さまに声をかけようとしたら今日も聞きたかったあの声が!
>>91 ルーツ
「まあ!まあ!!求人広告だわ!!
ご機嫌ようルーツ!
私にもくださいな。今日もやる気が溢れているからウォークライがお腹から聞こえそうなの。」
ニコニコと微笑んでユニークな看板を下げた友達に手を伸ばした。
──朝。ふわぁと欠伸をすれば、目元にクマを携えたまま出勤する。今日も仕事は山積みで、それに加えて昨晩怒られて増やされた分の書類整理もあるのだから、とてもとても気が滅入る。
そもそも、書類だの契約だのが苦手だから会社の代表を友人に譲り、配達人を選んだというのに。これじゃぁ、まるで意味が無い。それに、活字を見ると5秒で眠る自信がある。それと同時に、その姿が友人に見つかって10秒で起こされる自信もあるのだけれど。
「おはようデイビッド。てことで、俺は配達に行ってくる。
……あ?いやいや、書類整理は帰ってからやるって。じいちゃんばあちゃんのリスト纏めんだろ?わーってるよ。」
片手を上げて親友の言葉を遮った。
今日の分の配達物をリュックの中に詰め込めば、颯爽とローラースニーカーを転がして会社を出る。
いつもの様に身軽に屋根へと登り詰めれば、仕事用の時計のリューズを回した。これは、毎日の日課。ぜんまいを巻いて漸く仕事のスイッチが入るのだ。
今日も変わらず黒い煙が空を覆っている。そんな中を進むため、首に下げていたゴーグルを装着して、空を駆けた。
眼下では、昨日と変わらず街は賑やかな色に染っている。遠くに見える城の門が閉ざされていることは気になったが、特に時計が見たい訳でもないレーヴは何も思うことなく、今日の業務に勤しんだ。
カチ、コチ、と、命の時計が命を刻む。
昨晩覚えた違和感は、未だ胸を燻っていたけれど。
変わらず街は賑やかだし、路地裏の猫は呑気だし。
きっと、何事もなく一日が始まり、終わるのだ。
命の時計が動き続ける限り、
マザークロックがある限り、ずっと。
[朝食を取りながらふむ、と考え込む。読んでいた新聞をテーブルに置き、マスクを被り直して店を出た。
向かうのは昨日も通った薬師の出店。もし居なければ教えられた彼の店に行けば良いだろう。
実際彼は出店付近でパペットを抱えた少女と話していた]
>>89ジュラム
ああ、昨日ぶりだな。あれから少し考えていたんだが、どうにも妙に感じる所があってな。
もしかしてだが、お前の店の薬には何か魔術的なものを使っていたりするか?
[ジュラムに話し掛けつつ、ペストマスクの先がちらりとパペットの少女へ向く。>>106
大量のりんご飴と、パペットと、少女。
……なんだコイツは、という目線はマスクに隠され気取られることは無かっただろう。恐らく。]
🕐皆ガスマスクとかペストマスクとかパペットとかなんか変な奴らへの耐性が強すぎやしないか?ガスマスクはこの国の空気ならまああるのかもしれないけどもさ。
『またオモチャばっかいじってやんの!変なやつ!』
『今はお友だちと遊ぶじかんなのよ?』
『あいつは友だちが居ないんだよ!』
(機械が好きなだけだ。誰にも迷惑掛けてない)
『ダズリー、何度言えばわかるんだ!!皆と同じようになんで過ごせない?俺だって好きでオシオキしたい訳じゃないんだぞ?』
(そんなこと言いながらいつも気晴らしに俺をぶつんだ。)
(どいつもこいつも、どうして人と同じ行動を好むんだろう。なぜ同じものを美しく、楽しく、美味しいものだと感じなければ”異端”なのだろう。自分は自分の美しいものしか信じたくない。)
『いいかダズリー。技術と知恵は全てを失っても必ず財産になる。一方で友情や愛情は簡単に壊れるが、人間はこれがなくては心の時計は正しく刻まれていかないんだよ』
「────……わかってるよ父さん。もう何度も聞いた言葉だ」
🕐昨日見て思ったんだけど、ジュラムの命の時計最高に好き。
まさか完全に閉じ切って開かなくした上で透明にして中身を見えるようにしたっていうのに中に水入れたせいで正しい時間が分からないなんてそんな時計綺麗でたまらんしときめきが過ぎるでしょ。この錯誤感堪らんな。
(目が覚める。そういえば祭りに今日も行くんだった。目当ての時計はまだ見れていないし、マザークロックもちらりとしか拝見できなかった。何より父と祖母に土産を頼まれていたのに、昨日は人酔いして早々帰ってきたのだ。
施設にいた時の夢を見た。 >>110 友達らしい友達も折らず、苦手な先生には園長の見えないところで体罰をうける日々。施設の人に感謝はあるが、決していい思い出ではなかった。園長先生だけは毎日壊れたロボットのおもちゃや置時計を寄越して修理させてくれていたっけ。
身支度を済ませ、玄関の扉を開けた)
行ってくるよ父さん、おばあちゃん。夕方には帰る。
/☼ハンナが取ってくれた宿屋のベッドは寝心地が良く、早く眠りにつける……はずだったのだがどうにも眠れない。
戦場でもあるまいしと寝返りを何度かうち、思い当たるのは《マザークロック》の事。
自身の厚い胸板の上で巡る命の時計は変わらないように見えた。
そう、あの時までは。☼/
……あー、くっそ。寝れねえな。
/☼何度目かの寝返りでついに出てくるのは独り言。
目を瞑って横になるだけでも体力は回復すると知っているからこそそうしているが、眠れないというのはどうにも気持ちが悪い。
とはいえ、朝日が昇る頃には深い深い眠りについているのであった。☼/
>>54 テルミット
興味津々というようにテルミットの話しを聞きながら、「そうだった!」と新聞を手渡す。
「すごいんだよー!私ね、国王様とお喋りしちゃったんだー!すごいんだよ、気さくに話しかけてくれてね、」
なんて先ほど起きたばかりのお祭りの自慢話をしながら、テルミットの手元を目で追う。
器用に人形の後ろに取り付けられたゼンマイの螺子をくるくる回すその様を見ていれば、まるで彼の手により生命を与えられたかのように起き上がり、音楽と共に踊り出す人形に、リーンの目がキラキラと輝く。
「すごい、すごい!テルにーすごいよ!!」
ああほら、だからやっぱり、好きなのだ。この人も、この空間も、この国も。
次から次へと舞い込んでくる新しいもの。空はどんよりと煙に覆われ、その青空を隠していくけれど、もくもくと上がる蒸気に、じわりじわりと上がる熱。独特な匂いが、リーンの好奇心をより一層駆り立てる。
「やったぁ!本当にもらっていいの?すごい!ねぇこれ、音楽はどこから出ているの?オルゴール?」
踊る人形を受け取ったリーンはくるくると回りながら、早速記事に書き起こさなきゃ!と意気込んだ。
>>108 オーリ
「うお、本当に大丈夫かご老体。
その足でよくもここまで辿り着けたものだな。
…気に入ったぞ!
特別に私が開発中の歩行補助装具《歩け、その命尽きるまでくんΩ》のモニターに採用して差し上げよう!
ほれ、ここの『何があっても一切の責任は問いません』の項目にチェックとサインをさあほれ早く。」
テルミットはぐいぐいと契約用紙を老人に押し付ける。
「ん?命の時計?この国の人間は滅多なことがなければ人に時計を預けたりはしないぞご老体。
ただまあ私は今気分がいいからな。存分に見るがいい。」
既に近い顔を更にぐいと近付け、左眼に宛てがわれた命の時計を指し示す。
「ずっと見えてはいただろうが、これが私の命の時計だ。人にもよろうが少なくとも私は自分の命をコソコソと隠すような真似はしないぞ。」
/☼浅い眠りと呼吸の中で、夢を見た。
任務に向かう途中で、敵国の軍人は強いそうだと当時の仲間と話していた夢。
視界は暗転してーーー床に転がる仲間の死体、水溜まりのように広がる赤色。
そして、その中心で佇む男に、獣のような咆哮を上げて駆け出す自分。
……次の瞬間には、左の目に焼けるような痛みが走り、壁へと吹っ飛ばされる自身の体に理解が追いつかない。
痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!!!!!!!!!!!!!
床で転がる自分を他所に、男はナイフの血払いをし、再度構える。☼/
「……お前が最後か。ならば、ゆっくりと嬲り殺してやろう。」
/☼地面を蹴ってこちらに距離を詰める男に、俺はーーーーーー。☼/
なんだかんだとしていれば、帰路に着く頃にはすっかり日は暮れ夜も更けていた。
「ただい………?」
慌ただしい事務所兼家の中を、何事かと思いながら通っていく。
印刷機の幾つも置かれた部屋はその歯車を目一杯に動かしていた。
どうやら、何かが、起きた、らしい。
ふと思い出されるは城内での出来事。
マザー・クロックは確かに私たち皆の生命を刻み続け、マザーの名を冠するに相応しい歴史と威厳さを持ちながら、そこに展示されていた。
思わず握り締めた自分の命の時計が、じんわりと熱を持ったかのように感じられた。神秘の時計。
「いのちのかあさん、マザークロック……」
翌日出来上がったクロッカー新聞の見出しには、でかでかと、閉ざされた城門について書かれていた。
りんご飴を売っているルーツさん。
それを買っていく風貌様々な人達。
ご老体と会話するヘッドギアをした青年。
そんな中、ふらりと姿を見えた男性が目に入る。
本をぱらぱらと捲ると現代国王の風貌のページを開く。
「?」
[なんでこんな所に国王が?]
そう思い、てくてくと彼の後ろをついて行き、不遜ながら声を掛けた。
>>オズワルド三世
「声を掛けることも不遜ですが、御容赦頂けると幸いです。貴方は現代国王では?」
/*
いやほんまねむ……………
今回の子は暗い過去とか特にないです。母が死んだくらい。まぁ、そのおかげで時計職人になりたいって思わなくなったんだけども。
>>=9
「貴族足るもの、多少の武は心得ていないと。
脚で地面を跳び跳ねるのとか、好きよ。余り披露する機会は無いけれど」
流石に、他の貴族が見ている前でははしたないので、自重する。時も、たまにはある。
「変なことは、寧ろ起こそうとする者は多いかもしれない。
不安がらせたい訳では無いけれど。明るいお祭りの暗い所には、不届きな人達が集まるものだから。勿論、傭兵や憲兵の方々がしっかり働いてくれているから、心配は無いと思いたいけれど」
男の人が倒れていた、と聞いて。なんとなくの心当たりを話してみる
「まぁ。それは、大変。なにかしら。
私は昨日狼藉な殿方達に囲まれてしまったので、皆さんにお眠りになっては貰ったけれど。」
/☼目を覚ます。
ベッドが湿るほどの冷や汗と、倦怠感で気持ちが悪い。
無言で起き上がり、洗面台へ顔を洗いに行く。
目の前に映るのは、顔色の悪い自分で。☼/
……ははっ、ひっでぇ顔。
/☼軽く笑い飛ばせば、机へと向かう。
一通、どうしても書いておきたい手紙があったからだ。☼/
>>118ジュラム
骨が……驚く程生える……?
[それが魔法でないなら何なのだろうか。表情が窺えずとも眉間に皺を寄せて困惑しているのがよく分かる声色になる。決して有り得ない訳ではないが、何とも、超常的だ。
その後に続くジュラムの言葉にエルスは目を瞬かせる]
研究……そうか。そうだな。
興味が出た。幾つか売ってくれ。製造過程を教える気は無いんだろう?
[骨が生えることが果たしてエルスの診療所に良いことをもたらすのかは定かでは無いが、単純な知識欲が勝る。医者もそうだが研究者も多く輩出してきたカフネの家系としては見過ごせないものだった]
🕐ジュラムとしか話せなくてコミュ障おじさん泣いてる。お前はいつもそうだ。最初に構ってくれた奴にしか話し掛けられない。誰もお前を愛さない。
>>114 リーン
「ああ、ありがとう。私はこれをことのほか楽しみにしていてな。」
テルミットは楽しそうに王との邂逅を語って聞かせるアイリーンを見て満足そうに笑った。
「ふふ、今の音は内蔵のオルゴールだがな。……実はそれだけではないのだよ。」
テルミットは更に小箱を取りだし、踊り歌う人形をその上に載せた。
「それ、ここのボタンを押すとな……」
『わたしの名前はなんて言うの?教えてリーン。』
響いたのはサーメートの声。ここにはいないサーメートの声が聞こえたのだ。
「私は遂に蓄音機の小型化に成功したのだ!
このサイズであればリーンも簡単に持ち運べるだろう?
…どうだ?リーンの取材の手助けにはならないだろうか?」
そう、テルミットは背中を押してやるだけ。与えられる翼はないが、創り出すことはできるのだ。
>>125 エルス
「エェ、まともな形にしておけば、なくなった足も腕も元通り。もちろん、頭蓋骨もネ。ちょいと頑張ればもちろろん腕を増やせるかもネ」
ようやく客になったか、とブレイクのために用意した包みを開ける。量を約束したわけではないのだ、今回は試供品というつもりでもあったから知られなければどうということはない。
「先祖代々の技術でございますからネ、御容赦を。それに、口には出せない取引先もありますカラ
左から、『骨生え薬』『傷薬』『痛みを失う薬』、デス」
細い指でトントントン、と示す。
「すべて、用法用量を守ってくださいネ。それはもう厳密に…お医者サマならわかっていらっしゃいますネ?」
/**/
これさぁ、因縁のことバラされたら1発で疑われそうなんだよな。まあキャラに忠実に!あと喋る人増やそう!また仲良くなった人と関係性あるの、ヤバいな
[臣下たちに街の警備を強めるように命じ、私自身は街に降りていた。
朝から晩まで動く様々な機械。白い蒸気で辺りはぼんやりと霞み、街中にはパイプと歯車が溢れている。
かつての私は、立ち込める煙と油の匂いに何を思っていただろうか]
……。
[今ではもう、よく思い出せない。]
……空が遠いな。
とても、遠い。
[ただ私を突き動かすものは、王としての責務だ。歴史あるこの国の発展だけを願い、決して朽ちぬ国家を作り上げ。そのために心を砕いてきた。]
>>121 オブビゼオ
[声がした。そこには、分厚い本を両手で抱えた青年がいた。その男の右目には琥珀色の文字盤──“命の時計”が埋め込まれている。]
いかにも。俺が現国王のオズワルド=キングだ。
そう畏まる必要はない。
青年の指し示す方には色とりどりの宝石、装飾品があふれていた。ぱぁ、と顔を輝かせて夢中で眺める。
>>123 アーネスト
「お父様は1点ものがお好き。それから華やかなものよりシンプルで洗練されたものがお好みよ。
時計のことであちこち国中をお出掛けになるから旅のお守りになるようなものがいいわ……あ!このラピスラズリのついた金のタイピンをくださいな」
値札の存在をまるで知らないような手つきで選んでいく。ひょいひょいと手でつまみ上げてはあれこれと見つめる。
「お母様は……確か黄緑がお好き。
このペリドットでパールを囲んだ品のいいお花のブローチをくださいな」
>>47 アーネスト
[差し出された千代紙と写真を見て、彼女の瞳が輝いた。どちらもとても素敵な品である。]
初めて見るものばかりで……とても、嬉しいです。
ありがとうございます。
[ぺこり、丁寧に頭を下げる。元々はチケットをくれたあの人に感想のお手紙を書くためにと思っていたが、一緒にサーカスを楽しんだブレイクへも、物語とは別で手紙を渡すのも良いだろう。
そう考えたルクレースは、両方ください、と言おうとして、しかし一度思い止まる。]
是非売っていただけたらと、思ったのですが……お写真は、あなたにとって大切なものではありませんか?
思い入れのある品でしょうし……
リーンは今日も今日とて、城下町の中を駆け回る。
腰に付けられたチェーンに通された、リーンの時計がちゃらりと揺れる。ちくたくとそれは時を刻み進めていた。
「お祭り2日目だよーー!!新聞はいかがー!!」
道ゆく人々に渡して行きながら、目まぐるしく駆け回る。
そうして目当ての人物を、まずは1人。
探し当てればリーンはききぃーーーっとでも効果音が付いたようにその足を止める。
>>74 ルーツ
くんくん。これは…!
「りんご飴だ……!」
「ルーちゃん、こんなにたくさんどうしたの?」
彼女のまわりも常に楽しいが絶えない。
リーンはそう思いながらにこにこ笑顔でルーツの顔を見た。
>>124 リリアーヌ
[リリアーヌがくるりと回ったとき、風を孕んでふくらむスカートを見て、少女は素直に可愛いな、と思った。今日だけは、と園長さんがとっておきの帽子とリボンでおめかししてくれたけれど、園の中でもおてんばな少女にスカートは履かせてくれないのだ]
「ドレスがふわふわ、かわいいね!リリーさん?じゃあ、トッティは、リリアーヌのこと、リリーちゃんってよんでもいーい?」
「うん!あのね、トッティの時計、うらにあながあいてるの!」
[少女は首にかかったチェーンを引っ張って、命の時計をリリアーヌに見せる。園長さんにあんまり人に見せてはいけないよ、と言われていたが、リリーちゃんはおともだちだから「大丈夫」のカテゴリーに入れられた。
文字盤の裏を見れば、穴が数ヶ所あり、よくみれば剥がされたような跡があるので、元は何か装飾されていたのだろうと、大人であれば推測できるかもしれない]
「ね、あなぼこでしょ?きれいな石とか、かざりになるやつ、あるといいなぁ
リリアーヌは、時計をさがしてるんだぁ。アーネストおにーさんのおみせ、時計もあるみたいだよ!いっしょにいこーぉ」
>>サラ
昼に差しかかる頃、サラ・クロノスティスの元へ国王の従者が現れる。
そして、「国王から」とケースを渡されるだろう。中を確認してみると、そこにはアンティークの懐中時計が入っていた。
表面は紺色で縁と同じ金色の細工が花のように施されている。その中心にはシックな文字盤があり、針は小さな音を立てて時を刻んでいる。
そして、裏側には蓋が付いている。
開けてみれば、華やかな音楽が流れ出すことだろう。
どうやら、ゼンマイを巻くとメロディーが流れる仕組みのようだ。
>>131 ヘンリエッタ
身の振り方から相当高貴な人のようだ。失礼のないようにと作法に気を配りながら、彼女の後ろについて選ばれたものをびろうどの張られた板へ並べてゆく。
「かしこまりました。ご贈答品のようでしたらお包みいたしましょうか。包装紙とリボンで簡単なものしかできませんが。」
>>132 ルクレース
黒いレースの下で、彼女のかんばせが華やいだのが見えた。どうやら喜んでもらえたようだ。つられて表情を和らげながら、首を振る。
「いえ、俺はいつでも外へ出られるので。お気に召したなら両方貰ってください。…といってもこっちは正式な売り物なのでお代を頂かなくてはいけないんですが、写真はどうか納めて。お祭りの日ですしね。」
>>139 オブビゼオ
良い、顔をあげろ。
ヴィグ家のことは聞き及んでいる。その分厚い書物にこの街のことが事細かに記されているのだろう?
時計の国の記憶を後世に伝えるため、お前たちは独自の史観をその本に表現している。
[頭を垂れる青年に私は言う]
特別な祭りだ。
私もこの目で、この国の賑わいを確かめようと思ってな。
たまには城に引きこもっていないで街の空気を吸えと、大臣に言われたというのも理由の一つだが。
城については、少々な。
お前たちが気にすることではない。
>>142 ルーツ
「では私には3つくださいな。
ひとつは私の。ひとつはおじさまの。ひとつは……ジャンに。
きっとみんなで食べたら楽しいしおいしいのではなくて?
せっかくだから座ってりんご飴パーティーしましょ。貿易商のお兄さまもご一緒に。」
楽しいことはみんなで。りんご飴を持っている人を目印にどんどん声をかけるだろう。
>>143 アーネスト
「いいわよね?お兄さま。
私はヘンリエッタ。素敵なおみやげをありがとうございます。今日からあなたもお友達ね!
……りんご飴をご一緒したら、私とルーツに何か素敵なものを選んでくださいな。
友情の証は何か小さくてどこにでも持っていけるものがいいの。だから変わったものでなくてもいいの。」
きょろきょろとりんご飴を求めそうな人を探す。
>>=10
まさかの本物でした。
本の中で読んだようなマーシャル貴族。
「あの自覚ないようなら謹んで伝えるけど、あなたのそれが私の見たそれ、っぽい。多分。
このままじゃ、サラ新聞デビューしちゃうよ!?
アイリーンならネタになるならなんでも書いちゃうし!
止めなくて、大丈夫?」
とは言っても、もっと話題に登るべきものを彼女は大見出しに切り抜く。
「その傭兵、憲兵が騒がしいのが気になる。
ま、まあ今は騒ぎも謎の能力も飲み込んでお祭りを楽しむ、そんな方向でいていいかな。」
サラがあんな素敵な服で、華奢な体で、縦横無尽きに野暮な男をなぎ倒すシーンを想像して、まるで何かの物語みたい、なんて笑っていた。
>>134 アイリーン
ロキ「大正解、よくわかったね。見まごう事なきりんご飴よ。」
ロキはこんな感じに冷たくあしらうが、
アイリーンだ!!と普通に両手を挙げて目を輝かせてしまう。
ロキ「一生の運をこの子はこの祭りで使い果たしたみたい。30回くらい連鎖したあたりから悲鳴が聞こえてきたわよ。」
えへへ、とおどけて見せるがロキのこつりとたしなめられる。
彼女の力を借りれば泡沫のように消える数のりんご飴だが、ここでそういう形で彼女の力を借りるのは、なんか、違う。
でも、こういう形なら。
ロキ「そんなこの子のために、1個どうかしら?もちろん、彼女とあなたの中なら代金いらない。」
>>145オズワルド三世
「御寛大な配慮、痛み入ります」
[伏せていた顔を上げる。片膝は変わらず付けたまま、オズワルド三世の瞳を見る。]
「差し出がましいと思いますが、従者も付けず街を見廻るなど危なくないでしょうか。いや、間者に遅れをとるとも思ってはいませんが」
[心配そうにしているが、顔は変わらず淡々と話す。]
「この祭りに関しては、3日間城門が開いてマザー・クロックが公開されています。今までの歴史の中で、城門が閉じていることはありませんでした。
何が...起きているのです。それを書き記すのも観測者の役目なのです。」
[怒らせてはいないか。伏せ目がちにオズワルド三世を見るが、そんな心配をするも言葉は溢れてくる。]
>>135 セレナ
「!!」
「はーい!ありがとう!!」
ふんわりと、フルーティーな香りを上品に纏った女性に声を掛けられてたリーンは、脇に抱えていたその新聞を1部手渡す。
「1コインです!」
綺麗な人だなぁと思いながらこんな人とも会える祭りに心は躍るばかりだった。
「はーい、ありがとう!!」
「1コインです!」
[少女は頭の中で、聞こえてきた声の真似をした。これから行う使命の大きさに緊張もしていたが、少しだけ、わくわくしている]
『ふふっ』
>>143 アーネスト
[心優しい店主の言葉に、彼女の顔はふわりと和らぐ。]
ありがとうございます。
お代、勿論お支払いします……おいくらですか?
[彼女は財布を取り出して、提示された金額をきっかり渡す事だろう。しかし写真を納めて、と言われ、ルクレースはサーカスのチケットの時同様、ただでものを貰うということに少しの抵抗感が生まれた。]
お写真についても、本当はお代をお支払いしたいくらいです……
もし、よろしければ、何かお礼をさせて頂けませんか…?
とは言っても、私が差し上げられるものなんて、限られていますが……
[自分には物語を紡ぐことしか能がない。写真のようなものは渡すことができないだろう。もしくは、何か食べ物を買ってこようか? ずっと店番はきっとお腹がすくだろうし……なんて思案しつつ、彼女は問いかけた。]
[──時は少し進む。]
[店主とのやり取りが終わって無事千代紙を手にすることができれば、ルクレースはサーカスの感想をその紙に記すことだろう。]
『サーカスのチケットを譲ってくださったおじさまへ
こんにちは。昨日は、チケットを譲ってくださりありがとうございました。少々口下手なので、お手紙にて感想を伝えることをお許しください。
サーカスは、それはもう素晴らしいものでした。
まず最初の芸は──』
[事細かく、サーカスの様子について説明し、その時に自分が味わった感情が書き連ねられる。それは普段のルクレースの表情からはとても想像もできないくらい、感情的な文章になっていることだろう。
サーカスについての話が終わると、最後にはこう書き添えられた。]
『追伸
お手紙を書こうとして、おじさまのお名前をお聞きしていなかったことに気づきました。差し支えなければ、機会があれば教えていただけますと幸いです。
ちなみに私は、ルクレースと申します。』
[書き終えるとルクレースは、グレゴリオの姿を探し始めることだろう。]
/*
全然ログ終えてない感がやばい()
とりあえず自分が絡みに行った人とか約束のある人に対して話しかけていくだけで精一杯()
*/
わかった。そんな日は来ないと思うがな、永遠に。
/☼薄気味の悪い男だ。☼/
感染症。道理でマスクをしている訳だ。
……あんた、随分とパペット使いと仲良く話しているがいいのか?
/☼やめてくれと懇願されても、違うと否定されても、どちらでもよかった。
ただ、暇潰しのようにどうでもよさそうな口振りで聞く。☼/
>>154 オブビゼオ
心配には及ばない。
とはいえ、不用心なのも自覚している。用が済んだらすぐに城に戻るつもりだ。
[青年に頷いて見せてから、私は口を開いた]
──。
……そうだな、穏便に済ませるつもりではいたが。事情を話さず事を進めるのは、信用に関わるか。
しかし、無意味に国民たちを混乱させたくはない。
観測者よ、今は待て。
時が来れば話をしよう。
░▓▒▓█▓░░▓▒
「夕刻にはお前たちはこの国を出ろ。
アベル、お前も最後は飛ぶことを許す。
先にやつらの経路を洗ってやれ。
下手に見つかるなよ。囲われることなどないようにな」
>>167 ルクレース
リンゴ飴を譲り受けて、お嬢さんを待ちながらふらふらと歩いていると、昨日の声がした。名前も素性も知らないのだから、無視することも出来ただろうに、律儀なお嬢さんだ。
「こんにちは、お嬢さん。ああ、ありがとう。今読んでもいいかな?」
とは言ったものの、欲張ってリンゴ飴を2つも貰ってしまったから両手が塞がっている。
「お嬢さん、甘いものは苦手かな?苦手でなければ、お一ついかが?ああ、これは向こうで配っていたものだから、何も気にしなくていい」
厳密に言えば、昨日渡したチケットもグレゴリオは譲り受けたものであって、こうして対価に感想を求めるのも間違っているような気はするのだが。
(今日は何もかもが上手くいかない。貿易商らしき男に声をかけても気づかれず新聞売の女にも声が届かなかったらしく仕方ないと支払いのコインだけをおいて新聞を手に取ってきた。
昔から声が小さいことをよく注意されていたから別段驚くことでもない。とはいえ、どことなく悔しい気持ちは胸に残る訳だが。
新聞に視線を落としながら歩いていると、<<物書き ルクレース>>という名の人物に軽くぶつかってしまったようだ。)
>>ルクレース
あ……、……んません。
(完全に前を見ていなかった不注意で女性にぶつかってしまったらしい。今度こそはと多少聞こえるボリュームの声で(とはいえ小さい声なのだが)謝罪の言葉をかける。)
/**/
私が思っているもつさんだと思っている人、まだ喋れてないんだよな。今日話しかけるわ
知り合い設定で。逃さねえぞ
>>グレゴリオ
「お兄サン、そのリンゴ飴はもしや人形使いのお嬢サンから貰ったのかネ?」
客が捌けて暇になり、通りを見ているとリンゴ飴をもつ人がチラホラと見える。その中には普段話しかけることも無い類の者も混ざっていて、あの子の物怖じしなさがわかるというものだ。
客層を増やすという意味では参考になる。金を持っているかは別として、と、ちょうど目の前を通りかかった男に声を掛けてみる。
ヘンリエッタに話しかけられる少し前、店先にて
>>162 ルクレース
本当にこの写真に何も思い入れなどなかった。しいて言えば、この国では仰ぐことのできない濁りのない青空を、いつも心に留めておきたかっただけで。そんなとりとめもない写真に苦心する彼女は、心の綺麗なひとなんだろう。
「本当にいいんですよ。写真一葉くらい、お金になるようなものでもないです。…ただ、もし後で時間があったら、裏の子供たちと一緒に露店を見て回ってやってもらえませんか。仕事で店番ばかりさせていて、まだ碌に見て回れてもいないだろうから。もちろん、時間があればで結構ですし、気が向けばで構いません。」
時を遡ること数刻前。
>> ダズリー
店番をしていると、どこからか視線を感じた気がする。気配のする方を視線で辿るが人はおらず、気のせいかとまた業務へ戻ろうとした矢先、少し先を歩く青年の腰元からハンカチが落ちるのが見えた。
「サー!ハンカチを落としましたよ!」
咄嗟に拾い上げたそれを拾いあげながら、遠ざかってゆく背中に声をかけた。
>>184 アーネスト
[アーネストの提案は、ルクレースにとって嬉しいものだった。写真を受け取ることに対する遠慮がちな気持ちが少し晴れると共に、普段自分が物語を届ける対象である子ども達と触れ合えるであろうことに、喜びを覚える。]
私で良ければ、喜んで……!
では、少し用事を済ませたら、必ず戻ってきますね。
[ルクレースはそう約束をして、写真を受け取る。ただ、]
(それにしても、若く見えるけど、お子さんが沢山いるなんて大変そうだなぁ……お仕事もして、子育てもして、すごい人)
[ルクレースは彼の笑顔を見ながら、きっとそんな誤解をしていることだろう。]
>>137 ダズリー
「おや、お兄さんこんにちは、はいどうぞ!」
ルーツに話しかける前。
声をかけられたリーンは彼に新聞を1部手渡す。
「今日の1番の注目はねー、やっぱり閉ざされた城門だよね?お兄さん知ってた?」
なんだか暗い顔に声。と言っても顔はマスクに覆われてあんまり見えないんだけど。
なんだかこういう人を見ると、どうしても気になっちゃう。
「あ、後ね!オススメの工房があってねー!」
なんて言いながら、テルにーのことを話してみる。
「お兄さんのマスク、かっこいいね!素敵な出会いがありますように!」
向けるのは、にこにこ笑顔にほんのちょっとの好奇心。
[──さて、写真を受け取って、グレゴリオへの手紙を書いているのと同じ頃。
ルクレースはブレイクに対しても、昨日サーカスに付き合ってもらったお礼の手紙を用意する。]
『ブレイクさんへ
昨夜は素敵な時間を一緒に過ごさせていただき、ありがとうございました。
ルクレースより』
[その言葉を写真に書き添える。素晴らしい写真には、あまり言葉を飾りすぎない方が良いように思われた。そうして彼女は、ブレイクの姿も探すことだろう。]
誰も!!!!!!!!殺したくない!!!!!!!!!!!!!俺は誰も!!!!!!!!!!!!!!殺したくないんだぁ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
[昼と夜とを取り違えたような人々の海を、地図を頼りにアベルは歩んでいく。目的の場所へと向かいながら、《時計》を通して聞こえた主人の声に笑った]
詮索なんて、まさか。けれど、これでもキミとは1000年以上の付き合いだからね。
誰よりもキミのことをそばで見てきたつもりだよ。
だからどうか、無理はしないで。
ああそうだ。それから、指示も聞いていたよ。
[フルーツタルトの出店でアップルタルトを一つ購入すると、店を出るすがらにそれに齧り付きながら、今度は路地裏へと入っていく]
囲われるなんて、そんなヘマはしないさ。
/*
てかまじでこの子男としか喋んないな……恋したいって確かに中の人は言ってたけど、ここまで露骨になるつもりじゃなかったんだけどな……なんか恋に飢えまくってるみたいでなんかやだ……
女の子……女の子とも話したい……どうしたら……どうしたらいいの……
*/
>>160 ルーツ
「とても大きなロリポップなのね?
……これはやはり大きな口で食べないとダメね……手強そうだわ。」
どれも立派なりんご飴。3つ並べて1番小さいのを自分用に取ると、残りの大きなふたつは袋に入れてバッグにしまった。
>>175 アーネスト
「素敵なお申し出ありがとう。お言葉に甘えさせてくださいな。
甘いものがあるからお砂糖もミルクも結構なのよ。」
ヘンリエッタなりの背伸びを伝える。
"いい品"という言葉に気を良くし、りんご飴と格闘しながらわくわくと待つだろう。
そして、りんご飴とペストマスク、あまりに意外な組み合わせに一瞬言葉をなくすが、甘いものを食べる人に悪い人はいない。正しくは、悪い人であっても甘いものを食べるときはお利口なのだ。
>>151 エルス
「そちらのマスクのかた!
よろしければご一緒いかが?今みんなでりんご飴でお茶の時間なの」
>>アイリーン、トッティ
「りんご飴のレディたち。よかったらおしゃべりしていきませんか?」
>>182 ルクレース
受け取ってもらえたことにほっとしながら、手紙を読み進める。
彼女のことをよく知っている訳では無いが、どちらかといえば寡黙な印象を受ける彼女からは想像もつかない程、鮮やかで魅力的な文が綴られていた。
この目で、耳で、肌でサーカスを味わっては居ないはずなのに、その場に居たかのようにさえ思わせる。
読み進めて、追伸と書かれた文字の下には僅かながら表情を曇らせる。
本来ならば関わるべきではないし、素性が知られたら彼女──ルクレースは私を軽蔑するのだろうか。とは言え、名乗らないのもおかしな話だ。
「お嬢さ──いいや、ルクレースさん。実に魅力的な文章だったよ。サーカス、楽しんでもらえたようで何よりだ。
私も名乗っていなかったね、私はグレゴリオ。特段話すこともないつまらない男だよ」
>>126 テルミット
「それだけではなく……?」
不敵な笑みを浮かべるテルミットに、次は何が起こるのかとわくわくしながら次の言葉を待つ。
小箱を取り出した彼に、先ほどもらった人形を渡せば…
「!」
「わ、な、なにこれ…!喋ってる!人形が、喋ってるよ、テルにー!」
たしかに聞こえてきたその声に歓声にも似た声を上げる。
あ、これ、もしかして、テルにーの助手のサーメートおにーさん?
「そっかぁ!蓄音機かぁ……!こんなに小さいのを作れるだなんて、流石テルにーだよ!」
蓄音機は確かに存在していたが、こんなふうに持ち運べる大きさのものなど、見たことも聞いたこともない。
正真正銘、テルにーの発明品だ!
「名前…名前…じゃあ、私はリーンだから、この子はアイちゃんにしよう!アイリーンのアイ、そして、相棒のあい!
わぁ、これで、メモを取らなくても音声で録音が出来るんだ…!ううん、たとえ私がその場に居なくとも、この子が録音してくれるんだ…!」
「ありがとうテルにー!私、これで一人前の新聞屋さんになるね!」
満面の笑みを浮かべてリーンは人形と小箱を手に持った。
「よろしくね、アイちゃん!」
>>眷属たち
シルヴィの指示は聞こえていたかい? そろそろ国を出る時間だよ、準備は整っているかな。
キミたちにはまだ、《マザー・クロック》を無事に“北の荒野”へと運ぶ仕事が残っている。
だからまだ、僕に乗せてあげることはできない。けれどそのかわりに、空からキミたちをナビゲートをしよう。
まずは、時計台から北に真っすぐ向かってほしい。
安心してくれ、キミたちはシルヴィと契約をしている。
詳しくは今話している時間がないけれど、その加護があれば《マザー・クロック》を持っていても、誰も気付かない。
北にずっと進むと、墓地につく。祭りの間は町で最も人が少ない場所だ。裏手から墓を抜けると林に出るから、そこを突き進んでくれ。
念のため空から確認して、安全かどうか分かったらそのまま迎えに行くよ。
あとは僕に乗って4人で先に“北の荒野”に行こう。
>>196 グレゴリオ
グレゴリオ、さん……
[自分の手紙により、サーカスが如何に素晴らしかったかが伝わったようだった。そのことにほっと安心しつつも、名乗る時に見せた少しの迷いが気になった。
自分のことをつまらない男だと言うその人は、なんだか寂しそうに見える。その曇った表情を晴らしたい、なんて。そう思った彼女は、気づけば口を開いていた。]
あ、の……
人の人生は、つまる、つまらない、なんて、他人が評価するものでは……ないと、思います。
ですから……
大丈夫、ですよ。
[話そうとすると、途端に口下手になってしまう。伝えたい気持ちを上手く表現できないことに思い悩みつつも、精一杯言葉を紡いだ。]
店の裏から長椅子を何脚かを持ってくる頃には、そこには何人か既に集まっていた。中にはさっきりんご飴を譲ってくれた女の子もいる。
>>ルーツ
「やあ、さっきぶり。きみもりんご飴パーティー?」
彼女に話しかけながら、店先から少し外れたところに椅子を設置した。ヘンリエッタが何人呼ぶつもりなのか見当もつかないが、2人掛けのものを三脚も用意すればことたりるだろう。その場にいる二人に座るよう声をかけてから、あたたかい紅茶をたっぷり入れたポットとミルク、角砂糖の瓶を店の奥から持ち出した。
>>195 ヘンリエッタ
「砂糖とミルクはいらないんだっけ。…はい、まだ熱いから気を付けて。」
>>ルーツ
「きみも飲むか?」
🍋色んな人が反応を返してくれてる………陰キャが一生懸命輪に入ろうとして断念したのを引き戻そうとしてくれてる図だ……
/**/
ああそれと、滲み出す毒舌がろあなのでちゃんとろあに因縁を指せるのではないでしょうか(*˙˘˙)♡
ルーツはわからん。
/☼皆と話し終えた後。
さて、飯でも食うかと並ぶ屋台に沿って歩いていれば、少し離れた場所に見慣れた顔。
明日、見に行くと言っていたなと思い出せば早足でそちらへと向かう。☼/
>>ジュラム
よう、薬師殿。商売の方はどうだい?
屋根から飛び降り、路地裏へと着地する。
真っ黒な猫がなぁと鳴いてレーヴの訪問を歓迎すれば、いつもの様に足元に擦り寄ってきた。
「ホップさん……残念だけど、今日は何も持ってねぇんだわ。デイビッドの奴がしつこくてさぁ……」
青い瞳をこちらに向ける猫の頭を撫でながら愚痴を零す。
今日の分の配達が終わり会社へと戻ったはいいものの、説教プラス書類整理の2コンボ。更に、至福の時であるおやつタイムまで削られたのだからボヤきたくもなるというものだ。
「俺は書類整理すると寝るって言ってんのに無理やりさせようとしてきやがって……そもそも昨日から3日間は無礼講だろ?ちゃんと仕事終わらせてからサボったんだから大目に見ろってんだ……なー?ホップさん。」
両手で猫の顔をウリウリと撫でていれば、突如、空腹を知らせる腹の虫が鳴いた。
「……俺も腹減ったよ、ホップさん。財布を会社に忘れちまったから何も買えねぇんだ……」
黒猫がゴロゴロと気持ちよさそうに鳴く音とは全く別の、ただ虚しさだけが広がるその音と己の懐の寂しさに、はぁとひとつため息を吐くのだった。
>>=11
「?
そうなの。それは、お騒がせしてごめんなさい。
新聞デビュー。ほう。何か問題があるのかしら。
アイリーンさんの新聞は私も拝読したけれども、そんな悪い事を書くような子では無かったと思うわ。大丈夫、じゃないかしら。恐らく。
経験は無いけれども、多分ね」
サラが知っている限りでは経験は無い、となる。
もしかすると、とっくにサラが知らぬ所で何かしらの話が記事になっていたりするかもしれないが
「そうね……。それこそお祭りの中ですから、警戒度が上がっていて然るべきとは思うけれど
ルーツ達は、自分が楽しむ時間を過ごしていて良いと思うわ。不安を思いながらなんて勿体無いもの」
もし狼藉者が現れれば、貴族たる責務を持って、民への害を打ち倒そう。そう誓いながら。この友人には、ただ楽しんでいて貰いたい
>>185 ルクレース
いえ………。……あ、
(謝る必要なんてないのに……。大人の世界というのは一方が悪かろうと双方が謝らなければ行けない文化というのがある。彼女はそれに対応できる人間なのだろう。
ふと、彼女の胸元に目が止まる。宝石を囲む金のアームが少し外れかかっているようだ。思わず胸元に手を置いてそれに触る。)
…これ、取れかかってる。えーっと確か直せる道具が………
………………………あ、
うわあぁああ!?ご、ごめんなさいっ!俺そ、その!
(ウェストバッグから工具を取り出そうとしたところで気付いた。今少なからず女性の胸元に無遠慮に手を置いてしまっていたのだ。他意はなかった旨を伝え慌てて離れる)
/*
ダズリーのいってる金のアームってどれだ??もしかしてアイコンにあるりぼんっぽいやつ??
だとしたらわりとほんとに突然胸元に手を置いてきたんだね!!!きゃーー!!←
*/
「りんご飴おいしーいなー🎵」
自作の歌を歌いながら街を歩いていた時でした。りんご飴をもったロボットが、リリアーヌの横を通り抜けていきます。
「ロボットさんもりんご飴食べるんだ……!」
ワクワクとした表情でリリアーヌはそのロボットを見送ります。
>>エルス
「あっ、カラスの人だ!」
リリアーヌはロボットを見送った後、見覚えるのあるマスクを見つけて声を上げました。祭りの最初、リリアーヌに挨拶をしてくれた人です。
「こんにちは! お祭りは楽しんでますか!」
大人の紅茶を目の前にしばし身構える。
大丈夫。甘いものを食べるときはお茶には砂糖を入れないのが大人のレディのたしなみ。
ひと口、飲む。茶葉の渋味がりんご飴が慰めたはずの舌に遠慮なく入ってくる。
>>208 アーネスト
「………………ミルクだけ、いただける?」
カップを置けば、見上げるマスクの中から聞こえたのは男の人の声。
くぐもっているけど迷惑そうではないと思ったヘンリエッタは畳み掛ける。
>>209 エルス
「ご機嫌よう、鳥さんのような紳士。
私はヘンリエッタ。
こちらのお兄さまに場所を作っていただいたの。そしてりんご飴は私のお友達のルーツの提供よ。
お祭りですもの、色んなかたとお話ししてみたくて。
お目当てのものはもうご覧になって?」
>>190 アイリーン
あー…………城門のことなら見てたよ。直前までマザークロックを見てたから。
(お金だけ置いて去ろうとしたが気付かれていたらしく、申し訳なさそうに勘定を済ませる。やたらおしゃべりな新聞屋だ。底なしの明るさとそのエネルギーはどこから来るのか。もしかして命の時計をふたつ持ってるんじゃないかと言わんばかりの元気さだ。新聞の内容はつい昨日仕入れただろう新しい情報ばかりで見ていて飽きない。特に蒸気機関技師の特集がいい。この手の技術系の人物とは話したことは無いが気が合うかもしれない)
…へえ、工房ね。?ああ、これは………俺が作ったやつ
(そう言ってコツンコツンとマスクを続きながら指さす)
/*
そう言うと、アベルは後ろで結っていた緑のリボンをほどいた。
長いブロンドが一瞬、散るように踊って肩に流れる。
それをアベルがかぶりを振って顔いっぱいに振り乱すと、揺れた毛先が重力に逆らって広がった。
──瞬間。
全身が炎のように燃え上がる。
筋肉に幾重もの筋が浮かび上がり、皮膚が硬い鱗に覆われて肥大していく。
薄く開いた口からは鋭く伸びた牙が覗き。頭部には鼻と目の延長線上に大きな角が幅広に二本、そして鼻先にかけて小ぶりな角が三本具わっていた。
黄金のドラゴン。
膜質の翼が大きく広がり、逆立って震え。首にかけられた時計がかたかたと揺れる。そうして金色の混じった緑色の奇妙な瞳をくるめかせて、“それ”は空高く飛び立った。
*/
>>198ルーツさん
[人形ではなく、ルーツが口を開いた事に少し虚を付かれた。]
「いい声をしていますね。
お代は頂かない。そんな訳にはいきません。
ここに入れればいいですか?」
[そう言って脇の箱にちゃりんちゃりんと小銭を入れる。]
「そんな事を書こうとは微塵も思っていませんでしたが、そうですね。そういうのを記すのも面白いかもしれませんね」
[りんご飴を受け取り、ぺろりと舐める。
今まで味わったことのない甘さと食感。口の中で林檎の爽やかな風味が広がる。ある程度咀嚼し、嚥下する。少しばかり口角が上がる。]
「これは、美味しいですね」
>>152 ルーツ
「ほうほう、つまりはこのりんご飴がルーちゃんの使い果たした運ということ……それは…大変だ!」
どうしようかとあたふたしていれば、りんご飴を1つくれるという誘いに、リーンはぱっと顔を上げる。
「わっいいの?ありがとう!それじゃあえっとね、はい!これ、今日の新聞だよ!」
そうしてりんご飴を受け取りながら、新聞を手渡す。ルーツ1人では到底消費しきれないであろう残りのりんご飴も、自分ならきっと配り回ることは出来るだろう。が、これが彼女の運というものであれば、そういった提案は無益なものかもしれない。
「まだまだたくさんあるねぇ。ルーちゃんはなくなるまでここにいるの?あっそうだ!」
がさごそと鞄から、ゼンマイ仕掛けの人形を取り出す。
くるくると、テルにーがやってくれたように螺子を回せばそれは音楽に合わせて踊り始めた。
「この子も一緒にお店番をするのはどうかなぁ?アイちゃんっていうの、ちょっとの間、よろしくね!」
そう言って人形をりんご飴の横に置き、リーンは新聞を配りに駆け出していった。
ふと、空を見上げる。
「………影…?」
一瞬見えたそれは、でもすぐにまた見えなくなった。
とてもではないが、鳥のそれとも言えない大きすぎるその影に。
アイリーンは目を細めながら、視線を前へと戻し、祭り賑わう雑踏の中へと駆けて行った。
/*
巨大な爬虫類は大きな翼を上下させながら、機械仕掛けの国を見下ろす。
何度も見た景色。
それこそ、1000年以上前からアベルは、この国を外から静観していた。
めまぐるしい速度で発展した蒸気の都は、空高くから見るとまるでジオラマだ。
ばさ、ばさ、と。羽音を数度立ててなめらかな動きで飛んでいけば、あっという間に墓地が見える。
その先には、尾を広げた孔雀のような森林が。
見立ての通り、その近辺は最も警備が薄いようだった。ぎょろりと大きな目玉を右に左に動かして、危険がないかを確認をする。
*/
「なっ……!」
一瞬辺りが暗くなったのを感じ空を見上げたテルミットは、飛び去って行く大きな影を見た。
「あれは……生物なのか……?
あれほどの巨体が……宙を……。」
目を見開き、空を見つめる。
「ええい、生き物なんぞに歯車様が遅れをとるものか!
軍が飛行機械の製造法を抑えているばかりに歯車様がこのような憂き目に会うのだ!
クロノスティス家の後ろ盾を得た私に不可能はないことを思い知らせてやる…!
ふふ…ふはははははははははげっほげほ。」
科学者とかそういうのっぽいかなと思ってやっていた高笑いだが、自分にはやはり向いていなかったということに思い至ったテルミットであった。
>>0:290 リリアーヌ
†-
お世辞にも愛想がいいとは言えない返答だったはずだが、目の前の少女は気にも止めずマシンガンのように質問してくる
旅人に会ったことがないんだろうかと思いつつその勢いに少したじろぎながら答える
-†
「お、おい。答えるからちょっと落ち着け。
誰の代わりかは言えないが俺はこの国から見て西にあるアルセリナから来た。
この国は母国とは景観も文化も違うから興味深くはあるな。
流行には疎いから知らないが少なくとも同じ髪型のやつを見たことはない。
あとチビの命の時計は別に見せなくていい。自分の心臓とも言える物を簡単に知らない人間に見せるのはやめておけ。
…もうこんな時間か。
悪いが用事があるからここまでだ。
………この祭りの間はこの国に滞在してるから、また会ったら他に聞きたいことも答えてやる。
祭りとはいえあんまり遅くまでうろちょろするなよチビ」
†-
陽が傾き始めていることを理由にマシンガン少女に別れを告げると急ぎ足で城へ向かった
-†
†-
城の前まで行ったが門は閉じられていた
マザー・クロック以外の魔力の気配を感じ警戒するも、ここは母国ではなく今はただの観光客であることを思い出し、くるりと踵を返して宿屋へ向かった
それにしてもーー
-†
「…景観は悪くないが、どこもかしこも空気がまずいな」
†-
この国の国民であるマシンガン少女にはさすがに言わなかったが、この国を気に入れそうにはない
-†
咎人 アルヴィンは、能力(去る)を実行することにしました。
>>157 トッティ
鮮やかなぁバーミリオンの髪をおさげに揺らした少女が、りんご飴をかじりながら走り寄って来る。
「こんにちは!これはねー、新聞って言うんだよ!」
そう言って手に持っていたそれを1部手渡す。
「お姉さんが書いているんだ!」
えっへん!と誇らしげに言いながら、ふとその声に、昨日の記憶を手繰り寄せる。
「お嬢ちゃんはもしかして、昨日マザークロックのお歌を歌っていた子かな?お名前を教えてもらってもいいかな?」
私はリーン!新聞屋さんの次女、アイリーン・クロッカーだよ!と自己紹介をしつつ、少女の名前を聞いた。
「大丈夫だ。そのまま林を抜けて欲しい。」
/*
あの金髪の青年とはかけ離れた容姿のドラゴンは、主人より賜った時計を通して眷属たちに声をかける。
一方的な“声”だ。そのため、眷属たちの声は彼には届かない。
真っすぐに林を抜けた先には、開けた土地がある。
そこに一度下り立って、彼らをすぐに拾ってしまおう。
そうすればあとは、“北の荒野”へと向かうだけ。
シルヴィの帰りを待つだけだ。
*/
>>220 グレゴリオ
[男の返答に、この人には自分の言葉は届いていないのだろうということを悟った。
男は女になれずとも、女が男になれずとも。子どもが子どもであって、老人が老人であって。
そうして、今ある自分と共に生きることが、他者につまらないなどど言われてしかるべきではない。]
(では、グレゴリオさんは……父にずっと逢えないでいる私のことを、つまらない人間だと、判断するのですか?)
[出そうになった言葉は、ぐっと呑み込んだ。頭の片隅ではわかっているのだ。こんなに何年も探したって、きっと、見つからないって。しかしこんな問いは、『考えを改める』と言いつつその気はないのであろう彼にすべきではない。]
……はい。
[口下手な彼女は、ただそれだけ返事をし、その場を立ち去ることだろう。
そんな彼女の頭上を大きな影>>#1がよぎったが、彼女は気づく余裕もなかった。]
>>158 ブレイク
「ブレイクおにーさん!」
頭上から聞こえてくる声に顔を上へと上げれば、昨日色んな話をしてくれたブレイクの顔に嬉しそうに声を上げる。
「もちろんもちろん!はいどーぞ!」
新聞を手渡そうとして、彼の手に持つそれが目に入れば
「おや?ブレイクおにーさん、それは手紙、かな?」
思ったことをそのまま口に出すリーンの目は、気になるよ!!とでも言いたげに彼の顔を見た。
/*
つまんなくなんかないよ!!!!!人間みんな生きてるだけでえらいんだよ!!!!
えらい!!!グレゴリオはえらい!!すごい!!えらいんだぞ!!!!
*/
「……は?」
/*
林を抜けようとした瞬間、見えない“何か”がアベルを跳ね返した。
不可視の壁にぶつかって、ドラゴンは崩れた体勢を整えるように翼を大きく羽ばたかせる。
再び、その先を行こうと前へと進むと。触れたところから、ばち、と大きな静電気のようなものが走り、それが波紋のように広がって彼の進路を阻む。
それは彼だけでなく、林を抜けようとした眷属。いや──城下町をから出ようとした者全員に起こったことだろう。
目の前に、不可視の壁がある。
魔法生物であるドラゴンが通れないとなれば、それが何であるかは想像に容易い。
*/
「……結界か。やられたな」
/*
ルクレースのことは超幸せにするって決めてるんだ……絶対幸せにするんだ……大丈夫、幸せになれるよ、大好きだよルクレース……なんなら私が男になって口説きに行きたいくらい可愛いよルクレース……(親バカ)
*/
/*
そういえば誰占おうかなぁ。まぁ、傭兵だから味方だと嬉しいなって思って、ていうような理由でブレイクあたりうらなっておこーかな!
*/
物書き ルクレースは、傭兵 ブレイク を能力(占う)の対象に選びました。
>>シルヴィ
聞こえるかい? シルヴィ。
国王様はそうやすやすと《マザー・クロック》を渡す気はないらしい。
町全体が結界で覆われてるよ。とても強力な結界だ。
🕐エルスじゃなくて私が面食らったよね。
「え!? 握手!? しかも素手!? えっ!?!」ってなってた。9歳上の男性とかおっさんやろうに……こっちも素手で返したら捕まるのでは?初対面やぞ
「用法用量を守ることさえ出来れば、効果はお約束しますヨ。そういった意味では普通の薬と言えますネ。すべてどこかに生えている、生きている、この世にあるものデス。
―――違うことがあるとすれば、その配合と植物は悪魔との取引に含まれている、と。それだけデス」
>>238
「エルシニア……お医者さまのエルス先生ね?
私は小さい頃体がそんなに強くなくて、咳が出やすいから色んなお医者さまのお世話になったわ。
…………患者を代表してお願いしたいのだけど……もう少しお薬は甘くならないものかしら?
マザー・クロックもきっと、先生がたの行いは見ておいでよ?小さき患者の声が届きますように。」
至極真面目な顔でエルスに頼み事をすると、ふ……と影が落ちる。
「まあ!立派な鳥。あれはまさか先生のお友達?」
少しふざけてからりんご飴をかじる。
>>247 ルクレース
ならよかった!
それにしても、お相手はあんたのような別嬪さんから手紙を貰えたんだ。妬けるな?
/☼茶化してみせるが、彼女の表情に曇りが見えるのを口にしようとしたその時だった。
差し出された手紙を不思議そうな顔をしながら受け取る。☼/
……綺麗だ。これは、この国以外の青空か。貴重なものだろうに、いいのか?
/☼真っ先に広がる青に目を奪わわれる。その後、小さく書かれた流麗な文字が彼女の心遣いだと気付けば歓喜が心を満たす。☼/
ルクレース、あんたの字はその美貌と変わらぬくらい美しいな。
/☼黒いベールを被っているが、明るい髪色と対比するような黒玉の瞳が神秘的だと思っている。線が細く、控えめな彼女らしい字を素直に褒め称えた。☼/
>>189 ブレイク
……決闘、か。
いいだろう。クロノスティス家の長子の腕は俺も知っている。
貴族令嬢とマーキュリー家の決闘──それも、元師と門下生となれば、さぞ国民たちも盛り上がることだろう。
明日の夜、城下の広場にて決闘の手配をしておこう。
>>206 リリアーヌ
「えへへ、じゃあリリーちゃんって呼ぶね」
[あだなで呼ぶと、距離が縮まった気がして、少女は嬉しそうに笑った]
「そうなの!園長さんもねぇ、ここにはトッティが、ぴったりのものをはめるために、あなが空いてるんだねえって言ってたの。いいものあるといいな!」
>>195 ヘンリエッタ
「りんごあめの.......?トッティとリリーちゃんのことかな?
トッティ、おしゃべり好き!」
[リリアーヌをちらっと見る]
>>リリアーヌ
「あっちのほう、アーネストおにーさんのおみせがあるみたいだし、あのおねーさんとおしゃべりもしたい!トッティあっち行くねー!」
/*
私がちょろいのかなんなのか、ルクレースに色んな人とフラグが立ってしまっている気がする。
そんなつもりはなかったんだ。
まじで。
褒められたりするとすぐ調子乗るからほんますみません
*/
/*
いや、ていうか、ブレイクがちゃらいきがする……←
すぐ別嬪さんっていうんだもん!!!それに妬けるな?とか、いや、好きな人に対してじゃなきゃ、そんなこと言っちゃだめだよ!!!よくないよブレイク!!!よくない!!ほんっとーによくない!!
*/
>>195 ヘンリエッタ
「おやおやなんだか楽しそうな匂いだね!遠慮なくお邪魔しまーす!」
ヘンリエッタの誘いを受ければ嬉しそうについて行っただろう。
>>251 アイリーン
/☼もし、アイリーンが手紙を受け取るならこのような内容が書かれている。☼/
☾親愛なる新聞記者殿
昨日は突然駆け出してすまなかったな。国王陛下にご挨拶がまだだったもんで、焦っちまった。
あんたのお眼鏡に適うかわかんねえが、1つの話を認めよう。
あれは俺がチビだった頃。傭兵ってのは各地を、とは言ってもそう遠くはないんだがな?
南の森でナイフの素振りをしていた時だった。そのナイフがすっぽけて木へと刺さった。よくある事だな。
だが、それを見たその木にいたリスが慌てて駆け出して、それに気付いた鷹が襲いかかるが失敗して地面に叩き付けられた。叩きつけられたのはまだよかった。リスも逃げれたからな。
だが、そこに熊がいて鷹が突っ込んできた事にパニックになった熊はマーキュリー家がキャンプしていたテントに突っ込んできた。
その後は力づくで熊を追い返して、死者は出ずに済んだが、当然のように俺はこっ酷く叱られてな。いやあ、あの時の親父殿の顔は見れんかったよ。
なぜこんな話したかって?
あんたは年若いように見えたからなあ。失敗を恐れずにチャレンジするといい。☽
/*下手にリリアーヌとの会話に挟んだから時系列がぐちゃぐちゃになるな?
ちょっと新聞買ったら戻ってくるつもりだったなどと供述しており.......*/
皆が各々の時間を過ごしている時。
街の中心部にそびえ立つ王城から、潮騒のような羽音をさせて鳥の群れが頭の上を飛んでいった。
──それは、城で使用している蒸気で駆動する伝書鳩だ。鳥たちは次々に飛び立ち、街中の人間たちに手紙を落とすだろう。そこにはこう書かれている。
『夜、国王より城下の広場にて話がある。緊急事態につき、国民たちは鐘の音と共に祭りを中断し、耳を傾けるように』
/*アベルが指示出ししてるけど、トッティもアーネストも抜けられんよねこれ.......どうしよ.......あともう一人は敢えて今日は様子見てるのかな*/
>>260 ブレイク
[写真を喜んでもらえ、きちんとお礼をできたのだろうことに安堵する。それと同時に、この写真を譲ってくれた店主の彼に心の中で感謝した。]
実は……とあるお店の方が、譲ってくださったのです。
とても綺麗だったので、是非ブレイクさんとも共有できれば、と……
[そんなことを伝えていれば、唐突に誉められて頬が赤くなる。昨日もそうだったが、別嬪さんとか、美貌だとか、さらりと出てくるその言葉達に驚きを覚えるばかりだ。大人の男性って皆こうなのだろうか、なんて思いながら、ぺこりと頭を下げた。]
そんなに、お褒めいただくほどではありません……ありがとう、ございます。
>>234ルーツ、
「?
皆が優しい事は良いことね、ルーツ。
私も討伐の一助になれれば良いのだけれど」
サラが言った甘い子とは、大量のりんご飴の事だったのだけれど。何か勘違いをさせてしまったかしら。と小首を傾げる。
たまに、勘違いをさせる様な言葉を吐いてしまうらしい
「ありがとう。
これから、昔の先生との決闘をするの。その前に、身体に沢山活力を溜めておかないと」
言うとサラは、パクりとりんご飴にかじりついて。
目を蕩けさせながら、次から次へと、その小さい口で頬張っていく。
その華奢な身体の何処に入ったのか、と思わんばかりに納めていくと。
見る間に、りんご飴は三個とも無くなってしまっているだろう
/*あー、読み直すと指示出てたのか。赤喉は通信用だったのかな??誰も状況知らせてないwww
マイペースにお祭りをたのしむ狼3人組*/
>>254 トッティ
おいおい!嬢ちゃんが連呼はナシだ!
いや、あんたから見たらおっちゃんかもしれないが……。
/☼面白がって言ってるのはわかっているので、控えめにわざとらしく眉を顰める。
三十路過ぎたあたりから言われる覚悟はしているが……胸にくるものがあるのは顔には出さない。☼/
そうか、ならよかったな!
歌も歌ってきたのか。実物の《マザークロック》はなかなかお目に掛かれないからなあ。
上手く歌えたかい?
/☼えっへんと胸を張る彼女からよい返事を聞ける事を楽しみにそう問うのであった。☼/
>>256 ジュラム
なんだ、それくらいならお安い御用だ。
その件もウチの奴に伝えておこう。
……一応言っておくが、合法的なものだけでいいな?というより、それなら他を当たれ。その方が早い。
/☼傭兵という仕事柄、そういった世界を知らぬ訳ではないので声を潜めて聞く。
2人の話は祭りの喧騒に紛れ、誰にも聞こえていないだろう。☼/
[りんご飴を齧りながら、ジュラムなら苦い薬を甘く感じさせる薬が作れるのではないかと思った。原理の全く分からない魔術のような薬師。
しかし医者として、原理の分からないものを患者に服用させる訳にはいかないだろう。
自宅に戻り次第あの謎の薬を解析しよう。先ずはそこからだ]
>>219 ダズリー
「そっかぁ、お兄さんもマザー・クロックを見ていたんだね。」
もしかしたら、自分がいたときに彼もいたのかもしれない。そんなことを思いながら、彼の話の続きを聞く。
「わわ、そうなの?!お兄さんが作ったの!?すごい…それならきっと、テルにーとも話しが合うよ!そうだ!お兄さんのお名前聞いてもいい?」
私はアイリーン・クロッカーだよ!リーンと呼んでね!
なんて言いながら、彼のマスクをまじまじと見つめてる。
細かな細工の施されたそれは、彼の持つ確かな技術を表していた。
🕐それはそうと村にもふにいさんが居るのでミリしらで医者RPをすることに非常にビビっています。変なこと言ってたらすみませんすみません
/*あーーー、にしてもしんどいなぁ
襲撃されたら、命の時計壊れちゃうから、生き残れないんだ……
占い師ってほぼほぼ生き残れないじゃん……つらい……
ごめんルクレース……*/
>>#1
黒猫と戯れていた最中。レーヴの中で甘えた声を出していた猫が、突然青の瞳を開いたかと思えば、空に向かって唸りを上げた。
つられてレーヴも空を見上げれば、黒い煙に混じって明らかに異質の物が浮かんでいる。──いや、飛んでいるのか?
「なんだ、あれ……」
突き動かされるように下屋に手をひっかけ、突き出たブロックに足をひっかけ壁を登り、集合住宅地の屋根へとたどり着く。
見上げた黒煙に映るそのシルエットは大きく、羽の生えたような、しかし鳥ではない何か。もう少しよく見ようと目を細めた時、何かが煌めいて見えたのは気のせいだったか。
その影を追いかけようと屋根を飛び、空を駆けるもそのスピードには追いつくことができず。あっという間に遠く彼方へと消えてしまった。
「………やっぱり、なんかおかしいよな。」
ぽつりと呟くと、屋根から飛び降りる。
歪に動く時計の針、閉ざされた城門、謎の影。
尽きぬ不安はあれど、いつもの気の所為だと頭を振って、祭りの喧騒へと入っていく。
そんなことより腹の心配だ。ポケットに入っていたほんの少しのお金を持って、レーヴは食べ物がある通りまで急いだ。
…………なんだと。
/☼悪魔の名が出た途端、ブレイクの言葉は刃物の切っ先のような冷酷さが宿る。☼/
薬師、あんたは悪魔に何を願った?
魂を渡すほどだ。何かしらしてもらったんだろう?
>>225 オブゼビオ
え、嘘?
たくさんのお客様を相手していたせいか、人形を通して話すのを忘れていた?らしい。
一生の不覚。
「あ、あう、そ、あ。」
顔が熱くなる、言葉に詰まる。頭が真っ白になる。
こっそり、こっそり、どうにか人形に手を伸ばす。
汗が溢れる。
そしてどうにかチクタクに辿り着く。
理解者「あは、は。汚い声を聞かせちゃったね。ごめんなさい。本当にごめんなさい。」
過呼吸気味な息を整えて彼の感想に反応する。
理解者「美味しいでしょ?お祭り効果、ってのも相まってるのかしら。そんな馬鹿げたジンクス、あなたが信じているかは分からないけど。」
メガネの女の子がやってくる。
椅子を詰めて自分の隣を促した。
>>265 アイリーン
「あなたは新聞屋さんね?私にも一部くださいな。
ねぇ。新聞というのはどうやって書くものなのかしら。
いつも何か素敵なことを探して回るの?
それとも、素敵なことを知らせたい誰かがあなたのところにやって来るのかしら?
私の周りは時計のニュースばかり。あとは時計学校の先生がたが発明した新しい部品だとか、何だとか……
それも悪くはないのだけど。
でも時計そのものだけじゃなくて、時計を使う場所のことも考えないと頭がカタくなっちゃいそうよ。」
>>269 エルス先生
「お医者さまはユニークなことをおっしゃるのね…………でも、戦争を花束で終わらせることができる世界ってとても素晴らしいと思わない?
新しい世界に先生が力を尽くしてくださいますように。
あら!取ってくださるのねそのマスク。
マスクも素敵だけど、先生のお顔も私好きだわ。
…………不躾かしら?」
金の髪に落ち着いた緑の瞳が美しかった。
(思ったよりうんとお若くていらっしゃるのね。お兄さまとお呼びするべきかしら??)と、思ったのは言わなくてもいいことだろう。
ひらり、机に手紙が舞い落ちる。よくあるビラ配りの手法だが、その封筒は妙に上等で派手な色もしていなかった。荷物を置き直し、手紙を開く。
「王様からのお言葉ですカ。はて、なんでしょうカね…時ぐらいは示して欲しいもノですが、まずは引き上げたほうが良いでしょうネ」
背負い直して、路地へ消えていった。
すぐに明日の準備をして、広場の周辺へ向かうことだろう。
>>257 サラ
これは街を駆けていた時か、それともりんご飴を齧っていた時だったか。
「サラお姉さん!今日も来ていたんだね。わわ、えへへ、そう言ってくれたら新聞屋冥利に尽きるよ!」
昨日書き上げたばかりの新聞を手渡しながら、今日の見出しを伝える。
「やっぱり一番は、閉ざされた城門の謎だよね……あっでもオススメしたいのは、良い薬屋さんがあってね、そうだあとあと…」
ジュラムの薬屋のことやテルにーの蓄音機人形のことを、時折り身振り手振りを交えながら話していった。
/*
割とガチで今日全然来れなかったから、みんながどこにいるのかわかんなくて1人詰んでて泣いてる……王様からの伝書鳩……受け取ります……
「さァ? そんなことより、アナタの願いでも教えていただきたいですものですネ。
どうやら悪魔がそれほど好きではないよウだ。ワタシにも突っかかってくル、なにを思って心臓を捧げてしまったんですかねェ?」
>>270 ルクレース
そうなのか。じゃあ、その店の奴とルクレースに感謝しないとな。
ありがとう、ルクレース。大事にするよ。
/☼にっ、と笑って大事そうに懐にしまった。
青空は何度か見た事があるが、外に出る時は任務の時でそちらに向ける意識はなかった。
こうして、写真があれば何度も見れていい。☼/
ははっ!ま、本人からしちゃあ胸を張れねえか。
冗談抜きで綺麗だぜ、ルクレースは。変な男には気を付けろよ?……ああ、そうだ。
/☼頬が赤くなる彼女に口の端を緩める。
まだ若い彼女にこれから幸が多い事を祈りながらと、こちらの本題に入った。☼/
俺の気のせいだったらいいんだが、待っている時浮かない顔してたろ?なんかあったのか?
[ふと、ルクレースは気が付く。王からの、手紙に。]
……。
[その内容から、只事でないことが察せられる。何が起きたのだろう……と、不安が頭の中を過りつつ、ルクレースは命の時計をまた握り締めた。]
>>258 トッティ
「おや!物知りだねぇ!」
“園長さん”その単語に少女の出生を察しながらも、楽しげに自由に話す目の前の女の子を見守る。
「ふふ、ありがとう!では、トッティちゃん、コインを1枚いただけるかな?」
そうして商品のやり取りをすれば、「トッティちゃんは一人でお買い物出来るんだね、すごいね!」と、少女の帽子ごと頭をよしよしと撫でる。
「やっぱり!そっかぁ。マザー・クロックには聞いてもらえたかな?」
得意げに胸を張る彼女に笑みを溢しながら、出来ればあの歌をまた聞きたいと、何故だかそう思った。
>>#2
「あれは…王城の鳩か。
稀に見かけるが、あれも中々に高度な技術で動いているんだよなあ…小型の機巧を作るのには希少な部品が必要になるからな…。」
ぶつぶつ文句を垂れていると、目の前に手紙が落とされた。
「…緊急事態だと…?」
祭りを中断してまでの声明とはなんだろうか。
今朝の違和感といい、先程の飛翔体といい。少なくともめでたいことではなさそうだ、とテルミットは思った。
「こうしちゃおれん。すわ!!」
急ぎ工房へ戻り、買い集めた土産物をサーメートに渡したテルミットは、『お師様ぁ!こんなにひとりじゃ食べられませんよぉ!』と泣き言を宣う弟子に留守番を言付ける。ついでに、アイリーンが喜んでいたことを伝えてやると土産物の隙間から喜色に満ちた顔を覗かせていた。
そうして、大荷物を抱えたテルミット=ヴィブラートは、かくして《時を刻むくん改》へと再び乗り込み、城下の広場へと爆走するのであった。
>>276 アイリーン
……自己紹介は苦手だ。
(ものすごい関心の眼差しを向けられる。作品を作っても受け取りての反応を見たことがほとんどない為、単純に褒められると悪い気はしなかった。名前を聞かれると困ったように目を迷わせ、悩んだ挙句ポケットからくしゃくしゃの名刺を取り出してそれを渡した。そこには名前と店の詳細が記されている。)
アンタの名前は新聞に載ってたから分かる。……俺、さ。実は今国王が胸に付けてる「薔薇のコサージュ」も手懸けたんだ。使ってるなんて知らなかったからそのお礼を言いに行きたいんだけど、なかなか人に声かけるのってその、得意じゃなくて。
(自分の技術に興味を持たれ、気分が良くなったのかそんな自慢めいたことまで話してしまう。慣れないコミニュケーションに頬を掻きながらもつらつら話す)
>>262 トッティ
「ご機嫌いかが?りんご飴のレディ。
私の名前はヘンリエッタ。りんご飴のサロンの主です!
お祭りは楽しめて?
なんだか私、ここに座ってたくさんのかたが歩いていくのを見ているだけで楽しくなってしまったの。
おいしいものを初めましてのかたがたに囲まれていただいて、なんてお祭りって素敵なんでしょう!
何か素敵なものをご覧になって?もしよろしければ紹介してくださいな。私も後で参りましょう。」
サロンを開いた時の母親の口調を真似してみる。
その時の母親が多少いたずらをしても怒らない理由がよくわかった。健やかに忙しく、そして楽しすぎるのだ!
/*ヘンリエッタちゃんに無視されてない………………?
どこかミスってたりしちゃったかな…………ごめんね……………
絡みたいの……………………*/
>>#2
ひらり、と手紙が1枚。
「中断ですって??
…………いえ、きっと何かお考えがあってのこと。お祭りはまだ終わらないのだから楽しみましょう」
誰か手持ち無沙汰にはしていないかしら?
と、眺めてサラの姿を見つける。
>>286ヘンリエッタ
ユニーク……ユニーク。初めて言われたな。
[くっくっ、と喉を鳴らして笑う。自分がそんな風に言われる日が来るとは]
ああ、現実的では無いが尽力はするべきだろう。「出来ない」ではなく「まだ出来ない」だ。過去を越えてこその未来、死を越えてこその生だ。
別に隠している訳ではないが……そうか。
ヘンリエッタ嬢に褒められる程の顔ではないだろう。
[彼女は客観的に見ても将来美しくなりそうな顔をしていると思う。
りんご飴をざくざくと齧ると普段はあまり摂らない砂糖の甘味を感じた]
……飴か。薬を小さく固められれば、あるいはーー。
>>292 ブレイク
[写真を大事にすると言ってもらえたこと、気を付けろよ、と気にかけてもらえたこと。どちらもルクレースの心をじんわりと温かくした。
兄がいたらこんな感じなのかな? なんて考えが巡る。自分には腹違いの妹がいたけれど、温かい関係は築けなかった。そんなことを思い出しそうになり、頭の中から考えを振り払おうとすると、浮かない顔ではなかったか、と指摘を受ける。それはきっと、グレゴリオについて考えていたときのことだろうということは容易に想像がついた。]
あ……すみません、ご心配をおかけして。
ちょっと……そう、ですね。
人に自分の気持ちを伝えるということの難しさを、実感していただけです。
[彼女はそっと、目を伏せた。]
>>217 ルーツ
彼女からの注文は一度なかったことにして、カップへ注いだ紅茶を、ストレートのまま彼女の前に差し出した。にこりと笑いかける。
「意地悪はだめだ。自分がされたらどんな気持ちかちゃんと考えなきゃ。」
押し付けられたりんご飴は集まる人に配ろうか。院で待つ子供たちにあげてもいい。そんなことを考えながら、ミルクと砂糖の小瓶を彼女の隣へ置いてやった。
>>218 ヘンリエッタ
その隣から、ぽそりとどこか悔しそうにも聞こえる声に目を向ける。表情から察するに、紅茶が苦かったのであろう。
「この茶葉はミルクと砂糖がよく合うんだ。せっかくだから砂糖もどう?」
へらりと笑いかけながらカップの中へミルクを注ぎ、砂糖をひと粒だけ入れてやった。
「もし甘すぎるようなら新しく淹れなおすよ。」
恐らく、王直々からの手紙に嫌な予感がしながらも、祭りの会場中に配られたその手紙に、サラ・クロノスティス嬢の姿を思い付く。
彼女と決闘の約束をしているが、まだ会えていない。彼女も広場に来るだろうから、王の話の後に言えばよいかといい方向へと考える事にした。
りんご飴パーティーから少し後、店先で
>>249 ルクレース
パーティーが終わり、店に少しばかり平穏が戻ってきていた。商品の管理のために、店の奥の簡易机で帳簿をめくっていた俺の耳に、控えめな声が届く。
「こんばんは!すみません、夜遅くに。…どうぞ。」
にこりと笑いかけ彼女に椅子を勧めてから、テントの裏で待たせていた子供たちを呼びつけた。決して彼女に迷惑をかけぬこと、路地裏へは立ち入らないこと、買い物はすべて渡した財布ですること、喧嘩をしないこと。この四つを言い聞かせて、再び彼女へと視線を戻す。
「全部で5人います。この子が15、…小さい子たちが言うことを聞かなくなったらこの子に何でも言いつけてください。あとは大きい順に13、11、10、8、6です。…いいか、くれぐれも迷惑をかけるなよ。」
年長のトーマスに念を押してから、店先まで6人を送る。考える先に、口が動いていた。
「……あの、もしよかったら俺もご一緒していいですか。」
/☼恐らく、王直々からの手紙に嫌な予感がしながらも、祭りの会場中に配られたその手紙に、サラ・クロノスティス嬢の姿を思い付く。
彼女と決闘の約束をしているが、まだ会えていない。彼女も広場に来るだろうから、王の話の後に言えばよいかといい方向へと考える事にした。☼/
>>サラ
「……お待たせしてごめんなさい。
どうぞお好きなところにおかけに。
りんご飴を立ったまま食べさせてしまったのだとしたら、サロネーゼとしてこれほどの失態はないわ!
お兄さまが入れてくださったお茶があるからどうぞ召し上がって?」
フレジェの針をしゃらんと揺らしてサラに椅子を勧めた。
/*
やっぱり、ブレイクは頼りになるお兄ちゃんだなって、思ったんだ……
ルクレースは自分にあんまり自信がないから、ブレイクが誉めてくれても、この人は優しいから皆にこういうこと言ってそうだな、大人だし……って考えてそう……
まぁブレイクがどんなつもりで言ったのか知らないけど……とりあえず中の人的には、ちゃらい……ちゃらい……!!!!!って思った。
そしてちゃらい男には気を付けろっていうセンサーが働いてた!!!!!!!!!
*/
*/
続けざまに、黒い空を覆うかのように、王城から無数の鳩が飛び立つのが見えた。
『夜、国王より城下の広場にて話がある。緊急事態につき、国民たちは鐘の音と共に祭りを中断し、耳を傾けるように』
その文言を指で受け止め、時計台の上で全てを睥睨しながら、シルヴィは一人恨み言を放つ。
/*
「一国の王ともなれば無策ではないか。
自らの犯した罪はよほど年月が経っても忘れられんと見る。
私では、取られるばかりであったからな。っはは」
/*
ていうか、女の子ともお話したいしたいと言って結局こんな時間になっちゃってるよ……
結構ルクレース喋ってるけど、ほんと男ばっかり……なんか魔性の女みたいになってない…?大丈夫…?女の子のお友達ほしいね……がんばろうねルクレース……女の子とお近づきになろ……どうやってお近づこうかね……
*/
>>289アイリーン
「ええ。一分だって長く、このお祭りを楽しんでいたいから
私も貴女の新聞で、得難い時間を過ごせたから。うぃんうぃんと言うのだったかしら。素敵な補助関係ね」
新聞を手渡されて、見出しを見る
「そうねよ。不思議な事だけれど……」
言って、昨日の異変と、空の影を思い出す。
何かが起きているのは間違いが無いのだろうけれど、何が起きているのか見当がつかない
「薬屋さん?
趣向が凝らされたものであれば、とても興味深いわ」
目に楽しいと言う光を輝かせ、アイリーンの話を聞く。
未知の薬屋の不思議な薬の事とか。
最近パトロンになった技師の、またもや心が踊る機巧の事であったりとか。
「素敵。アイリーンは新聞を書くだけじゃなくて、お話だって上手なのね。
いいえ、感性を言葉にするのが上手いからこそなのかしら」
時に驚き、時にアイリーンの顔へと詰めよって詳しい話を聞こうとしたりする
「死者蘇生ですカ。お目にかかったことはありませんガ、一旦信じると回答しておきましょう」
これは面白い話だ、間違いない。
路地を縫い歩いて広場へと向かいながら、耳を傾ける。
/*
結局ルクレースから話しかけたのって、父と間違えたグレゴリオと、お手紙売ってそうだなって思って声かけたアーネストだけなんだよなぁ。
ちゃんと理由がないと話しかけられない……ルクレースにとってののっぴきならない理由がないと話しかけられない……
だって、コミュ障だもん……
*/
[思案に耽っていたエルスの手元に、一羽の小鳥が舞い降りる。駆動音の響くその小鳥はエルスに手紙を押し付けて去っていった]
緊急事態……はて。今朝の違和感と関係があるのか。
[手紙を読み、首を捻る。
結局の所は夜になるまで分からないのだろう。であれば自分はやるべき事をするだけだ]
/*
と、いうか、アーネスト可愛すぎないかな、可愛すぎないかな???
アーネストさん、あの、お子さん任せてくれる予定だったのについ一緒に来たいと思っちゃうその感じ中の人はとっっても好きなんです、可愛い、かわいい。
ルクレースはお仕事大丈夫なのかな? とかしか思えなさそうだけどね!!!!!!!
*/
>>264 ブレイク
「…………私に?」
予想していなかった返しに、思わずきょとんと目を丸くする。
そういえば、昨日。彼の話しを聞きそびれていたかもしれない。
律儀な人だなぁと思いながら、どれどれ〜!っと受け取った手紙を開いていく。
今読んじゃってもいいんだよね?
「…………ふふっ。あははははは!」
手紙を読み終えたリーンは、目に涙を浮かべながら楽しそうに笑う。その場にまだ彼がいたならば、そうしてそのまま礼を言うだろう。
「ふふ、ひ、お兄さん、災難だったねぇ…。
うん、ありがとう、受け取ったよ。」
小さな彼が父親に叱られる姿を想像すれば、漏れ出る笑いを抑えられるままに、そうして笑い話で終わらす訳ではなく、人生の先輩としての自分の背中を押す彼の言葉に心がじんわりと温かくなっていくのを感じる。
「私もこれから、頑張るね!でもそうだなぁ。せっかくもらった手紙を燃やしちゃうのはちょっと惜しいかも。」
ってね。
>>#2
昨日、パンを買った屋台を見つけ、そこでひとつパンを購入すれば、無事に腹を満たすことができた。中に甘いクリームの入った菓子パン。上はチョコレートでコーティングされており、一口かじれば、足りていなかった糖分を一気に吸収出来るのではないかという程に甘く、そして美味しかった。
「……ま、ちょっと物足りねぇけどな。でもこればっかりは仕方ねぇか。」
なんて言いながら、フラフラを祭りの中を歩いていれば、頭上を見上げる人の姿がちらほらと。レーヴもそれに倣って上を見ようとすれば、ずしりと重い何かが頭に止まり、そのままぽとりと何かをレーヴの手の中に落としてきた。
「………おい、俺はお前の宿り木じゃねぇぞ。」
辺りを見る様子から察するに、頭に乗ってきたのは蒸気で駆動する国王城から飛ばされた伝書鳩だろう。そいつに文句を垂れながら、落とされた手紙を開いて内容を読む。
「……緊急事態ってのは、あの空に浮かんでた影が関係あるのかぃ、伝書鳩さんよぉ。」
チラリと視線だけを上に向けると、もう用は済んだと言ったように伝書鳩は飛び立った。
不穏めいた文章に、先程からする嫌な予感。それらを掛け合わせれば、この国に何かが起きているのは一目瞭然だった。
小さく舌打ちをすれば、ローラースニーカーを走らせて広間へと向かう。昨日から感じる違和感の正体を、あの国王の話とやらが晴らしてくれると良いのだが。
『こんにちは、まじょさま!マザークロックはじょうずにもってこれたよ』
[そういえば、ご主人さまに話しかけてなかったな、と思い、少女はシルヴィに話しかけてみた。
きっと、シルヴィは魔女だから、こちらの頭の中の声が聞こえているだろう]
『あのおっきいとりさんが、みちあんないのひとなんだね〜』
[それから、アベルの声を聞いていたけれど、城下町から抜けるのに問題があったことを理解する]
『あわ.......』
>>305 アーネスト
[快く迎えてくれた店主にほっとする。椅子に座りながら子ども達の紹介をこくこくと頷いて聞きながら、頭の中に情報を詰め込んだ。
子ども達に念押しをしている様子の彼を見ると、とても子ども達を大切にしているのであろうことが見て取れる。すごいなぁ、という尊敬の念が生まれる一方で、離れた父を重ねてチクリと胸が痛んだ。
そうして出発しようとしたとき。]
……え?
[一緒に、と言った彼の言葉に少し驚く。しかし一気に沢山の子ども達を預かって、一切の不安がなかったわけではないルクレースとしては、面倒見の良い彼が一緒に来てくれるのは有難い。
ただそれではお礼にならない気がする、なんて。そんなことを思いつつ答える。]
お仕事は、大丈夫ですか…?
……もし、大丈夫そうなのであれば……私もご一緒できると、嬉しいです。
[その瞳は柔らかく細められていた。]
/*トッティが歌で注意を引いてる間に誰か持ち出してくれたんじゃないかと思いますが、どうとでも解釈できるように言った*/
/*村建てさんに確認したら、締め出される前にマザークロックはなくなったイメージってことだった(これ把握漏れだったらごめん)*/
/*
あれ????
今気づいたけどルクレース、女の子の中で最年長か!!!!まじか!!!!!
多分リアルでは私最年少に近いような気がするんだけど、どうなんだろう。なんか新鮮だ。最年長か!!!!!
*/
🕐ジュラム以外の人と話す目標は達成出来たけど、全員幼女(?)。大丈夫かな。捕まらないかな。この国のそういう司法ってどうなってるのかな。
/*
まぁ、なんか、全員と絡むにしても出遅れた感否めないからいいや………明日以降頑張ろう……………お前はできる子やれる子頑張れる子………………
/*
中身当てたいな〜〜誰が誰なんだろうな〜〜わからん〜〜わからんよ〜〜
でもブレイクはなんかちゃらい感じがソウビを彷彿とさせたからやっぱりみやこさんなんじゃないかとか思っちゃうよ〜〜(これぞ思考ロック)
*/
/*
グレゴリオはなんかナチュラルに設定が重たいからな〜〜そういうの好きそうな人だな〜〜、とか思ったけど、そういう不幸な感じ好きそうな人多すぎてやっぱりよくわかんない……←
*/
『んむむ、トッティが、おうさまのモノマネする?
でも、おうさまのこと、ぜんぜん知らないから、まねっこはむずかしそう.......』
[少女は計画の立て直しに協力しようとするが、自分の能力不足にしゅんとした。自分を軸にした考えしか出来ないので、他にうまい方法は思いつかなかった]
『トッティは、まじょさまか、アーネストおにーさんのいうとおりにおてつだいする!』
/*
ゆかりちゃんは今度こそみやこさんと両想いになるって言ってたからみやこさんを探してそうなキャラかな〜〜〜〜〜〜わからん〜〜〜〜〜〜わからんぞ〜〜〜??
やっぱり全然わかんないなぁ……
*/
>>316 ルクレース
俺を映す柔らかな瞳にとくりと胸が跳ねる。何でもないことなのに何故か落ち着かなくて、咄嗟に視線を外した。彼女が気を悪くしないように頬を掻きながら笑ってみるが、変な笑顔になってはいないだろうか。
「あとは父に任せます。それに、祭りとはいえこんな時間に女性と子供を歩かせるのは気がかりなので、…あの、では一緒に。」
待ちきれないのだろう。俺を見上げてまだかと不満げな顔さえする子供たちに背を押され、通りへと歩き出す。
「この辺りはもう見て回られましたか?俺は正直さっぱりなので、子供たちの後をついて回るだけになってしまいそうですが…。すいません。」
░▓▒▓█▓░░▓▒
「各員。
狼狽えるな。小国の王も非常事態に気付いた程度だ。
我らがこの国を揺るがすのだぞ。貴様らが動揺してどうする。
《マザー・クロック》相手となれば相応の対応は払っているのだろう。さて、何をしてくるか見ものじゃないか」
/*匿名メモも迷ったんだけど、匿名メモ投下タイミングで地味に狼割れしないか不安なんだよな.......考えすぎだと思うけど.......*/
/*
なに!?どうしたの!?ルクレースの目が好きなのかな
!?そういうことかな!?
そうだよね!!かわいーよね!!わかる!!
けどなんか急に描写が小っ恥ずかしくてむず痒いね!!
なんだろうね!?これ誰!?誰なの!?()
*/
/*
とりあえずブレイクの別嬪さん発言とかアーネストのとくりとかにすぐどぎまぎしてしまうから私ってちょろいんだなって思った……
なんかやだ……
女の子…
女の子に癒されたい…
どうやってお話する理由をこじつけよう……
*/
>>18>>19
言ってから、そう言えばまだ名乗っていなかった事を思い出す。
いや。こうなる様な気がしていて、名乗らなかったのかもしれない。けれども。知られたからには、別段隠す事も誤魔化す事も無い。
「そうよ。言ってなかったわね。名乗るのが遅くなってごめんなさい。
けれど、様はつけなくて良いわ、ルーツ。だって今は、身分も何も関係ない、お祭りの中ですもの。
私達は、楽しい時間を共鳴し合う事が出来る、対等なお友達。
今はそれじゃぁ、駄目かしら?」
もしかすると、少しだけ声が落ち込んでいる様に聴こえたかもしれない。
素敵な時間を過ごせる相手であれば。そこに、身分と言う不純物は挟まなくても良いのにと。
慌てた様に下手になるルーツへ、その様に声を響かせた。
自らの肩にかかる重責と、皆を裏切っているという罪悪感から、頭の中の声はシャットアウトしていた。気が狂いそうだったからだ。
しかし先ほどの大きな影、あれは逃亡を手伝ってくれるあの方の配下だったらしい。頭の中に響く柔らかな声、…昨日時計を買ってくれた人だ。その声が知らせる。完璧な計画に、細かなひびがはいった。
少女は自分の力不足に気を落としているようだ。共謀者の協力なくして願いはかなわない。頭の中で彼女へ話しかけた。
「大丈夫だよトッティ。俺たちにはあの方がついてるし、それに後ろ盾だってある。俺たちが計画通りマザークロックを首尾よく持ち出せば、その間に結界はきっとあの方がなんとかしてくれるだろう。あの方を信じて、一緒に手伝おう。」
頭の中にまた声が響く。これは、あの方の声だ。強く、凛と張った綺麗な声。そうだ、俺達はこんなことでは動揺しない。大丈夫、大丈夫。
>>322 ジュラム
広間へと赴けば、まばらに人がいる程度で、話がまだ広まっていないことが容易に想像できた。見知った顔がいればと思っていたのだが、そのような人物もおらず。仕方がないかと、ため息を吐いた時。トン、と肩が叩かれる。
「…………?」
振り向いた先、なんとも怪しげな格好の男がそこに立っていて、顔を顰める。鼻先をくすぐるような薬品の匂いがするのは気のせいだろうか。
押し売りでも、ナンパでもない(そうであるなら割と困るのだが)という男はレーヴに一体何のようなのか。
「………暇だと言ったらなんなんだ?」
怪訝そうな表情はそのままに、質問に質問で返せば、男の反応を待った。
>>286 ヘンリエッタ
勧められるままに彼女の隣に腰掛ける。
見渡せば見知った顔も何人かいる。まるで絵本で読んだ不思議の国のアリスのお茶会のように、色んな人がいるその輪の中に自分がいると知り、リーンの胸はいつにも増してときめきに溢れていた。
「もちろんどうぞ!
そうだなぁ…。毎日街中を駆け回ってはいるけれど、そうして色んな出会いをしていくと、自然とあっちこっちから話を聞かせてくれる人もいてね。だから、どっちも…かなぁ。
時計の話!いいね、時計学校に通っているんだ……えっと…」
ふと呼ぶべき名前を聞いていなかったことに気づき聞いてみる。もちろん自分の名前もきちんと伝えて。
「時計を使う場所かぁ…時計は私たちにとってとっても身近なものだからね。そうだ、時計と言えば、料理をするときにも必需品だよね、…」なんて話しながら、見つけたばかりの新しい出店の話しをする。お肉と彩り野菜を交互に挟んだ串焼きに、ラクレッチチーズをたっぷりと掛けたそれは食べ歩きもでき、お祭りのお供にはぴったりだろう。
おそらく貴族であろう彼女に屋台地味た食べ物が口に合うかはわからないけど…
きっとそれを口いっぱいに頬張る彼女は可愛いだろうなぁなんて思いも込めながら。
>>313 アイリーン
そうだぞ?流石にあのままは気まずいだろ?
リーンとは仲良くしたいしな!
/☼目の前で読む彼女におっと?なんて思いながらも、後で笑われるのもと大人しく待っていた。
案の定、聞こえてくる笑い声に照れくさそう後頭部を掻く。
いや、昨日落ち込んでいたリーンが元気になるなら、安いモンだが。☼/
あー……うん。元気が出たならよかったぜ!
……いや、燃やさなくてもいいが金庫とかに入れて置いてくれるとだな?
/☼サラやヘンリエッタに見られたら笑われると困りきった表情を浮かべている。☼/
>>323 トッティ
お、嬢ちゃんわかってるな!それは……おにーさんが悪かった。
……嬢ちゃん呼びも寂しい、か。名前を教えてくれねえか?俺はブレイク・マーキュリーっていうんだが。
/☼くすくすと笑う少女にバツが悪そうにしながらも頬を掻く。☼/
やったじゃねえか!
いやー、嬢ちゃんは歌が上手いからな。将来歌手にでもなれそうだぜ。
>>320 アーネスト
[笑顔が絶えない彼は、ルクレースから見るとキラキラして見えた。ただし今浮かべている彼の笑顔は、お客さんと対峙しているときと少し違って見える……気がする、なんて。
そんなことを考えながら見つめていれば、彼は一緒に来てくれることになった。その理由も心優しいもので、ルクレースはじんわりと温かい気持ちになるのを感じる。]
ありがとう、ございます。
[ぺこりと頭を下げてから、一緒に歩き始める。]
この辺りは……生憎私も、そこまで詳しくはないんです。美味しいパン屋さんと、タルト屋さんは知ってますよ。
[子どもたちの様子を見守りつつ、彼の質問に答える。その時ふと、自分は名乗っていないこと、また、彼の名も知らないことに気が付いた。]
あ、……申し遅れました。私は、ルクレースと申します。差し支えなければ、お名前を伺っても良いですか?
[アーネイトに名乗った後、ルクレースは子ども達にも自分の名前を告げることだろう。]
/*
ルクレースは、誰を占いたいって思うんだろうなぁ……
うーん……
現時点だと、1番頼りにしてそうなブレイクかなぁ……
この後の流れによってはアーネスト……?
でももしもアーネストに対して、尊敬とか、友情とか、それ以上のなんか、恋情の欠片でも抱こうもんなら、どうするんだろうな……
知りたくないけど、知りたい。でも、もし知って敵だと知って……この子は、どうするんだろう。
でもそこの踏ん切りがつかなきゃ、占ったりなんてできないだろうなぁ……
結果を知って、こうだったらこうしなければ、みたいな覚悟が決まらないと、この子は……占うことができなさそう……
*/
/**/
明るい振りして生きてるけど、本当は逃げ出したいのかな。
でも捨てられるとは思ってなくて、幸せだって言い聞かせて。
往来をゆく、頭ひとつ大きな男性を認めると立ち上がって声をかける。
>>ブレイク
「おじさま!もう!!どこにいらしたの?
お友達がくれたこんなに立派なりんご飴と私が待っていたのに!
マーキュリーはドライなのね……契約の終わりはご縁の終わりなのかしら?
かくれんぼで友情を育ててきたつもりだったわ。」
口にりんご飴を含めて大きな頬を作る。
澄ました顔を作るのはもう少し大きくなってからでいいわと言わんばかりにかつての特技であるいわゆる"変顔"の腕が衰えていないことを主張した。
>>336 ブレイク
[そっと問いかけるブレイクの言葉に、結局心配をかけてしまった、とルクレースは少し反省した。しかしここで弱音を吐けば、まるでグレゴリオを非難するようになってしまう気がして。それは、嫌だった。]
……いいえ。
手紙の相手の方が、というわけではありません。
私は……口下手で。
思うように、自分の考えていることを表現できないことを、悔しく思っただけなのです。
……でも、そもそも、それすら自分の考えを、押し付けようとしているだけなのかもしれませんね。
難しい、です。
[ぽつり、ぽつり。グレゴリオを責めるような言葉にだけは、ならないように。しかし、自分の中で抱えていたものを少し、吐き出した。]
>>#0オズワルド三世
昼頃の事だ。
国王の従者から渡されたのは、サラが慕って止まないアンティーク調の懐中時計
王室からの贈品として相応しい、華やかかつ壮厳な施し。
促されるまま裏の蓋を開けると、気分が軽やかになるメロディーが流れてくる。
時計の針の音のリズムと調和して。首を右に、左へと倒したくなってしまいそうだ。
「感謝します、国王。
私の一生の宝が一つとなりましょう。我が身に過ぎた時刻みとならぬよう。この身にも、素晴らしき時を。これからも、刻み続けると約束しましょう
一秒毎に、私に時が積まれ。秒針と同じ速さで、私と言う在り方を誇ったままに変化していく。
それが私にとっても、誇らしい生き方ですから」
そう言えばと、国王の言葉を思い出す(>>90)
「朽ちず。そして美しさを際立たせ続ける花
この国も。同じように、朽ちぬままに華開き続ける事を、私も願います」
従者へ、これらの国王への礼の言伝を頼むと。
サラはメロディーと共にまた、祭りの場へと足取り軽く向かっていった。
左手にバケツ、右手にリンゴ飴。空から落ちてきた手紙はポケットに突っ込んで広場へと向かう。
自分に人権があるのか、行く必要はあるのか分からないが。それにこの様な華やかな場所は自分には合わない。
取り繕って、着飾ってもこの姿は虚像でしかない。
惨めな気持ちになるだけだ。
広場に向かえば、大人も子供も男も女も上流階級も労働階級もちらほら集まり始めていた。自分の様な下層階級は、一目見ただけではわからないが少なそうだ。
>>337 ヘンリエッタ
……お、おう!?お嬢様!……飴?ああ、そういや甘い匂いがしてますね。道理で。
/☼飛び出てきたお嬢様に驚いたような声を上げてた。
りんご飴を手に持って通り過ぎる人が多いと思ってはいたが、昼過ぎまで寝て、様々な場所を歩いていたからか気付かなかったのだ。
待っていた、という言葉に合点がいったのか、変顔をする彼女とは真逆に表情が緩んでしまっているだろう。☼/
……おやおや、林檎のように可愛らしいお嬢様に待っててもらえるとは、恐悦至極だ。
いやあ、すみません。オッサンにもなるとすぐに疲れで目が曇っていけませんや。ああ、何か甘い物があれば元気が出るんですがね?
/☼わざとらしくおどけると、ウインクをしてみせた。☼/
贈品された懐中時計の、ゼンマイを回す。
耳に流れる音は、サラの耳を震わせて楽しくなる。
「ツンタッターツンタタターツンタッターツンタタター♪」
珍しく、子どもの様に口ずさむ。
浮かれているのだ。不穏な事が立て続けに起こっていても、それが気にならなくなる程度には。
主音のメロディー部分をくちずみながら歩く。
これを、リリアーヌに見せようかしら。それとも、『クロノス』?と言う、素晴らしき蒸気機械の方が良いかしら。
きっとどちらを見せても、彼女なら驚いてくれるに違いない。そんな楽しみを抱いていると。
>>#2駆動伝書鳩から。異変の加速と、不安の増加を知らせる便りを受け取ったのだった
>>318 サラ
「何の葉かはわからないの。ウバかしら、ルフナかしら?でもはっきり違いがわかるほどまだレディではないの。
でもお兄さまのお手がいいのね。とてもおいしいからご一緒しましょう。
たくさんのかたに夢中になって話しかけて、あなたにお声がけが遅くなってごめんなさい。
私はヘンリエッタ。あなたの胸の時計、とても素敵だわ!」
テルミットが広場に着くと、手紙を読んだであろう人が幾らか集まり始めていた。
ギャリリ、と《時を刻むくん改》の車輪が音を立てる。
「ふむ。まだ時間の猶予はあるようだ。…どれ、今のうちにメンテナンスをしておくか。《時を刻むくん改》の変形もご令嬢に見せてやらんといかんしな。」
そう言ってテルミットは懐を漁る。
つまみ出したのは鈍く光る真鍮の歯車。
それを指でピンと弾きあげ、落ちてきたところを掴まえる。
「『変形』!!」
操作盤にある穴に歯車を嵌め込み、親指で弾き回す。
小さな歯車から伝わった動力は次第に大きな歯車へと力を伝える。《時を刻むくん改》はガクンと身震いし、大きく蒸気を噴き上げた。
鎌首をもたげる様に起き上がったそれは、確かに騎士と呼ぶべき姿をしていたのだった。
テルミットはひょいと操縦席から飛び降り、ふんふんと鼻歌を歌いながら駆動部の点検を始めた。
鐘の音が城下町の喧騒を揺り動かすようにゆるやかに響いてくる。
人々は突如王城から配られた手紙に不安を滲ませながら、国の中心部へと注目するだろう。
ほどなくしてそこに、護衛の兵士たちを従えた時計の国の国王オズワルド三世がやってきた。
>>298 ダズリー
自己紹介は苦手だと言いつつも、決して無下にすることはせずに、ポケットから名刺を取り出した彼はそれを自分に手渡してくれる。
「やっぱり、職人さんなんだね!…!薔薇のコサージュ!」
リーンは昨日の国王との邂逅を思い出し、その服装を思い出そうと暫しの間目を瞑り思案する。
そうだ、王様の胸元に。あの輝きは純金だろう。そうか、それを、彼が………。
「すごい……すごいよ……!ダズリーお兄さん、王様の装飾品まで作っているだなんて!それにあれって純金でしょう?知っているよ私!純金の加工ってとっても難しいんでしょう?」
なんて素敵な出会いなんだろう。より一層目を輝かせながら、リーンは喋る。
「そうだ!王様に会いに行こうよ!」
鐘の音が鳴る前にと、リーンは彼の手を引いた。
/*いやでも特殊な役職こんなに入ってる村初めてで、振る舞い方わかんなそうだったから様子も見たかったんだ……*/
国王が兵士たちを従えて現れる少し前
>>国王
「王様、あの、昨日はありがとうございました!アイリーン・クロッカーです。あの、少しお話し宜しいでしょうか?」
そう言って、ダズリーが抵抗を示さないのであれば、ぐいと彼を国王の前へと押し出すだろう。
>>All
突然、招集をかけて悪かったな。
実は今日、催事にも関わらず城を封鎖していることにも関わる話だ。
[私は広場に立ち、ぞろぞろと集まってきた人々を見回した。そしてその無機質な色を湛えた瞳に国民たちを映し終えると、口を開く]
【昨晩、何者かに《マザー・クロック》が盗まれた。】
[一息入れてマスクを被り立ち上がる。外套を正すとヘンリエッタに話し掛けた]
>>ヘンリエッタ
話の途中だったかもしれないが、悪いな。陛下直々の伝令ともなれば従わなければならん。
ヘンリエッタ嬢に誘って貰って良かった。新しい収穫が得られるかもしれない。
[それでは、と言ってりんご飴サロンから離れる。少し(少し)遅くなってしまったが診療所に戻ってあのガキの病状を診なくては]
時計の話から思いがけない食べ物の話に胸が躍る。
よそ行きの話題として出したはずの時計の話も、とても楽しそうな新聞のお仕事も、すべて飛び越えてなお興味を惹かれる。
"ラクラッチチーズ"とは????
>>331 アイリーン
「…………それは、どこで求められるものなのかしら?
私お祭りに来たなら絶対そういうものを……食べて…………みたくて!!
詳しく、ぜひ詳しくお話しになって」
ぐぐぅ……とアイリーンの腕を取る手に力を込めた。
>>338 ルクレース
……そう、か。十全に理解してもらえないのは寂しいよな。
/☼目の前の彼女は相手を責める事なく、ぽつりぽつりと言葉を零していく。
民衆のざわめきに紛れて、彼女が紡ぐ言葉が……いや、彼女の心持ちが美しく感じれた。きっと、他者を思いやる心から出来ている精神の美しさだ。
だが、自分の経験則上、現状維持ではいけないのだ。人は思ったより簡単に死ぬ生き物だ。いつ、目の前から消えるかわからないからこそ、足踏みばかりはしていられない。
どうしたら、彼女の心を尊重しながらも前へと踏み出してくれるか考えながら話し出す。☼/
俺はお相手さんの事を知らんが、ルクレースに思われる人はきっといい奴なんだろう。うん、そう思いこむ事にするぜ。
とはいえ、人は簡単に変わらねえさ。いい奴でも頑固なのかもしれねえな?
>>344ヘンリエッタ
「ウバなら、甘くて刺激的な香りの中に、爽やかさを感じられて。
ルフナなら、コクが強くて風味がモルティー。味わいが濃厚で深みがある。
どちらでもきっと美味しいわ。
これからレディになる時間を楽しみながら味わえるのだと思うと、なんて麗しい事かしら
いいえ。本当にお気になさらないで。
貴女を待つ時間もまた、それはそれで楽しみが来る予感がして楽しいものだったから。
ありがとう、ヘンリエッタ。
そう言って貰えて嬉しいわ。この時計には、私が尊敬する機巧の技術が存分に施されて。
また、古くからある装飾に彩られている、私の誇りだから。
高名な、フレジェの針を使って貰っているのよ」
それを言った時には、ヘンリエッタのフレジェの針へと目線をまたやっただろう。
見間違える筈もない。サラの命に組み込まれているものと、殆ど同じ形をしているのだから
>>306 ルーツ
程なくして、りんご飴を齧りながら新聞を配り終えたリーンはルーツの元へと戻ってくる。
「ただいまルーちゃん!りんご飴はどうなったかな?」
そう言って覗き込みながら、置いていった人形の頭も撫でる。
「これから、王様の話があるみたい。ね、聞きに行こう?」
そうして国王の元へと着いたリーンは、人形を小箱の上へとセットし、蓄音器のボタンを押す。
歯車が回り出しながら、それは一音一句逃さずに、国王の言葉を録音していくだろう。
昨晩の0時付近に、国中の時計の針が狂ったという報告を受けている。
王城には常に人がいた。我が国の兵たちは《マザー・クロック》の護衛として、ホール内も外もずっと見張っていた。
しかし、盗まれた。
しかも、兵士たちは揃って言うのだ。《マザー・クロック》はずっとあの台座にあったと。
そして、国中の時計が狂い始めたあの時。あの瞬間。忽然とその場から姿を消した、と。
まるで、初めからなかったかのように。
ともすれば、魔法のように。
>>348 ジュラム
怪しい口調で自己紹介をする目の前の男。そんな彼に握らされた処方箋には店の場所が書かれていた。
街の住所ならだいたい頭の中に入っている。路地裏ならレーヴの得意とする所。適当な場所にアタリをつければ、あそこかとひとつ納得した。
「………その店の前なら通ったことがある。そこの店主だったか。悪ぃな、疑っちまって。
俺は、アトラップ配達のレーヴ。こちらこそ、ご縁があればどうぞご贔屓に。」
そう言って、軽く微笑んでみせれば、男がヒラヒラと掲げる封筒を見て眉をひそめた。
「知ってるも何も、城からの伝令だろう。さっき俺の頭に伝書鳩が止まって同じものを届けに来た。」
自身に届けられた封筒を見て、そう言うと、城の方へ視線を移した。
「……嫌な予感ってのは、どうしてこうも当たるもんなのかね。ほんと、嫌になっちまう。」
ポツリ、小さくそう零して。
油をさしたり燃料や水を継ぎ足したりしていれば、王の姿が広場にあった。
「…おや、国王陛下のお出ましか。」
テルミットら作業の手を止めると手早く片付け、居住まいを正した。
次いで王から発せられた言葉に、テルミットは驚愕することになる。
「…《マザー・クロック》様が盗まれた……!!??」
強い眩暈のようなものを感じる。
遠ざかる意識を無理やり掴まえ引っ張り戻した。
[人だかりの中、広場で陛下の話を聞いた。
「時計が盗まれた」しかもあの《マザー・クロック》が。
多くの警備兵が護っていた中でそんな所業が可能なのか。
しかしこうして陛下が国民を集めたという事実からして、ただの謝罪会見などでは無いだろう。耳を澄ましてその御声を待った]
>>342 ブレイク
「…………りんご飴。お祭りの間に、私が危なそうな時だけこのりんご飴でおじさまを雇おうかな……」
ひときわ立派なりんご飴を差し出し、ブレイクはじめ、サロンに残っていた人たちを伴って広場に王の話を聞きにヘンリエッタも向かっただろう。
金の歯車のマザークロックは、遠目からでも目を惹きました。きっと、綺麗だから欲しくなってしまったのだ、とリリアーヌは思います。……だけど、マザークロックはこの国の命。持って行ってしまっては困ります。
少し時間が経って、ようやく自体が飲み込めてきたリリアーヌは、不安そうに当たりを見回しました。誰かに、大丈夫と言って欲しくなってしまったのです。
>>362 国王
グレゴリオは品の良い男──国王であろう人間の言葉に耳を傾ける。
魔法のように忽然と消えたのだという。空を舞っていた魔物のこともある。何が起きても驚きはしない……とは言えないが、ある程度受け入れられる。
とはいえだ。
わざわざ集めてなんの話しをするというのだろう。権力も武力も財力もない私たちに何かを期待しているのだろうか?
腹が膨れない話など、どうにも時間の無駄だとは思う。いつもの橋下に帰って釣り糸を垂らしていた方が何倍も有益だ。
そうは思ったが後で謂れのない疑いをかけられるのも困るので、私はもう少し話を聞くことにした。
「…………盗まれた、ですって?
随分と杜撰な警備だったのね、あれほど大切なものをみすみす奪われるなんて。
尤も、あれを盗もうとするほうも理解に苦しむけれど。」
[前ににじり出たブレイクに視線を向け、私は淡々と事実を話す]
ああ、そうだ。厳重に警備がされていたにも関わらず、《マザー・クロック》がなくなった。
普通では絶対に有り得ないことだ。
あの警備の目を掻い潜って一瞬にしてあれを盗むなど、“普通の人間には絶対に不可能なこと”だ。
しかし、安心してくれ。
いざと言う時のために、《マザー・クロック》には保険がかけてある。
まず、《マザー・クロック》が持ち出された時、この城下町には結界が張られる。
あるべき場所にあれが戻されない限り、何人足りとも通ることは許されない。
自分は、きちんと隠し通せているだろうか。きちんと、正常なふりをできているだろうか。きちんと、『アーネスト・ジョエル』で居られているだろうか。
マザークロックを、本当に盗んでしまったのだ。そして国王も、それに気づいている。失敗は許されない。
そして事態は最悪の展開を迎える。
母なる時計の消失。国の象徴の盗難。
前代未聞、未曾有の大事件。
そして辺りを囲う環境の全てに合点がいく。
この力はきっと。
「サラ、私たち、きっと助けて、って頼まれたんだ。
国民か、王様か、マザークロックか、誰かなんてわからないけど、誰かが取り返してって泣いてる。
この有り得ない力もその為なんだ。」
>>サラ
「サラさん……!」
リリアーヌは不安な気持ちをかかえたまま、サラの元に走り寄りました。
「あの、あのね、…………大丈夫、だよね?」
リリアーヌに難しい話はわかりません。分からないまま、漠然とした心細さをどうにかしようと泣きそうな顔をしました。
外側から入ることも……内側から出ることも、な。
つまりこの街の中にはまさに今、国宝を盗んだ者が潜んでいるということだ。
不便をかけるが、事は重大だ。事態が収束するまでは城下町にいる者たちは全員、ここから出られないと思ってくれ。
[一度そこで言葉を切ると、私は再び国民たちに視線を配る。
事態に不安を抱く者。信じられないと驚愕を浮かべる者。王族への不信感を向ける者。様々な視線が、今集まっている]
そして、二つ目の保険は。
《マザー・クロック》があるべき場所から持ち出された時、一部の国民たちに加護が授けられる。
選出の基準は、俺の知り及ぶところではないが。
恐らくは、《マザー・クロック》と親和性の高い“命の時計”の持ち主が選ばれているのだろう。
「マザー・クロックが…盗まれた……」
とてもではないが信じられないその言葉に、アイリーンはただただ小さく呟く。
私たちの、命の源。
ぎゅうと、腰に垂らされた命の時計を握りしめながら、事の大きさに、慌てることすらも出来ずにただそこに立ち尽くしていた。
/*ここまで強さを誇示してきたサラが、ぼっこぼこにされたりしたら面白いだろうしぼくはその展開は好きだよ。
辛いけど*/
>>356 >>357 ブレイク
[――時は少し、遡る。
心優しいブレイクの話を聞きながら、ルクレースは、目の前が晴れていくような、そんな感覚を覚えた。
手紙。手紙を、毎日。
サーカスの手紙を受け取ってくれたときのことを思い出す。グレゴリオは、サーカスの魅力を十分に理解してくれたように見えた。
あの時のように、自分の気持ち、考えを、手紙に書き続ければ良いのだろうか。
……押しつけがましいかな、なんて。そんな考えも頭をよぎる。しかし。グレゴリオが諦めたような表情を浮かべていたのを思い出した。あんな表情をさせたままには、したくなかった。
何故自分がそう感じたのかはわからない。しかし、そう、強く思ったのだ。]
……ブレイクさん。
ありがとう、ございます。
自分がどうすべきか、どうしたいのか。
……なんだか、見えてきた気がしました。
[ルクレースはそう言って頭を下げると、その場を後にするだろう。また明日、グレゴリオに手紙を書こう。そう思いながら。]
加護を授かった者たちは、既にそれに気付いているはずだ。
俺がお前たちを呼び出した理由はそれだ。
お前たちのその力こそが、《マザー・クロック》を──いや、この時計の国を救う。
《マザー・クロック》を盗んだ愚かな者たちを見つけ出して欲しい。
[少女は服の中にしまっていた命の時計を引っ張り出して、じいっと見つめる]
「お母さんは、子どもとずっといっしょにいてほしい。のに。な」
マザー・クロックを盗み出した愚かなもの…
それは、この国のことではないの…?
アイリーンの瞳が揺れる。
最初に盗み出したのは、たしかにこの国であることを、アイリーンは知ってしまったのだ
真実を知るということは、時にとても残酷だ。
新聞を作るためにと、いろんな話しを聞き回っていた為だろうか。
ふと聞いてしまったその事実に。
アイリーンの心は確かに揺れたのだ。
自身の命の時計を握りしめながら。
本来あるべき姿こそが、……
ああ、こんな時、私は……
/*
話したことある人は、話したことがあるからこそ、占うことが出来ない気がする。
全然絡みのない人を突然占ったりしそうだなぁ
*/
国民たちは国王オズワルドの話を聞き、昨晩起きた事件を知る。
このままでは、《マザー・クロック》を失ってしまう。そうなれば、この国は、国民全ての“命”の源ともいえるそれがなくなれば、自分たちはどうなってしまうのか。
どのような思惑を抱えているにせよ、今は祭りどころでないということだけは、誰もが理解出来るだろう。
そして、選ばざるを得ない決断に迫られていることも。
国民全員で、《マザー・クロック》を盗んだ犯人を見つけ出さねばならない。
>>361 アイリーン
手を引かれて連れられた先。聞かされたのは驚愕の事実。
ネタができたじゃん、なんて呑気なことは言えず唖然とする彼女を見守る。
落ち着いている人もいれば、激しく取り乱す人もいる。
今はどうにかなっているが、このままだともしかしたら暴動なんてことも。
できることをする。
腰で時計を握りしめる手に、自分の手を重ねる。
空いてる手は女神を操り、そのまま頭を撫でる。
ヘスティア「大丈夫だよ、リンちゃん。あなたに不安な顔は似合わないわ。
この国の人達も馬鹿じゃない、すぐにまたルーツとお祭りを回れるわ。
今はあなたが出来ることをちゃんと見据えなさい。
この国で今、どこよりも正確な情報を誰よりも多くの人に伝えられるのは誰?」
ねえ、アイリーン。あなたは見習いなんかじゃない。
一緒に立ち向かおう。
[昨日、ジュラムが自分に向けて言った言葉を思い出す。
「カンセンショウ」、と。
それ程までに薄い存在になっているのだ。国民たちの中で、《死》が。《死》に至る傷病の恐怖が。
今や医者は「困った時に何とかしてくれる程度の存在」。命を救う者では無い。少なくとも、彼らの中では。
ヘンリエッタ嬢にも話した。「死を越えてこその生」なのだ。
今の彼らは、本当の意味で生きているとは言い難いとは思わないか? オレはそう思うんだ]
「っははは!
何事かと思えば、出れなくなっただけか」
*/
時計台の上部で全てを聞いていたシルヴィは、高く笑い出し、両手を広げた。
/*
░▓▒▓█▓░░▓▒
「では、乗ってやろうではないか。
早々にこの国を出るぞ」
もう一度言おう。
思い出せ。
お前達の隣に佇んだ《死》を。
思い出せ。
お前達へと微笑みかけた《死》を。
思い出せ。
その、恐怖を、病魔を。
オレがーー。
……《マザー・クロック》を盗んだ奴らも、きっと、そう考えているんだろう?
ああ、分かるぞ。分かる。それに、
今朝から何となく感じるこの力は、その為にーー。
>>=22>>=23
きっと。もしかしたら。この祭事が終われば、私とルーツの関係はそこで終わるのかもしれない。
そうでなくとも、どうしてもある身分の差は。不純物だからこそ、二人の時間を軋ませるのかも。
でもだからこそ、今のこの時間を目一杯に過ごしたいと、サラは思う。
「大丈夫よ。気がねないのも、時には気を使い会うのも、また友人でしょう?」
時間と共に詰まる距離は、本当に愛しくてたまらない。
時よ、このまま進み続けてと願わずにはいられない。
「ありがとう。ルーツ
そう言って貰えて、嬉しい。
足手まといになる筈なんか無いわ。もう、私と貴女の時間は。こんなにも抜き身で、互いを響かせ合っているのだから。
此方こそ、宜しくお願いね」
二人であれば。どのような事態であっても、時の音を響かせ合って、時の歩みを進ませて行くことが出来るだろう。
「泣いている誰かが、私達を頼ってくれたのなら。
応えない訳にはいかない。
私達の命の源の時間を、取り返しましょう。
二人で、一緒に」
**
支配人楽しそうだなあ。色喉覗かれるの普通にむかつくなあ!!!!なんか!!!ごめんなあ!!!!
わーいわーい!これ見えてねーだろ!支配人!
俺も灰見えてなくて笑われてたんだぞ!!同じ気分味わえ!!ばーか!
>>311 サラ
時に驚き、興味津々という顔をしながら自分の話しを聞いてくれるサラに、リーンもついつい話し込んでしまう。
薬屋さんはね、と言いながら記事に載せた地図を見せ、是非一度行ってみてほしいと勧める。
サラお姉さんがテルにーに出資したという話しを聞いた時は、なんだか自分まで嬉しくなった。
「そんなに褒められても何も出ないよ!でも、そうだなぁ、もしサラお姉さんが良ければ、明日も新聞を受け取ってくれる?」
*/
ぱちん、と指を鳴らす。
すると次第に、眷属のいずれかが持っていた《マザー・クロック》が共振し始めるのを、ある人物だけが感じることができただろう。
黒く、深い、暗い煙。
それらが薄広く城下の中心を、広場の噴水から端道を辿って、黒い霧となり国の隅から隅まで這いずるように覆い始める。
ぱたり、ぱたりと。
何者でもない国民は瞬く間に倒れていくだろう。
そこに残るのが、我が眷属と、《マザー・クロック》の加護を受けた者だけになるように。
/*
>>363 レーヴ
「ご存知でしたカ。ワタシの店は配送していないのでネ、仕方ないでしょウ。アトラップ運送…私用で使うかもしれませんかラ、覚えておきますヨ」
健康そうな彼には縁がない店だろう。客の顔は直接見たいというのが医療に関わるものの想いだ、あのマスク男もそう思っているに違いない。薬屋としては顧客にはなれないだろうが、日用品の配達ならぜひ頼むとしよう。
「やはり、この周辺には配られているようですネ。」
嫌な予感。その言葉は引っかかったが、話すと長くなるかもしれない。人の集まるここで続けるべき話ではないだろう。
そうして、ただ王のお出ましを待った。
>>333 ルクレース
子供たち、…特に歳の若い二人は彼女に夢中だった。その柔らかな雰囲気のせいだろう。我先にと名乗り返し、彼女から注意を向けて貰おうとする。子供たちと言葉を交わす姿に、どことなく暖かな気持ちでいっぱいになった。
「こら、迷惑をかけないって言ったろ。みんないっぺんに話しかけるな。…すいません。俺はアーネストと言います。アーネスト・ジョエル。お好きに呼んで下さい。」
彼女の名を頭の中で反芻する。何故だかすごく綺麗に響くような気がした。そうしている間も子供たちの猛攻は止まらない。彼女の口からこぼれたタルト、と言う11のリリーが騒ぎ出した。
『お姉ちゃん!わたしタルトが食べたい!いこう、一緒に食べよう!』
王の言葉を飲み込む。
“この力”が国を救う…?
《マザー・クロック》様に選ばれた…?
王の言葉は重い。
《マザー・クロック》が盗まれれば国民の命は風に吹かれるロウソクの炎に等しい。
王のお気持ちはいかばかりか。
治世の恩恵を受けるばかりが国民ではない。
今こそ、恩を返す時。
…何より、歯車様を軽んじた罪は軽くはないのだ。
「…なんという僥倖!なんという栄誉!!
《マザー・クロック》様を盗み出すなどという不届きな輩はこの私、テルミット=ヴィブラートと時を穿…じゃなかった、《機巧騎士クロノス》が成敗してくれる!!!
クハハハハハハハハハんえっほげほ。」
《クロノス》に飛び乗ったテルミットは両の腕を広げ天を仰ぎ高笑いを上げ、むせた。
*/
そうしてシルヴィは−−飛んだ。
ゆうに数百メートルはある高さを、この国の一番の見晴らしを誇る《マザー・クロック》の台座から、黒い霧が立ち込める暗澹たる広場の中心へ、飛び降りる。
常人なら気を持つことさえ叶わぬ重力の負荷と、平衡を狂わす浮遊感。
それさえ、時を支配する彼女には、心地よい一芸でしかない。
悠然と−−そう、物理法則から試算すればあり得ないほど緩慢に噴水の頂点へ降り立つ姿は、
国王の招集で城下に集った者たちすべての、視線の的となるのは必至であった。
/*
「盗まれた、と言いましたよねェ?」
それは独り言か、もしくはレーヴに向けられていただろう。
「それすなわち、盗人が紛れ込んで居るト。はァ、なるほど」
王の言葉からすれば、これは国民全体を巻き込んだ犯人探しということか。明らかに魔法の力を使った対策、なぜかわかっている時計の性質。なるほどなるほど、これは国家の深淵を覗き込んでいるようで、面白い。
「この、黒い霧は……?
いけない。皆、吸っては駄目……!」
周囲にいた民達へと声をかけるも遅く
愛するべき民達が。サラの慈しむ時間達が止まって行くのを、何も出来ずに見ることしか出来ない
小さくてか弱い女の子がものすごい魔法を使ったりものすごい巨人を操ったりするのが昔から好きなので、占い師を希望してみた。
占い師のノリはどっちかというと魔法少女だけど、いきなり呪狼に当たりませんように。
グレゴリオは首から下げている時計を取り出す。黒いシンプルな時計。かつてはそれこそ、財を尽くして飾られていたが今は見る影もない。
かつての栄光は生きるために血肉へと変えられた。しかしながら、その機能だけは失わず今日も規則正しく、命の音を刻んでいる。
再び、時計を服の中へとしまった。
気が付けば、黒い霧が辺りを包み、人が次々と倒れていく。どう考えても、これはおかしい。
[声のした方へ視線を移す。時計塔の上部には、透き通る肌と美しい髪を持つ者がいた。立ちのぼる蒸気の煙で薄ぼんやりとした月光に照らされて、その女は立っていた。
水底から、記憶が蘇る。──いや、嘘だ。私はこの女を、片時も忘れたことなどなかった。]
……貴様。
「眠っていル……?
時計忘れですか、勘弁してくださいヨ」
痴呆ではよくあることだ、同行者が居れば簡単に済むのだが。――と辺りを見回した時には、既に街は眠っていた。
「マザークロックとの距離? それとも、盗人の仕業でしょうカ」
>>326 トッティ
「ありがとう!」
お代を受け取ったリーンは、続く少女の言葉に目を細める。
「そっかぁ、これが初めて、…ふふ、それはそれはとても光栄です!お買い上げありがとうございました、トッティちゃん!」
嬉しさに思わず彼女の手をぎゅっと握る。
「それはよかった!きっとマザー・クロックもトッティちゃんのお歌が聞けて嬉しかっただろうねぇ。」
なんて話しをしながらそうしてじきに少女と別れを告げるだろう。
>>393
噴水の頂上にふわりと立つそれを見てテルミットは目を見張る。
「あの身のこなし…どのような機巧を用いてすれば…。」
明らかに人の動きではないのはすぐにわかる。
導き出される答えは、未知の機巧技術か、人ではないか、だった。
>>390 アーネスト
[――まだ事件が起きていることなんて、露ほども知らず。お祭りをただただ楽しんでいる頃のこと。]
アーネストさん、ですね……。
[名乗られた名前を、繰り返す。なんだか彼にぴったりな名前であるように思えた。
子ども達に囲まれながら、穏やかで優しい時間が流れる。リリーに引っ張られながらタルト屋さんに行って、どれがいい? と優しく問いかけた。希望するタルトを店員に注文する。子ども自身がアーネストからもらった財布で支払いをしようとすれば、うまくいくようにフォローすることだろう。]
アーネストさんも、食べませんか?
ここのタルト、美味しいんですよ。
[穏やかな、優しい時間。子ども達に囲まれるという経験のなかったルクレースは時折戸惑いながらも、その時間を楽しんでいた。]
国王の話を愕然としながら聞き、不吉な煙に巻かれて倒れてゆく人たちに怯える。
隣にいた大きな友人と繋いだ手を強く握りしめて、つい詮ないことを尋ねてしまう。
>>374 ブレイク
「おじさま!どうしましょうみんなが……!
お父様やお母様はご無事なのかしら……
マザー・クロックに手を出そうとするなんて。
おじゃまにはならないはずよ?
隠れんぼは得意だもの。私をすぐに見つけられるのはおじさまだけよ。
もしおじさまが何者かと戦うときは隠れて敵にいたずらを仕掛けて差し上げるのだから!」
マザー・クロックに選ばれた、という事実がほんの少しヘンリエッタに勇気を与えていた。
[目の前で起こっていく、ただただ受け入れがたい出来事の数々に、不安な気持ちで胸がいっぱいになっていくのがわかる。
さっきまで楽しんでいたお祭りが遠のいていく。その感覚が、まるで父が離れていったその時のようで。]
……っ。
[しかし彼女は目をそらすことなく、起こっている事実を、見つめていた。]
[事の次第を見守っていた。
空を跳び、黒い霧を撒き散らす彼女は凡そまともな人間とは思い難く]
[近くで倒れた人間の傍に寄って脈を測り、目を凝らす。生きてはいる。けれども]
……命の時計が……。
[その人間が胸に掛けていた命の時計は動きを止めていた。脈も無く、心臓も動いていない。俗に言う時計離れの症状だが、時計は確かに此処に在った]
>>オズ
「御高説、感謝痛み入る。
どんな囚われ方をしたかと思ったが、よもや一国の王が弄する策としては児戯に等しいな。
よかろう。安らかに眠らせてやるに留めようかと思ったが、お望みであれば全ての時を止めてやる」
*/
そう言って、シルヴィはこの場を支配するように、高らかに告げるのだ。
/*
「ご歓談のところ失礼仕る。
私こそが、北の荒野に住まう時の魔女。
シルヴェール・シュタルト・フォン・エンデだ!
貴殿らの、時も、命も心臓も誇りも。
この私が貰い受ける」
>>393 シルヴィ
「シルヴィ!外つ国の素敵なかた!
……どうして?
今日はお祭りよ?
楽しいことだけ、考えましょうよ……
時計の国のヘンリエッタ、あなたに素敵な思い出を持ち帰ってとお話ししたわ。
マザー・クロックをお土産にするなんて、誰のポケットにも大きすぎるお土産でなくて?
みんなに、ひどいことはしないで。お願い」
>>332 ブレイク
「嬉しいなぁ。私もブレイクお兄さんとは仲良しでいたいな!……もう、なってるけど!」
なーんて!そんな言葉を返す。
だって本当に、思っていることだもん。
「ブレイクお兄さんは優しいなぁ。」
その優しさが、彼の傭兵という仕事で時に命取りとなることがないことを祈りつつ。
「大丈夫。大事に、大事に持っているから!」
ぎゅうと手紙を両手で握りしめて、リーンは改めてブレイクに礼を伝えた。
「あなた、どこにいるんでス? 本当に面倒なことになっているんですガ。持ち出してくれたことは運がいいかもしれませんがねェ……」
魔女と相対しているとは知らず、どこかのんびりと話す。
「さあ、国王様の手の内明かしに預かり、事態は把握した。
18人か。一週もあれば事は済むだろう。それでいて面白い。
興が乗ったぞ。貴様らの術中、ハマってやろうではないか。
この場の者ども全てを止めてしまえばいいのだろう?
全員寝かせて一つ一つ時計を潰すのも難儀だ。手間が省けて助かるよ。
3人、用意した。
今夜より、短針が二周するごとに、我らは貴様らの内一人を止める。
【その3人が持つ命の時計を砕き切らねば貴様らの負け】だ! 倣って毎夜、この場でなお立ち上がる者たちの一人を砕いていくがいい!
我らが勝利した暁には、この忌まわしき結界どころではない、この国ごと滅ぼして我らは己の覇道を征こう!」
/*
盛り上がってるとこ申し訳なーーい!これだけ落とさせてくれい!!!すまねぇ!!!私もちゃんと反応したかったんだ!!!!ごめんね!!!ごめんね!!!!
シルヴェール・シュタルト・フォン・エンデ。
名時計職人であった祖父から寝かし付けられる度に聞いたお伽噺の中の登場人物『時の魔女シルヴェール』。
目の前に立つそれがそう名乗る。
心臓を鷲掴みにされたような感覚があった。
汗が頬を伝い、渇いた喉がごくりと鳴る。
「そうか…あれがじいちゃんが言ってた魔女なのか…いつもの法螺話だとばかり思っていたぞ…。」
身動きの取れぬまま、テルミットは《クロノス》の操縦桿を握りしめた。
>>422ジュラム
症状としてはその通りだが、恐らく違う。
陛下が張られたという結界、そして我々に与えたという力、これらは十中八九魔術によるものと考えて良いだろう。
その魔力が何処から来るか。《マザー・クロック》だ。
幾ら何でもこれだけ莫大な規模の魔術を陛下やその近くの者たちだけで完成させたとは考え辛い。
《マザー・クロック》が離れたことで国民が倒れたと仮定すると、国民と同じ距離同じ位置に居る陛下への《マザー・クロック》の魔力の供給も途切れている、つまりは結界が消え我々も眠りに付いているのが道理ではないか?
それが今もこうして続いている。《マザー・クロック》自体は機能しているんだ。確かに。
それでも国民の大多数は眠っている。息の1つもせずに。
《時の魔女》と名乗る彼女の仕業と見て間違いないだろう。もしくは彼女の裏に更に黒幕がいる可能性すらあるがーーそんなものは考え出すとキリがない。
[ここまで一息で吐き出したのち、はぁ、と大きく息を吸った]
/*
これ………これ、割とガチより村になってしまうのではないかとヒヤヒヤしている私だぞ……………霊能とかいうポジションを望んでしまったわけだが………あの………そんな中で……私ちゃんとできるのかな………COしないまま犠牲にだけはならないように……したい………頑張りたい………
>>354 ヘンリエッタ
「あ、間違えた、“ラクレット”チーズ…!」
なんて言い間違えを訂正しながら、前は急げとすくっと立ち上がる。
「それなら…ねえ、ヘンリエッタちゃん!今から一緒に行こうよ!」
そうして国王の話しを聞く前までに、リーンは彼女の手を取って、出店への道を駆けていくだろう。
程なくして、お腹をくすぐる香ばしい匂いや肉を焼くもくもくとした煙が立ち昇る出店へと着く。
「これだよこれ!」
そう言って先ほど話したばかりのその串焼きを指差す。
まわりには買ったばかりのそれを早速食べている人たちもいて、思わず垂れそうな涎をずずっと啜った。
>>シルヴィ
[──重力など一切気にならないというように。
時計台の天辺から民衆たちのいる城下の広場へとふわりと飛び立った女を、私は静かに見つめていた。
総てを見透かすようなその眸に射貫かれるのは、一体いつぶりか。
数えるのも馬鹿らしくなるほど、途方もないくらい昔のことだ。そのくらい、幾つ短針が回ったか分からないほど、昔のことのように感じた。]
貴様を我が国の祭典に招いた覚えはないのだがな、時の魔女。
今更、一体何のためにここへ来た。
何が目的でこの国を脅かす。
「それで? 貴殿らの勇敢な戦士たちはなんだ。
毎夜一人の存在を暴く【賢者】、
毎夜砕く一人の存在を暴く【時計職人】、
絶対の信頼をおける2名の【共鳴者】に、
そして我らが道を阻まんとする【騎士】か。まあ、戦しか好まん国王にしてはよくできた配役じゃないか。
どれ、【賢者は二人もいるんだろう?】少し頼まれてくれないか。
この場に貴殿らと我らと両者とも袂を分かつ不届きものがいるようだ。気づいておらんと思うなよ?
一つは【小悪魔】。二つの命の時計を結び、歯車を同期させるようだ。さ、巻き込まれてはひとたまりもなかろうな。
それに加え小癪にも【蝙蝠】などという眷属も従えている。よもや、こんな無粋な人の成れの果てに敗北する王国民ではなかろう。そこは我らも同じだ。貴殿らの力で【消し飛ばしてくれたまえ】よ。協力は惜しまん。
🕐これ国王ロートと魔女レリーかミーチェとかじゃないよね?
なんか魔女名前がジルベールにも似てるけどさすがに性別は越えないでしょ?
でもどう見てもローランでしか無い奴いたもんなあ
「わざわざ教えなくても良いじゃありまセンか。余計なことを言う女ですねェ
ところで、眷属と言われていますが。アナタ、従う気なんてあるんでスか?」
>>時の魔女
魔女が。笑止千万な戯れ事を言い切った後に。
(今すぐに、時計の針を進ませなくては。これ以上一瞬でも、皆の時を弄ばせたくはない)
サラは放たれた弓の様に。太股の鞘から、宝剣を抜き放ち。魔女がいる噴水へと地面を蹴り。
噴水の台座を蹴りつけ、魔女の傍へと跳躍する。
飛び上がり狙うのは、魔女の首。
眼光を鋭く。服をはためかせ、煙曇る空へ跳ぶ。
スカートが風に靡き、広がり上がる
跳んだ勢いに任せて、魔女の首へと横凪ぎに、フランベルジュの刃を振るった。
貴族として。民の驚異に真っ先に立ち向かうのは、当然の事で。
それが得体の知れない術を使うものが相手でも、立ち向かわない道理は無く。
それでも心の中で。本当に通じるかとは思っていたのかもしれない。
サラの刃は、魔女の肉へと届いただろうか
「ふむ、出られないとは困ったものだ。早くの解決を祈るしかないかな。」
この国の王の演説から察するに、一大事であろう。
マザークロック、このまま戻らないようであれば一眼見なかったことを悔やむべきなのだろう。
だがまぁ、何か出来るわけでもあるまい。
「…そういえば、国の者たちに渡されている命の時計。幾らになるのか。聞くべきだったかな。」
眠らされる夢の中で、良い出会いがある事を祈りつつ少ない時間再度街を歩き回る事にした。
「それでは、少しウチの者にも力を授けてやってくれよ。
多勢に無勢だ。多少なりとも腕が立つ方が、貴殿らも身が入るだろう? 自分のみならず、国の命がかかっているのだからな。
砕いた時計の所有者の正体が分かる【智恵】と。
我らを暴かんとする力に抗う【呪力】と。
姿形も音も【模倣】する、手癖の悪さを。
ああそれと一つ、【騎士】の君に告げよう。
私たちは貴殿が一番苦手だ。我が眷属では2匹も手に負えん。
だから、【そのまま私の力に気付かず、自身には力があると思い込んでいてくれ】よ。
『国を.......』
[国を滅ぼしたら、リリアーヌは、アイリーンはどうなるのだろう?と少し不安がよぎる。しかし、『パパとママに会う』という自らの願いのため、また、自分の命のため、進み出した秒針を逆にすることは出来ない。
弱音を吐いたら、魔女に聞こえてしまうのもわかっているし、アーネストに心配もかけたくなかったので───不安は不安のまま頭に残して、少女は、これからのことを考えることにする]
『まじょさまが、いっぱいうそをついていいよって言ってたの。だから、トッティ、はんにんってわからないようにがんばるの』
>>385 ルーツ
時計を握りしめる自分の手に重ねられた温もりに、リーンは弾かれたようにその体温の先を辿り、そうしてルーツの顔を見る。
もう片方の手で頭を撫でられ、滲み始める世界にぎゅっと目を瞑る。
「ありがとう、ルーちゃん。うん、そうだよね。私は、私は新聞屋だ。この事実をちゃんと受け止めて、それを正しくみんなに伝えなきゃいけない。」
隣に立ってくれる友の存在を感じながら、そっと瞼を開く。
「ルーちゃん、私の大切なお友だち。一緒に、頑張ろう。」
国王は、手立てはあると言っていた。
そうだ、きっと、きっと、大丈夫。
……すまん、あんたに話す話を考えたら放ったらかしになっていたな。後で話していいか?
/☼器用にも念話で話してみせる。
皮肉にも、悪魔の力のお陰だろうか?☼/
ない。あの女の甘言に一々乗るな鬱陶しい。
/☼冗談とはわかっているが、きっぱりと切り捨てる。☼/
『もほう!もほうがトッティだね!』
[ダズリーのマスクをつけながら、少女は無邪気に、自分のことを呼ばれたような気がして、喜んでいた]
『あれ、なかまは3人だったっけ』
[もうひとりは、誰だろう?作戦のときはわかるのかな?と勝手に結論した]
*/
−−と。
そこまで一息で言い切るには、いかほどの時間を要するであろう。
言葉を弄するには時間がかかる。
あまつさえ、それをこの場の十余人全てに広く伝えんとするのであれば、ことさら時間は要するだろう。
初めから終わりまで言い終えて−−それでようやく、貴族の小娘の、殺気に満ちた初動の踏み込みが、地についた。
それは、周囲にいる者にはどう体感されたのだろう。
あまりにもシルヴィの口が早いのか。その口についてゆく己の耳が達者なのか。または、そこの貴族の娘が、この世のどの生命体よりも鈍重なのか。
きっと−−襲いかかる本人が、一番不可解であっただろう。
/*
>>=28
「命の時計を?
それは、ルーツに何事も無くて良かった。
謝る事じゃないわ。断っていたら、無理矢理にでも見られていたかもしれないから」
あのような存在だ。何かをされていてもおかしくは無く。
無防備だ、等とは、胸から命の時を堂々と下げているサラが言う筈もなく。ただ、ルーツの無事に安堵の声をあげる。
「ええ。私達は、マザークロックの加護で守られている様だけれど。
そうでない皆には、恐らく……」
今ごろ、家の者達も?そう考えると、鼓動が早鐘を打つ
「……ルーツ。今は、見守っていて」
そう言ってから。サラは、魔女へと斬りかかって言ったのだった
この力は、きっと役に立つ。
偉大な《マザー・クロック》を盗む奴ら……《マザー・クロック》を盗むなど不遜極まりないが。いや、奴らの為にではなく、オレ自身の為に。
須らく国民全員の命の危機だ。乗り越えればきっと皆が《死》の偉大さにも気が付く。
敵がこの国にとってより危うく。より強くあればある程に。
そうだ。そうだ。《生》と隣り合わせの《死》だ。
よく噛み締めろ。平和ボケした国民ども。
>>410 ダズリー
「ううーん、そうだねぇ………」
ダズリーを連れて来たまでは良いものの、思ったよりも厳戒態勢。ピリリとしたその空気に、国王との話しを諦める。
「ごめんね、もっと早く来られればよかったのに…」
心底申し訳なさそうに謝りながら、やがて彼と別れたリーンはルーツの元へと向かったのだった。
*/
名も知らぬその娘が強かであるのは、その華奢な体躯に似合わず鬼気迫る勢いで、無駄なく俊敏に駆ける彼女を見たのが初めてであっても、察したことであろう。
それをシルヴィは、肩から上だけ振り向いて、肩口で広がる短く切り揃えた髪を夜闇に広げて、相する。
女性という性別は体術においては生体上不利である。その不利を存分に把握した上で、己の心身の鍛え方と、家の名の誇りと、今日この日までの"自身"という積み重ねが、彼女をここまでさせるのだろう。
その心意気や、良し。
/*
彼女は煌めく。
貴族は戦うべく、守るべくして生を受ける。
その生き様が刃となりて、夷狄へ光芒を連ねる。
危ないことはしないで、なんて言えない。
それは彼女の歩んだ足跡に泥を塗ることになる。
流星になった彼女は迷ってなんかいない。
私も決めたのなら突き進む。
>>428 サラ
「ええ、もちろん!是非届けさせて!」
サラの提案に、思わず彼女の手を取りそれを快諾していただろう。
*/
無駄のなさが、洗練が、彼女の強みなのであろう。
限界がある己の膂力を、それでも忠実に貪欲に、最効率で対象の急所へ当てに来る完成された武力が、だからこそ……分かりやすかった。
首元を狙うナイフが、あからさまに手に取るように分かる。
それは、遅ければ遅いほど、分かる。
もっと、《もっともっと−−遅くなる》ほど、分かる。
降り掛かる利き手を、シルヴィは自身を支点にして下へ掴み下ろす。
ついてくる下半身の勢いは止まらず、足は空へと飛び上がるだろう。
それをそのまま、時の魔女は放り投げて、ただ告げるだけ。
/*
「お取り込み中ですカ? しばらく黙っておきましょウ。
ですよねェ。いえ、ワタシとしてもあなたが従順というのは気味が悪いですかラ。相棒ぐらいになれるトありがたいんですがネ?」
サラ!!!!
/☼一瞬の出来事。だからこそ、名を叫ぶ事しか出来ない。
この間の後に何が起きるのかーーー時の魔女の言の葉から容易く想像が付いた。☼/
新聞屋見習い アイリーンは、ここまで読んだ。 ( B76 )
/**/
サラ暴れすぎて草
戦闘シーン全く書けねぇからつら…ってなる
というかここへ来てたぶん一番語彙力溶けてる…
一番語彙力と表現力ないのわたしだと気付いてしまった…
目の前で起こる出来事に手を出せない。
自分の力を過信していたのだろうか?それともただの愚か者なのだろうか?私には判断がつかなかった。
ただ、呆然と行われることを眺めていた。
いや、気にするな。あんたに気遣われる方が気持ちが悪い。
……そうだな。
共犯者、それ以上でも以下でもない。俺はそう思っている。
ばたり、ばたりと次々に倒れてゆく人々を、静かに見ていた。ああ、俺はどれだけ大きな罪を犯したのだろう。俺の信じた道は、間違っていたのだろうか。
糸が解れた原因は、愚かな王の忌まわしい結界だろうか。それとも、この現状を”余興”に代えたあのお方だろうか。
あのお方は確かに、時計を砕くと仰った。きっと、その役目は自分たちが担うのだろう。この国で時計を砕くことがもつ意味は、いやというほど理解していた。
俺が、殺すのか。何の罪もない人間を。彼らでは彼女に勝てない。力の差は歴然だ。
力を持つものが持たないものから搾取する。それを、一番嫌っていたのは俺じゃないか。
今しがた聞いた話は、本当か。彼の女は国民の命を狩るつもりでいるのだ。マザークロックのみならず、この国から文字通り全てを奪おうとしている。
全てがこの短い間に起きたこと。理解の範疇を超えていた。今自分の内側に燃える感情が、悲しみなのか怒りなのか焦りなのか、いまいちきちんと整理がつかない。
「………眠たい。」
悪い夢でも見ているのだろうか。俺は、おぼつかない足取りで屋敷へと向かって歩き出した。
貿易商 ドアンは、能力(去る)を実行することにしました。
「……殺すななんて、また加減の難しい」
/*
───群衆の中から飛び上がる。
燃え上がる金の焔が重い風を巻き起こして、主人の眼前へと躍り出た。
硬い鱗に覆われた巨躯に、頭部に幅広に生えた二本の角。そして、鼻先にかけて具わる三本の角。
牙が覗くその口から地を這うような唸り声をあげて。
無謀にも時の魔女へ短剣を振りかざした女の懐へ、使い魔は飛び込む。
狙い澄ますように体躯を廻転させ、その尾で少女を薙ぎ払うだろう。
*/
>>444 アイリーン
どこか少し彼女の力になれた気がして舞い上がってしまう。しかし、今はそんなことが許される時では無い。
一刃となりて魔女を穿つ槍として身を賭した貴族は、どこぞの魔女に弄ばれ、軽んじられた。
唇を噛み締める。彼女も友達なのに。
シヴァ「リンちゃん、いやアイリーン。あいつぶっ飛ばすぞ。今は無理でもいつかは絶対に。
起こしたことのデカさを身体に叩き込んでやろう。」
震えの原因は恐怖から憤怒へシフトチェンジする。
初めて、人を睨んだ。
怒りの表情筋を覚えた、友達が傷つけられる憎しみを覚えた。
それを向けるべき敵も捉えた。
シヴァ「絶対に許さねぇ。」
/*
──からん、と。
その反動で、乾いた音を立てて時計が転がり落ちた。
年季の入ったアンティークの懐中時計。それは目利きが出来ないアベルにも、高価で歴史のあるものだと分かった。
翠の双眸を下へと向け、翼を一度大きく震わせてから立ち止まる。
そして。
地に転がった懐中時計に、影が落ちる。
そして、ぐしゃ、と。使い魔は主人の命を全うするためだけに、無感情に《それ》を踏み付けるだろう。
*/
国王の話しを聞き終えた後。
起きうる全ての出来事が、非現実的なもので。
>>418 シルヴィ
「魔女…北の荒野に住まう…時の…」
その名を知らぬものなど、老若男女階級を問わずいないであろう。
だがそれは、噂であったり、本の中の登場人物であっただけに過ぎず。
実際に存在し、今この瞬間にも高らかに笑い、気づけば何やら黒い煙に囲まれて。周囲の人々はぱたりぱたり、と眠りに落ちていく。
咄嗟に身を屈ませ口と鼻を手で塞ぐ。
国王の話では、マザークロックはまだこの城下町からは消えていない筈なのに。
こんなこと、本当に、魔女が…魔法を使って……?
「ご令嬢!!!」
時の魔女に飛び掛ったサラの動きが遅くなったように見えたかと思うと、彼女はくるりと弧を描き投げ飛ばされる。
その先では飛び上がった異形がその尾でもって、華奢な少女を弾き飛ばした。
「くっ……!!
腕部展開!出力全開!ワインドアーム!!」
ギアを入れ、操作レバーを思い切り引く。
サラが飛ばされる方向へ狙いを付けて《クロノス》の腕を圧縮空気の力で飛ばす。
間に合うかはわからないが、地面に叩きつけられることばかりは避けねばならない。
やーっと追いついた…
見学はもう眠りについたってことになってるのか
それならこのまま大人しく今日は寝よ( ˘ω˘)スヤァ…
咎人 アルヴィンは、ここまで読んだ。 ( B80 )
サラが傷つけられていく。
太い尾が年相応の小さな体躯に吸い込まれ彼女は声にもならない悲鳴をあげる。
きっと意識はもう無い。届けたい声を届ける術もない。
こんな能力を得たのに、こんなに悲しい思いをしないといけないのはなんで?
これは護るための力ではなかったのか。
指をくわえて全てを見守るためじゃない。
手を伸ばすためのはずだ。
しかし、巨躯の魔物を前に私の足は言う事を聞かない。
人形を通してなら言いたいことを言えた。それでも喉から音はでない。結局、自己暗示は逆境に溺れる。
サラ、サラ、サラ。
どうか死なないで。
流した涙はあなたの為。
あの時計の針も私の足も動かない。
勇猛果敢な少女が魔女に切りかかる(>>438)。
その姿をよく見れば、いや、よく見なくとも。昨日レーヴと話をしたあのお嬢さん──サラだったことは直ぐに理解出来ただろう。
不意をついたように見えたその一撃は、ぐにゃりと歪んだ時空の中に取り残されたように、ゆっくりと魔女の手によって弾かれる。
「おいおいおいおい、まじかっ……アイツ…!!」
言うが早いか、身体が動くのが早いか。レーヴは突き動かされるように駆け出した。
魔女の指示によって現れた黄金に輝く龍。
サラと魔女の間に割って入るように降りたてば、瞬間、その尾を振るい、意図も簡単に彼女の身体を吹き飛ばす。
「────あぁ、くそっ、間に合わっ……」
……また、助けられないのか。
伸ばした手は空を切り、地面へ堕ちる彼女を受け止めることは無かった。
そうそう、アルセリナはセルナリアの文字を入れ替えてみた( ˘ω˘)スヤァ…
これでこの世界線が恩讐と同じだったらどうしようね
()
てかドラゴン命の時計壊すのまさかの物理ぃ
てかてかサラ大丈夫?死なないのこれ?
[サラが地面に叩き付けられた一瞬の静寂の後、エルスはがばりと立ち上がり彼女の元へと走る]
>>ジュラム
ジュラムも来い!!
アレは骨まで何本かいってるぞ!
皆が駆け寄る。
サラは愛され者だ。
それも彼女の正義が周りを魅せたから。
しかし、正義と信念は暴力によって粉砕された。
私に喋る力ではなく戦う力があれば、と。
戦う力ではなく、殺す力があれば、と。
憎悪と嫌悪と焦燥と悲哀が連なり、負の感情は極まっていく。
サラが何をした。
お前らは何がしたい。
お前らの「それ」は何持って償われる?
殺してやる、外道共。
初めての感情に蓋が出来ないでいた。
栓が壊れた蛇口のように、目は光を失っていく。
>>サラ
それでも足を止めることはせず、地面に叩きつけられたサラの元へ駆け寄ると、その体を抱き起こす。
「………おい、おい!しっかりしろ!お嬢ちゃん!!」
あぁ、そう言えば彼女の名をまだ聞いていなかったか、などとこんな時に思い出しながら、必死に彼女を呼んだ。
[果たして持っている分の薬剤や包帯だけで足りるのか、分からないが走るしかなかった。下手をすれば内蔵が破裂している。そうなれば此処では手の施しようがない]
跳ね上がる身体は、手すら動かしてくれない
(私の大事な時を。壊さないで)
巨大なそれは。友人を驚かせようと、うきうきしていた時間を。楽しくなる音を聞いていた時間すらも、踏み潰した。
もう、友達に。その時計を見せる時間は来ない
(なんてーーー痛いーーーー)
緩慢だったサラの時間が、痛みへと追いついた
「くっ…………!!!」
伸ばしたアームは空を切り地面を擦る。
テルミットは操作盤に拳を叩きつけ、唇を噛む。
地に伏し動かなくなったサラの元へ幾人かが駆け寄るのが見えた。
口の中は、普段の工房で感じる鉄の味とは似て非なるもので満たされていた。
こみあげる吐き気を堪えられたのは、屋敷に入った時までだった。玄関の床に吐き戻しながら、何度も自分の行いを悔いる。目の前で崩れ落ちていった家族と子供たちの顔が、瞼に貼り付いて消えない。俺が身の丈に合わぬ愚かな願いを口にしなければ。俺がこんな計画を是とし、協力しなければ。自分のしたことなどあのお方の計画の内では小さなことだったかもしれない。だが、大きなパズルの1ピースになってしまったのは事実だった。殺したくない。殺したくない。誰かの悲しむ顔を見たくない。
自分の願いを通しながら、誰も傷つけない。そんな甘い夢物語はないと、まざまざと突きつけられた気分だ。
>>474 ブレイク
「おじさま。落ち着いて。
お医者さまがたを信じて。手当てのおじゃまをしてはいけないわ。」
震えた声で続ける。
「おじさまのすることは、あの竜からお医者さまがたと手当てを受けているあのかたを守ること。
竜から目を逸らしてはいけません。
マーキュリーの護りはこんなことはしないはずよ?」
前線に出ては狙われて1番人の迷惑になるのは抵抗できない自分。
わかってはいても、貴人としてやるべきことはやらなければ。
/*ぼこぼこにつったって限度があるとおもうじゃん???
なんでこんな………クリティカルに一番辛いものを壊せるの………………*/
「……『起動』。」
叩きつけた拳はじんじんと熱を持っていた。
テルミットは幾つかのレバーとボタンを操作する。
《クロノス》は立ち上がり、ゆっくりと地面を踏みしめながら魔女と竜、手当を受けるサラとの間に立った。
「やれることは少ないがね。せめて壁ぐらいにはなるだろう。」
………。
[人智を超えたその存在へ果敢にも飛びかかったクロノスティス家の長子は、文字通り為す術もなく地に堕ちた。
私は静かに令嬢の元へと歩み寄ると、傍らに転がったフランベルジュの短剣を拾い上げる。
そして、その柄を強く握り締めて。医者たちが駆け付ける横を通り過ぎて、その切っ先を時の魔女へと向け、高らかに宣言した]
貴様らの考えはよく分かった。
貴様は時も、命も心臓も誇りも。その全てを貰い受けると言ったな。
……我が国民に傷を付けた罪は重いぞ、時の魔女。
一週後、全てが終わった時。
今度こそ貴様を、二度とこの国の土を踏めないようにしてやる。
ただ、ひとつ望みがあるとすれば、あの方へ託した自らの願い。それが叶えば、今倒れていった人も、これから倒さなければいけない人も、みんなが帰ってくるかもしれない。
”この国を、時計の支配から解放する”
王などもはやどうでもいい。俺は俺の家族と子供たち、差別に苦しむすべての人々、そして願わくは、優しい灰色のあたたかいあの人が、死ぬまで何にも支配されず、幸せに暮らして欲しい。
シルヴィ様は、嘘はつかないお方だ。願いを叶えてくださると、眷属にまでして下さった。目的のマザークロックさえささげれば、俺の願いを叶えることなど造作もないことだろう。それならば。
できることはやはり、時計を砕くこと。
皆がまた笑い合える未来のために。
「…………出過ぎたことを言ってしまったわ。
おじさま、知ったような口を聞いてごめんなさい。」
そう言うと、後ろへと下がる。
下がりながら大きな竜と魔女を交互に見つめ、足を震わせたまま話しかける。
>>魔女
「興が乗った、とあなたはおっしゃいました。
……それがこんな行き過ぎた暴力なの?
私たちは選べないのかもしれないけれど、術にはまってくださるのなら……終わりまで静かに見届けてくださらないかしら」
>>479 エルス
「おい!マスクの医師!
キンキンに冷えた冷却水なら後部シンクに溜まっているぞ!皮袋にでも詰めて使うがいい!
添え木やなんかが足りんのならそこの私の荷物の中からなんでも使え!」
シルヴィとは仲良く話した。
アベルにはりんご飴まであげて、歓談まで交わした。
何も気づかない自分の愚かさたるや。
サラは傷つき吐瀉物を吐き散らす。
駆け寄りたいのは何よりだが、与えられた役割を踏まえて足に釘を打ち付ける。
やるべきことは悪しきを滅ぼすこと。
落ち着け。サラの命はまだそこにある。
エルスやジュラムもいるならば、いまは悟られないようにすることが必要なこと。
サラ、私も戦う。私なりに戦うよ。
現実のあなたの隣に立てなくても。
心の中ではいつも隣で剣を振るう。
サラの、綺麗だった服は、切った時の血で濡れている。
もう着れる事はないかもしれない
祭事の為に。友人達と見繕った洋服。
素敵な時間には、素敵な装いをと、無邪気に笑った時間が血に濡れる
口からは、先程食べたりんご飴らしきものが胃液と一緒に飛び出す。ヘンリエッタから頂いた紅茶もきっと一緒に流れ出る。
サラの甘い時間が、汚ならしい色となって出ていってしまう
悪いが、一刻を争う事態だ。
[言うや否や、サラの服をハサミで裂いた。
吐瀉物を拭い去ると上体を軽く起こし、顕になった胸元をタオルで覆う]
意識も呼吸も危ういがある……皮膚に大きな裂傷は無い……。
[私は、この国を背負っている。そこに感情は必要ない。ましてや心も必要ない。
ただ、王としての責務を果たすだけ。それが、“自分”を捨てたあの日から、ずっと、私に課せられ続けているものだ。
だからこそ、あれを奪われるわけにはいかない。《あれ》はこの国になくてはならないものだ]
「さ。夢でも幻でもないぞ。もう分かったろう。
身体の痛みは痛みの内におさまるが、貴様らの時計となればああでは済まん。
その身に宿る命の象り、存分に輝かせて見せるがいい!」
░▓▒▓█▓░░▓▒
「……気に入らんな。
かかるぞ。あの国王の昏睡を以て、貴様らの願いの礎としろ」
>>アベル
シヴァ「なんでその時計壊したんだ。」
主君に武器を構えた、その防衛としての攻撃は許しはしないが理解はできる。
しかし、動けない人間の宝を手にかけるのは何故だ。
>>478 ヘンリエッタ
そんな事はわかっている!!わかっているんだ、だが……!
/☼元とはいえ、門下生だった者を放ったらかしに出来ない。
ああ、俺は鬼のような形相になっているかもしれない。お嬢様が、きっと怯えてしまうだろう。
そんな事を気付くのは、一体いつになる事やら。☼/
>>479 エルス
わかった!少し待ってろ!!
/☼急いで駆け出そうとすれば、テルミットの声が聞こえる。彼の言葉が耳に入れば、立ち止まってその通りにする。
後部シンクとやらは何となくわかるので氷を取り出して、手当で動けないエルスの前に並べる。☼/
これを、使ってくれ。俺は……こいつと一緒にあんたを守ってやる。
>>テルミット
俺も共に守ろう。色々ありがとうな。
/☼そう言って、隣に並ぶ。腰から下げたナイフを抜く事だろう。☼/
>>488 エルス
「持っていけ!
機巧など壊れてしまっても幾らでも直してみせる!私には人の命は直せはせん!
治すことが出来るのはこの場ではお前だけだマスクの医師!
私はそこの同好の士を失いたくはないのだ!」
/*魔法で吹っ飛ばされる程度のあれかと思ってたら、竜の尻尾で殴られて大切な時計を壊されるとは思ってなくて…………………
もう二度と村建てと支配者には逆らいません……前の村で学習した筈なのに、どうして同じ轍を踏むの…………………*/
痛い
痛い
痛い
痛い
いたい痛い遺体痛いいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたい
哀しい
サラの痛みと、哀しみが。ルーツとの。共有した時間の中でまで響く
医者の指示を聞いて頷けば、その場を離れる。事は急を要するが、視線の先、見覚えのある少女の姿があった。
サラに近付きはしないものの、どうすればいいのか迷っている様子でウロウロと。
しかし、今のサラの現状を幼い彼女が見るのはさすがに不味いだろうと、リリアーヌに近づき声をかけた。
>>リリアーヌ
「……嬢ちゃん、あの医者の言葉は聞こえたな?お嬢さんを助けるには冷やすモンが必要なんだ。俺と一緒に探しに行くのを手伝ってくんねぇか?」
>>492 ブレイク
「くく…私に何かが出来ると思うなよ傭兵の。」
ブレイクの言葉にも視線は逸らさない。
「恐るべき圧だ。見ろ、それこそ私から溢れる冷却水を。とめどないぞ。」
言うテルミットの顔は緊張と恐怖から来るであろう汗が滴っていた。
「やれることはやるがそれだけだ。」
>>ルーツ
[アベルは眉を下げて、静かに笑った。]
なんでかって?
その方が、効果的だからだよ。実際に感じてみなければ、誰かの痛みは理解できないだろう?
……あの人の痛みはこんなものじゃなかった。あの人の苦しみはこんなものじゃなかった。
君たちには、分からないよ。絶対にね。
「あ、あぁ、うぇ、ふぇっ、うっ、
う、あぁぁぁぁぁぁ、ん、あぁぁあぁぁぁ!!」
痛みで喋れないから。
痛みで、嘆くことが出来ないから。
大声をあげて、泣くことが出来ないから。
サラは、喪いそうな意識の中で。ここで、泣くのだった。自分が傷つけられた事よりも。
自分が愛する時計を壊された事が哀しくて。
貴族としての高貴さや。
強くあろうと言う想いを、今だけはあるがままに出来ずに。
心の時間を共有した友人へ。誰にも聞かせた事の無いような、泣き声を。悲鳴の様に、聞かせてしまうのだった
>>496 エルス
ああ!ほら、これとこれを使え!
/☼テルミットの言う通り、様々なものを壊してはいるが、それでも必要分は手当の道具が揃う。
それらを取りやすいように並べ、手渡す。
傭兵も怪我はする。その手当ならお手の物だ。
……問題は、サラの傷が酷い事だが。☼/
>>500 テルミット
ふ、あんたの心が大切だ。それに……壁は1人でも多い方がいい。……奴ら、何を企んでるかわからんからな。
/☼冷や汗をかく彼。それでも離れないところに不敵に笑って"敵"に向き直る。☼/
……すまんが、あんたの力作は壊れたかもしれん。
/☼氷やら何やらを取り出したせいなのだが、ボソッと謝っておく。勿論、目は話さずに、だ。☼/
>>499 シルヴィ
「こんなのただの見せしめだわ。動けない、敵わないとわかるようにするだけで十分でしょうに。野蛮よ。」
やっと言い返せば、魔女の目がお友達の方を見つめるのに気がつく。
「ダメ!絶対にダメ!!」
かっこよく言葉で制するなんてできない。
ただルーツの前に両手を開いて立ち塞がった。
>>国王陛下
恐れ入ります、陛下。彼女をベッドまで運びたいのです。此処から最も近い場所を……城内のベッドをお教え頂けませんか。大変不敬なこととは存じておりますが、使わせて頂きたいのです。
だからわたしはほんとうに間が悪い……So Badである。
ほんとみんなごめんな……やりたいRP邪魔してごめんな…………
>>501 アベル
ロキ「第三者の痛みを知った気になって、それを伝えるためにわざわざね。
矮小な人間相手に本気になって、最後には宝をの壊して勝ち誇って。みっともない。」
有り得ない、存在しえないものと対峙しているが怒りがその他の感情を麻痺させる。
シヴァ「人様騙しながら見物するお祭りはさぞかし楽しかっただろうよ、クソ野郎。
金色の龍もやることは人間ごっこか?
墜ちたもんだな、虫だけ喰ってろド三流がよ。」
いくら吠えたところで何も産まない。
サラのように力もない。
でも威勢だけの言葉は止まらない。
シヴァ「その薄ら笑いが笑顔って認識されないぐらいに殴ってやる。」
>>502 エルス
命に別状はない。
それだけ聞ければ充分だった。
「自走モードを展開すればサスが効いているから振動もない!上体はまともに動かんかもしれんが切り離せる!今変わる!乗せろ!」
目線を外さないまま幾度も繰り返した操作を行う。
脚部が本体から分離展開し、車輪と座席が現れるだろう。
>>506 エルス
構わん。緊急事態だ、城内は好きに使え。
[一度、時の魔女を一瞥してから、私はそのまま彼と怪我人をベッドへと案内しに行った]
感情はリンクする。
ダムが決壊したように、嗚咽と悲鳴が注がれる。
共感覚。本で読んだそれ近い現象。
そんなことを理解してる余裕はない。
痛い、痛い、痛い、痛い。
辛い、辛い、辛い、辛い。
彼女の誇りを涙が濡らして弱らせていく。
私は傘はさせなかった。
ただ一緒に土砂降りに降られていた。
雨は突き刺さる。悲鳴は劈く。
涙が答え。彼女に残されたもの。
🕐もふにいさんが鼻で笑っている姿を幻視する……こわい……こんなすげぇ怪我するなんて思わなかったの……全然知らないのに医者RPとかしてごめんなさい……
>>504 ブレイク
「ふはは。ああ、もうきっとまともには動かんだろうよ。なに、構わんさ。お前も私も彼女を助けたいの同じなのだからな。」
機巧なら部品さえあればすぐに直せるからな。と付け加えた。
>>462 ルーツ
「っルーちゃん!!」
彼女の体ごとぎゅっと抱きしめる。
「うん、うん、ぶっ飛ばそう、一緒に、…!でも待って、今はだめ。気持ちはわかる、でも、刺激しちゃだめ……!」
まるでスローモーションのように、目に焼き付いた先程の光景が思い出される。
サラが魔女に向けたナイフは、届くことはなく。突如現れた黄金に輝くドラゴンに、まるでその辺のゴミのように嬲られていった。
本当は自分だって今すぐ彼女の元へと駆け出したかったが、自分の信用する薬屋の彼やブレイクたちが駆け寄るのを見て、そうして隣の彼女を見て、歩みを止めた。
もし、ルーツまで、先程のサラのようになってしまったら。そんな恐怖がリーンを支配する。
>>508 リリアーヌ
リリアーヌとサラの視線の間に腰を落とし、わざと彼女の視界から後ろの騒ぎを隠す。
どうやら発明家らしきものが、水を絶やさず供給しているようで(>>485)、きっともうレーヴ達が動かずとも事足りているのかもしれないが……
「……よし。いい子だ。」
そう言って、ニコリと笑うと彼女の頭を優しく撫でた。
「確か、向こうに商店があったはずだ。そこなら氷も冷たい水もあるだろう。あのお嬢さんの為に、今の俺達に出来ることをしような。」
幼い少女の手を取り立ち上がる。城とは真逆の方向へと足を進めれば、後ろの喧騒が遠ざかっていくことだろう。
微かに、医者と国王のやり取りが聞こえてきた(>>506 >>510)。リリアーヌと共に水や氷をここに運び終える頃には、サラは病室に運ばれて、あの惨状も片付いているはずだ。
幼き少女にこれ以上のサラの傷ついた姿を見せないためにも、レーヴはそこを後にした。
「アベル。引き上げるぞ。
大多数の国民たちは、私が戦争をしたいわけではないことを理解してくれているようだからな。
あとはやつらに任せておけ」
*/
そう言って、公然のど真ん中に位置していた魔女は、臆することなく街角へと消えてゆく。
その後ろ姿を追うものがもしいたとするのなら−−彼女は、相手になるだろう。
/*
胸に手を当てる。チクタクと秒針が自分の命を刻むのが聞こえる。
マザークロックに選ばれたものだけが、今この場で時を止めずに動いているのだという。周囲を確認すれば…15人ちょっとしかいない。
その中で、私の時が動いているのは事情を知っているものからすれば、異質に見えることだろう。
私は、何一つとして持たない男だ。
「はあ…」
思わずため息が零れる。国を救う英雄だ?そんなこと、地位と権力にすがりつく人間に任せればいいだろう。
愛国心がない訳でない。ただ、迷っているのだ。
自分に何が出来るのかと。
ひとつ間違えて失うのは自分の生活だけではないという事実が重くのしかかる。
/*
ぽんぴーん!
けが人を抱き起こす等の行為は危険です。絶対にやめましょう。
………いやぁ、わかってたんだけどレーヴくんは熱くなっちゃったんだよねぇ……ごめんねぇ………ごめんね…………(´;ω;`)(´;ω;`)
**村中に卓をやりたい人にるーぷさんからのワンポイントアドバイス。
前半よりも後半がオススメ。
例え、大事な場面でもログが少ないと割となんとかなります。
>>517
魔女と竜が広場から去るのをただ見ていた。
それしか出来なかった。
姿が見えなくなった頃、テルミットは肺に溜まっていた空気を一度に吐いた。
「くはっ。……結局何も出来なかったな…。
なあ、《クロノス》。出直しだ。明日からもどうやら気の休まることはなさそうだぞ。」
拳の形に少し凹んだ操作盤を撫でながらテルミットはもう一度ため息をついた。
>>517 シルヴィ
…………………はあ…………めっちゃ怖かった。
(何をするでもなく去っていこうとする魔女の背中に緊張の意図が切れたように深い溜息を漏らした。マスクがない分、吐き出された二酸化炭素は邪魔されることなくその場の空気に溶け込んだようだ。気付けば冷や汗を書いていたようで袖でゴシゴシと顎や額を拭う。
妙なことに巻き込まれてしまったようだ。こういう重要な決め事に参加することなど、今まで1度もなかったと言うのに。なぜ自分はこの場に残される側だったのだろう。)
……そういえば。
>>436 トッティ
(少女に名前を聞かれていたのに急な事態に対応しきれていなかった、一旦驚異は去ったと判断し彼女の元へ向かう。やはりまだ意識はある。彼女も選ばれた人間だということだ。それかもしくは…………否、考えるのは良そう。そう言うのは明日から考えればいい)
……トッティ。無事?
[《マザー・クロック》を盗んだ輩は誰か?
そんなことは知ったことでない。彼処で意識を持ったまま残った十数人の中には、全く知らない人間も居た。
であれば、誰が犯人なら都合が良いかを考えよう。
当然、疑われにくいものが良い。例えば]
[幼い少女だとか]
死病診 エルスは、捨て子 リリアーヌ を能力(占う)の対象に選びました。
/*
ピコンとないないしてたはずの暗い過去の設定が掘り起こされたのでやっぱりその路線でいくことにしようか……霊能者にもなれたしな…………………
/*
ブレイクさんと仲良くなりたいな〜♪なんて思ってたのに初絡みがオッサン呼びなうえに最低な事をやらかしてしまって頭を抱えている…………とりあえず、お医者様と薬剤師さんとはお話出来た……リリアーヌちゃんともお話出来た……………うん……明日からも頑張ろうね……
サラの安否を不安に思っていれば、
>>502 エルス
目一杯まで喉を震わせ張り上げられたような、サラの無事を知らせるその声に、全身の力が抜ける。
そのまま力なく地面へと膝をつき、は、と息を吐けば、ようやっと
「よかっ、た…………」
なんて、安堵の言葉を口に出せた。
手当てを受けた彼女は男手に抱えられて城へと運ばれる。思い出されるのは先刻前、サラと2人笑い合っていた光景。
そこからまだ、全然、時は刻まれていないのに。
魔女の、人智を越えた力には、人間はあんなにも容易く、脆い。
そうして宣言された。
マザー・クロックを失えば、私たちは……
今は一命を取り留めた彼女も、確かに隣に立ってくれた友も、これまで出会った人々も、みんなみんな、この手から滾れ落ちていってしまう。
そんなこと、絶対にあってはならない。
リーンは震える足を、それでも地面を強く踏み締め立ち上がる。そうだ、友は言ってくれた。新聞屋の私に出来ること。
まずは、この場で起きている、マザークロックと親和性が高い、と国王は言っていた。全員の顔と名前を、覚えるべきだろう。
そう考えたリーンは、メモ帳とペンを握りしめ。城下町を駆けていった。
……。
[ベッドに横たわるサラを見る。此処に彼女を連れてくる間に更に陛下に御願いをして、彼女でも着られるサイズのゆったりとした服を寝巻き代わりに着せた。
全身骨折だらけで包帯まみれの少女の姿は酷く痛ましい]
……骨が驚く程に生える……薬か……。
[鞄の中に入れっぱなしになっていた正体不明の薬を取り出して眺める。
理屈の分からないものに頼る不安はあるが……このような状況ではそんなことも言っていられないだろうか]
明日……ジュラムに聞いてみるか……。
一通りが済んだテルミットは、動かなくなってしまった《クロノス》を広場に残し、分離した自走脚部で工房へと戻ってきた。
声もなく扉を開き中へ入る。
室内のテーブルには冷めた料理と、その隣の床に事切れたように倒れているサーメートの姿があった。
このまま魔女の言う通り《マザー・クロック》が奪われてしまえば、『選ばれなかった』彼女は眠りから覚めることは無い。もちろんテルミットとて無事では済まないだろう。それどころか、途中命の時計を砕かれるようなことがあれば、それは直ちに死を意味する。
テルミットは小柄な彼女をひょいと抱え上げ、自室のベッドへと運んで寝かせた。
一人テーブルにつき、すっかり冷めてしまった料理を大事そうに平らげると、作業場へ向かい必要な部品や燃料を自走脚部へありったけ積み込んだ。
「あとは任せたぞ、我が弟子よ。」
ぽつりと呟き、テルミットは再び広場へと戻って行った。
/☼部屋についても、エルスと共にサラの世話を焼く。
目を覚まさない彼女に若干に不安を抱きながらも、規則正しい寝息にエルスの大丈夫だという言葉を信じる。
彼が見てくれるとの事だったが、不安が拭えないので部屋の外にある目の前の壁に胡座をかき、目を閉じた。
眠りにつきやすい状態とは言い難いが、疲れが溜まっていたのだろう。ブレイクの意識は闇に飲まれた。☼/
/☼深い眠りにつけば、夢を見る。
それはもしかしたら、同じく魂を奪われたジュラムには見えているかもしれない。
ハンナ・マルセイユ。
漆黒の艶やかな髪と、絹の肌をもつ女性。
ブレイクの想い人がーーー固く閉ざされた瞼が目立つ顏は、まるで眠りについたままのようだ。
力なくブレイクに抱えられた彼女がトランクに詰められている姿と、それを絶望の表情で見下ろす彼の姿。
ブレイクが正気を失い、濁った緑翠の瞳で見つめている。そして、彼女の頬に手を伸ばしてその冷たさに絶望する。
夢は、ここで途切れた。☼/
**前の村でもハクさんのキャラの世話を焼いたな???
今回も焼くの?いやでもブレイクは元弟子を放ったらかしに出来ないよーーー
**バトってもいいよ!ってたかみをさんから許可もらったから戦いたい!!!!そういう村じゃないけど!
ナイフで戦わせてくれ……描写頑張るから……
ヒェッヒェッヒェ……
ヒェッヒェッヒェ……
[城門前で出会った親切な若者にもらいました《歩け、その命を…、なんだっけ?がスルスルと動きます。
老人は祭りの中をそれに乗ったまま冷やかし、か細いながらも満足げに笑い声をあげます。]
ヒェッヒェッヒェ……
魔力を感じぬ……これは絡繰かの?
絡繰だけでこのようなものとは流石は文明国よの……
ひ弱な老人にもお優しい国じゃわい。
……ムム?
[突然民衆が慌て出します。民衆が見つめる先には黒い霧が現れ––––、人の流れと逆行するように逃げ出す人で中心街は混乱を始めました。]
ヒェッ!
もしやこの王国でも……
なんたるなんたる事件じゃ……なぜそう争いごとを起こしたがるものばかり……
もっと皆、平和に過ごせばよいものを……
ハッ…!ぼんやりしとる場合ではない、何れにしてもさっさと逃げ出さねば……
ゆけ……エーと、《歩け、命のなんとかくんβ》よ……ワシをここから逃すんじゃあ……!
[《歩け、その命の…》はギギと了承したような音を立てると、老人を乗せたまま黒い霧へ突っ込んで行きました。]
家庭教師 オーリは、能力(去る)を実行することにしました。
結局残ってしまった八本のりんご飴。
今日はあまりにたくさんの出来事があった。
祭りの期間中借りてるこの宿も宿泊を延長する必要がありそうだ。
祭りに来て、謎の力を得て、善意を押し売りしていたら、愛棒が嬲られて、犯人探しが始まった。
今気になるのは何よりサラの容態だ。
明日、起きたらすぐ声をかけよう。
そう決めていても、なかなか寝れない嫌な夜だった。
『オズワルド、でかしたぞ。まさかお前があの魔女と面識があったとは』
[兄にばかり目をかけていた父王が、初めて私に笑顔を向けた日。色褪せてきた光景が、あの女との再会によって蘇ってくる。
遠い過去の話。私にはもう関係のない話。]
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