1763 【新春ネタ村】あたまのゆるい新年書き出し小説大賞
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メモ
ペロッ、これは… ぐれごりー
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【テーマ部門:大工】
私が彼女を初めて見た印象は“お人形さん”、少女のように小さく可愛らしくショーケースに飾っておきたいぐらいに綺麗だった。 ただ、そこだけ別人のように傷つき荒れた手指をして、彼女は「大工になりたいの」と笑うのだった。
【フリー部門】
豆を挽く時間もコーヒーの味の一部なのだと、朝にはいつも、あの人の言葉を思い出す。 ミルだけが音を立てる時間は、とても静かだ。
/* 実は…この…喋り方…に…既に…疲れて…き…てい…る…… おや…すみ… |
いつも前向き めりっさ
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【テーマ】 「法隆寺を建てたのだーれだ」というクイズに、面白げもなく聖徳太子と答えるような真面目な子。 彼の最初の印象はその程度のものだった。
【フリー】 雨は雪に嫉妬する。 |
ごまなさんごー いらいだ
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【大工】
「このビルをおったてたのはなあ、 カネを出してる国でも、うまい汁だけ啜ってる元請けの会社でもねえ。 俺たちなんだよ。俺たちが汗を流して建ててるんだよ。」
工事現場が目に入ると、未だに現場監督の声を思い出す。お前も手を動かしてねー側じゃねーか。
【フリー】
「人喰いの怪物なんている訳ないじゃん、みんなおおげさだなあ。」 彼はいつもの拍子で嘯いた。 そうであってほしいと、絶望的な願いを込めて。 |
じゅらるみん小説家 じゃすぱー
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【テーマ】 父の日曜大工に釘をさすのが母の仕事だった。
【フリー】 自動ドアは開かないし、改札も直前で閉まる。 とうとう今日は鏡にまで拒否された。
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照明(てるみん) ろらん
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【テーマ】 立てている教科書の36ページを何気なく開く。竪穴式住居を見てると、昔はみんな大工さんだったんだな、ぼーっと思いながら時間は過ぎる。
【フリー】 深夜のカラオケボックスに、彼女のこれ以上はないくらいに過剰な巻き舌が響き渡る。
1曲目 ぞうさん。
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梟小説家 耳木菟
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【テーマ部門:大工】 2020年、東京オリンピックの真っ只中での国立競技場崩壊事件――。 その犯人として警察が検挙したのは、何と一人の大工だった。
【フリー部門】 朝焼けの空に梟が飛ぶ。その眼には微かに涙が浮かんでいる。 |
どりふとーず たちあな
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【テーマ:大工】
匠が最初に行ったのは空き地の買取であった。
【フリー】
風が吹いて、カカシが倒れた。 |
ゆんゆん電波 らび
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【テーマ部門:「大工」】 この家を建設した大工の理想とする建築は 解放感に満ちた物であったと、 白アリの駆除業者に聞かされた。 【フリー部門】 いつもの口癖の言葉の響きだけを残して、 彼はこの世界を去る。 そしてまたどこかの似たような世界で瓜二つの顔の人間が、 同じ口癖を呟くのである。 |
まとりょーしか ふぃぐねりあ
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【テーマ:大工】 名工の鉋から溢れる薄い木膜を眺める度に、 とろろ昆布をどっさりと乗せた饂飩が食べたい。 もしくは鰹節の揺れるたこ焼きが食べたいと思うのだった。
【フリー】 軒下に吊るされた干し柿は真っ黒く食べごろだった。 どうせなら蜜柑がいいわと言う孫の悪態にも、 祖母はニコニコと変わらない笑顔を向けている。 |
メモ
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