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[強風のあおりを受けてニースがころころ転がったのはちらりと見えていた。>>97
一発ぶちかます前に気を付けろ、とでも一言告げといた方がよかっただろう。
次に共闘の機会がある時は気を付けようと心に決めた少年だった]
おう! やったぜーーー! 美味い肉ゲットーーー!!
[転倒から復帰したニースとともに、猪を仕留めたのを確認。
その後ニースがこっちに駆け寄るのを見て、>>99
さては……と思って両手を肩の高さまであげ、
いつでもハイタッチできそうな体勢になったが、
狙い外れてニースは少年の元を通り過ぎて真っ赤な猪の方へ。
がくっと脱力して手を下ろすのだった]
──グラウンド──
わぁ、ありがとうなのですっ!
パサラさんに、お願いするのですっ。
[きゃぁと小さな歓声をあげ、解体をパサラ>>102にお願いすることにした。]
あのっ、ラキアくん。
猪さんの心臓は、半分こでいいです?
解体はパサラさんですし仕留めたのはラキアくんですけど、食べたいのです。
[ラキアへとやや頬を染めて尋ねる。
言っている内容で頬を染めているので、残念ながら告白の類でないことはハッキリと分かる。]
ギフトさん?
はいなのですっ!
[よく事情は分かって無かったが、お鍋を分けることを断る事情は無い為、きょとんとしながらお鍋を分けることに了承した。]
ーグラウンドー
はぁっはぁ…!!はーーー……!遅れましたぁ!
[ずざざざ、と音がする勢いで駆け込んだグラウンドには、土煙が立っていた>>93
山道を走っていて見た時に既に見えていたそれは、もしや模擬戦が既に始まっているのではと思わせた
上がった息を一先ず整えていると、砂煙が晴れて真っ赤な猪の巨体が現れる]
あ、れ…?火星猪?
[お肉なのです!と元気な声が聞こえた>>99。声の主は先ほど欲望蜂の巣の辺りで見かけた小柄な生徒だ
見通しの良い場所で見れば、調理科との合同演習にて何度か姿を見かけた。確か名前はニースだったか
パサラと一緒にいる所もたまに見ていたかもしれない
そしてグラウンドの様子に混乱する。すっかり模擬戦が始まっているものだと思っていた
だが、どうやらここでも狩りをしていたらしい
見るに、模擬戦はまだのようだ。だが殆どの生徒が既に集まっている。ある意味では遅刻のようだ
そして、独特の調味料の風合いと肉の旨みが凝縮されたような薫りが鼻をつく
落ち着いて見やれば、ちょうどギフトと話をしていた調理科の先輩が鍋を作っていた]
おや、パサラ。
[先輩の名前を呼ぶ
今は"先輩"は付けないようにしているが、本人のいない所ではつい出てしまう
どうやらニースに頼まれて仕留めた火星猪を解体するようだった]
その猪も鍋に入れるのかい。
[一旦、イーグルを目立たない所に置いて火星猪に近付く。
と言っても、今山道から出てきたばかりだ。既に到着していた生徒とは距離がある為に、鍋に近付くと言うのが正しいかもしれない
猪を入れる事に関しては異論なく、確認の為に口を開いた
加えてパサラ自身が解体するのであれば、任せられる
尤も、鍋の中に既に何が入っているのかは自身は知らないが]
入りきるかどうかわからないけど、ウラギリイーグルの肉も入れちゃどうかな。
ただの鶏肉と違って程よい歯ごたえがあるよ
[ついでにどうか、と調理科であるパサラに提案をしてみる]*
[心臓には特に興味はないので、ニースとラキアの間で折り合いをつけてもらえればいいと思う。>>105
頬を赤らめている様子は可愛らしいけれど、セリフとのギャップがすごいなあなんて思ったが、これから猪の解体をしようとしているお前が言うなという話ではある]
あ。
[よいしょ、と猪を持ち上げようとしたその時、姿が見えず少し心配していた人物の二人目が帰ってきた>>107]
おかえり。
[アルジャーノンには訛りは完全にばれているが、他の生徒たちもいるところで不用意に発言したりはしない。
安心したように笑顔で迎えたが、ちょうど血抜きするべく喉元にナイフを入れたところだったので、見た目はちょっと怖かったかもしれない]
[猪を鍋に入れるのか、との質問に、少し考えて首を横に振った>>109]
鰐鍋。
[正確に言うと鰐鍋ではないが、鍋には鰐が入っているということが伝われば十分だ]
猪は。
[どうするんだろう。よくわからない。
少し困ったように首を傾げた。
なぜ解体しているのか、と問われれば、そこに猪がいたから、としか答えようがない。
ニースが猪もご飯にすると主張していたことは知っているが、生憎パンに挟んで食べたいと思っていたことまでは聞けていなかった。>>57
しかし食材が増えるのは大歓迎だ]
ウラギリイーグル?
美味しい。
[しかし鍋に入れるのはどうだろう。鍋には鶏肉によく似た鰐肉が入っている。歯ごたえが違うとはいえ、少しもったいないような気がする。
特有の歯ごたえを生かせそうな料理は、と真剣に考え始めた]
ー回想・パサラとの出会いー
[最初の狩猟演習の折、目の前にいきなり飴が差し出された>>85のが始まりだった
リラックス効果がある薬草を混ぜ込んだお手製の飴だったか。
後に彼女は薬学科であると知った
それから時折、資料を探しに図書室に赴くと彼女の姿を見かける事があった
最初は他愛もない世間話だったように思う。そのうちにお互い専門的な話をするようになり、ある日、議論は対立してしまった
当時のことを思うとアルジャーノン自身も若く、視野が狭かった。自分自身、あの時の事を思うと頭を抱える
そしてもうひとつ思い出すのは、ヒートアップした彼女の訛りだった
あの時は派手に笑ってしまった。謝ったものの、今でも彼女には申し訳なく思う
結果的には笑う事で熱が冷め、冷静になれはしたのだが]*
──グラウンド──
えっ、心臓美味しいですよ?
[半分ではなく全部くれるというラキア>>112の大判振る舞いにニースは吃驚した。お肉好感度は大きく上昇する。
これが恋愛なら好感度メーターは振り切り、放課後の夕暮れ時に告白イベントが起こるほどの上昇だったが、残念ながらお肉好感度だった。]
血抜きして、塩を降って火で炙るだけでも、
頬っぺたが落ちそうなほど美味しいですよ?
[しかし一度ラキアがくれると言ったのだから、もう返さないつもりだった。牙と毛皮はラキアが持ってゆくらしいので、これでイーブンではあった。
戦果だけではなく、武器や防具の素材にするのかもしれないけれど。]
いえーい、なのですっ!
[同じくぺしぺし、とニースからもラキアの手に押し付ける。ガントレットの硬い感触がした。]
ラキアくんって子供っぽいのですっ。
[楽しそうにそんな言葉を口にすると、ニースはお鍋の方へと向かう。]
ラキアくんも、鹿さんも、お鍋食べるです?
[闘争のラキアと逃走の鹿さん改めジャッカに声をかけて、お鍋の元へと。*]
ただいま。
[パサラ>>110に手を振って挨拶。そういう彼女はナイフを猪の喉元に入れた所だった
小柄ながら大きな生物も解体する手腕は確かだ。見慣れている光景だが、人によっては怖い光景かもしれない
そして短く鰐鍋と聞くと火からおろされている鍋を見遣った]
鰐って、天王星鰐か…。
クセが強いけど、パサラなら大丈夫だね
[魔獣科ではあるものの、腕を信頼もしている
猪は鍋に入れる訳ではないことを聞くとふむ。と唸る]
[そして、イーグルをどうするかについては迷っているようだった>>111
鍋に既に入っている鰐肉は鶏肉によく似ている。マッチングはあまり良くない
どうしようかと思っていると別の生徒から焼き鳥という提案が出た>>114]
おお、それ良いね!手軽に食べられるから模擬戦前に食べ過ぎちゃう事もない。
でも捌くのには少し力がいるから、それは僕がやろう
…で、君の名前はなんだっけ…。僕はアルジャーノンと言うんだけど
[ナイスアイデア!と手を叩いて焼き鳥を提案した生徒の方を向く
黒髪黒目と、特徴的な生徒だった。仕留めた獲物を鍛治科に持って行った時に何度か見かけた憶えはあるものの、会話はしていなかったように思う]*
──グラウンド周辺──
[お鍋の元へとニースが戻ると、ギフトだけではなく、鍋元に首無し鳥を持った長身で長髪の生徒がいた。]
はっ、この香りは味噌なのですっ。
今、波が来てる調味料を使ったのです。
それがほこほこフキのほんのり甘い香りと鰐肉を包み込んでいるのですっ。
[食への心意気。
ニースは完成したお鍋の匂いを近くで嗅ぐことで食欲を更に刺激された。]
パサラさん、あのっ、
心臓も血抜きして貰っていいです?
心臓を切って茸と炒めてパンサンドにしようと思うのですっ。
[肉はさておき、心臓以外のモツも早めに食べた方が良いのだけど。
パサラの解体の労力の代わりに、後で料理に使わなかった食用の茸やドングリを渡そうと思いながら、ニースは円匙を置き、リュックからお椀のような深皿とお玉を引っ張り出して、具を寄そう。
自分が食べる食器くらいは、お鍋を囲む生徒も持っていると思っていたけれど、無いようならニースは他の器をリュックから引っ張り出して来て貸すだろう。]
──グラウンド周辺・鰐鍋──
はふっ、はふっ、あふあふっ。
あふいのですっ、おひひいのですっ!
[とろとろに溶けたほこほこフキと、美味しい出汁と香りを味噌とマッチさせた茸達、そこに絡む白い鰐肉が絶妙だった。
薬草の根を擂り潰したものは体を奥から暖める。]
ずずーっ。
[見る見る間に器の具を平らげ、ニースは味噌味の出汁を飲み干した。]
お代わりなのですっ!
[また、お玉で鍋を器に寄そう。*]
なんだと!? おまえだけには言われたく、ねーっ!
[ぺしぺしハイタッチしつつ、
子供っぽいと言われれば渋い顔になった。>>115
眼前のニースを(いくら本人が否定しようとも)ちんちくりん扱いしているがゆえに。
といってもニースの実際の年齢は知らないのだが。
完全に見た目だけで判断している]
オレも食べるぜ! さっきのでまたお腹空いてきたしな!
あんたは……えーっと……。
[“鹿さん”ちらっちらっ。
名前は何だとかどうして猪に追われていたのだとか、
色々気になることがいっぺんに出てきて一瞬言葉に詰まっていたが]
まいっか。みんなで鍋囲もうぜ!!
[切り替えの早い少年であった]
──グラウンド周辺・鰐鍋──
[鰐鍋の具材は、最初はスープを作ろうとしていた為>>3、茸はお鍋にしてはやや薄目に切られている。(この茸はサンド用も兼ねておりサンド分は別にしている)
薬草の根は擂り潰され見えず、ほこほこフキは口の中で溶けるほど>>28>>29、柔らかくなっている。
これだけでは寂しかったお鍋は、鰐肉をいれることで、ぐっと豊かになった。
更に味噌を溶くことで、茸と鰐肉から溢れた味わいと薬草の根を擂り潰したエキスが合わさり、旨味を吸ったほこほこフキの味わいも増していた。
お肉は偉大だった。
味噌も偉大だった。
お鍋を囲む生徒はギフトやアルジャーノンと何人か居たが、ニースは一先ず器一杯を平らげた後、人心地付いたように、ジャッカに口を開く。]
大丈夫だったです?
ええと、鹿さん……。
[ではなく、メローネ学園の生徒だった。
女性寮で見かけたことはあるだろうか?
欲望蜂の蜂蜜を苦もなくゲットした生徒>>0:89>>0:93と気付く余地もない。燻しっきりにして逃走したので。]
一年生のニースなのですっ。
[ニースは自己紹介する。
美味しい鰐鍋を囲むことで、先程の混乱も解けていたのなら、話し易くなっているけれども、ニースはマイペースに話しかけた。]
[運びやすいサイズに切り分けた肉を持って、水場へと。汚れた手もナイフも全部洗ってしまうつもりだ。
しかし、うっかりグラウンドで血抜きをしてしまったため、グラウンドの一角の地面がすっかり血に染まって凄惨なことになってしまっている。あれもなんとかしなければならない。
最初からここまで運べばよかったのだが、後の祭りである]
気、つけないと。
[食材を見つけると、そういう判断を誤って、ついスピード命で解体してしまうのは悪い癖だと思う。
溜息を吐きながらじゃぶじゃぶと手を洗った]
──少し前・グラウンド──
心臓はもう返さないですっ。
[それは宣言だった。
もう絶対返さない宣言をラキア>>126に伝える。
でも、ラキアが食べたいなら、料理したのを少しあげようかなと思うくらいの隙のある返さない宣言だった。]
ニースはラキアくんよりも大人なのですっ。
レディーなのです。
[と言いながら、精神年齢は会話から伺える程度の精神年齢だった。つまり、ラキアと五十歩百歩だった。
むしろ、ニースの精神の成長は遅いかもしれない。
そして、そもそもレディは返さない宣言などしない。
ちゃんとした突っ込み役がいないからこその、ニースによるラキア>>123への子供扱いだった。]
あんたとは初めて話すけど……オレはあんたが魔獣科だってのは知ってるぜ!
狩ってきた獲物を持ち込んだ時に見たことがあるし、
あと、そん時、珍しい武器をこの手で改造してみたいって、
先輩が話題にしてた気がする!
[鍛冶科の実習で製作させられる品は剣がメインだが、
この世界には色んな武器がある。
中でも弾丸を発射する金属の筒――銃は珍しい代物だという知識はあった。
だいたい武器マニアの気のある先輩からの受け売りだが]
ちょーっとその武器見せてもらってもいいか?
それでウラギリイーグルも仕留めたんだろう? バシュンと。
[自分に武器マニアの気はないと思っているが、
影響は受けてしまっている。気にならずはいられるか。
模擬戦をちょっとでも有利に……という下心は、
これっぽっちも抱かず、素直に期待のまなざしを向けるのだった**]
[水場に行く少し前、ラキアにサムズアップされて頷いた>>128]
焼き鳥、美味しい。
[それは知っている。ただ、焼き鰐をあれだけ食べた後でも焼き鳥を食べたくなるというのもすごいと思っただけだ。
いや、確かにウラギリイーグルは美味しいけれども!]
気に入った?
[ウラギリイーグルにも檸檬を、と言われて、こっくり頷く。気に入ってもらえたというのは調理科冥利に尽きる。
山檸檬はまだかごの中にあった。あったが……残念なことに、今、猪の解体で手が血まみれだった。こんな手で他の食材は触れない]
あとで。
[結局そう言い置いて、水場へと向かった**]
レモン……
[無邪気な少年>>128が元気よく焼きイーグルにレモンをかけてみようと提案するのを聞くと、じゅるりと唾を飲み込む
熱によって滲み出た脂にさっぱりしたレモンの果汁は相性抜群で、酒のお供に最適…ではなく非常に美味である]
ん、ラキアか。
…どうしたんだい?
[名乗った少年からじぃと興味深げな視線を向けられる。
土だらけだから恥ずかしいな。などと思っているとどうやら興味は別の所にあったようだ>>131]
嬉しいね。憶えてくれてたんだ!
君は鍛治科だろう。僕も君の姿を見てたよ
…へぇ?武器をねぇ…。
[武器を改造してみたいと先輩が言っていた、と聞くと少し意外そうに目を開いた
改めて手持ちの魔銃を見る
そして少年は、イーグルを銃で仕留めたことを見抜いた。
イーグル自体に弾痕が残っていたからだろうか。なかなか鋭い勘をしているなと、目の前の少年に可能性を感じた
笑って、ラキアに銃を差し出す。触っても良いという意思表示だ]
良いよ。…あ、ここのレバーを上げると銃弾が装填されちゃうから気をつけてね
でも、僕のじゃないんだ。改造をしたいなら学校に掛け合わなくちゃならない
そしてもう一つ。これを作っているのは工業科職員のドワーフさん達だ
だからまずは、内部構造を教えてもらう所からのスタートになるかも。
……まあ鍛治科の今後の発展のため、ということにすればチャンスあるかもしれないね
[最後は悪戯な笑みを浮かべて耳打ちしつつ、ラキアの先輩からの好奇心にはそう回答を
鍛治科の今後の発展だって嘘では無いだろう。そもそも武器好きが多く集まる学科だ
自身にとっても、技術の発展は歓迎すべき事柄だった
そして工業科とは機械技術の開発を行ったり、それらを用いた武器の研究を行っている学科だ
壊れた物品の修理なども請け負っており、生徒の他に工作技術の高いドワーフ族が多く在籍している
みだりに量産されないよう、魔銃の詳細な仕組みは現時点では工業科のみが知っている
だからこそ、珍しい武器である銃に鍛治科が興味をそそられるのもよくわかる]
[ふーはー、と少しだけ息を整えて。
アレだけの距離を走ってもそう疲れていないのは良いことだが、なんというか。
ベルトに提げた短剣をちらと見やって今度はため息一つ。
剣技科も取っている身としてはダメダメじゃんか、となるわけで。]
……いや、本当に助かったんだゾ。
うっかりボンボン笹の藪でばったり今日はしちゃってさー……
[助けてくれた二人の片方は女子寮で見たことあったし、もう片方の男の子は確か剣技科体術科合同の訓練時に見かけた事もあったが生憎二人とも名前は知らない、けれどもどちらも1学年だと言う事に、尚自分が情けなくて恥かしい気持ちを抱えることになったりするのでした。]
あー、うん、私はジャッカ。
えと、3年生なんだゾ。
[あ、そういえばボンボン笹の実を採集できてない。
反れどころじゃなかった、と思う間も無く今度は補習の進み具合に頭を抱える事になりそうなのでありましたが――
なんと幸運な事に猪の牙に笹の枝が引っ掛かっているのを見つけてそれから実を無事?採集して。]
……あ、アルジャーノンくんも補習だったの?
いやはや、忙しいね。
[鳥を片手に同学年の姿が見えればやあ、と片手を上げて。
若しかして匂いにつられたかな、なんて思うけれど獲物片手な辺り、半分はそうではないかなとも思うのでしたが如何に。]
[ちゃかちゃかと解体されていく火星猪とその作業者の手際の良さに少し見惚れつつも鍋をつつくのですが。
1から10までの解体がこの場で行われたので若干どころじゃなくスプラッタな状況になっているが見なかったことにしよう。**]
[ラキアは暫く銃を見ていただろうか。迂闊に危険な箇所に触ってしまわないように気を払いながら、目線を少しグラウンドの掲示板の方に移した
そこには模擬戦の組み合わせが大きく張り出されている。一回戦のニースとギフトの後に自分の名前を見る
そしてその相手こそ、先ほど名前を聞いたばかりで今まさに目の前にいる、ラキアだった]
…ああ。君の名前、聞いたことがあると思ったら模擬戦の相手なんだね!
よろしく頼むよ。互いに悔いのない戦いをしよう
[ラキアに手を差し出して握手を求める。もしかしたら違う意味に取られたかもしれないがそれはそれだ]
(きゅるるる)
[だが差し出した瞬間に腹が鳴る。どうにも格好がつかない]**
[そんな楽しい交流の時間に、彼女の訛りが飛び出してきたのはいつのことだったろうか。
たしか、錬金科の研究と夜更かし読書に忙しく、寝不足のギフトが間違えたことばかり口走るので、ツッコミを入れてくれたのだったと思う。
彼女らしからぬ言葉使いに一瞬驚きこそしたものの、ギフトは「すごく感情を込めてツッコミを入れてくれた」と解釈した。
ツッコミとは勢いと意外性が最重要。
そう、あの時の訛りもまた、彼女がツッコミを極めんとした結果生じたものなのだろう、と。
訛りが出るのが恥ずかしいから短い言葉でしか喋らないのだ、と気付かないあたり、ギフトもやはり一般的な感性から盛大にズレているのであった]
[何とか無事に課題を達成したらしいアルジャーノンが帰還しているのを横目に、ニースの具材の説明を聞く。
噂だけは聞いていたけれど、実際に目にするのは初めての味噌を用いたスープ。
そこでじっくりと煮込まれた具材は、採りたてのほこほこフキと、淡泊ながらも他の味を邪魔せず上手に引き立てる鰐の肉。
……ごくり、と喉が鳴る。
そんな鍋、美味しくないわけがあるまい]
いっただっきまーす!
[食材となった命に感謝しつつ、椀を傾けまずはつゆをひと口。
真っ先に襲い掛かってきたのは、芳醇な味噌の香りだ。
遅れて、滋味豊かな味噌の溶け込んだ汁自体の深い味わい、すりつぶされた薬草の複雑な風味が追いかけてくる]
ん〜〜〜、美味しい!
[身体の中からぽかぽかと温まる、優しくも引き締まった味わいのひと口だった。
もうひと口、と汁をすすりたい気持ちを堪えて、具材へと箸を伸ばす。
とろとろのフキと、白く美しい鰐の肉。
それらを一度に口の中に押し込み、噛み締めると、優しい汁の味わいに遅れてフキの甘さと苦みが織りなす絶妙なハーモニーが舌に絡み合う。
とろけるフキと対照的に、柔らかくも噛み応えのある鰐肉が口の中で解け、フキの癖を柔らかく包み込んで調和した。
いつまでも噛んでいたい、そう感じる至福のひと時。
もぐもぐしながら頬を緩めに緩めきっていると、ひもじそうなグリムの視線が頬に突き刺さっているのを感じた]
……え、えへ!
ごめんグリム、ほら鰐肉だよお食べー!
[椀の中から大き目の鰐肉を取り出すと、掌に移してふーふーしてからグリムの口元へ運ぶ。
ぱくりと一口で呑み込んだグリムは、千切れそうに尻尾を振って歓喜をあらわにした**]
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