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― 北部・魔王城、バルコニー ―
[地下から抜け出し、飛び立つ。
魔軍兵士として造り替えられた身なれど、
命令は未だ無い。
鳥は己が望むままに城の外を悠々と飛び、
魔王城の一角にあるバルコニーに留まる。]
クェー…
[バルコニーから中を眺めつつ、
3歩歩けば忘れる、鳥は何も思わない。*]
こいつは、今から吾と行動だ。
ク、ク、ク。さて裏切りか、人身御供か。
お前の好きなように解釈しろよ。
[魔神は嘲笑う。
勇者には魔神の姿が見えるだろう。
そうして、魔神は少女を促す。毒の沼地のやや上を浮いて歩く間、消耗は無く、歩みは出来るだろうか。*]
[直後、魔神から返って来たのは嘲笑う声と言葉>>119]
なっ――待て!
そんな、どうして……!
[ダリアは自らの意志で魔神へ歩み寄った。
それは確かなことで、しかし裏切りだとはどうしても信じられない。
追い掛けようとする少年を遮るように、魔物の攻撃が少年へと殺到する。
魔神とダリアを無視するかのような動きに、ますます少年は混乱する。
ただ――魔物がもうダリアを傷付けないことに、ほんの少しだけ、安堵を感じて]
僕じゃ……力不足だった?
[護り切れなかった、むしろ護られてばかりだったことを思い、ぽつりと言葉を零した。
それは剣戟に掻き消され届かぬ程度の声量で。
少年が周囲に集う魔物と戦っている合間に、二人は遠ざかり沼の上を渡っていく]
[それでも、抱えるものがなくなった分歩みが早くなったのを感じて、そう思った自身への嫌悪を誤魔化すように薬草の葉を数枚、歯で毟り取るようにして口にした*]
― 北部・魔王城 ―
[魔王とフリッツの戦いが終わる。
其れは戦いと言えるものであったかは
"ナジ"が判断することはない。
元より魔王が敗れるはずがないのだから。
そうして新たなる魔の者が生まれる過程を見ながら、
"ナジ"は異形の竜を操っていく。
微かに動いた魔神の気配。
それが近づいてきている気がしたのだ。
アルシェスはどうしていただろうか。
異形の竜は彼の者が近づいてこないならば、
その場に残し飛び立とうとするだろう]
― 毒沼のほとり ―
[ようやく毒沼の縁に辿り着く頃には、二人の姿は随分と遠く離れていただろう。
宙に浮けぬ少年には、自力で最短距離を進むことは出来ない。
足を止めた途端、今まで溜め込んだ分とばかりに発作的な咳が始まった。
それは微かに血の混じるもの]
[しかし、すぐ近くで異形が動く気配>>124があり、少年は呼吸を押さえつけるようにしながら顔を上げた。
それはどうやら飛び立とうとしているように見えた]
くっ……待てっ!!
[一度だけこちらを振り向いた>>125のは何を意味するのか。
その行き先はどうやら魔神たちと同じのように見えたから。
痛む肺に無理矢理空気を入れて咳を抑えると、異形の竜の背へ、半ば飛び乗るようにしてしがみつこうとする*]
― 毒沼のほとり ―
[ばさり――
異形の竜は甲殻類の様に硬質な翼を羽ばたかせた。
空を飛ぶモノは物理的に飛行するか、
魔法的に飛行するかのどちらかで飛んでいる。
重いように見える翼を羽ばたかせながら疾駆し始める異形の竜。
>>129アルシェスが乗った後鞍に座れたかも確認せずに動き出した。
異形の竜は毒の沼を疾駆する。
疾駆し羽ばたくがその重量感ある巨躯が空を飛ぶことはなかった。
やがて異形の竜の後方、尻を思わせる部分に突起が出現する。
出現した突起から高圧で圧縮された沼の毒水を吐き出しながら、その勢いを以て漸く異形の竜は空を舞う。
毒水は眼下の沼から補給され、
噴出された毒水は雨のように沼に降り注いでいく。
沼の上でのみ有効な無限機関として飛翔する異形の竜は、
魔神を追ってゆっくりと進んでいった]
[その速度は沼上を航行するよりも早いが
魔神よりも遅い。
魔神の姿はすぐに見えなくなるだろう。
――異形の竜の推進力は高圧で噴出させている毒水である。
毒水は雨となり降るがその幾分かはミストとして周囲を漂い始めるだろう。
毒の霧の中、異形の竜はアルシェスを乗せ魔王城の前まで飛行することだろう*]
― 北部 魔王城 ―
[今更、自分がどんな存在に成り果てようとも。
執着など何もない――といえば、嘘になるけれど。
呪と魔に絡みつかれ、男が最も恐れたのは。
たったひとつ、忘れてしまうこと。
床に転がった剣の柄に指先で触れたまま。
どろりと滴る闇が、男の周囲の床を昏く染める]
さして面白い話でもない。
ただ、昔、友達に言われたんだ。
人を救いたい。
そう言っている彼は、とても綺麗で。
俺は同じにはなれないと思ったけど。
俺にもできることがしたいと思った。
[闇が溶けかけたままの手で、剣の柄を握る。
刃の無い其れを、床へと立てた]
くだらない話、だろう。 笑えよ。
[言葉の通り、男は歪に笑い、そして]
[それは何処か物悲しく儚げな、
港町の夕暮に、船乗りがよく口ずさんでいた]
《――――――…》
[朗々と口にするのは、歌のような詠唱。
立てた剣の柄より放物線を描く様に、
波紋のように広がる淡い光。
昔から、光を扱う魔法はとにかく不得手で。
自分がそういう存在なのだと知っていた。
もはや殆ど魔と成り果てた今、
どれほどの意味があるかは分からないが]
[己が人としての魂が、揺らぎ消え果てしまう前に。
その残渣の欠片を代償に。
魔の力を弱め、人を癒す呪いを。
もしも"次"があるならば、僅かでも届けば良い。
或いは何の意味もないことかも、しれないが]
魔王。
[呪いを終えれば顔をあげ、眼前の男へ目を細める。
刃の無い剣の柄の先を、相手へ真っ直ぐ差し向けて]
―――――――…ッ。
[立ち上がろうとして、崩れ落ちる。
文字通り、体勢だけでなく、存在そのものが。
ずるりと闇と同化するように、溶けだして。
からりと。
溶けた手から落ちた剣の柄が、転がり音を立てる。
その存在の終りを、示唆するように*]
/*
眠すぎて、とにかく殺してくれという描写になってしまいました…。
ぎぎぎ。もっと悲惨になりたい。
まあ、御墓でも回収できるかなぁと思いつつ。
戦士 アルシェスは、魔剣士 フリッツ を投票先に選びました。
/*
なんか綺麗な感じになっているのが凄い自分で許せないので、
ここから魔王さまがぐっちゃぐちゃにしてくれるのを期待。
[ねむねむしながら]
[――少年と別れ、少女は魔神と共に毒の沼を行く。
竜に騎乗する時に感じたそれとは異なる、独特の浮遊感。
湯気のように立ち込める毒気も、魔王城に近付く程に纏わり付く瘴気も、不思議と感じられなかったか。
まるで――そう、幽霊となってしまったかのような。]
[やがて視界に入るのは、魔の地を覆っていたそれよりも暗い黒雲。
簡素な岩山に佇む、厳かな魔王城。
この世の絶望を一身に背負ったかのようなその姿を、少女は呆けたように見上げて。]
………?
アイン、さん……?
[――門の前に佇むその人影に、首をかしげた。
だが、声をかけようとも、彼がこちらに気付く様子はない。
そのまま魔神に連れられて、少女は城門の中へと入っていった。]
[一層濃くなる瘴気。
本来であれば弱りきった少女を蝕み、一息に殺してしまうであろうそれは、まるで存在しないかのように避けて通っていく。――それでも幾らかを吸引してしまえば、口元を押さえて咳き込んだ。
――既に侵入者があった為か。
城の中に蠢く魔物はただでさえ飛び出た目玉を血走らせ、物騒な武器を手にしている。
中には、何者かに殺戮された死体の山さえあった。床ばかりではなく、天井にまで破壊の跡が見られ、――どれだけの戦いがあったのか、今は想像することしかできない。
そうして、幾つ目の角を曲がった頃だろうか。
――無数の屍。無数の血糊の中。
ぽつりと置かれた、干からびきった、赤い実。]
………、
……………りんご?
[放置されていたためか、瘴気を帯びてぐずぐずに腐り始めている。
遠慮がちに。足を止めた少女は、それを拾い上げ。
――思い出したのは、いつかの街での、会話だっただろうか。*]
魔王 ケテルが「時間を進める」を選択しました。
― 北部・魔王城前 ―
[>>138異形の竜は魔王城の城門前にたどり着くと羽ばたきながら着地をした。
幾ばくか駆けながら勢いを殺し、停止するとその場に巨躯を横たえた。
背中に吐瀉物があっても気にすることはない。
そもそも外骨格の上からなので感覚に薄いのである。
異形の竜の役目は望む者を運ぶだけ。
フリッツの時と同様に魔王城の門前に運べば役目は終わったとばかりに動かなくなった**]
― 魔王城・門 ―
[どさり、と。
沼を抜けた途端、転がり落ちるように、少年は異形>>148の背から降りた。
そして空気を貪るように喘ぐ、そこもまた濃い瘴気に満ちた地ではあったが、毒液そのものよりはまだ呼吸に伴う苦痛は少なかった。
それでも、その行為により多量の瘴気を更に取り込んでいることに変わりはないのだが]
[もう動きたくないと訴える体を無理矢理起こし、少年は立ち上がる。
そして魔王城の威容を見上げた。
視界が定まらず、この場で抱くべき感情も思い出せなかったが、ただ、進まなくてはと思う。
魔神と共に去ったダリアを、追わなくてはならないのだから]
[しかし、門に数歩近付いた所で少年の足は止まる。
苦痛に支配されぼやけていた感情が、それ>>141を見た瞬間に形を取り戻した]
アイン……。
……勇者、さま……?
[ずっと、探していた人だった。
面影はそのままに、しかし生気のない顔に土気色の肌。
名を呼び近付く少年を認識すれば、それは与えられた役割通りに、剣を構え侵入者を排除しようとする]
勇者さま!
[少年の叫びごと引き裂くように、かつての勇者は剣を振るう。
咄嗟に避けた少年を、焦点の合わぬ瞳がぎろりと見た]
[――呼び掛けても無駄だとはわかっている。
それと似た術は何度も目にしていた]
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