人狼物語(瓜科国)


1657 【RP村】勇者と魔王の物語


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エンフェルケスーカの渡り人 ナジ

― 北部・魔王城 ―

 ふふ、楽しみですねぇ
 あの者が魔将になるその時が

[>>95玉座に佇む魔王の傍。
 エンフェルケスーカの渡り人は重圧の中を悠然と立っていた。
 重圧は紫色の外套を靡かせる。

 今この場に訪れた者は運が悪いと言えるだろう。
 何せ魔王の覇気、絶望のオーラとも呼べるものを一身に受けることになるのだから**]

( 102 ) 2016/01/31(日) 18:07:24

魔王 ケテル

―― 北部・魔王城 ――

[魔王城、玉座の間。
そこは、珍しく魔王以外の…否、魔軍以外のモノがあった。]

( 103 ) 2016/01/31(日) 19:34:53

魔王 ケテル

[卑猥な水音と喘ぐ様な嬌声と懇願の響きが玉座の間の調べ。
魔王が此の様な趣向を凝らす事はあまり無い。戯れに置いたのも、さて何時以来のことか。]

( 104 ) 2016/01/31(日) 19:35:43

魔王 ケテル>>104 ×戯れに → ○戯れを思わせるように

( A24 ) 2016/01/31(日) 19:37:23

魔王 ケテル

[玉座の間に置かれていたのは、
  はじまりの国の王家の女子供>>2:51
 悪魔の司教の死霊兵が献上しに来た戦利品>>2:195
   この地に置いては、奴隷よりも価値低い財だ。
  嘗ての王妃の両手と両足は拘束されている。
 辱めを受けているのは娘の方だった。]

( 105 ) 2016/01/31(日) 19:38:10

魔王 ケテル

[娘の唇は罅割れ、魔王城の大気か食餌か、或いは辱めを受けている魔物によるものか、毒を受けている為か青黒い色をしていた。]

( 106 ) 2016/01/31(日) 19:38:18

【独】 魔剣士 フリッツ

/*
今、玉座の間に行きたくねえ…!
何やってるんですか、魔王さま!

( -61 ) 2016/01/31(日) 19:55:42

魔王 ケテル

[魔王は独白の様に口を開く。
然程大きな声では無いのに、魔王の低い声が響く。]

300年前。
時の勇者は仲間達と共に、この地へ足を踏み入れた。
魔王の配下に四天王だったか、竜も勇者達に襲い掛かった。
血で血を洗う凄惨な争いが繰り広げられた。

[玉座の間へ向けて魔剣士は魔王城を進もう。
回復薬を使った後なら万能感と開放感すら宿して。]

( 107 ) 2016/01/31(日) 19:59:09

魔王 ケテル

纏う防具も武器も、血に染まってな。
魔人の方がよっぽどマシな格好をしていた。

森での猛攻を手足失くしながら踏み越え、
この地の魔人共も、斬り伏せられた。
今思い出しても笑えようよ。


奴らは殺人鬼に近かった。
否、殺人鬼だったな。


[幾ら進み幾ら斬り伏せたか、何処から舞い込んだのか、
一度見た影>>36>>50。それが魔剣士に襲い掛かろう。]

( 108 ) 2016/01/31(日) 20:02:38

【独】 魔剣士 フリッツ

/*
>回復薬を使った後なら万能感と開放感すら宿して

いえ、蓄積ダメージの所為で万事死にかけです!

やっぱり邪竜さん来ますよね。
多分、ここで死ぬんじゃないかな…。

( -62 ) 2016/01/31(日) 20:05:52

魔王 ケテル

魔人達の集落を襲撃し、余さず老若男女を鏖殺し、
毒を喰らい毒に耐性を付け、それでも毒の中に溶けその状態でも生にしがみつこうとし、最後には発狂し死を懇願した者もいた。

[毒の沼浅い所を選んでの歩みであっても。
強い毒消しを消費する間に毒に侵され、死の世界に半分入り込んでいただろう。その繰り返しの末に、岸に辿り着いたか。]

助ける者など居ない、悲惨な歩み。
よくあれで、城まで辿り着いたものだ。

[魔王の褪めた視線が互いしか目に映らぬ様子の母娘へ向けられる。]

( 109 ) 2016/01/31(日) 20:09:46

魔王 ケテル

[王妃には手を出していない為、容姿も美しい侭だ。
王妃には暗い森に生える、一見普通だが、魔素を大量に含む、中毒性があるが解毒効果の高い薬草と、強い回復効果のある薬草に、高揚効果の高い実を混ぜ濃縮させた薬を与えている。
娘は毒の沼沢地帯で生息する魔物の一種の苗床とした。群生し、獲物の体液を啜り胎を利用して子供を産ませる、海星に似た形のぶよぶよした軟体生物だ。
元々毒の沼地で生きる魔物の為、娘は毒に侵され続けている。王妃には、娘の命を助けたければ、犬の様に薬を啜り娘に与える、または薬の効果が滲みた己が体液で助けろと伝えておいた。]

( 110 ) 2016/01/31(日) 20:16:31

魔王 ケテル

[最初の頃は、涙ながらに娘に薬を与えていたものの、今では王妃の双眸は欲に燻り、薬を与えながら娘の唇を貪り、堪え難い燻りに内股を擦り合わせる始末。溢れるしとどの液体は、王妃の纏う衣服を濡らし、娘を犯す軟体の魔物に懇願の声を上げ、少しでも触れられれば鼻に掛かる甘美な声を洩らす始末、否、自ら体を擦り寄せる始末か。
制止が掛からずば、遠からず、魔物が次の獲物として狙い定め始めよう。]

( 111 ) 2016/01/31(日) 20:25:16

魔王 ケテル

[娘と言っても第一王女、未熟な其れでは無い。娘もまた最初こそ気丈に振る舞ってはいたが直ぐに泣き始め、喚き、しかし心は折れた。今や腹部を膨らませ、痙攣しながら二つの排出口から魔物の仔を産み、苦痛よりも与えられる快楽に縋り元の人格は残っていまい。
全身を魔物達に包まれながら嬌声をあげる顔からは、元の立場を思い起こさせはしない。]

( 112 ) 2016/01/31(日) 20:25:36

魔王 ケテル

[魔王は褪めた視線を玉座の間の扉へ戻す。]

[はじまりの国の母娘の狂態は、玉座の間の絨毯よりもやや離れた傍ら、無視しようとすれば無視出来、しかし視線をやれば見る事の出来る場所にあったか。僅かな灯りの元に、見ようとすれば艶かしい肢体を見る事は出来よう。
人と見做してはいないが、魔王の重圧に潰されぬようにはされていたか。]

[閉ざされた侭の扉の外は、今はシンと沈黙を保っていた。]

( 113 ) 2016/01/31(日) 20:33:57

魔王 ケテル

[扉の外の魔の者達を喰らい力を得たか。
糧としたかどうかは魔剣士次第だろう。
無論、魔剣士が死した事もあれば、まだ辿り着いていないというのもあるかもしれないが。]

( 114 ) 2016/01/31(日) 20:35:45

魔王 ケテル

[どちらにせよ。
人か魔か、もしも、血が扉の外では溢れんばかりに流されていたのであれば、扉押し広げられればすぅと血が広がるのは確かだろうが。*]

( 115 ) 2016/01/31(日) 20:36:12

【独】 死喰い人 ダート

/*
エロきたー!
捕獲成功してたらなぁ

魔軍勝利確定のようなアレなので、ちょと弱気になった結果がアレだよ。
勇気だすには読み込みが足りなかった。しょんぼり

( -63 ) 2016/01/31(日) 20:42:15

戦士 アルシェス

― 挿話 ―

[荷物に近付く小さな光>>83に声を掛け、癒しの葉を受け取った。
 そこに女神の声>>85が届く]

 きみは、すごいんだね。

[癒しの葉を生やしたのは小さな光に見える小人だと。
 そう教えられて、目を細めた]

[ささやかな風が吹いて、光はその流れに乗るように少し流れて消えた。
 少年の手には、たった一枚の葉が残る*]

( 116 ) 2016/01/31(日) 20:43:24

戦士 アルシェス

― 影の岩山 ―

 うん。アイス、ここまでありがとう。

[ダリア>>80の言葉に頷いて。
 そしてダリアも、と言い掛けた言葉は声にはならず]

 アイス!?

[竜の羽ばたきが突然止まる>>82]

( 117 ) 2016/01/31(日) 20:44:05

戦士 アルシェス

 え、一体、何が――

[突如落下を始める竜。
 咄嗟に二人へ向け手を伸ばすも、チャペはその手を擦り抜けるように宙へ跳び>>84]

 ダリア!!

[少女へ向けた手もまた空を切った>>92
 身を切るように叫んだ彼女は、竜の体へしがみつき、雷光のような光が一人と一匹を包み込む。
 少年は、弾けるように竜の背を蹴って、斜め上方向へ跳躍した。
 そして、激しくバウンドし転がりつつも、どうにか着地に成功する]

( 118 ) 2016/01/31(日) 20:44:20

魔王 ケテル、メモを貼った。 メモ

( A25 ) 2016/01/31(日) 20:45:15

戦士 アルシェス

[――彼女もまた、墜落を回避する手段があるものだと思っていたのだ。
 互いに自力でなんとかするという意味で跳べと言ったのだと。
 勘違いを後悔するのはその直後――墜落の轟音を耳にした時だった]

 ダリアっ!! アイス!!

[転がった所から身を起こし、足を縺れさせながらも、ダリアとアイスの所へ駆け寄ろうとする。
 状態はまだ見えないが、無事で済んだはずがないだろう]

 ダリア、ごめん……僕が。

[強引にでも手を取っていれば?
 しかし、それは結局、アイスを見殺しにすることと同義だったのではないか?
 本来の、もっと早くに気付くべきこと>>93>>94にはまだ意識が回らぬまま]

[そして、傷一つないまま着地しこちらを見据える猫>>84の方へも、顔を向けることはなかった]

( 119 ) 2016/01/31(日) 20:45:28

【独】 魔王 ケテル

/*
5dか6d辺りに、この戦利品ログは途中まで書いていたのに今更の公開だよ。

アルシェス君は投下待たせていたらすまないね。

( -64 ) 2016/01/31(日) 20:49:00

【独】 魔剣士 フリッツ

/*
魔王さま、むしゃくしゃしすぎです!好き!

( -65 ) 2016/01/31(日) 20:49:15

召喚獣 チャペ

 んー、残念。
 そのまま落ちてくれりゃ簡単だったのにさ。

[むくれるような態度。いつものチャペ。その言葉だけが物騒なものになっていた。]

 来ちゃいけない場所に来ちゃうのが悪いんだからね? 2人とも、どうして勇気なんて持っちゃったのさ。

 おかげで、チャペが始末しなきゃいけないじゃないの。

[足元に影猫を映し出したチャペがゆっくりと2人に近づいていく。
手先には鋭い爪が飛び出し、その瞳は獲物を狙う獣の目に変わっていた。]

( 120 ) 2016/01/31(日) 20:54:56

戦士 アルシェス

[ゆっくりと近付く影が視界に入り、顔を上げた]

 チャペ!
 無事……だったん、だ?

[名を呼ぶ時は安堵の声だったものが、徐々に怪訝そうなものに変わる]

 なに、言ってるの?

[彼女はこちらの無事を喜んでいない、むしろ真逆の言葉を口にした>>120]

 なんで……。

[獣の目がこちらを見る。
 少年は激突の名残で軋む体でゆっくりと立ち上がり]

 始末ってなに? チャペが……アイスを飛べなくしたの?

[上擦った声で、信じられないというように、チャペへ問い掛けた*]

( 121 ) 2016/01/31(日) 21:05:16

【独】 魔王 ケテル

/*
女神のロル反省だよ。待ち合わせの事もすっかり頭からすっ飛んでいて、北部へ行きたい→フリッツと合流…と頭を悩ませていたのだよ。
チャペ君には時間をかけてしまいご迷惑おかけしました。

( -66 ) 2016/01/31(日) 21:10:22

召喚獣 チャペ

 そうだと言ったら、どうする?

[猫の口角がじわりと上がる。
その間にも猫は少しずつ間合いを詰めていく。]

 ここから先はチャペ達の世界。あなた達には一歩たりとも踏み入らせないよ。
 喧嘩をふっかけてきたのは、アルちゃん達なんだからね?

[周囲の影がにわかにざわざわと騒がしくなってくる。
それはこの地の者の怒りか、怖れか、それとも困惑か。]

( 122 ) 2016/01/31(日) 21:13:36

戦士 アルシェス

 どうする、って……。

[口角を上げるチャペ>>122を見ながら、光の剣の柄に手を掛けた。
 間合いを詰められていることは気付きつつも、背後にダリアとアイスがいるため動けない]

 喧嘩ってなに、僕はチャペと戦う気なんてないのに。
 僕が倒したいのは、魔王、だけ……。

[周囲の影が蠢く。
 チャペ達の世界、と、目の前の猫は言った]

 ねえ、チャペは、勇者さまの仲間だったよね。
 僕たちの、仲間……だよね?

[だってずっと、一緒に戦ってきたじゃないか。
 懇願にも似た問いを投げながら、まだ剣は抜けないでいる*]

( 123 ) 2016/01/31(日) 21:26:21

【独】 女神 トルニータ

/*
ダートを見ていると明らかに一晩立っていない感もしますが多分行動的に辻褄は合わせられる…筈…。

( -67 ) 2016/01/31(日) 21:31:59

召喚獣 チャペ

 うん、そうだよ。チャペアルちゃん達の仲間……"だった"よ。
 でもね、チャペの答えはこれなんだよ!

[猫は足で地を掴み2人へと向かって跳ね飛ぶ。
最初に狙ったのは、弱っているとみていたダリアだった。

チャペの背にはかの大刀はない。獣の武器、己の肉体でダリアを引き裂かんと迫る。]

( 124 ) 2016/01/31(日) 21:34:24

【独】 女神 トルニータ

/*
>>39
(うーん……。これがあるのに一晩経って良いのでしょうか。)

( -68 ) 2016/01/31(日) 21:35:28

【独】 女神 トルニータ

/*
まあでも陽が暮れて行くよ、とはならないか。うんうん。

( -69 ) 2016/01/31(日) 21:37:26

戦士 アルシェス

 チャペ!

[過去形の言葉>>124に眉を下げたのも一瞬。
 跳ねたチャペが、こちらを交わしダリアへ迫るのを見た]

 駄目だ!!

[彼女が振るおうとしているのは、剣ではなく爪。
 両手剣を抜くのは間に合わないと、咄嗟に進路を塞ぐ位置へ体を割り込ませようとする。
 鎧ならば一撃くらいは耐えられると見込んでのこと、傷を負うことは覚悟で彼女の腰の辺りへタックルを仕掛けようとするが、それは叶ったか*]

( 125 ) 2016/01/31(日) 21:42:32

召喚獣 チャペ

[猫は一瞬驚いたような顔をしたが、その鋭い爪はアルシェスの脇腹を捉えた。
致命傷ではないものの、その傷は決して浅いものではなかっただろう。

猫はほんの少しだけ弾き飛ばされたが、すたりと綺麗な着地をする。]

 案外速いじゃない。アルちゃん、本当に強くなったね。

[にっこりと笑いかける猫。その立場だけが、昨日までと違っていた。

騒めく影の中から、幾匹かの獣の姿が這い出てくる。物音一つたてないその様はかえって不気味さを増幅させる。
ところが猫は影達を一喝した。]

 逃げな! 来るんじゃない! お前たちの出る幕じゃないよ!

[猫は血の付いた爪を見せつけるかのように前に出すと、いつでも飛びかかれる体勢になる。]

( 126 ) 2016/01/31(日) 21:51:19

エンフェルケスーカの渡り人 ナジ

 ……そうでございましたか

[魔王の言葉にエンフェルケスーカの渡り人は静かに言葉を落としていた。
 "ナジ"が知るのは300余年前。
 それは恐らくは魔王が魔王となってからの話なのだろう]

 勇者となろうとする者は皆野蛮ですねぇ

 王に依頼された?
 民の期待があった?
 英雄になりたかった?

[理由のどれもが陳腐なものである。
 物語にある英雄叙詩のように綺麗で華麗な旅などないのだ。
 そして勇者候補が魔王に必ず勝てるわけが、ない] 

( 127 ) 2016/01/31(日) 22:14:30

戦士 アルシェス

 うっ……!

[脇腹を裂かれ、思わず呻き声を漏らす。
 じわりと熱いものが滲む感触があり、鎧の上から押さえた手をもそれは濡らしていった。
 詰めていた息を吐き顔を上げれば、乱れなく着地するチャペの姿が見えた>>126]

 そんなこと、ない。だって、ダリアの力がなかったら……僕は。

[あのまま墜落していれば、こうして動くことすら出来なかったのだから。
 ちらりと視線を向けた先のダリアはどうしていたか。
 猫の方へ視線を戻せば、音もなく這い出た獣が視界に入った]

 チャペ、それも……チャペの仲間、なの?

[影へ声を掛けるチャペに問う。その彼女は爪を前に出し既に構えていた]

( 128 ) 2016/01/31(日) 22:14:58

戦士 アルシェス

 どうして?
 チャペも、魔王を倒したかったんじゃなかったの?
 僕らの敵だって言うなら……どうして、今まで一緒に旅してきたの?

[離れるチャンスも牙を剥くチャンスも、幾度だってあったはずだ。
 それでも、ずっとずっと、チャペは隣に居て笑顔を向けてくれていた]

 ……戦う、しか、ないの?

[疑問符をつけながらも、少年は光の剣を抜く。
 自分一人なら違ったかもしれない、しかし今は背後に護るべき人がいる。
 チャペが彼女を先に狙うのなら――止めるしかない*]

( 129 ) 2016/01/31(日) 22:15:16

竜の子 ダリア

[――おと。
おと、が、きこえる。

高い音。硬い音。
耳障りで、心地好くて、真っ黒な空から逆さまに降り頻る、何かの。
――剣を抜く音。]


……、……?

[目を開く。
霞んだ視界に映るのは、どこまでも輪郭の曖昧な景色。
何かが動いている。何かが音を、声を発している。
傾いたままの視界を元に戻そうと、頭を起こして]

( 130 ) 2016/01/31(日) 22:17:50

竜の子 ダリア


っ、………

[頬を滑る落ちる血液の色。
――墜落の際に苔色の鱗へ打ち付けた頭部からの出血。
痛みと、今なお全身を侵す毒の気だるさに、ぐらりと、また鱗の上に頬が吸い寄せられる。逆らうには今ある力はあまりに脆弱で、意識もまた朦朧と定まらないまま。]

……おき、…なきゃ
きょうは、………む…、ら。……に

[――何も無い砂漠の果てを、眺めて。眺めて。眺めて。眺めて。
――いつか聞いていた歌は、たまに吹く風にも乗ることはなく。
――白い砂。竜の残骸。歌姫の終わり。
――声も。命も。温もりも。何一つ残っていなくても、崩れ落ちた古き城には朝が来て、夜が来て、また朝が来る。毎日、毎日、帰るはずの無い誰かを待ち続けて、暑い陽射しの中、冷たい月の下、寂しさを紛らわすように竜に寄り添い、せめて心が死ぬ前に、歌姫が謳っていた、人間の住む村に、]

( 131 ) 2016/01/31(日) 22:19:15

竜の子 ダリア


――――……、

[不思議な音がした。気がした。
おかしな音。聞きなれない音。
――ずっとずっと待ち望んでいた音。

      ――其れが名前だと嬉しいと思うなら
           ――俺は今から御前を、そう呼ぼう。]

( 132 ) 2016/01/31(日) 22:19:46

竜の子 ダリア

…………、

[戦っている。誰かと誰かが戦っている。
漸く記憶に蘇る、墜落の間際のこと。
そう、毒の国を後にして、女神と出会い、神樹の下を去り、三人で魔王城を目指して、それから。
――分からない。思い出せない。けれど。]

……、

[剣を振るうアルシェスと。爪を振るうチャペと。
――どうして二人が、互いを傷つけんとしているのか。]

( 133 ) 2016/01/31(日) 22:20:29

【独】 魔王 ケテル

/*
どうしよう。魔王自身のことだったのだけど。(真顔)

( -70 ) 2016/01/31(日) 22:20:31

竜の子 ダリア

[鋼のよう。鉛のよう。身体は上手く動かない。
あまりにも緩慢に、あまりにも軋みを上げて。
無理矢理手で押し上げて動かそうとしても、
ぐらりと揺れる視界は吐き気を伴い
全身の血管に棘が生えたような痛みが奔る。

明滅する意識。
手放してしまえば。
眠ってしまえば。
このまま。]



[二人は。]

( 134 ) 2016/01/31(日) 22:20:39

竜の子 ダリア


《kiihtyvyys》


[《加速》を意味する魔力が巡る。
緩慢な動き。持ち上がらないからだ。
――痛みはそのままに。苦しみもそのままに。
満足に動けない身体を、糸の切れた傀儡を無理矢理動かすように、雷光の輝きが少女を包む。

張り裂ける。
反転する。
肉が剥がれ落ちる。
骨が腐り落ちる。
血流が逆さまに駆け巡る。
――全ては錯覚。激痛に喘ぐ脳髄からの警鐘。
暴れ狂う鼓動を押さえつけるように手を握りしめて。]

( 135 ) 2016/01/31(日) 22:20:52

竜の子 ダリア

[それでも足りない。
まだ身体は満足な速さで動いてくれない。
なら。何度でも。何度でも何度でも何度でも。
全身に魔力を押し流す。
――皮膚に張り付く寒気。徐々に枯渇していく魔力。

行き着く先に何があるか。どうなるのか。
知っている上で、――少女は喪うことをこそ恐れ。*]

( 136 ) 2016/01/31(日) 22:20:58

女神 トルニータ

── 回想・神樹>>6:97 ──

[彼らが出発するまでには少なくとも一晩の猶予があった。
 アルシェスが頭を下げた>>39後、彼らは野宿をしたか。神樹の元は優しい夜のみが訪れたようだ。
 女神は陽が暮れ、夜が訪れるとダリアを招く。
 枝が自然と地へと降り、女神とダリアを乗せる。
 母が子をあやすように、女神はダリアを胸に寄せて、語りかけていた。
 星々は優しく瞬き、遠く、はじまりの国の毒の様相を思い出させない。風は頬と髪を撫で、神樹の葉擦れの音が子守歌となる。]

( 137 ) 2016/01/31(日) 22:22:52

エンフェルケスーカの渡り人 ナジ

 失うモノのほうが多い旅路ですよ
 それに気づいて、気づけたとしても後には戻れない

 すべては魔神と女神の掌の上
 同じ世界のモノ同士争うなど哀れなものですねぇ

["ナジ"だからこそ告げられる言葉だろう。
 淡々と、外から見た観客のように言葉を紡ぐ]

 終わらせて差し上げましょう
 今の候補が落ちれば後幾年かは人間は
 何もできやしませんからねぇ

[くすりと、玩具である二人の女を、見下して
 愉悦の嗤い声を漏らした**]

( 138 ) 2016/01/31(日) 22:24:04

召喚獣 チャペ

 そう、あれがチャペの本当の仲間。

[猫の表情がほんの少しだけ穏やかなものに変わる。]

 今まで一緒に居た気持ちは、嘘じゃないんだ。
 でもね、あの子たちはそれよりもずーと、ずぅーーーっと長い間を過ごしてきたんだよ。

 それにね……

[少し悲しそうな顔をして、猫は言う。]

 アルちゃん、チャペのこと何も知らないじゃない。

[北風がまた強く吹き出した。
空気と呼応するように、猫の魔力は膨れ上がっていく。]

( 139 ) 2016/01/31(日) 22:28:30


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生存者 (6)

魔王 ケテル
45回 残2901pt 飴飴飴
エンフェルケスーカの渡り人 ナジ
19回 残3607pt 飴飴飴
召喚獣 チャペ
25回 残3273pt 飴飴飴
戦士 アルシェス
32回 残2869pt 飴飴飴
魔剣士 フリッツ
32回 残3000pt 飴飴飴
竜の子 ダリア
22回 残3441pt 飴飴飴

犠牲者 (4)

国王 ケセド (2d)
青年勇者 アイン (3d)
月虹 アロラ (5d)
信徒 レティーシア (6d)

処刑者 (5)

射手 エステル (3d)
お米犬 タンガリザ (4d)
黒騎士団団長 アミー (5d)
死喰い人 ダート (6d)
悪魔の司教 リリ・リリト (7d)

突然死者 (0)

支配人 (2)

女神 トルニータ
27回 残3206pt 飴飴飴
魔神 ディーマン
2回 残4437pt 飴飴飴

発言種別

通常発言
独り言
囁/鳴/念/婚/叫
死者のうめき
アクション
削除発言

一括操作




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