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― 北部・魔王城 ―
ふふ、楽しみですねぇ
あの者が魔将になるその時が
[>>95玉座に佇む魔王の傍。
エンフェルケスーカの渡り人は重圧の中を悠然と立っていた。
重圧は紫色の外套を靡かせる。
今この場に訪れた者は運が悪いと言えるだろう。
何せ魔王の覇気、絶望のオーラとも呼べるものを一身に受けることになるのだから**]
[卑猥な水音と喘ぐ様な嬌声と懇願の響きが玉座の間の調べ。
魔王が此の様な趣向を凝らす事はあまり無い。戯れに置いたのも、さて何時以来のことか。]
[魔王は独白の様に口を開く。
然程大きな声では無いのに、魔王の低い声が響く。]
300年前。
時の勇者は仲間達と共に、この地へ足を踏み入れた。
魔王の配下に四天王だったか、竜も勇者達に襲い掛かった。
血で血を洗う凄惨な争いが繰り広げられた。
[玉座の間へ向けて魔剣士は魔王城を進もう。
回復薬を使った後なら万能感と開放感すら宿して。]
/*
>回復薬を使った後なら万能感と開放感すら宿して
いえ、蓄積ダメージの所為で万事死にかけです!
やっぱり邪竜さん来ますよね。
多分、ここで死ぬんじゃないかな…。
魔人達の集落を襲撃し、余さず老若男女を鏖殺し、
毒を喰らい毒に耐性を付け、それでも毒の中に溶けその状態でも生にしがみつこうとし、最後には発狂し死を懇願した者もいた。
[毒の沼浅い所を選んでの歩みであっても。
強い毒消しを消費する間に毒に侵され、死の世界に半分入り込んでいただろう。その繰り返しの末に、岸に辿り着いたか。]
助ける者など居ない、悲惨な歩み。
よくあれで、城まで辿り着いたものだ。
[魔王の褪めた視線が互いしか目に映らぬ様子の母娘へ向けられる。]
[王妃には手を出していない為、容姿も美しい侭だ。
王妃には暗い森に生える、一見普通だが、魔素を大量に含む、中毒性があるが解毒効果の高い薬草と、強い回復効果のある薬草に、高揚効果の高い実を混ぜ濃縮させた薬を与えている。
娘は毒の沼沢地帯で生息する魔物の一種の苗床とした。群生し、獲物の体液を啜り胎を利用して子供を産ませる、海星に似た形のぶよぶよした軟体生物だ。
元々毒の沼地で生きる魔物の為、娘は毒に侵され続けている。王妃には、娘の命を助けたければ、犬の様に薬を啜り娘に与える、または薬の効果が滲みた己が体液で助けろと伝えておいた。]
[最初の頃は、涙ながらに娘に薬を与えていたものの、今では王妃の双眸は欲に燻り、薬を与えながら娘の唇を貪り、堪え難い燻りに内股を擦り合わせる始末。溢れるしとどの液体は、王妃の纏う衣服を濡らし、娘を犯す軟体の魔物に懇願の声を上げ、少しでも触れられれば鼻に掛かる甘美な声を洩らす始末、否、自ら体を擦り寄せる始末か。
制止が掛からずば、遠からず、魔物が次の獲物として狙い定め始めよう。]
[娘と言っても第一王女、未熟な其れでは無い。娘もまた最初こそ気丈に振る舞ってはいたが直ぐに泣き始め、喚き、しかし心は折れた。今や腹部を膨らませ、痙攣しながら二つの排出口から魔物の仔を産み、苦痛よりも与えられる快楽に縋り元の人格は残っていまい。
全身を魔物達に包まれながら嬌声をあげる顔からは、元の立場を思い起こさせはしない。]
[魔王は褪めた視線を玉座の間の扉へ戻す。]
[はじまりの国の母娘の狂態は、玉座の間の絨毯よりもやや離れた傍ら、無視しようとすれば無視出来、しかし視線をやれば見る事の出来る場所にあったか。僅かな灯りの元に、見ようとすれば艶かしい肢体を見る事は出来よう。
人と見做してはいないが、魔王の重圧に潰されぬようにはされていたか。]
[閉ざされた侭の扉の外は、今はシンと沈黙を保っていた。]
[扉の外の魔の者達を喰らい力を得たか。
糧としたかどうかは魔剣士次第だろう。
無論、魔剣士が死した事もあれば、まだ辿り着いていないというのもあるかもしれないが。]
[どちらにせよ。
人か魔か、もしも、血が扉の外では溢れんばかりに流されていたのであれば、扉押し広げられればすぅと血が広がるのは確かだろうが。*]
/*
エロきたー!
捕獲成功してたらなぁ
魔軍勝利確定のようなアレなので、ちょと弱気になった結果がアレだよ。
勇気だすには読み込みが足りなかった。しょんぼり
[――彼女もまた、墜落を回避する手段があるものだと思っていたのだ。
互いに自力でなんとかするという意味で跳べと言ったのだと。
勘違いを後悔するのはその直後――墜落の轟音を耳にした時だった]
ダリアっ!! アイス!!
[転がった所から身を起こし、足を縺れさせながらも、ダリアとアイスの所へ駆け寄ろうとする。
状態はまだ見えないが、無事で済んだはずがないだろう]
ダリア、ごめん……僕が。
[強引にでも手を取っていれば?
しかし、それは結局、アイスを見殺しにすることと同義だったのではないか?
本来の、もっと早くに気付くべきこと>>93>>94にはまだ意識が回らぬまま]
[そして、傷一つないまま着地しこちらを見据える猫>>84の方へも、顔を向けることはなかった]
/*
5dか6d辺りに、この戦利品ログは途中まで書いていたのに今更の公開だよ。
アルシェス君は投下待たせていたらすまないね。
んー、残念。
そのまま落ちてくれりゃ簡単だったのにさ。
[むくれるような態度。いつものチャペ。その言葉だけが物騒なものになっていた。]
来ちゃいけない場所に来ちゃうのが悪いんだからね? 2人とも、どうして勇気なんて持っちゃったのさ。
おかげで、チャペが始末しなきゃいけないじゃないの。
[足元に影猫を映し出したチャペがゆっくりと2人に近づいていく。
手先には鋭い爪が飛び出し、その瞳は獲物を狙う獣の目に変わっていた。]
/*
女神のロル反省だよ。待ち合わせの事もすっかり頭からすっ飛んでいて、北部へ行きたい→フリッツと合流…と頭を悩ませていたのだよ。
チャペ君には時間をかけてしまいご迷惑おかけしました。
そうだと言ったら、どうする?
[猫の口角がじわりと上がる。
その間にも猫は少しずつ間合いを詰めていく。]
ここから先はチャペ達の世界。あなた達には一歩たりとも踏み入らせないよ。
喧嘩をふっかけてきたのは、アルちゃん達なんだからね?
[周囲の影がにわかにざわざわと騒がしくなってくる。
それはこの地の者の怒りか、怖れか、それとも困惑か。]
うん、そうだよ。チャペアルちゃん達の仲間……"だった"よ。
でもね、チャペの答えはこれなんだよ!
[猫は足で地を掴み2人へと向かって跳ね飛ぶ。
最初に狙ったのは、弱っているとみていたダリアだった。
チャペの背にはかの大刀はない。獣の武器、己の肉体でダリアを引き裂かんと迫る。]
[猫は一瞬驚いたような顔をしたが、その鋭い爪はアルシェスの脇腹を捉えた。
致命傷ではないものの、その傷は決して浅いものではなかっただろう。
猫はほんの少しだけ弾き飛ばされたが、すたりと綺麗な着地をする。]
案外速いじゃない。アルちゃん、本当に強くなったね。
[にっこりと笑いかける猫。その立場だけが、昨日までと違っていた。
騒めく影の中から、幾匹かの獣の姿が這い出てくる。物音一つたてないその様はかえって不気味さを増幅させる。
ところが猫は影達を一喝した。]
逃げな! 来るんじゃない! お前たちの出る幕じゃないよ!
[猫は血の付いた爪を見せつけるかのように前に出すと、いつでも飛びかかれる体勢になる。]
……そうでございましたか
[魔王の言葉にエンフェルケスーカの渡り人は静かに言葉を落としていた。
"ナジ"が知るのは300余年前。
それは恐らくは魔王が魔王となってからの話なのだろう]
勇者となろうとする者は皆野蛮ですねぇ
王に依頼された?
民の期待があった?
英雄になりたかった?
[理由のどれもが陳腐なものである。
物語にある英雄叙詩のように綺麗で華麗な旅などないのだ。
そして勇者候補が魔王に必ず勝てるわけが、ない]
うっ……!
[脇腹を裂かれ、思わず呻き声を漏らす。
じわりと熱いものが滲む感触があり、鎧の上から押さえた手をもそれは濡らしていった。
詰めていた息を吐き顔を上げれば、乱れなく着地するチャペの姿が見えた>>126]
そんなこと、ない。だって、ダリアの力がなかったら……僕は。
[あのまま墜落していれば、こうして動くことすら出来なかったのだから。
ちらりと視線を向けた先のダリアはどうしていたか。
猫の方へ視線を戻せば、音もなく這い出た獣が視界に入った]
チャペ、それも……チャペの仲間、なの?
[影へ声を掛けるチャペに問う。その彼女は爪を前に出し既に構えていた]
どうして?
チャペも、魔王を倒したかったんじゃなかったの?
僕らの敵だって言うなら……どうして、今まで一緒に旅してきたの?
[離れるチャンスも牙を剥くチャンスも、幾度だってあったはずだ。
それでも、ずっとずっと、チャペは隣に居て笑顔を向けてくれていた]
……戦う、しか、ないの?
[疑問符をつけながらも、少年は光の剣を抜く。
自分一人なら違ったかもしれない、しかし今は背後に護るべき人がいる。
チャペが彼女を先に狙うのなら――止めるしかない*]
[――おと。
おと、が、きこえる。
高い音。硬い音。
耳障りで、心地好くて、真っ黒な空から逆さまに降り頻る、何かの。
――剣を抜く音。]
……、……?
[目を開く。
霞んだ視界に映るのは、どこまでも輪郭の曖昧な景色。
何かが動いている。何かが音を、声を発している。
傾いたままの視界を元に戻そうと、頭を起こして]
っ、………
[頬を滑る落ちる血液の色。
――墜落の際に苔色の鱗へ打ち付けた頭部からの出血。
痛みと、今なお全身を侵す毒の気だるさに、ぐらりと、また鱗の上に頬が吸い寄せられる。逆らうには今ある力はあまりに脆弱で、意識もまた朦朧と定まらないまま。]
……おき、…なきゃ
きょうは、………む…、ら。……に
[――何も無い砂漠の果てを、眺めて。眺めて。眺めて。眺めて。
――いつか聞いていた歌は、たまに吹く風にも乗ることはなく。
――白い砂。竜の残骸。歌姫の終わり。
――声も。命も。温もりも。何一つ残っていなくても、崩れ落ちた古き城には朝が来て、夜が来て、また朝が来る。毎日、毎日、帰るはずの無い誰かを待ち続けて、暑い陽射しの中、冷たい月の下、寂しさを紛らわすように竜に寄り添い、せめて心が死ぬ前に、歌姫が謳っていた、人間の住む村に、]
――――……、
[不思議な音がした。気がした。
おかしな音。聞きなれない音。
――ずっとずっと待ち望んでいた音。
――其れが名前だと嬉しいと思うなら
――俺は今から御前を、そう呼ぼう。]
…………、
[戦っている。誰かと誰かが戦っている。
漸く記憶に蘇る、墜落の間際のこと。
そう、毒の国を後にして、女神と出会い、神樹の下を去り、三人で魔王城を目指して、それから。
――分からない。思い出せない。けれど。]
……、
[剣を振るうアルシェスと。爪を振るうチャペと。
――どうして二人が、互いを傷つけんとしているのか。]
[鋼のよう。鉛のよう。身体は上手く動かない。
あまりにも緩慢に、あまりにも軋みを上げて。
無理矢理手で押し上げて動かそうとしても、
ぐらりと揺れる視界は吐き気を伴い
全身の血管に棘が生えたような痛みが奔る。
明滅する意識。
手放してしまえば。
眠ってしまえば。
このまま。]
[二人は。]
《kiihtyvyys》
[《加速》を意味する魔力が巡る。
緩慢な動き。持ち上がらないからだ。
――痛みはそのままに。苦しみもそのままに。
満足に動けない身体を、糸の切れた傀儡を無理矢理動かすように、雷光の輝きが少女を包む。
張り裂ける。
反転する。
肉が剥がれ落ちる。
骨が腐り落ちる。
血流が逆さまに駆け巡る。
――全ては錯覚。激痛に喘ぐ脳髄からの警鐘。
暴れ狂う鼓動を押さえつけるように手を握りしめて。]
[それでも足りない。
まだ身体は満足な速さで動いてくれない。
なら。何度でも。何度でも何度でも何度でも。
全身に魔力を押し流す。
――皮膚に張り付く寒気。徐々に枯渇していく魔力。
行き着く先に何があるか。どうなるのか。
知っている上で、――少女は喪うことをこそ恐れ。*]
失うモノのほうが多い旅路ですよ
それに気づいて、気づけたとしても後には戻れない
すべては魔神と女神の掌の上
同じ世界のモノ同士争うなど哀れなものですねぇ
["ナジ"だからこそ告げられる言葉だろう。
淡々と、外から見た観客のように言葉を紡ぐ]
終わらせて差し上げましょう
今の候補が落ちれば後幾年かは人間は
何もできやしませんからねぇ
[くすりと、玩具である二人の女を、見下して
愉悦の嗤い声を漏らした**]
そう、あれがチャペの本当の仲間。
[猫の表情がほんの少しだけ穏やかなものに変わる。]
今まで一緒に居た気持ちは、嘘じゃないんだ。
でもね、あの子たちはそれよりもずーと、ずぅーーーっと長い間を過ごしてきたんだよ。
それにね……
[少し悲しそうな顔をして、猫は言う。]
アルちゃん、チャペのこと何も知らないじゃない。
[北風がまた強く吹き出した。
空気と呼応するように、猫の魔力は膨れ上がっていく。]
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