情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 9日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
(……わたし、おかしいわ)
[相反する思考の渦に飲まれてしまいそうだ。
流れる血が無機質な床を鮮やかに染める。
その赤は冷えた甲板を温める事無く、
ただ人々を狂気へと燃え上がらせた。
逸らすことのできない視線が、彼と合った気がした。
「どうして?」
問うような、糾弾するような。
そんな視線だと感じて、心が掻き毟られる。]
[堪えきれずに踵を返し、あてがわれた船室へ逃げ込んだ。
けれど、甲板の騒ぎは扉を隔てた船室の中にも鈍く伝わる。]
っ、ぅ、ぁあっ……
[部屋の隅でしゃがみこみ、何も聞こえないようにきつく耳を塞ぐ。
押し殺した声は震えて、眦は赤く染まっていく。
閉ざした瞼が震える度、血の様に生暖かい雫が頬を濡らした。
この涙は一体誰の為のものだろう。
あなた?それとも、わたし?
ああ、きっと後者だ。
誰かの為に流す涙なんて、持ち合わせていない。
いつからこんな風になってしまったのだろう。
回転の狂った歯車は徐々に深く、この身を蝕んでいる。]
[最初から、救いの手を差し伸べなかったのは自分だ。
私刑を加えていた人々と私は、同じものだろう。
ひとしきり泣いてしまえば、頭は冷静になっていく。
タンガリザはきっと、助からない。
次に憂さ晴らしの対象となるのは、きっと私たちだろう。]
……させない。
[手は出させない。絶対に。
たとえこの手と舌が蛇の毒に塗れようとも。
這い寄る悪魔の気配と手を取りワルツを踊るように、
その日を境に、レティーシアは正当を考えるのをやめた。*]
/*
リリ君、バファリンや寡黙吊りになったらどうしようか。
殺す動機は魔王的にはあるけど。
魔軍的には有能な能力ではあるのだよな。
まあ必要ならば、魔王が動こう。
― 船内 ―
―――…御気を付けて。私は食糧庫を。
[>>74 その意図を察し、主人の背を見送る。
船内では、明日の上陸に向けて早々に休んだ者も多い。
上陸前の景気付けと称して騒いでいる連中もいるようだが。
船底への階段を下りて行けば、見張りの船員の姿が見える。
離れた場所から男が船の壁へ右手をあてると、
黒い影が壁を伝うようにしてずるりと動き出す。
一瞬の間だった。
数名の船員は、壁から突然飛び出た影に締め落された。
なお、流石に殺してはいない。
船員の持っている鍵を拝借し、そのまま倉庫へ。
旅路に必要な分全てとはいかないが。
ある程度を見繕うと、脱出艇へ向かうだろう**]
― 北部・魔王城 ―
お呼びでしょうか、魔王様
[>>78魔王が呼びかければ、エンフェルケスーカの渡り人"ナジ"の声が玉座の間に響く。
何時もと変わらぬ浴場に反響するような声だった。
声が響き、少し経てば魔王の座する王座の前。
何もない中空に線が一本入った。
線は亀裂となり、亀裂を押し広げ現れるのも変わらない]
エンフェルケスーカの渡り人、馳せ参じました
[世界に現れれば"ナジ"は跪き、首を垂れた*]
── はじまりの国・広場 ──
[勇者像のあった場所には、昔々、一つの絵画がタイルにより描かれていた。
それは、世界図。そこに神樹の絵も描かれていた。
はじまりの国を南方へ向かい、とある場所を指し示すもの。
無論、勇者像を建てられる時に、広場の絵は剥がされ変えられてしまったのだけれども。
…けれども…
…それだけではなかった…
王家の者なら実際の話、或いは言い伝えとしても知るだろう。
勇者像の下、或いはかつて世界図が描かれていた広場の下には、空洞が広がっていると。]
── はじまりの国・広場 ──
[勇者像のあった場所には、昔々、一つの絵画がタイルにより描かれていた。
それは、世界図。そこに神樹の絵も描かれていた。
はじまりの国を南方へ向かい、とある場所を指し示すもの。
無論、勇者像を建てられる時に、広場の絵は剥がされ変えられてしまったのだけれども。
…けれども…
…それだけではなかった…
王家の者なら話、言い伝えとして知るだろうか。
勇者像の下、或いはかつて世界図が描かれていた広場の下には、空洞が広がっていると。]
[日々悪くなる状況に、協力すべきだと声高に説いた精霊使い。
彼女は賛同者と思えた者達に裏切られ、嬲られた。>>14
信用できる人なんていない。そんな空気が流れる。
事前に緑の精霊へ助力を願い、仕掛けを施す。
ふらりと一人船内を歩き、詰る言葉が投げかけられれば、
悲しそうな表情を浮かべた。
女で弱い者だと侮り近づく者に腕や肩を掴まれ、
為されるがままに部屋や船倉に連れ込まれたら、
一欠けらの容赦も無い反撃に出る。
幸か不幸か。
多勢に無勢で弱そうに見える者を襲う心弱き者は、
ゴルガンタ近くまでひとり旅をしてきた、
レティーシアより弱いものが多かった。
死なない程度に縛り上げて嬲り、
強姦目当ての男は容赦なく男の象徴を切り落とす。
緑の蔦に絡まれた襲撃者の悲痛な叫びを聞きながら、
問いかける。]
ねえ。
私、パーティ内じゃ一番弱いの。
その私程度に負けるようじゃ、きっと魔王には勝てないわ。
あなたたちは船を降りた方が良いと思うのよ。
…ね?安心して。ちゃんと降ろしてあげるわ。
あなたに女神様のお導きがありますように。
[本来であれば、鍵となるモノ、或いは、女神に誘われた者のみが、そこへ訪れれば起動するとも言い伝えられているもの。]
[…それは古の遺跡のひとつ…
……ときのほこらと呼ばれるもの……]
[時を駆ける訳では無い。
距離を駆けるもの…足を踏み入れれば、移動を為す遺跡である。*]
[ギイィと耳障りな金属音を立てて、重厚な扉は開かれた。
まず目に飛び込んで来たのは、一瞬これまで見てきたものが夢であったかと思わんばかりの愉快な光景。
宮廷音楽家の奏でる軽快な音楽に、人々は踊り狂う。
しかしそれもつかの間。よくよく見てみれば、宮廷音楽家の大半も、踊り狂う人々も、顔は血の気無しに青ざめ、その瞳に光を宿していない。
これは、死の舞踏会だ。]
見ての通りだよ。誰も彼も、無事じゃ済んでいないみたいだね。
[レティーシアが何かをしていたのかは問う事はしない。
目立った連中がそれなりの数が減っている事だけは把握していた。それでも焼け石に水と言える程に急速に悪化する船内の雰囲気はゴルガンタの再来を思わせた*]
[派手に動いていたのは最初だけ。
物理的手段に出る者が少なくなった頃から、
外に出るのは控えて船室に篭もることが多くなった。
必然的に外に出るのはフリッツが多くなったか。>>34
謝るアロラの声>>40を聞きながら、
水差しをボウルに傾ける。
水と炎の魔法を使い、海水から真水を作るのにも慣れた。
手を洗うようにボウルを差し出した後、
「ちょっと傷見て良いかしら?」と問いかけ、
濡らした布で傷を拭う。
この程度なら自然治癒の方が良いかと思い、軟膏を塗る。
船内の薬師>>11を信用することが出来ず、薬は貰っていない。
2人の話を聞きながら、特に口は挟まない。
食糧庫を襲う、という声に僅かに眉を動かした。>>47>>52]
海の魚を取って生きながらえる手もあるわ。
魔法使いがいればなおさら、水は確保出来るもの。
問題は野菜類だけど…。
船着場があるなら、多分それも大丈夫でしょう。
女神様が望まれるなら、死にはしないわ。
― はじまりの国・王城 ―
[ダリアの返答>>90も自分と同じで、3人は扉の先へ進むこととなった。
ダリアの見た人影に、その時の少年は気付いていなかった]
[そして扉が開かれる。
その先では宮廷音楽家の音楽に合わせ、踊り狂う人々がいた。
それは一見、かつて少年が遠巻きに見た舞踏会のようだったけれど]
何これ……どうして、こんなことになってるの?
[狂ってもなお己の役割を演じ続ける人々に恐怖を覚える。
ふと、この城の主のことを思い出した]
お、王様はどうしてるんだろう。
[城の内部まで狂気に取りつかれている以上、無事とも思えないが。
ふらふらと、多くの勇者を世に送り出したその人を求め、城内へ足を踏み入れた*]
―― 北部・魔王城 ――
ご苦労。
[魔王はエンフェルケスーカの渡り人に一言かけ。
谺す様な声が終わった後に問いを向けた。]
早速だが尋ねたい事がある。
― 船内(回想)>>34 ―
[配給された食料を抱えて船内の廊下を歩いていると、
五人の"勇者御一行"に前へ進む道を塞がれた。
こんな物盗り同然の勇者があってたまるかと内心毒づき]
貴様たちにやれる物はない。消えろ。
[高圧的な男の態度が癇に障ったのもあるのだろう。
相手は集団で罵声を浴びせてくる。
――同行者への品性を疑うような発言も含めて、だ。
殺気立つのを隠そうともしないが、
それでも男は出来るだけ船内で剣を揮わないようにはしていた。
善意や優しさからではない。
此処で人間を斬ったら、後戻りできなくなりそうだったから。
結局、解消できなかった"空腹"は。
今もなお男の精神を蝕み続け。
仕舞には人間まで"美味しそう"に見えてくる始末]
[一瞬意識が飛んでいる間に、相手は剣を抜いていた。
男はふっと瞬きすると、踵を返して駆け出した。
逃走したと思われたのだろう、
嘲笑と共に追いかけてくる足音が響く。
実際、逃げたには違いなかった。
追いつかれたくはなかった。
しかし幸か不幸か、辿り着いたのは人気のない行き止まり。
男についてこれたのは、勇者と戦士の二人だけ。
相手が何か喚いているが、よく聞こえない。聞く気もない。
叫びながら武器を此方に向けてくる、
こいつらが魔王討伐に役に立つとは思えない。
だったら要らないものだ。奪って良い。亡くして良い。
とにかく、空腹だった]
[一見すると二対一で追い詰められた状況。
男は食料を置いて、剣を抜く。
寒気がするような瘴気が周囲に渦巻く。
力の差は圧倒的だった。圧倒的だと、分かっていた。
瞬きする間を惜しみ、戦士の胸を剣が貫く。
そのまま死体を蹴り倒して、返り血は最小限に。
それから、ゆっくりと"獲物"の方へ顔を向けた。
青褪めた顔をした勇者が男を見て呟く、化け物、と]
《―――――――…》
[何事かを呟き、男は愉しそうに哂う。
ゆらりゆらりと、彼へ歩み寄る足は止めない。
勇者の剣が最後に頬を掠めたが、何、些細なことだ**]
― はじまりの国・王城 ―
――――、
[はじめ。彼らは何をしているのだろう、と思った。
踊る。踊る。踊る。華麗なステップを踏んで。流麗な音楽と共に。
踊り狂う人々に生気はなく。
奏で続ける人々は恐怖に歪み、鼻水と涙でぐちゃぐちゃだ。
――中には、既にひとではなくなった宮廷音楽家もいた。]
…………
[少女は言葉が出なかった。
それは困惑したわけでも、呆然としていたわけでもない。
ただ偏に、湧き上がるその感情の名を、知らなかっただけ。]
…………なさい
[視線を逸らして。顔を背けて。王は――という言葉に、ただ奥へ。
尤も。少女の目的は、既に王などではなくなっていたのだが。**]
― 上陸地点/海岸 ―
[船乗りの"後始末"が面倒と主張し甲板での合流すれば無駄なく脱出を行う。フリッツの身を僅かながら汚す返り血に視線が脱出中にあえて問う事もしない。
夜闇に紛れ波間を進む救命艇を明確に阻む者は無く夜海の中で遠のく船を見ればようやくあの船と縁がきれたとばかりにため息を漏らした。
船着場から数km離れた砂浜にたどり着ければ背嚢を背負う。荷馬車も何も無い徒歩故に持ち出せる食料は十分とはいえなかったが支給される筈だったものと比べれば質も量も上を行く。]
海岸沿いに魚介類を確保しながら進むべきか。
内陸を行くべきか。
二人はどう思う?
[この近辺ですら魔素の影響で食料に向かない魚がそれなりに居るとも聞く。荒涼とした内陸部よりはマシあろうとは思うが、意見を求めた*]
― 北部・魔王城 ―
その通りでございます
私の探し物を持っておりましたので回収しました
[>>105魔王の言葉に首を垂れたまま"ナジ"は答えた]
宝物は得ましたので身体は不要にございます
少々面白い身体をしておりますがご所望であれば
連れて参りましょう
[魔王が是とするのであれば、エンフェルケスーカへと手を入れエステルの身を引きずり出すだろう。
その身は未だ特に何をしたわけではない。
少々心に触れられた感触があるだけであろう*]
王様ならきっと一番上の階にいるはずだよ。
生きていれば、の話だけれど。
[まあ無理だろうと猫は思う。
街も城もこんな様子だ。滅びた国の長ほど価値の無い物はない。
好奇心猫を殺すとは言えど、好奇心を感じられるものなど、ここには存在しなかった。**]
― 上陸地点/海岸 ―
[やがて砂浜に辿り着く。
少しふらつきながら歩いたあと、ぺたりと砂に座った。]
…地面が揺れてる気がするわ。
[今まで海上に居た影響だろう。
かつては平気だったものに違和感を感じるのが可笑しい。
小さく笑えばアロラが問いかける。>>112]
あら。私が言ったのはあの船の人たちの話よ。
食料が足りずに船で帰るなら、
食料は少なくてもいいでしょうって話。
でも、魚をとりながら行くのもいいかもしれないわね。
火球でも海に投げ込めばいいかしら。
[荒っぽすぎる魚とりの方法をぼそり。
ただし、ここの海が普通の魚を提供してくれるか。
それについては、分からないが。**]
― 上陸地点/海岸 ―
[脱出は思いの外に滞りなく終わった。
裏返しにあの船の行く末が見えた気がしたが、ともかく。
まだ夜の闇が空を覆っている。
それでも眼前に広がっていくのは、噂に違わぬ不毛の大地。
一体どこまで続いているのか、先が見えない]
海沿いは、かなり遠回りにはなりますね。
食糧が確保できるなら、選択肢だとは思いますが。
試しに獲って食べてみますか?
[主人の言葉に思案しつつ、海を見つめる]
レティーシア。
君は前より少し勇ましくなったな…。
[隣から聞こえてきた、
何とも豪快な漁の仕方を聞きつつ、ぼそり]
……なんだ、そういうことか。
[あの連中の心配をしているとは思わなかった。
砂浜に座り込む彼女の肩に労うように手を重ねる。
急かすような事はしない。]
爆破漁か。どうだろうな……。
磯があれば一枚貝や巻き貝が。
磯で爆破漁を行えば根魚が手に入るかもしれない。
砂浜では二枚貝や子ガニが……だが。
そうだな。先ずは試しに採ってみよう。
[ここは見知った環境とは違う。
あまり期待できないかもしれない。
それでも、先ずは試すしかない。
フリッツの提案に頷いた**]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 9日目 エピローグ 終了 / 最新