1612 怪談短歌村2 〜 猫の集まる喫茶で 〜
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木漏れ燈に
微風こぼるる蜜の艶
ゆびの根 搦む
やどりぎ の 戀
( 17 ) 2015/08/25(火) 22:05:11
─ 公園 ─
[キィコ、キィコとブランコを揺らしている。]
短歌・・・たんたかたん
( +5 ) 2015/08/25(火) 22:11:37
クレマチス(テッセン)の実を画像検索してみたら面白い形状だった。
( -22 ) 2015/08/25(火) 22:21:21
>>14
これは音楽室の楽聖たちの絵の会話だよな。
ベードベンの視線が追ってくるのは学校の怪談の定番w
( -23 ) 2015/08/25(火) 22:23:05
きもだめし 初めて入った廃校の
壁で待ってた わたしのなまえ
( 18 ) 2015/08/25(火) 22:23:36
/*
あいかわらず霧が濃いな。
そして、ベードベンって誰だよw
( -24 ) 2015/08/25(火) 22:23:52
喰われた子、ごめんと言ったら いっせいに
おれも無罪と 墓がガタゴト
( 19 ) 2015/08/25(火) 22:39:59
/*
>>19
人狼ゲームな怪談短歌
そんなに村側死んでたら、もうすぐ滅びそうだなw
ちなみに>>16の「おお、かみ・・・」は「狼」と瞬時変換した。だろ?>ALL
( -25 ) 2015/08/25(火) 22:42:40
私たち もっと綺麗に殺せるわ
花を摘むようにその首を、ほら
( 20 ) 2015/08/25(火) 22:44:23
この前、聞いた話なんだけどね。
[薄明り差す店の中、だれにともなく語り始める。]
ある男の子がね。1人で寝てたんだよ。
それまではお母さんと一緒に寝ていたんだけどね。
そういう年頃だったんだろうね。
1人で寝るんだー、って和室に布団敷いてさ。
寝てみたんだって。
( *1 ) 2015/08/25(火) 22:45:38
怪談俳句の時間です。
実るほど こうべを垂れる 首を刈る
うちの近くの田んぼでは、ちょうど収穫が始まってるよう
( -26 ) 2015/08/25(火) 22:45:45
明かりを消して布団を被って、ぎゅーっと目を閉じてみたんだけれども、これが全然眠れない。
なにしろ初めてのことだからさ。不安なのかなと思ったら、どうもそうじゃない。
どうもねえ。部屋のどこかが気になって眠れなかったらしいんだよね。
もう気になって気になって、なにが気になるのかわからないけど、もうたまらないくらいになったの。
だから、そーっと目をうすーく開けて、そっちの方見てみたんだって。
そうしたらさ。開いてたの。押入れの襖が。
ほんの少しだけ開いててね。それが気になって仕方ない。
( *2 ) 2015/08/25(火) 22:46:02
( -27 ) 2015/08/25(火) 22:46:35
部屋はもう真っ暗だしね、布団から出るのも怖かったらしいんだけどさ。
押入れの隙間がどうしても気になって、その子、見に行ったんだって。
隙間の向こうに何があるんだろうって、そおっと覗きこんでみたらさ。
ぶわぁぁぁ ってね。
真っ白い手が何本も伸びて来てさ。
あっ、という間に男の子を引きずりこんだんだって。
それで翌朝、両親が男の子の部屋に行ってみてもその子はいなくて、どれだけ探しても結局見つからなかったんだって。
( *3 ) 2015/08/25(火) 22:47:00
[マタタビ茶をひとくち飲んで、ふうと息をつく。]
その男の子は結局どうなっちゃったのかって?
それは、その子に聞いてみないとわからないよねえ。
それか、連れてった手に聞いてみないとさ。
[もうひとくちお茶を飲んで、窓の向こうに視線を向ける。
光の具合か、その目がほんのり赤く光っていた。]
( *4 ) 2015/08/25(火) 22:47:18
>>16
蒸し暑い 真夜中のトイレ ウォシュレット
ノズルの変わり 手が伸びてきた
( 21 ) 2015/08/25(火) 22:48:22
( -28 ) 2015/08/25(火) 22:48:27
( -29 ) 2015/08/25(火) 22:48:56
マスターは襖から手が伸びてきた。
アタイはトイレから手が伸びてきた。
アラ!気があうじゃない。chu!
( -30 ) 2015/08/25(火) 22:53:30
さび猫 なまくらは、喫茶店マスター ジロ をうらなっちゃうことにしたよ。
富士樹海 そこが皆んなの 秘密基地
参加したけりゃ 吊り縄貸すぜ
( 22 ) 2015/08/25(火) 22:59:06
( -31 ) 2015/08/25(火) 23:02:38
>>20
こうやって ひねればぽろりと 落ちるよと
聞いてはかどる 首の収穫
( 23 ) 2015/08/25(火) 23:11:02
おれの先輩から聞いた話してやろうか。
[膝から下だけでブランコをキィコ、キィコと小さく漕ぐ。]
先輩は温泉ホテルで按摩師やってるんだ。
目が不自由だから、客室に行くんじゃなくてマッサージルームに客が来る形でね。
その晩の客は、50歳くらいのおっさんで、身体を触ってすぐに肉体労働の人だとわかったそうだよ。
まじめな筋肉をしてて、揉み解し甲斐があったそうだ。
しばらくマッサージをしていると「もう少し右をやってくれ」と求められたんで、言われたとおりにすると、「もうちょい右だ。んー、そこじゃなくてな、ここ」と手首を掴まれて引っ張られ、直接場所を指示されたんだって。
でもさ、横になってるおっさんが、そんな角度で先輩の手を掴むことができるはずないんだよ。
先輩は、ぞっとしたけど、何事もなかったようにマッサージを続けたそうだ。
時間になって声をかけたら、おっさんは気持ちよくて寝ちゃってたって言ったそうな。
結局、あれは誰の手だったのか、いまだにわからないままだってさ。
[キィ、と隣のブランコが小さく揺れた。*]
( +6 ) 2015/08/25(火) 23:12:12
>>22
吊り縄と聞いて浮かぶは月吠えの
獣に抗う 村のおはなし
( -32 ) 2015/08/25(火) 23:16:04
( -33 ) 2015/08/25(火) 23:16:25
見し人のけぶりを雲と追いゆけば
思ひ出の野に 雨花の染め咲く
( 24 ) 2015/08/25(火) 23:18:34
>>22
富士樹海 道行き共にす 吊り縄は
首輪の代わりにゃ なりゃせんて
( 25 ) 2015/08/25(火) 23:23:52
/*
本歌 源氏物語夕顔
「見し人のけぶりを雲と眺むれば夕の空のむつましきかな」
だめだわ失敗してる感じしかしない
( -34 ) 2015/08/25(火) 23:25:10
( -35 ) 2015/08/25(火) 23:26:27
>>25
三十一文字難しい……
最初は「吊り縄持って樹海に踏み込んで、獣の影におびえて吊り縄を(獣に)投げちゃう」流れにするつもりだったけど、
これじゃない感が強くってねえ……
シリアスかちょっとクスッとくるやつか、
方向性を定めた方がいい気もするけどそれもめんどくさいじゃない! 思いついたら即行動したいじゃない!
( -36 ) 2015/08/25(火) 23:27:08
激流を 遡ってゆく 魚の背
跳ねたら人の 手足ついてた
( 26 ) 2015/08/25(火) 23:29:17
終電で 揺り起こされて 目が覚めて
慌て見回す 僕しかいない
( 27 ) 2015/08/25(火) 23:31:40
>>26
人面魚ならぬ人肢魚
「跳ねたら」にするか「釣ったら」にするか悩んだんだけど、ツる話はたくさん出てるからw
( -37 ) 2015/08/25(火) 23:32:10
>>*1
マスター、そこに居たの?
うんうん・・そわそわ・・襖から手が・・!?
キャー!アタイ怖いぃ〜。
[...は、マスターに抱き着こうと駆け寄ろうとしたが、猫達が食いちらかしたケーキに足をとられ、すってんころり。]
いたたた・・!そうだわ・・!
その男の子、ブランコを漕いでるのよ。
今も・・ずっと・・・ずっと・・・
これからも・・・ずっと・・ずっと・・・。
[...は、ブランコの音が聞こえたような気がしたので、こう答えてしまった。]
( +7 ) 2015/08/25(火) 23:33:04
>>27
にゃっ!
[おねーさんこれでいつつめ! すごい!]
にゃ〜ん?
[でもおねーさんなのに僕? なんで?]
( -38 ) 2015/08/25(火) 23:33:22
暑いねぇ
[こう暑いんじゃガラス細工はきつい。
エアコンを入れる気にもならなくて、作業をそのまま外へ出る]
( +8 ) 2015/08/25(火) 23:34:31
( -39 ) 2015/08/25(火) 23:35:19
「僕しかいない」の方がインパクト強そうじゃない。
[性別誤認をほんのり狙うというあざとい思考もあるにはあるが、
まあ猫に説明する義理はあるまい。送り出す]
( -40 ) 2015/08/25(火) 23:35:36
イケメンに 抱き着く娘
数名の元カノの亡霊 行く手を阻む
( -41 ) 2015/08/25(火) 23:35:40
/*
>>23
コツがいるんだよね、収穫には…!
もっと綺麗に、綺麗に摘まないと
( -42 ) 2015/08/25(火) 23:36:41
( -43 ) 2015/08/25(火) 23:37:07
>>18
学校といったら骨格標本ダンスとか言いたいけど、怖くないなw
給食の献立表に書かれてる
あなたのなまえ スペシャルメニュー
( -44 ) 2015/08/25(火) 23:38:06
冬は冬でしんどいけどね
張り詰めるみたいに冷え切って、息をするたび鼻がツンとするような冬の朝…
[道を歩きながら語り出そうかとしたけれど]
…やめとこ。怪談話なら猫森のマスターかハニーにでも聞かせてあげるもんだね
( +9 ) 2015/08/25(火) 23:40:34
( -45 ) 2015/08/25(火) 23:41:27
/*
好きなのは>>9かな
そわっとするよ!
(夜中の電話でも出なきゃいけない陣営
あとあの、私この怪談短歌村のために書きためてた気がするけどどこにも残ってない(こわい(中身まったく覚えてないのもこわい
( -46 ) 2015/08/25(火) 23:44:07
―― 自宅から外へ ――
[鈴原家の小さな城たるマンションの一室から、
「猫の森」へ向かう道の途中に、
人はとても通れない狭さの裏路地がある。
数日前旦那が自転車移動中にこけて、
あわや大惨事――となったのがこの裏路地の近辺ゆえ、
何気に記憶に焼き付く場所のひとつとなっている]
闇にうごめく二つの目……は、ないか。
[暗がりを覗きこんで一息。ただちに飽きてまた歩き出す]
( +10 ) 2015/08/25(火) 23:45:49
>>24
雨上がり 恋しきひとは 神上がり
たまと結びて 墨染めに咲け
( 28 ) 2015/08/25(火) 23:48:33
包丁の 刃に貼り付きし 髪三すじ
まな板にのる パプリカ一切れ
( 29 ) 2015/08/25(火) 23:50:56
>>+7
うん。いたいた。
ずっといたよー?
アズサちゃんも可愛いから、そんなところで寝てたらどこかに連れていかれちゃうかもしれないよ?
ほら、そこのテーブルの下、今なにか目が光らなかった?
[なじみの猫がいたかもしれない、けれども。
アズサがころぶのを見れば、あららと近寄って手を貸す。]
大丈夫? 怪我はないかい?
───そうだねえ。
ブランコ、漕いでるかもね。
( *5 ) 2015/08/25(火) 23:52:36
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