人狼物語(瓜科国)


156 The Nightmare ─百鬼・咲麗─


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医師 ヴィンセント

──何処かの廃屋──

[おとこが降り立ったその場所。
 大路からほど近い場所であるにもかかわらず、そこは破れた御簾からさし込むひかりも幽けき廃屋だった。おとこは崩れかけた床の感触を確かめるように足ゆびを動かした後、本物の少女を抱えるように横抱きにしていた若宮を、静かにおろした。]

・・…───

   [ぴちゃぁぁあん]
[おとこの纏うあかい靄は去り、水音も今は静か。]

[何故この場所を訪れたのか。
 記憶のないおとこには思い至らぬらしく、おとこは困った様な笑みを浮かべて、穢れの中を抜け、あかい雫を滴らせる若宮に首を傾ける。
 衣は濡れても居らず、血の沁みもないのに、あかい雫が滴る不可思議。]

( 292 ) 2008/03/28(金) 22:16:37

医師 ヴィンセント、ゆっくりと首をめぐらせ、室内を歩き始めた。

( A140 ) 2008/03/28(金) 22:17:08

吟遊詩人 コーネリアス

…あぁ、なんとあさましい。
あのような行い、許されるはずもないというのに…。

( 293 ) 2008/03/28(金) 22:20:03

牧童 トビー

[それだけ言うと、また邸を出て行く。止められることは無く、その背を見送られて]

[憎い] (何が) [憎い] (誰を) [憎い] (何故)

(おれは、あの男が、憎い。何故かも、判る。じゃあ、若君様を憎いと思うのは、何故だ。同じ理由では、ない)

[愛しいと思うのに。同時に憎いと]

[どこへ行くかも決めぬまま、ふらり]

――六条院邸→何処か――

( 294 ) 2008/03/28(金) 22:20:52

吟遊詩人 コーネリアス

[斑尾は既に淡くなり、狐は弱々しく嘆くのでした。]

( 295 ) 2008/03/28(金) 22:22:42

医師 ヴィンセント

[破れた御簾、壊れた文机、埃にまみれ蜘蛛の巣がかかった女のものと思しき衣。
 おとこが歩くと あかい雫がしたたる]

 [色褪せた 幽玄の部屋に あかい 花を咲かすように]

[うす暗い部屋の中、暗い目のおとこは闇に在るも変わらぬであろうが──。ある場所で、おとこは、ふ と足を止め、何かを拾い上げた。]

ああ、

…・・・この部屋は、 



思い出してしまいました──

( 296 ) 2008/03/28(金) 22:26:57

医師 ヴィンセント

ここは、わたしの母上の部屋でした──か。

( 297 ) 2008/03/28(金) 22:27:06

修道女 ステラ

[なれば永久に
 春夏秋冬 祀り立てられ …都に
幾年 百年 千年と … いる狐も哀しかろうか]

( 298 ) 2008/03/28(金) 22:27:33

医師 ヴィンセント、割れた床板の隙間に、硯をみつけ、拾い上げようとする──

( A141 ) 2008/03/28(金) 22:27:48

修道女 ステラ

――花山院邸・奥座敷――

[淡く 花の汁で染めたような色の尾から手を離した]

( 299 ) 2008/03/28(金) 22:29:02

修道女 ステラ、尾に淡さ遺したまま 狐の髪――柔らかい絹糸を撫でる

( A142 ) 2008/03/28(金) 22:30:17

学生 ラッセル

――羅生門――

[思い巡らせてみたところで、灰一つが教えることなど殆ど無い。
 ただ、こんな所で葬式もあるまい――幾ら場所が場所であっても、骸が捨てられるのならまだしも焼かれるなど。
 また、骸を焼くことの意味も分からない。

 焼いてしまえば、灰しか残らない。
 消したい程の、
 見てはおれぬ程の出来事があったのだろうか。
 漂う匂いは、たしかに血のもの。──それも、幻かも知れないが。
 ただ、それがひどくなまなましいのが何故なのか、鳶尾には分からなかった。]

( 300 ) 2008/03/28(金) 22:32:50

医師 ヴィンセント

[おとこが最初に拾い上げたのは 一本の筆]

[床板の隙間に見いだしたのは、]


──…母上、

やはり、わたしに

この硯を貸してはくださらないのですか。


[おとこが節くれたゆびさきで触れる、黒い四角形のそれは、冷えていおり。そして──]

( 301 ) 2008/03/28(金) 22:34:01

吟遊詩人 コーネリアス

[狐は迷える幼子のように、無我をじっと見上げるのでした。]

( 302 ) 2008/03/28(金) 22:34:02

医師 ヴィンセント

[その硯には、長い 長い おんなの髪が絡み付いている。

 廃屋に残るは──────当時と変わらぬ

 おんなの 情念。]

( 303 ) 2008/03/28(金) 22:35:38

医師 ヴィンセント、息を吐いた。

( A143 ) 2008/03/28(金) 22:35:55

吟遊詩人 コーネリアス

[ゆるりと髪をなでゆく滑らかな指に、狐はそっと目を閉じるのです。]

…何ゆえあなたは、そんなにお優しい…。

( 304 ) 2008/03/28(金) 22:39:52

修道女 ステラ

[茫とした目を狐に向ける
ゆっくりと首を左右に … 意味は言葉なくば伝わらぬ]

( 305 ) 2008/03/28(金) 22:41:02

修道女 ステラ>>304 やや首を傾けて

( A144 ) 2008/03/28(金) 22:41:38

【墓】 村長 アーノルド

[深い溜息をひとつ胸元から押し出す。
出た息はとぐろを巻いてどこまでも進んでいく。]

都は…弟の行く先はどこなのだろうか。

( +67 ) 2008/03/28(金) 22:41:40

書生 ハーヴェイ、メモを貼った。 メモ

( A145 ) 2008/03/28(金) 22:44:05

修道女 ステラ

[あたたかい獣の 千々に乱れる心をかき集めるように 幾度も幾度も撫で
 其の細い毛は 貴族が触れば誰でも心愉しませられたことたろう]

( 306 ) 2008/03/28(金) 22:45:22

医師 ヴィンセント

[ぬばたまの──おんなの髪はおとこのゆびさきに巻き付き、おとこの腕をのぼり、おとこの肩、そして首に絡まる。]


…はは う え




[気がつけば、床一面が、うごめくおんなの髪で覆われていた。]
        [ いまも 《怨》めし  ]

( 307 ) 2008/03/28(金) 22:48:13

学生 ラッセル、メモを貼った。 メモ

( A146 ) 2008/03/28(金) 22:53:45

牧童 トビー、メモを貼った。 メモ

( A147 ) 2008/03/28(金) 22:54:05

医師 ヴィンセント

[黒髪で戒められた おとこの手首から 血が空に流れ出す。
 それはたなびき流れ、花山院 明輔の現名にはじまり、法名永漂と文字を綴り──呪をつむぎはじめる──]

 [──呪] [怨] [怨]

     [文のごとく 綴られた 呪の流れゆく先は────、]



    [影居さまは、
       私が、
            殺す。]


 [あかい闇の中で 聴こえた声の主 ──人であらざるはずの こころ持たぬはずの ものの場所]

( 308 ) 2008/03/28(金) 22:55:05

書生 ハーヴェイ、メモを貼った。 メモ

( A148 ) 2008/03/28(金) 22:55:23

医師 ヴィンセント、双子 リックに首を傾げた。

( A149 ) 2008/03/28(金) 22:55:53

学生 ラッセル、メモを貼った。 メモ

( A150 ) 2008/03/28(金) 22:57:25

修道女 ステラ

[空の澱み 墨色の雲が凝結し翳含んだ文となる]

[其は文]

[今一番の怨み主 そのものへと怨掻き立て力添えするもの か]
[血色に毒々しく染め上げられた文字は未だ明瞭でないものの その文が向かうは――鳶尾]

[藤の香に差し込まれるように ゆるり]

( 309 ) 2008/03/28(金) 22:58:19

医師 ヴィンセント、瞠目。──泪を浮かべた。

( A151 ) 2008/03/28(金) 23:00:11

流れ者 ギルバート、眼を伏せて。

( a12 ) 2008/03/28(金) 23:01:01

学生 ラッセル

――羅生門――

[灰を、指に取って舐めた。
 何も感じ取ることは出来ない。
 しくしくと(雨の日に古傷が痛むという体験が鳶尾にあればそのようであったろう)体中が痛む。しくしくと、身を内から喰われている。怨みに。呪いに。
 それは、識から奪ったものだろう。
 また、己の身のうちから湧き出るものだろう。
 幾日か前――たった一晩前のことだったかも知れない。そのとき此処で感じたような激昂も、激情も無い。きっと、身体に馴染んでしまったのだろう。だが、憎しと思う心が消えたわけでも無い。
 嗚呼随分と変わったものだ、と実感する。

 殺すと云った言の葉が、ゆらゆらと身を包むようだ。
 漏れ漂う甘い香り。
 言霊。
 呪となる。]

( 310 ) 2008/03/28(金) 23:03:23

【墓】 村長 アーノルド

怨みは何者もを生み出さない。
否、怨念のみしか生み出さぬ。

妬みは相手への最大の賛辞にしかならぬ。

[眼は開き、天を仰ぐように]

( +68 ) 2008/03/28(金) 23:05:55

流れ者 ギルバート、眼を伏せて。

( a13 ) 2008/03/28(金) 23:08:08

書生 ハーヴェイ

─東寺・五重塔上─
[地上に歩く「ひと」という生き物は、空を望む高きところに在るようには作られてはいない。
空へ向かいて聳え立つ高殿を立てながら、身の丈の僅か数倍ほどの高さにあるその屋根の上を見てみようとは思わぬらしい。


そこからはみやこが遠くまで望める。
飛ぶ鳥の高さで、地上を眺めることが出来る。]

( 311 ) 2008/03/28(金) 23:08:23

吟遊詩人 コーネリアス

[狐は微睡みのままに思うのです。
せめてこの方に思いあらば、それが必ず叶うようにと。]

( 312 ) 2008/03/28(金) 23:08:45

【墓】 流れ者 ギルバート

……わかってても、
拭えないものもあるんだろうさ。

( +69 ) 2008/03/28(金) 23:09:18

医師 ヴィンセント

──廃屋(生母の屋敷)──

・・…母上。

あなたが亡くなってから、
父上はわたしとあなたを迎えにらしたのですよ。

と、夢枕に現れるあなたに、

こどものわたしは── 何度もお伝えしました ねえ。

( 313 ) 2008/03/28(金) 23:10:16

学生 ラッセル

[見えもせぬ呪い文は
 誰の打ったものか。
 文に綴られた名には覚えが無い。

 己の言葉をまざまざと、瞼の裏に見せつけられるようだ。
 それでも、怒り昂ぶる訳では無いのは、
 嗚呼、やはり
 私自身が最早怨みの塊だからか。
 それとも、最早怨み憎むことが常態となっているのか。]

――何故なみだを流す。

[瞠目し、空を仰いだ。]

( 314 ) 2008/03/28(金) 23:11:03

医師 ヴィンセント、暗い目を開き、また深い──*息をつく*。

( A152 ) 2008/03/28(金) 23:11:22

医師 ヴィンセント、メモを貼った。 メモ

( A153 ) 2008/03/28(金) 23:11:40

書生 ハーヴェイ

[全てが見える、だが遠い。触れられぬ。交われぬ。
──ひとと、飛ぶ鳥の高さより見るものの世界は異なるが故に。
思えばおとこの生もそのようなものではなかったか。]

( 315 ) 2008/03/28(金) 23:15:46

修道女 ステラ、メモを貼った。 メモ

( A154 ) 2008/03/28(金) 23:17:10

書生 ハーヴェイ

[おとこはみやこを覆う怨念の水脈を選り分けて、その何処かにいる法師と──若宮を捜そうと、此処へ上った筈である、]

[が、]

( 316 ) 2008/03/28(金) 23:20:17

書生 ハーヴェイ



[おとこの顔は、冷たく堅い。]

 

( 317 ) 2008/03/28(金) 23:22:03

書生 ハーヴェイ


──季久さま。

[開いた唇、紡ぐ言の葉。]

( 318 ) 2008/03/28(金) 23:26:03

書生 ハーヴェイ

おれは、必ずやあなたを、

( 319 ) 2008/03/28(金) 23:27:06

学生 ラッセル

[見上げた空。答えを求めぬ問わず語り。
 薄ら目を開いた。]

( 320 ) 2008/03/28(金) 23:28:04

書生 ハーヴェイ

永劫に、永劫に、離しはせぬ、

( 321 ) 2008/03/28(金) 23:28:43


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22回 残2320pt 飴飴
修道女 ステラ
31回 残2068pt 飴飴
吟遊詩人 コーネリアス
47回 残1522pt 飴飴
学生 ラッセル
44回 残1610pt 飴飴
書生 ハーヴェイ
60回 残1367pt 飴飴
牧童 トビー
51回 残1161pt 飴飴
見習い看護婦 ニーナ
22回 残2130pt 飴飴
医師 ヴィンセント
45回 残1362pt 飴飴

犠牲者 (3)

自警団長 アーヴァイン (2d)
冒険家 ナサニエル (3d)
流れ者 ギルバート (4d)

処刑者 (2)

村長 アーノルド (3d)
お尋ね者 クインジー (4d)

突然死者 (0)

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