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季久さま、
私はしあわせでした、
(おれはあなたがにくい、)
あなたと出遭ったこと、それだけで、
(何故かくもあなたはおれを苦しめる、)
影居の生は報われました。
(酷い酷い餓えがおれを苛むのだ。)
私はもう何も要りません。
(嗚呼、あなたを犯し穢し尽くし)
充分に戴きました──
(四肢を刻み、喰らい尽くしたい──!)
[二重に重なる清浄と汚濁、
その声は全く同じ強さで、寸分のずれもなく]
――羅生門――
[思い巡らせてみたところで、灰一つが教えることなど殆ど無い。
ただ、こんな所で葬式もあるまい――幾ら場所が場所であっても、骸が捨てられるのならまだしも焼かれるなど。
また、骸を焼くことの意味も分からない。
焼いてしまえば、灰しか残らない。
消したい程の、
見てはおれぬ程の出来事があったのだろうか。
漂う匂いは、たしかに血のもの。──それも、幻かも知れないが。
ただ、それがひどくなまなましいのが何故なのか、鳶尾には分からなかった。]
[おとこが最初に拾い上げたのは 一本の筆]
[床板の隙間に見いだしたのは、]
──…母上、
やはり、わたしに
この硯を貸してはくださらないのですか。
[おとこが節くれたゆびさきで触れる、黒い四角形のそれは、冷えていおり。そして──]
[深い溜息をひとつ胸元から押し出す。
出た息はとぐろを巻いてどこまでも進んでいく。]
都は…弟の行く先はどこなのだろうか。
[あたたかい獣の 千々に乱れる心をかき集めるように 幾度も幾度も撫で
其の細い毛は 貴族が触れば誰でも心愉しませられたことたろう]
[ぬばたまの──おんなの髪はおとこのゆびさきに巻き付き、おとこの腕をのぼり、おとこの肩、そして首に絡まる。]
…はは う え
[気がつけば、床一面が、うごめくおんなの髪で覆われていた。]
[ いまも 《怨》めし ]
[黒髪で戒められた おとこの手首から 血が空に流れ出す。
それはたなびき流れ、花山院 明輔の現名にはじまり、法名永漂と文字を綴り──呪をつむぎはじめる──]
[──呪] [怨] [怨]
[文のごとく 綴られた 呪の流れゆく先は────、]
[影居さまは、
私が、
殺す。]
[あかい闇の中で 聴こえた声の主 ──人であらざるはずの こころ持たぬはずの ものの場所]
投票を委任します。
医師 ヴィンセントは、学生 ラッセル に投票を委任しました。
[空の澱み 墨色の雲が凝結し翳含んだ文となる]
[其は文]
[今一番の怨み主 そのものへと怨掻き立て力添えするもの か]
[血色に毒々しく染め上げられた文字は未だ明瞭でないものの その文が向かうは――鳶尾]
[藤の香に差し込まれるように ゆるり]
投票を委任します。
修道女 ステラは、学生 ラッセル に投票を委任しました。
/*
最初に二行目(その時点は一行目)を書いていたりしていたので、二重に「文」があるのは読み飛ばしをば。。。
投下を先に越されてショックだヨ。
――羅生門――
[灰を、指に取って舐めた。
何も感じ取ることは出来ない。
しくしくと(雨の日に古傷が痛むという体験が鳶尾にあればそのようであったろう)体中が痛む。しくしくと、身を内から喰われている。怨みに。呪いに。
それは、識から奪ったものだろう。
また、己の身のうちから湧き出るものだろう。
幾日か前――たった一晩前のことだったかも知れない。そのとき此処で感じたような激昂も、激情も無い。きっと、身体に馴染んでしまったのだろう。だが、憎しと思う心が消えたわけでも無い。
嗚呼随分と変わったものだ、と実感する。
殺すと云った言の葉が、ゆらゆらと身を包むようだ。
漏れ漂う甘い香り。
言霊。
呪となる。]
修道女 ステラは、見習い看護婦 ニーナ を能力(襲う)の対象に選びました。
[怨] [うぉおおおおん]
[おとこと共に おんなの髪で戒められた 犬首が くるしげに吠える]
[黒髪の隙間から ぼろぼろとあかがこぼれ落ちる。]
怨みは何者もを生み出さない。
否、怨念のみしか生み出さぬ。
妬みは相手への最大の賛辞にしかならぬ。
[眼は開き、天を仰ぐように]
─東寺・五重塔上─
[地上に歩く「ひと」という生き物は、空を望む高きところに在るようには作られてはいない。
空へ向かいて聳え立つ高殿を立てながら、身の丈の僅か数倍ほどの高さにあるその屋根の上を見てみようとは思わぬらしい。
そこからはみやこが遠くまで望める。
飛ぶ鳥の高さで、地上を眺めることが出来る。]
投票を委任します。
吟遊詩人 コーネリアスは、修道女 ステラ に投票を委任しました。
──廃屋(生母の屋敷)──
・・…母上。
あなたが亡くなってから、
父上はわたしとあなたを迎えにらしたのですよ。
と、夢枕に現れるあなたに、
こどものわたしは── 何度もお伝えしました ねえ。
[見えもせぬ呪い文は
誰の打ったものか。
文に綴られた名には覚えが無い。
己の言葉をまざまざと、瞼の裏に見せつけられるようだ。
それでも、怒り昂ぶる訳では無いのは、
嗚呼、やはり
私自身が最早怨みの塊だからか。
それとも、最早怨み憎むことが常態となっているのか。]
――何故なみだを流す。
[瞠目し、空を仰いだ。]
[全てが見える、だが遠い。触れられぬ。交われぬ。
──ひとと、飛ぶ鳥の高さより見るものの世界は異なるが故に。
思えばおとこの生もそのようなものではなかったか。]
[おとこはみやこを覆う怨念の水脈を選り分けて、その何処かにいる法師と──若宮を捜そうと、此処へ上った筈である、]
[が、]
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