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[扇で顔を隠し、目だけ覗かせて、調弦の為に琴へ向かうの姿を見つめる]
(生まれが違うだけで、姿までこんなに違うとはね。若君様は男、だったよな。親王なのだから)
[全体的に薄い色素が、綺麗だと、心に留める]
[若宮のいる場所から少し離れて、調弦の為にたてる音を聞いていた]
[どれほどの情熱を琴に対して注いでいるかなど、その様子を見れば誰にでも一目瞭然といったところ。
琥珀の瞳は伏せられ、余計な感覚は閉じて聴覚に主に頼り]
…商…うん、ここは、平気……?
[弦をはじく音に混じっていたの軋む音に気づけば漸くそこで手が止まる。
頬にかかっていた淡い色の髪を、先ほどまで弦をはじいていた指で払いながらその方向を見る]
…弥君、様?
[その姿を視界に捉え、驚いたような表情がありありと浮かぶ]
…さて、如何したものか。
もうそろそろ、飯も…ん?
[傘に落としていた視線。
上げてみれば、未だ傘を差しつ歩いてくる人影。
もう一度天を見やるも、雨雲は見えるものの落ちてくる物は無し。
視線を落とせば距離が縮まっている傘を差す者]
もし。
[避ける気配がないと感じたのか、道の脇へと避け]
天より降る水も無し、道に落ちる銭も無し。
前を向かねば棒に当たりましょう。
[一体どんな者なのか。
一寸興味が湧いたのか、小さく口元をつり上げ声を掛ける]
[気づかれ、驚いた表情をみて目を伏せる]
邪魔を、してしまったようです。
わたくしのことはお気に為さらず、無い者として扱われて構いませぬ。ただ、ここに居ることをお許しになってくだされば。
[腰を落とし柱に寄りかかる]
初めて、若君様にお目にかかり、気に掛かったことがありましたので、こちらまで参ったのです。
もう、過ぎたことですから、その事はどうでもよいのですけれど。
雲の路。遠い青色。一切れの雲は雲なれど、天を覆う雲なれば…
[誰をも寄せ付けぬ勢いがあった。
ふと、声をかけられ意識が目の前に戻る。]
ん?あ、ああ。かたじけない。
そなたは棒…失礼、ではないから避けてくれたのだな。
…いえ、邪魔など。
どうも…ひとりで居ると時を忘れてしまうのです。
よろしければ、こちらへいらっしゃいませんか?
[逆に申し訳ないとばかり、少年は扇に隠れた少女を見て少しだけ手招いてみる]
…気にかかったこと、ですか?
何か、失礼なことでも致しましたでしょうか……。
えぇ、ありがたく。
[雨は上がったとはいえ、未だ草枕には寒いようで。
折角の好意に甘える事にいたしました。]
気がかりとは、先だってのあのお屋敷。
祟りにて人が…と耳に入れましたが。
うまくは言えませんが胸騒ぎがするのです。
胸を突くような嘆きが。悲しみを湛えた視線が。
何故か、このままでは済まぬ…そう思えてならないのです。
わたくしごときに、何か出来る訳ではありませんけれども。
[丁寧な言葉遣いに、一つ目を瞬かせ。
微笑まれれば小さく微笑み返す]
ええ…私も貴方様も痛い目を見ます故。
棒ではないことも確かですが、ね。
[そして、緩く首を傾げて見せる。
禿の髪が揺れ、肩へと掛かった]
何か…悩み事でも?
見れば、銭を拾うような身分の方では…
先ほどの無礼、お詫びいたします。
[そう言うと、ゆっくりと頭を下げる]
ふむ。そうよの。ふふ。
こちらこそ、失礼した。
確かに銭には困ってはおらぬが、目の前のものも見えずに、行く末の事など見ることはできようか。
[頭が柔らかくなった事を感じ、それは告げないものの礼を言う。
また湿った髪が揺れて肩へ掛かるのを好ましいものと思った。]
今宵は何者…か。それが何者かはあずかりしらないが、跋扈しそうだな。そのような事を考えておったのだ。
いいえ、傍に寄れば、わたくしの病が移ってしまうかもしれませぬ。
ここで、十分でございます。
[辞して、その先の問いにはわずかに扇から顔を出し]
御簾の向こうからでは、若君様の面が、よく見えませんでしたので……。
ですから、「過ぎたこと」なのです。
[笑みを浮かべて、若宮を見た]
いいえ、私めには勿体ないお言葉…
行く末、ですか。
[もう一度頭を下げれば。
続く言葉には、ふむ、と小さく]
成る程、彼のお屋敷の、の事でございましょうか…
それとも、羅生門…
どちらにせよ、確かに好ましくはありません…
ですが、残念ながら。私に祓えるのは病だけでございましょう。
[緩く目を伏せ。首を小さく横に振る]
祟りか。私はどうにもそういった呪いの類は好きになれぬが事実は仕方あるまい。都中の陰陽師を召喚せねばなるまいな
[くくっと喉を鳴らすが]
あの羅生門の気配といい、その得体のしれない気配といい、確かに唯事でないのに星は何も示さないのか、それが不思議でならぬ。
とまれ……
[人に茶を出すように言いつけて]
辛気臭い話はここまでに。
一つ、そなたの笛でも聞かせよ。一曲所望する。
[ぱちり、と扇で指示し]
ほう。そなたは病を祓う力があるのか。それは心強い。
万が一私に何かあれば、私邸に案内するゆえ、是非お願いしたい。
どちらにせよ、互いにゆめゆめ気をつけねばならぬな。
[若者はかしこまっているのに、自分は其程そのような姿勢は見せない。それは環境の賜物と言うべきだろう。]
…そう、ですか。
[少しだけ、声は沈み、けれど御簾を隔てない少女の来訪に表情は再び緩む]
面、ですか?そんな…あまり、見てもよいものではありますまい。
…おじいさまにも、母上にも…父上にも、あまり似ていないのです。
髪も、このような色ですし…貴方のような、黒い髪がいいと、ずっと思っていたのです。
[表情に混じるは、はにかみと、少しの悲しみ]
はい…私、薬師をさせて頂いております…
是非。
…否、病にかからないのが良いのでございましょうが。
万一、私が力になれる事があるなれば…
汐、と。名を呼んでくださいますよう…
[目を細め…男に笑む。
頭を下げた後、聞こえた言葉に、くす、と小さく]
薬師が病を患っては、世話無き事ですから、ね。
ええ、お互い…お気を付けくださいませ。
…えぇ、何も起こらねば良いのですが。
[既に外は陽が落ちている事でしょう。]
では、僭越ながら。
譜などの読み方も知りませんから、何と言う曲ではありませんけれども。
[先ほど受け取った笛を構え、そっと口を寄せました。
目を閉じると、庭吹く風に木立の揺れる音が聞こえてまいります。
それに合わせるようにして、緩やかな調べを奏ではじめるのでした。]
汐殿だな。かたじけない。私は花山院師輔と申す。屋敷は三条大橋の方角で…おおよそ検討はつくと思う。
よろしくお願いいたす。
[たおやかに*笑みを見せる*]
綺麗だと、わたくしは思いますけれど。若君様はご自分のお姿はお嫌いですか?
[思ったことは嘘ではなく、上目遣いで若宮を見上げるように]
[下げ渡した笛から奏でられる音に目を細めながらも聞きいって。
それは確かに己の知る曲と少し異なるものであったが]
ふむ…よい音だ。春の風情をよう出している。
笛の良し悪しよりも奏者の腕であろうな。
次の管弦遊びにも出したいものよ。
[やがて猫をなでる手がとまる。宿直の疲れもあったろう。
坐したまま、うつらうつらと眠りに落ちるまでそうはかからないか*]
花山院…師輔様、ですね…承りました。
万一、の場合には…無いことを願っておりまするが。
それでは…私はこれで。
[名を聞けば、小さく笑んで頭を下げる。
顔を上げると、ゆっくりと道を歩き始める。
やがて、角を曲がれば顎に手をやった]
…どうなる事かと思ぅたが。
なんとも優しいお方で良かった。
[ふぅ、小さくつく息。細くなる目。
続いて零すのは銭絡む願い]
私としては。縁のあった方が、嬉しいのですが。ね。
面と向かっては言えるはずもない。
─自邸─
[その夜の食事は、唐渡りの精緻な星辰図を眺めながらの、いつも通りの行儀の悪いものだった。
椀に盛った飯に羹もほぐした干魚も醤を付けた瓜も全部混ぜ、それを面白くも無い顔で掻き込む。
あっという間に平らげて、空の器を下げさせると]
鳶尾。
[呼び声に応え、ふたたび書物の隙間へ。
片付けの途中であったか、上げたままの袖を下ろしながら膝をつく。]
出掛けになられますか。
双子 リックが「時間を進める」を選択しました。
医師 ヴィンセントが「時間を進める」を選択しました。
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