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[やがて東の門まで来ると、通り過ぎながらこそりと中を覗く]
(窺うなら、夜だな)
[通り過ぎると、足早に駆けていく。駆けながら、それでも目線は辺りの様子を確かめるように]
……物好きと申されますか。
都にわざわいのきざしあらば、疾くあるじのもとへ運ぶ文となるは我が勤めのひとつ。
尤も、御身陰陽寮にてみかどにお遣えする身になくば、関わりのあらぬ事ではありましょうが。
[どういった手練手管か、男の”はなしを通す”様子や、飄々とたなびく白き衣に悪しきところあれば見定めんと、周囲の検分と同じく目をそそぐ。因果か禍根か、奇禍に見舞われた屋敷は血のにおいがまつわりつくようだった。]
[しかしその場に長くは留まらず、
失礼、と短く断りを入れたのちにおとこの姿は掻き消えた。]
[つぎに男が現れたのは安倍の屋敷の内だったが、
あるじは既に発ったと聞いては裾の地につく間もなく再び表へ出た。
まさか往来の真ん中へ忽然とあらわれる訳にもゆかぬから、
足を急がせてあとを追う。
あるじは昨夜も書に埋もれていたようだから、暫くは床(しかし床と呼べるものかは甚だ疑問である)に居るであろうと願ったの*だが。*]
―屋敷―
ふ、式神の鑑だねぇ。
[式神のおとこに笑みを浮かべたまま返す。
つぶさに様子を観察する忠義振りに、眼を細めた。
失礼、と掻き消えるかれを見送って]
あの変わり者のねぇ。
[不遜にも呟く。
薄笑みはそのままに。]
[腕を組む。
首を傾けて櫻の古木を見たなら
翡翠の飾り紐がまた揺れて]
今はおとなしいが……
呪がこれで終わるはずはないな。
まったく、根が深いことだ。
[聞いていたのは風ばかり。
どこからか薄い靄が立ち込める。
白い式が薄櫻色に滲む*]
冒険家 ナサニエルは、占い師 に希望を変更しました。
[陰陽寮に出した使いより同行の文を受け取る。
元々いけすかない陰陽寮から誰が来ても変わらないが。
あの屋敷に赤髪の青年を送るよう申しつけた従者が戻る。
そして言伝聞いて眉をしかめ]
…安部の?あの安部影居の者か。
…得体が知れぬのはそのせいだったか、あの赤毛。
主が主なら従者も従者ということだな。
[検分向う準備しながらため息つきつつ]
―件の邸界隈―
[皇族の車にしては華美を欠くのは主の考え方を反映していた。
極端な華美を好まず、目立つを厭う。
人の集まるところをなるべく避けるも同じ理由]
…。
[件の大殿の北の方は没したのだと言う。
和歌の才を持つ彼女との交流の過去ゆえに、少年は弔問へ向かおうと薄墨の絹を纏い、小窓から時折外の世界を眺め]
10人目、村長 アーノルド がやってきました。
村長 アーノルドは、村人 を希望しました。
この今上の君の世も、はるかはるか昔にくらぶれば、こと由々しいものになったものよ。
怨霊、物の怪の類は、まこと静まる気配は見せぬ。
この流れる風も、嵐山はたまた丹波から叫んでいるものであろうか。
[男は自室の一角から西の空を見上げた。]
[邸まで戻り、重いと文句を口にしながら十二単を纏い、鬘を頭に被る。申し訳程度に白粉をつけると、日課にと申し渡された歌を詠み始める]
……。
(教養は大事だって言うけど、歌なんておれには関係ないのになぁ。文字を読めるようになったのは感謝してもいいけど)
[声には出せずに、筆を紙へと走らせ、出来上がったものを見てから床へと投げる]
[件の邸へやった前触れが戻ってくれば、止まっていた車に近づく。
その答えを聞けば琥珀の瞳は瞬き]
……叶わぬ?
[大殿に断られた、そう彼は告げる。
少し黙って、それから小さく頷く]
邸へ戻る。
…大殿には悪いことをした。
[丁重に謝罪をしてくれるように先触れの男に頼むと、その車はゆっくり六条邸へとの帰途をたどり始めた]
[見張りの者に視線をくれると
睨むような視線が返ってくる。
白装束のおとこはやれやれと肩を竦めた。]
こんなのがまた増えるのかねぇ。
[木に凭れて笑みに似た形に眼を細めた。]
[いくつか投げられた紙は全て書きかけで、歌として完成してるものはなく。付きの女房がそれらを拾い上げてまた小卓の上へと戻す。
御簾の外に誰もいないのを確認して]
よくわからないものはかけないよ。
後で一首は考えるから。
[香炉に火を入れ、今度は半紙に向かい、墨を落としていく]
[例の一件はどうやら主上の御耳にも届いたものらしい。
出仕して陰陽寮に顔を見せた早々に、怪異を収めよとの内々の沙汰が下されたとの話を聞かされた。
折も折、検非違使より使いの者が現れ、近衛の筋を臭わす文が届けられ──
そして今、こうして件の大殿の邸に出向いていたという訳なのだった。]
[描かれたのは六条邸から今日見た邸への道筋を記した絵図。
そして九条殿まで延びる一本の線]
今日は偵察だけにしとこうか。じっくり攻めないと、捕まったときがまずいから。
[描いた半紙に墨を塗りつぶし、丸めてまた床へと]
[暫く後。
陰陽寮から派遣される官人は…あの安部氏。
唯でさえ陰陽師は好かぬのによりにもよって彼と同行か。
しかしこれも仕事、彼と挨拶かわし再度検分の為に屋敷に向かう]
影居殿。この屋敷だ。
貴公、何か感ずることはあるか?
[先に彼にははぐれの陰陽師らしきものがいる旨を伝えている。
どうやら物盗り等の気配もなさそうな。それゆえに同じ陰陽師の彼に問うてみる]
―大殿邸、庭園―
[都びとは、おもしろきを望んでいる。
赤い髪の式神の言葉を思い出し]
死体なら、羅生門に行けばやたら転がってるだろうに。
[庭木の、花のにおいが漂った。
にわかに騒がしくなる。
恐らくはあの中将の謂ったものたちが到着するのだろう。]
賑やかなのは結構だが、
出来ればたのしい方がいいねぇ。
[枝に結んだ呪をちらと見る。
薄櫻の花びらのように滲んでいた。]
[相も変わらず眉間の皺は深い。
それは、こうして遥かに高位の公達を目の前にしても変わることはないようだ。
きちんと衣冠を調えているのはそれでも殊勝なこころのあらわれか、それとも何らかの思惑あってのことか。]
ない…と申せば嘘になりましょうな。
さて。どうしたものか。
[ぼそり、声低く答えた。]
―六条邸―
[途中、少し思い立って市に寄り道をしてから邸へと戻る。
包みを抱えながら、出迎えの侍従に声をかける]
弥君様は、お目覚めかな…?
[祖父が迎えた病がちらしい少女の様子を訪ねる。
彼女を迎えてから祖父は何気に毎日が楽しいようで。
少年はといえば、同じ年の頃の姫君に少し戸惑いもあれど、彼の気質的に病がちの姫に気を使わぬはずもなく、今日とて叶えばという淡い期待の元に侍従に訪れの不可を訪ね、それ故に彼女は少年の代わりに先触れとして新米姫君の元へ訪ねる]
[あるじはすでに陰陽寮へ向かったというから、日差しのうららかな路を急いだ。先刻屋敷へ赴いてより衣へ纏わるよからぬ匂いと気配が、空模様とは裏腹に、心持をわるくさせる。]
[果たして陰陽寮へ着いたとあれば、あるじは件の屋敷へ向かったという。どこで相を違えたか、どうにも無駄足の多い日と、一路、件の屋敷へ。]
[必要最低限しか答えないこの男にそれを窘めることはなく]
何かある、ということか。
そういえば貴公の従者らしきものとここで出会っての。
別れてからもしばしここにいたそうな。
何か聞いてはおらなんだか?
[感じる気配はやはり何かうすら寒いもの。
庭へと進むと例の…翡翠を垂らした自称陰陽師の影みゆる]
[床へ寝転んでいたところに、女房から耳打ちをされ、若宮が来ることを告げられると、面白くなさそうにしぶしぶと起き上がり、扇子を手に取る]
(宮様ねぇ。同じ年頃ったって、住む世界が違うからなぁ。ぼろが、出ないようにしないと)
[わずかに緊張した面持ちで、喉に手を伸ばす]
[従者に話が及べば、僅かに縦皺が深くなったようなようにも見える。]
ええまあ。
遠近(おちこち)を探らせて居りますので。
[近衛中将の後に従い、庭へと進む。
視線の先にそのおとこは居た。
先に話に聞いていた、はぐれ陰陽師である。
──やはり眉間の皺はより深くなりこそすれ、浅くなることはないらしい。]
[凭れていた庭木から体を離し、組んでいた腕を解いた。
頭を下げる。翡翠が揺れた。]
お早いお着きですな。
先程の――中将殿。それから、ああ、やはり安倍の。
早速、検分をなされるのですかな。
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