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[移動前。
まさか駆け寄る彼女に対して揺れる>>217だなんて感想を抱いているとは知らず、ベルは少しばかり表情に呆れの色を乗せるんだ]
イルドおじさんが! もっとちゃんと! 場所詳細をくれたら!
もう少し、はやかったです!
……いや、ボクの足だと、そうは言い切れないけど。
[ごにょごにょ。
駆け寄って、煤けた手を見て心配げな表情に切り替わったのは、イルドの声からわずかな疲労を感じたから]
説明すれば怒られたりはしないよ。まぁ、サフィーは歳の割りにいい身体してるから、イルドさんが着たら少し緩く見えちゃうかもしれないけどね。
上にお店あるんだけど、泊まり込みで仕事したりもするから、着替えのストックはいくつかあるよ。あと、小さいバスルームも。
……今日帰ってくるって言ってたから、新しい下着もスタンバイ済み。
[そんな説明をして。
背中を見せられれば、うわって声を上げて]
ボクがはたきます。
ばっちぃなぁ、もお。
[なんて申し出てみたりしたんだ。
言うままにさせてくれたなら、イルドの背中は少しはマシな状態になっていただろうね]
[シュンシュンとケトルの注ぎ口から湯気がでると、火からおろしてまずカップに湯を注ぐ。
自分と、もしシルビアさんが飲むなら、と彼女の分も。
コーヒー豆とお湯でできたむくむくのドームを暫し眺めて、少しずつ濃琥珀の滴を落としていく]
…これだけは、練習させられたからなぁ…
未だに味のよしあしはわかんないんだけど。
[それでも、日常に少し戻ったようで落ち着いた。
シルビアさんの前にも、一応カップを置いてまた隣に座る。もう彼女と2mの距離を取る必要はなさそうだ。
淹れたてに口をつけながら、端末をいじる]
ええっと『ファルズフ 蔵書検索』と。
『狼 ウラナイシ』であいまい、かな。
人喰いが出る、か。ボクはその話、まだ信じられないんだよねぇ。
って言ったら、カルアさんに厳しいこと言われたけど。あ、そうだ。イルドさんがメカっぽいっていうからさぁ、思わずメカルアさんなんて言いそうになったんだからね!
[>>229睨む視線をかわされ、人喰いが出るというイルドの言葉にはふと、そんなことを洩らしてしまう。
ついでに、自分の失言を目の前の男のせいにしたりも。
移動する最中、わずかに歩幅を変えてくれることにはすぐ気づいて、ちょっと嬉しくなって気づかれない様に小さく笑ってみたりもした。
……サファイアは、ベルの歩幅ぴったりに合わせてくれたりしたけれど。
ちなみに自宅に連行もわずかに考えたりはしたんだけど、イルドの場所を聞いてルートを変更したって話。
着替えるなら、早い方がいいだろうしね]
あれ、もうユートピア調べたの?
……おじさん世代って、案外アグレッシブだよね。
[サファィアと同年代そう、と勝手に思っているイルドの言葉>>230をEV内で聞けば、思わず首を傾げてしまう]
……ボクは真面目じゃないかも。
調べてみようとはするけど、人狼だなんだって、まだ現実感がないもの。
現実逃避してるだけ、とも言うけど。
[独り言>>220を聞かれたとは思ってもいない彼女は、自分の見解を落としてみるんだ。
少しだけ、ちょっと前に言われたカルアの言葉>>108を脳内で再生させながらね]
[薄い唇がカップの曲線に口付ける。
苦味と温もりの交じり合う味は安っぽい。
実感は時間の経過に伴い、沸いてきては居る。
先ほど、らしからずアドニスへ投げかけた問いも、決して揶揄などではなかった。しかし、人には問うておきながら、己は護身の武器も持たない。
オカルト雑誌の記者ですらそれなりに構えているというに、である。]
―――…人と狼の遺伝子は遠すぎる。
何度掛け合わせようと、生命にすらならない。
その設計図を私は知らない。
[漏らす囁きが黒い水面に波紋を拡げる。
視点をどこか遠くに置いて、もう一口珈琲を嚥下。
探究者である己が頑なに人狼の存在を否定するのには訳がある。
人と獣の遺伝子は巡り合ってもすれ違い、無へと回帰する。
有を結んだことなど、唯の一度もないのだ。]
占星術の基本とか、なんだこれ、「動物うらない」?とか出てきちゃった。うーん?
…とりあえず、一通り見てこようかなぁ。
うちのバックナンバー、ぼくが書いたやつも探してみよう。
[カウンターの丸椅子をくるっと回すと、パーテーションが見える。向こう側が古書コーナーか。
さっきちらっと見たけど、つまみ食いが好きそうな店主さんというか、とにかく本ならこの店で!って感じだなぁ]
…でももう一杯おかわり。
[カップに二杯目を注いで、こっちは角砂糖を一つ。
からっぽのケトルはすぐに流し台で洗ってしまう]
[移動の最中、ごつり、と、装置に何かが当たったような気がして 視線を其方にむければ黒髪の男性>>232が倒れかかっていた
とても嫌な音がしたのだが……相手は無事だろうか?
人狼の被害が出る前に死者が出てはたまったものではない]
君、平気?生きてる?
[とんとんと、肩を叩いてみただろう]
―そして今・オフィスビル2F―
信用ならないっていうか……
その、ちょっと思っていたのと違うっていう印象だったの。
ごめんなさい、疑ってるみたいで。
[錆びかけた取っ手に手を掛けながら、そんな風にカルア>>233に返した矢先――。
「一般人」たるトルニーは、見えた光景に、明らかに驚いた。驚いていた。
蒼褪めた瞠目の後、彼の指示を聞き、一つ深呼吸をした。]
………えっと、有難う?
っていうか、好い、の?アタシに、こんな場所、教えて。
[どう見ても特殊部隊か何かの類の、まさに秘密基地としか思えず
混乱の末に出した返答は間の抜けた声色で――。
けれどその言葉に甘える形で、先ずは指し示された黒い棚の方へと向かった。]
―裏道―
[装置を探すべく、裏道へ入った男は陰気な雰囲気に眉を寄せた。
仕事以外は絶対に立ち寄らない場所。
ガキの頃を彷彿させるため、寄りたくない場所]
どんなとこでも、こういう場所はあんだよなあ……
[そう呟きながら汚い道の上を進んでいく。
先程のルシアンの質問のせいか、妙に鮮明に思い出されてしまう。初めて人を殺したあの日。
己が向けた銃口の先、血を吹き出しながら死んでいく瞬間]
……違う、あれは正当防衛だったんだ
[思い出す度に何度も言い聞かせてきた。
事実、あの時警察は「正当防衛」だったと言ってくれた。
だから罪の意識を持つ必要はない。
そうはわかっていても、苛まれる時はいまだにある]
きっと死ぬまで苛まれんだろうなあ……
[警官になったのは、そういう思いをする子供が現れてほしくないからだった。
だが現実はそう甘くはなくて。
どんなに頑張っても空想は空想なんだと諦めたのはいつだったか。
大きくため息を吐きながら、装置を探すのだった]
ジキルさんがね、ウラナイシって名前とか調べるアレじゃないよねって言ってたから、回答考えておいてね。
[EVが2Fに着くのと、ジキルからのメール>>231が届くのは同時。
内容を返すよりも、話した方が早いかなと判断して端末を定位置に]
イルドさん、こっち。
[まるで子供が親の服を引っ張るみたいになるのは、彼女の身長のせいだろうね。
くいっとまだ埃っぽいイルドの服の裾を引っ張って、ブックカフェへと案内を続ける。
合わせてくれる歩幅は、やはり嬉しいと。少しだけ淋しさが紛れるのを感じながらね]
─ →ブックカフェへ ─
[優しい一言に>>212ありがとう、と彼の隣へ。
カウンターの中へ入っていいかベルへ確認を取る彼の声を聞きつつ、日焼けしていない雑誌をまた捲る。]
ん、虚言癖の人って、ふわふわですしね。
聞いたこともないですし、過去に実際にあったのでしょうか…。
というか、この雑誌のライターさんなんですね。
[彼の言葉から察して。
少し驚きつつ、こんなこともあるもんかと思う。]
私は薬学に近いです。
植物で病気を治す薬を作ってます。
ルシアンさんとはさっきあったばかりなので、なんの専攻なのか…。生物系なんですね。
[そう返したところで、ベルからの返事>>218が届いたようだ。
彼女が許可を出したことが少々驚きだったが、緊急事態を思い。]
[カウンター内でそのまま、追加情報を書き込む。
『シルビア 研究者、オフィスビル勤務、
人狼に対しては抵抗を感じていない?
アドニス 警官らしい。会っていない。
公僕なのにこの件に巻き込まれている。
トルニー この人もまだ会ってない。花屋。
ベル ブックカフェ店員、店の備品は大事に!』]
しっかし、本当に共通点がないなぁ…
メールが本物だとしても、人狼かどうか確かめるすべもイマイチ漠然としているし。
[自分は自分で、「仕事」をしていたら巻き込まれた、以上のことはいいようがないのだが]
―商業施設内 某所―
[グノの後に続きながら、あちこち視線を動かし続けていたからか。じわじわと頭痛が増して額を押さえる頻度が増えてきた。
リーンが今回『解放』された理由はいくつかあるが、そのひとつが感情制御装置の劣化だった。
最近生み出された試験管チャイルドはもっと高性能かつ、メンテナンスができる仕様になっているがリーンに装着された時はまだそこまで開発が進んでいなかった。
『人狼に喰われようと喰われまいと、長くは生きられない、けれどさして惜しくもない命』
廃棄先としてはうってつけと考えたのだろう。
もちろん、本人には何も知らされていない]
そういや、内の調査ウンタラとか言われてたっけか
[滅入る気を払拭させるために、半ば現実逃避気味に別のことを考え初めていた男は、ふと知人の言い分>>129を思い出した。
……そういや、こん中にいんのは本当にメールに書かれていた11人、差出人含めて12人?しかいないのだろうか]
念のために調べてみるか?
[立ち止まると目の前のスクリーンを操作し、GPSを利用した生命探知ソフトを立ち上げる。
探知するだけならこれだけでできるのだから、便利な世の中である]
GPSは無事に機能するんね
できねえのは外部通信だけか?
[ボヤいていると探知結果が出てきた。
『生命反応数:12』]
[続く>>231のメール作成の音声を、存外美味しいコーヒーを飲みながら聞き、やはり違いますよね、たははと笑う。]
もしかして、占い師というのは人狼を見つける役目なだけで、特別な力なんてない暇人なのかもしれないですね。
雑誌見る限り人狼かどうかわかるのなんて、一日中その人にひっついてないとわかんないじゃないですか?
それで、こそこそストーカーして見極める、とか?
[そう言ったところでふ、とティンを見つめて閃き。
今時珍しいケトルが空になり、サッと流す彼へ背を向けて、再びメガネの弦をなぞり、無線ビデオ機能を起動する。これで、ティンの視界を見ることができるようになった。]
差出人もここにいんの?
[だとしたらやっぱこれ悪趣味な悪戯じゃね?という考えが再び頭を持ち上げてきた。
だって自分の命に係わるのに、危険があるドーム内にはいないだろ。
それともメールに載ってない12人目なのだろうか?]
まあなんでもいいか 外出よう、外
[少しだけあるんじゃないかという希望が見えてきたので、作業を続行しようと足を伸ばした]
そういえば、シルビアさんは、病気の特効薬開発に携わってたんですね。普段からオフィスビル勤務なんですか?
実はぼく、この拘束措置期間に入る前、あのビルで門前払いくらいまして…見られてないといいんですけど。
[温かいものを飲んだからか、口は緩む。
今日のような暴力的な「門前払い」を食らうなんて、本来稀なことなのだ。それだけ、今調べていたことが国にとって『嘘であっても吹聴されては困ること」だったのだろう。
ウイルス研究と銘打っているが、実質あのビルで生物兵器研究が行われている、と最新号には書いている。
その続報を書くために、取材を申し込んだらこのザマ。まぁ尻尾がもしもつかめたら、今回の暴力沙汰についても記事にしてしまうくらいの嫌な気概はあるのだが]
…病気、遺伝子、なぁ。
[ぽつり]
─ →ブックカフェ ─
いらっしゃいませーって言って入るのはおかしいかな?
ジキルさん珈琲淹れさせちゃってごめんね、それからシルビアさんやっほー。
……嫌な顔合わせだね。
[わずかに暗い表情を乗せて、けれどそれは一瞬で消すことに。
イルドとこのままブックカフェへと趣いたならば、埃まみれだけど優しい年上の人だよと、それなりに彼の甘言に足を踏み入れている様な言葉を漏らしたりするんだ]
あ、そうだ。なんかね、ウラナイシがどうとかってね、ニコルって人から聞いたみたいなんだよね。
[オカルト担当、みたいな表記をされていたメール>>52を思い出して、その旨を伝えてみたりするんだ。
ちなみにジキルが使ったコーヒー豆については、非常事態を理由におまけしておくことにした。
ちょっといい豆だったけれど、まぁ内緒ってことで]
― セーフハウス内 ―
[銃器や刃物は必要ない、今手元に欲しいのは誰かを殺す為の兵器ではなく自分の身を護る為の武器
綺麗に並べられた様々な手榴弾を、緩衝材と共に段ボールへと入れ込む
教えていいの、という声>>243には]
相手の信用を得る為にはまず、相手を信用しなくちゃならないからね
僕なりのアプローチって所だよ
それに、君がもし人狼とやらで、僕を襲ってくるのなら
―――仕留めるのにここは都合がいいっていうのもある
[作業を中断し、真剣な顔で棚へ向かう彼を見つめながら告げる 死角にSIG SAUER P226を用意しつつ]
[どれくらい歩いた時だろうか、すんすん、と鼻孔をくすぐる香りが漂ってきた]
グノ=サン、ブックカフェ以外にも珈琲ってあるんです?
[一瞬だけ和らいだ痛みに笑みを浮かべて、香りのした方向に顔を向けると1人の男が立っていた。
見覚えがある。誰だっけと端末を取り出す]
えーと、…あなたはルシアン=サン?です?
こんにちは
[いまいち現状を把握しきれていないまま、初対面のひとにはとにかく挨拶、とお辞儀をする]
[たはは、と笑うと、小型犬のようなロボットと目が合ったような気がして、カウンターの椅子の足元にしゃがむ。
そういえば、こっちの名前は聞いていなかった]
こいつは秘書犬かなんかなんですか?
ストーカーは嫌ですけど、こういうので機械的に悪いやつといいやつでも見分けてくれたらいいですよね。
占い師がこの10人ちょっとと一匹の中に都合よく入ってくれてたらとても助かりますし。
まぁ「お前悪いやつ」って言われる気がしますけど。
[ぴん、と立った耳をつつこうとして、さすがに勝手に触るのもどうかと思い、シルビアさんを見上げる。そして、赤いスカートから伸びる足に、慌てて目をそらす。
…キッチンカウンターの端に、今度は『ユートピア』最新号が見えて、結局また犬型ロボットの顔を見つめた]
美味しかったですか?可愛いカップですね。
[困ったように、話をそう締めようとしてみた]
特に被害はないから、平気なんだけど……
何でそんな怯えてるの?そんなに僕は殺気に満ちていたりする?
今日は、ニコライ・ステクロフ
[自身の見た目に怯えられているとは全く思いつかず 座り込む彼>>249に手を差し出して
何処か具合でも悪いのだろうか、そちらの方面の知識はないんだよなぁと、ぶつぶつと唱えつつ]
[稼動させた珈琲メーカーは未だ半円型の煙を幾つも立てている。
普段なその香りで路行く人を誘い、冬季に売り上げを伸ばすが、今は一人の男の為に動いていた。
そんな香りに引き寄せられたのか、不躾な視線を投げていた女性が此方に気付いた。>>259
どこかあどけなさが残り、拙い印象を真っ先に覚え。
その所為で口調が硬質を帯びる。
―――さながら、アカデミアで生徒と相対するときのように。]
態々、端末で確認せず、先ずは自ら名乗りたまえ。
私は払われた礼節に対し、黙秘で返すほど無礼者ではない。
[彼女なりの辞儀に言葉を挟む一言居士。
一言、そうだ。と肯定すれば良いものを高圧的な態度が露呈した。]
――…私はルシアン・マラーク。
そこに綴られている通り、君達と同じ容疑者の一人だ。
あ、ベル…うーん、お邪魔してます、かな。
今シルビアさんに、占い師の話を聞いてたとこです。
[大体、先ほど聞いた内容をかいつまんで二人に説明する。>>248>>253 あくまで、憶測の域を出ていないことも付け加えて]
そっちがイルドさん、ですか…
ほー…?
[自分より長身の、薄汚れた男、というのが第一印象。
加えて、赤胴色のグラスとジェラルミンケースが、さらに声をかけにくそうな雰囲気を漂わせている]
ジキル、です。ゴシップ誌の記者をして、ます。
イルドさんは、普段何をされてる方なんですか?
シルビアさんと、「集まってる人間には共通点ないね」なんて、話していたもので。
[普通なら名刺を渡すなり、近づくなりするものだろうけれど、ベルの言うような「やさしい」欠片を見出すには、かなり時間がかかる気がした。
職業を聞くのは、理由をつけてはいるものの、ぼくがこの人をイマイチ信頼できないから、というほうが大きい。
表情や声から、漏れ出ていないといいのだけど]
ん、そうですよ。
私は18の頃からここに出入りしてます。
門前払いですか!そんなことされた人始めて聞きました。ふふふ。そういえば顔が傷だらけ。
[ポツリと呟いた言葉にひくりと反応するも、最後の一滴まで飲み干す動作で誤魔化し。ごちそうさまでしたとカウンターへ持ち込んだお気に入りのカップをおいた。]
この子はジャンクだったところを治してもらってから、ずっと一緒なんです。
ティンといいます。色々と優秀な子なんです!
録音機能も、顔認識も、頑張ればウィルス感知もできます!
[ふんす!と我が子を自慢して、こちらを見上げる視線に、意識せずにこりと微笑みかける。
さまよう視線を感じてこちらもなんとなく頬を染め。
触りたそうに出した手を止めることはない。]
え、えへへ。ありがとうございます。
[変な空気だ、と男性経験のあまりない自分でさえ思う。そして、彼の助け舟のような話題に乗っかることにした。]
[声をかけた人達と会話しながら、ベルはふと思い出したんだ。
自宅のサファイアの書斎に並ぶ本は、更におかしな品揃えだったと]
あ、ごめん。ボク……じゃない、わたし、ちょっと家に行ってくる。
もしかしたら、店にあるよりもマシな本があるかもしれないから。
[なんて告げて、善は急げとばかりに駆け出していく。
エプロンを押し上げる豊かな胸が揺れるのはいつものことなので、気にしてはいられない。
ちなみにイルドがいるならば、話をある程度で切り上げさせて、バスルームへと押し込めようとしただろうね。
サファイアのために用意した着替えやら、新しいタオルやらを彼の為に並べてたりもしたよ。
そうして彼女は、思い出したままに自宅スペースがある居住棟へと向かうんだ。**]
すみません、わたしの名前はリーン、です
留学生です
[一瞬、ここの店員かと考えたが口調や雰囲気からして違うらしいことはさすがに察せられた。この感じは、どちらかというと研究施設にいた学者達に近いものがある。
素直に名乗り返して、再びお辞儀をする。高圧的な態度を受けてかえって表情が和らぐのは、こういった物言いに慣れているからだ]
容疑者……ああ、そういえば。そうでしたねえ
[あのリストはドーム内にいる人物一覧というだけでなくそういう意味もあったのだった。ということは目の前の男がいきなり襲い掛かってくることも…と考えても表情や声は変わらず、穏やかなままだ]
……こんにちは、カルア。
[辛うじて搾り出したような声で、カルア>>261に挨拶を返す。
視線は合わさず、相変わらず伏せられたままだ]
殺気……という訳ではないけど……
その、機械、が。
誤作動を起こしたりしないのか?
[まさか既に一度襲い掛かられる可能性を検討したとも言えず、そう言って口ごもる。
義体も珍しくないご時世にそんな心配をすること自体が、奇異だとまでは気が付いていない]
[彼からの答えはどうであったか、いずれにしろ散々迷った末に差し出された手を取った。
その際に、お腹がぐうと盛大に鳴る音が、相手にも聞こえたかもしれない]
―オフィスビル2F・セーフハウス―
[カルア>>258からの答えに納得が行った風に、幾らか力の抜けた笑みを向けた。]
ふふ、それは道理ね。
お客様からの信用は店主の誠意あってこそ、だもの。
ってことは、アタシも信じて貰えてるってこと、かな――って、
[続く「もし」の話に、思わずそう瞬きつつも]
でもまあ、それも道理だわ。
アナタから見ればアタシが人狼じゃないって
保証なんてどこにもないんだし。
っていうと何だか、信用されてるのかされてないのか判らないわね……。
[微妙に眉を寄せつつ、黒い棚から手探りで手に入れたのは
災害用の備蓄のようにも思える形態の食料の包み。
生憎バッグの類はないから、セーターの中に落とし込むしかないかと思いつつ]
オジさん世代はいい。許す。
でもその案外ってのは聞き捨てならネェなぁー。
年寄り扱いしてっと、知らねェぞ?
オジさん、こー見えても現役だかんな。
[何の、とまでは言うまい。
身を置く世界が故か、知識量はさておき基本的に言葉は下卑ている。意外とでも言うように首を傾げる彼女>>238にじっとりとした薄目を向けるが。
そんな態度もほんの僅かで、ふう、とひとつの溜息と共に何時ものだらしのないイルドへと戻る]
ベルが何にも知らん内に事が終わりゃいいんだがな。
[ドームの中に脅威があるから封鎖するというのなら、無くなれば解放されるのだろうと楽観的に、そう告げる。
かたや自分の腹の中では、首尾よくアレを解体できたとして、すぐに持ち出す事は叶わぬだろうから何処へ隠そうか等と、そんな事まで考えていた]
[エレベータという小さな空間。もし彼女がソレであったのなら、この透明な箱は今頃自分の赤黒い中身で濁っていたりするのだろうか。
無くない。それも良い、と。
狂気を仄かに浮かべながら、現実逃避をしていると言う寂しげなオフェリアを覗き。
此れが紅に染まるなら、さぞや深い茜なのだろうと微笑む。
その微笑みを彼女がどう見たかは分からないが、蠢く渇きを悟られなかったのなら、艶のある髪を纏った小さな頭を撫でたことが出来ただろうか。
こっち、と促されるまま>>246男はゆっくりと足を進める。
小さな案内人を、うっかり追い越すことのないように。
→ブックカフェへ]
[ところで移動の途中、カルア>>241が何かにぶつかったのには気づいていた。
トルニー自身、周囲に気を付けていた心算で、何処か上の空になってしまっていたのだろう。
カルアより先を行っていたトルニーは、思わずその時振り向いてカルアの方を確認したのだが――。]
だ、大丈夫、 ―――…え?
[そこに居たのは、カルアに謝罪の言葉を向けたのは、見覚えのあるひと>>249。
マルキのリストで知る前から一度居住棟で出くわしたあの長い前髪の青年。
今ではもう「ニコライ」という名前をはっきりと知っている訳だったが]
…………。
[何かを思い出し思案するような眼差しで、トルニーは暫くカルアとニコライのふたりの遣り取りを見詰めていた。]
[そっと、誰にも気づかれぬ用、来訪者でごたつく店内でティンへと耳打ちする。]
ベルちゃんを追って。
きづかれないように。映像もつけて。
[囁いて地面へと放つ。
小さなロボットは従順に遠ざかる黒髪へとついていった。]
[彼女等の名も顔も、既に知っては居たがそれとこれとは別だ。
存外素直に身を明かした相手に首肯を返し、コーヒースタンドのロゴが印刷された紙製のカップを二つ引き寄せる。>>267]
親子で散策とは悠長なものだな。
探しているのは出口の方か。
[神経質そうな女性と彼女はあまり似ていなかったが、見たままに二人の関係性を紡ぐ。
ついでに物言いから読み解く感想を添え、珈琲でカップを満たした。
聊か手順が雑であるのは、実験以外には大雑把な性格所以だ。]
―――…私は婦女暴行には興味がない。
更に言うなれば、得体の知れない化物も信じていない。
[先ほどまでの思考を払うように鸚鵡返しへ相槌。
彼女等の安堵を買う為ではなく、自らに言い聞かせる為に。
カウンターへとカップを二つ乗せ、メーカーの電源を落す。
三杯だけを淹れるのは贅沢な使い方だが、己一人で使うよりはまだ経済的だった。]
ねえし
[おおよそドーム内の裏道全てを探し回った、と言っても探査機持って歩き回っただけだが、男は不機嫌そうな顔をした。
文字通り、無駄足を踏んだだけの結果となった]
表にあんの? 完璧計画犯じゃねえか
[踏まれないと確信して設置したのならば、設置したのは非難誘導後ということだろうか。
これでもし本当に見付かったら、前々から計画されていたということで、これは何かの計画の内ということになる]
……今日はもういいよな、疲れた……
[換算すると、結構な距離を歩いた気がする。
モチベーションも下がったし、今日はもう帰って寝たい。
明日続きやればいいよね、そんなことを思いながらとりあえず表へ出ようと足を進めた]
[何故目を合わせようとしないのか少々疑問に思いつつ 誤作動の心配をされれば、それはない、と一蹴する]
誤作動を起こしていたら……今、君はこうやって僕と話せていないかも
なーんてね、そんな分かり易い場所にスイッチはないから安心するといいよ
そこまでコレは柔じゃないし
[ぐい、と機械の力で彼>>268を立ち上がらせ、腹の虫が鳴く音を聞けば真面目な顔をして詰め寄り]
ちゃんと食べなきゃ駄目だよ
倒れるまで何も口にしてないとか、そんな事ないよね?
[食べるのは人以外でお願いするよ、なんて冗談は彼に通じただろうか
先程別れた少女と同じキャンディをぽんと手渡して、またあえたらいいね、と別れただろう]
―― 少し前 商業施設内 ――
[「襲われたらどうするの?」と、問いかけたわたしに対して。
リーンの答えは実にシンプルだった。>>179
『あんまり痛くしないでください』ってお願いします。
その返事を聞いたとき、わたしは本当にひっくり返りそうになった。
感覚がずれているどころの話ではない。
人としての生命維持概念が欠落しているのではないかと疑った。
疑ったとことで、どうしようもないけれども。
この子は、近い将来わたしが疑いを払拭できず、刃を向けたとしても。
きっと命乞いなんてチャチな真似などせずに微笑みながら、自らの死を甘受するのだろう。
悲しみを、悲しみとして打ち明けず。
恨みを恨みとして認識しないまま、仕方がないと諦めて――]
何処に向かっているかって? わたしの店に行きながら人を探しているのよ。
今夜の寝床、あなたには宛があるの?
[わたしの判断は、とても甘いだろうという自覚があった。
きっといつかその甘さを自身で後悔する場面も出てくるかも知れない。
けれどそれ以上に、この生まれたての雛鳥のような彼女を放っておけなかった。
だから、敢えて体調の悪そうな素振りをする姿に、過度な気遣いの言葉を投げかけはしなかった。]
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