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(2)>>38 ビスケッタ
[椅子を進められれば、僅かに逡巡した。
ボロの出ないうちに、さっさと会話(にもなっていないのだけれど)を切り上げてしまいたいと、思いはしたけれど。]
(―――なんとかなるか)
[特に違和感も見て取れない相手に、それから"お嬢さん"なんて言葉に、悪い気はせず。
結局は一礼してから、腰を下ろす。
丁寧に揃えた脚は横に流して、スカートの上を重ねた手で押さえて。]
………、
[彼の手元の紙に目を落として、それから恐る恐るといった体で向けられた疑問にすぐに顔を上げる。
面倒だとは思いつつ、懐から革表紙の手帳と万年筆を取り出そうとした、…ところで。]
――っポチって面じゃねーだろ!!
[だぁん!、と。それなりに大きな音を立てて机を叩いた。
気遣いめいた言葉を有難いと思う間もなく、続いた提案に反射的に声を上げる。
呑気そうな緩んだ顔をぐっと睨みつけて、にわかに荒げた息に合わせて肩を揺らして。]
………ぁー、
[ぱ、と。そこばかりは優雅に口元を手のひらで覆ってはみたけれど。
気まずげに細めた視線で、けれどじとりと、相手を再び睨み付けた。*]
>>28ルシア
[ビスケで良いかと聞かれれば、否定する間も肯定の言葉を吐く間も無く頷いて、「あだ名で呼ばれんの、久々さァ」と少しばかり照れ笑いを浮かべました。
そうして、彼が心中で青年の事を様々なハンター呼ばわりしていることなど全く知りもせず、知ることも出来ずに、寧ろあんたのその首元こそリオレウスの鱗っぽいと反論さえ出来ず、その唇から漏れる挙動不審な言葉達に面食らった表情へと変えながら]
…〜〜ップハ!お前意味わかんねェさ!
[―――そして追い打ちをかける様に、目前の少年が姿形についての”弁解”を述べれば、ついには吹き出しバンバンと机を叩くのでした]
〜ヒィ、怖いってか、急に睨まれたら誰だって俺みたいになるさね
[ヒィヒィと肩で息をし目尻に咲く涙はそのままに、目前にいる彼を見上げれば、「笑ってみせろさ、ほら、こんな風に!」と自らの頬を上げて彼に言いました]
>>29柳
[びしりと純白の手袋が上を指し示しているのを見て、自分もまた釣られるように上を見上げれば、「ありがとさ!」と歓喜を全面に押し出した音色で大きく答えて――]
って、まさかの年上さ…?
[――続いて告げられた学年に、クラスに、青年は動かしていた足を止め「あり得ない」と言わんばかりに人差し指を柳に向け、間抜けにも口を開けるのでした]
……先輩がパンツ狂かよ…
あっ…何でもないです…
[ていうかさっき肩に手置いてたし、馴れ馴れしく下ネタ発言してたし、思い返せば思い返すほど出てくる自分のボロに引き攣る頬を隠すこともせず、更に口が滑って飛び出たものは小さく隠滅の言葉を重ねて、青年はちょっとだけ距離を置くのでした]
…でも、これ、オレがあんたに勝負を仕掛けて勝ったら、どうなるさ?
[そしてふと思い付いた疑問には、少しだけ野望の色を見せて、青年はわくわくとした心持を抑えることもせずに尋ねるのでした]
>>39>>40リリアーヌ
[一連の所作を見て、そういえば立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花なんて言葉があったな、と青年は思いました。足の向きや手を重ねる仕草まで、ぱっと見は”女性”だと、感嘆の息すら吐きそうになるのを抑えて――そして提案に荒げられた声に小さく悲鳴を上げました]
っビビったさ。…んー、ポチが嫌なら……タマさ?
[男の声を出してしまった彼女の、その後の取り繕う姿など意にも介さず。多分オレと話す度にボロが出るんじゃないのさ?と、要らぬ懸念を心中で促せば、「やっぱり男さね?」…と。ついには緩く尋ねました。]
でもポチ…、うん、結構似合ってるさ。
[―――勿論、普段はあまり浮かばない真面目顔を貼り付けて、フォローに回ることも怠らずに。その端麗な顔を見つめて、青年はやがてヘラリと笑いました]
(2)>>43 ビスケッタ
[小さく上がった悲鳴には、もっと冷静でいたのなら、申し訳ないとは思ったかもしれないけれど。
多少は居た堪れなさを覚えて、自分を落ち着かせるように深く深く息を吐いてから。]
〜〜〜っ、…タマってな。
犬猫じゃないんだから。
あんたさ、こんな美少女捕まえてそれはないだろ。
[続いた提案には、再び息を吸い込むことで我慢。よく我慢した、俺。
身を揺らした時に顔にかかった横髪を、レースに包まれた指先でそっと払い除けながら、胸に手を当てて傲慢に告げる。]
そうだよ、…って。
―――"やっぱり"?
[自分の不躾な目線にも特に気を悪くする様子がなかったのには、安心はしたけれど。
男だと暴露たのは仕方がないとして、まるで始めから知っていたかのような言葉に、思わず眉を寄せて聞き返した。]
(……なんかやらかしたっけ)
[ぐるぐると自分の行動を省みてはみたけれど、自分では特に何も、失態は浮かばなかっただろうか。]
あのなぁ、……それ、褒められてんの?
……リリアーヌ。
[ひどく大真面目に告げられたフォローに、またしても反射的に文句を返してしまいそうになりながら。
けれど此方に向けられた気の抜けた笑いからは悪意は読み取れず、気を削がれたように名乗ってみせた。]
はぁ……、で、あんたは?
[がしがしと頭を掻き回したい気持ちを押さえて、人懐こい表情を浮かべる青年に改めて向き直る。
名前を訪ねながら、顔から白いパーカーへと何とはなしに視線を移して。]
…ブラックだよな?
[ホワイトでありながら黒を身につけていた前例は知ってはいたけれど、確認するように呟いた。*]
>>雨
[ぶちまけられた諸々を一緒に拾いながら。半ば呆れた顔で学生を見て]
…アンタ、なんでここに?寝かせたはずだろう、医務室に…
全く、体調悪い中頑張りすぎるのは身体に良くないよ。
…抜け出したんだから、アンタにも考えがあるんだろう。だから、無理やり運びゃしないが…もう少し自分を大切にした方がいい
/*返信遅れまくって申し訳ありません*/
>>イレーナact
[いつまでもじっとしているのは性に合わない。
暇潰しがてら散策していた頃だろうか。
すれ違った女性から漏れたのんびりとした吐息。
ふと気にかかり、声をかけようと歩み寄る。]
……何してんだ?
[初対面だっただろうか。それとも顔見知りの仲であっただろうか。
相手の顔を気にせず問いかけたから、確認がてらじっと見つめようと。
さて、彼女は男の呼びかけに応えてくれただろうか。]
>>37 リリアーヌ
[散策がてら廊下を歩きつつ、渡された資料をぺらり。捲る。
ずらり、とお決まり事が綺麗に陳列された紙面を見て、眉を寄せる。
部活動に所属するか否か。どうするべきか。
悩むように頭を横に傾けるが、答えは決まっていて。]
──めぼしいのが無かったら、いいか。
[現状は帰宅部のままに留めることにする。
そしてもう一つ、悩みの種に重苦しいため息を。]
…寮生活なんて 聞いてねェ。
[配布された資料。当然のように記入されていた“寮生活における決まり事”
男からすれば、集団生活なんて、まどろっこしいことこの上なく。]
…………ハァ。
[本日二度目の憂いを含んだ吐息を吐きながら気怠い様子で足を動かす。その時大きな髪飾りを付けた少女とすれ違えたのなら、「レース付いた手袋…?金持ちの家のガキなのかな。」と凝視ししつつ、呟いたかもしれない。]
【>>42ビスケット】
[ ” 先輩がパンツ狂かよ ” なんて言葉には 小さく眉を顰めはしたけれど ( アンタに言われたくない ) そんな返し文句は心の底に止めておく。]
…ああ。だから、スキンシップが多かったのか。
[ そして思い返すのは 先程からの目前の人の” スキンシップ ” 肩に手を置くだとか 何だとか。大して気にはしていないが 一年にしては酷く遠慮が無いなと思ったのが正直な所 。
――…しかし、
突然に気まずさからだろう、卑屈な態度を取って来たと思えば( パンツ狂とは言われたが )、次は瞳に炎を灯して ” 勝負 ” を挑むとは。中々に自由で下克上精神の伺える後輩だと らしくも無く思案に耽る 。]
…俺は、負けない。
だから、どうにもならない。
[ ” でも、もしそんな” ラッキー ” があったなら 。”
どこか冷めた瞳で 彼の瞳を見つめ返して ただ無機質に唇を動かす ]
何か命令ひとつ…と、クイーン候補に一歩近付く。
[ 淡々と宙に吐いた言葉は、一体彼にはどう捉えられるか ]
【 free 】
[ 誰に会うでもなく 目的があるでもなく校内をほっつき歩いて ただ只管時間を潰す。――否 目的が無いというのは少々語弊があったかもしれない。正確に言えば 索敵している。…そんなこと 誰に言うわけではないが 。]
………
[ ふと 髪を揺らした微風に足を止め 風向きのある方へと踵を返す。陽は宵闇に呑まれ掛け 直に校舎は立ち入り禁止になるだろうか。そうなる前に早く寮に帰らなければ、とは思っているけれど――微風の来る場所 、時計塔のバルコニーで遠くに在るだろう自分の住処を視る 。…あと少しで 。]
…――そういえば、明日は海か。
[ ” 面倒だ ” と些か乱暴な言葉は 片言の自分を知る誰か――例えば、絵の具に塗れたあの教師とか――には 聞きなれずに驚かれるものだろうが 人が疎らになる今、特に人気の無いこの場所では特に気にするでもなく 前髪を手で上げて夜を見据えた 。]
……帰り道、水着…探す必要、あんのか?
[ そもそも海に入るのが戸惑われると 少し真面目な表情を崩して 面倒臭そうに呟いた ]
@>>9 イレーナ
そう…ブラックなら嘘つかなくて済むから、助かる。
[道中で相手がブラックであることを聞いたのなら男は自分もそうであると伝えただろう。
最も、それ以降は当たり障りない会話しかしなかっただろうが。
−−…ようやく手を離したのはホワイトの生徒が蔓延る教室の前に着いた頃だっただろうか。]
ちょっと失礼。
[一言断ってから耳元で]
どうせならホワイトの生徒の顔もさだけでも、一気に見ておこうよ。虱潰しに話し掛けるのも手間だしさ。HRが始まる前までならバレることもないだろ。
……というか、ここまで着いて来てくれたなら入るよね?
はいどうぞ、レディーファーストだ。
[ようは潜入して様子を見ようという魂胆である。
ニコニコ笑って小声で脅迫めいた事を言いながら、未知の扉に手を掛ける。扉を開いて軽く背中を押してやれば、彼女はどうしただろうか。]
(3)>>50 メルヒオル
[資料に目を落として溜息を吐きながら歩く途中。
ふと足音が耳に届けば、ぼそぼそと愚痴を呟いていた唇は、きゅ、と引き結んだ。]
(……学生かな)
[私服の多いこの場所で、初見では相手が何者かは理解らずに。
近付いてくる彼から聞こえた溜息に首を傾げながら、足を止める。
長いスカートを摘まんで持ち上げて、すっと頭を下げて会釈して見せながら。]
………、
[すれ違いざま聞こえた声に、ぴくりと眉を上げて目を細めた。
まるで自分が年上だというようにもとれる呟きに、表情には出ずとも内心で顔を顰める。]
(口、悪ぃなぁ)
[――自分のことは棚に上げたけれど。
こちらを凝視する視線には、意趣返しのように、控えめにちらりとその身なりを観察して。
目についたのは自分の手元にあるものと同じと思われる紙の束と、――それから妙に存在を主張する一挺の鋏。]
(――なんだ、きっと同級じゃん)
[ちらちらと視線は向けてみながら、彼が足を止めていたのなら。
気を取り直したようににこりと笑顔を浮かべて、握手を求めるように、右手を差し出してみせただろう。*]
B>>25>>26>>27リリアーヌ
…顰めっ面で舌打ちする"女のコ"の機嫌を取るのは、ちょっと遠慮したいかなァ。
[彼の寄越した"フォロー"に、小さく笑いながらそんな軽口を返し。どうせなら、その声でも女らしく振る舞えばいいのに、と何処かちぐはぐな彼の言動に首を傾げる。
彼の言う通り、こんな学校に来るのならそれなりの事情もあるのだろうけれど。
少しだけ頭の隅に引っかかりつつも、これ以上険悪な空気を作るのは些か気が引けた。]
いらないって…生徒証の提示を求められたりした時、どうするんだ。
持つだけ持っときなよ、別に邪魔になる物でも無いんだからさ。
[此方の折角の申し出を、心底嫌そうに"いらない"、と一蹴する彼に肩を竦め。彼としてはそれこそ"いらない"から破り捨てたのだろうけれど、かといって無いままでは在学証明すら出来ないでは無いか、と。
相手の喉の奥にしまわれた言葉には、勿論の事気付く事も無く。
ただ無遠慮にそんな言葉を投げ掛ければ、漸く彼も諦めてくれたようで。]
↓
↓
…場所?
あァ…えぇっと、確か歩いて来る途中に事務室を見かけたから、そこで出来るんじゃないかな。
[彼の向ける胡乱な眼差しは、特に気にする風も無く。お節介だったかなァ、と思うも、まぁ彼も諦めたようだし、と長い髪を梳く指先をぼんやりと見つめて。
"仕草は、文句無しに女のコなんだけどなァ"なんて呟けば、彼はまた気を悪くしてしまっただろうか。]
それじゃ、行こっか。
…それにしても、その服。君が自分で選んだの?
頭の上のリボンも、綺麗に結べてるねェ。
[頭の中に、此処まで歩いてきた道程の簡単な地図を描きながら、元来た道を戻ろうと踵を返す。
そうして彼との距離が少しだけ縮まった際に、頭の上で揺れる大きなリボンが目に留まり。
何とはなく、そのリボンへと。伸ばした手は、果たしてそこへと届いただろうか。]
@>>33>>34 柳
[方の渡した情報は、当然ながらお気に召しては頂けなかったようだ。眉を寄せ、息を吐く彼に――自分のからかうような言葉にも原因があるとは気付かないまま、柔い笑みを顔へと乗せる。]
…君は聞いておいて、俺には内緒なのか。
意地悪だねェ、君も。
いいじゃないか、減るモンじゃ無いんだしさ。
[身体が離れる間際に問うた問いには、結局答えて貰う事は出来ずに。元々そんなに答えを期待していたものでも無かったから、苦笑と共に、そう返しはしたけれど。
――嗚呼、それにしても。
先程彼がほんの一瞬だけ見せた笑みは、中々に面白いものだった。鋭い犬歯をチラつかせ、鋭い瞳で低く唸るように吠える姿はまるで――]
(……"狼"、みたいだったなァ)
[クツ、と。知らずのうちに小さく鳴った喉を誤魔化すように、ひとつ咳払いを。
遥か幼少の頃、祖父から聞いた御伽噺やら、地元の村で起きた騒ぎやら。そしてそれらと、今でも脳裏に焼き付いて離れない、祖父の描いた一枚の絵を、思い浮かべ。
いつもの呑気な笑みに混じり、さも愉快げに、小さく口の端を持ち上げただろうか。
――だけれど。]
↓
↓
……話し方だけじゃなく、君も結構面白いねェ。
[此方の手を取る彼からは先程見せたあの雰囲気はもう伺えない。しかし、子供のようなそれに小さく苦笑を浮かべていれば、まるで"優雅"に腰へと回された腕にピクリと眉を持ち上げた。]
どうも。悪いねェ。
この学校、広いから助かった。
…あと。エスコートは有難いけど、そういうのはもっと可愛い女のコにやりなよ。
[腰に回されたその手には、呆れたように相手の頭を軽く叩き。
へらりとした笑みのまま、しかし呆れの色は濃く浮かべ。彼を横目で軽く睨み付けて手を掴み、やんわりとその腕を剥がそうと力を込める。
職員室の前へと到着した時には、漸くだと言うようにひとつ大きく溜息を吐きはしたけれど。]
あァ、そうだ。
この学校って食堂なんかはあるのかなァ。
…ソレの詫びと案内のお礼に、ジュースくらい奢るよ。
[ぴ、と。赤と青の乗った、相手の白い手袋を指差して。丁度喉も渇いていた所だし、どうせ昼食時にはまた食堂を探す羽目になるのだから、どうせならもう少しこの"優等生"の世話になっても構わないだろうと。
"どうする?"とでも言うように肩を竦めて尋ねてみれば、果たして彼はどうしただろうか。]
…どーも、お嬢様。お会い出来て光栄、なんて。
[にんまりと世辞を述べたか。
相手のクラスを知ることが出来たにしろ、できなかったにしろ。
知ることが出来たのなら、それが黒にしろ、白にしろ。応えるように腕を伸ばしただろう。
*差し出した手は──左。*]
(1)>>58>>59 ノルベルト
ご機嫌取りする気が無いんなら。
――へらへら笑うのやめろよ。
[気遣いか、それともただ面倒事を避けたいだけか。どちらにせよ相手のそんな意思は知らず、鬱陶しげに吐き捨てる。
事を荒立てるつもりもないし、相手が教師ならばそれも尚更だとは思うけれど。結局こちらの思い通りになってくれなかったことへと反抗心も込めて。
何考えてんのか分かんなくて気色悪い。
……とまでは、流石に口には出さずに留めた。]
………、
[その後で向けられた無遠慮な説得の言葉は、まさしく図星ではあったのだけれど。]
(どうするって、………どうにかする。
…し、きっとすぐ捨てる)
[結局そんな回答は全て心の内にしまって。
最終的には彼の"お節介"に、頷くことになっただろう。]
[気乗りはしないまま、事務室へ向かう旨を聞いて、歩き出そうと荷物を抱え直す。
小さく聞こえた呟きには、僅かに目を丸くしてから答えた。]
なに、可愛い声でも出せって?
[――『仕草は女の子。』
健全な男子生徒が聞いたら良い気はしないだろうけれど、"今の自分"にとっては、それは褒め言葉以外の何でもない。
小さく鼻を鳴らして、悪乗りするように返して。]
…でも駄目なんだよ、声を出した時点で駄目だ。
[襟の上から喉を抑えながら、小さく呟いてから、首を振ってダメ出しを。
そうして仕方なしに歩き出したところで、道中聞こえた疑問に答えようと。]
……服なら自分で選んでるけど、
っ、――――触んな!!
[折角まともに話そうとしたのに、…なんて、相手からすれば知る由もないだろうけれど。
頭に伸びた手に目を見開けば、触れるか触れないか、そんなところで、咄嗟に手を上げてそれを振り払う。
じわりと痛む手はそのまま、反射的に彼の空いた胸倉を掴もうと伸ばして。
それが叶ったなら、咄嗟の衝動からはすぐには戻れないまま。
まるで正当防衛だとでも言うように、ぐっとシャツを締め上げただろうか。*]
(3)>>62>>63 メルヒオル
(……何が楽しいんだか)
[向けられた笑みは、さながらチェシャ猫のよう。お世辞にも愛想笑いとは言えない歪んだ笑顔に、内心で毒吐く。
相手が足を止めたのを見れば、向けていた視線は最低限の礼儀として、彼の顔へと固定し直して。]
……、
["表面上"穏やかな笑みは崩さないまま、入学案内に挟まれた【黒いカード】を取り出す。
とりあえずの挨拶のような問いから、彼がここの生徒なのは明白のようだから。それできっと理解するだろうと。]
(――で、あんたはどっちだ。
"味方"か。…それとも"敵"か。)
[彼がカードの色を視認したのなら、用済みのそれは再びしまい込みながら。
質問を返すように、軽く首を傾げてみせただろう。]
[果たして彼から返答は貰えただろうか。
冗談めかしたような世辞の言葉には、浮かべた愛想笑いを深めて。
変わらずその言動には不似合いな、瞳に宿る何らかの感情に、奇妙な緊張感を覚える。]
…………、は?
[けれど眼前に差し出された"左手"に、思わず小さく、音を伴わない疑問符を。
張り付けた笑顔は、そのまますうとどこかへ消えてしまっただろうか。]
(右手、出してんだろうが)
["友好の握手"を求めた上で返された"左手"は、さすがに悪意も何もないとは言い難いように思えた。
含むものが無かったとしても、礼儀が成っていないことには変わりがない。]
………はぁ、
[諦めた愛想笑いは投げ捨てて。
呆れたように溜息を吐きながら、それならば、と。
相手の歪んだ琥珀色をひたりと見つめながら、――自らも左手を差し出して、握った。*]
B>>64>>65>>66 リリアーヌ
[彼の頭の上でふわりと揺れる、緑のリボン。それに触れようと伸ばした手は、終ぞ、そこに届く事は無く。
柔らかいリボンの感触の代わりに届いたのは、パシリと振り払われる手の痛み。唐突のそれに自分の思っているよりも驚いたのだろう、胸元へと伸びる手に反応するのが遅れた。]
――ッ、ちょ、っと。
……突然何するんだよ、オイ。
[ギリ、と。普段から緩めているシャツを締め上げられる感触に、浮かべた笑みをついと消し。最初の一言は驚きを、最後の一言には苛立ちを込めて、低く囁く。
細めた目で相手を睨み、締め上げる手を掴み。そしてその手に力を込めて引き剥がそうとすれば、それは果たして叶っただろうか。]
↓
↓
………はぁ、もう。何なんだよ、急に。
触られたくないなら口で言いなよ、耳はちゃんと付いてるから。
[そうして彼と一歩、距離を取る事が出来たなら。皺の付いた胸元を整え、眉間に寄った皺を指で解し、呆れたように溜息をひとつ。
剣呑な空気はさっさと霧散させ、それでもあまり機嫌は良くは無かったけれど。]
声を出した時点でダメ、なんて言う前に、その乱暴な性格を何とかした方がいいんじゃないかねェ。
…そんなに大事なんだ、ソレ。
[そんな嫌味と共に、苦笑混じりに今度は触れずにリボンを指差し。突然胸倉を掴まれた事には腹が立ちはしたものの、流石に初対面の人物にやり返すのはいただけない。]
(…これがあの子なら、ブン殴ってる所だけどさ。)
[自分の可愛い二人の教え子のうちの一人を、頭の中に浮かべながら。その人物よりも少しだけ歳が下に見える目の前の彼に、一度止まった足を一歩進め、視線で進む事を促した。]
[男の軽薄口に相手はただ、笑みを返すだけ。
掴めそうで掴み切れない。そんな態度がますます関心を抱かせるなんて相手は分かっているのだろうか。]
(──面白ェ)
[一歩、歩み寄る。
差し出された右手に重ねるために。
右手ではなく、左手を伸ばす意味。
相手がそれを知っているのか知らないのか。知ることはなくても、効果は“覿面”]
………最高。
[失せてしまった綺麗な笑顔。
代わりに現れた吐息混じりの新たな“彼女”との出会いに、くすりと笑みを。]
…メルヒオル。
[名を名乗り、紳士のようにお行儀良く微笑んだのだったか。*]
[生徒達の話す声を聞きながら、光の反射する白い校内を歩き、自分の担当する教室へと向かう。
少し小腹が空いたので、途中にあった売店で買ったキャラメルをひとつ口の中へと放り込み。広がる甘さを堪能しながら廊下を進んでいけば、少し先に目的地と思しき扉が見えてきた。]
もう誰か居るかなァ。
…何人くらい、居るんだっけ。
[教室の扉へと手をかけた所で、そう言えば名簿を貰って来るのを忘れた事に気付き。
今更職員室へ戻るのも何とも面倒で、"まァ、名前は直接聞けばいいか"、なんて独りごちながら、白い扉をくぐる。
扉の向こうに広がるのは、相も変わらず白い景色。さてさて、他の生徒達は来ているだろうか、と何処か無機質さを匂わせるその空間を見回した。]
ー教室より後•校舎のどこかー
[こほこほ、と咳が漏れて足を止める。今日はあまりしゃべっていないのに何故か喉が痛い。さっき大声を出したせいだろうか。
彼>>1:31に貰った紙切れを取り出して、そっと開く。
そこには英数字の羅列と、
ん?これーーー
[大きな襟巻きをした黒兎。もしかして俺かよ、そう思い至ってふわりと笑みを零す。心臓がとくとく一定の刻むのを感じるような、あたたかい気持ちになった。
それを携帯で写真を撮ると、登録したノルベルトのアドレスのアイコンに設定する。
流石美術家、なんて先程のことを思い出して、頭を抱える。
メルヒオル、ノルベルト先生、ビスケ
今まで会った人物とみんなアドレスを交換した。多分、文章の方が落ち着いて話せるだろうが、まだ誰にもメールしていない。
これからあった人とも交換できるかな、なんて思いつつ、誰かにメールを送ることにした。
その相手は…
1.メルヒオル 2.ノルベルト 3.ビスケ
2(3)だった。
メールを作成しながら歩いていると、<<ルシア>>に遭遇した]
A>>78 メルヒオル
[くるり、と。その白い教室を見回せば、淡い桃色の髪が目に留まる。彼もまた、自分の担当する生徒だろうか、手にした鋏に眉を寄せつつも、ゆっくりとした足取りで机へと向かう。]
君、このクラスの生徒?
他の子達はまだ来て無いのかな。
[シャキ、と鳴る鋏にまた少しだけ眉を寄せて。面倒事は御免だ、とでも言うように半歩だけ彼との距離を取り、肩を竦めてそう問うた。]
(1)>>70>>71 ノルベルト
[掴み上げた胸倉の先。
ようやく消えた表情と驚き混じりの声に、はっとようやく自分の過剰な反応を把握はしたけれど。
今度は苛立ちさえ混じり始めた言葉に呼応するように、ぎりりと手の力を強める。]
……そんな顔もできんじゃん。
[なんて、気に入らないにやけ顔が崩れた事には、自分のしたことを差し置いて僅かな満足さえ覚えたけれど。
伸ばした手を引き剥がそうとされれば、こちらを睨む目を見返して。]
………っち、
[舌打ちをひとつ。
最後に強く襟元を掴んだまま、止めようとする手も振り払うように腕を戻した。
もしかしたら釦のひとつふたつ引きちぎれたかも知れないけれど、どうせ開いてんなら変わりないだろ。]
あんたが無遠慮に触ってくるのが悪いんだろ。
[離れた距離で相手を見返しながら、消えゆく嫌な空気の中に残る彼の不機嫌さに、じとりと目を細める。]
うるさいな。
あんたはその偽善者面どうにかしたら。
――"コレ"は、駄目なんだよ。
[嫌味には嫌味で。大人な対応だか何だか知らないけれど、どうにも冷静にあしらわれているようで苛立ちを覚えながら。
リボンを指差されれば、頭へ伸ばした手でそっと触れながら、小さく呟く。]
誰彼構わず世話焼こうとするのは結構だけど。
割と気持ち悪いよ、あんた。
[本当は自分の行動に謝罪しても良い場所だとは知りながら、そんな気も起きずに。
変わらない物腰を揶揄するように一言。
彼が歩を進めようとしたなら、やれやれと溜息を吐いて。
長いスカートを揺らして小走りで隣へ並ぶと、そのまままた目的地へと向かっただろう。*]
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