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《Burning Heart―駆ける一陣の疾風―》
『AC投下っ、作戦開始だよっ』
[オペレーターの少し間の抜けたとびきり明るい声が響く]
了解。シルエラ、行きます!!
[作戦区域内に近づき、ACを投下。
そのまま、任務を開始するために、動き始めた。
この戦いで、私はなにかできるだろうか?]
>>=5
了解だ。宜しく頼む。
現状高速道路に沿って走っている。
いくつかの場所に浮遊型のレコンを設置した。そこから敵機の情報、動きは読み取れるはずだ。
…俺をまっすぐ追ってくれば、だがな。
[大規模な作戦が吉と出た。俺の通信に早速救援が来るようだ。勿論、本当に来るまでは信用は出来ないが。
そして同時に、俺が何故使い辛いその場での浮遊しかしないレコンを使っているのは、これが理由だ。浮遊型は1個設置すれば稼動時間が長い。つまり色んな場所に予め置いておけば、広範囲の戦況を見渡せるという事だ。戦況は刻一刻と変化する。情報を知る事が、戦いの基本なのは言うまでもない。]
>>9
『蹴《か》った!!!』
[HBからの蹴りが決まった感覚。これはやれた。
オリガがそんな確信めいた事を思ったときの事だった]
――っっっ!!!
再きど―――!?!?
[死に体の相手の、最後の一撃。否、死んだはずの相手の一撃。それがセントヘレンズの最後のAPを奪った。
機体がきしむ。ショートして、コックピット上部で軽い爆発が起きた。破片が頭を切る。血が噴き出た。声にならない悲鳴がこだまするのを、他人事のように聞く。
同時に、機体が転がるように地面に着地して――]
[――気が付くと、オリガは外へと出ていた。
あれから何があったかはよく覚えていない。ただ、爆散寸前の機体から転がるようにして脱出したらしい事は確かだ。なにせ、まだ生きているのだから]
…だれかぁ…
[血を流しながら、路地を歩いていっただろう。その先に何があるのかなど知る由もなく]
>>=3
(…平穏、か…)
[私の行く末に平穏は待っているのだろうか?少なくとも、いい流れにはなりそうにないが。そんな事を思った]
痛…っ…
…雇い主との交渉、ね…
[なぜか生かされて、その上で交渉か。
とんだVIP対応な気がしなくもないが、私にそんな価値があるのだろうか?心当たりはない]
(…あるとするのなら―――)
[もう一つの月光。黒い刃のこと位だった。
不思議に思いながら、カチューシャに連れて行かれるだろう。今のオリガはされるがままになるしかなかった]
>>=7
[この後、彼女をEGFの拠点に連れ帰った。彼女が彼らに雇われるのか、それとも、拷問されるのかは分からない。…洗脳やインプラントもありえるかもしれないが]
…ようこそ、EGFへ
[と、彼女に聞こえているのか分からない呟きを発しただろう。彼女が撃墜した、私をこの場所へ連れてきた女性と同じ言葉を]
ーヴェニデの通信回線ー
あー。双方大破。パイロットは…これで脱出してなきゃお陀仏だろ。応答もないしな。
………機体、回収?マジか?メルカバの方を。
やれって言われたら、やるがなあ。まあ、オーケー。スクラップ回収でも、仕事ならやるさ。
ったく……
[通信切断]
>>14 >>16
そう簡単に、上を取らせてはくれないか。
[距離を中々詰めさせてもらえない上、敵ACは高架下で完全に射線を切っている]
[更に敵は逃げの姿勢、腰抜けだとは思わない]
[2VS1の現状、逃げは正しい選択だ]
だが、ここで攻めないのは損なんでな。
鬼ごっこと洒落こもうか。
[追尾しつつ高度を下げ、高速道路に着地]
[GBを起動し、距離を詰めにかかった]
[リコンの敵機数には、常に注意を払って]
>>*4
ノーリムイリスだ。
無駄弾は撃つなよ、ここじゃ簡単に捌かれる。
ACが一機という事はないだろうし、な。
>>23
(流石に何もしない、という事もないか。
2対1の状態で早めに決着をつけたい、というのは当然の帰着だな)
[敵機の片方が高速道路に着地し、一気に高速で近付いて来るのを察知した。一瞬だけ後ろを振り返り、スキャン越しにその速度と装備を把握しようとした。]
(…同じ中量ニ脚、か。面倒だな。GBを使ってもほぼ速度はとんとん、か。)
[とはいえこのまま何もせず距離が縮まればそれこそ乱戦が始まってしまう。その後の結末はあまり考えたくはない。ならばこちらもGBを起動し、距離を近づけさせない様にする。]
(…さて、増援が来るのが先か。
多少肉を斬らせても突っ切ることを判断するのが先か…だな)
>>24
[どうやら相手は逃げに徹する事にしたらしい。という事はこちらには気付かれていると見ていいだろう。一対一で逃げ出すほど臆病とも思えない]
(なら弾は撃つだけ無駄か……?いや、長い戦いだ、軽微でも尊称は与えられる方がいいか)
[そう考えると、小刻みにビル群を隠れて動きながら、わずかなタイミングを見つけてバトルライフルをロックする。どこから撃たれるか瞬時に見極めるのは、相当の技量がいるはずだ]
(痛みを味わえ……)
[高威力の形成炸裂弾を放つ。ロックしているため、正確に飛んでいくだろう]
[>>24の様子を伺いながら肩部のミサイルを起動させる。]
さて、どうする。
牽制しておくか?
[分裂ミサイルを撃てば牽制には間違いなくなるだろう。
だけどそれは周りに予期せぬ事態を生みかねない。
そして、弾はムダにできる状況でもない。
そんな感情がトリガーを退くのを躊躇させていた。]
>>25
(……?!)
[突如鳴り響く間近の轟音に気付き、GBからハイブーストで速度を殺す。その結果俺のACの目の前に弾が通過する。
…どうやらもう片方の攻撃のようだ。撃ってきた場所までは把握はできん。せいぜい"あのあたり"程度の予測くらいだけだ。]
(…今ので距離が近付いたな。さて、どうしたものかな)
[そうは考えつつも、再度GBを起動し距離を離そうとする一手は変わらない。だが今のタイムロスのせいで相当近付かれたのは言うまでもないだろう。]
―― ??? ――
「やぁ」
「怪我の調子はどうだい?オリガ・コールドウェル」
「もう痛くないって?そりゃよかった。治療のかいがあったよ」
「なに、警戒しないでくれ。君を助けたのは、他でもなくEGFのためなのだから」
「あるいは…この人類の、ね」
「君は、EGF創立の起源について知っているかい?」
「…ヴェニデとは違う大陸で発生し、どちらも“圧倒的な力”を持つ存在が立ち上げた組織…か」
「及第点だ。その認識でいい」
「正しくはEGFは“圧倒的な力”を持つ者が設立を手助けしたのだけど…まぁそこは些事だろう」
「いや、いい。それを知っているなら“こんな”噂を聞いたことがあるんじゃないかな?」
「ミグラントの間に伝わるおとぎ話だよ」
「黒い鳥の噂…何もかもを焼き尽くす、死を告げる者の噂くらいは」
「よかった、その顔なら知っているみたいだね」
「噂話だと思ったかい?ところがこれが、唯の噂話なんかじゃないんだ」
「黒い鳥…そう呼ばれるものが、過去には確かに存在したとされている」
「このEGFの設立を手伝ったのが“ソレ”だと、そんな可能性すらあるんだ」
「僕たちはそれに…黒い鳥の力に、仮称として“ドミナント”と名付けた」
「?どうしたんだ、不穏な顔をして」
「…別に私は強くない?…知ってるさそんな事」
「オリガ・コールドウェル。出撃回数37回。主にトレーラー輸送の護衛を受け持ち、襲撃された時の輸送機帰還率は86パーセント」
「…驚いた顔しないでくれよ。それくらい簡単に調べれる事さ」
「そう、知っている。別に僕は、君が“ドミナント”だと思って雇った訳じゃない」
「だが――それに準ずる力があると思って雇わせてもらったんだ」
「僕たちの研究によって、ドミナントの傍には、それをサポートする存在が常に居る事が明らかとなった」
「そしておそらくその存在が、ドミナントが例外たらしめているものだと、僕は推測している」
「コールドウェル。君は、ドミナントを“作る《育てる》”可能性を持っている」
「君の黒い刃は、ある種の因果だよね」
「“MOONLIGHT”が…月の光が最強ならば“ANOTHER MOON”は別の最強だ」
「月の光。それの陰になってみないかい?」
―― タワー南側。後方 ――
(…とまぁ)
[そんな事があって、オリガは後方にいた。
頭の怪我は綺麗に治療されている。EGFは、医療技術も進歩しているらしい。
もっとも、ACの中にこそ居るが、手元にあるのは通信機だ。どうやらこちらが私の本命の仕事となるらしい]
(正直言ってる事はわからなかった。流石は宗教的な組織って所かしら)
(でもまぁ、生きてるし。今の待遇は悪くないから…良いかしら)
[コックピットの中で物思いに耽りながら、いざとなったら突撃する準備をしているみたいだ。
乗っている機体は相変わらずセントヘンズ。サポート寄りの機体だったが、相変わらずそのハンガーにはANOTHER MOONが装備されていただろう]
>>24 >>26 >>27
[GBで追うものの、敵機もGBで逃げる]
[機動特化とはいえ同じ中量二脚、距離を詰め切る決め手に欠けた]
[HBを乱用すれば追い付けるかもしれないが
肝心の攻めと離脱分のENが残らない]
[が、突然敵機がこちらに切り替えして来た]
[高架下を抜けるCE弾に、事の顛末を把握した]
悪くない仕事だ、そりゃ怖いだろうな。
[その隙は逃がさない、HBで高速道路の側面に外れ
そこをブーストドライブ、つまりは壁蹴りで一気に高架下へ侵入]
[敵機は逃げに徹してるなら、無防備に背を晒している筈だ]
貰うぞ!
[HBを吹かし、接敵を図る
射程に収まった瞬間、散弾を叩き込もうと]
>>24 >>26 >>27
[GBで追うものの、敵機もGBで逃げる]
[機動特化とはいえ同じ中量二脚、距離を詰め切る決め手に欠けた]
[HBを乱用すれば追い付けるかもしれないが
肝心の攻めと離脱分のENが残らない]
[が、突然敵機がこちらに切り替えして来た]
[高架下を抜けるCE弾に、事の顛末を把握した]
悪くない仕事だ、そりゃ怖いだろうな。
[その隙は逃がさない、HBで高速道路の側面に外れ
そこをブーストドライブ、つまりは壁蹴りで一気に高架下へ侵入]
[敵機は逃げに徹してるなら、無防備に背を晒している筈だ]
貰う!
[HBを吹かし、接敵を図る
射程に収まった瞬間、散弾を叩き込もうと]
/*
思ったけど、軽逆でパルマシとライフル弾けてこの武装を装備できるアセンなんてない気がするわ(今更
――ヴェニデの施設――
[横たわる女性。集中治療室めいた清潔なイメージを持つ部屋。
そこで、白衣の男性が筋肉質な男性と何やら会話している]
『噂は、恐らくある程度のところで事実だったのでしょう。
彼女の体は、既存の技術では説明できない"何か"だ』
【EGFめ。相変わらず妙なものを。…それで。どう使えるんだ?
今すぐ技術の応用は出来るのか?】
『まさか。ですが…いくつか面白いデータは取れそうです』
【回りくどい言い方をするな】
『失礼。彼女の脳に導入されたサイバネティクスのうち、幾つかを解析する事に成功したので。上手くいけば、彼女を話が軍で運用できます』
【…試してみろ】
『かしこまりました』
――タワー南側――
[漆黒のカラーリングが施されたACが、戦場に突入し兵器の類を次々と叩き落としてゆく。カラーリングは兎も角、形状を見てEGFの人間なら思い当たることがあるかもしれない]
(―――想いだせない。だが、せねばならないことは解る)
[ブーストとジャンプを織り交ぜて急接近。そのままショットガンで体勢を崩しパルスガンで叩き落とす。その流れは、自動的なまでに完成されていた]
(―――敵を倒すことだ。)
[漆黒のACは、次なる獲物を探す]
(―――だがしかし。少なくとも、私は)
[猟犬は涙を流さない]
(ナニカサレタヨウダ)
塔の周りでの戦いは激化する。
だが始まりがあれば終わりがある。
どうやら塔にいち早く近付いたのは2(2)であった。
1:ヴェニデ
2:EGF
>>17
頑張ってください。応援してますから。
[私に何か出来るならと]
いえ、どういたしまして。
私も出来る限り貴女に協力したいと思います。
[そう言って優しげな微笑みを返し、軽くお辞儀をした]
>>=6
了解。直ちに向かいます。
到着次第、そちらの指示で援護に入ります。
[そう指示を受け、受諾する。
誰かを死なせるわけにはいかない。
もう二度と誰かを死なせたくない]
>>=9
OKだ。俺に近付いて来る片方はとりあえずこちらでどうにかしよう。もう片方を頼む。こっちのレコンにまだ引っ掛からん以上、どこかのビルに張っているはずだろう。高火力のバトルライフルを積んでいるのは間違いないだろう。
[そう命令し、俺はすぐ近くに近付いた相手へ集中する。こういった命令は細かい指示を出すより、大まかな指示の方が相手もやりやすいはずだからな。]
>>32,>>35
(よし、どうやら運はまだ残っているようだな。)
[相手に追いつかれ、今まさに散弾を叩き込まれる直前で増援が間に合った。それを理解した俺はHBで高速道路の下から飛び出しつつ後ろを振り返り敵機を捕捉。]
<<システム 戦闘モード>>
今まで逃げてすまなかったな。
さて、ここからはAC同士殴り合いといこうか。
[その呟きと共に、俺は両腕のトリガー<<引金>>を引く。その直後に鳴り響くライフルの音。最初の方は高速道路の壁に当たり、敵機には命中しないだろう。だがそれで問題はない。弾幕を張り高速道路の横から出辛い状態を作ればいいだけだからな。]
(どうせこれは牽制だ。本命を撃つまでの時間かせぎさえ出来ればいい。)
>>34
…はい
[こくり、と頷いて胸の辺りでぎゅっと手を握る。そのまま、すっと手を差し出して]
改めて、よろしくお願いしますね、アリアさん
[と、はじめて…そう、今迄ではじめて、”笑顔”を向けたのだった]
…あーあー。マイクテスト、マイクテスト。
聞こえてる、かしら?
[手元の機材に声を流す。
大丈夫だ、聞こえているはず]
こちらは一時的にあなたたちのオペレートを…それに近い事をする事となりました。
オリガ・コードウェルというものです。機体はセントヘレンズ…かなり無茶な援護型です。
今通信が聞こえている人が、僚機さん、という事になるのかしら?
よろしくお願いしますね。
[無茶な援護型、という言葉にツッコミが入りそうだな。と、かすかに思った]
/*
実際にACを組んでみたわ
Aライフル弾きつつTE持ってこれるの?
Q無理だったわ(
ので、現実的な機体に。
様々な理由で武器とかが弱いけどご了承を(
>>=12
[…どうやら、彼女は雇われることになったようだ。まあ、そうなっても不思議ではないとは思っていたが]
『……支援、了解しました。こちらは【イノセントビー】、カチューシャです』
[淡々と、EGFの通信に応え]
『誰かの平穏の為に、私でできることがあるならば、呼んでください』
[そう、応えた。いつでも飛び出せるように火を入れた、ACの中で]
/*
<<Rabe ディス・バーランガン>><<"ワン・ギアーズ" S・ランス>><<イノセントビー カチューシャ>><<Rabe ディス・バーランガン>>
[新しいセントヘンズが大地を蹴って飛ぶ。その動きは、お世辞にも早いとは言えない。というのも、腕の問題と以前に、この機体は“重量過多”だったからだ。
原因は――]
(…HARICOT SC61…)
(超長距離から敵を狙い打つ砲撃兵器…)
[右腕の「HARICOT SC61」…スナイパーキャノンのせいだ。
本来軽量機に搭載するのはありえない武器だが、半ばオペレーターという特殊な地位故に搭載させられたのである。
その重さに見合う武器ではあったが、性能故に軽量機では…というか、タンク以外では構えが必要な武器でもあった]
このあたりでいいかしらね。
[それを、ビルの上で構える。
スコープ越しの世界は、ずいぶんと遠くの部分のみを切り抜いているようだった。おそらく、向こうからはこちらの姿が点にしか見えないだろう]
(…弾数には限りがある。あせらず、確実に…)
[狙って、撃っただろう。目標は>>26。牽制した機体だった]
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