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『ギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリ!!!』
[リーマンの攻撃の音が、連続で響き渡る。
素人や並の戦士が見たならば、リーマンが邪竜を圧倒しているかのように見えたかもしれない。
常軌を逸した速力で動きまわり、一方的に攻撃を加えているのだ。
しかし、その実はギリギリの攻防だ。この戦いは確実に死と隣り合わせ。ほんの少しバランスを崩すだけで終わる。一撃でもまともに喰らえば、そこでリーマンの命は終わるのだ。
さらに言えば、やはりこのままでは有効な打撃を与えられない。
それに動きの勘は取り戻せたが、やはりスタミナと言う点については全盛期よりも衰えを感じる。この動きはそれほど長くは続けられない]
(仕方ない賭けに出るか!)
サイラス!!グレダ殿!!
[軽い、何かが弾けるような音>>80は小さくとも良く響き、
男達の居る観戦席まで届いた。
その軽さか大した事はないのだろうと思っていたのだが]
…む、むぅ…サイラスはちょっとくらい高い所から
突き落としても平気だが……。
『グレダ殿もご無事だと思われますが…
ただ、負傷は免れないかと。』
[大会運営の方では、姿の見えなくなった二人の様子を写すべく即座に対処が取られている。
じきに地下の様子も見える事だろう。]
というか、ミルファーク殿!!
勝手に相棒を殺すんじゃありませんぞ!?
グレダ殿もそうそう殺して死ぬようなお人ではありますまい!!
[離れた所から聞こえた嘆き>>95に首だけを向けて必死の抗議。
なんというか、相棒とはまた違う方面のネガティブ思考の
持ち主のようだ。]
/*
万が一に相棒さんが縮む事があれば、一言だけ叫ぶ!
ああしろこうしろとはアンフェアだから絶対に言わないけど、
名前を叫ぶのと…
「お前は!!一人なんかじゃないだろう!!」
で〆るつもり。
意味も根拠も何もない、でも縮こまる必要なんてないんだよ
と何がなんでも励ましたかった気持ちの表れです。
― 過去語り ―
[そこまで話した所で、こほん、と咳払いする。
要するに馴れ初めの話である。
よく考えたら、そういった話を誰かにするのは初めてかもしれない]
あやつは――当時はまだ契約を交わす前であったのだが――何故だか『禁域』の森の竜に目をつけたようでのう。
どうにかして竜の棲み処まで辿り着こうとしていた所を、警戒中の私が発見したのだ。
本来なら、すぐさま追い返さねばいけない所だったのであるが。
[ううむ、と恥ずかしげに唸る]
当時の私は若かった。
そして、エルフ族は長命ゆえに、若者の数が少なくてのう。
その……興味を持ってしまったのだ。
耳の短い、無謀な若者が、何を考えてこの地を訪れたのかのう。
[幸いにも、彼は交渉になる可能性も考えて、片言ながらエルフ語の練習をしていたらしい。
古く難解な言い回しの残る『禁域』のエルフ語は、同じエルフ族にすら度々通じないことがあったのだが、彼は互いが理解できるまで辛抱強く会話を続けてくれた]
この国では常識である戦士の存在、竜器の力に関して知ったのは、その時が初めてであった。
そして、何より驚いたのは、邪竜を元の竜に戻せるということだったよ。
幼い頃から何度も聞かされていた恐ろしい滅びの物語は、回避出来るものであったのだ。
私は喜び勇んで、村の大人たちに話しに行ったよ。
だが―― 千年以上もの間語り継がれてきた理は、小娘の話一つで変わるものではなかったのだ。
[待っていたのは、邪教の考えに染まったことに対する罵倒と蔑み。
そして、それをエステルに対し吹聴した、侵入者の排除であった]
私は自宅に閉じ込められてしまってのう……あやつに危機を報せられず後悔の念に駆られておったのだが、そんな所にあやつはひょっこりと現れた。
どうやら、こうなることもある程度予測しておったらしくての。
家から出してくれたあやつに、私はある取引を持ち掛けたのだ。
『森の竜が棲む場所まで、私が案内する。
その代わり――私を森の外に連れ出しておくれ』
どうやら皆、侵入者の真の目的には気付いていなかったと見える。
目的を果たし森を脱出した後、私は先の話は本当なのか、と問うた。
すると彼は、その手で試してみるか、と言ったのだ。
その日から私は戦士になり、彼の相棒となった。
[そこからの話は、戦士と鍛冶師の物語としてはごく有り触れたものだ。
邪竜との戦いに、モンスターの討伐。
御前試合という最高の舞台における悲喜こもごも]
御前試合の観客席で、一際声を張り上げていた坊主が、いつしか鍛冶師の一人として参戦していたこともあったのう。
[楽しく充実した日々は、あっという間に過ぎ去っていく。
エルフの時間感覚からすれば、本当にあっけなく]
共に歩んでいたはずなのに、少しずつ足並みが揃わなくなっていく。
時折立ち止まり振り返ると、その距離の広さに愕然とするのだ。
そしてついに――彼が永遠に、歩みを止める時が来た。
他種族と共に生きるなら、いずれは覚悟せねばならぬことよ。
だが、だからと言って、別の伴侶を探そうという気にはなれなかった。
それは、鍛冶師についても同じことでの。
このまま戦士をやめ、辺境でひっそりと生きていけばよい。
そう思っていたよ。
[だが、その先を余生と一言で片付けるには、エルフの寿命は長過ぎた]
――かつての故郷を訪ねてみよう。
そう思い付いたのは、ほんの気紛れのようなものであった。
百年も過ぎれば、あの頃のほとぼりも冷めていよう――そんな打算もあったかもしれぬ。
ともかく、私は夫の遺した武器を携え、『禁域』へと出向いた。
だが……そこには、かつての面影はなくなっていたのだ。
[草木が枯れ荒れ果てた森。
水がなく、土が剥き出しになった泉。
『禁域』があるはずの場所で目にしたのは、そういった光景であった]
邪竜の痕跡だ。
私には一目でわかったよ。
そしてその場所には、当然ながら村人の姿はなかった。
[本当に森と運命を共にしたのか、それともこの地を捨て何処かへ去ったのか。
それはエステルにも確かめようがなかった。
ただ、確かなのは、『禁域』がもうこの世に存在せず。
エステルの故郷は、永遠に喪われてしまったということ]
[このままでは陽動として不十分。こなすべき仕事はキッチリとこなすのがリーマンの信条だ。それに天才の自分がこの程度の邪竜にてこずっているという事実にムカついてきた]
――地を這う風!――
[リーマンは一瞬、風の放出を止めて、力を溜めた。そして再度一気に放出。
そして地を滑空しながら足を切り払う、と見せかけて、]
――天に舞う風――
[大きくジャンプ。邪竜の顔側面を走り抜けるようにして、逆手に持った剣に最大限の風の魔力をこめた斬撃を見舞う]
――リーマン・スラッシュ!!!!――
――救われる可能性を自ら拒んだのだ、自業自得の結末なのかもしれぬ。
ただ、私は思ったのだ。
もしも百年前、私が彼らを説得していたなら。
もしくは、もしももう少しだけ早く、私が戦士としてこの地を訪れていたなら。
私は、故郷を喪わずに済んだのかもしれぬ、とな。
[『禁域』の教えを受けたものは外の世界を拒み続ける。
そうした『禁域』の異変に、外の人間が気付くのは容易ではない。
それを可能とする者は、『禁域』から外の世界へ自ら踏み出した、エステルに外ならなかった]
長くなってしまったのう。
これが、私が再び戦士を志した理由であるよ。
[ソレックスは退屈していないだろうか。
気遣わしげな視線を彼女に送った*]
『ズバァ!!!!!』
[邪竜の右目に大きな裂傷が生まれる。今度ばかりは有効なダメージを与えた]
いまだぞ!!
[確実に邪竜を怯ませた。そう思った。しかし、邪竜が大口を開けてリーマンの方を向いていた]
(ブレスが……来る!!!)
[リーマンは空中に飛び上がった状態で、そして最大の攻撃を敢行したばかり。風を使った機動で逃れることも、風の防御術も使えない]
(攻撃を焦りすぎたか)
[邪竜が轟風のブレスを放った]
サイフラーァ!キッッック!!!!
[───ゴスッ!!!
蹴りが入ったその反動で後方へと跳ぶ。
蹴られた側も当然同等の速度で吹き飛ぶことになるだろう。
……リーマンの身体が。]
ふえ……?
[アルゴルに言われ、遠くのギャラン>>98にも言われて、
わたしは耳を動かす]
[観客に耳裏を向けて、会場に耳を澄ます。
グレダがいつも代わりに気を使ってくれたように、
わたしの耳はとても良くて……、地下からの物音を拾う事が出来た]
ほ……ほんとだぁ……、
よか……よかった……、
うわぁぁぁん!
[邪悪なる風の塊がリーマンへと迫る。
自分が死ぬことを即座に理解し、走馬灯でも見ようかと覚悟を決めたその時、サイフラの足がリーマンの顔面にめり込んだ]
ぶほっ!
[ブレスは吹っ飛ばされたリーマンと、蹴りを放ったサイフラの間を過ぎ去っていき、]
『ドゴォォォォォォォン!!』
[近くの巨大な樹木を一つなぎ倒した]
リーマン、一人で燥ぐな。
[着地と同時に長刀【スーパーノヴァ】を抜き放つ。]
……確かこうだな
[ブレスの終わり際に刀を縦に竜の膝へと走らせる。
──キン!
金属を擦りあわせたようなカン高い音が走る。]
……違うな。
[どうにか着地を決めて、リーマンはサイフラに文句を言う]
今攻撃を仕掛ければしとめられただろうが!!
あと助けるならもうちょっと優しく助けろ!!
……。
[仕留められたというリーマンに対して苦虫を噛み潰したような表情を浮かべる。]
まずは……次は……。
[喚くリーマンへは一瞥もくれずに竜へと切り込んでいく。横に縦に斜めに。だがその結果は以前と変わらず邪竜の鋼鉄のような鱗に阻まれ傷一つつけることができないでいる]
こうじゃない……なら。
[アサドの動きは明らかに鈍かった。自己強化魔法を用いて瞬発力を高め、長刀がダメージを与えられるギリギリの距離を見切って斬りつけ、一瞬にして相手の間合いから引き下がる。緩急自在の動きこそがアサドの持ち味であった。
だが今はその動きにキレがない。
まるで初めての邪竜討伐に参加した新参の戦士のように間合いもタイミングも全てがちぐはぐのまま刀を振るっている。
とうぜんその体には致命傷は避けているものの多くの傷が刻まれていく。
御前試合ですらもその身には一つの傷も負わなかったというのに。]
膂力:10
速力:60(100)
技巧;30
体力:10
魔力:50(10)
()内は風発動時。
ただし全力行動後は動きが取れない。
フフ……ハハハ……。
[だが笑っていた。アサドは確かに笑っていた。
そして、鳴りつづけて甲高い音が……止んだ。]
──نحن!!
[次の瞬間に聞こえたのは竜の咆哮。いやそれは悲鳴に近い叫び。
遂にアサドが水平に振るった長刀が邪竜の指一本を斬り飛ばした。]
なにをやっている?
[サイフラには聞こえぬ声音で、呟く]
(もしかして、剣に欠陥でもあったのか?)
[いや、それは絶対にない。あれはリーマン・ハンマーズ500人の結晶ともいえるべき、会心の作だ。
サイフラを助けこそそれ、その足を引っ張るようなものではない]
しかしいったい……えっーい。
[考えるのをやめる。いまは少しでもサイフラから邪竜の狙いを逸らすのが先決だ。
そう考えて、邪竜へと向かおうとした時]
な……?
[あっさりと、サイフラが邪竜の指を一本切り飛ばした]
むっ?
ミルファーク殿は二人の様子が分かるのか!
元気で居ると良いのだが、もしも分かるのなら
中継が入るまで教えてもらえませぬか!!
どんな小さな事でも構わない!
[一方、スズメは信じきっているからかどうかは
わからないが、先日サイラスから貰ったアイスキャンデーが
いたく気に入ったようで、自ら歩き売りを引き止めては
購入していた。
その間に、大会運営によって蜃気楼の如く別の場所の
光景が浮かぶ魔法が発動された。
少々ぼんやりとしているが、見えないよりは良いだろう。]
むっ?
ミルファーク殿は二人の様子が分かるのか!
元気で居ると良いのだが、もしも分かるのなら
教えてもらえませぬか!!どんな小さな事でも構わない!
[一方、スズメは信じきっているからかどうかは
わからないが、先日サイラスから貰ったアイスキャンデーが
いたく気に入ったようで、自ら歩き売りを引き止めては
購入していた。]
/*
メモを見て、ちょいと運営からの中継のあれやそれは置き。
きっとド派手に地下から出て来てくれるって信じてる。
[リーマンには見えていただろうか?
アサドの刃が邪竜の"穢れ"を切り裂いたのが。
竜を殺す為、元の竜ごとその身を斬り捨てるアル=サイフラの剣術。だが、たしかにアサドは竜の核ではなく邪竜の穢れだけを切り裂いた、その一撃が見えただろうか。]
ようやく……できた。
[魔力の運用がそもそも違う。竜器たる【アル=サイフラ】の刀としての力を増すのがアル=サイフラの技ならば、これは竜の王国の戦士が使う邪竜を祓うための技。
その技をを今アサドは初めて使って見せた。
それはリーマンが邪竜の目を裂いて見せた技と同じ魔力の使い方。
アサドはリーマンを師としてその技を盗んで見せたのだった。]
(とにかく陽動を……)
[リーマンは風を使い、邪竜に攻撃を開始する。
だが、攻撃を繰り出しながらも、疑問符がよぎる。
理解こそ己が力と認識しているリーマンだが、分からないのだ。
あの攻撃の質が……。
いや、本当は理解している、そうであろうと、そうなのだろうと、だが本来は「無理」なことなはずなのだ。
普通は出来ぬはずなのだ。だがこの男はやってのけているのだ]
この短時間に攻撃の質をかえただと?
[十年以上培った剣の質を、わずかこの短時間で塗り替えてみせたのだ]
きゃあ?!
ギャランさん声が大きいです……。
[わたしはしゃがんだまま、耳をぺたんとする。
地下の音は一度途切れた]
[すると……]
[ぱぱっと上空が光ったかと思うと、
何かが浮かび上がってきた。
一瞬鏡かと思ったが違った。
……それぞれ別の地下水路らしき場所にいるのは、
グレダとサイラス]
……あ……!
あれ!
難しいものだな。
[もちろんリーマンから技を盗んだといってもリーマンと同じことができるわけではない。
だがその性質は限りなく近く、邪竜の穢れを払うに十分な威力を発揮した。]
根から断ち切るほうが幾らも簡単だというのに。
[だがこの竜にはそれが通じない。それはこの邪竜が人々がアサドにみた恐怖の具現化だからだった。
同質の力を持つのならば当然勝つのは元来の力が強い方であるのが道理。
そして人の力が竜の力にに勝ることができないのも道理だった。
故に、アサドは振るう技を変えた。]
[無論、容易なことではない。
如何に器用であろうとも、如何に才気に溢れようとも、生まれてより叩き込まれた技を捨てることはできない。
だが……アサドの手にはリーマンの鍛えた刀がある。
リーマンがアサドの為に、アサドだけが使える、アサドの刀がその手にはある。
その形、その重さ、刀の全てがアサドの為だけに整えられた竜器が今アサドの手にはある。
そして───竜器とはそれと鍛えた鍛冶師とその相棒竜の性質を色濃く宿す物である]
(ふむ。来ない、か)
[水で満ち満ちた地下水路の中。水圧は上がり、パラで支えるのにも限界が近かった。
アズゥの魔力で水を弾き、確保した空気で息継ぎをしながら、最低限の魔力で水を塞き止める。
元来水中に潜ることには適した体だ。全身が水に浸かったところで問題はない]
できりゃあこの場で…ま、そりゃ贅沢ってもんか。
[ロサを失い、水を自在に呼ぶことができなくなった以上、水に満ちた場でやりあうことができれば理想的、ではあったのだが。
地下水路が水で満ち、瓦礫の音が聞こえなくなって幾許かの時間が流れている。
今頃、井戸や噴水、地表の水路、そういった場所から水が溢れ出している頃合だろう。
まさか、サイラスが溺れているなどとは欠片も思わない。
サイラスは賢い男だ。
ここまで戦えば、その事実はほとんど確信に近い]
…っ…ぁー…あとちょっとだけ、保て。
[アタシの体。アタシの魔力。
水に浸かっても、泳ぎに困らない。息継ぎに困らない。けれど、全身の裂傷から血液は流れ出る。
パラの魔力で流血を押さえ込んではいるが、水を塞き止めるのと平行しては完全とは行かない。
限界が、近い。
水はすでに満ちている。仕掛けるならば、今]
頼んだよ。アズゥ。
[最後に残したなけなしの魔力をために溜めてアズゥに込める。
溜め込み、引き絞り、一気に放出する。
アズゥの魔力が水を弾く。
狭い空間に満たされた水は、一気に弾かれたことで圧力の逃げ場を求めて急速にその衝撃を伝播させる。
風呂の配管でたびたび起こり、配管をダメにしてしまう厄介な現象で、名を、ウォーターハンマーという。
その伝播する衝撃を追うようにして、グレダもまた水中を泳ぐ]
[町並みのあちこちで、ウォーターハンマーに叩かれ、井戸や噴水など、小さな出口から打ち上げ花火のように水柱が噴きあがった。
その柱のひとつに、グレダの姿があった。
上空から見渡し、見つける。街中を駆ける赤い男の姿]
さぁ。
[魔力はもはやすっからかん。水柱のかく乱もどれだけの効果があるものやら。
けれどそれで負けると言う気はしない。
あとは、パラとアズゥ、そして自分の腕と足を信じるばかり]
行こうか!
[アズゥを上空へと放り上げる。
手に持つのは、パラの鎖、その一本だけ。
水柱の水を蹴り、頭上からサイラス目がけ、落下する。
反撃は当然あるものとして警戒しながらも、狙うは武器を握るその手。
竜器自体の破壊が困難であるならば、叩き落して戦闘力を奪う]
[ 永い永い一人の戦士の物語。
その数分の1ぐらいしか生きていないうちにとっては、さながら英雄譚のよう。
後悔もうちが理解するには遠いけれど、守りたかったり取り戻すために動く気持ちは分かる気がする。 ]
……聞かせてくれて、ありがとうございます。
[ ずっと押し黙ったままだったけど、エステルが言葉を切ったときに漏れた言葉は、この言葉だった。* ]
お、おぉ。これは失礼。
二人の身を案じるあまり、ついつい!
[少し声の調子を落とし、ミルファークを宥め。
少しばかり下を向いていたその間に、観戦席より僅かに
見上げる所に何かの姿が浮かび上がった。>>101]
……あれは。
[ミルファークの示す先を見ると、まだ目が慣れていない為
二つの影が動いているのは確認出来た。恐らく、あれは相棒と
グレダなのだろう。]
『ひとまずは無事だという事が分かりましたね。』
うむ。
ミルファーク殿も一安心というわけだ。
[さて、試合はこれからだ。]
[リーマンは少し呆れた面持ちで、サイフラの横に並び応じる]
ああ、食事の時間までには終わらせよう。
[そこからは一方的な展開だった。
リーマンの動きに邪竜が反応すればアサドがその隙に斬りつける。
その逆も同様に。
まるで幾度も共に戦った息の合うコンビのように、その動きは一切の合図を必要とせずお互いの動きをサポートしていた。
だが……相手は死を司る邪竜。
どんなに優勢でもどんなに完璧な動きをみせようともソレは人には到底成し得ない揺るぎない暴力の塊。
その一撃が二人の身体に触れ得なくとも、その咆哮が心を折らなくとも、二人の命を確実に削りとっていく。]
おいリーマン。
強すぎるぞこいつ、なんか知恵は無いのか?
[疲労とダメージの蓄積、そして失血によりその顔が青ざめてきたアサドがリーマンへと声を掛ける。
このまま続けていたら恐らく勝つのは二人だが、それは『続けられたら』という前提に基づくものである。]
ヒュー、ヒュー、ヒュー……。
あ"ーーしんどい。
[リーマンは青ざめてを通り越して、すでに死人のような顔つきだ]
もう、あれだ。
一気に、決めるしかないかな。
[話の途中から、ソレックスは押し黙ったまま聞いていた。>>+71
駆け出しの相棒にとっては重過ぎる話だっただろう。
それでも、彼女は真剣に耳を傾けてくれていた]
こちらこそ、ありがとう。
取り留めのない話を聞いてくれて、のう。
[英雄の人生には栄光が、或いはそれに見合った悲劇がある。
しかしこれは、ただ全てを喪ってしまうだけの話だ]
大層なことを考えはしても、道程もまだ見えぬでのう。
[御前試合に出たのも、足りないものを見付けるか補うためというのが本当の所であり、明確に先へ繋がる理由は実はないのだった]
おっ!?
[突然、あちこちから水柱が吹き上がる。
大盾を持つ腕を伸ばして水をはじいていると、頭上に大きな影が。
タライが振ってくる!]
どうりゃっ!
[大盾でぱん、とタライを払うやいなや、チェーンが大盾を握る左手首に巻き付いてくる。
グレダの風呂栓だ。
タライの影にかくれて、グレダが頭上から振ってきたのだ。]
綱引きだったら負けねえぜええええええ!!
[手首をぎちぎちと締め付けられ、痛くないわけが無い。
眉根をよせるが、笑みは崩さぬまま。
大盾を足下に落とし、チェーンをにぎって思い切り引き寄せる。]
[ギャランさんのおかげで、いつの間にか泣く事を忘れていた。
わたしはアルゴルに手を着いて立ちあがり、
空の映像に見入る]
グレダ……何してるんだろう……。
危ない事じゃないよね……??
[溜められた水が噴き出す。
井戸や亀裂から噴き出す水柱は、すでに肉眼でも見える]
あ……!
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