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ひよっこなんて呼んで悪かった。
まずは大きく深呼吸して落ち着きな。
ちゃんと落ち着いたら再開といこう。
[後方へと跳躍した先で体勢を整えながら告げる。
『なにがなんでも勝つこと』が目的ではないのだ。
力の使いようを示して勝たなくては意味がない。
相手が外野に気を取られた隙に乗じて勝つのでは意味がないのだ。
先刻集めた水は水球に使用した分で大分目減りしていたが、それでもまだすべてが霧散したわけではない。
元々それだけの準備ができたこと自体贅沢だったのだ。
戦闘を継続する分には何の問題もない**]
[───バシャッ
グレダが放った目くらましの水をまともに顔で受ける。]
………
[静かに双剣を腰に下げると、首をひねり肩を回して力を抜く。
滝から流れる水を掬い二度三度顔を濡らすと大きく深呼吸を入れる。
それから再び剣を構えるとグレダを睨みつけるような視線で射抜く。]
―試合会場・観覧席―
初戦に当たらなかったのは残念なようで幸いだったな!
よもやグレダ殿と…あの時の青年の試合を目の当たりに
出来るとは思わなかったからな!!
ふごふぐ……んがっぎゅ。
[良かった、相棒は元気そうだ。>>43
地形効果の事を失念していたが、この様子では別にどこに
当たっても彼にはたいした問題にはならないだろう。
それでいい、と咥えたままだったパンを一気に口の中に
押し込み、食べてしまう。
時折浮かぶ欠伸は気合でかみ殺すが、やはり相棒にはバレて
しまっているのだろう…。>>44]
……ん?
何、試合で戦うのが戦士の役目なら…その為の万全な調整を
何が何でも行うのが鍛冶師の役目だろう!
大丈夫だ、俺は倒れん!
御前試合が終わるまでは絶対に眠らんぞ!
『寝ていい時間には寝て下さいね。』
[スズメから軽く注意を受けて大仰に頷く。
相棒が自分が造った武器を振るい、大観衆の喝采を浴びて
戦う様を瞬きの間すら惜しむ思いで見るつもりだからだ。]
ふむ、金の力か。
そうする程にグレダ殿の力量を高く見たか…
若しくは金の力を振りかざす事に全く抵抗の無い所を見ると、
相当の精神力の持ち主か。
罵られるかも知れない可能性を乗り越えての言葉だろうからな。
[試合の様子は目で確認出来ても、互いの声は観衆の声に
遮られてほとんど聞こえない。
だから相棒と同じくざわめきと、彼の感想>>62から大体の流れを察して推測を並べてみた。
青年の人となりを知らないが為に言いたい放題だ。]
أستقيل
<やめだ>
على الرغم من أنني خطة اللعب
<遊びのつもりでいたが>
أنا أحارب كسيف الله من هنا
<ここからは神の剣として戦おう>
لا أعتقد سيئة
<悪く思うなよ>
[会場が静まり返る。アサドが発する何かに観客すらも飲み込まれて一瞬だがすべての音が消え滝の音だけが会場へと響く。
魔法の類?いや竜器は未だ何も反応していない。ただアサドが発する異様なほど濃密な何かが場の空気を一変させた。]
سوف أقتلك هنا والآن
<今ここで貴様を殺す>
[それは竜を神聖視するこの国の戦士では持ちえないモノ。
"竜殺し"アル=サイフラであるアサドだから放てる意志。
即ち、───殺気]
しかし、そう思えるのも仕方のない話か。
サイラス、俺もグレダ殿の持つものはデッキブラシに見えるぞ。
恐らく普段使い慣れたものと同じ形状の竜器としたのだろう。
これはなかなか!
ミルファーク殿は流石よく見ているな!
[彼女達がつい先日組んだばかりのペアだとは知らないまま。
男の頭の中の二人は神格化されたり、鋭い感覚の持ち主だと
思われたりととんでもない存在になりつつある。
丁度ミルファークがこちらを向いているのを発見したので>>61
いい笑顔で手を挙げては無言の挨拶を行ってみた。
反応があればにじり寄るつもりで、だ。**]
[濃密な殺意の気配が観客席にまで届くと同時に、アサドの周囲の水が渦を巻き始める。
それは力の奔流。手にした二つの竜器が水に触れ空気に触れてついに見える形で力を形成する。
竜器を扱う者の目には映るだろう、彼が左手にもった【無至】から溢れ出た魔力が全身を包むように渦を巻いているのが。
それは力、属性を持たぬが故の純粋なる暴力。
アサドが一歩前にでるその動きに一粒の水滴すらも弾かれて彼に触れられない。
そしてもう一方、右の【聖没】からは光の奔流。
それは二剣の切っ先から伸びた青白い刃と成る。緩く弧を描く細身の曲刀。
地竜の装甲をも易々と切り裂く魔刃の顕現]
أنا ينتهي قريبا
<すぐに終わらせる>
[竜の王国とは違う言葉。エルフの言葉でもドワーフの言葉でもない。辺境の、王国の民は意識すらしていない遠く離れた異郷の言葉。
その言葉が殺意を紡いだ瞬間アサドの姿は既に加速を終えていた。
爆発的だが静かな始動。それはまるで水を滑るかのような動きで上下の揺れ一つなくアサドの体は左右にスライドを繰り返しながらグレダとの間合いを確実に詰めていく。
辺境の剣術、その独特の足運びその移動術に【無至】の力が加わりその速さは獲物を追う獣の域。
常人の目にはアサドの姿は蜃気楼のごとく虚ろい定まることがないだろう。
ただ光の刃が残影となりその動きの軌跡を示していた]
あっ……!
あっ………!!
[女将さんが水を打ち出しては感嘆し、
相手の戦士がそれを砕いては手に汗握る。
いつしかわたしはふたりの試合に引き込まれていた]
人と人が戦うって……すごいことなんだ。
[人と邪竜との戦いが救済ならば、
人と人との決闘は生きざまのぶつけあいなのだと思った。
戦士の生きざまだけではない。
戦士と、戦士が信じた鍛冶師が作った武器、その武器を打った鍛冶師と。
その3つだ。その3つがなければいけない]
……ん……。
[ふと、わたしはアルゴルの宿題を思い出した。
鍛冶師の必需品。
何かが、掴めそうな気がして、もどかしくて]
[深呼吸するソレックス>>42に笑みを浮かべて]
うむ。その返事が聞けて良かったよ。
[しかし、最大の懸念材料にはこちらも唸るしかない。
少なくとも一から武器を作るのは難しく、何かしら策を考えなくてはならないだろう]
――ああ、この弓かえ?
[指摘されて、常に持ち歩いていた布袋を下ろす。
相棒が見付からなかった時のために持ち出した武器ではあるが、こればかりは易々と他人に預けることは出来ず、試合の時以外は肌身離さず背に担いでいた]
うむ、では見るがよい。
[>>76ふと見ると、ええと、ギャランっていう鍛冶師がにじりよって来ていた。
わ、わたし何か気に障ることしたっけ……?]
ごめんなさい……!
[まずは謝ってみる]
1dで相棒選定、
2dで鍛冶製作RP、
3dから御前試合でも良かったかも。
2d吊り襲撃は、初回落ち専用のPCがやるとか。
ただそれだと、タッグ枠参加者が2d暇そうだね。
うーん。
な、なに……?
[ふいに押し潰されそうに息苦しくなって、
わたしは戦場を見る。>>74
ゆらゆら、戦士が何か魔法を使い始めたらしい]
あのひと……本当に人間なのかな……?
わたしには、わたしには……、
[まるで]
邪竜に見えます……。
むう……。
[ほんの一合も剣戟を交わしていないが、しかしグレダが決して衰えているということは感じなかった。
それに比べて、サイフラはリーマンのせいもあろうが動きに精細がなさそうだ]
これはBプランも準備しておいたほうが良いか……。
[そう判断して、リーマンは部下の男に目配せする。
部下の男が席を立ち、どこかへ姿を消したのを確認した、ちょうどその時]
うわぁっ!
んあー。
[相棒のミルファーク評>>76に視線を斜め上にそらす。
だって昨日の受付で見ちゃったし。なんか言い合ってたし。
青年の戦う様子>>64も、決して調子がよいとは思えず。
鍛冶師との意志疎通がうまくいっておらず、竜器のトラブルがあったようだ。
相棒の横顔をきょとんと眺めてから]
俺って恵まれてんだなあ〜〜。
[ぼんやりと呟き、くるくると螺旋状をしているねじまき桃をかじった。]
[布袋から引き出したそれを、ソレックスの手へ預ける。
1mを超える長さの弓幹は、魔力伝導性の高い特殊な金属で出来ている。
そして何より目を引くのは、その表面に彫られた精緻な紋様であろう。
単なる装飾ではなく、竜器の宿す魔力を引き出し、一方で弓自体の強度を損なわぬよう計算しつくされた彫刻。
図案はこの世に存在するどの模様とも似ていないが、材質自体の色である清冽な白銀とも相俟って、優美さを感じさせる意匠となっていた]
銘は『光陰』。
私が言うのもなんだが――かつて私の相棒だった鍛冶師の、最高傑作であろうのう。
[言って目を細めた表情は、どこか懐かしむようなもの]
―昼前、大通り―
[結局、相棒はまだ起きて来なかった。
まぁ遅くても昼には起きるだろうし、
適当に屋台で食事を買って帰る事にしよう。
その前に、『ブルースチール』へとジャマダハルを受け取りに行き…]
…そういや、今開いてるのかな。
[エステルさんの竜器を作る必要もあるし、
試合の観戦に行っている可能性もある。
閉まって居たらどうしようと暫し考え…
一先ず行ってから考える事にした。]
[突然、手元においておいた『竜滅』がものすごい熱量を発し始めた]
なん……だと……?
[試合場を見やればサイフラが異常とも言える気迫を放っている。
いや、すでにそれは気迫ではなく殺気。
いや殺気を通り越し、すでに目に見えない暴力となって観客達を弄っている]
やりすぎだぞ! サイフラ!
[無論その声は届かない。
すでにサイフラは一振りの剣だ。
目的のために己を振るうのみであろう]
/*
ちなみに辺境の言葉はアラビア語への機械翻訳なので、
アラビア語としてはまともな文章にはなっていません。
[アルゴルとカティちゃんを、まとめてぎゅうと抱き締めて、
わたしは嫌な予感を持て余す。
そんなわけないのに。
だってこれは殺しあいじゃない。試合なのだ]
大丈夫だよね……?
女将さん、大丈夫だよね?
反則なんて……ないよね……?
[]
せっかくだから、廃墟の鍛冶師 リーマン・ワーカホリック は 温泉の鍛冶師 ミルファーク に投票するぜ!
……うわ、ぁ。
[ うち、言葉が上手く継げません。
渡された弓に気圧されたと言うか圧倒されたと言うか、
心奪われた、が一番正しい気もします。
つい、と彫り込まれた意匠に指を沿わせればそれだけで造りの確かさが、判ります。
造り手の最高傑作と言うだけに足る様にうちが口を出せる一部の隙も、ありません。
暫くの間惚けていましたが、それではいけないとふるふると顔を振りまして。 ]
しゃーんなろー!
やりますようちー!
[ 敵う事は無いだろうけれど、少しでも肉薄出来るものを造らなきゃせっかくうちを選んでくれたエステルさんに、申し訳ないですからね!
そういってぐーを上に突き上げるのでした。 ]
― 回想・Bプランについて ―
「Bプランですか?」
ああ、仮に御前試合での成績が振るわなかった時のためのな。
竜王への謁見を普通に申し込む形だ。
「あのお言葉ですが、いちいちAだのBだのプランに名前をつけるほどのことではないのでは?」
いやでも何かカッコいいだろう?
[時にロマンは効率よりも優先されるのだ]
−Side・カティ−
[おいしそう?…ミルは、かぴばらを食べるのですか?などと>>60。ミルファにふざけて怯えた振りをしていたときとは違う。
本当の殺気を目の当たりにして、カティは黙りこくっていた。カタカタとその身は震え、その目には涙がたまっていた]
『…んんーっ!』
[ぐしぐしと、その目を拭う。しっかりと目を見開いて、全てを見逃さないために。
母の姿を、しっかりとその目に映すために。
……その手は、傍らのミルファの服の裾を、ぎゅうっと握り締めていた]
『…かーちゃんは、まけないもん…』
[震える声で、小さく小さく、呟いた]
なに言ってんだか分かりゃしないよ。
物言うんだったら分かる言葉で喋りな。
[先刻までは喋れていたのだから、喋れないわけでもないだろうに。と。
周囲に満ちる濃厚な圧力も知らぬげに、まるで変わらぬ口調で声をかけた。
―――怖くない?まさか。
たった今、恐怖に震えそうになる手で、ロサを強く握りなおしたばかりだ]
まったく。アタシゃ御前試合に出たはずだってのに、なんだって邪竜退治やってんだか。
[そう。永いこと戦士をやってきた中で、この種の殺気を、己の裡に見出した試しは一度もない。
けれど、対峙した経験ならば幾度となく、ある。だから、恐怖がこの身を支配することはない。
怖い。それでいい。怖いからこそ、生き延びるために全身全霊を働かせることができる。怖いからこそ、考えろ。どうすれば生き延びることができるのか。
それは同時に、体に半分流れる『捕食される側の生き物』の、血の叫びでもあった]
ホントおっかないったらありゃしない。
ウチの子だって見にきてんだよ。
今頃泣いてたらどうしてくれんだい。
[呟きながら、重荷は危険、とばかり、背に負ったアズゥをはずし、頭上に放る。身軽になったことを確かめるように、ぱしゃぱしゃと水を跳ねさせ、その場に小さく跳躍する]
さ、おいで。
[言うまでもなく。否、それは偶然タイミングがあっただけだったのだろう。
言葉を切った殺意の塊が、獣じみた速度で迫る。
身体強化の賜物か。その速度は、およそ人間らしきものではなかった。それが、人間の知性の賜物である歩法を以って、迫ってくる]
(―――けどまぁ、近寄る必要があるってことは、斬撃を飛ばす類の魔法じゃないってことか)
[先刻の水球を切り捨てたときにせよ、あくまで手元での斬撃。少ない情報から、相手の手の内を推測する]
(さて、どうしたもんか)
[取れる選択肢は多くない。が、思考は冷えて回転を止めない。
逃げたい逃げたい逃げたい。――まぁ待ちなって]
(まだだ。まだまだ)
[アサドの動きを見据える。早すぎてはいけない。相手に追撃の機会を与えるからだ。
遅すぎてもいけない。あの刃は、触れて凌げるものじゃない。本当に。獣じみた速さといい、触れればその一歩先に“死”の待ち構える牙といい。邪竜退治そのものだ。
そのことが、なぜか可笑しくて。気がつけば口端が持ち上がっていた]
(―――今!)
[相手の武器は魔力の刃。多少の『伸びしろ』を踏まえたうえで、跳躍する。左右はダメだ。あの歩法は得たいが知れない。
逃れる先は、頭上。
ロサにありったけ水気を掻き集めながら、飛び跳ねた*]
(婆さん……それは愚策だ)
[殺気と怒気は違う。アサドの頭は至って冷静であり、むしろこのスタイルこそが"竜殺し"の本来の姿なのだ。
人は危険が迫れば回避する。
つまり、空へ逃げるなんて発想は幾通りかの想定の内に収まることであり、アサドの狙いはそこにこそある。]
(人は飛竜ではない、空中は"死地"だよ)
[グレダが跳躍した瞬間、アサドは体の半分以上を水に沈めて彼女の跳んだその先を見据えていた]
[手にしたように気圧されたように、しばし言葉を失うソレックス。>>89
勢いでつい見せてしまったものの、余計な重圧をかけてしまったのではないかと今更心配になる。
それでも意匠に指を沿わせる様子を、口を挟むことなくただ見守って]
……うむ。その意気があるなら心配あるまい。
では、これよりは我らの武器を鍛える時間だのう。
[その弓は確かに自分とかつての相棒の最高傑作であったけれど、必ずしもソレックスの目指すべき場所ではない。
自分はあの男の代わりを探しに、ここまで来た訳ではないのだから]
では急いで細部を詰めようか。
次の試合に選ばれる可能性もある以上、そこに間に合わせるつもりでいかなければのう。
[全身のバネが貯め込んだエネルギーを一気に開放する!
………だが。
──バッシャーーン!!
突然アサドが勢いを増したその瞬間、水柱が高々と上がった]
何を謝っているのか!
姿が見えたので、元気かと思って寄ってみたんだ!
……疲れが見えたような気もしたもので。
[何故か突然謝られてしまった。>>81
怖かったのだろうか、笑顔だったというのにこれは悲しい。
軽口もそこそこに試合へと再び視線を移す。
彼女にとっては今、相棒が戦っている最中。余計な口出しは
禁物だろうとそれ以上は言葉を掛ける事も控えていたのだが。]
――――…あの青年、何を!!
[愉快なほど鈍い男にもはっきりとわかる何か。>>77
彼の姿もおぼろげにしか見えず、何度も目を擦るが結果は同じ。
……目に見える力の大きさがこれほどまでなのかと、
男は驚きを隠せなかった。]
[────プッカ〜〜
アサドの体が水面に浮かび上がる。
何のことはない恐るべき勢いで跳びあがろうとしたその瞬間に突然ブレーキがかかったのだ。
正確にはブレーキではなく"加速が止められた"のだった]
………プハッ!!!!
(一体なにが起こった!?魔法か?いやそんなはずがない!なぜ魔人化が切れている!?それに魔刃も消えている!?なになに??なにごと!?!?)
[確かに先ほどまでアサドを取り巻いていた力の渦も双剣から伸びていた光の刃もその何もかもが無くなっていた。
強かに水面へと打った鼻を押さえながらアサドは混乱の中で周囲をキョロキョロと見回すしかできなかった]
(まてまてまてまてまてまてまてまてまてまて。
よーく思い出せ、まず魔人化したし魔刃もだした。
天才的なフットワークで婆さんを追い詰めた上に、仕掛けた罠にまんまと嵌って上へと跳んだ。
天才的な戦略の元であと一手、跳躍して撃墜すれば俺の勝ちだった。)
[だが実際には勢いを増した身体とはうらはらに足は地面を蹴ることができなかった。
いや蹴ったのだが一切全く微塵も跳ぶことができなかった]
(なになになになになになになになになになになになになになになに、なんなのこれ)
(―――来た!!)
[相手が冷静か否かなど、殺気の中から読み取れるほどに器用でもない。
けれど、空中に逃れる危険は百も承知だ。
相手も、そこを狙うだろう。それこそが真の狙い。
危険から逃れた(ように見せかけた)無防備な状態への追撃。
必勝を期して繰り出される攻撃こそ、反撃の好機。
ロサに纏わせた水を、パラの魔力で空中に停滞させる。
相手が溜めたバネを、開放するその瞬間に合わせ、空中で再度の跳躍、反転、渾身の一撃をカウンターで叩きこm―――]
…あれ?
[上がる水柱。水に浮かぶアサドの体。
なにが起こっているのかは分からない。
ただ、先刻感じた危険を、今は感じない。
反転した身を再度反転させて、様子を窺った]
(婆さんの魔法??いやありえない婆さんは跳ぶので精いっぱいだったはずだ!!罠か?地味に厭らしく卑怯にも罠を張っていたのか?)
[アサドは混乱の極みにあった]
そうですね、時間が勿体無いですし。
その3つの内、中距離分の候補を。
[ 時間が多ければ良いとは限らないのだけれど、最低限の時間は欲しい。
いつ出場か判らない以上楽観は少しも出来ないのです。 ]
「なにが起こったの?」
[相棒竜のミコがリーマンに問う]
説明しよう!
サイフラは尋常でないレベルの殺気を放ってしまったんだ。
でも、この御前試合の場では『殺意』を持って試合に臨むなんてご法度もいいところなんだ。
しかしあのサイフラとか言う田舎者は、あろうことか自分自身を殺気の塊にしてしまったんだね。
それに激オコしてしまった竜王様が、双剣への魔力供給を解いてしまったんだ。
[リーマンは淀みなく解説した]
[アサドは両手の剣に目を落としてしばしの後、グレダに向かって手のひらを見せて"ちょっと待て"の合図を送った。
グレダがどう反応したかを確かめることなく背中を向けるとセコンドについているリーマンに向かって双剣を同時に投げつけた]
リーマン!これ欠陥品!!鍛冶師失格!!!
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