情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
─ メリッサの回想 ─
[湖の町の蜥蜴人には、優れた戦士が多い。
おかげで、行路沿いに現れた邪竜の被害は最小限に抑えられた。
それは喜ばしいことであったが、最初に襲われた商人の一家を助けられなかったのは、
誠に遺憾だった]
[蜥蜴人の一大居住地は、湖の町と砂漠の町だ。
その商人は、その2つを結ぶ交易ルートを行き来していたらしい]
[商人一家の唯一の生き残りだという女の子は、
責任を感じた湖の町の町長の家に引き取られることになった。
町長の一人娘であるメリッサは、同い年の女の子が来ると聞いてそれは楽しみにしていたのだが、
彼女を一目見て心底驚いた。
メリッサはこんなに醜い生き物を初めて見た]
[鱗もない。ヒレもない。
耳は大きすぎる。尻尾は毛むくじゃらだ。
……女の子は、狐人だった]
─ メリッサ ─
『どうぞ』>>231
[荷ほどきをする前に、ミルファが慌ただしく出かけてしまったので、
荷物は置きっぱなしである。
メリッサは寝台に腰掛け、細長い尾をゆらりとしながら、
興味深そうにカティがお茶を入れる様子を見ていた]
『そうね。
子供に客引きさせること自体は良くある事だけど、
看板に偽りがあるのは信頼を失うわよ』
[メリッサは淹れられたお茶を爪の長い手で持ち上げ、優雅に一口すすった]
[竜器について聞かれると>>232]
『ここにあるわ。
でも、つまらない駄作よ。
私なら、これに命を預ける気はしないわね』
[尻尾の先でつんつんと示すのは、鞘におさめられた細剣である]
[メリッサは余韻を楽しんでからお茶を置き、ふうと息をついた]
『それからこっち』>>208
[立ち上がって、
ミルファの大きな荷物の中から不慣れな手つきで取り出すのは、無骨な工具箱である。
開くと、様々な工具や鍛冶道具が出て来た]
[まずはハンマーを持ち、しかし少し考えてから戻して、
メリッサは代わりにハサミを差し出した。
紙を切る道具。手のひらより少々大きい程度のサイズの、
一見、なんということのない日用品である]
『返してね』
─ 夜・コンテナ付近 ─
[ホテルの裏手までやってきたアサドはいつも通りの恰好だった。そもそも動きやすい恰好と言われたところでアサドはこの装束しかもっていない。
少々暑苦しくみえる出で立ちも実際には通気性良く見た目ほど熱がこもらない。
いつものように長刀を背に長めの髪を夜風に揺らしてリーマンの元を訪れる]
来たぞ、お前は俺に何を見せる?
― 訓練を終えて ―
うむ。よい慣らしとなったな。
[訓練所を訪れて数刻。
程よい汗と疲れに満足げな表情を浮かべながら、訓練を仕舞いにした]
さて、受付の期限が来る前に、他にも幾つか鍛冶屋を巡ってみなくてはならぬのだが。
[それに、宿の確保やら汗を流す湯浴みやら。
やりたいことは幾つか頭に浮かんで来る。
しかし、それより何より最優先に、身体が訴えて来るものがあった]
ちと、小腹が空いたのう。
[エルフは妖精のように思われることもあるが、霞を食って生きている訳ではない。
ごく当たり前の食欲を湧かせると、食べ物の匂いに惹かれるまま屋台の並ぶ一角へと向かった]
[サイフラの姿を認めると、リーマンはどこからとも無く剣を二本取り出し、]
御前試合用のお前の竜器だ。
[ちょっとした戯れに、サイフラの眉間と心臓を狙って投げつけた]
───キンッ!
[僅かな灯りを受けて長刀の一振りが夜の闇に白い弧を描く。
響いた音は一つ、地面に落ちた"モノ"は二つ。
ピタリと止められた2m近い刀の切っ先はリーマンへと向けられている。]
刃物を人に投げるのは危ない。
[一秒ほどの間をあけてから刀を鞘へと戻して二つの竜器を拾う。]
これが?ふーん。
―訓練設備―
……ふむ!!
スズメの言う通り、かなりの熟練者と見た。
現状不利な状況であるにも関わらず、そのような様子を
一切見せる事がない。
余程の時を過ごして居ないと、あの貫禄は出ないな。
[エステルと別れた後、未だ訓練設備で話をまとめていた二人。
何処かもう少し相棒が力を試すことの出来る場所がないかと
訊ねても居たのだが、なかなか見当が付かず。
結局話はエステルについての感想となった。
年齢については男も突っ込みたかった所だが、なんとなく
怖いものに思えて口をつぐんだのだった。]
いやいや、看板に偽りがあったわけじゃないさ。
ウチの売りはなにより風呂だよ。
ただ、ウチの子が、風呂が壊れてるって分かってなかったみたいでね。
きちんと分からせてやれなかったのは悪かったと思うけど。
さいわい、お宅の鍛冶師さんのおかげで復旧の目処が立ちそうなのさ。
今晩の風呂には期待しといておくれ。
[優雅に茶を呷りながらの言葉>>241にはそう返しておく。それは自信と同時に確信だ。
そう思える程度には、この宿とミルファを信用している]
ああ、ありがとう。すまないね。
[差し出された細剣>>242を手に取り、鞘を走らせる。
刀身の輝き。重量のバランス。切っ先の鋭さ。
ひとつひとつに目を走らせて、魔力を外には漏らさないよう、刀身に纏わせて循環させる]
ふむ。
[ひとつ、納得を示して頷く。
そうして、ひとまずはなにも言わずに細剣をメリッサに返した。続いて、差し出されたハサミを手に取り、同様の手順で品定めをする]
うん、だいたい分かったよ。ありがとう。
[言葉と共にハサミを返して。言葉を続ける]
それで、確かめておきたいんだけどさ。アンタ、竜王御前試合には出るのかい?
[サイフラが剣を拾い上げるのを見てから、リーマンはコンテナの扉に近づきながら言う]
剣の銘は『聖没(せいぼつ)』と『無至(むにいたる)』だ。
扱いに慣れておけ。
聖没は聖属性が付加された付加された剣だ。
うまく使えば、自身に加護を与え続けながら戦うことが出来るだろう。
自分で言うのもなんだが、最高と言える作品だ
だがその双剣の主軸は無至のほうだ。
[そうして、リーマンはコンテナの扉に手を掛けて、押し開く]
[アサドの故郷は竜の王国の果て、辺境に位置する。
そこではこの国とは違う言葉を話、違う風習の元で、違う価値観を以て生活を営む。
アサドの血族、アル=サイフラは"竜殺しの一族"であった。
悪しき魂が宿った邪竜を殺すのがアル=サイフラの生業である。
竜の王国の戦士とは違い、文字通り竜を殺す。
悪しき流れを断ち切るのではなく、自然の力そのものである竜を消し去るのだった。
一度腐った沼は二度と清らかになることはない。
だから悪しき魂の溜まり込む竜という器そのものを壊してしまおう。
それがアル=サイフラの存在理由であり、遠い故郷での"当たり前"であった]
[数か月前、リーマンと出会ったときアサドはわずかな路銀の為に小さな村に現れた邪竜を"殺した"。
当然アサドを待っていたのは歓喜の声ではなく、怒り狂い恐怖に怯えた呪いの言葉だった。
アサドには理解ができなかった。
凶の元たる竜を殺し、最早人々が恐れる災厄の根源は断ち切られた。
竜がいなければ邪竜も生まれない。
だが村人たちは竜の消滅に絶望の色をその顔に浮かべ村の未来を嘆いた。]
──お前は……こいつらが理解できるのか?
[まだ名も知らぬリーマンに尋ねた。彼は何と言っただろうか。
それから数か月かけてここ竜の王国の中心までやってきた。
その合間にいくつかの故郷とは違う"常識"を聞かされた。
……そして竜を殺してはならないということも。]
しかし、お前もその辺りは負けていないからな!!
何も恐れず、ただ前を向いて駆け抜ければ良い!
[男が認める、相棒の良い所。
バカと言われようが、裏を返せば素直と言える。全てを
良い方向に捉え、考え、伝える。それが自分の役目であると
男は思っていた。]
さて、その為には流石に素手でとは行かない、そろそろ
本腰を入れに行くとしようか!
腕試しの場も、まぁ何処かで見つかるだろう!
[相変わらずのポジティブ思考、なかったらなかったで
その時だと相棒と二人訓練設備を後にした。]
[時に、ちょっと嫌な音を立てていた皮鎧は、後に訪れた
誰かが一度突いただけで壊れるオマケとなった。]
[コンテナの中には祭壇があり、その祭壇の中には全長3メートルほどの竜が鎖につながれて、佇んでいた。
扉が開かれても竜は目を閉じて、何の反応も示さなかった]
無至はその名の通り、無属性だ。
ただ純粋な力の塊と言っていい。
使い手の力を高め、使い手によりその能力が決まる。
[そこまで言ってから、祭壇を背にしてサイフラに告げる]
そして資格の持たない使い手がそれを持てば、扱いきれず無に飲み込まれることだろう。
[>>248 相棒の言葉にうむうむと頷く。]
身体が鈍ってるなんて、鵜呑みにゃできねえよなあ〜。
それに、すばしっこいやつや魔法で押切るような奴には
どういう戦い方をすれば良いんだか。
[男は特別すばしっこくもないし、魔力が多くもない。
いくつか方法はあるものの、]
どんな竜器持ってけばいいと思う?
[結局は「何をどう使うか」である。]
(その目だ、獅子の目だ)
[アサドは決して賢い男ではない。だがリーマンという男が自分を利用しようとして近づいてきたことを理解できないほど愚かでもない。
それでもこの男の話に乗りここまできたのはその眼が、この男が時折見せる眼の奥の炎があまりにも煌々としていたからだ。
"この男もまた獅子だ"
アサドは獣の王たる獅子の目を持つリーマン、この男の行く先を見たくなった。だからこうして今ここにいる]
おう!!
俺は、俺の力を活かしてどどーんとかますだけだ!!
[再度の励ましの言葉に、両手をパン!とはりあわせる。]
昔は頑丈な施設もあったらしいしな、案外、手入れされずに放置されてるかもしれねえし、なんとかなるだろ!!
預けっぱなしの竜器も取りにいかねえとな!
[そういって相棒とともに施設を後にする。
ちなみに、ビっとやってしまった皮鎧のその後を、サイラスが知ることはないだろう。]
[背の得物をリーマンへと放る。何度せがまれても一度として預けなかった長刀を。]
銘は『アル=サイフラ』、この国の言葉で『神の剣』だ。
竜を殺す為に作られ代々伝わってきた、一族の名と同じ名を持つ竜器。
お前はこれと同じだけのモノを作れるか?
いや……作れ。
それまで預る。
[受け取ったばかりの双剣を手にまるで大道芸のように遊んで見せる。]
リーマン、勝つのは《俺達》だ。
何、簡単なことだ。
出来る事が少ないのであれば、出来る事を最大限に伸ばす事に
重きを置くだけだ。
法や策を敷くだけ敷いても、俺達には扱いきれんからな!
[どんな、と考える相棒に>>257ただ一言。
体躯とその強靭な膂力を生かせる武器などそう多くは無い。]
丁度預けている中に似合いの物があるよな。
あまり場所を取っても申し訳が無いから…引取りに行くか!
[師匠の知人を頼り、少し見物する間だけと言っては
相棒の為の竜器を預けてある。
何しろ彼の身に合わせたものなので、大きく場所を取る取る…。]
― 屋台通り ―
ここいらの食事は、味が濃いのう。
[手に二、三本串を持って食べ歩きしている。
エルフは各地に暮らしているから好みに関しては一概に言えないが、一般的には素材そのものの味か、精々香草で風味付けした程度のものを好む。
対してこの辺りの、特に屋台飯は塩と香辛料をふんだんに使った料理が多いようだ。
祭りであることや、酒の肴としての意味合いが強いことも理由の一つではあるだろうが]
おや、そこにおるのは先のご夫妻。
ここで出店しておられたか。
[と、声を掛けたのは、王都へ向かう道すがら護衛をしていた夫婦だった]
この店の食べ物も、なんとも面妖な……
なんと、穀物の実を爆ざした菓子とな!
[適当な味を一カップ買い、もくもくと食べながら]
そういえば、ソレックスはどうしておるかのう。
頃合いを見て一度顔を出さねばな。
[などと独り言ちた]
─ 貸し工房 ─
[いくつもの竜の角灯が、様々な色の焔を上げる。
金属を叩く何重もの音と、濃い鉄の匂いが立ち込める
火事場は、鉄と焔のダンスホールだ]
『ミルファ君、ミルファ君ったら』
[アルゴルのちまい手でぺちぺちと叩かれて、わたしはハッとした。
あまりに立派な施設に、びっくりして立ち尽くしていたのだ]
う、な、なんでもない。
[おずおずと受付に行ったら、御前試合中は無料開放されているので、誰でも使っていいらしい。
ちなみに期間外の料金は?と聞いてみたら、目からお星様が出そうな値段を言われた]
大事に使います……。
村の設定が変更されました。
[さすが竜王のおわす町。
わざわざ素鉄から叩かなくても、すでにインゴットになったものも、いくつかあった。
これらは普通は有料だけど、試合に登録すれば減額、一回以上勝てば免除されるらしい。
わたしは鉄とチタン、それと少しだけ竜赤鉄を貰った]
大丈夫?
大丈夫??
[わたしはノートをアルゴルに見せ、2人で何度も確認しながら、
持ってきた秤で量を0.01dg(ドラゴングラム)単位まで計り、合金を作る準備をする]
『いい加減何度見ても変わらないってば。
さあ、行くよ、ミルファ君!』
待って、後もう一回!
わああ?!
[わたしの竜の角灯がピンク色の焔を吹き上げる。
わたしは合金を金床に乗せ、自作のハンマーを打ちおろした。
高くてきれいな音がした]
竜王御前試合お手伝い ネジマキ がきたらしいよ(11人目……だったかなあ?)。
村の設定が変更されました。
だなあ!
俺、バカだから、作戦とか立てても覚えてられっかわかんねえし〜!
[>>261 あはは、とひと笑いを返し。]
引き取りにいくついでによ、ぶどうりんごの水飴買ってっていいか?
あれ好きなんだよな〜。
小さい時にさ、村の祭りでしか食べられなかったからさあ〜。覚えてっか?
[ぶどうのように鈴なりになる小粒のぶどうりんごは、酸味が強くてシャキシャキとした歯ごたえが魅力だ。そこに水飴をたっぷりとからめたお菓子は、子どもなら誰だって夢中になるだろう。]
─ メリッサ ─
『そう。
なら、期待しているわね。>>249
そろそろ脱皮の時期なの。
温浴しないと、肌が気持ち悪くて仕方ないわ』
[ハサミを受け取って、メリッサは工具箱に仕舞う。
そして、細剣は元通り、ベッドサイドに置いて]
[グレダの確認>>250を聞けば、
メリッサは声を上げて笑った]
『私達が何の為に竜王の町に来たとお思いかしら?
まさか物見遊山だとでも思って?』
[それから、笑いやめて、まっすぐにグレダを見た]
『もちろん、私は出ないわ。
駄作を持って出て、負けて恥をかくような趣味はないもの。
……そして私には、工具や道具で海千山千の試合を勝ちぬける程の技術もないわ』
[>>260サイフラに渡された長刀に目を落とし、>>253あの時のサイフラの問いを思い出す]
― 数ヶ月前 ―
――お前はこいつらが理解できるのか?
[それに対してリーマンは答えた]
――ああ、俺には彼らも、そしてお前の言うことも理解出来る。しかしどちらが正しいのかは、俺には分からんな。だからこそ………。
[リーマンはそれに続く言葉は口にしなかった]
**
あ、うちはソレックス・セレスタって言うんです。
――それでは受けさせていただきますね、ジミーさん。
[ 改めてジミーのほうに向きなおして一度深く彼に向けて頭を下げる。
紆余曲折の飛び込みだけれど、任せて貰えるのならそれだけで自信と経験につながっていくのだから。
……まぁ、これでお祭りを見て回ることがほぼ不可能になった事だけは一抹の寂しさを覚えるけれど、まだそんな余裕を持った技術がある訳ではないので。
基本的に毎回全力投球ですからね、うち。 ]
そういえばジミーさんはこのお祭りの期間中、どこに滞在されるんですか?
[ そろそろ日も傾きかけていますし、すこしだけ気になったのでありました。
そして何かあった時の為に、聞くだけ聞いておいたほうが手違いがないだろうかと。 ]
バカではないと言うに。
お前は真っ直ぐに素直なだけだろう。
言い方を変えれば良い意味になる、言葉とは実に良いものだ。
出来れば旧い言語も覚えてみたいものだがな。
今だ解明されていない、良き言葉も埋もれているだろう。
[後半部分は相棒にとって>>267難しい話になるだろうが、
彼の励みになるのなら、本気で学んでみたくもなる。]
…ふぅん?
[目的は物見遊山でないと言い>>269、継いだ言葉で自分は試合に出ないと言う>>270。
真意を問うように首を傾げて見せたが、やっぱり止めた。腹の探りあいは性に合わない]
だったら、代わりにアタシが出よう。
いや、あの子は良い仕事してるよ。
それはアンタもわかってんだろ?
アンタが駄作って言ったのは剣だけだ。
[そして、返すように言ったのも、ハサミの方だった]
要は使いどころと使いようを分かってないのさ。アンタも、あの子も。
だったら、口で言うより見せたほうが早い。
[そして、それを。力を示すならば、竜王御前試合ほど適した場所はほかにない。
動機としては不純だろうが、確かな力を持った鍛冶師とその相棒を腐らせておくのはいかにも惜しい。ダメならダメで、いずれ竜王が止めに入るだろう。
ならば、やれるだけのことはしておきたい]
どうだい?条件があるなら呑もうじゃないか。
おおっ?
まだぶどうりんごの水飴があるのか!!それは懐かしい!
それはそうだよな、あんなに美味いものが時の流れで
消えてしまうような事になるなど有り得ん!!
村の祭りでもそうそう出ていなかったものな、本当に
小さな頃に食べた記憶しか無い。
結構な値段がしたものだから、親も渋っていたなあ。
勿論賛成だ、立ち寄ろう!!
[振り返る互いの幼い頃。
そんな時から二人は一緒で、やはり関わる形も今と同じ。
落ち込み、励まし、互いに笑い暮らして現在。
途中から一匹が増えたが、基本は変わらず。
これからもこの愉快な関係が続くと良いなと男は思い、
フラフラとぶどうりんごの水飴屋へと立ち寄るのだった。]
─ 貸し工房 ─
[真っ赤に熱された合金が、均一な音になるまでひたすらに伸ばして折りたたんでを繰り返す。
最後に細長く伸ばした。
そして、その細長い合金を、持ち込んだ長い鉄の棒にぐるぐる巻きつけていく。
柔らかい内に、金バサミで鉄の棒にそって切れ込みを入れた]
[そうすると出来上がるのは……たくさんの合金の輪っかだ]
んっ……。
[汗をぬぐう。
これはチェーンの部分]
……よし。
[続けてかかるのは、本体の金属栓だ。
亀裂に食い込むように、先は尖った形。
ちょっと引っ張ったくらいでは抜けないように返しを着けて、
でも、必要な時にちゃんと抜けるように、角度を着ける]
[ピンクの焔はきらきらと燃え上がり、
ただの金属に、大自然の力を込めて行く]
……ありがとう、アル。
たぶん出来たと思う。
後は仕上げだけ。
[竜の角灯を閉じ、わたしは焔をおとした]
─ メリッサ ─
[メリッサは瞳孔の細い爬虫類の目で、じっと女将>>274を見る]
『私は、もっと私にあう鍛冶師を探しに来たのよね。
だから、貴女が試合に出るつもりで鍛冶師を探していて、
ミルファが丁度いいと思ったのなら、それは別に構わない』
[足を組み変えて]
『でも、それで貴女に何の得があるのかしら?』
[条件、という言葉には、髪を払って笑い]
『私と勝負しましょう。
私はこの細剣。貴女はそのハサミで。
どうかしら?』
おい。
[双剣を弄ぶ手を止めてリーマンをしっかりと見据え、重大な事柄を告げる]
── 俺、両刃は扱ったことない。**
ま、それならそれで構わないさ。
アタシがアンタをブッ倒して、あの子の相棒の座を奪った。
そういうことならあの子の落ち度にゃならないだろ?
[多少の当ては外れたが、やることには大差ない>>278>>279。
肩をすくめて確かめる]
得かどうかなんて知ったこっちゃないね。
アタシはあの子を気に入ったし、ウチの娘にちょっとくらいはかっこいいとこ見せてやりたい。
ほかに理由は必要かい?
[問いかける形はとったが、返答に意味はないだろう]
ああ、もちろんさ。その条件で構わないよ。
っていっても、さすがにここで暴れられるのも困る。
広い場所に行くなら街の訓練場だけど、どうする?
負ける恥をさらしたくないなら城壁の外にでも行くかい?
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新