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[ 戦闘不能状況ゆえにか、特述コードから解放され、ゆっくりと痛みと意識が戻って来た。激痛に身体が動かせない。
繋がっているナビに自然と電子の声が零れ、痛みの感情が流れ出す。]
《...イ たい 》
《俺… 死ぬ…のかな》
[ これくらいで死ねないのは分かっている。]
《ナ、ビ》
《ナビ》 《今 いる?》
《レデン トレ ごめん 俺》
[ 痛みの為か何時もより子供っぽい口調だった。]
あんなデカブツからは出来れば逃げたいんだけどね。
建物とかの影や逃げ先に罠張ってそうなのが居そうでさ。
[突進した先で消えてるあいつとぶつかってくれないか。
なんて偶然を期待してしまう。]
まともに行ったらあれはダメだ。
粉々になっちまう。
[自然と足は後退をしていた。]
[折れている骨に構わず、アロールの頭を膝枕する。]
目が覚めた?
酷い怪我ね。
[血に濡れた額の髪を優しく撫でた。]
今のうちに話しておいた方が良いわよ?
…………。
[マスクの下の顔を見ながら。]
[あの大型バイクの姿を認めるも爆心地よりやや離れたところにあるため少し遠い。]
まずは、あの月光<Gekko>に何とか近づかなければ・・・。
[隙を見てバイクに近づきたい。
こちらの全速力でもアーネストにすぐに追いつかれるかもしれない。
隠れる場所が何もないところでは圧倒的不利。
せめてあれの動きを鈍らせる手段はないか・・・?]
[折れている骨に構わず、アロールの頭を膝枕する。]
目が覚めた?
酷い怪我ね。
[血に濡れた額の髪を優しく撫でた。]
死ねないのも考えようね。
身体改造による再生も。
[マスクの下の顔を見ながら。
あの機械>>2:286>>2:287>>2:288を使うかどうか思案しながら見守る。]
[前傾姿勢になり、腰からハンドガンを引き抜き白衣を着た科学者に向ける。
最初に攻撃を仕掛けてきたのは科学者の方だった。がらむしゃにメスを振り回して私に近づいて来る。傍に近寄られたら危険だと思い私はハンドガンの引き金に指をかけて科学者頭めがけて撃った。
立て続けに撃ったハンドガンの弾丸は科学者の頭に当たらなかったものの腹の辺りに大きな穴を開けた。
科学者の身体を大きく揺らめく。
私は急いで寝台から飛び降りて、科学者の後ろにある出口へ走った。]
[けれど現実は上手くいかない。
化け物は大きく揺らめいたもののバランスを取り戻して再び私を襲って来る。もう、駄目だと思った。
横へ飛んで、という女の人の声が聴こえた。私はその声の指示に従って横にそれると、両の手に一本ずつ細身の剣を構えた女性が入り口から現れて科学者の上半身と下半身を切り離した。]
ヴァレリー・・・!?
[私はヴァレリーの手に引かれてその場から逃げる。]
[そんな最中、レデントーレを追いかけ、戦っていたらしいアロールから通信が入る。>>42
ここからでも痛みの感情が漏れ出している。]
アロール、私は今・・・ここにいる。
大丈夫だ、私も生きる・・・。
[たとえ私がアンドロイドだとしても]
だから生きろ・・・。
離れていても心は繋がっている・・・。
私はアロールのそばにいるよ・・・。
だから・・・私のそばからいなくならないで欲しい・・・。
[こちらは声をかけることしかできない。
励ます事しか出来ない。
アロールが苦しんでいるというのに・・・。]
そこの…えっとごめん名前は後でいいか?
戦うのか、あんなヤツと…。
[緊張感でわすれたのか、元から聞いてないのか、自分も覚えて居ない。恐る恐る声が飛ぶ箱に話しかける。さっき遠めの声と箱の声、二重音声で聞こえてきたので、結びついていた。]
あの人戦うってのか、あれと。
一体、どうやってやるんだ。
[裁断じゃすまないだろう鋭利な刃物の突撃をかわすのまでは見えた。しかし、かなり厳しそうに見えた。]
あの人戦うってのか、あれと。
一体、どうやってやるんだ。
[裁断じゃすまないだろう鋭利な刃物の突撃をかわすのまでは見えた。しかし、かなり厳しそうに見えた。]
ナビだ。
[そういえば名前を聞いていなかったような気がするが、今はそれどころではない。]
私がおとりになるつもりだ。
その隙に足を止める事はできる?
[わずかな時間でいい、足止めできればいい。
たとえばタイヤのようなものをパンクさせるとか・・・。
それに今のアーネストはおそらく私しか狙わない。]
なび、助力必要?
私に危害が及ばない限りであれば、手伝ってあげてもいいよ。箱の使い方教わったお礼に。
[教わったばかりの虎芝を使って、そう話しかけてみる。いや、多分むこうはそれどころじゃないんだろうけど。]
[ あの時はそんな言葉を言おうと思わなかったのに、今この言葉が出たのはきっと、痛みの為だった。]
《でも …友達… になってくれる?》
タイヤ…あの足のアレか。
命懸けだな。
[つばをごくりと飲む。自分の武器はチェーンソー。
射程上、恐らく潜り込むことになるだろう。]
でもさ。
もしそっちがやられたら、次は俺達だろうかなぁ。
[頭をかいた。]
魔術師 エーデルは、謎の女性 ジャスミン を能力(占う)の対象に選びました。
/*
アロール可愛い・・・!
所で、パラレルワールドでの知人にしてしまってごめんなさいね。あの村のアロールとは限らなかったのに。
まあ、その時はそっくりさんという事で赦してねw
……Licht.《光よ》
[しかし、下した決断は光を灯す事だった。
短く呟くと、ステッキの先の装飾された藍玉が淡く光を灯す。
位置を晒す危険よりも、探索で得られるかも知れない情報に重きを置いての事だった。
何も見えなければ探索の仕様がない。また、こちらが視界を奪われている状態でも、敵方がそうであるとは限らないのだ。何より、何かが現れたとしても逐一駆除すれば済む話だけの話ではないか。
他に気を付けるべき事は魔力が切れないようする事だが、切れた場合まで想定して準備を行っているから、少なくとも、自分一人だけで、かつ予想をはるかに上回るアクシデントが無ければ問題ないだろう、とエーデルは予測していた。]
[息を呑んで玲子さんに伝える。
ヴァルターには聞こえただろうか。]
あのデカブツはあそこ―ナビって人しか狙わないらしい。
ははは…あのナビって人がやられたら次は俺達だよな。
透明のアイツ以前にやられちまう。
[表情は笑ってないが、無理やりおどけた。]
うん、おじさん。やっぱり私もお手伝いするよ。
旅は道連れ、世は情けってね。
[そうして、改めてバケモノの姿を観察するのだけれど。]
・・・っても、あれじゃあ撒き菱なんか効きそうにないよねぇ。やっぱり直接斬るか、焙烙投げるか、矢を射るか・・・。
[足止めの基本は撒き菱や落とし穴なんだけど、あんなのにはあんまり効きそうにない。しのびの戦闘術は基本的に対人用だからさ、対バケモノ用とか想定されてないからさ。
やっぱり有力なのは焙烙かなぁ、なんて呟きながら少しずつ接近する。]
・・・っ。
[アーネストだったものは先ほどから私に向かって突撃してくる。
やろうと思えば他の者へ攻撃出来るというのに・・・。
何とか突撃をかわしてはいるが、この状況を何とかしないと・・・。
そんな中、アロールとの通信は続く>>51>>52]
ああ、覚えている・・・。
[あの時、後でアロールに聞こうと思っていた事だった。]
・・・。
[アロールの行動は兵士としては失格であるかもしれない。
兵士が感情におぼれるなんて戦闘の邪魔にしかならないと考えている。
私もかつてそうだったかもしれない。
でも今の私はそれも悪くないと思う。
私も戦闘用のアンドロイドだというのに・・・。]
何を言っているアロール・・・もうすでに私達は・・・
[こうなれば、私はアロールのためにもここでやられるわけには行かない。]
姐様!
わたしはここにいる、私をそこまで殺したいのならここまでついてくるですよ!
[アーネストにそう挑発をすると、一目散でバイクの方へスケートを使って走りはじめる。
私の挑発によってアーネストは轟音を立てて私の方へついていく。]
玲子さん、―出来れば誰かから離れないで欲しい。
[そう言いつつチェーンソーを構えながら、じわじわと接近する。]
あいつの足を潰す…一瞬でいい。
[>>57もう一人も仕掛けるようだ。狙う。]
[ 擦り切れかけていたものは、争いと言えど戦争とは言い切れぬこの場に喚ばれた事により、少しだけ、心を取り戻す。]
《友達だよ、ナビ》
《約束》
[ そうして、心底安心したように──]
― 研究所・地下の一室にて―
[この世界を救う希望になるワクチンが存在すると言ったのは神父の憶測であり出鱈目である。
生命体兵器を利用する為だけなら教団は"ある物"を用意していたのだから。
神父が研究所を探索していると一つの部屋に辿り着いた。神父がその部屋に脚を踏み入れると天井の灯りがついた。灯りを付けた人間がいるのかもしれないと神父は短機関銃を構えたが、部屋には誰も居なかった。音が反響する程がらんとした大きな部屋だ。
カツンカツンと神父の足音が部屋に響く。部屋の床一面にはXXXX研究所の象徴であるロゴのマークが描かれていた。部屋の中央へと神父へ向って歩く。神父の脚のつま先がロゴマークの中心を踏むとカチリと音がした。床のパネルが開き、其処から低い唸り音を発しながら複数のモニターと一連のハイテク・ワークステーションがゆっくりとせり上がってきた。]
[幾つかのワークステーションが部屋をぐるりと囲む。おもむろに神父はステーションに近づく。すると、ワークステーションのモニターにひとつがいきなり明るくなって何処か別の場所の光景を映し出した。
モニターの中では、黒髪を二つに結んだ少女がぐったりと寝台に横たわっている。*]
……ナビしか狙わない、か。
[確かに、と。マッカラーの示唆したことに同意する]
知性が云々といっていたが……、
アーネストの記憶、幾らか残っているのか……?
[確かに、あの二人は親しそうであった。
ナビへの執着があるのなら、あるいはそれを利用できるかもしれないが]
……旅の道連れならば、まだいいが。
好んで、死地への道連れになりたがるかね。
[手伝うというミナワの言葉に、溜息吐いて]
……まったく。
私はどうも、君に借りを随分と重ねるようだな。
――返すまでは死ぬなよ。借りっ放しでは、私の名折れになる。
[くつり笑って、弩を構える。あの速さなら、剣よりはまだマシだろう]
[アロールからは見えただろうか?
蜘蛛状の機械を取り出す。]
大丈夫よ。
私に全て委ねて。
貴方は怖がらなくて良いわ。
【心を痛めることもない】。
…………、少しの間、眠るだけよ?
[Black Sun爪痕で、アーネストに薬弾を射ち込んだ行動を見ていないアロールは、その言葉をどう受け止めただろう?]
そうです姐様。
さあ、私をつかまえるですよ!
[そうやって私はアーネストの注意をひきつける。
別方向からの攻撃を加えやすいようにさらに挑発する。]
/* というか、この時点でベリニがジムゾンの中なら、私の正体にも気付いている事になるから、ジャスミンはやり難いわよね。。。 */
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