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ありがとう。
[友人の伸ばしてくれた腕につかまる。
彼を見上げつつ、申し訳なさそうに笑った]
…はは、ごめん。
少し疲れているみたいだ。
[誤魔化しもきかないだろうから、よろめいたことは認めて。
けれど大したことはないと示す様に、
灰を払って姿勢を正して見せる。
冷汗が背を伝った気がするが、
きちんと笑えているはずだ、きっと]
戻ろうか。
…スーに食事を用意しなくてはね。
[足取りは、ゆっくりと]
さて……公開はいつになることやら。
[先の言葉と反する、どこか意味ありげな言葉を載せて口元を歪める]
風の音や遠くの音までよく聞こえるが……
閉めきってしまえば夜とそう変わらないよ。
[視線を逸らし、どこか遠くを見るように呟く。頬の件を指摘されれば確かめるように頬をなで]
……参ったな、腫れてたか。
そんなに強く張られた覚えはないんだけど。
[誤魔化すことも張られたことを否定することもなかった]
いや。
[気にするなと、緩く首を振って、ドワイトの身体を支える。
彼の歩調に合わせるように、ゆっくりとした足取りで、玄関まで戻って行き]
スー。
すまない、灰を払うのを手伝って、扉を開けてくれないか。
[教会へは、裏道を通って行く事にしました。
右の掌にはまだ、カインさんから頂いた飴玉が残っています。
この飴玉は彼なりの優しさなのでしょう。
それがとても嬉しくて、そして、こんな自分が情けなくなります。
わたしは、今、何ができるのでしょうか。
わたしの歌で元気になれると言ってくれた人がいました。
わたしの歌を聞く為に、店に来ていると言ってくれた人がいました。
そう言ってくれた人はもう皆、居なくなってしまいました。
わたしの歌も、なくなってしまいました。
歌の無いわたしは、一体何の為に生きればいいのでしょう。
そっと、包帯に覆われた左の頬に触れます。
がざり、と、布の向こうで崩れた音がしたのは、きっと気のせいでしょう。
まだ、病はそこまで進行していない筈です。]
[裏道を通って行けば、開けた場所に出ます。
教会から少し離れた場所にある、共同墓地です。
数年前まではこんなに広く無かった筈なのですが、亡くなる人の数が増えるにつれ、どんどんと墓地は広くなっていきました。
墓石だって、今や灰に浸食されて、形を留めているものの方が少なくなっています。
導はなくとも、何度か通った場所ですので、何処に誰が眠っているかもわかっています。
わたしはひとつの前で足を止めました。]
………
[崩れかけた墓石には、かろうじて読みとれる程の文字が刻まれています。
マスターの、奥様のお墓です。
奥様も数年前に、灰の病に倒れ、亡くなりました。]
[マスターもこの場所で眠る事ができればいいのですが、墓守のいない墓地に積もった灰は相当なものです。
この場所の掃除をして、土を掘って。
マスターの亡骸を此処まで運び、埋めて。
路地裏に、家を無くした人達の亡骸が転がっていた理由も頷けました。
埋葬とは、手間のかかることなのです。
最も、その亡骸を全て埋め、供養するように走り回っていたのはドワイトさんなのですが。
それを思うと、これ以上ドワイトさんの手を煩わせるのは、あまり良い様には思えませんでした。
けれど、頼る先が無いことも確かなのです。
溜息を吐くと、ケープの胸元に引っかかっていた灰がふわりと舞いました。]
[笑みを浮かべようとして失敗したような表情をするエラリーに、こちらはにやりと笑って探るような視線を投げた。]
ははあ。虎の子にでもするつもりかい?
読者諸君が涙流すよ。
近頃は……時間を空見て推測することもできないね。
なんてことだろう、本当に……。
[ふう、と本日何度目かの溜息が漏れる。]
[彼が彼の頬を撫で、こちらの軽口を肯定するような返事には目を丸くして]
何だい、君、刺激的だねえ。
深く複雑に聞きたいところだけど、
私はこれから森に行くのでね。
あと……ちょっと、個人的に、教えてほしいこともあるのでね。
森から生きて帰れたら、部屋に伺っても?
[ポケットに手を突っ込んで、先ほど視線を引きつけたらしい、馬のしっぽを再び揺らした。]
…じゃあ、あおいはなで、きまり。
[淡々とした口調で宣言する。賭ける色を]
かったら、なにかもらえ――、…あ。
[やがて再度灰ばかりの地面を見つめていると、
ドワイトの身体がぐらり、と揺らいだ。
棒立ちのまま、驚いたように表情が歪む、が、
すぐに淡々とした表情に取って代わられる。
物が壊れる様を見続けた、どこか冷めた眼差しを注ぐ]
日の出と日の入りの生活にはなりそうだ。
原始的なことだけど――
篭り切りだとそんなことに気がつくのにも時間がかかる
[口の端を軽く動かして、パースの戯言を躱す。森へ行く、との言葉に酒場の掲示板を思い出し、また表情を無に沈めた]
ああ――そうか。
そんな張り紙があったな。
そんなことで餞になるなら構わない。
幸運を祈るよ。
[男の瞳は表情に薄く、声も淡々としていた]
[友人が支えてくれていたおかげで、随分調子が戻ってきた。
彼だって体調は万全ではないだろう。
あまり迷惑をかけるわけにはいかない]
もう一人でも平気だ。
…お、大げさだよ、ランス。
[玄関まで戻ってくれば、身を離して何とか一人で立つ]
スーが勝ったら、そうだね。
私にあげられるものなら、好きな物をあげるよ。
[そう返事をしながら、ゆらゆらとした足取りで食堂へ。
料理は既に棚に取り置いてある]
[落ちてくる灰、灰、灰。
女はくるりと傘を回した。
降りかかった灰が舞う。
雨の中を歩く子供さながらに、軽く鼻歌さえ歌って。]
当たり前だけど、誰もいないねえ。
[こんなときに外出するのは余程暢気か、切迫した状況なのか、どちらかだろう。
つと少女の様子を見やる。
傘からはみ出たところに灰がかかっているのが気に掛かった。
変調を来すようならなんとかしてやろう、そう思って。]
そういえば―――…。
また、傘の修理を頼まなくてはいけないかもしれないね。
[ふと、思い出したように呟いた。
世界が壊れていくにつれ、灰が降る時間は増えていったが、
男が外を歩き回る時間はむしろ伸びていた。
必然的に傘を駄目にしてしまうことが多くなる。
そんな中、例の黒い傘だけは、
何度も修理を繰り返して貰ったおかげか他より頑丈だった。
…しかしそろそろ、また軋みが来る頃合いだ]
ったく、灰のせいで辛気くさいったらありゃしないよ。
[すべての色をなくしてしまう。
かつてはみずみずしかった大地も、空も、湖も。
今や灰かぶりの、モノトーンの、世界。
幸せな記憶のように、忘れてしまう。]
おまえは毎日働き過ぎだ。
[身を離した友を、それでも何かあればすぐまた支えられるように、片手を構えたまま、もう片手で薄い外套に降り積もった灰を払い落とす。]
おまえは、この村に必要だ。
[ゆらゆらした友の足取りに、不安を覚えながらも、スーを促し、食堂へと向かう。]
座って待ってろ。
今、水を持ってくる。
[さすがにそんな眼差しをずっと向け続けていることはなく、
ゆっくりとした足取りで教会へと向かうドワイトと、
彼を支えるランスの後ろをついて歩く間、
感慨なさげに眺めていたのは、灰の上につく足跡]
…おおげさ?
むり、してない?
[首を傾げつつ、ランスの言葉に従いドワイトのローブに緩慢に手を伸ばし、触れた。
はらり、と灰が落ちる。
やがて自分の上着からも灰を落とした後、扉を開けた]
さ、ここだ。
誰か暇な奴がいることを祈って――
[少女の反応を見る前に、酒場の入り口を開け放った。
入るよう促して、自分も傘を閉じる。]
おーい、誰かいるかい?
……と、いた。
[ぐるっと見渡して、……しかし、空気は淀んでいた。
なにかがあったのだ、と察して、押し黙る。]
[微笑みに、視線を合わせた刹那。
チカ、と真紅が瞳を過ぎる。
奥に潜んだものからの、ほんの些細な変化。
それ以上の反応は無い。]
どうも、お揃いで、と。
こっちの子のことで来たんだけどさ。
……ここはここでなんかあったみたいだね。
[威勢良く少女を紹介してやるつもりが、場の雰囲気に出鼻をくじかれた。
ゆるく首を振って、傘立てに薄い緑の傘を収めた。]
すきなもの。
………かんがえとく。
[曖昧な言葉がゆらゆら流れて溶ける。
表情までも精彩を欠いていたが、傘の話>>159を聞くと一変]
…また。
[分かりやすい笑みを見せたが、
それもランスがツッコミらしき言葉>>161を口にするまでのこと]
かさはなおせるけど、
はたらきすぎのしさいさまは、なおせない。
教会……。
そっか。あんがと。
[それは今答えた男への礼か、それとも店主へのこれまでへの感謝か。]
……マスターだけに用事、ってわけではなかったんだけど。
[一通り、その場に居合わせた男達を眺める。
少女を見て何らかの反応を示すものはいるだろうか。]
・・・んー。
[少々じっと少女を見つめ、目を閉じ数秒考えて。]
…うん、分からん。
というか、子供自体あまり見覚えないのに、
思い出そうとしても出るわけないわ。
[どこかで見たかと思い出そうとして見たが、
当然見覚えは無い訳で。
当然、どうして来たかなんてもっとわからなかった。]
…酒場って、子供連れて来ても良いのか?
いや、サイダー飲んでた俺が言えた義理でもないが。
[どれくらい、そうしていたでしょうか。
どこかの墓石が崩れ落ちた音に、わたしは視線を上げました。
あまり、長く此処に居ても良い事は無いでしょう。
先ずは、ドワイトさんへお礼を――もう一人のあの眼鏡の方へは、どうしようかと未だに悩んでいますが――しに行かなくてはなりません。
その後、マスターの亡骸をどうするかは、ドワイトさんと話し合う事にしましょう。
今の時間ならランスさんもいるかもしれませんし、きっといい知恵が出る筈です。
三人寄れば何とやらです。
わたしは、白く灰に埋まった墓場を歩いていきます。
わたしの先には道は無く、あまり人が立ち入っていないことが分かります。
白い墓場に、わたしの道が一本、完成しました。]
いいや、別に不快というわけじゃない。
そういう選択もある、と思っただけさ。
[淡々とそう告げる男。表情に変化はなかった。
掲示板の張り紙によれば――>>0:24 確か、森を越える方法がどうこう、という話だったはずだ。
魔に冒された森へ挑むのは自殺に等しい所業だが、戻ってくるつもりもあるというのなら、最早幸運を祈るとしか言えまい。
彼が死んだとしても――それはそれなのだろう。
会話を重ねる内、再び灰が積もりかけていた。男はそれに気づいて話を切り上げようと]
それじゃあそろそろ失礼するよ。
ああ――
――まだ開いてる食料品店とか心当たりあるかい?
ああ、サイダーならいいね。
ちょっとアンタ、この子にサイダーでも分けとくれよ。
どうせこれから書き物だろ?
[沈痛な空気をぬぐおうとするかのように、声だけは明るかった。
少女の紹介をする時を逸したのを飲み物で誤魔化したかった。
だが、店主を呼ぶわけにもいかない。
ため息の代わりに、鼻から細い息をついて、テーブルに頬杖をついた。]
[墓場を抜け、教会の建物へと歩いて行きます。
わたしが墓場を抜けた頃、ドワイトさん達は教会に戻られたようですが、位置が悪かったのか私には見えません。
墓地から少しばかり歩き、扉の前に立ちます。
手を上げると、少しだけ強めにノックをしました。
教会の前にはまだ新しい足跡があります。
返事を待つ間にフードを脱げば、身体についた灰を払い落します。
手に着いたものも丁寧に拭えば、胸の前で軽く手を組み、中からの返事を待ちました。
自分から扉を開ければよかったのでしょうが、どんな顔をして入ればいいか、わからなかったのです。
だから、少しだけ、表情を作る時間が欲しかったのでした。]
おっとっと。
[食堂へは辿り着けたが、やはり何処か覚束ない。
流石に友人の言葉に素直に甘えることにして、
とさりと椅子へかけた]
…助かる。
[彼の背へ深く頭を下げる。
そして、スーへと向き直った]
そう、また。
私は、直せないか。
だったら壊さないように気を付けないとな。
[グラスを2つ用意して、水を注ぎ、戻る途中、戸棚のガラスに羽を映してみた。]
…………。
[それはもう、「気のせい」ではなく、たしかにあった。
灰色の中に混ざる、赤黒い羽根。
その色は、まるで血が滲んだかのようにもみえる。
どうにか羽を撫でつけて、目立たないようにはしてみたが、痩せたこの羽で、はたしてどれほど隠し切れたものだろう。]
まぁ、良いけど…
コップは使いまわしになるけど、勘弁してくれよ?
[何処に他のコップがあるかなんて知らないから、
開いた瓶と自分が使っていたコップを相手のテーブルに持っていく。
…この子は炭酸が平気だろうか、等と他愛無い事を考えたりして。]
飲みかけだけど気は抜けきってないから、一気飲みとかしないようになー。
[忠告は、少し前自分がやってむせたから。]
おや。
[何処かしんとした空気の中、響くのは扉をノックする音。
来客のようだ]
―――――――…。
[このタイミング。
そして、ただ静かに扉を叩くだけの意思表示。
悪い予感がした。こういう予感は、大抵当たるのだ。
机に手を付きながら、ずる、と立ち上がる]
私が出よう。もしかしたら、…
[ナデージュかもしれない。
その言葉は続けることはなく、ゆっくりと扉へと向かう。
そして]
ああ、そういうことか。
何、私は送る手紙も届く手紙もないことの方が、よっぽど生きている心地がしないんだよ。
[彼>>173の態度はどうやら、死ににいくものを見送るものなのかと朧げに勝手に納得して、しっぽをしゃらりと揺らす。
はずみで灰がはらりと落ちた。
早く屋根の下に入りたいと思うのは自然だろう。]
開いている食料品店、ね。ふうん……。
スーのところに食べるものなんかあっただろうか……
あ、アルカの店はどうだろう。歩いているのを見かけたから、まだやっているかもね。
[そう言ってアパートメントからさほど離れていない店の方を指差して、己は早々に自室へと向かおうと]
[ガチャリ、――――――…]
[空けた扉の先、彼女の目は少し赤いような気がした]
…やあ、よく来たね。
[声の震えを押さえて、かける声は努めて優しく]
[手近な椅子に座りながら、こくり、と首を縦に振る>>176]
…きを、つけて。
もし、こわれちゃったら、…ぼくは。
[続く言葉が浮かばないまま、頭に触れる。
裏庭でフード越しに撫でられたところ]
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