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ん、あと引継ぎぐらいだからー。
[とま、月の石の事も含めて交替当番に伝えて引継ぎの後、たかたか食堂に向かう。]
甘いものがわたしをよーんーでーるーぅー。**
確認事項、追加。
・新聞部の過去記事に記されている内容
・それの、今回の地上行きとの関係の有無
もしもこれが本当に繋がりのあるものだとしたなら、
場合によっては…地上行きの人員は相当慎重に選ばなくちゃ
ならなくなるな。
[しらす達の後姿を見送りながら、取り出す小さな物体
―――遭難信号用の端末を耳に当て]
先生達も食い過ぎるなよー。
[ひらりひらりと手を振って、皆の後姿を見送った。]
…さて、企画の確認と。
もしもーし?僕。やだな僕だよ僕。
カローヴァ・ニェーボ、副班長の僕だよ。
そっち、まだ班長居るー?
ちょっと確認したい事があるんだけどー……
[遭難信号用に所持している端末を耳に押し当て、
資料管理班の本部へと連絡を付けた。
/*
ネコちゃん襲撃の件があるから、出来るだけ拾いたいんだけど
裏山でなにしよか……。
班長と拳で語り合わせるか?
→食堂ホール
さて、食堂だが。
[発券機に群がる生徒たちを尻目に、転校生に向き直る]
いくつかカウンターがあるのが見えるだろ?
あのカウンターごとにメニューが違うから、好きなカウンターに行って、チケット渡せ。
したら一食分の飯がもらえる。
渡すときに半分盛り、大盛り特盛り山盛りまで頼めるけど、はっきり言って大盛り以上は完全に食べ盛りの男子生徒用だからオススメできん。
[などといいつつ、この教師はちょくちょく頼んでいたりもするのだが]
スイーツとかサイドメニューも追加で頼めるが、別個にチケットが必要だったり追加料金取られるのも少なくないから気ぃつけろ。
メニューは大体向かって右から揚げ物、焼き物、煮物、麺類がメインだな。左端がサイドメニュー専門だ。
そしてココが重要なんだが…
[きりりと表情が引き締まる]
メインのおかず以外、飯とかサラダとか汁椀とかは基本おかわり自由!
しかもおかわりはどのカウンターでもできる!
つまり、一枚のチケットでメインと追加メニュー以外だったら全メニュー制覇も不可能ではない!ということだ!
コレ重要な。なんならメモってもいーぞ。
[などと。早速要らんことを吹き込んでおく]
ああ、ソレともちろん、調味料もかけほーだい。
あとなんか質問あるか?
ないか?
なければいったん解散な。
[それぞれのカウンターに向かう必要があるので、そこでいったん別れる]
誰か最初に飯受け取ったやつが席取っとけ。
そこ集合な。
[ある程度の集団で学食に来ると、この辺の席取りが有利だ。かといってあまり多すぎてもとる席が増えすぎてソレはソレで困るが]
─ 食堂ホール ─
わあ……そういう仕組みなのですね。
でも、サブメニュー制覇なんて、そんなこと出来る人いるのですか?
[まだこの教師の戦歴は知らず、首をかしげる小桜は見ての通りの小食で]
学生が何でもしている……いいですね。社会勉強ってことですね。
とても良いシステムだと思います。
[このチケットで何を選ぼうかと、真剣な目で見まわしつつ]
/*
そういえば、今回のこの牛の名前。
カローヴァ→牛
ニェーボ→空
地上に憧れても降りる事が出来ない空の牛。
そんな感じで付けました。
幻想世界11ヵ国語ネーミング辞典使ったよ…!!
―混沌の資料室前―
―――…… ――― …
……―――― ……
[資料管理班本部へと向かうのかと思いきや、
その足はまたしても混沌の資料室の前へ向いていた。
通信の声はあまりにも小さく、内容を知ろうと思っても
耳をよくよく澄ませないと聞き取れないだろう。]
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