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―Café(姉妹の客室)―
………元手、はそうね…。
[姉の言葉>>263に、小さく微笑む。花と同じように、自分の左手と引き換えに生みだした、レプリカの姉。
花を見ることで色々思い出すのではないだろうか、と少しだけ申し訳ないような探るような視線で、見つめ返してしまう。けれど、姉の方は気にした様子はないので、少しだけほっとして]
……そういえば、初めて会った時、メルさんが、
ご親切に、何でも言ってね、力仕事でも…(>>0:85)
と仰って下さったの。
髪から花を作っているので、
力仕事はあまりなくて…と答えたら、
さすがに吃驚させちゃうだろうな、と思ったっけ……(>>0:91)
[力こぶのできない細い腕、初めて会った時のメルの親切な申し出を思い出して、小さく微笑んだ]
(……そういえば、あの時>>0:107>>0:124、
メルさんは、リアの方が姉だとは
思ってなかったみたいだった…)
[ケーキ生地を作るのに一生懸命になっている姉の横顔を、そっと覗き見る。生まれる前から隣にいた片割れ。同じ顔、同じ色の髪と瞳の、そっくりな半身。
けれど、ロワン・ディシーの大地の色と保護色化したままの髪と瞳の色を除いても、二人は少しずつ違っていく…。
自分の一年分伸びた髪、少しだけ高くなった身長、大人びてくる顔つきを思う。レプリカである姉は、成長しないのに…(>>1:253)]
…お父さんと、連絡さえ取れたら……。
[この数年、ずっと呟いていきた言葉を、もう一度、ぽつり]
/*うん、メルさんの、リアの方がお姉さんに見えないような…
っていうつっこみが、とても鋭くて、わあい♪
って中の人が喜んでいました、なのです。
リアの方がお姉さんだけど、実際はシリルの方が一歳少し年上になるので、そう見えてほしかったというのがあって。
途中で双子の性格や設定が180度変わったので、
ちょっと色々微妙なことになりましたが、最初はそうだったのでした。
[ロワン・ディシーの資源で、ロワン・ディシーを豊かに。
そう望んでいた両親。
レアメタルの持つ可能性を、医療領域にも適用できないかと、
リザディアンの特殊な体や、作り出されたレプリカについて、
様々な研究や実験を行っていた。]
お父さん、元気でいるのかな……。
オオサーカから送った通信にも、
返事はなかったし…。
[もし父と連絡が付きさえしたら、レプリカであっても、レリアの延命や成長も叶うかもしれないのに……。と思う。
けれど、ロワン・ディシーにいる間も、旅を始めてから大きな駅で通信を送った時も、返信は得られなかった。父のことが心配でたまらないのと、レリアのことを相談したくて、父を探す旅を続けている]
/*最初の予定通りお父さんを出すか(最後の駅にお迎え)、それとも出さないかちょっと迷ったのですが、やっぱりハッピー(?)エンド方向で……。
ちなみに、レアメタルの医療領域への適用
レアメタル=プルトニウム的な何か→放射線治療的な何か
という発想でした。
……もう、レアメタルなんでもあり><。
ーー虚の海の中。通路ーー
えっと、ここが……マルセーの部屋だな。
[確認しながらドアノブに袋をかける。
この中身が青汁セットだと分かってはいないし、もちろん、リンゴ果汁が多めなのかなと呑気に選んだ赤い缶の真実も知る由がなかった。
ひどいサンタクロースも居たものである…]
あのペンダント、綺麗だったな。
[一条が選んだのは星屑を樹の形に加工した結晶と、星型のランぷのペンダント>>247>>249だった。
自分が骨の星で手に入れたランプにも似たそれ。
あれは蛍のような光だったが、こちらは雪のようだ。
機能の違う二種類のどちらが良いかと問われれば、迷いに迷った末に星図版のほうを挙げたのだったか。
さて、あれ等は誰のプレゼントになるのだろう]
―Café(姉妹の客室)―
……そうね。
…ね、お母さんとの約束、覚えてる?
[父を案じる妹の言葉に小さく頷いて、一瞬だけひどく不安そうに遠くを見つめる瞳になる。けれどすぐに笑顔になってそう尋ね、手元のケーキにチョコレートで作った小さなピンク色の羊を飾った]
手伝ってくださるの? それは、とても助かるわ。
まあ、まずは焼きたての、スコーンという地球のお菓子と、
お好みの飲み物でもいかが?
で、その後に、ちょっとだけお菓子作りを手伝ってみない?
泡立てとかパイ生地を練るのとか……。
…え? 難しくないか?
だ、大丈夫、大丈夫…簡単なお仕事よ。
(腕力は必要だけど……)
[と、とりあえずはお客様にお菓子と飲み物を勧め、
その後にちゃっかり労働系の作業を頼みかけた時、
背後から小さな悲鳴が聞こえて振り返る]
―Café(姉妹の客室)―
リル! な、何……それ……?
[振り向いた先、2つ目の星のものだろうか、シリルの手の中にある、抱きつけるほど太い茎と、見上げるほど巨大な、ふわりとした花弁を持つ花>>2:666に驚き]
……大丈夫?
あと、お願いだから、天井は壊さないで、ね!
[茎が途中から天井にあたって曲がっている様子に、萼のあたりにぶら下がって浮き上がっている妹の身を案じつつも、現実的な心配を口にした]
…マルセーさん、とりあえず、
あのうっかり過ぎる妹を、降ろしてもらってもいい?
[と、溜息をつきつつ、マルセーにお願いしたのだったか。
自分よりも妹の方の手伝いを頼んだ方が、安全そうだと判断した様子]
……す、すみません…。
…大きなお花の茎を短く切って、テーブルみたいに立てて、
フラワースタンド代わりに、色んな花束を飾り置いたら
素敵かなって…。
でも、ちょっと茎が長すぎて……。
[マルセーが降ろしてくれようとしたなら、茎に掴まったまま、
恥ずかしさに頬を赤くして、申し訳なさそうに説明しただろう]
― 大浴場・再び ―
あ〜、疲れた。ひと仕事後のお風呂って最高♪
[窓の外もまだ暗く。
誰かが用意してくれたか。
列車内の要所要所に灯るランプのお陰で、夜目が利かない者も出歩くのに困らない明るさ。
何より、ほのかな光は温かい気持ちにしてくれた。]
一曲だけ……いいかしら? 一曲だけだし。
[そう自分にいいきかせながら。
歌うは"Ah! Vous dirais-je, Maman(きらきら星)"。]
Ah! Vous dirai-je, Maman,
Ce qui cause mon tourment ?
Depuis que j'ai vu Silvandre,
Me regarder d'un air tendre ;
Mon cœur dit à chaque instant :
« Peut-on vivre sans amant ? »
L'autre jour, dans un bosquet,
De fleurs il fit un bouquet ;
Il en para ma houlette
Me disant : « Belle brunette,
Flore est moins belle que toi ;
L'amour moins tendre que moi. »
Je rougis et par malheur
Un soupir trahit mon cœur.
Le cruel avec adresse,
Profita de ma faiblesse :
Hélas, Maman ! Un faux pas
Me fit tomber dans ses bras.
Je n'avais pour tout soutien
Que ma houlette et mon chien.
L'amour, voulant ma défaite,
Ecarta chien et houlette ;
Ah ! Qu'on goûte de douceur,
Quand l'amour prend soin d'un cœur !
/*あ、サッキュんが、キラキラ星の元のシャンソンを歌ってる…。
サキュバスさんが歌うなら、内容的にも合ってる感じが♪
/*あ、そうでした。歌の出典、ばらばらとタイトルと出典だけ書いていましたが、まとめたの貼りますね。ごめんなさいでした。気をつけますね。
>>0:238>>0:240 >>4:3>>4:5
「BABY DOLLY」(Mother Goose )マザーグースの一つで、昔歌っている人から教えてもらった歌詞メモより。検索したらhttp://www.mothergoose.com/Rhy...
左上から2つ目。著作権(?)は切れ済み+超私訳なので、大丈夫だと思われます。
>>2:330は最初の一節だけピノキオ公開時の日本訳独特の一節(訳詞島村葉二)以降は英語歌詞の私訳。
>>2:329>>4:190>>2:*65>>2:*66
"When You Wish Upon a Star" by composer Ned Washington and lyricist Leigh Harline for Walt Disney's 1940 adaptation of Pinocchio.
映画の「ピノキオ(1940年公開)」は、日本では著作権保護期間が満期終了のパブリックドメイン扱い。イメージを歪めたり営利的な関与がなければ、少しの個人的引用はたぶん大丈夫かな…と。英語はその映画の中で歌われていた歌詞そのまま、日本語訳はその時々の雰囲気に合わせた私訳です。
レリアのその他の英語発言部分も、慣用句やライムの一種ですので、大丈夫だと思います。
もう、そんな歌柄でもないし!
やっぱりこっちでいい気がするわ。
[と、慌ててみても一曲歌った後ではあったが。
ちょっと真っ赤だったりしたら、温泉のせいにしてしまおう。]
Twinkle, twinkle, little star,
How I wonder what you are!
Up above the world so high,
Like a diamond in the sky.
Twinkle, twinkle, little star,
How I wonder what you are!
……うん、あたし完璧♪
[そんな感じであがる頃にはほっかほか。
脱衣場で茄子紺◆色の浴衣を着て、ぶらりと散策。**]
/*あ、直近の灰最下段の、ライムは、うーんと、韻を踏んで、似た言葉や語尾が同じ言葉を繰り返す、言葉遊びの一種です。
長くなると日本のわらべ歌やマザーグースになります。
/*さ、サッキュん…可愛い…。
さすがのサッキュんも"Ah! Vous dirais-je, Maman"
のらぶらぶ惚気具合は歌うのちょっと…でしたか…
レリアのどこかの灰に落としたけど、ちょっと歌詞がすごすぎて、レリアも歌えなかった覚えが。
ーーレリアとシリルの部屋、カフェーー
[ハンスの頼みを受け、暗闇の中をカフェへとやって来た。
黒猫姿でひょこっと顔を覗かせる]
ケーキの配達を頼まれたんだ。
もう出来上がっているかな?
……って、なんだ、これ……!
[そこにあったのは、イザベラ用の大きな大きなケーキ>>297>>298>>299。
見上げてその豪華さに思わず小さな歓声を。
星や雪、そして虹に彩られたケーキはとても綺麗だった]
この薔薇は、シリルかぁ。
ふたりともすごいな…。
[ふたりに改めて挨拶し、マルセーにも会釈する。
さて問題は猫姿では明らかに重量オーバーであることだ。
人型であっても不安が残るけれど]
[記憶は残る。
喩えば愛情。
喩えば誰かへの思いやり。
喩えば人間らしく良心に従ったこと。
呪いの前に心はうしなわれたとしても。]
[巨大花>>346がまだあれば、それにも目を丸くして]
まずはイザベラ宛のケーキから、か。
[そう呟くと予告もなく一瞬で姿を変えた。
シリルもマルセーも知っていることだし、と気にせずに。
服装はいつものものだが、
頭の上にはサンタ帽子が乗ったままなのに気付かず。
そういえばサッキュん>>278はサンタ姿がとてもよく似合っていたけれど、寒そうだなと思ったものだった。
抱きつかれた時>>292は中身的にジタバタ抜け出そうともがいたことだろう。
途中サンタ姿の一条>>264も見かけたが、やはり予想通りというかサマになっていたがどこか微笑ましくて、こっそりと笑っていたのは内緒である。
ティンカーナッツ>>294がサロンで何かすると言っていて興味津だが、頼まれごとが先だ]
― サロン:BJの後 ―
あれ?!
[少し慌てていると、バーにはろうそくの灯がともり。
真っ暗というほどではない状態になった。]
……そろそろ、部屋に戻ろうかな。
[旅の終わりも近づいて、ちょっとしゅんとする。
バタバタしていたとはいえ、楽しかっただけに名残り惜しい。]
マスター、ありがとう。ごちそうさま。
[子どもだから、アルコールは出してもらえなかったが。
青磁鼠◆色のカクテルは美味しかったので、それだけを伝えて自室へとぼとぼ。]
−展望室−
[誰かが遠くで歌を歌っている。
薄目を開いてぼんやりと顔を見上げた。]
・・・・・・。
[展望室だった。
外の闇には幻のような列車が朧げに浮かび始めていた。*]
― 通路 ―
うわ〜っ、すっげえ……
[自室へ戻る途中、車窓をのぞけば。
>>#14
色々な色のスターライナーが見え。
色々な色の星屑が、流れていくのが見えた。]
真っ暗だと思ったら、違うんだ……って、ええっ!?
[浅緑◆色、躑躅◆色、二藍◆色、梅鼠◆色、丼鼠◆色に中黄◆色。
他にも数え切れないくらいの沢山の色が他のスターライナーの周りから溢れていく。]
あれ、誰かが手を振ってる。オイッス!
[一番近くを走っていた列車の窓から、誰かによく似た人物がいて。
そのまま、手を振りかえした。
もしかしたら、[遠き星の幽霊 シャーロット]に似ていたかも知れない。]
― 展望室 ―
おはよう、ございます。
[遠くを見つめながら歌を歌っていた。
目の開いた>>349ような気配を感じ下を見ると、柔らかく微笑みながら目覚めの挨拶をする。]
私、これからレリアちゃんとシリルちゃんのお店に行こうかと思うのですが……。
ハンスさんはどうされますか?
[反応は返ってきただろうか。
どちらにしろ、微笑みは絶やさない。
頷き、若しくは拒否する反応がなければ、手を引いて共に向かっただろう。*]
……ヨシオさんは、これからもスターライナーに乗っているの?
[会話の合間、ふと思ったことをそのまま零したように、唐突に疑問を投げた。]
[紫紺の髪の間から顔が覗く。]
おはよう。
[メルヴィが微笑みかけてきた。
頬に目覚めのキスを向ける。]
・・・・・・。
[瞬きをしているだけで返事は返らない。
手を引かれれば連れて行かれるだろう。**]
― 展望室→廊下 ―
[ハンスからキス>>356を受ければ、泣きそうになりながらも微笑みを深めたのだったか。]
えっと確か、シリルちゃんたちのお部屋は……。
[以前荷物を運んだこと>>0:156があったから、おそらくそこでお店を開いているのだろう。
記憶を頼りに、ハンスの手を引いて歩を進めた。**]
― カフェ ―
[レリアの言葉に頷いて>>339]
スコーンですか、懐かしいですね。
では紅茶など頂きましょうか。
…気ままな旅をするために、あちこちでアルバイトをしてきましたので。
ひと通りのことならできると思います。
[洋菓子ならだいたい作れる。和菓子もそれなりに作れる程度]
…って、わぁ。
シリルさん、大丈夫ですか?
[などと話していると、シリルが大変なことに>>340
慌てて支えになろうとシリルのもとへ]
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