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歌手 ソランジュ は 宿無し ザジ に投票した。
冒険家兼フリーライター トマ は 宿無し ザジ に投票した。
旅人 ガイ は 宿無し ザジ に投票した。
学生 ポーリーヌ は 歌手 ソランジュ に投票した。
大学生 ニコ は 宿無し ザジ に投票した。
宿無し ザジ は 大学生 ニコ に投票した。
宿無し ザジ は村人達の手により処刑された。
歌手 ソランジュ は、学生 ポーリーヌ を占った。
次の日の朝、歌手 ソランジュ が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、冒険家兼フリーライター トマ、旅人 ガイ、学生 ポーリーヌ、大学生 ニコ の 4 名。
>>2:256
[少女の指が触れるのを『それ』は受け入れた。
なめし皮のような感触を伝える皮膚は少し湿っている。
少女の瞳と『それ』の瞳はあわせ鏡のように互いを映しあい、谺のように響きあった。]
[指先が触れた先は、しっとりとしていた。
男(だと思われる相手)にしては、綺麗な肌だろう。
視線が合うと、背筋に甘い痺れがあった]
…貴方が、あたしの
[頭の中で繰り返される声がある。古びたレコードのような声だ。
しわがれたような、罅割れたような、それでいて
ポーリーヌのことを『アマポーラ』と呼ぶ声]
"運命"、なんですか。
[よみがえる声は告げる。
それは、ひとのかたちを月のように姿を変える。
それは、思考ではない。抗えない血の約定。
それは、甘く強く、そして酷く残酷なもの。
"父"は、"娘"にそういった。それが、自分たちの"運命"だと]
―屋敷・エントランス―
――ッ!?
[月の光は窓から差し込むものか。
銀の光がナイフをぎらりと縁取った。]
だっ、―――!!?
[咄嗟に左腕で体を庇い退きながら右手で飛び掛ってきた者の腕をつかむ。]
なんだ、てめェ!!!
[焼けるような痛みがある。ざっくりと腕が切れた。
否、そんなことよりも]
――…っ、!?
[ごく近くで見えた顔、その凄惨な傷跡に一瞬怯む。
火傷で爛れた皮膚、その只中の錯乱したようなキツい色をした眼が青年を睨んでいる。
――獣が。 お前か。
うわ言はただただ不吉だ。]
―シュザンヌの遺体が眠る部屋―
[ひとりの男が、横たえられた遺体を冷ややかな視線で見つめている。]
あーあ。つまんないの…。
乾いた血じゃぁ意味無いんだ。
[月明かりに照らされた遺体の胸元は開かれており、血が流れていたであろう場所には、ナメクジが這った跡のような、湿った道が何本か刻まれていた。
遺体の上に覆い被さっているのは、獣のような目をしたトマ。この部屋から放たれていた「血の匂い」――…その残り香に引き寄せられ、この場所に足を向けていたのだった。]
ああ、そうだ――…このヒト、処女かなぁ…?
処女だったら、そっちの血がまだ残ってるかもねぇ…
[男の唇が、歪なカーブを描いた。]
[そこからの「作業」は、ひどく簡単だった。
彼が言う「そっちの血」は、指で引っ掻いてもなかなか出てこないことは、経験上知っている。ゆえに彼はズボンの下から性器を出し、彫刻のように横たわるおんなの骸に深く刺した。
ぬめるような動きをして、何度も、何度も、彫刻のようなおんなの身体の奥を抉る。そしていくばくかの時間の後、一瞬の震えと共に、男は縮小した性器を抜き取った。]
――…なぁんだ。
処女じゃないんだぁ…つまんないの。
なぁんて、最初に分かったけどさぁ。
[月明かりに照らされ、カーテンが静かに揺れる窓辺に座り、男は煙草に火をつけた。彼の茶色の眸には、脚の付け根から白い液体がつけられ、凌辱された彫刻がものを言わずに横たわっているのが映っていた**]
―屋敷・エントランス―
[間近で見たケロイド状の皮膚、
それは炎を連想させる。
嘗てこの町を焼いた、赤い、赤い―――]
――“お前のほう”こそ、
“そう”じゃねーのかよ!!
[“獣”などと言われるのは心外だとばかり、
力任せに投げ飛ばしてやろうとする。。
しかし相手もまた必死なのか、
ソランジュの方を気にした瞬間に形勢を逆転され、バランスを崩した。血のにおいがする。]
おいガイ!
そっちのねーさんを、っと……!!
[振るわれたナイフがまた傷を作る。
ニコは舌打ちした。
――鈍ってる。スクールライフにちょっとかまけすぎたか。]
ざけんな、 よッ!!
[腹に膝で一撃、それから、ナイフを奪い取って。
何ぞ見えぬものにでも追い立てられているのか、
ひどい火傷の顔は引き攣れて鬼気迫る。
窓からは月。
ぞ、っとした。]
―旧バンクロフト邸・エントランスの上―
――…へぇ。
[階段の手摺に寄りかかり、男はエントランスで行われている物騒なできごとを見つめている。]
案外強いんだなぁ。ニコって。
それに――…ぞくぞくするような血の匂いがする。
[殺し合いにも見える動きを見ながら、男は呑気に鼻歌などを歌っている。たしかその歌詞は「青い草が生い茂り、可愛い娘がたくさんいる楽園に連れていってくれ」とかいうものだったか。]
で、どうなるのかなぁ。
――…いよっと。
[手摺に脚を絡めて、蝙蝠のようにぶら下がり、眼下で起きている殺傷沙汰を見守っている。]
(逆さまに見ても面白いなぁ)
[――…などと思いながら。]
[冷静であるならば、
もう少し考えられたかもしれない。
彼の言う獣について、話を聞こうとできたかもしれない。
が、不幸にもそんな余裕は生まれなかった。
振るわれる銀の軌跡。
ニコの青い眼が火傷の男を睨みつけ、
ナイフを持つ手を見計らい蹴り飛ばす。
からからん、と音を立てて転がっていく刃に咄嗟に手を伸ばした。お互い転がり絡み合って、床に背中を叩きつける。]
おとなしく、しろ―――!!
[腹を抉るように拳を突き出した。
力加減の間もない。]
『それ』は長の年月を、他者の願望を汲み取り、望んだとおりのものになりおおせることで生きてきた。
幻想の殻をまとい、擬装するのは第二の天性だった。
今目の前にいる少女が『それ』に望んでいるものは明らかだった。
だから、
―旧バンクロフト邸・エントランス―
―― ッ、…… ッ …… 、
[ぬるり、とした熱が手から腕を伝ってくる。
上から圧し掛かられた状態で叩き込んだ刃を、鈍っているくせにそれだけはしっかり覚えていた体が空気を入れるように捻ったのだ。
苦悶の声。
火傷の男の動きが止まる。
眼を見開いていたのか、驚いていたのか、苦悶の表情を浮かべていたのか、定かでない。
引き抜いたときにさらに傷が広がったらしい。
崩れ落ちる体を反射的に受け止めて座り込む。
腕から流れる血と、
闖入者の腹から溢れる血がエントランスに広がり混ざる。]
[月明かりの下、暗い庭で揉み合う二人を見出したのは一瞬、
黒っぽい人影はソランジュを突き放し、玄関に向かって走って行った。]
え、あ ソランジュ!!
[襲撃者を追うか彼女の安否を確認するか迷い、結局ソランジュを助け起こすことにした。]
[彼女は激しいショック状態にあるようだった。
見たところ怪我はしていないようだったが、暗いのではっきりとは確かめられない。
それでも無事らしいのを知り、男は安堵した。
背に腕を回し抱いて支えようとすると、彼女は何故かそれを拒むような様子を見せた。
どうしてと思ったが、襲われた直後の興奮状態を慮り、手を貸すに留めた。]
[地面に転がった懐中電灯を拾い、玄関に戻る。
襲撃者のナイフをニコが叩き落し、ふたりがそれを取り合って床に転がるのが見えた。]
……ニコ!!
[男がどうすべきか躊躇している間に、ふたりの動きが止まり、ニコラスの下で闖入者が血を流して倒れていた。]
[声を失くした。
死んだ襲撃者の死体と周囲に広がる血が、もうひとつのぐったりと横たわる肉体と血だまりを思い起こさせ――]
違う。
……違う。
[首を振って頭にこびりつく光景を追い払った。]
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