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村は数十年来の大事件に騒然としていた。
夜な夜な人を襲うという人狼が、人間の振りをしてこの村にも潜んでいるという噂が流れ始めたからだ。
そして今日、村にいた全ての人々が集会場に集められた……。
自警団長 ヘクターは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
村の設定が変更されました。
その老婆は、ひだまりのなか
安楽椅子に腰をかけて話を始めようとしていた。
ゆら ゆら
その表情は満足そうで、穏やかな笑顔すらも浮かべている。
遠い過去を見つめる瞳は優しい輝きを湛えている。
「さて……何処から話したものかねぇ。あの出来事を。昔々、そう、ずーっと昔のお話。今よりも規制が緩くって、盛り上がっていた時代──。お婆ちゃんも、今より若くって色んな無茶をしていた頃──あぁ、それは秘密さ。いくつになっても女は謎を持っておくもんだからねぇ。」
そう言って、手元の湯のみを僅かに回して口に運ぶ。
村の設定が変更されました。
村の設定が変更されました。
[今は静かなDusk City。
窓が仄かな蒼い燐光の水滴を下へと流している。
仄かな燐光は、先に破壊された巨大なPGM同士がぶつかり合い、破壊された際に一面に降り注いだDataの残骸だった。そのDataの残骸も、何れはUnder Netのより下層へと落ちていく事になる。
ここはDusk Cityにある店──。
店内は、ざわめき──よりもむしろひそひそと声を静めた声がいたるところで聞こえ、それが結果としてざわめきを作り出す──が聞こえている。
彼らの視点は一点に注がれていた。
灰色の帽子の額に輝く五芒星。
茶色のふさふさとした髭、乾いたどす黒い血を思わせる赤をところどころにあしらった灰色の制服をしたアバター…──この”遊戯”を勝ち抜いたものの一人だった。]
[名前を(これは勿論本名ではない)へクターと言う。
彼の目の前には、一枚のチケット。
あまりにもシンプルで、掌の中に納まってしまいそうなものであった。ここまで駆け抜けてきた争いを思うのであれば、足りない──とすら思えるものだった。
それでも、これこそが最後の”遊戯”への切符なのだ。]
[店の外の電光掲示板では、延々とURLが垂れ流されている]
[http://crimson.s15.xrea.com/x/...]
[一瞬目をやると、そんなURL列を見止める事となった]
旅芸人 スザンナ が参加しました。
旅芸人 スザンナは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
─ Dancy DanCye ─
[薄暗い店内は囁きに満ちている]
[囁く声を高く低く、小波を思わせる]
『ポーン』
[不意に、弦楽器の高音]
[雰囲気を出すためだけに置かれたギミックの前に一人の女]
[過去には、可憐な歌姫が弾いていたピアノに寄り添い]
[爪弾くはアップテンポのスタンダード・ジャズ]
[唇からは歌声がこぼれ]
Somewhere there's music, how faint the tune
Somewhere there's heaven, how high the moon ...
[How High The Moon]
御令嬢 ヴィヴィアン が参加しました。
御令嬢 ヴィヴィアンは、霊能者 を希望しました(他の人には見えません)。
― Oun moun ―
[甘いお菓子をあげましょう
けれど罠にはご用心。
怖い魔女が現れて
か弱い少女はお気の毒、
頭も手足もぽきぽきと
おいしくおいしくいただかれてしまう]
楽しい歌。
[小首傾げた少女は笑う。
籠の中にはお菓子がいっぱい。
見せ掛けたData、甘くて蕩けそうな切れ端。
爪先でとんとん、クッキーの床を叩く。
レープクーヘン。ヘクセンハウス。
手を伸ばすのはご自由に。
そこから先は自己責任。]
─ Dancy DanCye ─
[ピアノの音は高く低く、正確な旋律となって店内に流れる]
[曲調はアップテンポから一転、穏やかなバラッドへ]
We're after the same rainbow's end,
waitin' 'round the bend
My huckleberry friend,
moon river, and me ...
[MOON RIVER]
[──と、一人の客が店を出る]
[同時にピアノの音が途切れ、彼女は後を追うように店外へ]
[耳朶を飾る針が煌びやかに揺れる]
─ Dancy DanCye / Street ─
[店を出て数歩]
[人影]
[探査針──Hornet-Stingは人影を差している]
Ticket......
[呟き、DEMILUNEをメモリからCALL]
[抜き身の刀を右手に携え、音もなく疾駆]
[艶やかなネオンサインに針が揺れ]
[袈裟懸けに振り下ろした刀は、その寸前でぴたりと静止]
Ticketを渡してもらおうか。
[刀を構え、涼やかな声音の警告]
[感情の伴わない、正確な発音]
[ニィ、と哂う男の答えは当然のように"NO"]
……では、壊させて貰う。
[刹那、無数の蜜蜂出現し]
[男の頭部へ殺到]
──If blood will flow when flesh and steel are one
[連続する破裂音]
[オブジェクトがクラスタへ分解される音は硝子の砕ける音に似て]
──Drying in the colour of the evening sun
[歌声に乗せ、三日月が閃く]
Tomorrow's rain will wash the stains away ...
[一瞬の後、男のAvatarは消滅]
[彼女は場に残された一枚のチケットを拾い上げメモリに格納]
On and on the rain will fall
Like tears from a star
Like tears from a star
On and on the rain will say
How fragile we are
How fragile we are ...
[Fragile]
[涼やかな歌声が薄暗い路地に細く響いている]
[踊るように電脳世界を歩く少女は無重力。
塀の上のハンプティ・ダンプティが
ふわりと綿菓子の上で転げて
やっぱり割れて戻せない。]
遊戯の時間はまだかしら。
皆々様との顔合わせ、私はとても楽しみよ。
[ジンジャーの香りのクッキーに
紛れたTicketに口付けて
白いドレスの裾がふわりと揺れた。
チョコレートの噴水が形作った流れの上を、
白い靴を汚しもせずに
少女はふわふわ駆けていく。]
あら、ねえ。
とても楽しそうな音が聞こえるわ。
飴細工の窓が割れたよりももっともっと鋭い音ね。
[ざわざわ、揺れる砂糖菓子の森]
ね、あれは何の音かしら。
[鏡よ鏡。
見上げるのはソーダ色の空。
首に巻いた長い白いリボンがたなびいた]
そうね、行ってみようかしら。
[ざっと少女の周りがノイズを帯びて、
それから溶け込むように
お菓子の家から滲んで消えた。]
─ Dancy DanCye / Street ─
[艶やかなネオンサインの街を歩く]
[涼やかに口ずさむメロディ]
[しゃりん、と耳朶の針が音を添え]
『これでさしあたりの目的は達成したわけね』
[何処かから響く声──否、彼女の内の]
──達成したわけではない。
Masterに命じられた第一段階をクリアしただけだ。
与えられた任務は覚えているだろう、SANNA。
[TLTWN──彼女の思考ルーチンは対話を基幹としている]
[内なる声、もう一人のSANNAは彼女の言葉に溜息を吐く気配]
『SANNAってば相変わらずカタブツなんだから。
……ねぇ、そこのバー雰囲気良さそうよ。入ってみれば?』
──入る意味が無いが。
Ticketを入手した後は「祭り」が始まるのを待つだけだ。
『その待機中は別に好きなことして良いじゃない。
ね?入ろうよー!』
[かまびすしいSANNAの声に今度は彼女が溜息]
[示されたバーへと、足を踏み出した]
― Dancy DanCye ―
[ざざっとノイズがネオン色の闇に揺れ
次いで淡い青の少女が浮かび上がった]
歌だわ。
[ピアノとざわめきと歌姫の声。
両の手を左右の耳に添えて声を聞く。
ソーダ水色の瞳を巡らせ]
見つけた。
[とん、と空を蹴れば急降下。]
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