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魔神 ヒエムスは黒い外套の ザファルに投票を委任しています。
魔神 アウルムは薬売り レヴィーカに投票を委任しています。
黒い外套の ザファル は 不滅隊隊長 スィフリア を追い出すことに決めた。
不滅隊隊長 スィフリア は 薬売り レヴィーカ を追い出すことに決めた。
薬売り レヴィーカ は 錬金術師 ヒジャービル を追い出すことに決めた。
案内人 ユーグ は 薬売り レヴィーカ を追い出すことに決めた。
帝王の妻 エルハーム は 黒い外套の ザファル を追い出すことに決めた。
魔神 ヒエムス は 不滅隊隊長 スィフリア を追い出すことに決めた。
魔神 アウルム は 錬金術師 ヒジャービル を追い出すことに決めた。
吟遊詩人 コーネリアス は 錬金術師 ヒジャービル を追い出すことに決めた。
錬金術師 ヒジャービル は 吟遊詩人 コーネリアス を追い出すことに決めた。
錬金術師 ヒジャービル は宮殿から追い出された……
案内人 ユーグ は、不滅隊隊長 スィフリア に退去の力を使った。
指輪が告げる……今日は魔神に追放された者はいないようだ。
《★占》 不滅隊隊長 スィフリアは 人間 のようだ。
現在宮殿に残っているのは、黒い外套の ザファル、不滅隊隊長 スィフリア、薬売り レヴィーカ、案内人 ユーグ、帝王の妻 エルハーム、魔神 ヒエムス、魔神 アウルム、吟遊詩人 コーネリアスの8名。
日が昇る。
夜の女神は面を覆って西つ方へ飛び去り、はためく夜闇のヴェールもまた色褪せる。
地平線より駆け上がる太陽の戦車は、夜へと向かって矢を射掛ける。熔けた黄金よりも何千倍も目映い朝日が、夜を駆逐してゆく。
あなたが目覚めたのは、そんな時刻だ。
[ 打ち鳴らすシンバルの音、弓なりに反らされた背、よく撓う腕、円を描き揺れ動く腰。
それらはひとつの呪となり、令となって魔神を動力として駆動する巨大な魔法装置――白鴉宮に編みこまれた。
――その名持つものを宮殿より去らせよ、と。]
[ ――やがて空が白み、夜の色が薄れる頃。
宮殿より姿を消したは錬金術師ただひとりと識り、黄金の魔神は深い笑みを零した。**]
[強い日差しが瞼に突き刺さる。身動くと、さらり細やかな粒子の感触。傍らにぶる、と生き物の息遣い。ゆるりと、枯色の瞳を覗かせた]
……ああ―――。
[色素の薄い瞳に映る、眩い太陽。彼の宮殿に居たなら見ることの無かったもの。触れる砂と朽ちた礫に囲まれた己に気付き、夢から醒めたよな吐息を漏らした]
…邪魔と思われたは己だったか。
[仰向けに倒れたよな状態のまま、自嘲の笑みを浮かべる。傍らに座る、友の名を持つ駱駝が心配げに顔を近付けた]
―自室―
[――銀の粉が舞う夢を見る。
月下香の香りは其処にある。
砂漠にはありえない、白い白い透きとおる花。
今はないふるさとを思う。
此処には本当は咲かないのだと謂っていた。
あれはを赤に染めたのは――]
……、 … っ
[囁く声で眼が覚める。
指輪が語りかけていた。
何処かで賑わしい音が響いていた。]
なに、――
[鎖されたはずの扉から ひとり、欠けたのを
魔術の欠片を生来持つ黒は感じ取り、
眉を寄せると小さく息を吐いた]
― 回想:昨夜 ―
[黒の語りは、記憶を紐解いていく。
術の伝授、同行を拒む魔術師と、自身の主のやりとり。
手に入らぬのならば、他に伝わるを恐れて里ごと焼き払うという方針。
逃げ惑う人々。追いすがる自分。血の匂い。
尋ねられれば応えるも、その想いに対する感情は布の内の表情では見えぬ。
最期の言葉>>2:285に向ける柔い色の声。]
そういってもらえるのは、素直に嬉しいよ。
話をするのは、好きだからな。
[鳩羽色の隙間から、黒の中の黒を覗き込んでから、
白を翻して廊下の先へと消えて行った。]
[近付く駱駝の顔を持ち上げた左手で撫でる]
追い出されてしまったな、ナディーム。
私は契約に値しないようだ。
[魔神の手か候補者の想いか、どちらで弾かれたかは分からねど、その機会を失ったことは事実。微苦笑を浮かべながらしばし友の顔を撫で続けた。
その人差し指に、金銀の指輪は無い]
……さて、未練がましくここに留まり続けて干からびるのは御免だ。
契約は成らねど、私が目指すものは変わらない。
オアシスに移動して一休みするとしよう。
[駱駝に語りかけ、砂から身体を起こした。ひゅるり舞う風。地の砂は巻き上げず、衣服に付着した砂のみを払い落して行く]
一仕事頼むぞ、ナディーム。
[鞍の無い駱駝の背に乗り、立ち上がりを促す。振れ幅の大きい前後の揺れの後に駱駝は立ち上がり、右足で駱駝の首を押しやることで移動を促す。男の周囲にはいつの間にやら現れた大きな茶の布。支え無き布の天蓋は、駱駝の動きに合わせ男を日差しから護るよに動く。
宮殿では使わなかった魔術で日差しから身を護り、男は廃墟から離れ行く。一度振り返れど、その先に白亜の宮殿を見ることは*叶わなかった*]
― 宛がわれた部屋/早朝 ―
[四角く窪む天上から吊り下がる、たっぷりと皺の寄せられた薄い布。
天蓋も鮮やかな寝台のある部屋と寛げる部屋の間は、蓮の蕾の形に繰り抜かれ、壁に同じ形の窓には組まれた格子の隙間から覗く空。
金の縁取りも鮮やかな敷物の上、小さな皇国の国旗を描いた紅い革鎧が無造作に放り出され、細い光の影を作っていた。
身の沈む寝台で、孔雀石色の鱗を晒したまま武人は飛び起きた。
闇の薄さに息を吐くと共に、手に嵌まった指輪を胸元で握り締めた。]
…よかった。
[自身の身は未だ此処にある。]
─砂漠─
[じりじりと、肌を焼く様な日差しが降り注ぐ中。男は駱駝に揺られひた進む]
《明くる日、眼を覚ますと私は砂漠の廃墟に横たわっていた。
位置にすればあの夜、白亜の宮殿を見つけた場所と一致する。
しばし呆けたように太陽が昇る天を見つめ、不意に魔神の言葉を思い出した。
──指輪には、望むものを外へ出す力が込められている──
外、つまりは隔絶された空間である宮殿から元の地へと追い出す力。
ああ、私はその力を向けられてしまったのだと理解する。
契約を試す者の証明でもあった指輪も、私の手にはもう嵌められていなかった》
[駱駝に跨りながらも器用に手帳へ記入していく。オアシスに至るまではまだ遠い]
《外へと追いやられる前日、私は銀の魔神と言葉を交わす機会を得た。
彼の魔神は優美なる銀の狼の姿を取り、私に語りかけ。
襲いかかる振りをすると言う戯れも交え、私を試してきた。
壮麗なる姿へと戻った銀の魔神は私に問う。
──其方の望みは更なる知か?── と。
私は是と答えるも、その時には惑いが生じていた。
総ての叡智を得るは望みなれど、何かを得る過程を蔑ろにして良いものか、と。
私はその迷いも全て銀の魔神へと打ち明けた。
彼の魔神が話に興味を持ったかまでは分からねど、魔神は打ち明ける言葉を聞いてくれた。
そして更に問う。
──其方の真なる望みは如何に── と。
私は時間をかけて悩み、ついには決意する。
我が真なる望みは、やはり叡智を手に入れること、と。
その結論に、魔神は是とも否ともつかぬ答えを返し、目の前から消えた》
《その惑いがいけなかったのだろうか。
私は今、契約の機会を剥奪され、人の世界へと戻ってしまった。
悔しさが込み上げる。
けれど同時に安堵している自分も居た。
何かを得る過程の楽しみを失ってはいないために。
私は思いの外、晴れ晴れとした気分で廃墟を後にした。
契約は成せねども、得られるものはあったがために。
私がこの地に来たのは、無駄足では無かったのだ──》
[その文字を最後に、男は手帳を閉じた。未だ周囲に広がるは砂地のみ。視線の先に映る陽炎を目指し、男は駱駝と共に歩み続ける]
「じーちゃん、これなぁに?」
『これはな、かつて力ある魔道士により封じられた魔神についての文献じゃ』
「まーじーん?」
『そうじゃ。
力ある魔神が、かつて栄華を極めた宮殿に住まい。
百年に一度、願いを抱く者を招き入れて契約に足るかを試すと言う』
「けーやく? ほしいものがもらえるの?」
『そうじゃよ。魔神が出来ると言うものならば何でも。
…わしも一度はお目にかかりたいものじゃ。
魔神もさることながら、聳え立つ宮殿は美しく、花が咲き乱れ、砂漠の中に立つとは思えぬ夢のような場所なのだと言い伝わっておる。
……惜しむらくは、わしに宮殿を探しに行く力が残っておらぬことかのぅ……』
「ふーん」
[その当時は全く興味が無く、想像を膨らませる気も起きなかった。祖父が生き生きとした表情で語る様子も、不思議そうに見やるだけだった]
ああ……今なら爺様があの宮殿に執着した気持ちが分かるやもしれぬ。
確かに素晴らしい場所だった──。
[瞳を閉じれば、未だに脳裏に焼き付いている白亜の宮殿が浮かび上がる。己が好奇心を刺激するものばかりが集まった場所]
爺様は羨ましがるだろうかね。
[呟きながら、小さく笑みを浮かべ、今は亡き祖父のことを思い出していた]
―自室―
[自身の身を確かめる。
分不相応なほど豪華な宛がわれた部屋。
風に揺れる天蓋。月下香の香り。
――まだ、宮殿に居ることを許されているらしい。
長く息を吐く。]
――…
[白い布を身から引き剥がし、
黒い外套を肩から羽織る。
つと、自身の指先を見た。銀と青で彩られた
うつくしい蝶の止まった先。
ひやりとした感覚が蘇る。落ちる銀の粉も。
ゆき、というものがあるらしい。
降り注ぐ氷の欠片とはあのようなものなのだろうか。
廊下に出ると、銀の塔と金の塔が変わらず聳えていた。]
[白のターバンに白のカフィーヤアガール、白い腰布を上に巻いて前に垂らし、貌も布で覆ってから肩の上からマントをかける。
内の紅い革鎧が無くなっただけで大して外から見ても変わらぬだろうが、少しばかり、体の厚みが消える風。
廊下へと出ると、黒がまず、目に入った]
おはよう、ザファル。
[声はある程度の穏やかさを保ち]
[声を掛けられ、ゆっくりと其方を向いた。
ほんの少しだけ不機嫌そうな顔は、昨日相対した時よりは
ましには見えたかもしれない]
…… よう、
…… スィフリア。
[低い声でそう返した。]
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