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濃紺の夜闇が空を覆い、夜の帳が降りし刻。
天空島に建てられし神殿の灯りはまだ灯されていた。
明朝からは五百年ぶりに新たな眷属の選定の儀が執り行われようとしている。
……今宵は、その前日譚である。
1人目、ゼウスの神官 アトラス がやってきました。
ゼウスの神官 アトラスは、村人 を希望しました。
「……玄関ヨシ、広間ヨシ。最後は書庫だけ、ですかな?」
ゼウスの神官であるケル・ベ・ロスは神殿内の見回りを行っていた。
明日は何百年ぶりかの眷属選定の儀の日。主であるゼウスの顔に泥を塗るまいと、来客に備えて入念にチェックを行っているようだ。
村の設定が変更されました。
**
こんばんは、京です
色々ありましたが村を建てられました
名前などの表記がややこしいことになってたり、明日(プロ前だけリアルタイムで2日。それ以降はリアルタイム換算)とは?ってなってますが温かい目で見守りくださいませ……
村の間は忘れじの言の葉とさやかのテーマのアレンジをBGMに聞いて頑張ります
定員に達しなかったため、村の更新日時が24時間延長されました。
ゼウスの眷属 レフティス が見物しにやってきました。
ゼウスの眷属 レフティスは、見物人 を希望しました。
「……とーどー……いたッ!やったぁー!!」
✵ゼウスの眷属であるレフティスは、広間に飾った掲示板の前で飛び跳ねていた。
どうやら、儀で張り出すプロフィールカードを自分も書いてみたくなったが、背の低い彼女は一苦労。その上、踏み台という閃きがないらしい。
ようやっと届いた掲示板の一番上に張り出されたカードを誇らしげに見つめた。✵
「私も明日から先輩!これくらいはしないと、ですよね!」
村の設定が変更されました。
ぐーーー……。
✵その時、盛大な腹の音が響く。
晩御飯は食べた。だが、お腹は空いた。
誰にも聞かれてないかと、目を大きく見開いたまま辺りをキョロキョロと見回す。立場が立場でなければ、不審者である。✵
「……夜食食べよう。神官様にはお前は厨房に入るなと叱られるけど、作ってと頼んでも怒るんだもん。不可抗力、不可抗力っと……」
✵誰に聞かれてる訳でもなしに、大きな独り言を零して厨房へと向かった。✵
チャリ、チャリ……シャンッ、シャンッ……♪
✵彼女の足に付けられたアンクレットが鳴る。
足輪に垂れるように伸ばされた細長い鎖、そして鎖に絡みつく鈴の音は甲高い音を鳴らす。
眷属である証は、からっぽの彼女の心の支えにいつもなっていた。だからこそ、その形状にこれといった疑念を抱かないようだ。
……実を言うと、広間に来る前に書庫に読みっぱなしの本を置いたまま。それを忘れて厨房へと向かった。✵
書庫に向かう前。広間を通る。
掲示板に張り付けられた一枚のカード。
それが目に留まれば、ずんずんと掲示板へと近づいた。
「……あの砂利、半人前の癖して生意気ですな。」
耐火ヘルメットでその表情は見えない。だが、声音はさぞ忌々しいと言わんばかりに怨嗟が篭っていた。
どこからか一枚、プロフィールカードを引っ張り出してくれば、達筆な字で書き進めていく。
本当は破り捨ててしまたいところだが、そこまですると主の叱りを自分が受けかねない。
ゼウス様は、あの砂利に少しばかり優しいのだから。
書き終えたカードを掲示板に張り出す。
レフティスへの対抗心で書いたそれは、彼女のカードに僅かばかり被さっていた。
「……昼間に掃除したはずですぞ!?」
書庫に辿り着いてみれば散らかった読みかけの本の山。
レフティスが忘れてこの場を去った結果である。
半ばキレかけになりながらも、本を本棚にしまう。ふと、一冊の本が視界に入った。
「ん?人狼物語?ああ、そんな本ありましたな……。」
中身は神代の空白部分を補完した、半ばフィクションじみた内容だったか。幼い頃、さんざ読んだ本だと懐かしんでいた時だった。
「……あ!の!砂利!!また何かやらかしやがりましたな!!!!」
獣人族の冴えた聴覚は音の発生場所を正確に突き止める。
場所さえわかれば、全速力で駆けていった。
これ以上、何かしでかされたらたまりませんからな!!!!!
✵厨房に辿り着いたレフティスは適当な食材を食料庫から取り出し、それを洗わず鍋に突っ込み、その上直火にかけた。
当人はスープを作るつもりだったらしい。
だが、青紫と黒が混じったドロドロの液体が沸騰しているだけの鍋の中身は、グロテスク過ぎる。……主に、見た目が。✵
「んんー?なんかちがうー……?前に神官様が作ってくれたのは、クリーム色だったのに……」
✵料理の才能が壊滅的にないのだと突っ込むものはこの場にいない。
まあいいか!と開き直って踏み台を使って一番上の食器棚の皿へと手を伸ばした。
それまではよかった。
だが、アンクレットから垂れた鎖が、踏み台に引っかかって。それで─────。✵
割れた食器。その数は百を超えているだろうか。
体勢を崩した時に食器棚にしがみついて、それごと倒れたせいである。
神官ケルが辿り着いた時には、すでに惨状が広がっていた。
割れた食器の硝子片で厨房は白色の海。
その中心に泣きそうな顔で立っている砂利が憎たらしくて堪らない。
怒りの感情に身を任せて、硝子を踏みしめ勢いよく詰め寄る。
「こんのっ……じゃ〜り〜!!いつもいつもよけなことばかり!!歌と踊りしか才覚がない癖にゼウス様の周りをうろちょろしおってからに!お前のようなちんちくりんは、全能神であるゼウス様に相応しくないんだよ!!この皿も、神への献上品!最高級の硝子を用いて作られたものですぞ!!いったいどう落とし前をつけるつもりですかな!?」
若干の私怨が混じりながらも、力の限り怒鳴りつけた。
百年と少しの月日の恨みは大きいのだ。
✵案の定、神官様が飛んできた。当然だけど、物凄い怒っている。
いつも、と言われたがそれを言えば神官様もいつも私を怒鳴りつけていた。事あるごとにねちねち言ってくるのだ。
特に、今日はそれが酷くて心がチクチクと痛む。
……事実だけど、そこまで言わなくたって。
ずーっと罵声を浴びさせられ続ければ、ぷつ、と自分の中の何かが切れ、蜂蜜色の瞳は潤む。涙ぐんだ声で、今一番助けてほしい人の名を呼んだ。✵
「……わ”あ”ーーーん”!!!!ゼウス様!!神官様がいじめます!!」
✵湧いて出た涙は留まることを知らず、大きな声を出して泣きじゃくる。
落とし前をつける?私に出来るわけない!歌と踊りしか、本当に取り柄がないのだから。✵
天空神 ゼウス が見物しにやってきました。
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