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切り抜いた時空を元に戻して、月光の差し込む城のホールで、たった一人残された時の魔女。
時計の針が重なっては離れゆくのと同じように。
ほんの一瞬の、逢瀬であった。
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「アベル」
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呼び慣れた、名前を一つ。
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最後の最後で噛んだじぶん。
顔を真っ赤に染めて。なんて恥ずかしい。
けど、新しい顔を見せるのも良いでしょう?
「ヴェル!愛してる!」
サラはもう一度。片針への愛を響かせるのだ
はいはい、呼んだ?
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待ち侘びたように、金の竜が降り立った。
この物語を間近で見守り続けた使い魔。これからも彼は、主人のそばに在り続けるだろう。
*/
>>ルーツ
リーンは、騒めく人々の波を掻き分けて、唯一無二の親友の姿を探す。
互いの道を進む前に、確かに交わした約束を胸に抱きしめて。
彼女の姿をその目に捉えれば、きっとその胸に駆け寄って。
お互いに目を合わせれば続く未来に笑い合い。
ねぇルーちゃん。色んなことをしよう。
お昼休みにはお弁当を分け合って。
たまには授業をサボって息抜きも大切ね?
休みの日は2人でいろんな場所に出掛けよう。
冒険だよ!って手を繋いで、色んな世界を見て回るの
お料理だって一緒にしたい。
パジャマパーティーだってきっと楽しいよ。
でも、まずはやっぱり、ここからだよね。
「「 ねぇ、星を見に行こう。 」」
「……終わった。
全て終わったよ」
*/
月の光に照らされた、彼女の眩いほどの銀色の髪が、
ずっとずっと、そう言いながら……名残惜しそうに、オズのかけらを追うように、吹き抜ける風に靡いていた。
/*
あっどうしよう……
先生旅立つのかと思って髪飾りの針を差し上げるつもりだった……
変わらず差し上げたいがハグされてる腕をほどきたくないな!!!!!!
/**/
忙しい中お手伝いをしてくれたおぼうちゃん、そして参加してくださった皆様、本当に本当にありがとうございました!
どこからか、光が漏れる。
鼓膜が震え、温かいモノが身体を包み込む。
「……………………あ。」
心臓が、確かに動いている。
影が、確かにそこにある。
温もりが、確かにそこにある。
瞬間、理解した。全てが、本当に全てが終わり、始まったのだと。
戦いは終わり、命の時計がなくとも、生きているのだと。確かに、今。
「──リリアーヌ!」
名を呼ばれ、振り向けば。駆けてくる小さな姿が見える。
もう、会えないと思ってた姿を、確かにその目で捉えて、瞬間走り出す。
近くに駆け寄り、確かに強く抱きしめた。
そこで、きっと聞くだろう。少女の決断を。
生きる事を選んだ、少女の決意を。
止まりかけていたその時が、もう一度動くことを感じて。リリアーヌの瞳を見つめて。
レーヴは笑った。きっと、涙で濡れた顔をしていたかもしれないけれど。
……それでも、あぁ、それでも。
「………大丈夫だ。傍にいる。俺は、ずっとリリアーヌの味方だ。
友達だから、当たり前だろう?
俺は、友達との約束は破らない主義なんだ。」
「先生、この針を。短針を差し上げます。
長針は変わらず私の髪に。
今はまだ先生のお力になれなくても、うんと走って近づきます。長針のように。」
テルミット=ヴィブラート=クロノスティスは《クロノス》に上り一週間を過ごした広場を眺める。
辺りには目を覚ました人々が集まり始めていた。
「ふむ。…色々なことがあったが、概ね良かったと言って差し支えないだろうな!所謂大団円である。」
うんうんと頷く。
「さてと。」
座席に座り直し、新しくなった操作盤をひと撫でする。ポーチから取り出した銀色の歯車をセットして、親指で弾く。
小さな歯車から大きな歯車へ力が伝わり、《クロノス》が起動する。
「まずは寝坊助の我が弟子を叩き起してやらんとな。
……パトロンを捕まえろとは言われたが、まさか輿入れすることになるとはなあ。なんと説明したもの……かっ…!」
手元のレバーを思い切り引く。
極限まで圧縮された蒸気が噴出し大地を揺らす。
かくして、《クロノス》の巨体は宙を舞い、煙の晴れた青い空へと吸い込まれて行っただろう。
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『トラスト時計店』。そこにある3つの工房の内、『rêve』と書かれた工房に、男がひとり入っていく。
大きなテーブルに小さな懐中時計を乗せれば、小瓶の中から宝石を取り出した。
拡大鏡を付け、息を吐き出す。
気合いを入れて、真剣な表情をすれば、道具をつかってそれらを順に蓋へと付けていく。
ひとつずつ、丁寧に。傷をつけないよう。
その隣に、少女の姿があったかもしれない。
真面目な顔をして作業を見る小さな姿に苦笑して。道具をカチャリとテーブルへ置いた。
「………できたよ、リリアーヌ。」
遂に砕かれることがなかった懐中時計には、あの日見た偽物ではない。確かに、本物の宝石がついている。光の反射でキラキラ輝くそれを見て、男は小さく微笑んだ。
その目元には、クマはなく。ただ、少女を見守る優しい笑顔がそこにはあった。**
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