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人里離れた森の中にその洋館はあった。
一人の少年が招待状を手に目を輝かせる。
門を開け、鮮やかなバラ園を抜ける。
そして、屋敷の扉を叩いた。
1人目、塔の運命 アスター がやってきました。
塔の運命 アスターは、村人 を希望しました。
従者 リュラ が見物しにやってきました。
従者 リュラは、見物人 を希望しました。
「えっ、もう来たんですか?」
屋敷の扉から声がし、リュラは慌てて向かう。
招待状に記した時間は…やっぱり、あと一時間は遅い。
「ようこそ、お客様!」
「あ、良かった。
もしかして、やっぱり早かった?でも、こんな素敵な招待状貰ったらいてもたってもいられなくて。
と、名乗るのを忘れてた。俺はアスター・マグライネン。街では劇団員をしていてさ。聞いたことあるかな?バタフライエフェクトっていう劇団なんだけど…。
それよりも君がここの領主?思ったより若いんだね!」
「そうなんだ!
それにしてもこんな山奥で暮らすなんて大変じゃない?娯楽もなさそうだしさ。娯楽と言えば、君やここの領主は劇は好き?
この衣装、今の演目の役の衣装なんだけどさ」
「島に閉じ込められた学生達。呪いにより次々と命を落としていく。最後に残されたのはたった三人。……っていう。俺はその最後まで残って信じてもられなくて、クラスメイトごと呪い殺されるって役なんだけどね」
『我が言の葉を幾度紡ごうとも、貴様らを救う事は遠き夢だったということか。
我が身と引き換えにでも、せめて貴様らだけでも救いたかった。それすら叶わぬのは、我は……悔やんでも悔やみきれぬ』
「ってね。どう?興味出てきた?」
「はあ……」
どうやらこの人は凄くお喋りが好きな人みたい。
「演劇…ですか。ご主人様に確認してみますね。ご主人様の所に向かう前に、少し屋敷を案内しておきますね。しばらく、こちらで過ごすことになりますし」
アスターを連れて、リュラは進む。
「1階は使用人の部屋とキッチン、リビング、ダイニング、浴室もあります。それから、書庫ですね。結構色々と揃っているのですよ」
「君は?君自身は興味無いの?
他の演目もあるから、そっちなら気に入るかな」
「とある女の子とその人形達の話なんだけど。女の子に心を貰った人形がその心に戸惑いながら、他の人形の心を奪おうとする話なんだ。帽子を被った人形が赤い髪の人形に別れを告げるシーンがとても人気なんだ。
結末は、悪い人形を探し出せずに不完全な心の赤い髪の人形が心を亡くして動かない帽子を被った人形を抱いて瓦礫に潰されるんだけど」
「私ですか?私もあまり演劇は見た事はありませんね」
この広い屋敷で従者はたった一人、リュラだけなのだから。それに…人遣いの荒いご主人様の前で演劇が見たいなどと口が裂けても言えるはずがない。
「食事は私が準備いたしますが、キッチンもご自由に使ってください」
「うーん、ならこんな話はどう?剣を振るう騎士達の話さ!
若き騎士達が異種族と呼ばれるもの達と知恵比べをする話なんだけど。その国では異種族が悪とされていてね。認められたい異種族と認めたくない人間が知恵比べをするんだ。
劇中の戦闘シーンは見ものだよ!」
「興味持ってくれた!?
そうなんだよ!皆を見守る王子がかっこよくてさ。あー、俺もあの役やりたかったなぁ。
ただ、結末は結構悲惨で。騎士の中に隣国のスパイが紛れ込んでいて、和解出来たはずの異種族も騎士も王子も皆、殺されてしまうんだ」
「仕方ないんだよ、何でも団長がさー。
『リアリティがあった方がいい!』とか、『うちで題材にしてるのは全部過去にあったことなんだ!』とか。ぜんっぜん、文献も何もある訳じゃないし、全部団長の妄想だと思うけどね!
他にあるのは、隔離された施設の中で暮らす話とかかな。その中で殺人事件が起こって、何とか犯人を見つけて脱出する話。
フローレンスって女の子が主役なんだ。俺はその劇出てないけど。
フローレンスはテオドールに恋をして、一緒に出ようと誓うんだ。最後に残ったのは何の偶然か、その二人。でも、施設を出る日にテオドールが死んでしまって、施設から出たのは『フローレンス』一人だけだった。っていうオチ」
「テオドールさんは、何か病気でもしてたんですか?」
ちょっと興味が惹かれ聞いてみる。
「あ、2階はご主人様の部屋と…あとは空き部屋ですね。お客様は好きな部屋をご自由にお使いください。
掃除はしておきましたので。…埃っぽかったらごめんなさい」
「それは劇を見てのお楽しみさ!もしかして、男女の恋愛ものが好き?うーん、なるほどね!なら、こんなのはどうだろう!
100年に一度、お狐様が降りると言われるお祭りさ!一人の男が二人の女性に恋をされてね。一人は男に想いを告げて、一人は告げられぬまま祭りは終わる。でも、男は想いを告げた子ではなく、もう一人の女を選ぶんだ。そして、そのまま二人は遠い地へと愛の逃避行。
………という夢を見ながら心中するって話さ」
「…やっぱり、バッドエンドじゃないですか」
リュラはとある部屋の前で立ち止まる。
「ここがご主人様の部屋です。私に話すのもいいですが、ぜひ他の人にも話してみると良いかと思います。
ご主人様も、アスターさんが良い恋を出来ることを望んでいると思いますから」
そう言い、リュラは部屋の扉をノックした。
主催者 領主の男 が見物しにやってきました。
主催者 領主の男は、見物人 を希望しました。
流し読みをしていた新聞は古臭いゴシック体で世間の不安を煽るだけ。
これに踊らされる人形どもは、この屋敷でもさぞかし滑稽な玩具になる。
いつもの几帳面なノックが聞こえる。
リュラと……。
時計も読めない愚かなマリオネット一号の到着だ。
「入れ。」
さて、君はどんな運命を持っている?
「お初にお目にかかります!この度はお招き頂きありがとうございます。ところで、領主様は演劇などご覧になられますか?先程までこちらの従者さんとお話していたのですが。
あ、名乗るのを忘れていました。ん?招待状送っているということは知っている……?ですが、名乗ります!俺はアスター・マグライネンです!」
主催者 領主の男 は、支配人に任命されました。
2人目、月 ハイド がやってきました。
月 ハイドは、呪狼 を希望しました。
足を向けましたは、我等が領主様のお屋敷
俺は、パーティーへの期待と不安、も一つおまけに懐疑を胸に、足を踏み入れちまいました
「いや、胡散臭い集められ方ではありましたが
これで俺にも、家で俺の為に尽くしてくれるお嫁さんが見つけられるかもって訳かい?
お先真っ暗だったが。上手いこと、若い嬢さんでも騙くらかしちまえばこっちのもんですかね」
我ながら下卑た笑いが浮かんじまいますが、誰かに見られる事もないでしょうさ
この日の為に、必死こいて金をかき集めてスーツまで仕立てたんだ。
おっぱいがでかくて、尻もでかくて、腰が細い嬢ちゃんはいないですかねぇ
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