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プリン の能力(下駄を蹴上げる)の対象が シュークリーム に自動決定されました。
次の日の朝、クッキー が無残な姿で発見された。
照坊主の下駄が、どこからともなく シュークリーム の頭に飛んできました。
からんころ〜ん♪…明日は… 豪雨 かなぁ?
目を覚まし、いつもの朝を迎えた君たちは驚くことだろう。
吹き抜けの階段。1階に真っ赤な血に沈むクッキーの姿があったのだから。
いや…それよりも驚くことは。
彼女の身体からは甘くて香ばしい、君たちにとっては懐かしい香り。
『クッキー』の香りがしていたのだから。
君たちは望んでいたものを手に入れた。
心行くまで楽しむといい。
現在の生存者は、タルト、キャンディ、スフレ、ティラミス、ドーナツ、チョコレート、ワッフル、ケーキ、マカロン、プリン、パイ、ムース、クレープ、シュークリーム、ゼリー の 15 名。
「おはよう、ウィンター! ねえ聞いてよ! クッキーの死体からさ、甘い香りがしたんだ。ひょっとしてこれって、味覚が治ったのかな……!?」
興奮覚めやらぬ様子で、僕はテレパシーで話しかける。
必死に湧き立つ血を抑えて、ベッドの上で自分の腕を抱きしめながら。
「だめだめ、落ち着かないと。交流可能時間になるまでじっとしていなきゃね。……そうだ、昨日の話の続きでもしようか。なんの話だったけ。」
「ああそうそう、俺の生まれの話だっけ。残念ながら別に、お坊ちゃんってわけではないよ。親父がパティスリーを経営していて、そこそこそこが儲かってたってだけで。
それなりに街では評判があったから、もしかしたらキミも店名に聞き覚えがあるかもね。」
そこで、嫌な記憶も少しだけ思い出す。
ウィンターも自分のことを話してくれたわけだし、別に今更個人情報の保護なんてきにする必要はないか。
「本当はその店を俺が継ぐはずだったのに、親父のやつが兄貴を跡取りにするって言ったんだ。
グズでノロマで言ったことも出来ないような兄貴よりも、接客もお菓子作りも何もかも上手くやれる俺の方が絶対にふさわしいのに。」
「まあそれでさ、だったら自分で店を経営しようって思った矢先に、この舌がイカれちゃったってわけ。酷い話だと思わないか?」
「さて、俺は二度寝するよ。朝はどうか分からないけど、また夜にでも。」
「そうそう。憑依する相手はまだ考えてないけど、俺はやっぱりキャンディに悪戯したいな。
上手く近づいていい感じになってから、キャンディと親しい別の誰かと成り代わる。なんてどうだろう。……彼女、過呼吸で死んでしまうかもなぁ。」
「キミもなにか思いついたら教えてよ。それじゃあおやすみ、ウィンター。」
クッキーの側にメモが落ちている。
【極上の甘味について】
人の姿をしているが、この世のどんな甘味よりも素晴らしい。
ありとあらゆる病、疾患が治るとも。
※注意
極上の甘味は近い人間の身体を奪うことが出来るため、事故が起こらないようにすること。
特に、睡眠中は無意識におこなってしまう可能性があるため、隔離すること。
/*
あんなデカデカと書かれたカニバリズムの文字は初めてみたよ………追記で色々書かれてるし……
ひゃっほい!るーぷさんは最高だな(白目)!!!!
/*
これは、さ。もしかして霊能の方が頭やばい奴らって事もある???????
人狼側は逃げるために、隠れるために生き延びようとしてるってこと????いやなんかもうわけわかんないけどとりあえずたーのしー!!!!ゆえつゆえつー!!!虚無虚無プリン〜!!!!!
[昨夜は皆に見苦しい姿を見せてしまった。シューはその事を一言謝りたかった。昨日の出来事だって話したかった。
だから今日も朝の交流時間が始まったと同時に、シューは部屋を飛び出したのだ。
しかし、シューは甘くて香ばしい、懐かしい匂いに足を止める事になる。]
「……クッキーの匂い?」
[異様な状況…なのだろう。
クッキーの匂いがする『それ』は、触って確かめた分には人間の形をしている。液体の様なものが付着しており、触れた時に両手にべっとりとついてしまった。
そして、その液体から、形から漂う香りは紛れもなく、あの時に失った甘味の香りなのだ。
試しにその液体を舐めてみる。甘い砂糖と、バターの香りが鼻腔をすり抜ける。
あれほど追い求めてやまなかった甘味が、戻ってきた。
その事に、今朝考えていた事など吹き飛んでしまって。
クッキーの匂いがする『それ』を前にシューは動けなくなってしまった。]
── 昨日の夜のお話 ──
触れる全てが新鮮で、体験する全てが初めてだった。集団生活も、他人も、会話も、なにもかも。
彼女にとって、此処は心地の良い場所になっていた。
味覚が治るまでの期間。この施設にいれば治るものだと信じていたから。ただ、純粋に信じて疑うことすらしなかったから。
だから、それまでの僅かな時間を、彼女なりに楽しんでいたつもりだった。いつもと変わらない毎日を、今日という特別を、楽しみたくて。
それはもちろん、食事にだって当てはまる。
「………粘土?」
キッチンの一角。皆が集まっている場所。端々から聞こえてくる会話。
『あんなもん、人のくいもんじゃねーよ。』
昨日の彼の発言を思い出す。
「……えぇ、えぇ。
ケーキさんの、言う通り…でしたわ…ね……」
弱々しく、小さく小さく呟くと、突然視界がぐらりと揺れる。バランス感覚を失った身体は、そのままゆっくりと右に倒れ込み、近くの壁にもたれかかった。
「………はぁ……はぁ……」
あんなものを食べていたなんて。
あんなものを美味しいと思っていたなんて。
あんなものが日々の楽しみのひとつだったなんて。
考えるだけで、頭がおかしくなりそうだ。
そうしてる間にもまた、視界がぐにゃりと歪んでいく。だんだんと方向感覚を失っていく。
(……皆さんに、迷惑を、かけるわけには……)
壁に手をつきながら立ち上がると、冷や汗と涙が頬を伝う。気を抜けば、今にも意識を失いそうだった。
そういえば、こんな事が今朝も──?
「……………………」
…今は思考が回らない。誰にも気付かれないように、そっとその場を後にする。
吹き抜けの階段を踏み外さないように登り、自室の前へと。
ノブを捻り、部屋の中へと倒れ込むように入れば、バタン、と、扉は閉じられた。**
✼ ✼ ✼ ✼ ✼ ✼
なんとか部屋にたどり着き、彼女は床へと倒れ込む。
「ぅっ………ぉぇっ………んぐっ…」
口許を手で覆い、なんとか込み上げるものを飲み下した。
そのまま這うようにベッドへとたどり着けば、ボスンっと全身をシーツの中へと投げ捨てた。
遠くなる意識の中、またも、声が聞こえた気がした。
懐かしい声、優しい声、大好きな声、
それは──
✼ ✼ ✼ ✼ ✼ ✼
「パパ!ママ!おかえりなさい!」
「ただいま!▒▒▒!良い子にしてた?」
「もちろんよ!だって、きょうをとてもたのしみにしてたもの!」
「ははは、俺達のお姫様は随分と可愛いことを言ってくれるな。」
「あのね!あのね!きょうのおかしはマカロンなのよ!とーってもおいしいの!!わたし、はじめてたべたときびっくりしちゃったんだから!」
「そうかそうか!なら、今度お土産に本場のマカロンを買ってくるとしよう」
「わぁ!ほんとう?うれしい!ありがとう!パパ!!」
「あら、あなたにだけ良い格好はつけさせないわよ?私はそうねぇ……あ、なら、今度一緒にマカロンを作りましょうか。」
「ほんとうに?!わーい!やったぁ!!ママだいすき!!」
「旦那様、奥様、お嬢様。お茶会の準備が整いました。どうぞ、お庭の方へ。」
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