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たーいむおーばーだ。
いい加減飽きたぜ?
お前らもきっと、同じ気持ちだろうがなあ。
>>ルーフェ
聞こえるか?
コレがお前の呼び出した歴戦の勇者たち。
☆2たちの結論だ。
操作しても動かない
電源ボタンをきっても
−逃げられない、よ
「いっ、いやだ……やだ…」
カタカタと震える。止まらない。おさまらない
>>302
ホゥアムの声がきこえる
壊す?壊せばいいの?
でも、でも…これはおにぃので、私のじゃないのに…ー
ー……セ、……コ……セ
動かない。
もう二度と動かない。
【ホゥアムの戯れの欺瞞は、もう二度と起動しない】
アリスの交わした逢瀬も、
彼女の与えた人の体も、
それを受け取った幽霊も。
ロールが成り代わった人の身も。
成り代わられた哀れな"ぎせいしゃ"も。
ユノも、シェッドにも。
無から有を。有から金を。
金から、価値を作り出すものも。
何ももう作れない。
人に懐いた猛獣も。
自身に懐かせた猛獣使いも。
150の顔を持つ擬顔も。
自身を誇示し続けた我でさえも。
事案鎧もマスコットハムスターも、
光無くとも生まれる影も、
この世に咲く一輪の華も、
おっかなびっくり非リアも、
おどおど天使も、
どこから舞い出た異邦人も。
誰も彼も、
−−パキリ
データは二度と復元しない。
バグを起こし、この戯れを起こした魔王ももういない。
誰も彼もいない。
今までの9日間も、何もかも全てなくなってしまう。
……えっ?
気がつけば、目の前のゲーム機は真っ暗だった
手元にはまっぷたつの。ぼろぼろの。カセットがあった
…私、なにをしていたんだっけ?
おにぃの部屋に行っておにぃのゲームを借りて。
それで、それから……
「ーーーうっ」
ズキン。ズキン。
何かを思い出しそうになり、頭が痛くなる
われそうで、何も考えられないくらい。
嗚呼なんのゲームをしていたのだっけ?
なんだか楽しいものをみていた気がするのに
なんだか切ないものをみていた気がするのに
なんだかとても歪んデいて、気ガ狂いソウで、ワタシをたのシマセていたのに
「嗚呼、なんだったんだろう」
あーあ。
俺も別ROMで、シナリオキャラとして、
あのよっくわかんねえ勇者様に、
ボコされる未来しか待ってねえわけだ。
言ってること頭おかしいのに、
…………あんなのに、負けるとはーなあ。
声が、聞こえた気がした
「だれ?」
何を言っていたかはわからない
でもなんだか大事なことを言われてるような気がして
手のひらにあるぼろぼろのカセットをみつめる
これがバレたらおにぃに怒られるのだろうか
いや、沢山ゲームカセットはあるし、これも久しくやってないだろうから大丈夫だ、と思いたい
ところで、このゲームカセットはなんだっけ……?
ぼろぼろになってるそれにかかれてる文字をなんとか読み上げる
ふぁい、なる…くえ、すと…?
ズキン!!とまた突然頭が痛くなった
おい。
無理すんな。
こっちにこれなかったてめーになんて興味ねえさ。
……さてな。
シナリオキャラから逃れたかったのは、俺の方だったっつーのに。
あいつだけ、一人だけいかせるわけぁ、ねーよなあ。
……嗚呼そうだ
私は、探さなければならない。
こんなものではなく、″本物″を
本物と、いうものを
ゆらりと、立ち上がり窓の外を見る
もう外は暗い。どれくらい熱中してやってたのだろう?
真新しい制服にも鞄にも目をくれず、窓をあける
「嗚呼、マイ・ヒーロー」
呟く
そう。本物の、ヒーローを。
こんな指先1つで生まれるヒーローとも言い難いものではなくて
私の呼び声に反応し、応えてくれるヒーローを
一刻も早く探しにいこう。
「Eine kleine Rufenーー」
また呟く。
その途端、ふわりとあけた窓から風が吹き、緑色のカーテンが揺れる
ふわふわとカーテンが彼女に包んだかと思いきや
もうそこには、彼女の姿はなかった
ああ、みっともねえ。
やってらんねーよな。
こんなふざけた世界で、
勝手にやられ役にされた俺と。
勝手に正義を背負わされたお前と。
何100本、
何千本、
何万本、と。同じことを繰り返させられる。
魔王討伐パーティは俺が育てた、ってやつ、やりたかっただけなのに、
それで、9日間もかけて育てた俺サマ唯一のパーティも、
ぶち壊されるんだもんな。
ああ、わーってら。
俺ももう壊れたデータさ。
なんも言わねえよ。
さ、何度でも繰り返そうぜ?
あいつらの言う通り、に!
勇者と魔王の。
ずーーーっと、一生繰り返される。
定められた運命の通りに、殺しあうシナリオをよ。
きこえますか。マイ・ヒーロー。
私の″呼び声″に応えし英雄たちよ。
どうか。どうか私に。
私に″真の英雄″というものをおみせください。
貴方達に出会えるその日が。
楽しみで、楽しみで仕方がないのです。
…くす。
くすくす。
ふっふふ。
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