情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 9日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[27]
[28]
[29]
[30]
[31]
[32]
[33]
[34]
[35]
[36]
[37]
[38]
[39]
[40]
[41]
[42]
[43]
[44]
[45]
[46]
[47]
[48]
[49]
[50]
[51]
[52]
[53]
[54]
[55]
[56]
[57]
[58]
[59]
[60]
[61]
[62]
[63]
[64]
[65]
[66]
[67]
[68]
[69]
[70]
[71]
[72]
[73]
[74]
[75]
[76]
[メモ記入/メモ履歴] / 発言欄へ
ミウに会っても平常心で居られる、はずだ。
彼女が生きていた事に安心はしたが、心の距離が自分と離れすぎてて会いたくない。
けど、会わないで過ごす事はできない。
大丈夫。慣れれば大丈夫。表面を取り繕う事は慣れてるじゃないか。
>>152 コトハ
コトハさんは相変わらず、所作の一つ一つが綺麗で思わず見蕩れてしまう。正統派女子っていうか……、このクラスでも釣り合う男子なんて、数える程しかいない。
「なるほどね!
確かになあ、結構家の人とか、島民の人とかとも仲良くなっちゃったもんなあ。別れがたいよね」
うんうん、と頷く。
「俺たちはねえ、乳絞りとかしたよ! ふふっ、聞いてよコトハさん、昨日さ、キイチの鼻にでっかい虫が止まってさあ──」
あの時は大騒ぎになった。ミライちゃんも普段じゃないみたいに取り乱してて、キイチはそのあとしばらく落ち込んでた。ああ、なんだ、なんだかんだ言って楽しかったなあ、とオレは思い出たちを振り返る。
「四班はどう?」
アカリさんと話し終わった後、俺は楽しそうなクラスメート達を一歩引いて眺めていた。
強い友情、恋愛、仲間との笑いあう時間…そのどれもが俺にはなくて、俺が求めていたものだった。
これ以上は、みんなを見ているのが眩しくて辛く、そしてこの想いが何か別の想いに変わってしまいそうで怖かった。
「これ以上は辛いだけか」
1人呟き、船に乗り込みデッキ部分にもたれかかる。
スマホを取り出し、自分宛のメッセージを確認する。定時報告がなかったためか協会からの連絡が多い。安否確認もあるだろうが、帰ってからまたすぐに案件に取りかかれと言う。
その事には直ぐに返信をしなかった。
何故だろうか…その理由は自分でも答えが出なかった…
[今は、離村式が終わって船に乗るまでのわずかな時間。賑やかな声の向こうには、クラスメイトの彼らがいる。それぞれが楽しそうに笑って、修学旅行を締めくくろうとしていた。
何事もなかったかのように。
キイチはその輪から離れて、海を見ていた。
波は荒れることもなく静かで、太陽の光を反射してキラキラと光っている。見上げた空は青く澄み渡って清々しいものだ。
見惚れてしまうほど、綺麗な景色だった。]
………この中に飛び込んでしまおうか
[海の中に身を投げて、流されて、海の底に深く深く潜り込んでしまえば、きっと楽になれる。
そう思った。]
[最後の日、本殿の扉が開いて人狼側の敗北を知った時、早く消え去りたいと思った。
生きていることを喜ぶ姿、仲間の無事を安心する姿を見て、心が苦しくなる。
どうして自分がそこにいないのか。どうして自分が死ななくてはいけなかったのか。この怒りとも憎しみとも取れない感情に支配されなくてはいけないのか。
…だから、これ以上辛くなる前に、早く消えてしまいたかった。
和装の少女が出てきた時でさえ、この感情が消えることはなく。マコやエニシやミライやシズクが、彼女に何かを訴えていた時も、苦しくなるだけで、見ていられずに、目を逸らした。]
俺も、きっと皆を心の奥で憎んでたんだ。
良い奴ばかりだったから。そんなあいつらが輝いて見えて、このクラスで良かったと思ってた。仲間で良かったと思ってた。
でも、それだけじゃぁ足りなかった。
所詮、俺はそのクラスの中のただの1人で、劇でいうところのモブ役なんだって。
もっと、誰かに見て欲しかった。
もっと、誰かに認めて欲しかった。
もっと、誰かに愛して欲しかった。
だから、邪魔だと思った。
人狼なんて関係ない。全員死ねばいいと思ってた。俺の欲求が満たされるまで、邪魔な奴らが消えるまで。
………本当は充分すぎるぐらい、みんなは俺を見てくれていたのにな。認めてくれていたのにな。わかっていたはずなのに、な。
頭に響くあの声が、奥底に閉じ込めていた自分の心の声なんだって気付いてた。否定する度に痛む頭で、全てを理解していた。
だから、アイツらの答えに目を逸らした。
『一緒に帰りたい』なんて、言ってもいいのかがわからなかったんだ。
俺にそんな資格はないような気がして、背を向けた。本殿の奥で、ただ行く末を見守ることしかできなかった。
……あぁ、でも、それでも。
許されるなら、赦してくれるなら。
星は最後まで見えなかったけど、希望の光は見えなかったけど、
最期にひとつだけ、願ってもいいのなら。
ぬああああ!!!!!!!そんな事考えててもしゃーねーかあ!!
飛び込んでほんとに死んじまったら、家の事は誰がするんだよってな!!!
[海に叫んで、うんと伸びをする。
呪いを受けて、心が負けてしまった。誰かを憎んで、貶して、嘲笑って、死ぬことを喜んでいた。それは紛れもない事実だ。他のみんなが忘れていようが、キイチだけは忘れない。忘れられない。]
それにぃ、まだモテてもないし、
彼女もできてねーし!!!
[罪悪感が消えることはない。きっと、また皆と顔を合わせれば苦しくなる。それだけじゃ終わらない。この先もずっと、咎を背負い続けるんだろう。それでも、悩んでくよくよしてたら、また心が負けてしまう気がした。
だったら、嘘でも、苦しくても、いつも通り、馬鹿みたいに明るく振る舞えば、少しはマシになる気がしたんだ。]
みんなのとこに戻るかぁ〜
迷子になったって思われるのも嫌だしな!
[叫び終わると、最後にまた大きく伸びをする。はぁー、と盛大に息を吐き出せば、くるりと踵を返して。
皆と一緒に帰るために、船着場へと歩き出した。]*
/*
長文失礼しました……
>>-1051 コトハちゃん
たぶんキイチその辺あるきまわって迷子になってると思うので適当に声掛けてやってください……
>>キイチ
キイチを探していた。
後ろ姿ですぐ分かった。
思わず、駆け寄って、背中を叩こうとして……はっと、手を引いた。
「……きーち!」
あっという間に過ぎた修学旅行。
やってきた非日常は、離村式を経て終わりを告げ、またいつもの日常の空気が村を覆い始めていた。
私は出航の時間までの残った時間で、最後のうろつきを始める生徒達を視界に捉えつつ、ひと段落したことに安堵して大きく伸びをする。
「こぉら、まだ生徒達が残っているのに呆けた顔をするんじゃないよ」
女将にどやされ「は〜い」と軽く受け流しつつ私は一歩、二歩と進み、女将の鉄拳の範囲から離脱し伸びを続ける。
女将のため息を背中に受けながら、私は外の世界に思いを馳せた。
「…また、会えますよね〜」
今度は私の方から会いに行こう。
この出会いを一度きりで終わらせて納得できる程、私は出来た人間ではないから。
まだ見ぬ日常を想像して、私は小さく笑った。
LIMEから通知が入った。
十堂君からだった。
『みんなどこにいますか?』そのメッセージを見て、少し寂しさを感じた。
(あぁ…自分と似たような立ち位置だったな)
クラスで目立つわけでもなく、影に埋もれるわけでもない。
そんな彼のメッセージだからだろう、指が動いた。
『十堂君はどこにいますか?』
連絡を取り合う。彼は海の見える小さな丘にいるという。
俺は彼に会いに行く事にした。
>>ヤクモ
大丈夫、大丈夫。彼は忘れてるから。
言い訳するように自分に言い聞かせる。
「やっほ、ヤクモ。」
今の声、震えてなかったかな?上手く声掛けれたかな。
あの日の夜の思い出は、綺麗なまま、宝物になる。
彼は彼のまま。変わらずに何かを追いかける。
彼の純粋な青春にアタシの存在は必要ない。
アタシは関わっちゃいけない。
だって、アタシは彼を裏切ったのだから。
「…誰か探してるの?」
それでも、何故か。声を掛けてしまう。
自分勝手でごめんなさい。
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[27]
[28]
[29]
[30]
[31]
[32]
[33]
[34]
[35]
[36]
[37]
[38]
[39]
[40]
[41]
[42]
[43]
[44]
[45]
[46]
[47]
[48]
[49]
[50]
[51]
[52]
[53]
[54]
[55]
[56]
[57]
[58]
[59]
[60]
[61]
[62]
[63]
[64]
[65]
[66]
[67]
[68]
[69]
[70]
[71]
[72]
[73]
[74]
[75]
[76]
[メモ記入/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 9日目 エピローグ 終了 / 最新