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呪いを果たす方法は一つだけ。壺に蓋をし、生者の毒を食らうしかない。
呪いを破る方法は一つだけ。壺に蓋をし、亡者の毒を食らうしかない。
孤独な少女の蟲毒の果ては、貴方たちが決めるのだ。
村の情報見てたら最終行にこんなのあったのでしぇあです(特に意味はなさそう
>>クラスメイト
「聞いて。アタシは確かに呪われた。きっと呪われたのはカナコ様にクラスメイトへの恨みが見抜かれていたから。アタシは恨んでた、ミナミをミサをミウをサヤをコトハをアリサを、きっとシズクも。」
「目立つのはアタシだけでいい。主役はアタシなんだから。邪魔者は消えてなくなればいい。みんな信者になってアタシの一言で死んでくれればいい。って。」
「アタシ以外を認める人間は死ねばいい、そんな気持ちを唆されてアタシは許されないことをした。」
「でも、気づいた。閉じ込められた先で死んだくせに許すって言ってくれた馬鹿と、今も必死で皆で帰ろう、って道を探す2人のおかげで。」
「アタシの恨みは確かに胸にあった。でも」
「そんなことどうでも良くなっていたぐらいにはアタシは」
「このクラスが大好きなの。」
これは生者の毒。クラスへの愛は生者の毒を軽く飲み込んだ。
もう一度、修学旅行を。
呆然と、シオンとサヤを眺めていると、傍らのミライが動き出した。
驚いてそちらに目をやると、彼女は、自分の気持ちを素直に吐露し出す。
(……そう……。わたしは……ずっと、心の中に、しまっていた。でも。
昨日みたいに。くちにださないと、わからないこと……ある、よね。)
ちらりと、シオンの方を見てから、ミライに続いて、口を開いた。
「本当に馬鹿な子ばかり。……死人まで口を揃えて、みな同じことばかり。──ああ、でも」
少女は唇を静かにあげた。
二人の答えを耳にした少女はどこか。
安堵が滲んだような、その表情の変化に気付いた生徒はいただろうか。
「……要らないわ、贄なんて。
──最初からそんなもの要らなかったのに。」
「……わたし……かなこ様の、きもち、ほんの少しだけ……わかる、な。だから……わたしが、えらばれたの、かも。
かなこさまも……ほんとは、ずっと、ほんとのこころを、見て欲しかったんだよね……きっと。外側だけじゃ、なくて。なにを考えているのか、どう思っているのか、
ずっと、だれかに、わかって欲しかったんだよね。」
ひとつ、深呼吸する。
「……わたしは。ずっと、ともだちに、分かって、ほしかった。
みんな、プロになって、すごいって……いい話を書くって、褒めてくれて……すごい、とか、今度はこういう話をかいたら、とか、言ってくれて……それは……それは、うれしいことでも、あるはずだけど……
わたしは……漫画家になってから、ほんとは、ずっと、ずっとずっと、苦しかった。
好きな話を描けなくなった。ひどいことをいわれた。描いても描いても、楽しくなくなった。なんで描いてるのか、わかんなくなった。
むせきにんに、色んなものを、せおわされてるみたいで、ほんとはずっと、重かった。
みんなに……わかって、ほしかった。」
っ………俺、は………俺だってそうだ。
ずっと……俺は特別で、ありたいって思ってて……人一倍勉強したって、運動したって器用にこなすだけで。
唯一誰にも負けないほど打ち込んだ音楽だって……あっという間に先を越されるんだ。
っああそうだよ!!俺は恨んでた!!!ひょっこり現れて簡単に人の心をかっさらっていく「特別な才能」に……積み上げた努力なんか見られない、いつだって特別にはなれない自分に!!何度も…何度も何度も何度も何度も妬んで、恨んでも……解決なんかしなかった。
俺は俺の惨めさを誰にも見せたくなかった……それがダメだったんだ。もっと早くから皆に……仲間に、そしてミウに言うべきだったんだ、俺の毒を…。そうしていればこんな風にカナコに見つかることも、なかった……。
「……信じてる、のに…」信じているのに……俺は俺が一番可愛くて、汚い思いに蓋をして。
今ならわかるんだ。俺は…こんな俺だって受け入れてくれる仲間がいるんだって。それだけで俺は……「特別」なんでどうでもいいんだって。
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