1891 【第12回】怪盗と終焉の晩餐会【ちゃろ卓】
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怪盗セットは正体不明の二人組。
相手が大切にしている様々なもの盗んでいくという。
それは物だけにとどまらず、記憶や感情までも。
そんな大切なものを盗まれた被害者の会を、洋館を貸し切りにしてパーティ形式で開催された。
1人目、刑事 レゼン がやってきました。
刑事 レゼンは、村人 を希望しました。
刑事 レゼン
やぁ、今日は招待ありがとう。
仕事のことは忘れて、ゆっくりさせてもらうことにするよ。
（ここが会場か…。俺の調べではセットはここに必ず現れる…。なんとしても正体を掴んでやるんだ…。）
2人目、オディロン ルドン がやってきました。
オディロン ルドンは、おまかせ を希望しました。
オディロン ルドン
あのさ〜...暗示の芸術ってさ？ものが夢に向かって光を放ち、思想がそこに向かうようなものだと思うのね？退廃と呼ばれようが、呼ばれまいが、そういうものでしょ？むしろ私等の生のさ〜最高の飛翔に向かって成長して、進化する“芸術”“生”を拡大し、その“最高の支点”となること、“必然的な感情の昂揚”によって精神を支持するのが、暗示の芸術じゃない？
あれ？誰も聞いてない...?まあいいや！！今日はあいつらの悪口言いまくろうじゃないか！
【独】 オディロン ルドン
一瞬午後7時に入ってくださいみたいな指示あったっけ？みたいな事よぎってクッソ不安になったけどなさそうで良かった...
【独】 オディロン ルドン
大丈夫だよな...?
3人目、無名料理人 ニム がやってきました。
無名料理人 ニムは、魚人 を希望しました。
4人目、能無しダンサー ウォレン がやってきました。
能無しダンサー ウォレンは、おまかせ を希望しました。
能無しダンサー ウォレン
やっほっほ！オレ、ウォレン！
学校出てないけど毎日がはっぴー！
初めましてのコ、しくよろー！
そうじゃないコもしくよろぴっぴ！なはは！
【独】 無名料理人 ニム
魚人なれるといいなー。別に村人でもいいけど人狼が困る。ついでに照る照る坊主も困る。設定的に。
5人目、魂飼い アマリア がやってきました。
魂飼い アマリアは、おまかせ を希望しました。
魂飼い アマリア
今日は招待してくれてありがとう。
皆と一緒。僕も怪盗に大切なものを盗まれていった一人でね。
さて…月夜に照らされた怪盗は次に何を盗んでいくのやら…
ふふっ…楽しみだねぇ。
【独】 無名料理人 ニム
画材屋の長男。善人にも悪人にも対価が手に入れば色を売る方針に反発して家出。料理亭を開く。
画材屋を継いだ姉と何度か戦うが勝てない。客数でも勝てない。姉に対してコンプレックス持ち。
能無しダンサー ウォレン
>>5 ね！若干楽しみ！逆にオレそんけーしちゃうもんな〜。だって何でも盗んじゃうだぜ〜？
ちな、みんなは何を盗まれたの〜？
オレはねーバカだからねーあんま覚えてないっ！えへへ！むしろオレがバカなのは記憶を盗まれちったからだとゆーかのうせいもあり寄りのあり？かなって。
【独】 無名料理人 ニム
奪われたものは味。
ニムの料理からは味がなくなった。
6人目、編集者 クリスティ がやってきました。
編集者 クリスティは、人狼 を希望しました。
編集者 クリスティ
ふわぁ…
…やっと着いたわね。
こんばんは、クリスティよ。小さな出版社の編集長をやってるわ。
気軽に「クリス」って呼んでもらって構わないわ。
よろしくね♪
【独】 無名料理人 ニム
ニム料理亭の方針は善人に味を提供すること。
姉は彼の方針に苦言を呈した。
「善き顔をする人が善人とは限らない。善人が善いことをするとは限らない。」
セットは善い顔をした盗人だった。盗人を善人と信じてしまった。
【独】 無名料理人 ニム
彼の小さなプライドは味が盗人の手にあることが許せない。姉の見下した顔が脳裏にちらつく。このままじゃ姉が正しいことになってしまう。幸い彼らは本当の味付けを知らない。
味さえ取り返すことが出来れば後はどうにでもなるだろう。
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